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2011年12月29日(木)
 昨日仕事納めの人が多かったようで、午前中は道路もがらがら。店の方は今日が年内営業最終日とあって、朝早くから閉店時間を過ぎるまで、品物を持ち帰る人や精算する人でごったがえしている。それぞれ下げるものを車に積み込むとずいぶん片付いた。2階にあったものを下に下ろして、まだまだ元気な花たちをゆったりと並べる。お正月にも見られる杭州は、今年もたくさんありそうだ。
 今年一年本当にお世話になりました。新年は5日(木)から営業します。来年もどうぞよろしくお願いします。よい年をお迎えください。


2011年12月25日(日)
 寒いがきりっとした晴れ。展示品を下げに来がてら杭州を株分けしていく人がいたり、鉢を見つけて持ち帰る人がいたり。棚下や通路に積んである使った鉢を処分しようと、「ご自由にお持ちください」と貼紙して道路際に置いておいたら、結構通りすがりの人が持っていってくれて片付いた。合間に混合砂を洗って干す。
 先送りばかりしていられないので、人気コンクールの写真をHPに載せる作業を朝から始める。しかし中断ばかりで結局閉店してから完了。忙しい時期だったから撮影も途切れ途切れで、いざ作業をしてみると撮ったつもりの写真が撮ってなかったりしてミスばかり。申し訳ない。撮影前に持ち帰ってしまったのもあって抜けているのもあるが、一応今日アップできた。年内の営業は残り29日(木)の一日。


2011年12月24日(土)
 クリスマス寒波が日本列島を包んでいる。朝方はぐっと冷え込んでいたが、風が無く陽射しがある分昨日よりはましな気がする。落ち葉が積もっていた入り口も、早朝に拓也さんが掃除をしてくれて、朝来たらきれいになっていた。
 9時半頃には到着したが、間もなく千葉のTさんが一番乗り。開店前の誰もいないところでゆっくりと作場を物色したり株分けしたりで、希望のものを持ち帰る。その後埼玉のSaさんや川崎のKiさんが展示品を下げに来る。横浜のNaさん、近くのSuさん、港北のHaさんなども寄って、皆最後の挨拶は「どうぞよいお年を」。年内の営業は明日の日曜日と29日(木)の2日だけになった。


2011年12月23日(金)
 一日中どんよりとして風が強い。ゲートを開けようとすると、街路樹の銀杏の落ち葉がレールの上に吹き溜まっている。朝から拓也さんが2回も掃除してくれたのだが、掃くそばから落ちてくるので今日は諦め、レールの部分だけ落ち葉をどかして門を開ける。
 日本海側は大雪らしいが、東京も本当に寒い。昨日搬入した杭州寒蘭がエアコンの風が当たるところに置いてあるので、これの整理が終わらないうちは暖房が出来ない。まずはこれを片付けようとラベルを作り、パソコンに打ち込む。今までの鉢を移動して正面の棚に並べた後やっと暖房をつけられた。この冷たい風に午前中は来る人もなく、溜まっている仕事が片付く。
 午後から町田のIさんが展示品を下げに来たり、駒場のWaさん、国分寺のUさんなども来てくれたが、ちょっと外に出るともう寒くてどうしようもない。人気コンクールの結果を印刷して店内に貼った後、HPに写真をと思うが、パソコンの前が寒くて今日は出来なかった。
 「明日行きます」の電話があったし、展示品を下げに来る人もいるだろう。明日もこの寒さだろうか。


2011年12月22日(木)
 都合で早く家を出たが途中は混んでいて、着いたのは結局10時頃。寒い。この週末にかけて一層冷え込むという予報だ。
 コンクールの展示品を下げに来る人がいて、その前に撮影だけしておこうと朝から写真を撮る。もうすでに持ち帰った人もいるがこれまで撮影する時間が無く、大分咲いた後になってしまったが、一鉢づつ下に下ろしてパチリ。カメラに収めたところで次々とお客さんが来て、持ち帰ったり、又持ってきたりで遅くまで。杭州の入荷もあり、その整理もできないまま。明日も又白石が出てくるので、後は又明日。


2011年12月18日(日)
 朝早く家を出て電車で新橋に向かう。9時から始まる日本中国蘭協会の展示会を急いで見て日本橋に移動。10時から蘭花村の蘭展を見る。華僑会館の方は大勢の会員が出品した力作がたくさん並んで見応えがある。一方蘭花村の方は、地下にあるギャラリーに数少なくゆったりと飾ってあって、鉢や花台、飾り方など統一感のある世界が出来上がっている。一つ一つの花が主役なのではなく、全体の空気感が主役といった感じ。個展だからこそ出来ることかもしれない。あまり遊んでもいられず、急いで店に戻ると丁度12時。他所の展示会を見るのは本当に楽しくて、時間を気にせず知っている人達とおしゃべりしてひとときを過ごしたいものだが、展示会のシーズンは自分のところも忙しいのでいつも駆け足だ。
 人気コンクールは今日が最終日。昼頃早々に下げに来る人がいたが、今日投票してくれた人も何人かいて夕方開票する。世田谷のTaさん、町田のIさん、駒場のWaさん、座間のUさん、横浜のMoさん、近くのSuさん、遅くなって造園のTaさんなどが来てにぎやか。皆この二日間はあちこち駈けずり回ったことだろう。


2011年12月17日(土)
 フレーム内の最低温度は2℃、日中も一桁のままというこの冬一番の寒さになった。この土日は杭州寒蘭展のピークで、神代植物公園で「杭州寒蘭愛好会」、新橋華僑会館では「日本中国蘭協会」、日本橋のたたら洞ギャラリーで蘭花村の展示会が開かれている。神代植物公園のは1週間あるからいいが、土日に出かけるのは自分のところの店もあるからきつい。今朝も早くに家を出て開店前に覗いてきたかったが、道路が意外と混んでいて時間がかかってしまった。留守番をしてくれる人の手当てがつかず今日は諦め、明日できたら蘭花村のを急いで見てきたい。なるべく開店時間には戻ってきたいが、多分少し遅れるだろう。明日は昼から来ていただけるとありがたい。
 埼玉のSaさんが鉢を買いにくる。「もう花が終わっているだろう」と人気コンクール出品の鉢を下げるつもりだったが、「意外ともってるなあ」ともう少し飾っておくことになった。咲きあがってから段々に迫力を増してくるタイプで、まだまだ観賞価値は充分。杭州寒蘭はこんな寒い時期に咲くものだから、花もちは実にいい。
 港北のMoさんが来て「これは上品だ」と「朝暉」を株分けしていく。ラベルを見るとスタートは平成8年。実に今から15年前だ。前回花を見たのは2002年。ずっと小さい木だったのがここへ来て作上がりし、いい新芽が出た上に花もつけた。この木は杭州黄花として入荷したもので、水苔で巻いたのを開けると2株に分かれていた。どちらにも同じような黄色い蕾がついていて、鈴木さんも初めは同一株と思っていた。ところが咲きあがると花型も異なり、こちらの方には桃色の筋が出てきた。黄色い方は「黄鶴楼」と命名され、同じものではないと分かったこちらは「下黄鶴楼」とつけられた。何年かしてこれではかわいそうと、朝焼けのイメージから「朝暉」と改名された。そんな経緯を持つこの木、今年久々の登場だ。
 大阪からOさんが杭州ツアーの一日。神代植物園に行ったあと、蘭花村の展示会を見て、半蔵門線一本ですずき園芸まで来てくれた。感じのいい青花を選んで「もう少し時間があれば・・」。これで又大阪まで帰るのだからその行動力に敬服してしまう。
 合間に何鉢か植え替えたり株分けしたりで砂が足りなくなる。又篩って混合しておかなくてはならないが、材料を出して用意したまま時間切れ。日暮れが早いから一日があっという間だ。


2011年12月15日(木)
 昨日神代植物園でやっている杭州寒蘭展を見せてもらった。昔からの杭州寒蘭愛好家の会だから、「いかにも」という杭州らしい魅力に溢れていてほっとする。
 今日はボロ市。帰りに何人か寄ってくれたが、「上着を着て行ったら汗かいた」。例年不思議とこの日は冷え込むが、今年は気温が上がってポカポカ暖かい。マニアも来てくれてにぎやかに過ごす。明日は又寒くなるらしい。


2011年12月11日(日)
 夕べは満月が明るく光っているところまでは見たが、風邪を引いていたので皆既月食はパスして早々と寝てしまった。お蔭で今日は元気回復。朝早く出た上に道路が空いていて9時半には到着したが、開店準備が終わらないうちに車が入ってきた。久し振りの千葉のMiさん夫妻だった。昔買った杭州を皆駄目にしてしまったらしく、新たに買いなおすことになり、「これなら大丈夫」と即戦力の大きな株を持って帰った。
 その後は閉店まで、コンクールの展示品を持ってくる人、見て投票してくれる人、売約していく人や売約の鉢を持ち帰る人などで展示会らしいにぎやかさが続く。最後に世田谷のIさんが、「いいことがあったから」と1鉢付き合ってくれる。
 寒かった昨日に較べると平年並みの気温に戻って過ごしやすい。来客の合間に今回入荷した紫秀蘭だけでもと写真を撮る。大円舌のぽっちゃりとしたいい花が揃っているので、花が元気なうちに紹介しておきたいと紫秀蘭のページを追加する。


2011年12月10日(土)
 昨日は荷物が入るというので、結局白石も出てきた。即売品は総入れ替えとなり、いい花が又出揃った、特に紫秀蘭は特大舌のタイプがいくつも入荷。杭州は1万円均一の中にもかなりいい花が混じっていて、目の利く人には探す楽しみも。
 今朝上野グリーンクラブの展示会を見せてもらってから昼頃店に着く。向こうで知った顔に続々と会い、こんな時は店は静かなはず。上野から車に乗せてもらって一緒に店に来た長野のSaさん、茨城からKoさんも久し振りに到着する。例年Koさんの個展と言われるくらい展示品を持ってきてくれていたのだが、地方に転勤でままならないことになり、今日も日帰りで「見せるだけ」というのを持ってきていた。埼玉のSaさんも遅ればせながらコンクールに出品してくれる。
 今日も冷え込んで足元からしんしんと冷気があがってくる。暖房をつけて上野で撮ってきた写真を整理。今夜は皆既月食とか。見るには厳重な寒さ対策が必要だ。


2011年12月8日(木)
 早朝に2度の地震。この頃多いなと思ったら、テレビで活断層の動きが活発になっていると伝えていた。大事にならなければいいが。
 朝早い千葉のMoさんが来られるというので早目に出たが、途中の道路はかなり混んでいて10時頃店に着く。しばらくしてMoさんも到着。続いて狛江のTaさんも久し振りに現れる。駒場のWaさん、埼玉のKuさん、千葉のNaさん、近くのSuさんなども来て、おしゃべりをしながら品定め。投票もしてもらう。
 朝からどんよりと暗かったが昼過ぎには降りだした。寒くてコートを着たまま。昨日の水曜日は北澤さんにお願いしてあったが、東京香蘭会のメンバーが揃って来てくれてにぎやかだったようだ。明日も北澤さんの担当だが、即売品の杭州を入れ替えて新しいのが入ることになっている。ちょっと大変かもしれない。
 10日土曜日、白石は朝上野グリーンクラブを覗いてから店に出ます。


2011年12月4日(日)
 天気が悪かった昨日とは打って変わって暖かい陽射しに恵まれたが、風がやや強く日陰に入るとやはり寒い。昨日に続いて長野のSaさんが一番乗り。大きな三脚を据えて写真撮影を始める。続いて川崎のHaさん、練馬のIさん、出版社のSさん、品川のOさん、中野のEさん、下町のHiさん、目黒のOさんらに、杭州以外のお客様も加わって、狭い店内、カメラを据えるどころではなくなった。新たにコンクールに出品してくれる人がいる反面、早くに開いた株をもう下げてしまう人もいる。まだ投票はほとんど始まってないので、やはり12月半ばがピークになりそうだ。
 杭州寒蘭に限らないが、咲き始めと2週間後の花ではずい分変わってしまうことがある。一番下が開いたばかりの時は、どれでもすばらしいものだし、濃色系の花などは段々に色が乗って来て、後から本来の力を発揮するものもある。土日だけの展示会では瞬間芸を見ることになるのだが、できれば咲いている間に何回も見て、確かめられることが望ましい。当店では最後まで花を見られるから、あの花がその後どうなったかと通われるお客様がいるが、誰でも仕事に追われる12月後半の忙しい時期だから、じっくり見るのも中々大変だ。


2011年12月3日(土)
 早朝に久し振りの緊急地震速報。3.11の記憶が蘇るが、日頃はすっかり警戒感が薄れてしまっているのを実感する。
 昨日、一昨日と真冬の寒さだったのが今日は暖かくなるとの予報だった。それが朝のうちはかなりの本格的な雨で、濡れるし寒いし・・。初めてエアコンをつけたら冷たい風がヒューヒュー。まだ冷房のままだった。午後になって雨は次第に上がり、明るくなると同時に寒さの方もやっと一段落した。
 長野のSaさん、埼玉のSaさん、葉山のOさん、川崎のHaさん、横浜のNaさん、駒場のWaさん、千葉のTaさん、港北のHaさんなどのマニアが集まって、展示品を持ってくる人、売約の杭州を持ち帰る人、今年の花を検討する人など。人気コンクールについては、「まだ花が開いてない」という声も多く、「咲いたら持って来る」と名乗りをあげている人も何人かいるが、一方で「今年は花が早い」という人もいて開花時期はばらつきがあるようだ。昨日も持ってきてくれた人がいるが、例年のように三々五々、五月雨式に展示品が並ぶことになるだろう。会場を他所に借りているわけではないから、期日も花に合わせてスタートを少し遅らせてもいい。投票をと思われている方は、第2週の方が色々な花が見られると思う。展示品はまだまだ募集中。お遊びと気軽に考えて出品してください。


2011年12月1日(木)
 いよいよ師走。年々月日の経つのが早くなる。昨日は妙に暖かくて1ヶ月も戻ったような陽気だったが、一晩で真冬の寒さに変わった。朝はしとしと雨で午前中には上がったが、一日中太陽は顔を見せずどんよりとしたまま。最高気温は一桁だったろう。
 午前中から葉山のOさん、千葉のIさん、国分寺のUさんなど。午後からは愛知のTuさん、杉並のUさん、川崎の北澤さんなどが来て、天気は悪かったがそれなりに賑わった。明日から21日まで白石のいない水・金は、この北澤さんに出てもらって店を開けることになっている。今日も手伝ってもらって2階の即売品を下に下ろし、人気コンクールの会場を作った。まだ出品数が少ないので、始まってしまってからでも結構ですから、お持ちいただければうれしいです。
 明日は又冷えるらしいが、その後暖かい日が戻ってくるとか。近いうちに作場にも本格的な冬の準備が必要だろう。


2011年11月27日(日)
 いつも朝早い千葉のMoさんが来るというので9時半過ぎには到着したが、もう駐車場にはMoさんが待っていた。先日見えたときに気になったまま帰ったものを、今日もあれこれ迷いながら買っていく。こうして選んでいる時が楽しいのは誰でも同じだ。
 撮影を始めたら富士吉田のUさんが到着。紀州の寒蘭展に行った後足を延ばして博多まで飛び、スターレーンの展示会も見て来た帰りだとか。とてもついでとは言えない距離だが、若さと”好き”には叶わない。展示品の「龍華(りゅうげ)」を持ってきて飾ってくれた。世田谷のTaさんも人気コンクールに出したいと持ってくる。埼玉のAさんが予約の蘭を買いに来た後目黒のOさん、出版社のSさんも。今年から寒蘭を買い始めた若い男性が、杭州、紫秀を選んでいく。若い人の参入は大歓迎だ。
 神代植物園の寒蘭展が今日お開きで、撤収のために何人も行っているはず。これが終わると杭州寒蘭が本番だ。


2011年11月24日(木)
 朝には天気が回復。風も無くぽかぽかと暖かい陽射しが注ぐ。246で事故という報に早くに家を出たが、途中やはり渋滞が解消してなくていつもより時間がかかった。
 10時を回って店に着くとすぐに千葉のMoさんがやってきた。2階までゆっくり見ていてもらいながら開店の準備をする。続いて駒場のWaさんも来て、入荷した分と従来から育てている花とを較べながら大いに迷っている。埼玉のAさん、ルーペのSさん、遅くなって港北のHaさんも寄ってそれぞれ選んでいく。少し時間ができたところで花の撮影。HPの即売品の写真を一部入れ替えたが、とても昨日入荷分までは手が回らない。花は充分にもちそうなので、一段落してからゆっくりと撮ることにする。
 外の山草棚が結構乾いているのは、夕べ大して降らなかったのだろう。明日休みでもあるので、やはり水遣りをしておいた。始終水を使っているため、たちまち手がひび割れてくる。相変わらず気温の変動が激しそうで、今日は暖かかったが明日、明後日は又冷えるらしい。来週は又気温が上がるとかで、天気予報のチェックが欠かせない。


2011年11月23日(水)
 日曜日の夜から寒さがきて、休み明けの今日測った最低温度は6℃。休み中に我が家のえびねも冬囲いを済ませた。もう少し先でもいいかと思ったが、本当に寒くなってしまうとその作業がつらくなる。
 今日から杭州寒蘭展。1階の半分はまだ日本の寒蘭が並んでいたが、今日入荷した杭州寒蘭、紫秀蘭のために店の寒蘭は作場に下げ、場所を空ける。お客様が展示してくれていた分はタイミング良く午後から続々と皆下げにきてくれた。初日とあってたくさんの人が見に来てくれ、入荷した分は手伝ってもらって正面の棚に並べる。これで1階、2階とも杭州、紫秀に切り替わった。「人気コンクール」に出品する分もいくつか来て、期日になったら会場に並べることにする。
 寒いが日中はよく晴れた一日だった。それが閉店頃には雨に。明日は今日入荷分のリスト作りや撮影をしてしまいたい。
 次の土曜日(26日)はすみませんが白石は用事で休みます。店は営業していますからどうぞお出かけください。


2011年11月20日(日)
 朝早目に上野に行って東京香蘭会の展示会を見せてもらう。いつもながら見事な作が丁寧に並んでいる。花茎が高く上がった「紅鷲」がトップを獲得していた。何人もの知った顔に挨拶して、昼前には店に到着。埼玉のKuさんとTaさんが連れ立って来て待っていた。
 予報通り上着が要らない暖かさ。急いで歩いてくると汗ばむほどで、11月も後半だというのに信じられない気温だ。いい陽気に誘われて、横浜のNaさん、埼玉のIさん、港北のHaさん、埼玉のSiさんが同僚のIさんを誘って来てくれて様々選んでいく。合間を見ながら案内状の印刷。半分以上終わったところで、複雑になっている営業日を入れればよかったということになり、残りの部分には文章を付け足して印刷する。宛名印刷まで終えると遅くなるが、今日中には投函しないと。
 日が落ちる頃になるとあの暖かさはどこへやら。明日からぐっと冷え込むという予報が実感できるくらいに寒くなってきた。店が休みになるので、フレームのジャロジーも少し閉めて帰る。


2011年11月19日(土)
 一日中雨。このとことろ乾燥が続いて本降りは久し振りの気がする。朝のうちはかなり寒かったが、今日と明日は気温が高く、その後はぐっと下がるという予報。風が出てきて、やはり昼過ぎには生暖かい雨になってきた。変化が激しいので作場の冬支度も様子見だ。
 品川のOさん、川崎のIさん、千葉のMuさん、悪天候で休みになった造園のIさん、埼玉のKuさんなどが来る。展示会案内状の作成も急がなくてはならず、レイアウトだけ済ませて明日印刷、発送する予定。23日からだから駆け込みだが、ここは日にちはあまり関係なく、咲いている間が展示会なのはいつもの事だ。
 明日は上野東照宮の寒蘭展に朝直行し、昼には店に帰ってくる予定です。


2011年11月17日(木)
 朝晩かなり冷え込むようになった。フレームの最低温度が8℃台。朝来たら作場の杭州寒蘭の下一輪が何鉢も開きだしていた。咲き始めの一番いいところだ。「やっぱり杭州はいい!」としばしうっとり。「札落ち」というラベルが入ったのが咲いていて、これが又いい感じ。多分あれに違いないと見当をつけ、店内に飾る。
 富士吉田のUさんが来て、土曜日に上野東照宮に出品する予定の寒蘭をしばし展示。帰りにこれまでの展示品と一緒に持ち帰る。今まで店内に飾ってあった寒蘭はもう上まで全部咲ききっていて、店のものは席を譲って作場に下げ、開きだした杭州をいくつかウィンドウに飾る。
 午後駒場のWaさん、横浜のHiさん、埼玉のAさん、川崎のKiさんなどが来る。電話が何本もかかって、以前に鉢の修理をしてくれるところをあちこち問合せたのを気にしてくれて、仕事を再開したという情報を寄せてくれる。古鉢市でたまに需要があるので、情報として控えておく。
 暗くなってからHPに杭州寒蘭、紫秀蘭即売品の写真を載せる作業を始める。写真は一応リサイズしてあったので、作業は効率的に進んだのだが、この間の撮影後に花がもっと開いてきたりと変化があるので、週末に又撮影し直す必要がありそう。時間が許せば徐々に写真を差し替えよう。


2011年11月13日(日)
 今日は亡くなった鈴木さんの命日。丸々7年が過ぎ、明日からは8年目に入る。月日の経つのは本当に早いものだ。毎年この日には「黄玉山」が咲いているのだが、残念ながら今年は花がきていない。作落ちしているわけではないが「孤峰」も花なしだ。杭州は「崑崙」と青花2鉢がやっと開きだしたくらいだから、少し遅れているのだろうか。
 暖かく穏やかな一日。昼過ぎまで誰も来ないので、ゆっくり写真の整理にかかる。入荷した杭州をリスト化するだけでも、現物と照らし合わせながら入力するのに時間がかかってしまう。そのうち、目黒のYoさん、港北のHaさん、川崎のIさん、品川のOさんなどがやってくる。HPに写真を載せるところまでいきたかったがどうやら時間切れ。


2011年11月12日(土)
 1が並ぶ昨日の11日が休みで残念。一気に冬になったような寒さだったが、今日は10度も気温が上がって薄着でも大丈夫。気持ちの良い天気になった。
 朝店に着いてすぐに撮影を始めたが、杭州新着の報に午前中からマニアが次々とやってきて撮影は中止。一日中人の出入りがある。
 夕方皆が帰ってから撮影を済ませ、久し振りに帰りが遅くなった。


2011年11月10日(木)
 立冬を過ぎてさすがに寒くなった。フレームの最低気温は10.5℃を記録。今晩から雨になる予報で、太陽が全く顔を見せないため厚い上着が脱げない。
 休み中に寒蘭が色々咲いて、つぼみだった「白妙」、「天璋院」、「素豊」、「玉帝」その他が開いていた。今日は昼まで電話の光ケーブル工事でがたがたしていて、その傍で花の撮影を続ける。杭州寒蘭も第1号が笑い始めてきて、青花に真っ白い舌が実に魅力的。「きょうのショット!」にはどれを載せようかと迷ってしまう。
 そこへ中野のEさんが展示してあった寒蘭を下げにくる。続いて新橋のUさんが見事に咲いた「紅徳」を持ってきて展示してくれる。埼玉のKuさん、駒場のWaさんも来て、初めてのお客さんが外で山草を次々と選んでいる。「自然と野生ラン」12月号が届く。
 中国から輸入したばかりの新着杭州が30鉢ほど入荷。床に置くと狭い店内は一杯になり、2階に並べることにして運び込む。素心、光沢のある濃色サラサ、ぽっちゃりとした円舌の青花、たっぷりとした紫秀蘭も入っているが、取り合えず並べて土曜日に整理して撮影することにする。いよいよ忙しくなってきた。


2011年11月6日(日)
 昨日の夕方から時折細かい雨が降りはじめ、朝からどんより暗い。昨日は道路がめちゃくちゃ混んでいたが、今日は一転よく流れている。
 品川のIさんや風蘭のお客様、夕方久し振りに近くのSuさんが顔を見せたくらいでのんびりした一日。こんな天気だと4時半にはもう真っ暗で、植え替えや用土作りなどアクティブな仕事をする意欲が湧かず、管理用のラベル作りなどをしながら店内でSuさんとゆっくりおしゃべりをして過ごす。


2011年11月5日(土)
 このところ暖かい日が続いている。日中は半袖の人がいるほどで、この時期とは思えない陽気。これが寒蘭の開花や発色にどう影響するのだろうか。
 川崎のHaさん、Kiさんが寒蘭の展示品をたくさん持ってきてくれて、これから次々咲くものが並んだ。杭州寒蘭に切り替わるまでの間、しばらくこちらを楽しむことにする。関西から出張のお客さんや品川のNaさんらも寄って、いよいよいい季節になってきた。夕方から拓也さんにバトンタッチし、白石は用事で5時に切り上げる。


2011年11月3日(木)
 11月3日は確か晴れの特異日だったと思うが、東京は一日曇り空。風が無く、11月に入ったというのにかなり暖かい。
 まず横浜のHiさん、続いて中野のEさん、下町のHiさん、杉並のUさん、目黒のYoさん、品川のSaさん、埼玉のSiさんなど。咲いた花が並ぶようになると、やはり好きな人が出動する。花の魅力ってすごいものだ。新たに展示品が加わったり、花を切って下げたり、鉢を搬入する人、下げる人、鉢を買う人など色々なやり取りがある。
 今年は上野東照宮で行われる東京香蘭会の寒蘭展が22日(日)、神代植物園の寒蘭展が22日(火)から27日(日)までと例年より遅く、出品する人はまたまた頭を悩ませているようだ。


2011年10月30日(日)
 天気が崩れる予報だったが、日中は薄日が射して暖かい。日曜日はほとんど道路はガラガラで朝10時前には到着。すぐに植え替えを始める。途中で底石が足りなくなり、新しい袋を開けて洗っておく。
 目黒のOさん、中野のEさん、下町のHiさんなどが来る。寒蘭の展示品を飾ってくれて、咲いているのが一気に増えた。立派な株が並ぶと急に棚が狭く感じる。本当はもう少し間隔をあけて並べたいところだが、狭いので仕方がない。
 3時頃辺りが暗くなってきたと思ったらポツリポツリと降りだした。干してあった砂をあわてて取り込んだが、そのまま雨になるほどでもなく、小雨が降ったり止んだりの天気。
 今年は大震災で鉢が倒れたために、ラベルが入っているものでも咲いてみないと安心できない。当分はそうした品種確認に費やされるだろう。被害はまだまだ引きずりそうだ。


2011年10月29日(土)
 空が高く、陽射しのある日中は暖かいが、日が傾くと急に寒くなる。このところ空気が乾燥していて鉢の中はかなり乾く。作場の方は一斉だが、花がついて店内に入れてあるものは、乾き具合を見ながら合間合間に水を遣っている。木曜日に飾ってくれた「豊雪」と「神曲」がいいタイミングで開いてきて写真を撮る。「憲陽」も咲きはじめた。
 大震災で札落ちになってしまった寒蘭で、花茎が2本上がっている素心らしいのを店内に飾っていたが、「白妙」が見つからないから多分これがそうだろうと思っていた。今日作場の一番奥に花芽が上がった鉢を見つけ、取り出してみたら何と「白妙」だった。すると今までのこれは一体何だろう。まだようやく首を振りだしたところだからしばらくはあれこれ想像してみる。
 昨日NHKの「趣味の園芸」再放送で、秋の東洋蘭をやったらしい。見るつもりでいてその時間になったら忘れてしまったが、それを見た人が訪ねてきて入門として一つやってみたいとの事。今はお手頃価格になった名品を選んで持って行く。駒場のWaさんが先日風蘭用の水苔を買いにきて、長さの揃った5Aを買っていったが、戻してみたらあまりに長いのばかりでダンゴにするのがもったいないと、一つ下の4Aを又買いにくる。蘭鉢展の鉢を一部片付けて、蘭を置くスペースを増やした。


2011年10月27日(木)
 暖かい日が続いた後、昨晩から急に冷え込んだ。寒暖の差が激しくて、1日で10℃も上下することがある。この秋一番の冷え込みの今日は、湿度が低く気持ちの良い秋晴れだが、風が冷たくてそろそろ寒さ対策が必要になってきた。フレームの最低温度は11℃を記録している。休みの間に「憲陽」が開いているかと期待したが、まだだった。完全に横を向いているから間もなくだとは思うが。
 駒場のWaさん、川崎のKiさん、富士のUさんが来る。寒蘭の展示品を持ってきてくれて、もうすぐ咲きそうな株が並んだ。鉢が大きいから寂しかった棚がたちまちにぎやかになる。そのうち店内がいい香りに包まれるはずだ。


2011年10月23日(日)
 朝のうち雲が残ったが日中はいい天気になり、気温も上がった。1ヶ月も陽気が戻って久し振りに薄着になると、たちまち蚊が腕に止まっている。
 道路はガラガラで朝早く店に到着。すぐに植え替えを始める。用土が減ってきたところで次回用に砂を混合し、洗って干す。5時を過ぎると外はもう真っ暗。この暖かさと不釣合いだ。


2011年10月22日(土)
 朝から細かい雨。それが突然強い降りになり、間もなく止んだかと思うと薄日が射したりと変わりやすい天気。開けてあった高い窓からは、棚の上に吹き込んでいた。
 注文のえびねを荷造り発送。後は植え替えを進める。店内の寒蘭は今年も「憲陽」がトップで咲きそうだ。


2011年10月20日(木)
 昨日はいきなり寒さがきて、あわてて暖かい上着を引っ張り出した。今日は動いていればそれほどでもないが、やはり朝晩はかなり冷え込む。
 棚下の寒蘭をいくつか植え替える。年数の経ったものは決まって根が悪い。きちんと植え替えをしているものは当然根がいい。こうやってあまり大事にされてないものは、徐々に消えていくことになるのだが、流行のものを追いかけるのではなく、昔の名品も大事に世話をしていこうと思う。
 午後久しぶりに杉並のUさんが来てくれた。


2011年10月16日(日)
 昨日に引き続き暑い一日。最高気温が29℃になるという予報で半袖で丁度いい。10時大分前に店に到着し開店の作業をしていたら、にぎやかな音がしてお神輿の一団がやってきた。急いでカメラを持って飛び出す。雲ひとつない青空で秋祭りには絶好の天気に恵まれた。
 午前中に中野のEさん、下町のHiさんが来て午後までゆっくりおしゃべり。売約の欅鉢を箱書きの済んだ桐箱に入れて持ち帰る。棚にたくさん並べてあった桐箱が一気になくなって、いよいよ寒蘭が主役に。但し一番早いものでもつぼみが横を向いてきたところで、花が揃うのは11月に入ってからだろう。
 杭州寒蘭の問合せも来るようになり、杭州の棚のラベルを一つ一つ確かめる。大震災でほとんどが倒れた後、置いてある場所がすっかり入れ替わってしまって、目的のものを探すのに苦労するようになった。


2011年10月15日(土)
 朝のうちは雨の上に風が強くまるで台風のようだった。雨はまもなく止んだが南風のむしむしする陽気で、植え替えをしている顔の周りを蚊がうるさく飛び回る。寒蘭の花芽はもう葉の上まで伸びていて探すまでもない。まだ作場に残っていたのを店内に入れて化粧する。
 駒場のWaさんが土や鉢を買いにくる。毎年蘭鉢展に顔を見せる品川のIさんがようやく来てくれて、お買い得の鉢が残っていたのを選んでいく。突然三重のKaさんと埼玉のKuさんが現れた。久し振りでいよいよシーズンだなと感じる。


2011年10月13日(木)
 薄曇りの過ごしやすい天気。夜間はかなり冷え込むようになって、寒蘭の花芽が来る度に伸びている。今日も何鉢か店内に取り込む。
 今年は3.11の震災で鉢が倒れ、直後は夢中で植え替えたり砂を足したりしたから、棚の上にはそれほど古い土のものはないが、棚下にはまだ植え替えなくてはならないのがある。そういうのを探しながらいくつか植え替える。埼玉のAさん、港北のHaさんなどが寄る。本当に日の暮れるのが早くなった。


2011年10月10日(月)
 夕べは突然の激しい雨に見舞われたが朝には晴れて、好天気に恵まれた三連休の最終日。昨日車を置いていった長野のSaさんが荷物を積んで帰っていく。売約の鉢の引き取りは大分進んでわずかを残すだけ。空いた棚に寒蘭や風蘭などを並べ、大分緑が多くなってきた。今日はちょっと大きな地震があってひやっとしたが、高価な鉢は昨日桐箱の中に全部納めておいてよかった。
 世田谷のHaさんが久し振りに顔を見せる。この間の台風で庭の木が倒れたそうで、あちこちで被害があった台風であった。空いた時間は出来るだけ植え替えをする。


2011年10月9日(日)
 来る途中の道路は下り車線が混んでいたが、店の前は上りも下りもガラガラ。出る人は皆出てしまったのだろう。昨日は結構気温が上がって、最後のチャンスとばかり蚊がまとわりついて何度も刺された。今日はいくらかひんやりするが、日中はやはり蚊が飛び回っている。
 午後長野からSaさんが車で来る。東京に向かう方はスイスイで、下りは大変なことになっていたそうだ。ここで待ち合わせのKoさんも茨城から到着。駒場のWaさんも合流してにぎやかになる。皆で話している間、少しづつ植え替えを進める。こういう天気だと何をやっても捗る。


2011年10月8日(土)
 湿度が低く爽やかな秋晴れ。三連休の初日とあってどの道路も出かける車で一杯だ。246下りは朝からびっしりと車がつながっている。今日はあちこちで運動会をやっているし、紅葉狩りにも絶好の天気。行楽でもスポーツでも何をやっても一番いい時期で、仕事をするのが勿体無いような状況だ。
 午前中に欅窯の三橋さんが、弟子の倉田さんと一緒に桐箱を持ってきてくれる。大震災があったためも加わって、益々桐箱を注文する人が多くなった。一度に箱書きするのも骨だろうが、三橋さんのさらりとした字は味があって気持ちいい。
 午後から中野のEさん、下町のHiさんが寄る。神代植物園で開かれている東京山草会の山草展に行ってきたとか。植物園もバラが見頃で大変な人出だったようだ。夕方造園のTaさんが寄って、売約の鉢や桐箱を持っていく。明日は又売約の鉢を引き取る人が来る予定。


2011年10月6日(木)
 昨日は冷たい雨が降って寒さに震えたが、起きたら雨は上がっていた。最近は朝晩かなり冷え込み、着る物を選ぶのに考えてしまう。晴れて暖かくなるという予報通り、昼頃には青い空にうろこ雲。カラッとした気持ちのいい天気になった。昨日とは10度も差があるというのだから、昨日の寒さが異常だったということだ。
 蘭鉢展が終わってからもポツポツ鉢の注文があり、荷造りして発送する。後はひたすら植え替え。用土をたくさん洗ってあるので気が楽だ。風邪はほとんど良くなって意欲も回復。いい天気に植え替えをするのは楽しい。


2011年10月2日(日)
 どんよりとして肌寒い一日。鼻かぜがだんだんひどくなって、夜は咳き込んで眠れない。何鉢か植え替えを始めたが、やはりイマイチ意欲が出ず、パソコンの前で静かに過ごす。鈴木さんが亡くなって以来、ほとんど風邪をひいたことはなかったが、やはりちょっと忙し過ぎたようだ。早く治すことをいいわけに今日はがんばらない。
 寒蘭の花芽が伸びてきたのを少し店内に入れ、花茎がまっすぐになるよう修正して棚の空いたところに置く。今年は寒蘭展をスキップして杭州寒蘭展だけにするが、花の咲くのは例年通り並べる。日本寒蘭はあまりたくさん無いから、まだまだ蘭鉢が並んでいてちょうどいい。港北のHaさん、駒場のWaさんが寄っていく。


2011年10月1日(土)
 いよいよ10月。杭州寒蘭のシーズンが近づいてきた。今週は私事で忙しいことが重なって、5日も間が空いての営業になってしまった。ご迷惑をおかけしました。
 寒蘭の花芽が順調に伸びてきている。植え替えようと手に取った「四明山」などは3本も花が着いていて、化粧砂だけの交換にした。ずっと花がこなかったのに、去年も数本花があがったから、案外花つきのいい品種なのかもしれない。他にも複数本上がっているのがいくつもあって、植え替えの適期なのに迷う。
 暑くも寒くもなく爽やかな天気。朝電話で鉢の注文があった後、練馬のIさんが寄る。古鉢を目当てに寄ったのだが、丁度その鉢が直前に売れてしまった。蘭鉢展の初日ならともかく、期間中ずっと残っていたのに・・。そんなものかもしれない。
 拓也さんがいて水遣り、殺虫剤消毒をしてもらう。プラ鉢や肥料を買いにくる人など、皆植え替えに忙しそうだ。


2011年9月25日(日)
 今日も爽やかな秋晴れで快適そのもの。洗っておいた砂を片付け、植え替えにかかる。
 横浜のMoさん、練馬のIさん、近くのSuさんらが来る。
 木曜日に休むので次の営業日は10月1日の土曜日になります。売約された鉢の引き取りの方はご注意ください。


2011年9月24日(土)
 空が高く空気が乾燥して気持ちがいい。陽射しは強いが日陰に入ると冷やっとする。昨日混合砂を干して帰って正解だった。今日も砂を篩って混合し、洗って干しておく。寒蘭の花芽が来てないのを植え替え始めた。
 豊島区のKuさんが売約の鉢を取りにくる。いよいよ蘭鉢展も明日まで。
 9月29日(木)は白石の都合で、すみませんが臨時休業させていただきます。


2011年9月23日(金)
 どんよりとして涼しいというより肌寒い。ついこの間まで飲んでいた冷たい物にはもう手が出ない。今日も台風の後始末で、あちこちに吹き溜まった落ち葉や小枝を掃除したり、夏の間にたくさん篩っておいた混合砂を洗って干す。
 素心蘭や天草小蘭などの秋蘭に花が来てないか探すと、赤芽素心「乙女」につぼみがついていた。間もなく咲きそうなのを店内に飾る。その他は花芽が見当たらないのでこれ1鉢かもしれない。花が少ない時期に咲いて香りもいいから、この種類も欠かせない。
 横浜のNaさん、閉店間際に駒場のWaさんが来て鉢を持っていく。


2011年9月22日(木)
 昨日は台風15号が浜松に上陸。そのまま列島を縦断し、首都圏も大きな被害が出た。いつも「来る来る」と言っては反れることが多かったが、今回は久し振りにまともにやってきた。皆さんのところは大丈夫でしたか?
 交通機関が軒並みストップして帰宅難民がたくさん出たり、地下街やアンダーパス、マンホールから噴き出す水、ビルからの落下物など、山間部とは又違う面で都市部は非常にもろい。15号は激しい雨と風をもたらしたが、スピードが速く、夕べ7時半頃には通り過ぎた。
 今朝は青空。強い日差しの中出てきたら、道路はメチャクチャ混んでいる。途中大きな木がガードレールに倒れ掛かっていたり、工事車両が止まっていたりして台風の後始末のせいかと思ったが、明日から三連休のためもあったかもしれない。開店には間に合ったが、いつもよりかなり遅くなった。
 店や作場がどうなっているか気になる。見て回るとえびねが3鉢倒れている。柿の木や松の枝が折れてころがっている。落ち葉が山になっている。店の中は窓を閉めて帰ったから1階はなんともないが、2階の換気扇から吹き込んだのか、棚が濡れて水が溜まっていた。さらにわずかに窓を開けてあったトイレは真っ黒で大変なことになっている。まずそれらの後片付けと掃除。えびねの葉や山草の上に落ちている葉っぱを取り除く。蘭が倒れたのは1鉢だけで、大震災の後色々対策した成果があった。
 川崎のKiさんが、昨日の台風で駄目になってしまったと、遮光ネットを買いにくる。昔から台風の翌日は、鉢がひっくり返って割れたとか、急遽植え替えなくてはならないとか、鉢や砂を買いにくる人が必ずいたものだ。ついでに欅鉢を付き合ってくれる。
 雲の動きが速く、急に夜のような暗さになって雨が落ちてきた。それと共に気温が下がって、半袖で来たら肌寒い。いよいよ残暑とさよならだろうか。


2011年9月19日(月)
 カラッとした晴れ。少々風が強いのは台風の影響か。16号は太平洋にそれて行ったが、15号が日本列島を直撃する気配。今後の動きが気になる。東京も夜には雨になる予報で、この台風が行ってしまえば一気に秋が来るかもしれない。
 今日は拓也さんがいるので、温室の屋根にびっしりと広がるつたを取ってもらう。遮光ネットにからみついていて取りにくいが、脚立に上って取れるところだけでも取り除く。猛暑の夏はこれが3〜4度気温を下げてくれていたから、その恩恵は大だった。さすがの残暑もそろそろ終わるだろうと、今度は手のひら返しで申し訳ないが、もう少し明るくする必要がある。一部取りきれないところを残して、さっぱりとした温室が姿を現した。
 店内の欅鉢は、売れて持ち帰ったものもあり、桐箱待ちで置いてあるものは蘭掛けにまとめて倒れないようにしてあるので、棚が大分空いてきた。山草棚から飾れるものを物色して、穂が何本も出てきた「ヤクシマススキ」を持ち込み、枯れた細い葉を時間をかけて取り除き、葉先を整理して鉢を洗い、水盤も洗って台に飾った。鉢の間に緑があると引き立って、「いい感じだ」と思った途端に入ってきたお客さんが「これください」。売っている店なのだから仕方ないが、山草は「丁度これからいい飾り物になる」という時に売れてしまう運命だ。


2011年9月18日(日)
 真っ青な空に白い雲が浮かぶ。照りつける陽射しが痛いほどだ。9月も後半に入ったというのに、夏は一向に終わらない。
 昨日あれほど車が並んでいた前の国道を、今日はスイスイと飛ばしていく。ゴールデンウィークもシルバーウィークも、昔からお客さんで賑わったことがない。台風とか雪とか、こんな天気に来る人はいないだろというような日に、「他に何も出来ないから」と現れる人がいてびっくりすることがある。連休の今日も昼過ぎまで誰も来ず、HPの「蘭鉢展2011」を完了させる。
 そのうち港北のMoさん、埼玉のIさんが来て鉢を持ち帰ったり、近くのSuさんが寄っていったり。欅窯の桐箱を注文する人が多く、この間まとめて頼んだが、後から追加、追加で又メールする。
 杭州寒蘭の花芽が順調に伸びてきているようだ。「珠峰雪」や「上天竺山」などの花芽がすぐに見つかり、写真を撮っていたら、すぐ後にある大震災で札落ちになってしまった鉢にも立派な花芽がきていた。これで身元が判明するかも。楽しみだ。


2011年9月17日(土)
 台風の影響か夕べはたたきつけるような雨音がしていたが、朝には上がって真夏の陽射し。暑い。この間大きな被害があった近畿地方に、またもや豪雨の恐れがあって心配だ。
 午前中に埼玉のSaさん、閉店間際に仕事を終えた造園のTaさんが来て鉢を選ぶ。今年はいい鉢がたくさんあるので、Taさんも「迷うなあ!」。楽しく迷って「いい鉢が残っていてラッキーだった」。
 日中はずっとHPに古鉢市の追加作業。写真を同じサイズに小さくするには、ひたすら同じ作業を繰り返すことになる。途中で飽きてくるが、早くキリをつけたい一心でクリックを重ねる。
 前の246は朝からずっと車がつながってノロノロ。3連休の初日だから皆出かけるのだろう。そういえば連休に行楽に出かけることが全く無くなって久しい。


2011年9月15日(木)
 ゴトービのせいか道路が混んでいて、いつもより早く出発したのだが10時を少し回って到着。もう1週間も真夏日、熱帯夜が続いていて、今日も朝からギラギラと照り付けている。一旦秋めいてきた後だけにこたえる。
 すぐにHPへ写真をアップする作業にかかる。小柴鉢の次は古鉢市。少々ぼけたのもあるが撮り直す時間はない。途中何度か来ている若い男性や近くのSuさん、埼玉のAさん、港北のMoさんなどが来て鉢を選んでいく。今日も午後地震があった。鉢が倒れるほどではないが、反射的に押えてしまう。
 真夏の暑さが続いて蘭も山草も乾いている。こちらも待ったなし。HPの作業を途中で切り上げて全面的に水遣り。古鉢の掲載は途中まででストップした。続きは土曜日に作業します。


2011年9月11日(日)
 蘭鉢展2日目はぐっと静かになるのは例年通り。近場で来られる人は、都合がつけば初日に来るのが鉄則だ。これからは用事で来られなかった人がぼつぼつと来て、HPに写真を掲載して遠方からの注文が入るという流れ。HPに載せるのは手間のかかる作業だが、毎年やって大分手馴れてきた。今日は朝早く来て、すぐに写真の作業にかかる。
 午後から中野のEさん、下町のHiさんが、昨日に続いて遊びに来てくれる。後から川崎のKiさん、品川のNaさんが来て、パソコンの単調な作業で疲れたところを気分転換。皆が帰った後、とりあえず小柴鉢だけアップした。欅鉢も古鉢も撮影だけは済んでいるので、木曜日に又作業し、出来るだけ早く掲載したい。


2011年9月10日(土)
 真夏の暑さが戻った蘭鉢展初日。朝10時前に到着し、誰も来てないことを確認してお弁当を買いに行ってる間に、もう車が待っていた。蘭鉢展は毎年こんな風だ。それからは次々と鉢好きが集まってきて、閉店までにぎやか。
 3時ごろ地震があってヒヤッとする。たくさんの鉢を並べている時に、地震だけは勘弁願いたい。帰る前には、展示してある鉢を下ろして蘭掛けにかけたり箱に入れたりして、地震対策をしておく。朝は又元に戻すのだから手間がかかるが、最近も一向に地震が収まっていないので仕方ない。
 まだ撮影できてなかった欅鉢は、夕方になってようやく撮影。HPに載せるのはもう少しお待ちください。


2011年9月8日(木)
 朝晩とても涼しくなってすっかり楽になった。うっかりすると明け方足が冷たくなってしまう。それでも日中は汗ばむほどの暑さ。
 まず撮りなおしの何鉢かの撮影をし、まだ値札をつけてなかった小柴鉢に値札を貼る。明日搬入の欅鉢のスペースを残し、小柴鉢、つくし窯、蘭花村鉢、信楽鉢、古鉢、がらくた市などと、テーマ別に鉢をまとめる。明日窯出しの欅窯は数がどれくらい出るか未定なので、それを見てから並べる場所を変更することになる。今年は古鉢市に旧作の欅鉢がたくさん出品されていて、それも目玉のひとつ。中国鉢やどこの鉢かわからないのや、面白い鉢は今年も色々あって、ぜひ楽しんでいただきたい。
 造園のTaさん、埼玉のAさん、川崎のKiさん、品川のNaさんなどが来たり電話が色々かかっていよいよ本番だ。
 今回の台風による大雨被害は本当にすごいもので、被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。


2011年9月4日(日)
 台風は日本海に抜けたが、台風一過の青空というわけにはいかない。雨は降らないがすっきりしない天気。道路が空いていて早くに到着し、すぐに古鉢のリスト作りの続きにかかる。午前中若い男性が寒蘭をやりたいというので花芽のついたのを探す。
 午後浜松のTさん、出版社のSさん、練馬のIさん、つくし窯のIさん、伊豆のKさんらが渥美窯展に行った帰りに寄ってにぎやかになる。
 鉢の写真を一応撮ったが、パソコンで見るとぼやけているのがかなりあって、取り直しをしなければいけないのが出てきた。えびねの荷造りをして発送の準備。蘭鉢展の支度が色々あってあせるばかり。


2011年9月3日(土)
 ゆっくりとした台風12号が四国、紀伊に豪雨をもたらしている。東京は風が強いものの、雨はたまに降ってくるくらいでやたらと蒸し暑い。
 朝から急務の蘭鉢展案内状の作成に取り掛かる。本番の印刷はインクジェットの官製はがきでするのだが、パソコン画面でこれでいいと思っても試し刷りを他の紙ですると何だかイマイチで、試行錯誤を続ける。思い切って官製はがきで印刷してみたら、まあこれでもいいかということになって、今日中に投函できるよう宛名印刷まで完成させる。
 午前中に一人、午後から一人、古鉢の搬入があったが、今日は拓也さんがいるので心強い。たくさんの鉢を床に並べて、記号ラベルを付け、値段を決め、パソコンに打ち込み、写真を撮ってサイズを測り、終わったものは2階に運び込む。一人でいるときにこれだけのことをするのは本当に大変。時間ばかりかかって帰りが遅くなるというパターンだが、若い人がスピードでやってくれるので効率的だ。蘭関係古書も入荷して、川崎のKiさんが早速選んでいく。
 蘭鉢展の準備を少ない営業日でするのは大変だが、徐々に気分は高まってきた。


2011年9月1日(木)
 又台風が近づこうとしている。雨を覚悟したが、意外と降らずに蒸し暑い。防災記念日の今日、東京都は大規模な防災訓練を計画していて、環七から内側には朝交通規制をするというのでどうかと思ったが、何も引っかからずに到着した。すぐにメールをチェックすると、注文に混じってアクセス50万回を踏んだという大阪のOさんからのメール。「えっ、もう?」。もっと先のことだろうと思っていたのと、蘭鉢展の準備等で忙しくて、不覚にも自分では全くチェックしてなかった。8月27日に50万になったそうで、お付き合いのある方に当たってよかった。
 HPを作った当時は、このような数字になろうとは夢にも思っていなかった。こんな素人の作っているHPを見ていただいて本当にありがたく、亡くなった鈴木さんにも報告したい気分だ。今年の4月から営業日が減って更新が間遠になり、こちらとしても残念。又毎日更新できるようになったらいいと思う。Oさんには記念品として小柴鉢を送らせてもらった。
 注文のエビネを荷造り発送。別の注文のために、この春ヤッコだったエビネを株分けする。もう冬至芽が膨らんで、今からが一番いい季節だ。横浜のAさん、駒場のWaさんが来て、電話も何本かかかる。蘭鉢展の案内状をデザインし始めたが、中々苦戦。早く出さなきゃいけないのに・・・。


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