□ 18、第4バージョン作成。 Yahooに蹴られて心機一転というわけでもないが、2000年11月、HPのリニューアルをすることにした。 トップページにコンテンツを盛り込むと、写真を変えたり、内容を追加、変更した時に、デザインが崩れて、まとめるのに一苦労してしまう。 目次のページを独立させれば、簡単に追加、変更ができるのではないか。 丁度その頃、家でHPを見て下さっている大御所に感想を聞いたところ、 「写真がだめだ。」 というご感想で、話しているうち、肝心の「杭州寒蘭写真集」を見ていないということがわかったのだ。 コンテンツの下の方が画面からはみだしていたため、スクロールしないと出てこない項目がまだあることに気がつかなかったらしい。 早速店のパソコンで見てもらったら、杭州寒蘭の写真の方は、 「これはすばらしい。」 ということだった。 杭州寒蘭は、写真家の横山さんが撮った写真だから、すばらしいのは当たり前だ。 そんなことがあって、ひょっとしたら他にも、コンテンツの下の方を見ていない人がいるかもしれないから、スクロールすることがはっきりわかる形の方がいいとも考えたのだった。 表紙には杭州寒蘭「孤峰」の写真。 独立した目次のページに、項目ごとに更新日を入れることにした。 これで、コンテンツを増やすのも簡単だ。 2000年11月26日、アップロード。 このところ社長から、 「そろそろ[杭州寒蘭なまえものがたり]を載せることを考えてください。」 と言われていた。 これは1998年の杭州寒蘭展から、 店に来られたお客様にプリントをお渡ししているもので、 この時点で第33回になっていた。 このところお客様の展示品も含め、店に並べられる杭州寒蘭に凝った名前がつけられるようになって、読み方や、意味がわからないものが増えてきた。 そこで、名前の由来がわかった方が興味や親しみが持てていいのではないかと考えて、私が始めたものだった。 もちろん私は中国の歴史や文化に詳しいわけではない。 何とかわからないものをわかろうと、いろいろ読んだ本から、杭州寒蘭の名前に使われている部分をメモしたものがたまっていたので、 「同じように中国のことはさっぱり・・・という人がいたら、情報を分かち合うことができるだろう。」 という程度の発想だったのだ。 それが思いがけなく好評をいただいたため、調子に乗って続けていたのを、ホームページにも載せようということになった。 第4バージョンになったのを機会に、「杭州寒蘭なまえものがたり」を12月7日からスタートした。 「朝・昼・晩」の更新に苦労していた社長は、もう一度初めから手順をマスターしようと、再挑戦を宣言した。 一緒に色々試してみて、ようやく確実に形が整うようになり、このコーナーは完全に社長一人で更新できるようになった。 一日おきに原稿を打つのと、メールの返事で、社長のキーボードを打つ音は、今ではすっかりなめらかだ。 やはり"慣れる"のが一番らしい。 |