□ 30、ハードディスク交換 翌土曜日、ドキドキしながら電源を入れたが、やはりパソコンは立ち上がらなかった。(当たり前だ) このままCDの到着を待つべきか。 思いつくのは困ったときのN先生。 電話をしてみたら、何と幸運なことにすぐつながった。 こういうわけですと症状を話すと、 「起動ディスクで解決する問題じゃないと思いますよ、多分。 初期化した方がいいでしょうね。」 「今日もし時間があったら見ていただけますか?」 「じゃぁこれから行ってみます。」 到着したN先生はすぐパソコンに向かい、調べ始めた。 昼食にとった丼を片手に、パソコンの前を離れない。 こちらはすべてお任せ状態で、なすすべがない。 持参してくれた自前のハードディスクをUSBでつないでバックアップを取り始める。 「遅いな〜、これ〜」 遅いはず、このパソコンはまだUSB1.1なのだ。 N先生はケーブルを外し、パソコン本体を開けてハードディスクを取り出し、直接つないでコピーし始めた。 「この方が速いですから。」 コピーをとったあとHDを又パソコンに戻し、さらにいじっていたが、 「どうもハードディスクが一部壊れているみたいです。」 「それだけ交換できますか?」 「出来ますよ。買ってくれば。」 時間がないからと図々しくN先生の車に乗せてもらって、最寄のPC-DEPOTに行きHDを買ってくる。 再び本体のふたを開けて買ってきたHDをセットし、リカバリーCDで再セットアップ。 コピーしておいたHDからデータを戻し、取りあえずインターネットとメールの設定をして止まっていたメールを受け取った。 Office XPや急がないアプリケーションは後からインストールすることにし、急務のHPビルダーとPaint Shop Proをインストール。 画像ソフトを一つは入れなければならない。 何度も本体のふたを開けてHDを入れたり出したりしているうちに、時計は7時をとっくに回っていた。 お客様のTさん宅で夕食を一緒にする約束のN先生は、先に行って待っている奥さんから何度も携帯に電話が入る。 「先に食べてて。」 「後のことは明日ゆっくりやりますから。取りあえずHPの更新が出来ればいいので。」 作業をしたまま送れないでいた「きょうのショット!」をとにかくアップロードし、パソコンが調子悪くなって更新できなかったことをやっとお知らせできた。 本当の「きょうのショット!」は明日からスタートしよう。 今日はもう遅いから。 しかし・・・・ ハードディスクは新品、システムは出荷時に戻った。 感激するほどさくさく動いて当然なのに、何だか調子は今ひとつ。
「何なんだ!これは!」 取りあえずメールと更新はできたのだから、すべては又明日ということに。 N先生を早く解放してあげなくてはいけないし、とにかくもう疲れた〜。 |