□ 15、第2バージョン作成 年が明けた。 あんなに騒いだ2000年問題も、どうという事はなかった。 2月になるといよいよ春蘭だ。 ホームページも春らしく衣替えしたい。 杭州寒蘭以外のページも作って、もう少し充実させたい。 N先生に教わったことがどれくらい自分のものになったかも試してみたい。 そこで全部のページを新しく作り直し、そっくり入れ替えることにして準備に入った。 一人で何もかもやってみることが大事だから、複雑な技術は使わずシンプルを心がけた。 始めてみると、わからないと思っていたことも意外とスムーズにできる。 要望の多い杭州寒蘭、えびね、東洋蘭の写真集も、今度はのせることにした。 といっても、今まで撮ってあった写真しかないから、花が咲いてきたら片っ端から写真を撮って追加していくことにする。 読み物としては「えびねの今と昔」「東洋蘭のすすめ」を加えて全部で11ページになった。 リンクを貼ってなんとか完成。 2月6日、今までアップロードしてあったものを削除して、第2バージョンを送る。 自分でするのは初体験だが、何度かやり直してようやくうまくいった。 出来栄えはともかく、一通りフルコース自分で出来たことがうれしかった。 又お客様の意見を聞きながら改良を加え、ページを増やしていく。 すぐに「えびねの作り方」「東洋蘭の作り方」を追加。 「ウチョウランのこれから」と「作り方」も。 そして3月、初めてHP経由で簡単な問い合わせのメールが来たのだった。 だがHPのおかげで新しいお客が増えたとか、ものが売れたとかいうことはなかった。 4月になってえびね展が始まり、えびねの写真もデジカメでどんどん撮って増やしていった。 そしてついにある日、えびね展にみえた初めてのお客様(親子)が、 「ホームページを見て来ました。」 待ってましたよ、その言葉!! えびねの好きなお母さんのために、息子さんがインターネットで検索したら、えびね展をやっていたので、車で連れてきてくれたということだった。 しかも遠くから。 親孝行な息子さんに感謝!! 社長と二人、うれしくて思わずサービスをしてしまったのだった。 それからは時々、 「HPを見て来ました。」 というお客様がみえるようになった。 ホームページのきっかけになったあの日から1年。 実際に始めてから半年が経っていた。 |