Chennai チェンナイ 3-6/FEB/'06

空気わるすぎ 大都会

はじめてのJET AIRWAYSではじめてのチェンナイまでやってきた。ちなみにチェンナイの旧名はマドラス。

空港タクシーのチケットを買って乗り場へ行くと、タクシーがいない。もうお金払ったのに、タクシーが1台もいないぞー。どんどん待ち行列が長くなって、やつらはどんどん割り込もうとするから、スキとスキマを見せないようにじっとがんばった。

やっと自分たちの番が来て乗り込むると、早速大渋滞。これね、車が来ないわけは。さすが都会。ここ、どこかに似てるぞ。そうだ、バンコクだ。バンコクを薄汚れさせたような感じ。

目的はHotel Orchid Inn。タクシーは確かに同じ名前のホテル前に停まったけれど、あれー?ロンプラの地図と場所が違うなぁ。釈然としないままフロントに行って、予約が入っているか聞いてみても、どうも入ってないみたい。それでもインドだから「ノー・プロブレム、ノー・プロブレム」。あれれー?

チェックインしちゃってから気づいた。ここって別館だ。Peter's Rd.にある別館はあまりよくない雰囲気だから、くれぐれも間違えないように。それなのになんでチェックインしちゃったかって? だって荷物持って移動するの、もーいやだったんだもん。だから1泊目の情報はナシ。

まずは偵察でしょ。いい宿があったら速攻移るでしょ。

Orchid Inn本館はFULL。メインロードのアンナ・サライ(←)から歩いて10秒のところに、よさげな宿を見つけた。部屋を見せてもらうと、窓があって印式トイレか、窓がないけど洋式トイレか、の二者択一を迫られた。

私は印式でも構わないんだけど、同行者が難色を見せてね。

「とにかく明日移って来るから」「絶対来てくれないと困るよ、ひと部屋押さえておくんだから」「だいじょぶだいじょぶ」ってどっちがインド人よ。

"SAROVARA DELUXE ROOMS" Woods Rd.
(W with Fan)Rs.499/24H制/いつでもHot!Hot!/Satelite TV

行ってみると、窓つき洋式トイレの部屋を取っておいてくれた。エアコンルームだったのに、Fan料金のままで貸してくれた。ありがとう。

部屋はやや広めなものの全体に古いし、なにがよかったのか説明のしようがない。最初に会ったフロント係がとっても感じがよくて、浮ついてなかったのがよかったし、ベルボーイも掃除のおばちゃんも笑顔いっぱいだったし、きっとそういうことが宿の居心地を自然にアップさせていくんだろう。



宿が決まればもう、都会でやることといえば、ショッピング♪



MANGAL TIRTH

Spencer Plaza @Chennai Online

Spencer Plaza @ Wikipedia
超巨大ショッピングモール、
Spencer Plaza。

くぅーっ、外観ブレちゃった。

洋服、印服、靴、アクセ、みやげ、アンティーク、ブランドもん、パチもん、本、CD、DVD、ゲーム、ソフト、携帯、スーパー、フードコート、ファーストフード、銀行、両替、ネット、診療室、薬局、各種修理などなど。

同じ店にもう一度行こうと思っても不可能な、巨大迷路。
↑ 2フロアにわたる大型テナント ↑
 “landmark”。

雑貨、本、CD、DVD、おもちゃなどがセンスよく並べられている。インドにもこういう店が出現してるのかぁ。



←中央の吹き抜けでClassic Polo (ってなに?) のファッション・ショーをやっていた。

← フードコート内のピザ・ハット。セットRs.150など。ちゃんとしたピザだから。


→ 同じくフードコートでサラダ・コンボ Rs.35を食べた。マサラ味じゃないサラダだから。

こちらは露天商が並ぶPondy Bazaar。

店の出足が遅いから、午後から行ったほうがいい。
Pondy Bazaarのすぐ近くにあるPanagal公園前には、高級デパートが建ち並んでいる。

その中でもひときわ目立つ高層のSARAVANA STORES。オープン直後だったらしく、デパガが入り口でアメを配っていた。

店内どこもかしこも大渋滞の中を片っ端から見て回って出ようとしたら、店長だって人から、写真を一緒に撮ってほしいと呼び止められた。

外国人客が私たちしかいなかったからね。次に行ったらどこかに写真が飾ってあったら、すごくイヤだなぁ。

こんな大量のインド人が、眼を血走らせて買い物に夢中になってる姿を見たのははじめて。集団心理だね。

車が多くてただでさえ空気が悪いチェンナイで、服売り場ばかり歩いていたら、ホコリがひどくてひどくてノドをやられて、カゼっぴきになって鼻水じゅるじゅるになっちゃった。

あうぅ、あとちょっとでインド終わっちゃうのに。



バンコクに帰る日(バンコクは第2の故郷さ)、スペンサープラザで見つけた赤十字マークの部屋に飛び込むと、セレブリティー感あふれるおばさまがいらっしゃった。

「ガゼびぎまじだ。ズビズビ」
「私についていらっしゃい。カム!」
(このカムっていう命令口調がインド人の悪いところ。ほんと失礼だよ、あんたたち)

ちょっと離れたところにあった診察室に入って、体重測定、血圧測定、聴診器ペタペタ、スパイシーなものを食べちゃだめなど各種注意、処方箋(←)で、「はい、Rs.350」。

はじめてインドで医者にかかって相場がわらからなかったから、いわれるがままにお支払い。

今日は診察するつもりがなかったのに誰かが来る予感がした、これを◎×□(忘)っていうのよ、私は医者をはじめて△十◆年(忘)にもなるのよ、などといらんことをくどくど聞かされて、おかげでチャーター車との待ち合わせにちょっと遅れた。

いや、診察していただいて、なにかあったときのための携帯番号も教えていただいといて、こんなこといっちゃあいけないな。

ところで処方箋を持って薬局に行っても、全然薬がそろわなかった。出国するチェンナイ空港の薬局も含めて3軒回って、最後までシロップが手に入らなかった。年寄り医者は古い薬使うからかな。シロップほしかったよ。

インドもラスト数時間。宿の大好きフロントにーさんに、車のチャーターをお願いしておいた。チェンナイはオートリクシャの値段が高くて、ちょろっと乗っただけでもすぐ30とかいわれちゃう。だったら車をチャーターして観光して、そのまま空港まで送ってもらおう、と。
13:30
まずは州立博物館へ。子供博物館、現代美術館とセットで入館料Rs.250。高いよ。インド人だとRs.15なのに。値段のことばっかりいって何だけど、所得差ってこのくらい?

内容は、まぁ、行ってもいいかな、でも行かなくてもいいかな。美術館ショボい。
15:30
セント・ジョージ砦跡地にある博物館。イギリスによる南インド植民地政策の中心地だったのがこの場所。

入館料Rs.100返せ!

16:15
カパーレシュワラ寺院。

寺の裏手(表かも)にある沐浴池に、なにやら黒いウグイみたいな魚が大量にいて、それに投げ入れるエサが売られていて、いや、その集まりかたと食らいつき方がエグかったこと。

17:00〜18:00 マリーナ・ビーチでまったり。都会にビーチがあるっていいね。5kmも続くビーチの砂はサラサラで歩きづらいくらいで、しかも風が巻き上げるのに、食べ物屋台がポツポツ立っていた。素材を並べて、そこで調理する店まであるんだから、まったくほんと商売熱心な国民だこと。

空港着は予定ピッタリの19:00。料金はTransportationを参考にしてもらうとして、裸足のまま運転ドライバーさんにRs.100のチップをあげた。Rs.100っていったら大金だから、彼ったら目ぇ丸くしちゃって。ふっかけてこないマジメな人には、たくさんあげたくなっちゃうものさ。最後にババン!とな。

さらば、インド。また来る日まで。


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