□ 13、恐怖の日曜日 修正が一段落したところで、少しずつでも更新していこうと、「今週の話題」を11月16日からスタートすることになった。 毎週更新は大変なのでは?続くだろうか?という気がしないでもないが、なんてったって社長は元新聞記者だ。 材料を見つけて原稿を書くのはお手のもの(の筈)だ。 どうしても更新できない時は休むことにして、とにかく始めてみよう。 1週間で消えてしまう分はどうする? そんなにしょっちゅう見ない人だっているしと、バックナンバーのページも作る。 これでぺらぺらのチラシのようだったホームページも、パンフレット程度の厚みにはなってきた。 これが更新といえる第1回だった。 やがて杭州寒蘭展が始まり、お客様も多くなった。 日曜日に店の中で先生に教えてもらうわけにはいかなくなってきた。 まだまだわからないことだらけだったが、この期間は休みにしてもらって、何かあったら電話かメールで質問することになった。 こうして社長が原稿を書き、私が形にするという二人三脚の更新が始まった。 しかし、日曜日の朝更新しようとすると、必ず何か事件が起きるのだった。 文は更新されたのに写真がいっていなかったり、レイアウトがうまくいかなかったり、考えられるトラブルはすべて起こったようなものだ。 (ほとんどはファイル名のつけ方に問題があることが多かった。) 仕方なくN先生を、日曜日の午前中から毎週電話で悩ませることになってしまった。 しかし裏でこんなドタバタをしているとは知るはずもなく、「今週の話題」は結構好評だった。 毎週チェックして、いい情報があるとすぐに駆けつける人もでてきたし、楽しみに読んでいるという話も聞くようになった。 12月に入って表紙の写真を「満月」に、他の杭州寒蘭の写真も入れ替えた。 しかしメールが来るのは前からのお客様だけ。 相変わらず初めての人からはただの1通も来ないのだった。 |