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2013年12月28日(土)
 元気が出るような青空になった。先ず最初に作場の水遣り。丁度終ったところに埼玉のIさんが来る。咲くのがここよりは遅く、咲き始めたいい花を持ってきてくれる。今までの展示品を下げたり新たに飾ったりして、新年の最初から元気な杭州が見られるようになった。その後埼玉のKuさんが寄る。夕方までおしゃべりして店内の水遣りと作場の消毒。胴に穴の開いてない寒蘭用のプラ鉢が入荷した。通常ある穴開きの寒蘭鉢より1.5センチほど丈が短く、使い勝手が良さそう。遅くなって拓也さんがお飾りをつけてお正月の準備は終った。
 今日で年内の営業は終わります。新年は1月5日(日)から通常通り始まります。2014年もよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年を!


2013年12月27日(金)
 昨日は夜に雨が降ったが朝には止んだ。今日はどんよりとした曇りで不安定。いよいよ押し詰まって店は明日が年内最終日となる。誰でも忙しい時期だが、近くまで来たからと杭州を買っていく人がいる。
 隣の工事中マンションの足場を一部外す工事をしていて、丁度店に向かっている側の足場が撤去され、建物を覆っていた幕も一部無くなって、外観が少し見えてきた。3月末に完成のはずだから、年が明けると少しづつ姿を現すに違いない。大掃除の真似事で外の草取りや落ち葉掃除があるが、頭上で足場を外す作業をしていて、危ないからと作業をしている人が気にしている。今日はなるべく外に出ないようにする。
 明日はいい天気になりそうだ。全面的に水遣りをしたり、休み中の手当てをするつもり。


2013年12月26日(木)
 午後から雨の予報で陽射しが無く寒い。昨日の休みにホームセンターに行って「営業中」のサインボードを探す。何種類かあったが、どこにどうやって付けるかイメージしながら、結局「OPEN」と「CLOSED」が裏表になっているチェーンつきのプレートにした。それを下げるためのフックもたくさんの種類の中から使えそうなのを選ぶ。ホームセンターに行く度にいつも思うのだが、あまりに種類があって、自分が探しているものを見つけるのが大変。それも現場の様子を事細かく把握してないから、実際に使えるかどうかやってみないと分からないのが困る。今日持って来たものを設置したら丁度いいようで一安心。「OPEN」を下げて、早速戸は閉める。今日は寒いが風が無いからおとなしく下がっているが、強風の日はどうなるか又様子見。修正の必要があるかもしれない。


2013年12月23日(水)
 夕べは蘭の話で盛り上がって久し振りに遅くなった。皆が帰った後植え込みや後片付けでさらに遅くなったが、収穫もあった。
 今朝も冷え込んで暖房をつける。太陽は顔を出さず、少しの隙間からでも冷たい空気が入ってくるので入り口も閉めてしまう。朝出勤の途中何軒か寄って「営業中」のサインボードが無いか訊ねたが、置いてなかったり、ありそうな店は閉まっていたりでまだ出してない。休みの日に探すつもりだが、立て看板が出ていたら開けてお入りください。白石が来ている間は蛍光灯をつけているが、植物育成用蛍光灯は休みでも自動で点灯するので紛らわしい。
 今年も残り少なくなって、休みに入るための手当てを考える。花芽つきの中国春蘭はあまり暖めて動いてしまうといけないので、店内から作場に移す。お客様との挨拶も「どうぞよいお年を」となった。


2013年12月22日(日)
 昨日は閉店後「中国水晶寒蘭と創作鉢展」へ。和の空間にピッタリと納まって、統一感のある遊びの世界が出来上がっていた。花を競い合うのではなく、すべてが一体になって醸しだす雰囲気からは、”楽しんでる”感が伝わってくる。
 今朝は蘭の植え込みがあって作場にいたら遠方からのお客様。注文の株分けは鉢一杯になったのを抜くのに苦労する。それを分けるのにも根が絡み合っていて、さばくのに時間がかかってしまった。
 遅くなって銀座の展示会を片付けた人達が帰ってきた。


2013年12月21日(土)
 昨日の帰りには明るい月とオリオン座が良く見えた。本当に目まぐるしい天気だった。今朝は冷え込んで日陰の道路が凍結していたが、日中は陽射しがあってそこそこ気温は上がった。今日は店の入り口の戸は開けておく。
 朝地下鉄を出たら246の下り車線はぎっしりと車で埋まって動かない。何かあったのかと思ったら、上の首都高三軒茶屋付近で大きな事故があったらしい。昼頃には解消したが。
 昨日入荷した杭州を「20013杭州6」に載せる。この他にも昔からの栽培品は色々あるのでご覧いただきたい。
 今日は5時に閉めて銀座の展示会に行きます。


2013年12月20日(金)
 朝は傘をさしている人とささない人が混じっている中を店に到着。昨晩鈴木さんがパソコンを見ておいてくれて、Outlook ExpressからのリンクでIEに飛べない問題は解決していた。どこをいじったのか教えて欲しかったが、とに角毎日メールでお知らせが届くFacebookが簡単に見られるようになった。いままでこれを見ようとしてフリーズするのがいやで触らなかったが、もう少しまめに見てみようと思う。
 午前中に薄日がさしてきた。暖かくなったのに誘われて外の山草の手入れをしていたら埼玉のKuさん。やがて遅いお昼を食べ終わった途端に空が真っ暗になって又雨が降ってきた。風が強くなり、気温が急に下がる。ついていたラジオで何と、「都心はヒョウが降っている」。やがて気象庁が東京に初雪と発表した。ここは雪は降らなかったが、冷たい北風で入り口の戸を閉める。近くのSuさんが「避難させて」と飛び込んできた。杭州の即売品が追加され、夕方撮影を済ませる。明日はアップできるか。ずっとカラカラ天気が続いたが、ここにきて3日連続の雨。今日の極端に変な天気も帰る頃にはやっと上がったようだ。
 明日は銀座松屋裏の「野の花 司」で「中国水晶寒蘭と創作鉢展」がある。午前11時から午後は7時まで。あさって日曜日は10時から5時。白石は明日の夕方駆けつけて見てこようと思う。そういうわけで、明日は5時で閉店します。お出でになる方はお早めにお願いします。


2013年12月19日(木)
 雪にはならなかったが寒いことには間違いない。弱い雨がずっと降り続いている。昼間でも暗くて時間の感覚が分からず、テンションが上がらないことおびただしい。入り口の戸は普段は開けてあるが、せっかく風を防げるようにしてあるのだからと今日は閉めてしまった。表に立て看板は出してあるが、やってないと思われると困る。でもいつもは自転車で来る人が今日は雨の中歩きで来て開けて入ってきてくれたから、今日のように冷たい風が吹き込む日は入り口を閉めておくことにする。素通しのガラスなら中が見えるから問題ないが、閉めると中が見えないことが問題。今度「営業中」という札を探して来よう。


2013年12月18日(水)
 昼から雨か雪になるという予報でとにかく寒い。どんよりと暗くいつ降り出してもおかしくない。こんな天気のせいでもないだろうが、パソコンの動きが悪い。詳しい人に見てもらおうとするとスムーズに動いたりするから、その日のご機嫌次第という感じだ。仕方なく再起動したり、アドヴァイスを受けていることを色々試ししてみる。しばらく前からOutlook ExpressからリンクでIEへ飛ぶことが出来ないし、リンクをクリックするとそのままフリーズしてしまう。これはパソコンが通常に動く時でも必ず起きる現象だ。原因が分からず困っている。
 午後からは弱い雨が降ってきた。「雨で暇だから」と中野のEさんが遊びに来る。おしゃべりをしていたら近くのSuさんも寄る。寒いが雪になるほど冷え込んでいるとは思えない。明日も天気は悪そうだ。


2013年12月15日(日)
 東京でも初霜だそうだ。寒くなった。今日は神代植物園とグリーンクラブが最終日で撤収。おまけにボロ市も始まったから、たまに寄る人がいるだけだ。落ち着いて杭州の撮影をする。


2013年12月14日(土)
 朝早く家を出て上野に直行。まだあまり人がいない間に大急ぎで水晶寒蘭展を見てくる。3階の展示はさすがに見事。よくここまで大きく作れると思うほど立派な株になって咲いているのもある。もっとじっくり見たいところだが、店を開けなくてはならないから駆け足で見て切り上げてくる。
 神代植物園、上野などを回って寄ってくれる人や、予約の品を引き取りに来る人などがいたが、今週末は展示会が重なっているからこちらは静かなもの。ゆっくりと撮影をする。
 明日は世田谷ボロ市。不思議とボロ市の時は寒くなる。今朝我が家の近くで霜がおりているのを見た。今までそれほど寒さを感じなかったが、いよいよ冬の到来。


2013年12月13日(金)
 風が強い。そこここで小さなつむじ風が起こって、散り敷いた銀杏の葉を舞い上げる。丁度街路樹の銀杏の木の前に店があった当時は、この時期黄色い落ち葉に悩まされたものだ。こちらに移動してその心配が無くなったと喜んでいたが、今日はさすがに通路や駐車場に一杯の葉が積もっている。掃除をしても後から後からやってくるので諦めて明日風が止んだら掃除することに。
 栽培品の展示品を持ってきてくれた人がいて、棚が元気になった。上手に殖やして花をつけた即売品もいくつか。黄さんのや改良園の名品で、長い間育てた昔からの品種だ。展示品は「孔雀王」、「陳寿」、「嘉泉」。即売品は「岳陽」、「峨眉山」、「瑞雪」、「緑山」、「翠々」。
 夕方ルーペのSさん、さらに遅くなって村長さんが来る。上野グリーンクラブ、神代植物園を見て最後がすずき園芸。今週末は忙しいことだ。明日土曜日、白石は朝直行で上野に行く。なるべく早く戻るつもりだが11時は厳しいかも。午後からのつもりでゆっくりとお出でください。


2013年12月12日(木)
 杭州寒蘭は今が盛り。ということは、現役世代は暮の一番忙しい時期ということだ。この年末にピークを迎える蘭にとっては一寸不運。昔から杭州寒蘭をずっと好きでやっていて毎年顔を見せてくれる人たちが、今年はまだ現れないのを気にかけていたら、今日はそういう人が何人も来てくれてうれしくなる。埼玉のSiさんや藤沢のIさんなどが「忙しくて来る時間が無かったけれどやっと寄れた」と、変わらずにこの趣味を続けている様子を聞かせてくれる。横浜のHiさんも愛培の杭州を持ってきてくれた。明日は又栽培品を持ってくる人がいる予定だし、蘭花村の村長も寄ることになっている。中国からの新着品は大分花がくたびれてきたが、これからはしっかりした栽培品が棚を飾ることになるはず。
 大分寒くなって我が家の冬囲いもやっと済ませた。異常乾燥注意報が出ているようでカラカラ。
 朝来てまずパソコンをつけるが、最近動きが異常に悪くなって、ワンクリック後の反応に時間がかかる。そして我慢してやっているとそのうちフリーズして再起動。この分ではいつ動かなくなるか不安を抱えながら更新作業をしている。


2013年12月11日(水)
 昨日は神代植物園で今週一杯開かれる杭州寒蘭展に行ってきた。時期的には丁度いい感じだが、まだつぼみの鉢もある。いつものように知った人達とおしゃべりをして楽しみ、家に帰る途中すばらしい夕焼け。西に向かう車のフロントグラスの正面に日が沈んでいくのが見えた。昨日はかなりの雨に始まって昼から陽が射し、神代植物園に近づいたら又雨。帰る頃には又日が出るという妙な天気。そのおかげで青空と夕日に黒い雲が飛びとびに配置された、感動的な景色に出会えた。
 今日は杭州寒蘭の花付を植えたまま発送する必要があって、カッターとガムテープの工作に時間を取られる。その後熊谷のUさんが来る。金曜日に栽培品の杭州が入る予定。


2013年12月8日(日)
 新橋まで直行して、日本中国蘭協会の中国蘭展を見せてもらう。10時前に着いたのでゆっくり見ても11時少し過ぎには店に戻れた。定刻を過ぎて店を開けた途端にお客さんが集まってきたので、大急ぎで帰ってきて良かった。1日の杭州まつりに来て、「あまりの人の多さにびっくりして落ち着いて見られなかったから」と品川のOさんがじっくりと見て行く。Saさん、Koさん、Hiさん、Iさん、Haさん、Yさんなどにぎやか。
 明日は神代植物公園の搬入。出品者は準備で忙しい事だろう。10日(火)から15日(日)が神代植物公園の杭州寒蘭展。13・14・15日が上野グリーンクラブで水晶寒蘭展。14・15日が三重の杭州寒蘭展。というわけで、今度の週末は三つの展示会が重なる。好きな人達はあちこち駆け回ることになるが、週末しか動けない人は大変だ。その後21日・22日の土日には銀座松屋の裏にある「野の花 司」(03-3535-6929)で、「中国水晶寒蘭と創作鉢展」が開かれる。当店も杭州寒蘭展示即売会をしているが、年内はずっと展示会なので、お出かけのついでやお暇な折にお寄りいただきたい。瞬間芸ではなく、時間経過と共に変化していく様を見られるのが常設店の良いところだ。
 今日はこのところのいい天気から一変、寒くなった。お日様は全く姿を見せず、初めて暖房をする。


2013年12月7日(土)
 朝早めに来たが、すでにMoさんと拓也さんとで作場の冬囲い作業が始まっていた。元々このビルが出来た時、作場部分の窓は格子だけでサッシが無かった。入ってから冬は素通しでは厳しいと囲う事を考えたのだが、窓の前には作棚があってぎっしりと蘭が掛かっているから、それをどかす作業から始めなければならない。やがて二人がかりで透明波板を取り付ける作業が終わり、避難してあった蘭を元に戻す。午前中にはすべて終了。その間蘭を選びに来た人もいたが、足の踏み場も無い状態だった。
 長野のSさんが明日までと「孤峰」を展示。作場の環境によるものだろうが、すごい色が出ている。咲いて2週間くらいは捧心を抱えている品種はたくさんあるが、花が落ちるまで全く離れないのはそう多くない。その数少ない品種だ。黄さん命名。
 明日は新橋華僑会館の展示会に直行し、昼までには戻る予定です。ゆっくり目にお出でください。


2013年12月6日(金)
 今日までは12月にしては暖かい日が続き、明日から寒くなるという予報。作場の冬囲いを明日する予定でいる。今日は風もなく実に穏やか。
 ここでは花が早かったし、早々と「杭州まつり」をやってしまったが、世間ではまだこれからという人が多いようだ。「まだつぼみ」とか「やっと開きかけた」とかの声を聞くので、やはり杭州の本番は今から。今日も「秀水」の咲いたのを持ってきてくれたり、杭州を買いに来たりと、何人かが来てくれる。今年は初期の頃に入った昔の杭州名品が欲しいという声をいくつも聞くので、作場で少し殖えているのがないか探していたら、「杭州12花未確認株」というのが目に入った。平成12年に輸入した山採り株で、いい新木が出て立派な株になっている。
 全部花芽つきで注文したものだが、輸入したその年に花を見られたものは花付で出し、花がしけてしまった株は3本くらい寄せ植えにして作っていた。翌年、又翌々年と花芽が着いた株を取り出して、花が無いものはそのまま寄せて栽培。昔の山採りは深く掘らないで根を鎌で短く刈っていたので、生き残るだけでも大変だった。寄せ植えにしていると勢いのある1株に押されて、他の株はちっとも大きくならないまま何年も水だけかけていることになる。13年間花をつけなかった杭州。今年も花はきていないが、あの頃とは見違えるほどきれいで立派な株になっていて、来年は多分花が着くだろう。元の店で最後まで棚下にいくつかの花未確認株があったはずだが、2度の引越しで今はこれ1鉢しかない。誰も見ていない花は何となくロマンがあって楽しみ。これからは気を入れて作ってみよう。


2013年12月5日(木)
 乾燥した日が続いていて、この間から洗っては干している用土が乾いてきた。今日はそれらを混合して袋詰め。焼赤玉も小売用に袋詰めする。
 日中はお客さんが何人か来てにぎやかにおしゃべり。遅くなって昨日Uさんが飾ってくれた「帝王」を撮影する。杭州とは全く違った趣ですばらしい。「これはこれ」とそれぞれの魅力を味わえばいいので、優劣を較べられるものではない。


2013年12月4日(水)
 1日(日)は1日杭州まつりで楽しんだ。朝早くから夜まで、ただ蘭を見たり買ったりするだけでなく、おしゃべりをして交流しようという日。もう何年も恒例になっている。
 今日は新しく並んだ杭州と紫秀蘭を撮影して「杭州寒蘭5」に載せる。数は多くはないが、少し棚が元気になった。早くに入荷したもので、花が終わったものは下げる。葉山のOさんが今年も顔を見せてくれる。


2013年11月30日(土)
 11月も最終日となった。明日からはいよいよ師走。追いかけられる気分になる。そして明日12月1日は「杭州まつり」だ。来る人は皆明日と思っているだろうから今日は閑に違いないと、赤ボラを洗って干す。昨日洗って出しておいた鹿沼土が良く乾いている。湿度の低い日が続いているということだ。明日は忙しいからと蘭の水遣りも済ませておく。


2013年11月29日(金)
 夜中に震度3の地震があって目が覚めた。天気はカラカラで、日中は暖かいが日が落ちて帰る頃は冷え込んでくる。
 杭州寒蘭2013の(4)を完成させる。その前に売れてしまったものは写真を撮ってないので飛ばしてある。撮影場所を整えるのに時間を費やしたのと、今回は送ってきた時に花がかなり傷んでしまって、本来の姿でないものが多いようだ。現地で咲いているのを見て、目のある人が選んできたのだから、わざわざ持ってきてもいいと思ったはずだ。こすれて黒くなったり、撚れたりそっくり返ったりと暴れている花もあるが、こういうものではないはず。鈴木さんが上海で亡くなったのが平成16年で、最後に選んだ花を持って帰った。その中で残っているのが「上海サラサ」と「上海青」。「上海青」はその後咲いて、その時はそれほど感心しなかった。それが今年何年振りかで花を見て、さすがに鈴木さんが選んできた花だと納得した。捧心は真っ白に抜けて舌が本当に白い。緑の色が澄んでいて舌点も面白い。杭州寒蘭の魅力を存分に感じさせてくれる花だ。木が出来ると花も変わってくる。大切にしようと思う。今年は作りこんだ花がどれも実に良く咲いた。こちらの作場になって木が良く出来ていると自分でも思う。やはり選別された花はそれぞれ魅力的だ。
 夏にせっせと混合砂を洗ったつもりだが、急に底を突いて久し振りに又砂を洗う。


2013年11月28日(木)
 朝少し早めに家を出たので、急に思いついてクリップで留める照明器具を買いにヨドバシカメラに寄った。この間上野に行ったついでに買ってきたのがシンプルで使いやすかったから、両側から照らせるようにもう1台追加しようというもの。この間買った1台目は、丁度いい位置に棚があってうまく留めつけることが出来たが、反対側は全く挟むところがない。下手なつけ方をすると、大事な鉢を置いてある時に倒れでもしたら大変。絶対に安全な方法を必死で考えた末、棚と天井の間に突っ張りポールを立て、そこにクリップで挟みこむのがいいのではないか。しかし、棚と天井の間の寸法を測ることが出来ず、横浜のMoさんに手伝ってもらうことになった。
 ヨドバシカメラに寄って大急ぎで店に着いたら11時を回っていて、Moさんがすでに待っていた。こちらの意図を説明してそのまま近くの金物屋さんに走り、寸法に合った突っ張り棒を買ってきてMoさんに立ててもらい、買ってきたLEDライトを上の方につける。これに元々あったフロアスタンドと、最近買った撮影用LEDライトを点けて早速撮影してみる。すると被写体がぐっと明るくなって、ピントが合った立体的な写真が撮れるようになった。日中は窓から陽が差し込んで強い逆光になるのを避けるため、試しに大判のグラデーションペーパーを窓に下げてみたところ、たくさんつけたライトで妙に光った写真になってしまった。光の具合を調節するのは本当に難しいし、やってみないとわからないということが一番困る。結局グラペを外して白いカーテンを背景に撮ると、布が光を吸収して丁度いい具合に撮れる事が分かった。天井がすごく高いから、天井付けの蛍光灯では写真を撮るのに暗くて苦労したが、「撮影はここでこの方法で」というノウハウが出来たことは本当に良かった。ちゃんと撮れると思うと撮影が楽しくなるものだ。
 夕方練馬のKiさんが来て閉店までおしゃべり。閉めてから「杭州寒蘭2013」の4の写真追加にかかる。一番最後までは無理だったが、出来る限り載せた。明日は完成させるつもり。
 古い欅の焼締鉢で注文制作した品が多数入荷。チドリ類の鉢だが、やや大きめのもある。


2013年11月27日(水)
 暖かい日が続いている。月曜夜の低気圧通過で強風が吹き荒れ、美しく紅葉していた葉が大量の落ち葉になった。今の店は落ち葉掃除は無いが、外の山草鉢が倒れたりラベルが飛んだりしている。
 中野のEさん、出版社のSさん、川崎のKiさんなどが来て蘭の話でにぎわう。栽培品の杭州が次々にしっかりと咲いてきて、杭州寒蘭のすばらしさを見せつけているようだ。昔の花は木も小さいし花も小振りだが、並べて置くと生きがいい分、長旅をしてきた新着の花が気の毒かもしれない。


2013年11月24日(日)
 上野公園は青空に銀杏の黄葉が映えて、撮影している人がたくさんいた。朝早く出て東照宮に直行。東京香蘭会の展示会を見せてもらう。力の入った寒蘭を出品しているメンバーは知った人ばかりで和気藹々。「司の華」が総合優勝していた。
 早めに引き揚げて上野駅まで来たら、目の前にヨドバシカメラがあった。先日買ったLEDライトの取り付け方法を色々考えていたが、1脚につけてそれを倒れないように固定するのがいいだろうと思いついて店に入る。知識のある人はネットで買い物もいいが、分からない人は何でも現物を見て色々質問できないと困る。1脚を買って三軒茶屋に着いたら、折角現物を持っているのだから、それに合わせて取り付け金具も買おうと金物屋さんに寄る。ここでも「こうしたいから」と相談しながら買物を終え、12時半頃店に着いた。
 パッケージを開けてあれこれ試行錯誤していたら、以前阿佐ヶ谷の一茎九華展の会場の近くで、広東鉢を二つ逆さまに重ねて、鉢穴にのぼりの棹を挿して固定している店があったのを思い出し、それを応用してみた。何とかうまくいきそうで、何もないところでは考え付かないが、実際に物が目の前にあると、人間色々と工夫するものだと一人で笑ってしまった。
 こんな事に時間を取られて、杭州寒蘭(4)は途中までで時間切れ。来週にはアップします。


2013年11月23日(土)
 昨日店を閉めてから渋谷のビックカメラに出かけた。室内で撮影をするのに補助のライトが必要だろうということになり、どんなものがあるか見にいった。明るさだけは実際に見てみないと、何ワットとか数字だけでは見当がつかないし、この店内に設置して使えるかどうかも重要。条件の悪いところで何とか工夫しながらというのは、この作場と同様だ。渋谷のビックカメラは撮影用ライトは数が少なかったが、実際に点けてみて光の具合や色合いを確かめられるのはよかった。明るいがものすごい熱を出すものなどは不向き。結局LEDのライトを買って試してみることにした。今朝それを持ってきて包みを開けたが、三脚にどうやって着けるのか、昨日説明を受けたのにもう分からない。ああでもないこうでもないといじった挙句にやっと装着できて、撮影を始めようとしたらお客さんが来て中断。
 大体この場所は昼から数時間は強い逆光になり過ぎて撮影に向かない。皆が帰ってからライトをセットして撮影を始める。結果をパソコンで見ると今までよりいい感じ。撮影用ライトはギラギラ反射するようには光らないし、妙な色が加わらないからいい。ただ三脚に取り付けると棚からかなり離れてしまうので、もっと近くに設置する方法を工夫しないといけない。撮影は光がすべてということがよく分かった。昨日入荷した分の撮影を済ませる。
 今週はずっと穏やかでいい天気が続いている。明日は東京香蘭会の寒蘭展に直行してから店に出ます。昼には着いているつもりですが、お待たせするといけないので、1時頃からゆっくりとお出でください。


2013年11月22日(金)
 今日は隣の工事現場の音がかなり響く。その日の作業状況によって、「やってないのかな?」と思うほど静かな日もあるし、今日のように振動を伴ってガンガン聞こえてくる日もある。杭州を買いに来てくれた人がいるのに、申し訳ないほどの騒音だった。
 栽培品の「逸品」、「西湖」など黄さん命名の杭州が咲き出した。これからは毎日何か咲いてくるだろう。いよいよシーズン真っ盛りに入っていく。去年は12月になってからだから、10日から2週間は早いかもしれない。
 夕方新着の杭州が20鉢ほど入荷。一晩落ち着かせてから明日撮影するつもり。
 24日(日)は上野東照宮に寄ってから店に出るので、午前中は留守にします。


2013年11月21日(木)
 相変わらずカラカラ天気で風邪を引きやすい状態が続いている。日向は暖かいが日陰や日が落ちてからは急に寒くなる。夕べも帰り道に満月を少し過ぎた月が、遮る雲も無い夜空に輝いていた。空気が乾いている分、店内の展示品も乾きが早い。作場と違って1鉢づつ水をやった後水を切って並べるが、水苔で植わっている新着品はいつまでも水が切れない。売約の杭州を買いに来た人達がいて、床に並べてあったのを棚に戻したら、棚が水浸しになってしまった。注文の品を荷造り発送する。
 明日新着品杭州の第3弾が入荷する予定。こちらの栽培品も次々に笑い始めた。「清潭月露」、「飛燕」、「聞韶」、「西湖」、「逸品」、「湖伊万里」、「崑崙」などの他、無名の杭州も少し開き始めた。


2013年11月20日(水)
 晴れた日が続いて空気が乾燥している。早めに蘭に水を遣り、ひたすらHPの「杭州寒蘭2013」に写真を載せる作業。(3)まで作って一応新着の杭州を終えた。
 うれしい事に、16日の「きょうのショット!」の杭州札落ちは「聞韶」だということが今日判明した。覆輪が真っ白、舌が真っ白で無点系青サラサ。小さくてきれいな紅点が少しだけこぼれる。毎日見ていてもつい目が留まるこの杭州が「聞韶」だと思いついて納得した。以前に撮った写真と較べてみて間違いない。東日本大震災の時にたくさんの蘭が札落ちになってしまい、そのうち何鉢かが今年咲く。咲いたからといっても、余程特徴がある花でないと分からないのではないかと心配したが、第1号がこの杭州。何日も見ていて分かったことに驚いているし安心した。大事な家族が帰ってきたようでうれしい。花が2本上がっていたので株分けする。


2013年11月16日(金)
 昨日は曇った中ライトを動員して入荷した杭州の撮影を始めたが、半分終ったところで時間切れ。本当は残って終らせたいところだったが、朝マイカーのタイヤがパンクしていることに気がつき、スタンドに持ち込んで出勤した。そこの整備が早くに閉まるので、急いで帰って車を受け取らなくてはならない。待っててもらって無事受け取ったが、思わぬ出費になってしまった。
 今日は朝からいい天気。撮影場所はカーテンを閉めた窓に向かってセットしてある。しかし今日のように陽が当たると強い逆光になってしまってうまくいかない。少し陽が回るのを待っていたら、続々と杭州マニアが集まってきて品選びが始まった。それぞれ特徴や魅力があるから迷ってしまう。株や根の状態も考慮に入れながら選び出し、夕方すっかり陽が蔭ってから残りの撮影を始める。今回は若干高値だが、緑の色がすごく濃いものが多い。もちろんかわいい値段のものもたくさんある。撮影だけ終らせて編集は明日の仕事になった。


2013年11月14日(木)
 今日も寒くてしっかり着込んで来る。風が無い分いくらか楽だ。案内状が届いて来てくれる人がいる。
 杭州の新着第2弾が入荷。棚にあったのを詰めたり、移動したりして、入ったのを見やすい位置に並べる。リストをパソコンに入力して撮影は明日。30鉢なので撮影も大変だ。


2013年11月13日(水)
 昨日から冬に突入。急に冬のコートを着ている人が増えた。今日は抜けるような青空で、日中の陽が出ている間はまだいいが、風が強いこともあって夕方になると寒くて仕方ない。作場は強い風で葉があおられていて、扇風機も今日は止めた。店内には寒蘭が並んでいて暖房もできないので、作場との間のサッシも閉める。
 昨日は神代植物公園の寒蘭展を見せてもらった。今年は寒蘭がやや遅れているようだが、皆良く咲かせている。「秋水」が咲いて展示されていたが、ここの秋水はまだつぼみでようやく横を向いてきたところ。さすがに展示会に合わせて咲かせたのだろう。
 こんなに寒いと冬囲いの心積もりもしないといけない。まだ先のことと思っていたが、今年は夏が暑かった分冬は寒いらしい。


2013年11月10日(日)
 朝結構大きな地震があって電車が少し遅れた。突風が吹いたが寒さは緩んでいる。
 昨日遅くに10鉢入荷した杭州の撮影を始める。相変わらずうまく撮れる場所が見つからず、今までとは違う場所にライトをつけて試してみる。天井の照明をつけても何だか暗いのは、以前の店より天井がずっと高いせいだということが今分かった。最初に照明器具が無い段階で、どれ位蛍光灯をつけたらいいかは全くの想像でしかなかった。とりあえず設置して大体いいかなと思ったのだが、カメラは正直だ。同じくらいの本数をつけても、窓からの明るさが無いことに加えて、天井に付けた位置がずっと上だから、前の店のようには撮れないのは当然だった。すぐには変更も出来ないので、補助のライトを動員して杭州の撮影を終え、HPに載せる。
 明日は神代植物公園の寒蘭展の搬入。火曜日の初日に見せてもらうつもりだが、出品する人は今日あたり荷ごしらえで大変だろう。春蘭はそれほど神経を使わなくてもいいが、高く花茎が上がった寒蘭を運ぶのはそれなりの技術がいる。苦労のあとを拝見するのは楽しみだ。


2013年11月9日(土)
 お日様は顔を出さず寒い一日。「自然と野生ラン」12月号が入荷。遅くなって今年新着の杭州第1陣が入荷する。


2013年11月8日(金)
 朝電車に乗っている時に人身事故が発生。しばらく電車が止まってしまった。周りの人はそれぞれ携帯で連絡を取っているが、かなり早く出てくるのでのんびりと動き出すのを待つ。遅刻するほどではなく、何とかぎりぎりに到着。晴れてぽかぽかと暖かい。
 熊谷のUさんが寒蘭が咲いたのを持ってきて飾ってくれる。どれも上まで咲いていて今が見頃だ。杭州寒蘭展案内状が出来上がり、帰りに投函する。


2013年11月7日(木)
 立冬。昨日まではいい天気で暖かかったが、空気が変わって朝は冷たい雨。昼には上がって空が明るくなった。今晩からは本格的に寒くなるらしい。
 案内状の印刷にかかり、裏面だけ終ったところに近くのSuさん、川崎のKiさんが来る。持ってきてくれた寒蘭が並んでいい香りが漂う。
 ここで栽培している「大河」が今朝トップを切って開いた。昔杭州寒蘭を入れた中に混じっていた中国寒蘭で、細軸で花間のいい咲き方の青花。杭州ではないが緑の色も中々いいし、咲き始めは舌の地色がかなり白い。毎年裏切らない安定したいい花だ。次に割れてきたのが早咲きの杭州「挿雲」。舌は広くはないが、垂れ葉で5弁覆輪の雰囲気のある花。最近流行の花とは違うがこれも好きな品種だ。他に無名杭州が1鉢笑い始めたし、これからは次々に咲いてくるのが楽しみ。
 月曜日に水をやろうか迷って結局見送った。今日は土の表面がすっかり白くなっていて、全面的に水遣りをする。


2013年11月4日(月)
 家を出る頃に田園都市線が人身事故のため不通というニュース。回復を待ってゆっくりと出てくる。昨日から降ったり止んだりしていたが、昼前には雨が上がって空が明るくなってきた。いつの間にか秋が深まって寒いという言葉が出てくる。夜は閉めきるので店内の扇風機を回して帰るのだが、直接その風が当たると寒くて日中は止めてしまう。
 そろそろ花が開いているかと見に来る人がいるが、一応11月20日(水)から杭州寒蘭展ということにした。その頃には新着の杭州を並べられるだろうし、栽培品も早いのは咲き始めると思う.。
 天気に恵まれない三連休だったが、目の前の246はずっと車が詰まっていた。


2013年11月3日(日)
 午後2時過ぎにちょっと大きな地震があった。丁度中野のEさんらが来ていてすぐにラジオをつける。茨城南部が震源で都内は震度3。何かが倒れたりすることはないが、この間も大きな地震があったからばかりだから気になる。
 春にたくさんの植え替えをした時、根が悪い株は生の水苔プラス段ボールで根巻きにしておいた。「下天竺山」も希望者がいて鉢を開けたが根が悪くて分けられず、他から取り寄せた。元株は根巻きにしておいたが、今日持ち上げたら長い根が裾からはみ出したり段ボールを突き破って伸びていてびっくり。元に収めると根が折れそうで、鉢植えに戻した。株は立派なものではないが、このまま順調に回復してくれるとうれしい。
 明日は休日の月曜日で営業。今週は火・水が休みになります。


2013年11月2日(土)
 朝から隣の工事現場の音がものすごい。工事の工程によってだろうが、サッシを開けていると電話の声が聞こえないほどだ。今にも雨が降ってきそうな暗い空で、「シマッタ!、傘を持ってくるんだった」と思っていたら午後から降り出した。一日中気温が上がらず寒い。
 根巻きの束をr調べていたら、この春に根が短くて砂植えに出来ず、生の水苔で巻いておいた杭州名品の株分けが、外から触れるような根が出ていたり下からはみ出すように伸びているのがあって、欲しい人には丁度いいと店内に入れる。
 展示会の案内状を準備しないといけないが、日にちをどうするかでぐずぐずしている。ここで作っていた花は結構早そうだが、他の人はどうだろうとあちこち聞いてみる。「人気コンクール」が一番問題なのだが、結局今年はコンクールの形にしないで、咲いたら自由に展示してもらうことにした。花が咲いている間が展示会ということになれば日程はあまり気にしなくていい。11月16、17日あたりで多分新着杭州が入荷するだろうから、それを並べられた頃から年末まではずっと杭州寒蘭展だ。
 11月はまず寒蘭展が東京でも開かれる。11月12日(火)から17日(日)までが神代植物公園での展示会。23日(土)午後から24日(日)の2日間が上野東照宮の東京香蘭会の寒蘭展。その間に杭州も並んで忙しくなる。近くのSuさん、川崎のKiさんが寄って、香蘭会の案内状を預けていった。


2013年11月1日(金)
 風が無く穏やかな上、湿度が低く快適。日中は暖かくて蚊が出てきた。
 昨日入った中国春蘭「翠鶴」と「天緑梅」を植えこみ、「鶴市」を株分けする。春蘭の花着きが悪くて困ったと思っていたが、今見るといくつかは花を並べられそうだ。杭州も花が無いと嘆いていたが、花付を店内に並べたら結構一杯になった。そのうち新着杭州も入荷するはず。マニアもそろそろ動き始める頃で、今日はUさんが顔を見せる。去年花が遅くてほとんど年末が盛りだったが、今年はうちの店は早そう。Uさんもほとんど同じくらいの伸び方で、つぼみが横を向いてきたのがいくつかあるという。作場によってばらつきがあるが、ベストウィークを見計らって人気コンクールをやりたい。案内状を印刷しなければと思いながら、まだ手をつけてない。多分12月1日(日)に「杭州まつり」をやって盛り上がりたいと思っている。


2013年10月31日(木)
 10月も最終日。本当に月日の経つのは早い。風が無く穏やかな天気の一日。近くのSuさんが花が咲いたと「銀鈴」を飾ってくれる。つぼみばかりだった店内にいい香りが漂う。「静」も今日やっと開いた。蘭を買いに来た人や鉢を選んでいく人がいていよいよシーズンになってきた。注文の鉢を発送。


2013年10月30日(水)
 中々天気が安定しないが今日は晴れて暖かく、日中は上着が要らない。作場を見ると葉の枯れこみが少し進んでいて茶色い部分が目立つようになっている。見苦しい部分を落として早めに水を遣る。花がないと諦めていた「霓裳」(げいしょう)に花茎が上がっているのを発見。あらたにいくつか店内に入れる。夕方日が落ちると急に冷えてきた。


2013年10月27日(日)
 「雨過天青」とはこういう青か。天気の悪い日が続いた後にご褒美のような今日の空。青磁にこの色を求めた皇帝の気持ちが分かるような気がする。
 花のついた鉢を並べた棚の写真を昨日載せたら、少しは咲き始めたかと港北のHaさんが寄る。残念ながらまだ1鉢も咲いてない。横を向き始めたのがあるから11月半ばには咲き始めるだろう。杭州を荷造り発送し、液肥と薬剤を散布する。


2013年10月26日(土)
 結局東京は大した雨にはならなかった。昨日帰る時も傘をさすかどうか迷うほどだったし、今朝も普通の本降りといった感じ。台風は予想より少し離れたところを通ったため風がほとんど無かったのは助かった。それより夜中過ぎの地震は結構長かった。久し振りに大きな地震だったが、これも東日本大地震の余震だというからいつまで続くのだろう。蘭鉢展が終っていて良かった。
 昼には雨が上がって売約の笠間鉢を買いにきたり、桐箱を取りにきたりと人が動き始めた。午後には薄日が射したが寒くて、台風の影響が少なかった分台風一過というような訳にはいかない。このところずっとお日様の顔を見ないが、明日あたりからようやく期待できそうだ。


2013年10月25日(金)
 台風27号の上陸の可能性は無くなったようだが、大島などは直撃されそうで被害が心配。東京は今晩あたりから雨が激しくなる模様だ。日中までは霧雨が降ったり止んだりだったが、まだ4時前なのに外は真っ暗になってきた。
 頼まれている杭州のために箱を工作し、発送の用意だけしておく。風はまだ強まってこないが、花がきている杭州は念のため店内に取り込み、今日は早めに帰る。


2013年10月24日(木)
 細かな雨が降り始めて気温は低い。本格的な雨は明日か明後日になりそうだ。天気が悪い中、愛知のTuさんが出張のついでに寄ってくれる。雨なのに蘭は結構乾いていて全面的に水遣り。その後入荷した笠間鉢を撮影し、HPに載せる。


2013年10月23日(水)
 台風の雨は今日は無くて、明日以降から週末にかけて雨マークになっている。近づいている台風27号はこの間の26号と同じようなコースを辿っているし、28号が同時に近づいている。これが影響を与えてどのような動きになるのか予測が難しいらしい。26号で大きな被害を受けた伊豆大島は厳戒態勢。無事に通過してくれるといいが。今年は本当に台風が多い。
 今日は降らないもののどんよりとした一日。夕方笠間鉢が入荷した。この間並んでいたのとは別のもので、今回はあまり大きな鉢はないが使い頃の大きさだ。明日写真を撮って載せることにする。


2013年10月20日(日)
 本格的な雨になった。昼過ぎの作場の温度は14℃。寒くて2台の扇風機のうち1台を止める。明日はいい天気らしいし、季節の変わり目は定休日の天候が気になる。台風の影響は水曜日以降のようで、店にいれば対応は可能。店に出て来られないほど荒れれば別だが。
 今日は風も強くて看板を表に出せない。雨が作場にも吹き込んでいる。店内には花茎が伸びた寒蘭を入れているが、日本寒蘭も杭州寒蘭も伸び方に差が無い。去年は花がずい分遅れたが、今年は早そうだ。植物があるから店内の扇風機を回してあったが、それも止める。作場との間のサッシも当然閉めて冬の態勢で震えている。
 上野グリーンクラブの寒蘭展の最終日。この雨ではどうせ何も出来ないのだから行けば良かった。帰る頃には一段と雨脚が強まった。


2013年10月19日(土)
 最高気温が19℃。上着が厚手になった。富士山も初冠雪とかでいよいよこれからは寒さに向かう。電車内でも風邪をひいている人を見かけるようになった。天気は下り坂。昼間でもどんよりと暗く、帰りは遅くなると雨になるようだ。台風27号が近づいていて、この間の26号と同じようなコースを辿るという予想。今年は本当に台風が多い。今度はちゃんと情報をチェックして万全の備えをしておきたい。
 「九華を植え替えているが、やっと抜けたと思ったら植える大きな鉢が無い」という電話。手元にある大きい鉢を写真に撮って何枚か送り、注文が来たところで荷造り、発送する。夕方出来上がった桐箱を引き取りにくる。


2013年10月18日(金)
 台風の後北海道では雪が降ったと聞いてびっくり。東京でも本当に涼しくなった。朝晩は寒さを感じるようになったし、夕方はすでに20℃を切っている。つぼみのついた寒蘭を店内に入れたので扇風機を回しているが、風が来ると寒くて止めたくなってしまう。一週間前は真夏日だったことが信じられない。
 今日はこのビルの1年点検。去年の9月29日に新装オープンしたのだった。その時はまだ未完成の部分があって、展示会をやりながら邪魔にならないように工事を続けていた事を思い出す。あれから1年経ったわけだが、まだ試行錯誤は続いていて、中々これでいいとはいかない。夕方全面的に水遣り。


2013年10月17日(木)
 火曜日の夜から水曜日の午前中にかけて、台風26号が大きな爪あとを残して去った。特に伊豆大島では観測史上最大の雨量で大規模な土砂崩れが発生し、死者、行方不明者、家屋倒壊などの大きな災害になり、現在でも捜索が続けられている。各地の被害を受けられた方には心からお見舞いを申し上げます。
 店にはテレビがないから実感がないまま月曜日は通常通り店じまいをして帰った。家でテレビを見ると、今年一番の大型で強い台風だと言って厳重警戒を呼びかけている。店の外の植物を取り込んでおけばよかった。実際に水曜日の朝は交通機関がマヒし、小学校や幼稚園は休みになった。こんな時に丁度定休日で助かったと思う一方で、特に対策もしないで帰ってきた店の事が気になった。
 ただでさえビル風が強い通路だから、今朝は色々なものがひっくり返っているに違いないと早めに店に着いた。外ではNaさんが「近くまで来たから」と車で待っている。鍵を開けて一緒に中に入ったが、見たところ格別変わった様子はない。作場は風が通るようになっているから、この中も吹きまくったに違いないが、すっかり伸びた新葉が折れたようになっていたのが一つあっただけで、それも直したら元通りになった。もう袴もかなりしっかりしてきているということだ。そして外は意外にも平然とした顔で月曜日に帰ったときのままだった。遠くから飛んできた銀杏の葉が何枚か鉢の上に乗っているのを取り除いて、後始末は終った。以前の店だったらこんなものでは済まなかったに違いない。新しい店はそれだけ自然から遠くなっているということで、それはいいことも悪いこともあるということだろう。
 頼んであった桐箱が到着。その後白石は古物商講習会に出かけ、4時半には店に戻った。
 新装開店と同時にフェイスブックを始めたのだが、これまでのHP更新だけで手一杯で中々更新できない。又パソコンがフェイスブックにアクセスすると、どういうわけかブラウザがフリーズしてしまって、終了しなければならなくなり、他の人のページもろくに見られない。何故だか分からないが、そういうわけでそちらはサボってます。


2013年10月14日(月)
 台風26号が又日本を窺っている。明日の午後から影響があるらしい。朝のうちはいい天気だったが次第に曇ってきた。涼しいので早めに水遣りと消毒をする。休み明けの木曜日は三軒茶屋で古物商の講習会があるので、1時半頃から4時頃まで店を閉めて留守にします。


2013年10月13日(日)
 夕べから涼しくなった。今日はカラッとして過ごしやすいので、店の奥の避難通路が雑草だらけになっているのをきれいにする。
 植え替えの適期。春に手が回らなかったところをいくつか植え替える。明日の月曜日は休日のため営業し、今週は火・水が休みになります。


2013年10月12日(土)
 今日も30℃超えの真夏日。熱いお茶より冷蔵庫の麦茶の方がいい。10月というのにどうなってしまったのだろう。花芽は全体として順調に伸びている気がするが、開花時期に影響があるものかどうか。35cmほどに伸びた「静」の花茎が今盛んに首を振っている。夕方千葉のYさんが久し振りに顔を見せる。


2013年10月11日(金)
 起きた時は雨だったが出かける頃にはすっきりとした青空。強い日差しに気温がぐんぐん上がって30℃を超えた。観測史上最も遅い真夏日だそうで、気象関係の新記録は色々とあるものだ。夏の半袖Tシャツに逆戻り、日傘を差している人も多い。
 作場を見て花芽が大分伸びたのを店内に入れる。去年根が無いバックを根巻きにした「三世冠」に、小さい新芽が出ているのが目に入った。新根が表から触れるようになっていたので、開けて新しい水苔で巻きなおす。
 店の外の通路が風が強くて、看板がしばしば倒れてしまう。隣の高いマンションとの間だからビル風なのだろう。置いてある山草にとっても風が強すぎて葉が傷むのが困りもの。工事中のビルの概要が明らかにならないと対策も取りにくいが。

 「自然と野生ラン」11月号が入荷。9月の「欅窯優品展」が取り上げられている。

2013年10月10日(木)
 10月10日といえば青空を連想するが、朝は眩しい光に目を細めたものの段々雲が出て、午後にはすっかり曇ってしまった。昨日の暑さをまだ引きずっていて、10月とは思えない真夏の気温。衣替えはとても出来ない。どんよりしているので早めに液肥と消毒の散布を済ませる。


2013年10月9日(水)
 10月も半ば近くなって日本海側では猛暑日。台風の影響による南風で起きたフェーン現象だそうだ。東京でも朝から気温が上がり、当然半袖。風が強くて外に立てた看板が飛んでしまい、向きを変えて置く。横浜のMoさんが優品展図録を受け取りに寄る。もうみんなに連絡して大部分の方には渡したし、渡す予定もようやく立った。蘭鉢展の後片付けは大詰め。


2013年10月6日(日)
 暑くもなく寒くもなく丁度いい気候。こういう日が続いてくれるとうれしい。杭州の花芽がずい分伸びてきて、無いと思っていたのに急に見えるようになったのがいくつかあった。今年は植え替えたのが多いし、新芽の伸びはこれまでになくいい事もあって、花着きが良くないと覚悟はしていたが、少しは並べられそうでほっとする。新着の杭州もそのうち入ってくるから、又楽しみなシーズンがやってくる。
 9月一杯にぎやかだった鉢展は事実上今日で終った。図録の残りも完売。残った鉢は下げて、後は自前の鉢が置いてある。寒蘭が咲くまでもう少し。ちょっと一服できる。


2013年10月5日(土)
 2日連続20℃を下回った。夕べからの霧雨が一日中続いて扇風機の風が寒いほど。古鉢市の品物を下げに来た人がいてそのやり取り。注文の鉢を梱包、発送の作業があって、それが終ると仕事は一段落した。作場を見回って花付の株をいくつか店内に入れる。諦めていたのに花がきているのが見つかったが、大体において花つきは少ない。お客さんにせっせと展示してもらわないといけないかも。遅くなって何人かがきて賑やかになる。


2013年10月4日(金)
 本当に涼しい。図録を郵送しに郵便局まで行ってきて、外の雑草が伸びているのが気になった。蘭鉢展が終ってほっとしたところで、雑草取りを始める。道路の縁に這えているのが中々抜けなくて往生していたら、前のガソリンスタンドから助っ人が来て引っ張ってくれた。上着が無いと寒く感じるくらいの涼しさで、少し前の猛暑が嘘みたい。草取りには丁度いい。
 大きな鉢を必要としているお客さんからの注文があり、あちこち電話をして探す。何とか要望に応えられそうだ。鉢の発送も済み、夕方には欅窯が引き揚げに来た。古鉢市の品だけが残っているのをゆったりと間隔を開けて並べる。


2013年10月3日(木)
 9月の陽気に戻って、急いで歩くと半袖でも汗が出る。図録作成のための印刷用紙やファイルなどを途中で買い込んでたくさん下げてきたせいもある。店に着くと鉢の注文や問合せがあって、荷造りしてみて送料を連絡したり、問合せに対応したりが最初の仕事。注文ごとに鉢の大きさや数量が違うので、どのサイズの箱がいいかやってみないと分からない。箱の大きさで送料が違うから、出来るだけ無駄な空間が出来ず、しかもパッキングをしっかり入れる余裕が欲しいと結構迷うものだ。そのために蘭鉢展の時期は深さのある段ボールをたくさんキープしておかなくてはならない。
 午後から「欅窯優品展」図録の印刷にかかる。昨日やってみて大体要領は分かったから後は機械的。出品者にお礼として渡す分にもれが無いように名前を入れ、欲しいと頼まれている分を確保して2部余った。汚れたり破れたり印刷が薄れたりしないようにしっかりと保護したつもりなので、印刷等の実費として1部400円とさせていただく。ご希望の方はお早めにお申し出ください。足りなくなるようなら追加印刷します。
 夕方から風が強くなって立て看板が吹き飛ばされる。今晩から空気が入れ替わって明日は涼しくなるようだ。


2013年10月2日(水)
 台風の影響で午前中は雨。午後から天気が回復して気温も上がった。「欅窯優品展」図録のレイアウトが出来上がっていて、どんな風になるか試しにプリントアウトしてみる。このレイアウト、実は蘭花村の村長である竹村さんに丸投げしたもの。撮影だけは白石がやって、後は形にしてもらった。「さすがプロ」という素敵な仕上がりで、拙い写真もそれなりに見られる。今回は三橋さんが鉢作家になる前の茶道具まで出品されていて、欅窯の歴史として見ても興味深いと思う。用紙などある分だけ印刷を終え、ファイルに作ってみた。足りない分は急いで買い足して明日印刷とファイル作りを終らせたい。
 蘭鉢展で売約にしてあった鉢を取りに来た人、残っていたのを買いに来た人などがいて、刷り上った図録を見せたら欲しいという。少し余分に刷って実費でお分けすることにした。


2013年9月29日(日)
 蘭鉢展は今日で一応終ったが、すぐに並べるものがあるわけではないので、片付けはぼちぼちと。それぞれの都合で下げてもらう。最後まで発送の荷作りがある。
 10月は忙しさも一段落で、春に残してしまった植え替えの続きをしようと思う。今年は新芽に勢いを取られてしまったのか花着きが良くないようだ。見落としていないかと目を皿のようにして株元を見ていると、ずっと上に伸びた花芽が見つかった。寒蘭の「静」と紫秀蘭だ。「静」は蕾が見えるほどに進んでいるのに気がつかなかった。この間の台風で棚が倒れて、乗っていたものが蘭の上にばらまかれた場所だ。よくぞご無事で。早速花茎の曲がりを修正して店内に入れた。


2013年9月28日(土)
 蘭鉢展も明日は最終日。駆け込みのように何人か来てくれる。「今頃?」になって選んでいってくれる人や2回目の人も。発送の荷作りがあって、送る鉢の数に合わせて段ボールを選び梱包する。
 すっかり涼しくなって、今日は上着を着たまま過ごしてしまった。遅くなって水遣り。


2013年9月27日(金)
 朝は17℃くらいだったか、いきなり涼しくて上着が必要。爽やかな秋晴れだが、花芽を探しながら風通しのいい作場にしばらくいると寒くなってしまうほどで、季節の変わり目は着る物に悩む。
 何人かが鉢を見にきてくれる。富士吉田のUさんは今度は埼玉に転勤になって、久し振りに顔を見せる。古鉢・がらくた市も29日(日)まで。まだの方はお早めにどうぞ。


2013年9月26日(木)
 台風20号の影響で午前中まで雨が降ったり止んだりだったが、風を残して雨は上がった。今日の最高気温は25℃を切ったそうで、長袖を着て丁度いい。すっかり秋の気配。
 杭州寒蘭の花芽がずい分伸びているのがあって、この分だと今見えてないのは花なし?。花芽が明らかなのはまだほんとに少ない。それだとがっかりだが、うんと遅れてくるのもあるから、まだ希望は持っている。
 欅窯優品展の図録のレイアウトを頼んであったのが、校正が送られてきた。すてきな仕上がりになっていて、完成したらご出品いただいた方にお礼に差し上げるつもり。ご期待ください。


2013年9月23日(月)
 お彼岸の三連休最終日。高速道路はかなり混んでいるらしいから、そういう時はこちらは静かなものだ。昨日HPを終えたので気が楽。台帳など滞っていた事務をひたすらこなす。川崎のIさん、近くのSuさんが寄っていき、注文の荷作りをして発送する。


2013年9月22日(日)
 又蒸し暑くなった。来客の合間を縫ってHPに古鉢のページを載せる作業をする。土台になる前のページを、写真と記述だけ入れ替えて新しいページを作るのだが、最後にリンクを貼って確かめてみると、「古鉢3」に「古鉢4」を上書きしてしまったらしい。確かに「古鉢3」を作った記憶があるのだが、たくさんの作業を繰り返しているうち、名前をつけて保存の代わりにうっかり上書き保存をしてしまったらしい。今日は早く帰ろうと作業を終えたのにもう一度やり直し。やれやれ。大急ぎで古鉢市のページをアップする。


2013年9月21日(土)
 今日から古鉢・がらくた市が始まった。朝一番から何人かが来てくれたが、お彼岸でもあるのでそれぞれ用事があるのだろう。例年に較べると割と少ない。それで撮影に時間が取れて一応整理は終った。HPには古鉢2まで載せたが、品数が多いので順次増やしていく。今年は中国鉢、欅鉢、慈光窯鉢、九谷焼鉢、丹波鉢、笠間鉢などバラエティがあって面白い。明日は合間を見て古鉢3をアップしたい.。全部の詳細はとてもHPに載せきれないので、メールでお問合せいただければ反対側の図柄や傷の具合、鉢底など、詳しい写真をお送りします。


2013年9月20日(金)
 昨日は澄み切った空に明るい満月を見ることができた。今日は又暑さが戻ったが、湿度が無いので日陰は涼しい。夜中に地震があり、福島では震度5強。自宅でも結構揺れて目が覚める。飾ってある鉢が気になったが、来て見ると何ともなかった。先ず昨日搬入された古鉢の撮影をし、夕方には品物搬入や、新作鉢を下げるなどのやり取りが予定されているので、早めに水遣りを済ませ、消毒もする。
 午後から土筆窯が飾ってあった鉢を下げに来る。明日からの古鉢市用の鉢を持ってきた人もいて、整理番号や値段つけ、パソコンへの入力などを終えて棚に並べる。明日は残りの撮影までできるかどうか。
 欅窯の新作鉢は後から富貴蘭鉢の追加があったので、もう1週間延長して展示します。


2013年9月19日(木)
 今夜は中秋の名月。カラッとした気持ちよい秋晴れで、きっときれいな満月が楽しめることだろう。朝晩すっかり涼しくなって20℃を切る日も出てきた。服装の調節に気を使う。
 昨日欅窯の富貴蘭鉢が5鉢追加された。それぞれ全く違った釉薬、デザインの鉢で、今回は日月と台風による悪天候だったから欅鉢はもう少し置いておくつもり。これからでも是非足を運んで欲しい。
 今日は欅鉢優品展の展示品を下げに来た人、古鉢市の品物を持ってきた人がいて、間の準備日をもっと取ってスケジュールを組めば良かった。来年は肝に銘じよう。まだこれから下げる人もいるので、今は3部門の鉢が同時に保管されている状態。古鉢市の品は明日も搬入されるので、今年は多種多様な鉢を並べることができそうだ。鉄骨素心の花つき即売品が3鉢入荷し、店内が急にいい香りに包まれた。


2013年9月16日(日)
 昨日は帰る頃になっても穏やかで傘もいらない状態だったからすっかり油断していた。これから起こることを想定して備えることが出来ないのは、想像力の欠如というしかない。今回の台風18号は大型で、朝のニュースでは京都嵐山の渡月橋が増水した水に洗われている様子を伝えている。飛行機も新幹線もストップし、田園都市線も運休している。風雨が激しいし電車が動くまではどうにもならないので、家でテレビのニュースを見ながら再開を待つ。9時半頃に家を出たら風が強くて傘はさせないが雨は峠を越したようだ。駅に着くとホームに誰もいないので動いていないのかと思ったら、ダイヤが乱れているものの電車は動いていた。ガラガラ。
 11時を少し過ぎて店に着く。こんな天気に来る人はいないだろうから、鉢の撮影をしようと思って鍵をあけると、入り口に置いてあったスチールのワイヤー棚が倒れて蘭の棚に寄りかかっている。置いてあったセッコクや風蘭がラックごと蘭の上に乗っていた。去年も同じ事があって、あの後入り口の戸にワイヤーラックを留め付けたはずだったが、冬に透明波板をはめ込んだ時に取り外してしまったのだった。暑くなる前に防風の波板を外してそのままだったのをうっかりしていた。風が通るワイヤーラックだが、バックに波板をとめてあって、一部風を通さないようにしてあった。これが無ければ風の抵抗が無く、強い風に植物は煽られても棚が倒れることはなかっただろう。落ちた方の素焼き鉢と、それを受けた方の楽鉢が割れ、セッコクは鉢から飛び出していた。
 外した波板を物置に片付けようと表に出たら、体が吹き飛ばされそうで危ない。外の棚に置いてある植物も、倒れたりラベルが飛んだり、植物自身が飛ばされているのもある。すごい風だった。結局いくつかの植え替えをする羽目になり、散らばった砂を掃除し、ワイヤーラックを外の戸に固定するなど、台風の後始末に追われた。
 2時頃には風は収まってすっかり天気は回復した。新作欅鉢の撮影をして蘭鉢展2013にアップする。後は順次。


2013年9月15日(土)
 台風が直撃しそうな勢いで近づいているのに気がつかなかった。今朝起きたらすごい降り方で、大雨、土砂災害の警報に加えて竜巻注意報まででていた。とりあえず完全武装で家を出たが、駅までの道は水溜りの中を歩く感じ。電車も遅れていた。路線によっては線路が冠水して電車が止まっているところもある。今日は大勢来ることになっていたので、こんなときにひどい天気になったものだ。
 ところが三軒茶屋で下り、買い物を済ませたら雨が止んでいた。店に着くまで時折雨が落ちるくらいで、長靴が邪魔になるほど。店に着いたらもう車が待っていた。それから次々と人が来て店内は一杯になる。皆途中はすごい雨だったというのに、店の近辺は薄日が射して明るくなった。台風の変わりやすい天気なのだろうが、近づいてきている筈が??。風向きなのか丁度東京上空の雲が切れているようだ。明日の9時頃関東にやってくるらしいから、このまま済むわけはない。
 一日中人の出入りがあって、新作鉢の撮影はまだ出来ないでいる。明日は休日なので営業し、今週は火・水が休みになります。


2013年9月13日(金)
 明日からの新作展の搬入と、「欅窯優品展」の最終日で、中々大変な一日。出品者は全部で15人になったが、仕事のある人はそうそう都合よくは来られず、新作鉢を見に来るついでに下げることになる。新作鉢搬入の前に棚を空けようと、早めに桐箱に仕舞ったり、プチプチで包んだりして片付けにかかっていたら、最終日にやっと来られたと横浜のOさんが現れて、また出して並べたり。
 午後つくし窯の稲木さんが新作を持ってきたときにはまだ棚が一杯で、そこに三橋さんが来る。最初に展示品を片付けてもらって、それから欅鉢を並べ、その後つくし窯を並べる。遅くなって造園のTaさんとルーペのSさんが展示品を下げに来て、ようやく棚にアレンジして並べられた。スケジュールを決める時にいい加減に考えてしまうとこういうことになる。ちゃんと作業する日を取っておかないといけない。
 明日からはいよいよ新作展。お待ちしています。


2013年9月12日(木)
 久々に32℃という予報だが、比較的カラッとしているせいか真夏のようなことはない。
 午後3人が展示品の鉢を下げに来てくれて、20点ほど持ち帰った。立派な鉢を展示していただいて皆で楽しむことが出来、欅鉢の幅を実際に見て知るだけでも参考になった。明日は新作鉢の搬入があるので残った鉢も片付けてしまう。ご出品いただいた方はありがとうございました。引き取りの方もよろしくお願いします。
 今週は夏日が続くそうで蘭はすっかり乾いている。明日も忙しそうなので、遅くなって水遣りをする。


2013年9月11日(水)
 明け方はめっきり涼しくなって、真夏の頃の調子で寝ていると冷えてきて目が覚めることがある。このところ秋の長雨のような天気が続いているが、さすがにそれにはまだ早いだろう。明日あたりからは暑さがぶりかえすようだ。
 「欅窯優品展」の図録のため、全部で70を超える鉢を日曜日に撮影したが、どうもうまく撮れない。青白磁など背景とコントラストの弱いものは、ピントがうまく合わないでぼんやりした写真になってしまう。日曜日に来ていたルーペのSさんが自分のカメラで撮ると、ちゃんとシャープな写真が撮れている。3回も撮り直したが、これはカメラを替えないと無理らしいと日曜日は諦めて帰った。
 今日は自宅から別のカメラを持ってきて撮影開始。キャノンのカメラだがこれだとうまくいった。何度も撮り直ししてずい分時間を無駄にしたが、一応撮影は終った。明日には展示品を下げるつもりの人がいるから、何としても今日中に撮影だけはしておきたかった。機械に弱くてカメラによってどうしてうまくいくのと撮れないのと差があるのか分からない。それぞれちゃんとしたカメラなのだから何か方法があるのだろうが。たくさんの品物を次々と撮影するには、環境を固定して品物だけ変えていく撮り方でないと無理。一つ一つ時間をかけられないからカメラを変えて正解だった。撮影の合間に鉢好きのIさんが見に来てくれる。「自然と野生ラン」10月号が入荷。


2013年9月7日(土)
 今日から展示会スタート。後半戦の幕開けのようなものだ。先ずは「第2回、欅窯優品展」。昨日ぎりぎりまでお客さんが展示品を持ってきてくれて、夕べは一通り撮影したのだが、どうもいまいち気に入らない。今日照明をもう一工夫して撮り直そうと、グラペをセットしたままにし、万一の地震に備えて鉢を片付けて帰る。
 開店までに展示品をきちんと並べなくてはいけないので、かなり早めに店に着く。背の高い鉢や小さい鉢など、大きさと形、色合いのバランスを見ながら棚に並べ、リスト順に写真を撮る。5年前の第1回のように図録を作ろうと思うので、開店前に撮影を終らせたいが、朝一番からお客さんが次々で、大半は終ったものの、閉店後にも撮影する分が残ってしまった。
 午前中は三々五々という感じだったが、午後からは店内が一杯になり、今日は比較的涼しかったのに熱気でエアコンを入れる。今日になって展示品を新たに持ってきたり、みんなの分を見て追加したりがあって、撮影も又増えた。それでも声をかけただけでこれだけたくさんの展示品が集まってきた事に感激する。猛暑の最中に箱に入れて仕舞ってある鉢を物置から出して選び、わざわざ運んできてくれたのだから、本当にありがたい。皆さんも思い出話を交えて楽しんでいただけると思う。今日は欅窯の三橋夫人も見えてさらににぎやかになった。閉店後は又鉢を棚から下ろし、手当てをして帰る。大事な預かり物なので、楽しみであると同時に「早く終って欲しい」という気持ちも。今回は即売品ではないので、「作品にはお手を触れないようお願いいたします」。ご協力を。


2013年9月5日(木)
 夕べは帰りが遅くなり、家に着いたら間もなく土砂降り。いいタイミングで帰れたが、一晩中雷に悩まされる。朝になっても激しい雷雨は続き、落雷の影響で電車がストップしたり、学校は登校時間を遅らせたり、色々と混乱した。こんなに長時間雷が留まる事は珍しいのではないか。完全武装で来たが午後には止んで帰りはどうしよう。
 「欅窯優品展」ご出品の鉢が搬入される。初めは青白磁が多くて、形はそれぞれ違うが色合いに乏しいのではと心配したが、その後様々な鉢が並べられてかなりバラエティが出てきた。これらは売り物ではないが、又個人のコレクションに戻してしまうと二度と見られないものが多いので、都合をつけて是非見ていただきたい。


2013年9月4日(水)
 台風17号は温帯低気圧に変わった。西日本には映像で見ただけでもすごい豪雨が襲っている。又災害が気になるところだ。東京は猛暑が続いていたが、今日はようやく傘マークで暑さも一段落した。2日の月曜日には埼玉で竜巻のニュースに驚いたが、今日もあったという。日本ではあまり竜巻の心配がないと思っていたが、そんなことはないらしい。本当にとんでもない事が当たり前に起こるようになったと感じる。
 今日も「欅窯優品展」に出品の鉢を何人か持ってきてくれた。今まで桐箱に入れたままだったり、プチプチに包んで置いてあったが、バランスを見るため包みをほどいて棚に並べてみる。これからは地震が来ないことを祈るのみ。
 風が強くて立て看板が倒れてしまう。午前中一時小雨が降って変わりやすい天気だったが、中野のEさんのところでは雨どいで受けきれないほど降ったそうだ。同じ都内でも店の辺りはほとんど雨らしい雨にならず、結局水をやることになった。


2013年9月1日(日)
 9月に入っても厳しい暑さは相変わらず。花芽を探しに作場に入ると扇風機に熱い空気がかき回されている。エアコンの涼しい空気を送ってあげたいが何とかこのまま頑張ってもらう。年々気温が上昇して、自然作りでは夏が越せないということになると問題で、根本的に考えなくてはいけなくなるが、今のところは大丈夫そうだ。蘭は結構強い。
 暑い中何人かが来てくれて、鉢を買っていったり、欅窯の展示品を持ってきたり。風が強くてすっかり乾いてしまった蘭や外の植物にたっぷり水を遣る。


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