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2001/8/31(金)
 クーラーがいらないほど涼しい。勿論これからまだ暑い日もあるだろうが、もう夏が過ぎ、秋がそこまで来た感じだ。
 寒蘭、花芽がしっかり来ているもので、はさみを入れられるものは入れていく。杭州寒蘭はまだ早いが、日本の寒蘭はもう大丈夫のようだ。「燦月」など4鉢ほどこなす。
 つぎはえびね。やっこ立ちの「紅寿」(コオズ)に、またやっこで冬至芽がきたのはいいが、もう3センチ近く立ち上がっている。普通ニオイの方が早く冬至芽をあげるのだが、ニオイ顔負けの早さだ。鉢にもぶつかっていたので、株分けして2鉢にする。
 無数に出ている根が絡み合っていて、ほぐすのに時間がかかり、これだけで小一時間とられる。


2001/8/29(水)
 ひげのKさん夫妻がみえる。今度は中縞の玉ちん蘭を咲かせてもってくる。私自身は過去、この花を作ったことがなかったが、、素心蘭より花がやさしい感じがして育ててみたい気になる。
 ありがたいことに、花のある間、展示してもらえることになる。なにか香りも一段と強いようで、文献を調べてみたら、ケイラン(尢磨jの中の王者といわれていて香りも高いとあった。
 そういえば、山梨のMさんもこの花を楽しんでいると、メールがあった。寒蘭が咲くまでの一時、晩夏から初秋に掛けて咲く蘭も、なかなか捨てがたい。偶然だがこの日、お買い得の天草小蘭の注文があった。


2001/8/27(月)
 私用で羽田に行く途中で、すごい夕立にあう。ワイパーがまったく利かない。午後から水をやる日だったが、このぶんならやらなくてよいだろうと、戻ってみたら、店の方はまったく降っていない。
 仕方なく水遣りを始めてやっと終わった頃に、今度はバケツの底が抜けるほどの雨。くたびれもうけもいいところだった。


2001/8/25(土)
 前の国道246号線が朝からずっと渋滞している。夏休み最期の週末だからだろうか。こんなときは店の方はまったくヒマになる。
 仙台のUさんから蘭寶ャ史の注文が入る。土曜日でも郵便局の本局なら送れるので、すぐ発送する。
 早咲きした「吉祥山」が悪くないとほめたら、Uさん、それも欲しいといいだす。花芽の上がり具合を見て、来月連絡することにする。
 夕方、「紫芳山」のTさんが久しぶりにくる。杭州寒蘭、新芽はよくでているが、花の方は、まだ遅れているようだといっていた。うちの方はけっこう上がってきている。 

2001/8/23(木)
 今日も午後から心臓関係で病院へ。1時間半待たされて受診時間は2分。次回の予約日時をきめただけだった。これでは余り意味がないようだが、病院通いを止めてしまうと歯止めが利かない。検査もあることだし、病院に行く日の一週間ほど前からは、なんとなく節制した生活がつづくところがいいと思っている。
 留守中、生の水苔がでたり、ナゴランが売れたりした。生の水苔は都内で売っている店がほとんどないらしく、このところぽつぽつ売れていく。
 ナゴランは日本語の達者な外人さんが買っていったという。もう花もないのに、何が買う気にさせたのだろう。


2001/8/21(火)
 台風11号の影響で、朝から断続的な雨。雨は時間の経過と共に激しさを増しているようだ。予定では水遣りなどあったけれど、店の仕事は一切中止にして、午前と午後と病院の掛持ちをする。
 十数年前に種子島の人が持ってきてくれた、数種類の夏咲きえびねで、濃い紅系のリュウキュウエビネが、ことしは見事な花をつけた。恐らく名前のあった花なのだろう。トロ箱に植えっぱなしで、たまに水だけやっていたのに、すねもせず咲いてくれるとは・・なんだか申し訳ない気持になって、松村鉢(素焼きの中国鉢)に入れてやった。


2001/8/19(日)
 明け方は寒いくらい。思わず掛け布団をたぐりよせる。日中も程よい風が入って、しのぎやすいこと、しのぎやすいこと。
 仕事のほうもはかどって、看板をとうに仕上げた白石さんは、蘭鉢展のDM作成から印刷まではじめる。見ていて気持がいい。
 こちらも負けじと、蘭の上土の取替えをやる。嬉しかったのは、寒蘭の花芽が思ったより沢山の鉢にきていたこと。ことしは少し明るくしたのがよかったのかもしれないが、反面、葉の方が早く傷んだような感じがする。
 あちら立てればこちら立たず、いつまでたっても満足のいく作りが出来ない。


2001/8/17(金)
 また三金会(中学の同級生が月に一度集まって会食する会)の日だ。一ヶ月たつのが早い。ことしももう三分の二が過ぎようとしている。
 時のたつのは早いが、この日を心待ちしているのもたしかだ。4時過ぎには白石さんにお願いして出掛けてしまう。
 白石さんはきょうから、9月5日から始まる蘭鉢展の看板作り。もうすっかり手馴れたもので、作業は急ピッチだ。
 気温の割には過ごしよい一日だったが、日中の水遣りは控える。会が終わってから戻ってやろうと考えていたのだが、途中引っかかったりして結局やらず仕舞い。幸いなことに夜中にけっこう雨が降ってくれた。


2001/8/15(水)
 夏休みを終えて白石さん出てくる。最近パソコンにのめりこんでいるうちのかみさんが、店がヒマなのをいいことに、自宅まで出張教授をたのんでくる。上さんでは文句も言えない。頭を下げてお願いする。
 千葉のTさんみえる。これといった話はしなかったが、11日のここで取り上げた「吉祥山」を見に来てくれたのだろう。いぜん見事に咲いている。
 夕方、三橋さんが自家用に頼んでいる寒蘭鉢を持ってきてくれる。不思議なことに、この時もHさんが居合わせて、一鉢せがまれてしまう。
 青磁ともいえない変わった色合いの鉢で、三橋さんにきいたら、お弟子さんが釉薬の調合を間違えてしまって、いってみれば怪我の功名の鉢だそうだ。


2001/8/13(月)
 お盆休みで何処も閑散としている。本来なら当店も夏休みなのだが、先月たっぷり休んでしまったので、今月は定休日以外は休みなし。
 今日はその定休日。といっても店で遊んでいるのが一番落ち着く。
 午後、山梨のMさんが訪ねてくる。HPの件ではいろいろお世話になり、おかげでまたヤフーに再挑戦することになった恩人。
 お父さんが好きな天草小蘭と蘭寶ャ史の日本語版を求めがてら、わざわざ来てくれたもの。天草小蘭は花も来ていなかったので、ささやかなプレゼントと言うことで受け取ってもらう。
 お土産に戴いた地元の大福が実に美味。ボリュウムもあって、夕飯は半分に控えた。


2001/8/11(土)
 アルバイトの白石さんがきょうから夏休み。おまけに裏に住んでいる次男一家も、夏休みでキャンプに出かけて留守。広い所にたった一人でいると、なんとなく落ち着かない。
 朝、蘭寶ャ史をとりにきたお客様のあとは、これと言った仕事も無く、時間を持て余してしまう。
 昨夕、大橋に住むFさんが、早咲きした杭州寒蘭の「吉祥山」をもってきてくれる。私のところの「吉祥山」も、早くに花を上げたのだけれど、しけてしまってがっかりしていたところだった。
 一番下の花が開き始めたばかりで、例年のことだが、咲きはじめの「吉祥山」は最高だ。花茎もよくあがり、4輪ついた花間もよく、まだ濃い緑の厚い花弁に、雪白の大円舌・・・一人で見ているのはもったいないような、みごとな咲きっぷりだ


2001/8/9(木)
 現金なもので、涼しさが続くと蘭の方も、元気を取り戻してくる。心なしか新芽ものびてきたし、葉の色にも艶が乗ってきたようだ。鉢の中で上土にコケのはえたものは、上土だけ替えてやる。
 横浜のHさんが遊びに来たので、この話をしたら、Hさんは年に2回は替えていて、結果は大変いいといっていた。
 千葉のMさんからрヘいる。えびねの調子を聞いたらまあまあだと言う。今年から作場に扇風機をいれたそうで、気温は最高でも32度どまりだそうだ。こちらは40度近くのときも。とても勝負にならない。
 蘭寶ャ史、メールと電話でまた注文が入る。もう30冊以上が出て、残りのほうが少なくなってきた。


2001/8/7(火)
 快適な休養日。この時期、クーラー無しで汗もかかないなんて、とても信じられない。もっとも暦の上では、きょうは立秋だ。
 午前中に水遣りなどは済ませ、午後は植物のことを一切忘れて、好きなことをする。
 中学の同級生で、マッサージの心得があるK君が来ていて、1時間ほどたっぷり揉んでくれる。あまりの気持ちよさに、つい居眠りがでてしまう。極楽、極楽。
 Kくんを車で自宅まで送ったあとは、60ならぬ70の手習いで、英語のY本を読む。英語の勉強はこれに限ると思う。最もいま一番必要なのは、読めることでなくヒヤリングの練習なんだが。


2001/8/5(日)
 今日も過ごしやすい一日で、蘭の枯れこみ葉の整理を続ける。仕事をしてて気が付いたのだが、全体に新芽の伸びが悪い。これも異常な暑さのせいなのだろうか。
 Hさん夫妻が久しぶりにみえる。玉花蘭をこじんまりと、絵になるように咲かせてもってくる。植物は作る人の人となりに似てくるといわれるけれど、玉花蘭をみていて、本当にそうだなと思う。
 Hiさんもくる。予約していた「蘭寶ャ史」をとりにきたのだが、Hさん夫妻と大いに話が弾んで、閉店間際までいる。


2001/8/3(金)
 田園調布のTさんがくる。交換会でこんなものが入ったと、よくもってきてくれる人で、重宝するときもある。このところ中国蘭や九華が、いい相場になってきたので、「珍蝶」を先日持っていったら、業者に計画的に叩かれてしまって、大損したとぼやいていた。
 いくらか涼しさも出て、仕事をする気になる。春蘭や寒蘭の枯れこんだ古木の整理をはじめたら、半日やっても終わらなかった。よく枯れこんだものだ。
 ある人は水が辛すぎるからだというが、これまで水を多くして、根腐れを起こすケースがよくあったので、どうもためらってしまう。
 杭州寒蘭、いい新芽は来ているのだが、後がどんどん落ちてはなんのことはない。どこがいけないのだろうか。


2001/8/1(水)
 スルガランに花芽が4本もあがっていた。もう咲く寸前まできている。暑いのであまり見てもいなかった。頭の中で、そうだ、そろそろ花芽があがってくるころだと思って、のぞいて見たからよかったものの、うっかりしたら花が咲いてから、香りで気がつくなんてことになっていたかも。
 蘭寶ャ史を買いにきた人も、すこし時期がずれて咲く素心蘭が欲しいらしい。木はよく増えるのだが、花付きが悪いのが欠点なので、花が来やすい覆輪の「雪月花」をすすめる。
 この時期に咲く赤芽素心や天草小蘭もあるのだが、この日現在まだ花芽はみえない。


2001/7/30(月)
 また暑さが戻ってきた。幸い定休日でもあり、水遣りの予定もほとんどなかったので、クーラーの効いた部屋で終日ごろごろしていた。
 蘭寶ャ史の日本語版が欲しいと言うメールがいくつか入っている。きのう「今週の話題」で取り上げたばかりなのに、反応の速さにあらためて驚くと共に、HPを見てくれているのだなあと嬉しくなる。
 とっておきのニオイエビネ「静御前」の具合が悪い。新葉が徐々に黄ばんできたので、時期が悪いが思い切って開けてみる。新葉は軟腐にかかっていたが、幸運なことに、後にはうつっていない。しかも大きな当たりがきていてほっとした。ひょっとすると花が入るのではないかと思えるほどの勢い。こんなことってあるのだろうか。


2001/7/28(土)
 涼しさが続いて助かる。体力もだいぶ回復した気がする。クーラーは終日かけないですんだ。
 つい最近定年を迎えた人が、手ごろな蘭からやってみたいとやってくる。花があればよかったのだが、生憎いまは端境期、どうしたものかと困っていたら、花の終わったウチョウランとナゴランをやってみるという。
 「来年なんとか花を咲かせてみせますよ」と、屈託の無い笑顔をみせるので、こちらも作り方の説明に、ついつい熱がはいってしまった。
 千葉のTさんがみえる。杭州寒蘭の出来具合を見に来たのだが、狙っていた木がまずまずだったかどうか。Tさんのところは順調のようだ。


2001/7/26(木)
 地獄から一転、天国に来たような一日だった。気温が30度を割ると、こんなにも快適なのだろうか。
 現金なもので、目玉商品はほとんどないのに、昼過ぎからお客様が絶えない。一様にほっとしたような表情でのんびり話し込んでいく。
 Oさんは蘭寶ャ史の増刷本ができたので、それを受け取りに、Hさんは委託で預かっていた中国蘭鉢を引き揚げがてら。横浜のHさんも、久しぶりのご機嫌伺いといって来てくれる。
 ほかにもKさん、Yさん。接待役の白石さんは5時過ぎまで帰るに帰れなかった。これで売上もまあまあだったら、いうことなしだったのだが・・


2001/7/24(火)
 7月になって35度を越した日が、きょうで7日とか8日になるのだそうだ。これは過去に例が無いらしい。とにかくくそ暑い。遊びすぎていささか疲れ気味なので、きょうあたりは完全休養日といきたいところだったが、水遣りがあって休ませてくれない。
 日が西に隠れた4時すぎでも、外は蒸し風呂のよう。こんな時の水遣りは、時間をかけてたっぷりやるのがコツ。普段は2時間たらずですむのが、3時間以上かかった。
 水をやると湿度が急に上がるので、顔から大粒の汗が滴り落ちてくる。終わった時はまるでシャワーでも浴びたみたいに全身ぐっしょりだった。
 夕方、ひと坪園芸から電話。いま企画ものとして掲載している園芸店の価格表を、すずき園芸でも載せて欲しいといってくる。出すとすれば杭州寒蘭か。


2001/7/22(日)
 午前中は鉢の好きな人が来て、三橋さん(欅窯)の昔作った、ウチョウランの化粧鉢をあさっていく。山野草のマニアで鉢にはうるさい。八起窯の焼締鉢も評価してくれて、だいぶ買っていただいている。
 午後は春蘭のお客。連れの人に勧められて、その気になって来たようで、作場の状態を見たり、花の写真を見たり、色々話し込んでいく。
 私のところの作場は、平均すると少し日がたりないのだが、たまたま来店した時、まともに直射光が当たっていたので、「こんなに当てて大丈夫なのか」と驚いていた。
 日陰を好む植物でも、許容の範囲内で、暗いよりは明るい方が、木がしっかりできるものだ。


2001/7/20(金)
 暑さでお客様は少ないが、問い合わせの電話がよくかかる。殆どが寒蘭、それも杭州寒蘭の水遣り。
 いまは何日に一度水をやっているのか、と聞いてくる。鉢の大きさによっても違ってくるし、一概にいえないので、梅雨明け前と同じ間隔にしている、とこたえている。
 もちろん、このところ雨も少ないし、よく乾くので、夕方のシリンジはこまめにやるようにしている。もう20年以上そうやってきて、特に不都合は感じたことがない。
 4時半すぎ、まだお客様がいらしったのだが、失礼して例の三金会(中学の同級生の一ヶ月に一度の集まり)に出かけてしまう。


2001/7/18(水)
 死ぬ前にできるだけ外国を見ておきたいと、涼しいアイルランドでうつつをぬかしていたら、東京は灼熱地獄だったそうだ。蘭のほうもそんな主人に造反して、みるも哀れな姿になっていた。
 帰ってきた16日と昨日は、時差ぼけでくたくただったけれど、ずっと店にいて面倒を見る。杭州寒蘭の古木の落ちが早いような気がする。ただでさえ増えにくいのに、これでは堪ったものではない。
 地球全体が温暖化傾向になっているのだから、本腰を入れて対策を考えたほうがよさそうだ。
 夏咲きえびねが、だいぶ花茎を上げて色づいてきた。春咲きのように、一斉に咲いてこないので、パンチは弱いが、花は長い。ウチョウランとかわって、これからはしばらくえびねの天下になる。

2001/7/3(火)
 5日からしばらく留守にするので、色々と手当てが大変。ウチョウランの片付け、蘭の水遣り。といっても昼間は天気がよすぎて、水はやれない。クーラーの効いた店の中で、パソコンとじゃれ合って日が沈むのを待つ。結構風があったので、どれもよく乾き、4時から始めて終わったのは7時。
 委託で預かっていたブナ窯の鉢を返品して区切りをつける。割れないように神経を使って梱包したつもりだが、ちょっと着くまで心配。
 電話を入れて、ことしの蘭鉢展をよろしくと頼んだら、杭州寒蘭用を意識して作らせてもらっていると、嬉しい返事が返ってきた。

 ところで、「朝昼晩」も勝手ですが、次回から数回休ませていただきます。ご免なさい。


20001/7/1(日)
 上がるわ上がるわ、昼前に小さい温室は41度。換気扇がブンブン回っているけど、気温のほうはお構い無しに上がっていく。前日応急処置でクーラーが使えるようになっていたから、店の中にいる分にはなんとかなったが、日中は動きようがなかった。
 とりあえずここにと、一時的に置いたイワタバコ、たった30分日が当たっただけで日焼けを起こしてしまった。私としたことがかわいそうな事をしてしまった。
 ウチョウラン展の最終日なので、横浜のYさんが展示品を引き揚げに来る。どれも株立ちのみごとなもので、ウチョウランのよさをお客様にアピールしてくれた。おかげで店の評判もあがり、ウチョウラン・ファンがだいぶ増えたような気がする。


2001/6/29(金)
 クーラーはまだ直らない。10時にはもう30度を越していた。白石さんは黙々とパソコンに向かい、私はばたばたとウチョウランの手入れ。7月1日まで展示会なので、何とか格好はつけなければいけない。
 意地の悪いことに花のほうはどんどん終わっていく。表土を入れ替え、終わった花を取り除いていくうちに、もう作に入ろうという気持になって、それに代わる品物の手当てに一苦労する。
 幸いお客様のほうも一休み。おかげで仕事は捗り、「今週の話題」も「朝昼晩」も一気に打ち上げて、定時に帰宅する。


2001/6/27(水)
 朝から暑い暑い。蒸し暑い暑さだから堪らない。今年初めてクーラーをかけたがこれが故障。冷房にしても暖房が入ってしまう。近くの電気屋さんにきてもらったが、すぐには直らないとのこと。やむなく白石さんと我慢比べになる。
 暑さを忘れるには、何か夢中になるのが一番だと、白石さんは三重の方の杭州寒蘭の命名品を名簿に追加。私はウチョウランの表土の入れ替えをして、花の終わったものは作場に戻していった。
 コケがびっしり生えたのは、見た目はいいのだが、乾くと水をはじいてしまうので、新しい土に入れ替える。


2001/6/25(月)
 今年最高の暑さになると言う予報なので、朝の水遣りは避ける。正午、大学時代の同級生と原宿で待ち合わせて、明治神宮の花菖蒲を見に行く。花は昔ほど多くはなかったが、遊歩道越しに見る眺めは実によかった。都会での森林浴もなかなか乙なもので、久しぶりにのんびりした気分になれた。
 5時過ぎから今日の予定になっている大鉢の水遣り。うまい具合に、風もいくらかでてきたので、たっぷりかけてやる。


2001/6/23(土)
 朝一人お客様がみえたあとは、全く静かなもの。昼過ぎ女性のAさんがうれしそうにやってくる。イラストレイターを目指して時々店に来て写生していたのだが、園芸誌「自然と野生蘭」で使ってもらえることになったと言う。こちらも自分のことのように嬉しくなる。
 夕方になって、まるで示し合わせたように、次々とお客が来る。ウチョウラン、イワタバコ、フウラン、ナゴランとでるものは多彩だ。
 世田谷の住人になった若い男の子の引っ越し祝いに、友達が選んだのはウチョウラン。本人に好きな色合いを選ばせたら、最も典型的な斑紋花と白紫点花がいいとのことだった。若いうちから花でも作っていたら、最近の殺伐な事件なんか起こらなかったかもしれないと、ふと思ったりした。


2001/6/21(木)
 一ヶ月に一度の定期検診の日。血糖値の検査があるので、なんとなく昨日から食事は控えめになっている。普段どおりでなければ意味がないのだが、これが患者の心理ではなかろうか。一時的に食事を控えることで血糖値は下げられるが、ダメなのはHgA1c。6.4以上は確実に糖尿だそうで、わたしは8点台。重症もいいところだと脅されてすごすごと帰ってくる。
 留守中にウチョウランの普及品がよくでる。安いからというより、可愛いから売れるようなので、明るい気分になる。来年もうまく咲かせられるように、アフターケアをしっかりやれば、ウチョウランの未来はまた明るいものとなるだろう。


2001/6/19(火)
 展示会も一週間が過ぎて、疲れてきた鉢も二、三でてきたので、元気なものとさしかえる。今年は花が咲き出したらどんどん進み、普段なら遅く咲き出すアワチドリやサツマチドリまで早めに咲いてきて、後半がちょっと心配。
 横浜のHさんが2日ほど前にアワチドリなど、少しもってきてくれたので大いに助かる。私の気持を汲んで、原種ばかりなのが嬉しかった。
 私のところではつぶしてしまって無い「仁王」も、何本かだしてくれた。交配は「仁王」から始まったといっても過言でない元親。値段は少し高いが、大勢の人が作って絶えないようにして欲しい


2001/6/17(日)
 展示会になって最初の日曜日、天気もよくなって忙しくなるかな、と思ったらそれほどでもない。昼頃、長老のMさんが、ウチョウランの鉢を一つ抱えてみえる。2年ほど前に当店で求めた虹候補が、いい花で増えたのでプレゼントするという。
 丸い舌が形よく内側に巻いて、中心は抜けるように白く、周りははっきりした桃紫の虹をかけていて実に可愛い。花が少し小さいのが惜しまれるが、虹タイプの中では間違いなくトップランクに入るもの。なんとも嬉しいプレゼントだった。
 この日は「雷鳥」をはじめ、白紫点の「宇連」アワチドリの「満月」など、原種がよく売れた。価格的には割高なのだが、やはり天然もののよさは捨てがたいのではなかろうか。


2001/6/15(金)
中学の同級生が月に一度会って飲み食いする“三金会”の日。そのせいか、昨日につづいて朝から雨だが、あまりうっとうしい気分にもならない。お客様もぽつぽつみえる。
 連舌の1点花狙いの中で、4本植えの1本がすばらしい紅1点の花で咲いていた。店主よりも早く気がついたお客さんは、それ1本だけでも安い値段だったので、ニコニコして買っていった。まだ蕾のものにも白で良さそうなのが混じっていて、買い得もいいところだった。
 横浜のHさんが所用のついでに立ち寄った。奇形のウチョウランが、いい値段ででんと飾ってあるのを見て「どうなっているの」と目を白黒させる。日ごろの言動とは正反対なのだからむりもない。自分でもよくわからないのだが、なにか惹かれるものがある。


2001/6/13(水)
 ウチョウラン展の初日。20年前は開店と同時にマニアが押しかけて、めぼしいものは午前中で売り切れてしまうほどだったが、今は静かなもの。午前中は誰も来ず、時間をかけて蘭の水遣りができた。
 午後になると午前中のひまが嘘のように忙しくなる。大先輩のTさん、Yさん、話好きのYo
さんがきて、これがお客を呼び込むような感じになり、八起窯の塚本君も三つ足の焼締め鉢をもってきて、狭い店内はてんやわんや。夕方までその状態が続いた。
 三つ足の焼締め鉢は評判がよくて、即日完売となった。炭化焼締め鉢も順調に売れており、八起窯のスタートはまずまずのようだ。


2001/6/11(月)
 栃木県の葛生にある村樫バイオに、ウチョウランを仕入れに行く。毎年出掛けているのだが、今年はこれはという掘り出し物はあまりなかった。相変わらず仁王タイプが多く、サツマ、アワがかかったものが目立って、ウチョウランらしいものが少ない。
 それでも連舌の白紫1点花で2本、純白花で3本ほど、無理をいって分けてもらう。白紫1点花はちょっとすごい。
 虹タイプも数本集めてくる。このタイプは安定性が悪いので、2、3年作ってみないと出世するかどうか分からない。安定しそうなのを選んだ積りだがどうなるか。
 奇形は嫌いなはずなのに、白紫点花でちょっと面白いのがあり、お付き合いで買ってしまう。他のものを全部買ってもお釣りが来る値段だったので、同行のHさんは目を丸くしていた。

2001/6/9(土)
 出版社に勤めている甥が、このところ山野草に狂いだした。特にウチョウランはたまらなく可愛いという。斑紋花もいいが、白もいいねというので、「白花は軸が青い」と教えると、花不明の鉢のところを熱心に探していた。
 甥で感心したのは入れ物にこだわること。ビニールポットにいれてあるものは、替えるのが当然とばかりに、三橋さんの焼締め鉢や八起窯の鉢に入れ替えていた。
 千葉のTさん、造園業のTさんがくる。共に杭州寒蘭マニアで、新芽がどの程度きているか見にきたもの。自分の作場と大差はないようだったけれど、「奔月」が3芽(1芽は昨年秋)きているのには、よだれが出そうな顔をしていた。


2001/6/7(木)
 東京も昨日が入梅となったが、今朝は日が差し、気温も25度を軽く越して蒸し暑い。うんざりしていたらうまい具合に、夕方からほどほどの夕立がきてほっとする。
 ウチョウランがこのところ急ピッチで咲き出してくる。展示品は上土を替えたり、葉を整理して、みてくれを直し、売品は売品で鉢など工夫し、手ごろな値段で人目を引くように仕立てる。
 昨日塚本君がウチョウラン用の焼締め鉢をもってきてくれたので、早速これも利用する。プロとして今年から窯を開き、八起窯と命名したそうだ。決意の程がうかがわれてほほ笑ましい。


2001/6/5(火)
 曇り空で暑さも昨日ほどでない。これなら午前中の水遣りもOK。楽の5.5号と笠間鉢(これが一番多い)の日なので、2時間ほどかけて昼までにやり終える。そのあとは毛虫対策。日が照っていると薬害が出る恐れがあるが、今日は大丈夫だ。えびねだけでなく、東洋蘭にもかけておく。
 この2年ほど夏咲きえびねは、手入れをさぼっていたので、どうしても植え替えが必要。13日から始まるウチョウラン展の前にすませたい。冬の寒さで葉をだいぶやられたので、植え替えも手間がかかる。
 東農大野生蘭研究会OBのKさん、えびね展のときに展示してくれた品物をまだ引き揚げに来ない。多分お店の方が忙しいのだろうが、貴重なタガネランなどもあるので、大事をとって作場に移し変える。


2001/6/3(日)
 今年からえびねに凝りだしたYさんが開店早々やってくる。コオズの「空海」がお目当て。他にも地植えで楽しむのだといって「織姫」「紫晃」を買う。そのうち第一園芸のMさん、「ワイン」を押さえていたHさん、さらにHaさんもやってきてわいわいがやがや。ニオイ、コオズの話からHB101まで、話題はいつまでたっても尽きない。
 この日はウチョウラン、フウランなどもぽつぽつでて、珍しく活気付いた一日だった。ランはなんでも高価なものというイメージが最近は薄れて、気楽に手が出せるようなムードが出てきたようだ。
 天気がよく、日中は水がやれなかったので、店を閉めてからたっぷりやる。


2001/6/1(金)
 ウチョウラン展は13日からだが、月が変わったので少し店内に並べる。今日になって気がついたのだが、蕾が黒くなりだしている鉢がいくつかある。株立ちの「大白鳥」がやられていたのはショックだった。
 ウチョウラン展の看板できあがる。このごろは白石さんも手馴れたもので、実質1日かからずに仕上げてくれる。背景にした写真はHさんが奥日光の方で探し出した「幸姫」で、生きていればまだ高価なもの。残念なことに昨年消えてしまった。


2001/5/30(水)
 お買い得情報にえびねをだしたら、予想以上に売れ行きがいい。今日も福島から送金があって早速品物を発送する。今にも降りそうな天気で、気温も低めなのが助かる。この時期になると暑いと輸送中の蒸れが心配になるからだ。
 白石さんが咲き出したウチョウランの株立ちをデジカメで撮影する。6月13日から始まる展示会用の看板に使うためだ。プリンターしたものをさらに拡大して使うので、どういうことになるか、ちょっと不安でもあり楽しみでもある。
 えびねのイモ吹かしに、生の水苔は最高だといって、山の手えびね会の人が買っていく。去年は100%の成績だったそうだ。

2001/5/28(月)
 四国のラブリーガーデンから電話がはいる。商売の方はどうかと聞くから、この頃はパソコンをとうしてぽつぽつ売れてきたと話すと、俄然興味を示して長電話になった。
 商売をやる上で、パソコンは無視できないと考え出してはいるのだけれど、まだふんぎりがつかないで揺れている。丁度2年前のうちみたいなところのようだ。
 販促にすぐ結びつけたいとなると、効果の程はまだ疑問だろうが、HPは作り方によって、確実なボデイブローになる。いまはそう信じている。


2001/5/26(土)
 雨は止んだがからっとした感じはない。今日は予定では、楽の4.5と仕立鉢に水をやる日だが、見るとそれほど乾いていないので見合わせることにする。
 宮崎から頼んでいたナゴランの花芽付きが送られてくる。全部プラ鉢植えなので、素焼きの鉢に入れ替える。フウランやナゴランはどうもまだプラ鉢に抵抗がある。えびねではけっこう使っているのに矛盾した話だが。
 若いのに植物ならなんでも手を出すI君が来て、ウチョウランを半分病気(ウイルス)にしてしまったと嘆く。聞いてみると日が強すぎたらしい。えびねもかなり駄目にしており、作場の総点検をやらなければいけないと浮かない顔だった。


2001/5/24(木)
 昨日に続いて雨。これまで少しはまとまった雨が欲しいと言っていたのが、もういささかウンザリしてきている。人間なんて勝手なものだ。
 お客もないし、パソコン遊びにもあきて、蘭の鉢の草むしりをする。最近はカタバミよりスミレがすごい勢いではびこっている。深く掘って取らないと、根が途中で切れ、また直ぐに蔓延る破目になる。
 近所のKさんが、使わなくなった楽の大鉢を数個持ってきてくれる。寒蘭マニアの広岡元監督に、よかったら使ってくれと連絡する。野球の切符でいつも世話になっているので、ささやかなお返しだ。

2001/5/22(火)
 午前中は慈恵医大での定期検診。太り気味以外は特に異常なし。午後は5.5寸、笠間鉢の水遣り。いまは一週間に1度と決めていて、その日が雨であろうとお構いなしにやっている。たっぷりやるので2時間はかかる。
 このところの陽気のよさで、杭州寒蘭の芽の動きは活発だ。「飛竜峰」「下天竺山」が力強い新芽を5ミリほどあげていた。去年珍しく2芽だした「孤峰」にも、新芽を期待して探したが、さすがに今年はお休みのようだ。
 大好きな「黄玉山」も、中にはやっこで出ているのもあって快調そう。去年はイメージダウンな咲かせ方をしてしまったので、今年は名誉を挽回させてやりたい。


2001/5/20(日)
 東京農大の野生蘭研究会出身のHさんが昨夜、ウチョウランの未選別品を割安でもってきてくれた。まだやっと蕾が見えてきたところだが、早咲きさせた見本を10鉢ほどそつなくもってきたので、朝からぽつぽつ売れていく。汗ばむような陽気で自宅のウチョウランも急に色づいてきた。
 「白妙」着く。根はあまり多くはないが、3枚葉の新葉は実にきれいだ。欲しがっていたI
さんが早速駆けつけて1株もって行く。
 造園業のTさんがカキノハグサを展示用にもってきてくれる。展示場の飾りに困っているのをちゃんと見越しているのだから憎い。それにしても、のめりこみたくなるような、みごとな盆景作りだ。


2001/5/18(金)
 前夜、頼りにしている業者からヒゼンの「白妙」が入ったとの留守電があった。早速連絡をとってみるといい株らしい。こちらが考えていた値段よりかなり高かったが、頼んだ手前もあるので、思い切って買うことにする。
 交配ものの氾濫の中で、これからは必ず天然ものが見直されてくると思う。昔の値段を考えれば、高いといってもただみたいなもの。大事に作ってふやしたい。
 ウチョウランのトップをきって、連舌大輪花が咲き出した。「仁王」の血が入っているので、大きな舌は立派だが、後ろに巻いてしまうのが欠点。巻かない舌は数少ない。

2001/5/16(水)
 時に激しく降る雨の一日、えびねの展示会も終わっているので、お客様はほとんどない。これ幸いと、メールに写真を添付して送るやり方を白石さんに教えてもらう。いままでは面倒で、すべてお任せで、覚える気がなかったのだけれど、そうもいっていられなくなった。
 メールの返事が三つ。うち二つが写真つきだ。適当な大きさに縮小して送るコツも何とか覚えたので、出来の悪い子に、白石さんも胸をなでおろしたことだろう。


2001/5/14(月)
 千葉のTさんからメール。えびね続きの今週の話題で、やっと九華が取り上げられたと言って連絡してきたもの。杭州寒蘭のマニアで、芽が動き始めてわくわくしている様が分かるようなメールだった。今年は杭州の芽の動きが早いようだ。
 汗ばむようないい陽気のなかで、えびねの整理に追われる。作場にどんどん戻すから店内はガラガラだ。ウチョウランを並べるにはまだ早いので、早速常套手段の、中国の古鉢や三橋さんの鉢を並べて、なんとか格好をつける。
 植え替えなければならない鉢が、まだ自宅の方にだいぶ残っている。明日は最優先でやらなければいけない。えびねの植え替えはもうぎりぎりの所に来ている。


2001/5/12(土)
 朝、まだ若い男の子がメールで勧められたといって店にやってきた。うちのHPもみてくれているようで、ニオイエビネをやりたいのだという。えびねは始めたばかりらしいが、こういう若い人が順調に成長してくれるのが一番いい。なんでも気軽に尋ねるようにとこちらも熱がはいる。
 午後3時からは恩人の七回忌の法事にでる。学生時代から社会人になっても長いことお世話になった方で、今日までまがりなりにもやってこられたのは、その人のお陰だと思っている。
 7時過ぎ店に戻ったら、留守中けっこうお客様がきたようだった。白石さんも残業のし甲斐があってよかったことだろう。


2001/5/10(木)
 えびねの時期には何時もお世話になるHさんが、伊豆のAさんからニオイの蝶咲き「紫竜」を手に入れた。私が褒めちぎったので、どうしてもと口説き落としたらしい。Aさんは地元のジエビネ素心の「緑精」を、私が大変気に入っていたのを知っていて、プレゼントだと送ってくれた。予期していなかったのでびっくりするやら感激するやら、早速お礼の手紙を出す。
 「緑精」は開花後しばらくすると、舌にしみが出るそうだが、私が見たときは「天竜梅」よりも緑の色が冴えていた。
 精力的にえびねの植え替えをする。新芽が鉢の縁近くまできているのは、手当たり次第植え直す。15鉢はやったろうか。でも1日の植え替えはせいぜい10鉢を限度にすべきだ。


2001/5/8(火)
 溜まっていた私的な雑用をこなすために、朝から出かけて、戻ったのは4時過ぎ。雨もまだあがっていなかったので、完全休養日にする。珍しくメールも入っていない。しばらくはゲーム遊びをして早目に家に帰る。


2001/5/6(日)
 長く続いたゴールデンウイークもきょうで終わり、今年のえびね展も楽日。ちょっぴり寂しさを感じる。朝、Tさんがまた山採りのギンランをもってきてくれる。柄物もまじっていて作る楽しみがふえる。
 ヒマを見て、岩タバコの葉差しをする。濃紫と白花は出来たが、ピンクまではひまがなかった。ピンクは葉差しの成功率が低いので、真っ先にやらなければいけなかったのに、逆になってしまった。
 明日からはえびねの植え替えやら株分けで忙しくなるので、早目に店を閉めて帰る。さすがに少し疲れた。


2001/5/4(金)
 えびねマニアの千葉のMさんが連休を利用して野菜をもってきてくれる。家庭菜園で作ったものだそうだ。さっそくかみさんに夜料理してもらった。エビネの方はもう来年まわしにしたほうがいいとアドバイスする。やはり「紫式部」が欲しいようだったが、いま小さいのを買うより来年花付を狙う方が結局は得のはずだ。
 農大の野生蘭研究会出のKくんが、展示用のえびねを数鉢もってきてくれる。台湾のホソバナエビネを見事に咲かせていた。居合わせたお客様が「原種はいい。これがえびねだね」とさかんに感心していた。
Kくんの方は、展示されていた栃木産のジエビネ「安蘇の妖精」にぞっこん参っていた。この花を見ると「ジエビネに始まってジエビネに終わる」といった先人の言葉がうなづける。


2001/5/2(水)
 展示品の半分はまだ十分に見られるが、あとはだいぶくたびれてくる。だから寒いのはおおいに助かる。連休明けまでこの気候が続いてくれればいいのだが。
 生産者のEさんが委託の即売品を引き揚げに来る。売上にはあまり貢献できなかったが、店のためには大助かりだった。これからも協力してもらえるよう、なにかでお返ししなければいけない。
 栃木県のジエビネ素心「緑聖」を手に入れてごきげんのIさん、「作場が狭いので1鉢いれると1鉢ださなければいけないので・・」といって、ニオイの「薄化粧」を持ってきてくれる。自分の木は病気にしてしまったので大いに助かる。


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