□ 6、先生もやってきた。 9月13日(月)の定休日、CATVの工事が終わり、私が水曜日に出てきた時にはインターネットの接続設定が専門家の手でできあがっていた。 そしてそれと同時に、ホームページ作成を教えてくれるN先生が、今度の土曜日から会社が休みの時にきてくれるということに話が決まっていたのだ。 古くからのお客様のT氏が、「知り合いに滅茶苦茶パソコンに詳しい人がいる」 といって、話をつけてくれたのだった。 「えーっ!私がつくるんですか?」 ナント迂闊なことに私は、パソコンを事務的なことに使うことは考えても、ホームページの土台は、専門家か、身近に一人はいる゛滅茶苦茶パソコンに詳しい人"に頼むものだと思っていたのだ。 だってパソコン暦たったの5ヶ月で、一からホームページなど出来るわけがない。 まず打ちこまなくてはならない住所録のリストがあるから、それを作りたいし、もっと慣れてからならともかく、今すぐというのは・・・。 ところが社長は、パソコン=ホームページだと思っていた。 しかも全部自前で作ると。 専門家に頼んでも、その後頻繁に更新しなくてはならないし、こういう特殊な店の雰囲気をわかってもらうのは大変だ。 高度なテクニックはなくても、自分で作るのがベストには違いない。 パソコン暦2週間の社長と、5ヶ月の私。 これはもう私が作るしかないのは明らかだ。 しかたがない。覚悟は決めた(そんなに簡単に?)。 パソコンを買うのを勧めたのは私だ。 先生から私が教わり、慣れたところで、私が社長に教えるという計画がたてられた。 事実上15日(水)にインターネット接続ができるようになったと思ったら、18日の土曜日にはもうN先生がやってきたのだ。 「うっそー! 信じらんなーい!!」 と若い女の子だったら叫ぶところだ。 しかも、6月に発売されたばかりのオフィス2000が入ったVAIOには、私はまだろくに触っていなかったし、それ以前のNECを使っている私のパソコンとはどことなく違っていて、すぐにはなじめなかった。 それに第一何のデータも入っていないパソコンは、ただの箱だった。 |