top   目次   バックナンバー目次   「朝・昼・晩」 

         33       
2011年8月25日(木)
 ゴトウビに工事渋滞と事故渋滞が重なって、世田谷に入ってからも一向に車は進まない。用事で寄り道したこともあって到着はぎりぎりセーフ。夕べからの雨が店に着いた頃には上がった。一時よりは戻った暑さは、もうかつての勢いはない。
 鉢に入ってしまった草を抜いていると、横浜のHiさんが注文のえびねを持って来てくれる。Hさんのところで花芽が出始めたというので探すと、杭州寒蘭に小さな花芽を発見。これからはこれが楽しみだ。夕方看板を隠していたツタを取り除いたり駐車場の草取り。たちまち袋一杯になる。看板はかろうじて顔を出した。
 営業日が減って更新が以前より間遠になり、ふと気がつくといつの間にかアクセス数が50万に迫ろうとしていた。もし偶然50万を踏まれた方は、プリントスクリーンの画像などを添付してメールでご連絡ください。何か記念品を考えます。
 9月10日からの古鉢・ガラクタ市に出品される方は、営業日にお持ちください。


2011年8月21日(日)
 長い夏休みが終わった。個人的には結構毎日忙しくてのんびりというわけにはいかなかった。去年以上の猛暑がずっと続いていたが、一昨日の雷雨を境に劇的に気温が下がった。涼しくなったのはうれしいがあまりの激変に戸惑ってしまう。その後も雨は降ったり止んだりで、何だかゆく夏を惜しむ気分だ。
 久し振りに店に来て最高最低温度計をチェック。休み中の最高温度は42℃、最低は今日の19℃でダブルスコアどころではない。この夏も猛暑、大雨、強風など、各地で天候による災害があった。園芸は天候の影響をもろに受けるから、作をかけるのも容易なことではなくなったようだ。
 最初に作場の蘭やえびねを見て廻る。古木の枯葉が目立つが、潅水はちゃんとしてあるので大丈夫。ただ外の棚や棚下の蘭には、カタバミなどの飛び込んだ雑草が伸びているのがある。休み前に草取りした通路も又雑草がはびこっている。涼しいし雨が上がったところだから、まず通路の草取りから始める。続いて蘭の古木が落ちるのを取り去ると、たちまち片手一杯の束になった。雑草の生えた鉢を一つづつ移動してピンセットでつまむが、これは今後順番にやっていくしかない。
 「早くに来ていたんですが、休みだからお預かりしていました」と「自然と野生ラン9月号」と別冊「富貴蘭図鑑」が再配達される。メールは山ほどきているが、ほとんどは消去する分。その中から問合せメールを探して返信する。夕方駒場のWaさん等が来る。
 雨模様は明日、明後日も続くらしい。猛暑を忘れてしまいそうだがこのままというわけにはいくまい。


2011年8月4日(木)
 ピンポイント豪雨というのだそうだ。昨日は晴れた空から突然激しい雨になった。今朝来る時も所々で雨で、少し走るとすぐに止むという変わりやすい天気だ。このところの日照時間は去年と較べてずい分少ないようで、夏らしい青空はほとんど見られない。その代わり涼しくて節電には貢献している。朝来たら店の前の道路を電気工事で掘り返していて、車を入れるのも曲がりにくい。午後までダダダッという大きな音が響いていた。
 夏休み前の最終日で、今日は絶対風蘭の植え替えをしようと、この間長い水苔を戻しておいた。すぐに取りかかって夕方まで植え替えに専念する。夏はこれくらいしかすることがない。埼玉のAさんが寄って「珍しく風蘭の植え替えなんかしてますね」。
 夕方駒場のWaさんが現れ、「欅窯のHPが出来たんだね。全部見たよ」。読み物の楽しみが増えた。
 明日から夏休み。これまでもほとんど休んでいたようなものだが、ずっと閉まっているというのは又別で、棚に並べてあった風蘭を蘭掛けにまとめて水を遣りやすくしておく。9月の蘭鉢展のスケジュールを相談して、休み明けからはそれに向けて準備することにした。
 それでは20日(土)まで夏休みですので、21日に又お目にかかります。


2011年7月31日(日)
 新潟、福島で記録的な豪雨があり、いくつも川が氾濫した。テレビで濁流の映像を見ていたが、水はひとたび牙を剥くと本当に恐ろしいものだ。新潟は何年か前は大地震、冬は豪雪で大変だったし、福島は東日本大震災と巨大津波、原発事故と災害が続いている。どうしてそんなにと思わずにいられない。我が家の方でも夕べは雷が鳴り、時折激しい雨もあった。最近は6月下旬から7月中旬までの猛暑が遠いことのようで、照りつける暑さは蔭を潜めてしまった。今日が7月の最終日で8月はこれから。このままで済むわけはないと思うが。
 霧雨が昼前には上がって気温は25℃を超えない。草取りのチャンスとばかり、のさばってきたどくだみを抜く。店内にいくつか残っていたウチョウランを片付けてパソコンの前へ。
 6月に東京山草会の野生蘭展で欅窯の三橋さんに会い、HPを作るという話を聞いた。その後公開されたという葉書が送られてきたのだが、記載されている長いアドレスを何回打ち込んでもエラーになってしまう。検索しても出ないので、都合で遅れているのかなと思っていた。今日久し振りに直接入力したが、やはりエラー。念のため検索してみたらやっと出てきた。早速お気に入りに追加して今日はそのブログを読む。三橋さんは本を何冊も出しているし文章も写真も上手(欅窯HP)。因みに夕方寄った若いGoさんに試しに打ち込んでみてもらったら一発OK。やはり途中で間違えていたのだ。情けない。
 腐葉土から放射線物質が検出されたというニュース。いよいよ園芸界にも迫ってきたか。食べるものを作っているわけではないから大丈夫だろうが、用土をいじる時は手袋をするべきだろうか。面倒でついつい素手で触ることがあるから。
 明け方の地震は久し振りに大きくて飛び起きた。


2011年7月28日(木)
 朝店に来る途中はワイパーを動かしていたが、着いてからは上がって終日どんより。真夏の暑さには程遠く凌ぎやすいが湿度は高い。ツタが覆っている方のフレームは、こんな日はほとんど真っ暗で、これではいくらなんでもと思うが、ぎらぎらの猛暑がやがて戻ってくるだろう。何しろ明るい方のフレームとは5℃も差があるのだ。暑さが一段落した頃には葉を取り除いてやるが、最近のように曇りがちで涼しい天気が続くと悩んでしまう。スイッチ一つで毎日作場の日除けを調節できればいいが、中々そういうわけにもいかず、その年の天候に作が左右されることになる。
 こんな時期にえびねの問合せがある。夏休みを控えた今、管理を考えて店内に置いてない上、真夏は品物を送るのも心配。9月に改めてということにした。HPにすべての品を載せるのは無理なので、載っていない品物も色々ある。お問合せいただければ在庫の有無、株の状態など写真添付でお答えします。ご予算とご希望がわかれば、用意できる中からお勧めすることもできます。
 山草鉢を買いにきた女性やウォーキング中の駒場のWaさんが寄る。


2011年7月24日(日)
 台風以来30℃を下回る涼しい日が続いている。梅雨明け後の寝苦しい猛暑を過ごした後では、ほっと一息つけてありがたい。今日もエアコン要らずの涼しさだ。
 地デジに切り替わるXデーということで、テレビをつけその時を待つ。正午になったらコンセントを抜こうと、蔭に隠れていた電源コードを引っ張り出して用意する。正午になった。ところが何の変化もなく番組が続いている。そういえば「ここはケーブルテレビが入っているから、そのまま見られるらしい」と言っていた人がいた。地デジ対応ではない古いアナログテレビで特にチューナーをつけてないから、この瞬間で終わりと思いこんでいた。画面にはデジアナ変換の文字。「なあんだ大丈夫なんだ・・・。」お蔭で記念すべき瞬間は見られなかった。どうも電気関係は弱くていけない。
 久し振りに中野のEさんと下町のHiさんが顔を見せる。そのうち川崎のKiさんも来て、花の終わった風蘭の展示品を下げる。通りかかった近くのSuさんも、Kiさんの車を見て寄っていく。蘭の新芽が出揃ってきた。


2011年7月21日(木)
 超大型台風6号がゆっくりと進んで各地で記録的な雨を降らせ、場所によっては被害が出た。毎年繰り返されることで、つくづく災害列島だと思う。台風は紀伊半島をかすめた後急に右折して日本から遠ざかって行ったので、関東地方にはほとんど影響はなかった。一昨日の火曜日は時折強い雨が降ったが、昨日は小雨になり、今日店に着いて間もなく止んだ。これまでカラカラ天気が続いていたから、暑さでぐったりしていた植物が、たっぷりの雨を受けていきいきしている。
 何より夕べから急激に気温が下がって、今日午前中のフレーム内は18℃。このところ最高温度はほとんど40℃だったからすごい温度差だ。今朝は勿論半袖では寒くてせっかく仕舞った春物を引っ張り出す始末。やがて薄日が射してきて、ようやく台風に備えて閉めてあった窓を開ける。涼しいし土が軟らかくなっている今日がチャンスとばかり、雨が止んだところで庭の草取り。後はウチョウランの終わった花を切って作場に戻したり、洗って干しておいた混合砂をストック用の箱にまとめたり、ほとんど掃除や片付けをして過ごす。


2011年7月17日(日)
 毎日強烈な暑さが続いている。今日も朝から雲ひとつないかんかん照り。「暑いですね」しか言葉が無い。三連休の中日で、店に来る途中の下り車線は長い渋滞だった。行楽に出かける人が多いのだろう。
 早い梅雨明けだったからもう長いこと猛暑の中にいる気がする。大型台風が発生して日本に向かっているようで、この後暑さが一段落するようなことを言っている。台風直撃は遠慮したいが、ここらで一雨欲しいところだ。鉢に水を遣っても翌日には表面が乾いてしまうほどだから。
 暑い中小柴鉢を探しにご夫婦が見えた後は、この間えびねを下げた後の鉢受け皿を洗って片付け、混合砂を作って洗っておく。夏は水を使う作業が涼しくていい。HPのメンテナンスをしていたら、黒いアゲハチョウが店の中に飛び込んできて出ていかない。昆虫といえば、土曜日の夜、我が家のカブトムシ(オス1匹)の飼育箱の上に、ナント3匹(雄2、雌1)ものカブトムシが集まってきて一網打尽となった。餌の昆虫ゼリーに群がってきたのか、おかげで飼育箱が3つに増えた。


2011年7月14日(木)
 抜けるような青空の端からもくもくと入道雲。昔から見慣れた夏空だ。午前中からじりじりと照りつける中、この間洗っておいた混合砂を日に干して、ストック用の箱に入れる。
 午後から横浜のHiさんが暑いところ来てくれる。今年は諸々の都合で長い夏休みになるので、預かっているえびねやウチョウランを一旦持ち帰ってもらって、真夏の間店内に置く危険を避けることにした。店内は殺風景になるが、管理を中心に考えてのこと。今のところ去年に負けない猛暑のようで、連日35℃を超えるところが出ている。原発の次に熱中症のニュースを聞かない日はない。
 なでしこジャパンが決勝進出の快挙で、久し振りに明るい話題。水遣りは夕方日が落ちてからでないと無理なので、日中はパソコンに向かったりテレビを見たりだが、そのテレビ、いよいよあと10日で地デジ化だ。店のアナログテレビが何も言わずに突如シャーッとなるのだろうか。それとも直前に何かメッセージが出るのか。24日正午からだそうだから、丁度店でその瞬間を見るのが楽しみ。
 近くのSuさん、お盆で忙しい港北のHaさんがお坊さん姿で寄る。


2011年7月10日(日)
 とに角暑い!。東海地方まで梅雨明けだそうだが、関東もきっと明けたに違いない。「今日は許されるだろう」と初めてエアコンを入れたら、運転切り替えはまだ暖房になっていた。開いていた窓を閉め、冷房に切り替えて運転開始。ところがしばらく経ってもあまり涼しくなった気がしない。今日は晴れ一色だから、暇な夏の間に秋の植え替え用に混合砂を篩って洗おうと表に出たら、外の方が風が通って気持ちいい。結局エアコンを止め、開けられるだけあちこち開けていつも通りの態勢になった。植え替えシーズンは忙しいので、今年は夏の間に用土を出来るだけ作っておくつもり。但し熱中症に注意しながら。「自然と野生蘭」8月号到着。


2011年7月7日(木)
 あちこちで被害が出るほどの豪雨が報じられていたが、東京周辺は真夏のカンカン照りの日が続いた。今日測った休み中の最高温度は40℃だったが、今朝は少し雨が降って久し振りに気温が下がる。午後には一時日が出て蒸してきたが、全体としてはどんよりとして七夕には残念な天気。
 店内のウチョウランは花が終わってきたものが多く、作場に片付けたり移動させて、咲き出した風蘭に場所を譲る。川崎のKiさんが展示品や即売品の風蘭を持ってきてくれたので、花付のものが一気に増えた。店で作っていたのも並べ、正面の棚は風蘭に、道路側はウチョウランとえびねということに。近くのSuさんも寄っていく。
 フレームの蘭の枯葉を整理し、HPのメンテナンスをする。


2011年7月3日(日)
 毎日30℃を超す真夏の暑さ。梅雨明け宣言はまだだと思うが、「もう明けてました」というのではないかと思ってしまう。フレームの中はさらに高温になるから、新芽の出を確認したくても日中は長時間いられない。枯葉を整理しながらざっと見ると、結構出揃ってきたようだ。
 この暑い時期こそHPのメンテナンスのチャンス。「きょうのショット!」を小さくしてバックナンバーの方に入れていかないと、即売品があるシーズンには写真を掲載する余地がなくなってしまう。即売品がどんどん追加される花の時期は、店の仕事自体が忙しくて、中々メンテナンス作業が出来ず、ついそのまま続けていってしまう。そのため写真で容量が一杯になって、アップできないことが度々。そこで時間があるこの時期に、少しでもスリムにしておきたいと、暑さでぼーっとする頭に鞭を入れながら、1ヶ月づつバックナンバーに入れる。


2011年6月30日(木)
 今週に入って又猛暑が続く。東京都心でも昨日は35℃を超え、熱中症で救急搬送される人が大勢いて死者も出ていた。梅雨が明けたのではないかと思うほどの晴れた夏空の連続で、節電は命がけだ。
 今日も湿度が高く暑い一日。あちこちフルに開けて風を通すがちょっと動くと汗が吹き出る。えびねの注文があって、この猛暑の中荷造りして送るのに神経を使う。初めてのご夫婦が苔や鉢を買いに来る。
 午後突然空が暗くなり、大粒の雨が落ちてきた。雷まで鳴ってなるほど蒸し暑かったわけだ。通り雨だったが気温が急に下がって、子供の頃の夕立を思い出した。


2011年6月26日(日)
 6月にしては記録的な猛暑が一段落した。九州では記録的な豪雨があったし、”想定外”も”記録的”もずい分当たり前になってしまった。今日は又梅雨空に戻って涼しい。
 ここへきてえびねの問い合わせが多く、在庫や株の状態を調べたり株分けしたりで、えびねシーズンがまだ続いている。夏は忙しいわけではないから自分の品物ならどんなことでもできるが、委託品だったものは展示会が終わると下げてしまうので中々そうはいかない。電話で問い合わせると、自分の棚の隅々まで把握している人もいるが、あまりに大量で、探すのが大変という人もいる。近所だったりついでがあれば別だが、たとえあっても1鉢だけを持ってきてもらうわけにはいかないし、やはり展示会の時が一番いいタイミングだ。
 どんよりと厚い雲に覆われた一日。鬱陶しいほど雑草が伸びて抜いたり伐ったり。涼しくて仕事がし易い。信楽鉢の新作見本が入って棚に並べる。デザインは色々だが2300円均一。注文で取り寄せになるので、時間は余裕をもっていただきたい。
 上野東照宮で香蘭会の風蘭展が今日一日限りであり、出品していた川崎のKiさんが世田谷のMaさんと帰りに寄る。


2011年6月23日(木)
 夏至の昨日は突然の真夏日になった。まだ体が暑さに慣れてないのもあって耐え難い蒸し暑さだったが、6月からエアコンを使うのもはばかられて、日中は窓を開け、扇風機をかけて過ごした。テレビでは熱中症で倒れた人もいると報じながら、「年寄り、子供はエアコンをつけるべき」と強調している。夜になって初めてエアコンをつけたが、電力不足に配慮しながらも、次からは無理な我慢はしないことにした。
 今日も30℃を超す暑さだが、雲が多い分いくらか楽。陽の当たる方のフレームは、昨日の最高温度が40℃を記録していた。今年も寒蘭のフレームはツタがガラスの屋根を覆っていて、曇った日は真っ暗に感じるほど。こちらの方は昨日のカンカン照りでも7度も低い。グリーンカーテンの効果は大きい。
 朝来たら山草類が水切れでしんなりしている。あの暑さでは無理もない。まず外の植物に水をやり、蘭には夕方たっぷりと。
 店の前の道路が工事中で一日中ダダダッーという音で暑さに拍車をかける。駒場のWaさんが来て、いつもなら運動のため家から歩いて来られるのだが、「歩こうかと思ったけど今日はやめた!」。お互い無理はしない方がいいようだ。


2011年6月19日(日)
 西日本では大雨のようだが、関東でも降ったり止んだりの日が続いている。今日は一時薄日が射すが、何となくはっきりしない空模様。この季節あちこちの雑草がごっそり伸びていて、先ず草取りをする。
 初めてのお客さんが蘭などを買いに来たり、阿佐ヶ谷のUさんが久し振りに顔を見せて鉢を買っていったり、本を買いにくる人がいたりという程度の静かな一日。えびねの問い合わせに写真を撮って送る。


2011年6月16日(木)
 曇り勝ちで夕方から雨の予報もあり、皆傘を持って歩いている。気温が上がらずどんよりとした梅雨空。この後待っている電力不足のことを思うといつまでも明けて欲しくないが、冷夏も又問題だから悩ましいところだ。
 まず世田谷のTaさんがウチョウランや砂を買いに来る。埼玉のAさん、肥料を買いにきた人、近くのSuさん、夕方には横浜のKiさんがウチョウランを買っていく。「大白鳥」や「湘南」(スズチドリ)の大株が満開になり、店内に飾る。植え替えなどの作業が無いので、HPのメンテナンスをしてパソコンの前で過ごす。


2011年6月12日(日)
 昨日は雨の中池袋へ。三橋さんをはじめメンバーと顔を合わせ、野生ランの展示品を見せてもらった。ナリヤランを手に入れて帰ったが、うまく咲かせられるかどうか。楽しみに作ってみたい。
 今日は雨が上がってまあまあの天気。ウチョウランがぼつぼつ開きだし、店内の花が増えてきた。えびねを予約していた荒川のSuさんが来て株を持ち帰る。品川のSaさん、近くのSuさん、苔に惹かれて寄っていく人など。表の苔や山草は今が一番きれいで一人楽しんでいる。


2011年6月9日(木)
 薄曇りだが雨の心配のない一日。久し振りに出てくると、サツマチドリの「洛陽」が咲いていた。その他の咲き始めたものと一緒に店内に飾り、花が終わった各種シランを外の作場に片付ける。
 「自然と野生ラン」7月号が到着。埼玉のAさんや駒場のWaさんが早速買っていく。えびねの植え替えは大体終わり、後は秋にする分だが、少なくなった用土を篩っておく。
 寒蘭のバックはどんどん落ちるが、新芽が確認できるのはまだわずか。作場を覗く楽しみはもう少し先か。
 明日からの金土日に池袋西武デパートの9階で、東京山草会ラン・ユリ部会の野生ラン展が開かれる。できれば土曜日に顔を出したい。


2011年6月5日(日)
 昨日、今日が梅雨の中休み。昨日などは日陰を探すほどの暑さだった。今日はそれほどではないが、日中はいい天気に恵まれる。やりたい事がたくさんあるのと、家でゆっくりしていても仕方ないので、やはり朝早く来て作業をしてしまう。
 午前中川崎のKiさんと港北のMoさんが一緒に来てくれる。午後からは山草のお客さんや近くのSuさん。つぼみが色づいてきた「京鹿の子」や「ヤワタソウ」、「トリアシショウマ」、「ギボウシ」、「斑入りアジサイ」など、見頃の山草を店内に飾った。えびねの植え替えはぎりぎり終わりそうだ。


2011年6月2日(木)
 いよいよ6月。ということは今日から8月一杯までは12時開店となる。但し都合があっていつも通り10時前には到着。すぐに植え替えの最後の追い込みだ。
 衣替えだが梅雨寒の日が続いている。朝からのしとしと雨が次第に本降りになってきた。雨で仕事が流れた造園のTaさんが遊びにきて、続いて横浜のHiさんも顔を合わせる。テレビの国会中継で不信任案採決を皆で見ながら、植え替えの続きをし、えびねを仕舞ってがらんとした棚には山草の花付を並べた。


2011年5月29日(日)
 降り続いている雨は日中はフードを被って動けるくらいだった。なるべく濡れないよう、用土も肥料も一切を店内に持ち込んで植え替えを始める。植え替えた鉢は店内に並べたまま。そのうち用土が足りなくなって、篩ったり混合したりも店内で。完全な作業場だ。
 昨日ウチョウランを買っていった近くのNeさんが鉢を選びに来て、八起窯の焼締鉢を選んでいく。川崎のKiさんが、ウチョウランの天然もの白花連舌「鈴露」が咲いたと見せにくる。
 夕方まで植え替えをしていたら突然雨足が強くなり、やがて土砂降りに。台風は温帯低気圧になったというが、関東は厚い雨雲に覆われている。そろそろお日様が恋しくなってきた。


2011年5月28日(土)
 やっぱり梅雨入りだった。昨日関東地方に観測史上2番目の早さで梅雨入り宣言が出た。今日はいかにもという天気で一日雨。考えてみればまだ5月中だ。おまけにこの時期には珍しく本格的な台風まで日本に向かっている。豪雨、豪雪、強風、猛暑、竜巻と何でも記録的な現象が当たり前のようになってしまっていて、地震や噴火など地球全体で何かが起きている感じだ。台風が直撃したら放射能はどういうことになるのだろうと、能天気な私もたまには考えてしまう。
 小雨の中朝からえびねの植え替え。店内に必要なものを持ち込んで、「あと1鉢、もう1鉢」。大分先が見えてきた。
 ウチョウランがかなり伸びてきたので、拓也さんに葉受け軸をつけてもらう。 春先に芽が動き出してからすごい寒さがきて、簡単に囲っただけの作場で凍ってしまったのか、全体的に出来はいまいちなのだが、立派に伸びている株もあり、支えが必要になってきた。今年は震災の騒ぎでウチョウランの植え替えを中断してしまったので、芽が出ない鉢がそのままになっている。今出てないのは鉢を開けて中を確認してから処分したが、ちゃんと張りのあるイモがあるのに全く動いてないのがいくつかあり、気休めに埋めておいた。
 ウチョウランを買いに何人かが来てくれて、咲いているのやつぼみの中からいくつか選んでいく。雨が続き半分作業場と化している店内を早く片付けて、何とか見られるようにしなくては。


2011年5月26日(木)
 このところ梅雨の走りのような天気が続く。一日中降るわけではなく暑いほどの陽射しもあるが、急に黒い雲が出たりして結構雨が多い。今日も曇り勝ちで午後寄った近くのSuさんは折りたたみ傘を持参していた。
 朝埼玉のお客さん。去年に続いて天然もののウチョウラン各種を選んでいく。横浜のTuさんも久し振り。朝からの植え替え作業を続けながらおしゃべりをする。えびねの植え替えは去年大分やったので、表面の水苔だけ替えれば済むのがたくさんあり、思ったより捗る。それでも全部終るのはまだまだ。当分用土を作るのと植え替えで使うのとの追いかけっこだ。
 東洋蘭の棚は古葉が枯れてきたが、新芽が顔を出しているのはまだ少ない。茶色くなった葉を折って取るのは結構快感で、これをやり出すと次から次へと手が伸びる。日本寒蘭の葉は本当にポロリと取れて、水を遣っても落ちるが、杭州寒蘭の中にはまっ茶色になっていても気持ちよく折れないのがある。何の違いか。
 夕方には黒い雲が空を覆って少し冷え込んできた。のんびりしていたSuさんも「降らないうちに」と帰っていったが明日は又休み。予報の雨を当てにして裏切られるといけないので、山草や苔には水を遣って帰る。


2011年5月22日(日)
 昨日のフレームの最高温度は32℃。暑かったわけだ。夜になっても気温が下がらず、今日も高温が続く。植え替え中のえびねをちょっと置くにも、強烈な日差しにためらうほどだ。
 今日も早く来て植え替えをする。一段落したところで、この間仕入れた乾燥水苔を小分けする。圧縮してあるのを切らないように丁寧にほぐし、ハカリで量りながら200グラムの袋詰め。今回は従来買っていた品が無く別のパックだが、長くて実にいい水苔だ。風蘭の植え替えにも充分。えびねの上に載せるには勿体無いほどだ。
 店内で椅子に座りながら袋詰めをしていたら、目黒のOさんが展示していた「金おう素」を下げにくる。高温続きで花はすっかり終わってしまったが、立派な鉢に入った大株は存在感がある。これがなくなって一層がらんとしてしまった。
 水苔の袋詰めを終えて散らばった細かいくずを掃除し、裏の資材置き場にストック。えびね植え替えの続きにかかったところで突然雲行きが怪しくなった。黒い雲が覆って突風が吹いたかと思うと、雨が落ちてきた。それと同時に気温が急激に下がり、あわてて上着を着込む。あんなに暑かったのにわずかな間にすごい変化だ。夕方の水遣りもこれで大丈夫。今日はOさん以外誰も来ないので、久し振りに早仕舞いしようと思ったらえびねの発送が入り、急いで荷造りする。


2011年5月21日(土)
 今日もかんかん照りの暑い一日。朝早く来てウチョウランの値付け、えびね苗の価格訂正などにかかる。初めてのお客さんが来て古い欅鉢を買っていく。この間留守電に入れておいた浜ちゃんが、鉢の用事で顔を見せる。下町のHiさんが売約の欅鉢を買いにくる。駒場のWaさんが中国鉢を持っていく。ここまではすべて鉢のご用ばかり。
 夕方時々来る若い夫婦が、咲き始めたクロカミランを選んでいった。久し振りに目黒のFuさんが赤ボラを買いに寄る。246沿いのビルのオーナーで、屋上に蘭のフレームを作っているが、やはり大分被害があったらしい。東京でも屋上の作場の人は倒れた鉢がかなり出たと聞いている。やはり上の方はその分揺れが大きかったということか。蘭以上に、屋上に設置してある大きな看板がひどく揺れて、「これが落ちたら大変なことになる」とヒヤヒヤだったそうだ。蘭の被害だけで済んだのはラッキーだったのかもしれない。
 暑い中せっせとえびねの植え替え。店内が大分片付いたが、次に並べる花があるわけではない。今は各種シランや山アジサイ、山草くらいで、ウチョウランが咲くまではがらんとしたまま作業の日々だ。今日は拓也さんにあちこちににょきにょきと顔を出している竹の子を切ってもらった。取りやすいところはこの間から何本か折っているが、棚下の奥の方など、もぐらなくてはならないところをお願いする。えびね棚の奥では天井につかえて先端が曲がるほど伸びているのが見つかった。あまりに堂々と伸びていると却って気がつかなかったりするものだ。勿論これも切ってもらった。


2011年5月19日(木)
 「暑いですね」と挨拶するほど気温が上がった。空気が乾いているので人間にとっては気持ちいい。休み中雨が降ったり雷が鳴ったりもしたのだが、今日の天気で鉢はカラカラ。山草はどれもぐったりしていて、夕方まで待てずに先ずそこだけは水を遣る。店内のえびねも表面の水苔がカリカリしていて、こちらも順番に水遣り。この気温では作場は夕方まで我慢しなくてはならない。
 埼玉のAさんが置いてあった鉢を取りにくる。横浜のHiさんが、ウチョウランの昔の名品を持ってくる。「仁王」、「月輪」、「日の出丸」、「大白鳥」、「雷鳥」、「琴平」などの他に、クロカミランやサツマチドリなど、「よくぞご無事で」といいたくなるような懐かしの品種ばかり。早いものは咲きだしている。1鉢1,000円〜2,000円だが、今日は値段をつける時間がなくて取り合えず並べ、土曜日に整理しよう。
 夕方葛飾のOさんがえびねの花を切って持って来る。今きれいに咲いているのだからずい分遅咲きだ。本咲きが楽しみなものばかり。
 肥料が足りなくなったと又買いに来てくれた人は、営業日が飛び飛びになったのを知らずに休みの日にも寄ってくれたそうで、入り口に貼ってあるカレンダーを確認していた。洋蘭をやっている目黒のIさんが又来てくれて、えびね用土などを買っていく。
 せっせを植え替えをしてえびねを片付ける。苗の即売品はまだ置いてあるが、提供者と相談をして値下げすることにした。これも値札訂正は土曜日に先送り。気になる品種があったらお問い合わせください。
 閉店後全面的に水遣り。朝ぐったりしていた山草は夕方までにぴんとしていた。明日は又休みなので、朝やったところも含めて蘭もえびねもウチョウランも苔も、すべてに水を遣ってすっかり遅くなった。


2011年5月15日(日)
 カラッとした青空で風が強い一日。朝早く着いてすぐにえびねの植え替えを始める。片方の作場の分はこの間から手がけて今日やっと終わった。肥料をやって水苔だけ取り替えるのもあるが、ひっくり返して載せてある鉢皿も洗ってきれいにし、枯れた葉を整理すると、えびね棚全体が生き生きとした新緑に生まれ変わった。次はもう一箇所の作場の分と、店内に並べてあった分。これを終わらせないと完了とはいかない。先はまだ長い。
 日中目黒のYoさんが遊びに来て、夕方中野のEさんが下町のHiさんと一緒にえびねや山草を下げにくる。暑い日が続いて、えびねの花は丸まってポロポロと落ちるようになった。残った株も花はもう終わりだが、手入れをして作場に戻すまでもう少し店に置いておく。がらんと空いてしまったところには、咲き始めたシランを並べた。
 昨日たっぷりと水を遣ったのに、陽射しと強風で夕方にはもう表面が乾いている。次の営業日である木曜日にはウチョウランの昔の天然ものが入荷予定。


2011年5月14日(土)
 フェーン現象なのか昨日は夏の暑さだった。我が家のえびね棚も、部分的に囲っていたのをすっかり取り払って、風通し良くなった。今日は昨日ほどではないが晴れてかなりの温度になる。
 朝メールの返事をいくつか。営業日が少ないので、問い合わせやら注文やらの返信が遅れてしまって申し訳ない。それと同時に迷惑メールの数も半端じゃない。今日は2日分だが、木曜日などは4日分のメールをまとめて受信する。その中から大切なメールを発見する感じで、集中して見ていかないと見過ごしてしまう。迷惑メールは”件名”の無いものがたくさんあるので、間違って消してしまわないためにも、お問い合わせ等の際は必ず件名をご記入ください。
 この間洗って干しておいた焼赤玉や底石用赤ボラを小分け袋詰め。午後からはえびねの植え替え。夕方上海のZさんが来て、預かっていた蘭を持ち帰ることに。たくさんあったので急に棚にスペースが出来た。こんなことは久し振りだ。又倒れないように工夫をしなくては。


2011年5月12日(木)
 今朝測った休み中の最高温度はフレーム内で30℃。昨日今日が雨で又肌寒くなった。気温の変化が激しくて着るものの選定に困る。
 3日休んでいる間にえびねや山草など花が大分くたびれて、元気なのが残り少なくなってきた。いよいよえびねの花はフィナーレだが、苗の方は新葉が展開してきて緑が美しい。花が終わったえびねの植え替えをしたいが、雨で足踏みだ。
 昼前に洋らんをやっている女性が来る。いつもバスの窓から見て、一度寄ってみたいと思っていたそうだ。えびね、中国春蘭、風蘭など香りのいいものが好きで色々手がけているという。しばらく花の話題でおしゃべりした後、ウラシマソウを買っていく。
 午後からは多摩市のIさんがえびね鉢を買いにきて、苗をいくつか持っていく。続いて目黒のOさんが「金おう素」の大株を持ってきてくれる。素敵な尾張(?)の和鉢に入っている立派な展示品。えびねが終わってきたので飾らせてもらうことになり、取り合えず床に置いてえびねを片付けにかかったが、場所ができても一人では重くて持ち上がらない。床に置いたまま写真を撮っていたら、やってきた埼玉のAさんが「持ち上げましょうか?」。もう少し色々片付けてから慎重に棚に置くことにして、今日のところはそのままに。今度拓也さんがいる時にやってもらおう。貴重な営業日なのに雨で作業が進まない。


2011年5月8日(日)
 すっきりとした青空。気温はぐんぐん上がって夏日になった。昨日車を置いていった長野のSaさんも「暑いですねえ」と汗を拭く。この間入荷した欅鉢の目玉を首尾よくゲット。遠方から来た甲斐があった。
 去年に続いて母の日のプレゼント用の蘭を買いに来る人、去年枯らしてしまったえびねの苗を見つけて再チャレンジすると持っていく人、用土を買いに来る人など。夕方駒場のWaさん、近くのSuさんが来る。
 いい天気に用土をたくさん作り、一日えびねの植え替えをする。昨日降った雨はどこに行ったのか、どこもかも乾いている。夕方たっぷりと水遣りをする。


2011年5月7日(土)
 木曜日の夜HPをチェックしたら、アップしたつもりの「きょうのショット!」がそのまま。「いけない、最後のクリックをしてなかった。せっかく作業をしたのに・・・」。翌金曜日の朝、少しの余裕時間を利用してひと走り。HPをアップしに出てきた。しかしHPの容量が一杯で、ただアップロードしたのではエラーになってしまう。「きょうのショット!」をバックナンバーに入れて、写真を小さくしていけばいいのだが、その作業をする時間がなく、ずらずらとつながっている。仕方なく「春蘭人気コンクール」を削除して容量の空きを稼いだ。そして再び夜にチェックしたら、何とショットの写真だけ入れ替わって、コメント部分が前日のまま。金陵辺の写真に「白妙」のコメントがついていた。失敗の連鎖で「あー恥ずかしい」。今朝早く来て真っ先に修正作業をしたのは言うまでもない。
 開店前に杉並のSaさんが赤ボラを買いにくる。「まだ時間前ですけどいいですか?」。勿論私がいれば何時でもOKです。続いて長野からSaさんが来て、奥地蘭の定例会の時間まで見て行く。「HPが変でしたね。忙しすぎるんじゃないですか?」。ホント面目ない。
 今日は朝から小雨。外で植え替えや用土作りの作業が出来ないが、植え替えなくてはならないシランの株わけをしてしまいたい。用土を店内に持ち込んで、青花、桃花、三舌花、散り斑など各種のシランを株分けして植え込む。この作業に一日かかり、夕方やっと作業を終えたところに、川崎のKiさんがえびねの展示品を下げにくる。
 植えてきれいになったシランの鉢がずらりと並び、大きな仕事を終えた気分。明日からは又えびねの植え替えだ。


2011年5月5日(木)
 鯉のぼりも颯爽とはいかないどんよりとした子供の日。目の前の246は上りも下りもガラガラだ。
 朝えびねのお客さんがHP掲載の苗を目当てに来る。この間までニオイ・コオズが花盛りで、苗をたくさん並べる場所が無かったものだから、現物を持ってきてなかった。すぐに連絡して昼過ぎに持ってきてもらうことにし、「それまで時間をつぶしてきます」ということに。その後中野のEさんが花の終わったえびねを下げにくる。新たにジエビネを持ってきたので、入り口正面の棚にジエビネ、サツマ、ヒゴ、キリシマなどの品種を並べ、葉の大きいニオイ、コオズは道路側にまとめた。大きな株が下がったので、棚はぐっと小振りのえびねに模様替え。
 約束通り昼過ぎに横浜のHiさんがニオイ名品の苗を持って来る。店内の大移動で朝とは様子が変わったところに、時間をつぶしていたお客さんが再来。「お待たせしてすみません」。目当ての品種の他にも花付を買っていく。世田谷のHaさんも来て、東洋蘭愛好家らしい目でえびねを選んでいった。
 搬入品リストをパソコンに打ち込み、値段を付けたりバランスよく並べたりでえびねの植え替えは今日はなし。遅くなって造園のIさんがえびねを買いに来る。閉店間際にシランのつぼみが色づいているのが目に入ってしまい、鉢一杯になっているのをつい株分けし始める。これに手こずって結局遅くなった。
 明日は一日休みで、土日に又営業します。店内は大分変わっています。


2011年5月4日(水)
 黄砂プラス昨日の雨で車は全身水玉模様。今日は五月晴れの行楽日和になった。大震災後の自粛ムードにピリオドを打って、ゴールデンウィークらしい賑わいが戻ってきたのか、ニュースでは高速道路の渋滞を伝えている。
 休み明けの今日はさすがにくたびれてきたえびねがいくつかあり、作場から元気なのを出してきて入れ替える。外の山野草は一気に花が咲いたり、斑入りの新葉が展開したりと活気が出てきた。冬の間茶色だった苔は美しい緑に変わった。こちらを眺めたり手入れをしていたいが、先ずはえびねの植え替えが急務。日中は目一杯植え替えをする。えびねのお客さんが何人か来て、新たに持って来た生きのいいのを買っていく。
 東洋蘭の鉢はどれも乾いていて、夕方たっぷりと水遣り。バックの葉の枯れこみが目立つのは、新芽が動いているのだろう。休み前につぼみが色づいていた金陵辺は、作場でしっかり咲いていた。イワチドリも最初の1鉢が開いていたし、ウチョウランの芽もずい分伸びてきた。えびねのフィナーレが近づいたが、次のものがスタンバイしていて、うかうかしてはいられない。


2011年5月1日(日)
 今日も10時前には到着。先日入荷した古い欅鉢を、この間の大地震で倒れなかった実績のある1階の棚に移す。鏡の前の鉢を置いていた棚を掃除してレイアウトし、2階の安定した棚に小柴鉢を並べる。どちらも大分少なくなったからやり易い。
 開店前に埼玉のTaさん、続いてKuさんがここで待ち合わせて来る。1年振りのKuさんは「うちのえびねは今年はすごく良く咲いた」。今年は駄目だったと嘆いている人が多いのにうらやましい話だ。それぞれ目当てのえびねを選んで持っていく。山の手えびね会のYoさんなどえびねのお客さんが何人か来て、午後からは中野のEさん、下町のHiさん、川越のMoさんなどで賑やかに。夕方駒場のWaさんも来る。
 風の強い一日で夕方風が収まった頃から降りだした。降らないうちに用土を作りたいと思ったが結局出来ず。植え替えはやはり花が終わってからになりそう。少しづつ空いた棚に「白妙」、「貴雪」などの遅い品種をつぼみのまま出してくる。


top   目次   バックナンバー目次   「朝・昼・晩」 

えびねと東洋蘭の店 すずき園芸
ページトップへ