ホームページ大作戦


 □ 7、とりあえずわかったことに・・・


 9月18日の土曜日に初めてN先生がみえ、ホームページ作りのはじめの一歩がスタートした。
しかし何といってもインターネットの接続から4日目だ。
参考にしたいようなモデルも見つからないし、一番大事なコンテンツは、何もできていないのだった。


 社長からは、「いつまでに、どういうホームページを作れ」
という指示もアドバイスも無く、
(本当はホームページの構成がどういうものなのかということも、
わかっていなかった)
決まっているのはただホームページを作るのだということだけ。
どこから初めていいのか、手がかりがなかった。
先生が一流でも生徒がこれではどうにもならない。


 とりあえず色々なホームページを出して見ながら、おおまかな説明を受けたのだが、JPEGとかGIFとかの、ワードやエクセルにはついぞ出てこなかった言葉が、頭の上のほうを流れていく。
話の何%が理解できたか、はなはだ心もとなかった。


 細かいことに引っかかっていたら、少しも先に進めない。
最初はたとえモザイク状でも、やっていくうちに間が埋まってきて、そのうちわかると思うことにした。
「そのうち大人になればわかるよ」といわれたのは何十年前のことだったろう。
(確かにちゃんとわかった。)


 23日の水曜日からは蘭鉢展が始まるというタイミングの悪さだ。
秋のシーズンを控え、なんとなく寒蘭展までには完成させたいと思っていたし、なるべく苦労しないで作る方法がいい。
そこでIBMホームページビルダー2000を使うことにした。


 まずはトップページのデザインを考えなくては。
店のロゴマークを入れるためには、スキャナも必要だ。
写真はどうする?


 本当は、まず他のホームページをできるだけたくさん見て、こういうのを作りたいというイメージとコンテンツをつくってから、先生にそのための技術を教わるというのが順序だろう。
でもパソコンを買うのと同じで、頭の中の計画より、まずはやってみるというのは案外正解かも。


 そして、買ったパソコンが初めて役に立ったのは、蘭鉢展の看板作りだった。


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