top   目次   バックナンバー目次   「朝・昼・晩」

          29        
2010年4月30日(金)
 昨日HPの更新もしないで帰ってしまったら、昼前に来た阿佐ヶ谷のOさんに「昨日は更新しなかったね」と言われてしまった。皆さんチェックが厳しいから油断はできない。電話はあるものの仕事が忙しかったとかで中々来られなかったOさんだが、「やっと片付いた」。自分の会のえびね展も終わって、買って帰るえびねをゆっくり選ぶ。植え替え用の砂を送ってということになり、帰った後梱包しようと準備していたら、えびね会の仲間の蘭友が現れた。「家が近所だから持っていってあげる」と送るつもりの用土を車に積んでくれて、自分が買って帰るえびねを選ぶ。なんとラッキーなタイミング。砂は超特急で配達された。
 埼玉のSiさん、葛飾のOさん他何人かが来てくれたが、昨日乾いたまま帰ってしまった店内のえびねは、ほとんど全部に水を遣る必要があり、一日中合間をみては水遣りに忙しい。植え替え、株分けもいくつか。かなり作ってあったえびね用土も買っていく人が多く、これも追加で作らなくてはならない。外もカラカラでどうしようかと思ったら、夕方拓也さんが来てくれて、外の水遣りを終わらせてくれた。用土作りは明日ということで時間切れ。
 5月8日(土)を臨時休業と書いたが、用事が中止になり、その日は通常の営業が出来ることになった。5月というのはえびね展が終わって一段落する時期。それまで休むわけにはいかなかったが、法事など色々な用事が重なり、白石は16日(日)と22日(土)に休ませてもらうことになった。又、5月3日(月)は一応えびね展の最終日だが、佐野の北関東ジエビネ展を見せてもらうことになり、朝早く出かけるのでその日は白石は留守。いずれの日も店は営業しているのでどうぞ。3日は早く帰れたら店に出ます。


2010年4月29日(木)
 気温が高く風が強い一日だった。窓を一杯に開けると花が強風に煽られるほど。2階のグラデーションペーパーの前に展示してあった「青嵐」が倒れて花茎が折れてしまった。グラペが風でバタバタしたためだろう。もう花が終わってきているので下げる。
 中野のEさん、下町のHiさん、茨城からKoさん、目黒のYoさん、千葉のIさん、川崎のKiさん、大田区のMaさん、八王子のSaさん、北区のMaさんや近くのえびねファンなど大勢が来てにぎやかだった。
 この風とカラッとした天気で、鉢はどれも乾いていると思うが、一日中忙しくて水を遣っている暇がない。おまけに夕方からおいしいものを食べにいく話になり、バタバタと閉店してそちらに合流してしまった。花より団子。


2010年4月28日(水)
 大雨洪水波浪などフルコースで注意報が出ている、激しい雨の中の出勤。途中2箇所で事故をやっていたが、かなり早く家を出たので10時には到着した。交通情報ではあちこちで事故があったらしいし、電車も強風で遅れている線があるようだ。昨日の午後からの雨だが、まだ安定しない天候が続いている。
 雨の中、「一度寄りたいと思っていた」という女性客が来て山草を買っていく。足立区のYaさんが又寄ってえびねに浸っていく。横浜のHiさんが来て、展示してあったえびねを下げる。
 午後から中野のEさんが来る。この雨では暇だろうと、近くの造園のTaさんに声をかけて夕方までおしゃべり。最初に持ってきて花が盛りを過ぎたえびねを少し下げる。横浜のYaさんも1年ぶりに現れる。阿佐ヶ谷のUさんが、土佐香南愛蘭会の機関誌「蘭友」の15号から31号を持ってきてくれる。リュックで背負ってくるのはさぞかし重かったことだろう。自分がいらなくなった本でも、それを必要としている人は必ずいる筈だから、古紙として処分するのではなく、欲しい人の手に渡ることが大事。HPに載せて有効利用したい。
 夕方までには雨が上がった。定休日に仕入れに行ってきた用土や資材などを車に積んできたが、雨で水たまりが出来ていて、降っている間は下ろすことができなかった。帰り際にようやく水が引いたところで荷物を下ろして片付ける。花の咲いている株の荷作りに手こずったが、注文のえびねを発送する。
 明日は休日。いよいよゴールデンウィークが始まる。5月8日(土)は白石が用事で休むが、替わりの人の手当がつかず、臨時休業することになった。気をつけて他の日にお出かけください。


2010年4月25日(日)
 店に出してないえびねの注文があり、朝早く家を出て中野まで品物を取りに行く。注文以外の品種も少し追加して車に積み込んだ。昨日以上の良い天気で、閉めきった車の中は暑くなっている。積んだえびねのために冷房をかけながら店に到着。遅れた場合を考えて拓也さんに控えていてもらったが、何とか時間内に着けた。
 急いで店を開けると、昨日えびねを買っていったお客さんが、見ていて気になったものがあったようで、又今日も買いにくる。
 午後横浜のIさんが注文したえびねを取りにきた。目に付いた他のものも一緒に買っていったが、どちらも昔の天然ものの登録花。今年はそういうものを欲しがる人が多い。
 毎年えびねを買いにきてくれる調布のMiさんが今年も現れた。自分の棚は花つきが悪かったそうで、「寂しい」と持っていく花を選ぶ。毎年必ず気に入ったものをいくつか集めるお客さんが来ると、「えびね展だなあ」と実感する。蘭会の集まりの帰りに駒場のWaさんが寄り、女性客がえびねをやってみたいと選んでいく。
 文句のつけようがないほどの天気だったが、夕方にはちょっと冷えてきた。自分のためには暖かいのがいいが、涼しい方が花が長持ちして歓迎だ。


2010年4月24日(土)
 やっと気持ち良く晴れ上がった。毎年自転車でえびねを買いにくるお客さんが、今年も来てくれる。昔の名花はどれも買いやすい値段になっていて、どれにしようか迷うほどだ。気に入ったのを見つけて、自転車のかごに積んでいった。
 花後の植え替えに備えてえびね用土を作る。ここでは赤ボラ、硬質鹿沼、ゼオライト、べラボンの混合でやっている。売り物用の袋詰めと取りあえずの自家用を篩う。品川のNaさん、世田谷のIさん、横浜のAさん、足立区のYaさんなどが来て、資材やえびね、九華を買っていく。
 夕方になったらさすがに冷えてきた。隣のガソリンスタンドで灯油を買っていく人を何人も見かける。今から灯油を買うなんて、予想外のことだろう。来週には又雨の予報があるから、明日の晴れは貴重だ。


2010年4月23日(金)
 今日も一日中細かい雨で、気温も昨日並みの寒さ。一体何という陽気だろう。
 昨日そのままにして帰った搬入されたえびねを、朝一番で水を遣り、パソコンのリストに打ち込んで値札をつけ、2階に並べる。商品管理ラベルも作り、発送依頼の分も送ってしまうと店内が片付いて一安心。外の作業が出来ないだけに時間が余ってしまった。週末には行きますという電話はあるが、この雨模様の寒い日に来る人が無くのんびり。お客さんが重なって忙しい日の翌日に全く静かな日があり、こればかりは予想が立たない。この週末に行きますとの電話があるが、どういうことになるか。
 昔はえびね展は、曜日に関係なく4月21日から5月5日と決まっていた。えびねが開花する日にちの統計から決めていたのだが、全く無加温の場合は大体この時期だった。それが温暖化のせいか、ニオイ・コオズなどが1週間くらい早く咲き始める年もあり、ハウス栽培の人が早く出したりするようになって、4月中旬から展示会ということになった。それが今年は以前の日程で丁度良く、今からゴールデンウィークまでがピークになりそうだ。例年伊東で開かれるニオイエビネ展を見に行くのを楽しみにしていたが、今年は店もこれからなので、行くのを諦めて業務に専念することになった。花も見頃。お待ちしています。


2010年4月22日(木)
 昨夜から又本降りで、傘を持つ手が冷たい。暑かった昨日の天気からは一日の温度差が16度とかで、すっかり真冬に逆戻りした。厳しい。
 この雨で仕事が出来ない造園のTaさんが、朝のうちからやってきた。大分芽が伸びたウチョウランや苔を選び、横浜のHiさんも呼んでゆっくりおしゃべり。いつものKoさんも雨の中寄る。HiさんもKoさんも頼んだだえびねを持って来てくれた。多摩市のIさんが来てえびねや用土を買っていく。
 中野のEさんから電話があり、これからえびねを持って行くというので待っていたが中々来ない。あまりの寒さに諦めたTaさんが帰った後、遅くなってEさんがやってきた。えびね25鉢と九華の「金おう素」などを持ってきて、花が終わったえびねを少し下げたが、今年のこの陽気では花もちが良く、どれもこれからしばらくはきれいに見られそう。「青嵐」も展示品の他に売り物が出た。
 そこにやはり雨に泣かされた造園のIさんがやってきた。注文のえびねが丁度入ったところで、早速他のニオイエビネと一緒に持っていく。一階はもう置くところがなくなって、二階の棚を掃除して並べるが、今日はもう時間切れ。明日整理して展示する。


2010年4月21日(水)
 相変わらずの日替わり天気で、昨夜かなりの雨だったのが今朝はカラッとした青空。朝店を開け、フレームの最高最低温度を記録するのだが、その時点ですでに23℃になっていた。どこもかも開けられるだけ開けて、風通しをよくする。暖かい日が少し続いて、休み前はつぼみだった株も、ほとんどが開いていた。まさに今が満開。涼しい作場から持って来た分に、まだ少しつぼみが残っている状態だ。このいい天気に店内のえびねが少し乾いていたので、水を遣る。
 昨日、一昨日と二日間の休みは、親戚の通夜、告別式で完全に無くなった。ただ、このえびねの最盛期に店を休まないで済んだのは幸いだった。
 近くのSuさん、葛飾のOさん、埼玉のAさん、長後からのお客さん、川崎のKiさん、品川のNaさん、昭島のNoさんなどが寄る。埼玉のTaさん、阿佐ヶ谷のOさんからも電話。もういつ来られても無駄足にはならない。
 明日は又気温が下がって、今週一杯天気は崩れるらしい。


2010年4月18日(日)
 すっきり爽やかな空は久し振り。寒さも無く気持ちいい。
 朝表を開けないうちに窓ガラスをコンコンする人がいる。見ると京都の蘭迷さんが笑っていた。あわてて入り口を開けて入ってもらう。昨日阿佐ヶ谷の一茎九華展に来て一泊していたもの。蘭の仲間が来るかと待っていたが、何と誰も来ない。昨日はあれほど大勢だったのに、気持ちの良い天気になったらしーんとしている。全くわからないものだ。午後まで二人でゆっくりおしゃべりをし、蘭と鉢や本を見て帰っていった。
 世田谷のHaさんが、「仕事が立て込んで取りにくるひまがなかった。邪魔になってすみません」と展示したままになっていた春蘭を引き取りにくる。並んでいるえびねを見て、東洋蘭好きの人が好むようなえびねをいくつか選んで持っていった。
 その後入って来た初めてのお客さんが「白石さんですか」。以前にメールのやり取りをしたことがある堺のOさんだった。大阪の堺から阿佐ヶ谷の一茎九華展を見に来て、わざわざここに廻ってきてくれたという。さっきまで知り合いの蘭迷さんが来ていたと言ったら残念がっていた。そこに若いGoさんが現れる。以前にGoさんのブログを見てここに問い合わせのメールをしてくれた縁があって、紹介したら話が始まった。夜行バスまでの時間をゆっくりしていく間に、川崎のKiさんが下田のえびね展を見に行った帰りに寄る。筍をたくさん持ってきてくれたのを分けるため近くのSuさんを呼んだら、間もなくやってきた。Suさんは一茎九華展に出品していたので、又九華の話で盛り上がる。昼間はまったく静かだったのに、閉店時間を過ぎてからにぎやかになるというパターン。いずれにしてもにぎやかなのはいいことだ。


2010年4月17日(土)
 夕べは東京でも雪になって、40年前に最も遅く雪が降った記録に並んだとか。本当に異常な天候だ。花だけでなく、野菜や果物などに大きな影響が出ている。
 今日は午前中雨だったが昼には上がり、午後はようやくお日様の顔が見えて、まあまあの天気になった。先週の土日は時期的に早すぎたのか、あまりにも静かだったが、今日は一日中えびね展らしい賑わいだった。朝の雨で仕事が流れた造園のTaさんがまず現れる。続いて埼玉のSiさんが、「お天気の悪いうちに見てきて、晴れたら植え替えをしよう」と早々に来てえびねを選んでいく。世田谷のTaさんも気に入ったえびねを見つけ、麹町のTeさんが、展示品のえびねを持ってきて、何鉢か買っていく。大田区のMaさん、世田谷のSuさんも用土を買いに。埼玉から「いつも「朝・昼・晩」を楽しみに見ています」という二人連れのお客さんが、えびねを選んでいく。品川のNaさん、葛飾のOさんなども来る。
 月曜日の午前中まで阿佐ヶ谷で一茎九華の展示会をやっている。それを見に浜松から村長さん、ルーペのSさん、出版社のSさんがやってきた。「終わったら又来る」とここに車を置いて電車で阿佐ヶ谷に出かけていったが、夕方には練馬のIさんも合流して戻ってきた。それからは皆で、この前入った放出鉢を選んだり、遅くまで様々な話題で盛り上がる。一茎九華展の会場の側に、広東鉢を三つ積み重ねてのぼり立てに使っていた店があったそうで(写真)、珍しい光景が話題になった。
 色々な種類の苔が入荷。又並べる場所を作らないといけない。


2010年4月16日(金)
 とに角寒い!。コート、マフラー、手袋という4月半ばとは思えない姿。箱根は雪でチェーン規制だという。東京でも冷たい雨に一時雪やあられが舞って、この時期としては記録的な寒さなのだそうだ。本当はエアコンをつけたいところだが、えびねが咲いているので遠慮している。
 朝開店準備をしているところに町田のTaさんがひょっこり。えびねに限らず山野草など植物は何でも好きな人だ。細かい雨が降って暇なのを幸い昼まで話し込む。
 午後にはいつものKoさん。例年ならとっくに展示品を持ってきて並べているはずだが、「全然咲いてこない」。その後造園のIさんが「雨で仕事が出来なくて」とやってくる。やはりまだつぼみだそうだ。阿佐ヶ谷のSaさんも入るなり「ああいいにおいだ。うちのはここに仲間がいないほどまだ小さい」と、皆さん花が遅れている話ばかり。いつもゴールデンウィーク頃にはニオイ・コオズは終わってきて、ジエビネが並ぶが、この分では今年は後へずれ込みそうだ。ここでは店で並べるだけなので、ずれたらずれたで構わない。一応展示会の期間を決めてあっても、実際は花がきれいな時が展示会だ。今年花の着かなかった株は、どんどん植え替えを始めなくてはいけないのだが、この冷たい雨ではどうも外へ出る気にならず、やってきたお客さんとおしゃべりをして過ごす。いつまでこの寒さが続くのだろう。

2010年4月15日(木)
 予報通り冬の寒さに逆戻りして最高気温は一桁。朝からの冷たい雨に入り口も窓も閉めて寒さを凌ぐ。咲きあがってきたえびねの花が長持ちする点だけはうれしいが。前橋のKiさんから電話で、「まだ全然花が咲かないよ」。神奈川の我が家もまだつぼみが固い。自分のところのえびねが咲きだすとあちこち見て歩きたくなるのだろうが、今年はどこも花が遅れていてお客さんの出足が遅い。ここはさすがに都会の暖かさなのか、自然作りのえびねも開いてきて、かなりの数の開花株が見られる。
 日中はえびねを見にくる人もわずか。遅くなって神代植物園の帰りだという八王子のSaさんが来たり、練馬のKiさんがえびねを持ってきたり買って帰ったり。仕事帰りのWaさんが寄って、苗をいくつか選んでいく。名品の苗がたくさんあって、まだ高い品種などはお手頃価格で楽しめる。帰りにはようやく雨が上がった。


2010年4月14日(水)
 昨日は汗ばむほどの暖かさの中、神代植物園にえびね展を見にいった。自然に外に出たくなるような好天だったせいもあって、植物園を訪れた人達が大勢見にきていて、会場は盛況だった。相変わらず気温の変動が大きく、今日はまだ昨日の名残でそこそこ気温が高いものの、明日からは又低くなるという。いい天気は続かない。
 すっかり咲きあがっているえびねの発送があって、又荷作りに格闘する。横浜のHiさんが頼んだえびねを持って来てくれ、一階は棚が一杯になった。葉の大きさなどを考慮しながら、組み合わせてうまく置けるように並べ替える。まだ2階は使っていないが、展示品が集まってきたら2階を展示コーナーにするつもり。昨日の天気で乾いたえびねに水を遣る。人気の名品苗も種類がぐんと増えた。明日HPに掲載しよう。


2010年4月11日(日)
 今日も気温が上がって動き回ると暑いくらい。最初にHPのえびねのページを更新。ある品種を全部載せるのは大変なので、問い合わせがあったら返事をすることに。一応名前だけ載せたが、他にも用意できるものはたくさんある。間に合ったら徐々に増やしていきたい。
 えびねを見に来るお客さんが何人か。午後遅くなって駒場のWaさん、埼玉のSiさん、造園のIさんなどが来てえびね展らしくなる。まだ目当てのものが咲いてなかったりして、来週末あたりが最盛期になるだろう。


2010年4月10日(土)
 春らしい暖かさになって、どこもかも開けて風を通す。その風がとても心地よい。フレームの最低温度は10℃で、朝からもう20℃を超えている。ようやく春が来たという感じ。毎年えびね展の時には寒さに震えることがあるから、まだこのまま暖かくはならないだろうが、三寒四温なら上出来。これまで寒い日が多すぎた。
 外の棚では花が終わったクリスマスローズを片付け、緑が生き生きとしてきた山草類を空いた場所に並べる。サクラソウもつぼみが上がってきた。今まで温室に入れてあったセッコクも外に出す。「いつも見ている」という男性が苔玉を選んでいく。
 展示会初日なのに妙に静か。注文の杭州寒蘭を根巻きにしたり、用土を篩ったり、えびね棚の空いた場所をきれいにしたりと、作業に精を出す。午後遅くなって千葉のOさんが本を買いに来たら、えびねのお客さんも何人か現れて、やっとえびね展らしくなった。


2010年4月9日(金)
 店内に残っていた最後の春蘭を仕舞い、全面的にえびねを並べる。花が咲いているのはニオイと一部のコオズなので、今のところ紫系統ばっかり。白花や黄色、緑が咲いてくると、えびねらしく色とりどりになるのだが、色変化がつくのはもう少し先。それでも、ちょっと暖かい日が続けば、一気に咲いてくるだろう。これからの搬入に備えて通し番号のラベルを作っておく。
 近くのSuさん、目黒のSiさん、遅くなって川崎のKiさんが寄る。Kiさんのところでも、いくつか開いてきたというところらしい。毎年今年は早いの遅いのと言うが、結局大体自然が調整して同じような時期になるものだ。
 この間、美術館の陶磁器の仕事をしているAさんに中国の色絵鉢を見てもらったら、今日撮影準備をして来てくれた。忙しい人に都合をつけてもらって申し訳なかったが、撮影を垣間見させてもらった。どういう品かを見るためのデータで、本式にライティングする撮影ではないが、これで大まかなことが分かればありがたい。Aさんから写真や焼き物の話が聞けるのをいつも楽しみにしている。
 明日からのえびね展の準備は何とか間に合った。桜が散ってくると次はえびね。皆さんどうぞ見てください。


2010年4月8日(木)
 気持ちのいい上々の天気。先ずメールで問い合わせのあったえびねや杭州の品を作場で選び、写真を撮って送る。それから店内に残っていた春蘭の片付けにかかるが、残り数鉢だからやはり植え替えて作場に戻した。えびね専門の葛飾のOさんが顔を見せた他は静かで、夕方まで忙しく展示会の準備をする。夕方練馬のKiさんがえびねの即売品を持って来たのを、パソコンに打ち込み、値段をつけて並べる。えびねの問い合わせが徐々に増えて、いよいよ盛り上がってきた。


2010年4月7日(水)
 天気が日替わりで、晴れが続かない。昨日からりと暖かかったのに今日はどんよりとして、午後から時折弱い雨が降る。周りが山里の光景なら春霞という言葉がぴったりなのだが、何しろ国道沿いのコンクリートに囲まれた場所。そういう情緒とは程遠い。週末に満開だった桜は、あっという間に花吹雪になった。
 寒さがいつまでも抜けなくて、路地作りのえびねや一茎九華の花芽は足踏み状態だが、ハウスで作られた店内のえびねは、休み明けの今日は一斉に開いていた。開花時期も重要だが、天候不順で野菜類が高騰しているのも痛い。
 山草類は青々と葉が展開し、花が咲き始めた。魅力的になった棚から、女性の二人連れがいくつか選んでいく。阿佐ヶ谷のUさんが一茎九華を選びに来た後、横浜のHiさんが展示品のえびねを持ってきて、約束していた中国春蘭を株分けしていく。目黒のOさんが春蘭の鉢を下げに来て、えびねファンのご夫婦が、早咲きの分を見に来る。
 朝から印刷にかかったえびね展案内状は表裏とも終了して投函。明日は春蘭の名残を片付けて、つぼみのえびねを並べよう。


2010年4月4日(日)
 週末はいい天気の筈が、どんよりとして肌寒い。桜も青空の下で見たいものだが、時折弱い雨がぱらつき、明日は無情の花散らしの雨らしい。
 今日は静かでほとんど人が来ない。何だか寒くて自分のところのえびねもまだつぼみが伸びてきた程度。一番早いのが色づいてきたところで、まだ間があると思っていたら、上野グリーンクラブのえびね展に行ってきたというお客様が寄ったので、こちらも準備を急がなくちゃと慌てる。案内状の葉書は買ってある。先ずは文面のレイアウトを作った。印刷発送は水曜日ということにして、今日までは春蘭の植え替え。若い家族連れがにぎやかに生の水苔を買いにくる。

 定休日明けからは店のえびねを整えて店内に並べ、いよいよえびねモードにスイッチを入れる。

2010年4月3日(土)
 穏やかなお花見日和になって外が気持ちいい。まず山草の棚を見回わり、いつの間にか新葉が伸びているのを、表に出せるようにきれいに整える。春蘭の植え替えを始めると、長野のSaさんが預かっている蘭を引き取りに来る。港北のMoさんが展示してあった蘭を下げて、鉢を買っていく。品川のNaさんも鉢を物色しに来る。
 今日は早目に引き揚げるので、時間一杯まで植え替えをする。そろそろえびね展案内状の準備にかからないと。


2010年4月2日(金)
 東京の桜満開。日本にはこんなに桜の木があったのかと思うほど、どの道を通ってもきれいに咲き誇っていて、この時期の通勤は楽しい。この週末がまさに絶好のお花見日和なのだが、それを邪魔するかのような突風と雨。花びらが濡れた道路に張り付いて、「花に嵐」の喩え通りだ。ニュースでは又大きな木が倒れたとか、飛行機や電車が止まったとかで、交通が混乱しているらしい。救急車のサイレンがやたらと聞こえる。強い南風は昼過ぎには収まり、雨も上がったが、どんよりとして明るさは見えてこない。
 郵便局に振込みに行った後は、夕方までひたすら植え替え。千葉のOさんが「どうしても振込みが出来ない」とわざわざ注文の分の支払いに見える。他金融機関からゆうちょ銀行に振り込むのを、自分ではしたことがないので、できるはずだと思うものの対処の方法がよくわからない。いつもメールでの注文では間違いなく振り込んでもらっているが、皆さんゆうちょ銀行からの振込みなのだろうか。青葉区のKiさんらが寄ってきれいなえびねに感激。庭に植わっているキエビネしか知らないというから、ニオイ・コオズの美しさと香りは格別だろう。
 夕方からは急に気温が下がって冷え込んできた。夜桜見物は寒さ対策が必要だ。明日白石は、私用で5時前に帰らせていただきます。


2010年4月1日(木)
 朝からモワーッと生暖かい。あちこち開け放して丁度いいのだが、両側の入り口を開けると風が強すぎて紙類が飛んでしまう。
 まず作場にある春蘭の植え替えに手をつける。これから出来る限り完了に向けて、毎日少しづつでもこなしていくつもり。
 午後千葉のYさんが来て、これまで展示してくれた名品の蘭を下げる。未選別一茎九華の花付が入荷。これも1株3,000円均一のお買い得品だ。埼玉のAさんが売約の蘭を株分けしていき、近くのSuさんも寄る。梱包作業がいくつかあって発送を終え、強風で渇き気味の外の鉢ものや水苔にたっぷりと水を遣る。


2010年3月31日(水)
 今日から暖かくなるという話だったが、曇り勝ちで実際はそれほどでもない。昨日、一昨日はすっかり寒さが戻って、フレーム内の最低温度は0.5℃。暖かい日はいきなり20℃以上になるから、定休日前にあちこち開けたり、作場のビニールをダイオネットに替えたりしておいた。全く思うようにいかないものだ。明日からはいよいよ4月。桜も大分開きだしたが、去年よりはちょっと遅めか。
 休み中に仕入れてきた山草を植え込んでいると、久し振りにイギリス女性のSさんが来る。近くの大学の先生で、最近の日本の女の子からは聞かれないほどのきれいな日本語を話す。これまで買っていった春蘭は皆順調に育って花が咲いているというから大したものだ。プレゼント用に、中国春蘭を楽鉢に植え替えて持っていく。
 いつものKoさんが寄り、埼玉のAさん、川崎のKiさんが展示してあった蘭を下げに来る。空いた棚には、まだもっている蘭を間隔を開けて並べる。明日千葉のYさんが下げに来るので、来週からは本格的にえびねに切り替えることにしよう。


2010年3月28日(日)
 久し振りに道路が空いていて、9時半頃には店に着いてしまった。開店前に終わらせようと、すぐに混合砂作りに取り掛かる。売り物用に袋詰めしたのはこの間作ったが、これから植え替えに向けて自家用のも大量に要る。先日の突風でバケツが飛ばされ、化粧砂がこぼれてしまった分をとりあえず。作業の途中で店に入ると、麻布のMoさん、下町のHiさんが来ていた。Moさんは目当ての買い物を終えると、上野グリーンクラブに出かけていった。
 間もなく中野のEさん、茨城からKoさんも来る。展示品を置いてあったKoさんは下げるための荷造り。午後から川崎のHaさんも、出してあった蘭を下げに。皆HPを見てタイミングよく駆けつけてくれる。見事な展示品を飾ってくれたり、売り物を出してくれたり、皆さんのご協力に感謝!。
 この間放出の鉢を持ってきて倉庫に入れておいたのを、皆で見に行き、欲しいものを選ぶ。段々に減っていって、邪魔になるほどではなくなった。
 サツマチドリや春蘭など、メールで問い合わせのあった株を探して返事をする。えびねは一応収まったし、休み明けからはひたすら植え替え。かなり寒かったのと雨が多かったのとで、ちょっとペースが遅れ勝ち。この春どこまで出来るか・・・。


2010年3月27日(土
 穏やかないい天気になった。午前中横浜のKaさんが、「HPを見たらえびねが並んだというから」と見事にメッセージを汲み取ってくれて展示品を下げに来る。まだ日本春蘭は少しも衰えてなくて丁度見頃。本当は下げてしまうのは惜しいのだけれど、何しろえびねは場所を取るから、これが並ぶと春蘭は押し出されてしまう。これから咲こうとしているのもあるのだが、もう3月も終わろうとしているのだから仕方ない。
 午後には目黒のOさんがやはり気を使って、並べてあった蘭を下げにくる。時期には色々お願いして飾ってもらったり、品物を出してもらったりしているのに、棚を空けなくてはならなくなると下げてというのでは本当に身勝手で申し訳ない。スペースがいくらでも余っているなら何も問題ないのだが、次の展示に切り替わる時期にはいつも起こる問題だ。
 Oさんが帰ってから、昨日搬入したまま置いてあったえびねをチェック。パソコンに打ち込みながらラベルと値札をつけ、棚に並べた。蘭は道路側に移動して、入り口正面をえびね、道路側には春蘭という風に一応収まった。花が盛りを過ぎてくたびれてきた奥地蘭を片付ければ、しばらくはこれでいける。
 いくつか植え替えをして、作場もできるだけ鉢を詰めるように奥から並べていく。そこに入っていたものを店内に並べ、その後戻そうとすると、入りきれないのはいつものこと。どうしても株分けするので鉢数が増えてしまう。明日は又下げにくる人がいるので、忙しい合間に作場の整理をしないといけない。


2010年3月26日(金)
 昨日の帰り道も渋滞、今朝もかなり詰まっていた。年度末の影響だろうか。久し振りの陽射しだが、それほど暖かくはならない。
 この好天を逃すまいと、先ず店の洗濯を始め、その間に郵便局へ。帰ると、杉並のSaさんが用土や鉢を買いにくる。
 午後からは店内の春蘭を植え替えながら、片付ける態勢にもっていく。えびねが来る前に、場所を空けなければならない。折りよく近くのSuさんが展示品を下げに来る。持ち帰る鉢を箱に詰めたところに、中野のEさんから電話。「これから行く」というので、Suさんも待つことになった。朝のいい天気が次第に曇り、やがて小雨が降りだした。気温がどんどん下がって冷えてくる中、Eさんの到着まで中国春蘭の植え替えを続ける。鉢を開けるとどれも根が良くて、満足いく出来栄えだ。
 電話があってからずい分時間がかかってEさんが到着する。「すぐに出たんだけど、すごく混んでいた」。荷を下ろしたえびねは、もうつぼみがいい色になっていて、花茎も伸びている。「もう咲いちゃうから」と急いだのも納得。まだ棚が片付いてなくて並べられないが、この週末には展示品の引き取りも多いだろうから、店の蘭もせっせと片付けて、一気にえびねに衣替えをしよう。


2010年3月25日(木)
 日にちの観念なく家を出たら、通勤の途中渋滞にはまった。途中から動かなくなって、考えたら年度末の25日だ。無理もない。いつもより30分ほど余計にかかって店に着く。11時よりは前だったが、郵便局の用事や包装用品の買い物があって、三軒茶屋まで出かける。用事を終えて急いで帰ると、駐車場に車が停まっていて、品川のUさんが店に座っていた。
 昨日、今日と冷たい雨。真冬に逆戻りして又一桁台の最高気温だ。「今和歌山からの帰りなんです」というUさんと話しながら、ピアナン桃花素舌を鉢から出して株分けする。そういえば、Uさんがいる時に株分けをする場面が何回かあった気がする。考え込むような難しい株分けもあったが、今日は取りやすくてスムーズ。ほっとして小雨の中鉢に植え込む。
 植え替えを始めたが、雨が激しくなって1鉢で終わり。この春はほんとに雨が多い。諦めてHPの作業をしようとパソコンの前に座るが、あまりの冷え方に久し振りにエアコンをつける。
 夕方葉山のOさんが寄って、売約の蘭を買っていく。遅くなって世田谷のKoさんが鉢を買いに来る。一日雨が止まない。


2010年3月22日(月)
 肌寒いが、ようやく穏やかな晴天になった。道路もすいすいで、ずい分早く店に着いた。表を開けないうちに、赤ボラが到着。昨日拓也さんに置き場所を確保しておいてもらったので、スムーズに資材置き場に積む。
 近くのHiさんが、使わなくなった欅窯や八起窯のウチョウラン鉢を持って来た。これらを洗ってリストに加え、棚に並べる。その後は全く静かなもので、発送の荷作りをした後は、商品管理ラベルを作るなど、手間のかかる作業をやっておく。
 鈴木さんが亡くなってからは、休日の月曜日を営業するようになったが、実際は月曜日に来る人は少なく、あまり意味が無かったかなとも思っている。今年はそのままだが、そのうち考えようかという気分。今日も人は少ないので、久し振りに早く帰ろうなどと思っていたら、駒場のWaさんが現れた。この間から気に留めていた蓮弁蘭の大株を分けることに。5.5号の鉢にぎっしりだったのを一部株分けして、一回り大きな鉢に入れる。Waさんも「これからすぐに植え込もう」と帰っていった。
 いよいよ春蘭も終わりに近い。趣味家は早く下げて花を切りたいところだろう。店の花はぎりぎりまで切らずにおくが、徐々にえびねに切り替える準備を始める。これからは時間がある限り蘭の植え替えだ。今週の水曜日は休みですのでお間違えなく。


2010年3月21日(日)
 昨夜は台風並みの暴風雨が吹き荒れ、夜中に目が覚めてしまうほど。これはかなりやられているに違いないと思ったが、幸い自宅のも店のも、植物の鉢は倒れていなかった。店では植え替え用の化粧砂を入れておいたバケツが吹き飛んで砂がこぼれていた。松の落ち葉がそこら中の棚に一杯で、取り除くのに時間を取られる。
 麻布のMoさん、目黒のOさん、世田谷のHoさん、杉並のOさん、ルーペのSさん、中野のEさんなどが来る。それぞれ強風の被害がそれなりにあったようで、鉢がひっくり返ったという人も。売り物の蘭やえびねを持ってきたり、展示品を下げたりして、バタバタしているうちに閉店時間。日中は風が強いものの暖かかったが、日が落ちたら急に冷え込んできた。今日はあまり写真を撮る時間が無かったが、明日は売り物の写真を撮りたい.。
 明日の月曜日は営業し、今週は火・水が休みになります。


2010年3月20日(土)
 陽気が良くなって3連休の初日。朝から道路は大渋滞で、店に出るのもいつもより30分くらい遅くなった。
 今日は何としてもウチョウラン植え替えを終わらせたいと、すぐに仕事に取り掛かると、足立区のKoさんが来た。「ウチョウランのイモをチャック付きのポリ袋に入れておいたら、袋の中で芽が出て伸びていた」と、あわててウチョウラン用土を買いに来たもの。目の前でイモを植え込んでいるのをしばらく見ていった。
 「関越で事故があってすごい渋滞。ずい分時間がかかった」と埼玉のOさんが到着。品川のNaさんが、用土やサナを買いにくる。その後横浜のKaさんが「明日は雨らしいから、混んでいるけど今日にした」と日本春蘭の「黄の司」、「光悦」を持ってきて展示する。目の前の246はずっと車がびっしりで、「覚悟して帰らなくっちゃ」。
 注文の蘭と鉢を荷造りして発送。えびねが入荷してリストをパソコンに入力、値札付けに追われる。
 遅くなって厚木のYoさんから「近くまで来ているけど、渋滞で進まない」との電話。「今日は仕事が一杯あって、どうせ遅くなるからいいですよ」。プレゼント用や自家用のえびねを化粧鉢に植え替え、春蘭用の鉢や蘭など色々買って、渋滞の中へ覚悟を決めて帰って行った。
 一日中忙しかったが、何とかウチョウランとイワチドリの植え替えを完了。棚をきれいにして収めた。バラバラと細かい砂がこぼれて、汚れていた店内も掃除し、ウチョウラン関係のものを片付けて、ようやくすっきりした。終花になった中国春蘭は花を切って作場に戻し、一部えびねを並べた。
 気温が高く、鉢が倒れるほど強風が吹きまくった。忙しくて水をやる時間が無く、この風ではかなり乾いているが、明日は雨の予報だからそれに期待。すっかり帰りが遅くなったせいで、いくらか流れてきたようだ。


2010年3月19日(金)
 結局雨の降った形跡はなかった。どんよりとした一日で、決して暖かくはないが、開けっ放しでなければ何とかなるくらいにはなった。
 朝から真っ先にウチョウランの植え替えを始める。しばらくして静岡のIさんが何年振りかで顔を見せた。亡くなった鈴木さんがえびね業者組合の理事長をしていたえびねブームの頃には、盛んにやり取りしていたはずだが、年と共に身体を悪くして今は何もしていないとか。こちらについでがあったとはいえ、忘れずに訪ねてくれて、昔話や最近の情報など懐かしく話が続いた。
 品川のNaさん、目黒のOさん、近くのSuさん、北海道からのお客様など何人かが来てくれ、電話もたくさんあった。その中で進めたウチョウランの植え替えは、ようやく残り4鉢まで辿り着いた。明日は何としてもクリアしたい。


2010年3月18日(木)
 朝資材屋さんに寄り、サナを仕入れてから店に出る。午前中に無名春剣蘭の撮影。一緒に入ったピアナン、四川春蘭、豆弁蘭、蓮弁蘭の無名品は大体売り切れてしまったが、春剣蘭だけ遅れて咲いて今が満開。無名の普通品だが、広い中国の栽培場から、花を見て選んできたもので、日本で栽培していたお買い得品だ。撮影だけ終えて、昼からウチョウランの植え替えにかかる。
 品川のMaさんが、この間買って行った中国春蘭用の鉢を選びにきて、2階に並べてある鉢を色々持っていく。プラ鉢では蘭を作りたくないというMaさんだから、焼き物のサナも必要で、朝買ってきておいて良かった。鉢にこだわる人はサナにもこだわる人が多く、ネットを切ったものでは駄目で、見えないところにもおしゃれをする感覚なのだそうだ。
 川崎のHaさんが見事に色が出た日本春蘭を持ってきて展示してくれる。葉山のOさんが久し振りに顔を見せる。都心のマンションから引越して、作場環境も良くなったのだろう。前に持っていった杭州寒蘭がいい感じで咲いたといって、今度は奥地蘭。HPで気になった目当てのものを確認に来たのだが、結局気に入ってしまった別のに決めた。
 夕方からHPに「奥地蘭3」を追加。今晩から又雨になるらしい。


2010年3月17日(水)
 昨日は関東はすごく気温が上がって、フレームの中は25℃にもなっていた。今日は一気に10度近く下がって寒く感じる。
 頼んであった生の水苔が到着。棚をきれいにして、一箱づつ形を整えて並べる。今回は緑色のいいものばかり。例年より早く緑のじゅうたんになるかもしれない。
 毎年植え替え時期に赤ボラを買いにくる人が一年振りにきて、「東京では他に売ってないから、もうお宅の店が無くなっていたらどうしようかと思ったよ。続いていて良かった!」。「ささやかですが、相変わらずやっています」。「買っておいとくと、すぐ友達が来て持っていっちゃうから」と何袋も買っていったので、在庫が急に無くなった。すぐ電話をして送ってもらうよう手配する。
 埼玉のAさんがサナを買いに。用土、鉢、サナ、肥料などの用事で来る人が多いのは、皆植え替えで忙しい証拠。自分のところのも急がなくてはいけないが、目の前の仕事に追われて遅れ勝ち。あせるばかりだ。
 造園のTaさんが寄り、近くのSuさんが展示品を入れ替える。ウチョウランの植え替えは大分進んだが、まだ3割くらい残っている。早く終わらせてきれいにしたい。


2010年3月14日(日)
 朝早く出て上野に直行。メンバーもまだ全員集まっていないうちに展示会を見せてもらう。やがて見えた黒崎先生や集まってきた会員に挨拶して、昼前に店に戻った。程なくいつものKoさんが茨城から新しい展示品を持って来て、「万字」など、今まで並べてあったものを下げる。
 Koさんが帰ってウチョウランの植え替えを始めたら、結構大きな地震。とっさに値段の高い鉢を押える。やがて目黒のOさん、麻布のMoさん、駒場のWaさん、世田谷のHaさんなどが来てにぎやかになる。展示してあった鉢を持ち帰る人、ついでに蘭を買っていく人、本や鉢、用土を買う人など。遅くなって川崎のKiさん、Maさんが、香蘭会の帰りに寄る。展示会の後片付けを終えて、展示品を下げてきたところ。都合のつかない人の分を一緒に持ってきて、これも取りに来るまで預かることに。Kiさんは昨日誤って鉢を割ってしまったと、目をつけていた鉢を買っていく。閉店間際に練馬のIさんが、置いてあった蘭を取りにきて、ついでに鉢を買っていく。
 生の水苔が休み明けには着くだろう。水苔が無い間に、鉢や他の植物が場所を占領してしまっているのを片付け、指定席の準備をする。表の山草も緑を増し、覗いていく人が増えてきた。


2010年3月13日(土)
 気温がぐんぐん上がって、フレームの中は朝から20℃を超えた。天窓だけでなく、サイドも開けて風を通す。このまま暖かい日が続くわけではないから、この時期温度管理が難しい。拓也さんにも、定休日の急激な温度変化に注意してくれるよう伝えておく。
 今日、明日は上野東照宮で東京香蘭会の春蘭展。店に案内状を置いてあって、この間から来た人に勧めていたら、品川のNaさんが「行って見てきました。すばらしかった」といって帰りに寄る。鉢好きのNaさんは、前から目をつけていた江良窯の鉢を持っていく。
 午後ゆっくりと下町のHiさんが来て、奥地の蘭展に出した蘭友の展示品を持ち込む。取りに来るまでここで預かることになった。近くのSuさんも香蘭会に展示品を搬入した帰りに寄る。日本春蘭の花が咲いたのを少し並べていたら、Suさん、川崎のKiさんが持ってきて飾ってくれた。長く咲いている中国春蘭を作場にしまい、道路側の窓は日本春蘭に切り替える。色が鮮やかなので、その棚だけは華やかだ。
 生の水苔が入ったかと問い合わせがあったので、もう凍るようなことはあるまいと注文。来週には水苔が並ぶいつもの光景になるはずだ。夕方全面的に消毒をする。
 明日白石は上野東照宮に寄ってから店に出るので、到着は12時過ぎになります。
 
2010年3月12日(金)
 朝開店準備をしているところに、杉並のIさん、東久留米のHaさんが一緒に来る。創業当時からの古いお客様で、来店は久し振り。「まあ、しばらく」と昔話で懐かしんだ。
 午後からは今日も出来る限りウチョウランの植え替え。細かい作業だから植え込みは座ってする。蘭のように外で出来ないので、砂や砂差し、水苔、ピンセット、鉢など必要なものを卓の周りに並べてある。狭くて通りにくいし、どうしても用土が散らばって汚れてしまうが、すっかり終わるまでは目をつぶって我慢。毎日早く終わらせてすっきりしたいと思っている。
 埼玉のAさん、川崎のKiさんが来る。二人とも鉢好きでこの間の放出鉢を見ていたが、Kiさんは「何を植えたらいいか分からないけど、なんかに使えそう」と朱泥をいくつも持っていく。
 入手した中国古鉢を、美術館の仕事をしていた世田谷のAさんに見てもらおうと、何とか連絡を取りたいと考えていたら、夕方ひょっこり姿を見せたのでびっくり。めったに来る人ではないのにすごいタイミングで現れて、「思いが通じましたね」。去年関西に引っ越されたWaさんが、お別れ前に紹介してくれたのだが、「Waさんが今用事で東京に来ていて電話があった」とかで、思い出して寄ってくれたのだった。引き合わせてくれたWaさんに感謝!。


2010年3月11日(木)
 郵便局に走った後、まずウチョウランの植え替えをする。いくらか調子が出てきて順調。今のところほとんどイモは殖えていて、2鉢に植え込んだりすると、どうしても鉢数が増える。コンテナに一杯に入っているので、置き場所が足りなくなるかも。一定量は消えてしまう鉢が出るからバランスが取れるが、今後どうなるだろうか。
 午後近くのSuさんが来て、展示品を入れ替える。そこに「自然と野生ラン」が届いてパラパラと見ていたら、寄稿の「蘭界ブログキング」にすずき園芸の「朝・昼・晩」が登場してびっくり。お馴染みの方だけでなく、面識の無い方にも見ていただいているのかと思うと緊張(?)する。こんな駄文でも、一生懸命続けるしかないようだ。
 千葉のYさんが、やはり新しい展示品を持ってきた。「心心相印」、「剣陽蝶」、「玉海棠」などの有名品種の他、春剣蘭覆輪荷弁など。即売品としては春剣蘭の蝶咲きや複色花など3鉢が入荷した。3人で蘭談義をしていると、外で何かがぶつかったような大きな音。出てみると松の太い枝が折れて作棚の屋根にぶつかったのだった。風が強いとは思ったが、それにしても鶴岡八幡宮の大銀杏の時はすごかっただろう。
 夕方佐倉のNaさんが来て、蘭の本や蓮弁蘭などを持っていく。蘭の発送があり、荷造りして出荷。ウチョウランの植え替えはまだまだ先が長い。


2010年3月10日(水)
 昨日は昼から雪になり、底冷えのする一日だった。今日も細かい雨が午前中残ったが、午後からは日が出てきた。しかし「昼から南風で暖かくなる」という予報ほどには気温が上がらなかった気がする。尤も天気が良いのは関東だけで、あちこちで低気圧が荒れ狂ったようだ。樹齢千年の銀杏の木が強風で倒れたというニュースには驚かされた。
 早目にお昼を済ませて、懸案のウチョウラン植え替えを始めたところに、約束の横浜のHiさんが来る。Hiさんが帰った後、すぐに植え替えに取り掛かり、夕方まで黙々と。5時過ぎに仕事帰りの造園のTaさんが寄って「内職してますね」。売約の鉢を取りにきてもう一つ別のも選ぶ。「自分も帰ったらウチョウランに水をやろう」と帰っていった。表の苔を今日は女性が持っていく。苔好きな人は男女ともに結構多い。


2010年3月7日(日)
 全く狐につままれたようだった。昨日は鉢の片付けをやっと終わらせ、店を閉めてから、売り物の春蘭をリストに追加しようとパソコンに向かった。エクセル表に打ち込みながら、同じラベルを鉢の方にも挿していく。同時に色々なことが頭をよぎって、思いついたこと、気になったことを間に挟んでは、メールを送ったり、立ち上がって2階に上がったりする。メモリーの少ない頭だから、「後で」と言っていると忘れる可能性があり、思ったらすぐにやってしまわないと気が済まない。というより不安だ。その後、ラベルの続きをしようとパソコンに戻ると、膝の上に乗せていた商品管理ラベルの箱が無い。どこかに隠れてしまうほど小さいものではないので、席を離れる時無意識に置いてしまったに違いない。ネームランドで打って貼り付ける作業は結構手間で、又新しく作り直すのは大変。HP更新もそっちのけで、置いた可能性のあるところを探し回った。しかし何度見ても見つからないので、明日新鮮な目で見ようと諦め、HPの作業をして帰った。
 今日も引き続き雨。店に入ると先ず箱の探し物であちこち覗き込む。しかしどうやっても見つからない。又作り直しかと思ったところに、ピアナンを予約していた横浜のKaさんが来た。パソコンを離れ、いつも立つ場所で、話好きのKaさんとゆっくりおしゃべりをしながら、何気なく入り口の方に目をやると、入り口の上にある棚に見覚えのある箱が。こんな背伸びするような高いところに置いた覚えがないが、「良かった!。作り直しにならないで」。
 探し物が見つかって気が楽になり、色々咲いてきた蘭の撮影を始めた。花は一時なので、HPに使わなくても後から「撮っておけば良かった」と思うことがよくある。今日は雪がちらつくという予報だったが、冷たい雨のまま。夕方の体感温度は朝より確実に下回っている感じだ。休み明けから植え替えにまい進する。


2010年3月6日(土)
 一日中しとしと雨。店に着くと間もなく電話が鳴った。昔お父様が蘭をやっていたが亡くなられ、鉢がたくさんあるから来て欲しいという息子さんからの電話だった。それほど遠くないし、段ボールや新聞紙を積んでカーナビを頼りに訪ねていくと、部屋にたくさんの鉢が並んでいる。床下に長いことあったので、どれも汚れて真っ黒。端から新聞紙でくるんで積めるだけ車に詰め込んできた。昔蘭をやっていた人らしく、笠間鉢、丹波鉢、支那鉢等種々雑多。使っていないものがほとんどだが、ほこりで手も車も真っ黒だ。
 店に着くと初めてのお客さんや川崎のHaさんが来ていた。鉢が来たというと目の色を変える人達がたくさんいるが、Haさんも「見たい!」という。段ボールを拓也さんに車から下ろしてもらい、荷開きをする。店の床に一面に並べていると、埼玉のSaさん、千葉のMuさんもやってきた。Saさんは「植え替えをするときに誤って小柴鉢を4つも割ってしまった。ショック!」。大至急鉢の補充に来たのだった。小柴鉢は殆ど売れてしまったのだが、丁度鉢を並べていたところ。新品の丹波蘭鉢がいくつかあった中から景色のいいのを選んでいく。後は9月の新作を期待して、それまで足りない分は、心ならずもプラ鉢でがまんすることに。千葉のMuさんも蓮弁蘭の用事で来たのに、つられて丹波鉢を買っていく。
 明日まで新橋華僑会館で日本中国蘭協会の展示会。日中友好会館では奥地の蘭協会の奥地蘭展。皆さんそれを見て、その後すずき園芸に廻ってくる人が多い。駒場のWaさんもぐるっと蘭ツアーをして終着点に「やれやれ」と到着。足の踏み場も無い中で色々見て、予約の蘭を持っていく。
 今日持って来た鉢は9月の古鉢・ガラクタ市に出そうと、洗って一旦片付けた。蘭がある時期には、店内に並べておくところが無いのだ。この作業で、今日は一日動き回ってくたくた。二人ともお昼をまともに食べる時間がなかった。
 日本春蘭の白花「松月」を展示。即売品もいくつか追加された。HPに載せられるのは明日以降で、今日もウチョウランの植え替えは手付かずだった。今日はあまり冷え込まなかったが、明日は寒くなるらしい。


2010年3月5日(金)
 朝からとても暖かくて、駅から歩いてくる人は「暑い!」と上着を脱ぐ。この天気は今日一日だそうで、明日からは又寒くなるらしい。一日で気温が10度以上変動したりするから大変だ。
 朝からウチョウランの植え替えをしようと、コンテナを店内に持って来て、作業を始めた。手をつけた途端、このいい天気に誘われて川崎のMaさんが遊びにくる。千葉のYさんが、中国で買ってきた「蘭花」(新品名品名家評鑑、3,000円)の本を売り物に持って来てくれる。展示してあった名品を下げたが、来週又別の花を展示してくれるそうだ。
 日中友好会館の展示会を見て来た帰りだといって、埼玉のIさんが来る。店内の春蘭は大体咲いてきて、作場では日本春蘭が笑い始めた。撮影をしたり水を遣ったりして、結局ウチョウランは1鉢終わっただけ。あれもこれもと気ばかり急くが、中々計画通りには終わらない。目の前に用意してあればいやでも目に入って、少しづつやっていくうちには終わるだろう。合間を見て奥地蘭のページに写真を追加する。
 ここでお詫び。2月25日の「きょうのショット!」の桃花は、ピアナンではなく春剣蘭だった。元々そのラベルだったが、春剣蘭らしからぬ透き通った濁りの無いピンクに、隣のピアナンの一群の一つが紛れ込んだのかとの勘違いだった。葉は春剣蘭そのものだった。こんな色の花ならホントにきれいだが、この花を買われた方には間違いのお詫びメールをし、「きょうのショット!」も訂正しておいた。


2010年3月4日(木)
 又冬の寒さに逆戻り。まず鉢の発送をし、HPのメンテナンスにパソコンに向かう。ウチョウランの植え替えをしようと用土を出してきたが、何となく寒くて先送り。手をつけてしまえば、早く終わらせたい一心でやってしまうのだが、これを始めると回りが汚れて仕方がない。ぐずぐずしているうちに目黒のSiさんが遊びに来る。続いて練馬のKiさんが友人夫妻を連れてきて、鉢や蘭を付き合ってくれる。若いGoさんも寄る。
 夕方には雨になった。


2010年3月3日(水)
 少し気温が上がるという予報だが、店の中は相変わらず冷える。日中は外にいる方が暖かさを感じるようで、戸を開けてもそれほど寒さを感じない。
 月曜日に日中友好会館の奥地の蘭協会展示会を見せてもらった。最低4条以上花は2本以上という会の規定があるから、長年栽培している大株が多く、ぐるりと花が咲いている見事な蓮弁蘭や、大鉢に入った虎頭蘭、中国春蘭一花などが書をバックに飾られている。心落ち着く展覧会だ。こういうものを見ると作に力を入れなくてはと思う。
 休み明けの今日は、メールで小柴鉢の注文がいくつか来ていた。1件につき何回かやり取りをするので、日曜日にいただいた注文の分も含め、メールや梱包などでバタバタする。一人が複数個注文されるのを、すぐにHPを訂正したり、丁度ピッタリの箱を探したり、送料を調べたり、伝票を書いたりとすることはたくさんある。郵便局に振込みを下ろしに走ったりして、今日HPを削除するという計画は延期にした。時間がかかる作業なので、一段落してから挑戦したい。適当な削除でもう少しの間はもちそうだ。
 横浜のWaさん、世田谷のTaさん、近くのSuさん、阿佐ヶ谷のUさん、埼玉のAさん、杉並のSaさん、初めてのお客さんなど、蘭や鉢、砂などをそれぞれ買っていく。3月に入り、皆さん植え替え準備にかかっているようだ。この間売りもの用の各種用土を用意したが、自前の植え替えもしなければならないのは同じ。ウチョウランに早く手を付けなくてはと毎日思っている。
 しばらく不安定な天気が続くようで、気温の上がり下がりも激しいらしい。作場の管理にも注意が必要だが、人間の方も大変。皆さん気をつけましょう。


2010年2月28日(日)
 チリ大地震による津波警報が出て、大分避難した人達がいるようだ。店のテレビが去年から音が出ないので、つけていても、ずっと無音で津波が来る海岸を映しているだけ。細かい情報は聞こえない。今日は東京マラソンだったが、午前中は冷たい雨の中。寒い一日だ。
 相模原のFuさんが小柴鉢を買いに来る。まず2階に上がって直感で鉢を選んでから、下でゆっくりと蘭を見る。色花で咲いた四川春蘭の最後の1鉢と、ピアナンのこれも最後の1鉢を持っていく。
 昼過ぎにルーペのSさんが来た頃には雨が上がって明るくなった。大阪のOさん、大田区のMaさん、世田谷のHaさん、近くのSuさんなどが来て、小柴鉢や渥美窯鉢を買ったり、展示品を持ってきたり。小柴鉢は1鉢だけということがないので、たちまち2階が空いてきた。展示品が邪魔になっているかと下げにきたSuさんだが、「これで丁度いいね」とそのまま展示品の追加をしただけ。
 明日は日中友好会館の奥地の蘭展の搬入、設営で、「すずき園芸賞」の小柴鉢を持っていくことになった。公開は2日火曜日から日曜日まで。書道展も一緒の見応えのある展示会だから、行かれる方は是非ご覧になるといい。


2010年2月27日(土)
 軽くワイパーを動かしながら店に着いたが、作業を始める頃には雨が上がった。売り物も自家用もほとんど無くなってしまった混合砂を、至急作らなくてはいけない。開店までの1時間にやってしまおうと、砂篩いをはじめる。販売用の袋詰めを終え、自家用も確保して店に入ると、埼玉のKuさん、下町のHiさん、出版社のSさんが来ていた。埼玉のSaさん、千葉のIさんも来て昼過ぎまでにぎやかに過ごす。それぞれ売約の蘭や鉢を持ち帰ったり、売り物になっていた奥地蘭を下げたりしたので、2階に残っている蘭を下に下ろし、2階は鉢だけになった。売約になっていた辰砂の小柴鉢は、使い勝手を考えて他の鉢と取り替えたので、1個だけ売り物に復活した。
 蘭の発送があって梱包に工夫を凝らす。梱包は大変なのだが、あれこれ考えるのは結構楽しい作業でもある。夕方から又雨になった。明日は東京マラソンだから天気が回復するといいのだが。大幅な交通規制がされるそうだが、このあたり世田谷は関係ない。ただ、来られる方面によっては引っかかる場所があるかもしれないので、車の方はインターネットで情報を得ておいた方がいいようだ。
 HPの写真など一旦サーバーに送ったファイルはそこに溜め込まれていって、更新で内容が入れ替わっても、前のファイルが自動的には削除されない。サーバーにアクセスして、半角英数でつけられたすごい数のファイル名から、今使っていないファイルを選んで削除することになるのだが、HP全体で、どのファイルが生きているかを把握するのは大変。来週の水曜日に一旦ホームページすべてを削除し、又一からアップロードしようと思う。それには少し時間がかかるから、日中HPを閲覧できない時間ができてしまうが、結局それが一番の近道。リニューアルではなく、老廃物を掃除するだけの話なのだが、思えば長い間にHPの分量もずい分増えたものだ。内容は大したことがないのがお恥ずかしい限りだが。


2010年2月26日(金)
 昨夜HPを更新したら、途中でエラーになってしまって写真が最後まで送れない。これまでも何回かあった容量一杯のせいだ。このところ奥地蘭、えびねなど写真を出すものがたくさんあったので、限度一杯になってしまったのだ。夜9時も過ぎてやっとページが完成したのに困った。中途半端にしておけないので、送ってあるファイルの中からエイヤっと削除し、やっと最後までアップできた。どうしても写真を減らさないともうやっていけない。「きょうのショット!」をバックナンバーの小さいものに変える作業も滞っていて、何とか時間を見つけてHPのスリム化をしなくてはいけない。とりあえずアップ出来たところで、後は明日にして帰った。
 今日は最低気温が13℃という暖かい朝。空気がもわっとして湿り気を含んでいる。昨日アップした小柴鉢に対して、朝から早速電話が何本も入った。開店早々店に買いに来られた方もあって、辰砂釉は大小全部売り切れてしまった。辰砂は失敗が多く、今回もたくさん作ってもらったのだが、釉薬の厚さ加減が難しいらしい。最後の窯出しでは結局どれも売り物にならなかった。焼きあがって窯から出してみないと分からず、計算通りにいかない点が難しいところ。次回に期待して欲しい。ただ、完成度の高くなった他の釉薬の鉢は、まだまだ選ぶ余地がある。
 昨日ショットに載せたピアナンは朝のメールで売約になったが、その後「まだありますか?」の電話。一足違いだった。いつものKoさんが寄って売約の豆弁蘭を持っていく。中野のEさんが注文の蘭を持ってきて、今までのを下げたので、下はかなりゆったりと置けるようになってきた。「明日行きます」の電話がいくつか。にぎやかになりそうだ。
 湿気を含んだ空気はやっぱり午後から雨になった。しばらくぐずつくようだ。


2010年2月25日(木)
 25日だから道路が混むだろうとかなり早目に家を出た。「自然と野生ラン」の撮影の約束が10時。滑り込みセーフで先に着いた。あちこち開けるとすぐにカメラマンも到着。春蘭の撮影が始まった。発送しなければいけないものがあって、梱包を済ませる。
 小柴鉢の問い合わせがあって、遠くて来られない人は早く見たいだろうとHPアップを急ぐ。写真をたくさん載せるのはかなりやったので、要領は分かっている。後はひたすら画面を見つめて同じ作業を繰り返すのみ。今日も暖かいのでパソコンの前が苦にならない。
 午後造園のTaさんが現れた。昼で仕事が終わったと春蘭や鉢を丁寧に見る。小柴さんが自分用に山草鉢を焼いてあったのを、今回少しだけ仕入れてきた。そのうちの一つを気に入って、表の苔と一緒に持っていく。
 目黒のOさんが朶々香「蜀黄錦」を、練馬のIさんが中国春蘭をいくつか入手したのを持ってきてくれた。本を参照しながら蘭談義が始まる。中々見られない品種は、確かな本物と見較べることができないから、複数の本を頼りにするしかない。長い間栽培されてきた限られたものなのに、この謎があるため興味が尽きない。
 未選別春剣蘭の中にピアナンが1鉢紛れ込んでいて、透明感のあるきれいなピンクで咲いた。昨日若いGoさんが気にしていたので連絡してあげたら、帰りに寄って写真を撮っていた。HPの小柴鉢を完成させようと、後一歩のところまで来たが、一人ではとても大変。丁度いいところに来たと、調べものを手伝ってもらって何とかアップにこぎつけた。「あー-疲れた!!」。


2010年2月24日(水)
 4月の陽気だそうで上着が要らないほどの暖かさ。まだ寒い日はあるだろうが、凍るようなことにはなるまいと、水苔などに被せてあったフラコンフレームを外して、たっぷりと水を遣る。
 月曜日に鴨川の小柴さんのところに行って鉢を仕入れてきた。店に帰って梱包を解き、通し番号と値段付けまで済ませて2階に並べた。今日は端から写真を撮ってHPに載せる準備をする。今回は形、大きさが色々なので、植え込み用に探している人には丁度のものが見つかるかもしれない。
 撮影が終わった頃、近くのSuさんが展示品を下げにくる。毎回鉢では一番乗りの埼玉のAさんが、早速2階に上がる。今回初めての「朱金地釉」を還元で焼いたのがいい感じだったのを、やっぱり選んでいった。
 千葉のMoさんが中国春蘭を買いに、港北のHaさんも小柴鉢を目当てに来る。
 夕方川崎のKiさんが「東京香蘭会」の展示会案内状を持って来た。「店に置いといて」というわけで、行かれそうな方は持っていって欲しい。埼玉のSiさん、品川のUさん、若いGoさんも寄って、遅くまで話が弾む。若い男性が表の苔を買っていく。
 小柴鉢は写真を撮り終わったが、編集してアップするにはもう少し時間がかかる。混合砂も作らなくてはいけないし、明日は蘭の撮影に来る予定。発送もあるし、これから忙しい日が続く。


2010年2月21日(日)
 朝一番に世田谷のHaさんが自転車でやってきた。先週来た時、「来週は咲いているだろう」と話していたピアナン「羽衣」がやっと口を開け始めたところ。真っ白い舌は見えてきたがまだ形が決まらないからもう一週間か。
 川崎のゴルフ好きのご夫妻が鉢を買っていった後、茨城からKoさんが展示品の蘭をたくさん持って来る。例年ならもうとっくに持ってきているはずが、寒さ続きで開花が遅れていたらしい。持って来たのもまだつぼみの状態だが、ここで咲かせることになった。待ち合わせの下町のHiさんも到着。にぎやかに蘭談義が始まった。
 麻布のMoさん、横浜のNoさん、港北のHaさん、駒場のWaさん、目黒のSiさんなども寄る。蘭が大好きなのだが、「全然花が咲かないのよ・・」とずっと言っていた女性が砂を買いにきて、「やっと今年咲いたの!。もううれしくて!」との報告。こちらまでうれしくなる。
 夕方若いGoさんが来て、「今年は花が豊富ですね」と丁寧に見ていく。「竜字」の遅れて咲いた方の花が、多弁、多舌の奇花になっているのを見つけてくれたので写真を撮った。造園のIさんが「この用土にしてから良く出来るようになった」と植え替え用の砂を買いに来る。用土のせいというより、作場の環境と水遣りなど管理とのバランスが良かったということだろう。杭州寒蘭赤花のおすすめ株があるのを紹介したら、「いいねえ」と持っていく。
 今年は中国春蘭新名品、伝統的な一茎一花、昔日本で選別された名品の奥地蘭、中国から新着の奥地蘭、趣味家が放出の超お買い得品などバラエティ豊かに展示ができてありがたい。明日は小柴鉢の仕入れに行く。天気も良さそうで良かった。


2010年2月20日(土)
 目の前の246下りが一日中混んでいて、いつ見ても車が数珠繋ぎになったまま動かない。厳しい冷え込みが終わってしばらく好天が続くらしいから、一斉に出かけるのだろうか。蘭花村の村長も渋滞に巻き込まれて、早くから来ていたルーペのSさんはしばらく待つ羽目に。やがて到着した村長は、蘭花村鉢の新作や苔をたくさん積んできた。荷物を下ろすと電車でドームのらん展へ出かけて行く。
 長野のSaさんが3月2日からの奥地の蘭展に出品する蘭を持って、はるばるやってきた。搬入をしてくれる仲間に渡すために一時預かり。横浜のNaさんが売約の春蘭を買いに来る。鴨川の小柴さんから電話があり、月曜日新作を取りにいくことになった。
 皆が帰った後、きれいな苔を山草棚に並べる。山草はここのところの寒さにほとんど放ってあったが、一度全部を撤去して棚に積もった泥を掃除し、落ち葉を取り除いて棚を洗い流す。きれいになったところに苔を並べ、山草の鉢も整理して並べなおす。冬枯れだった山草棚が緑に覆われて生き返った。苔大好きな白石はこの緑のじゅうたんを見ているだけで幸せ。
 夕方村長が出版社のSさんとらん展から戻ってきた。一度帰ったルーペのSさんが又出かけてきて、若いGoさんも合流。暖かいとは言えないがこれまでのように震えることもなく、ゆっくりと蘭を楽しんだ。


2010年2月19日(金)
 やっと安定した天気になり寒さも一段落した。まず大変なことからやってしまおうと、注文の豆弁蘭の株分けを始める。根をよく洗い、バルブをまたいであちこち向いているたくさんの根を仕分けしていくが、ピンピンしているとその段階で折れたり切れたりしてしまうので、諦めてしばらく放置。乾燥して柔らかくなるのを待つ。丁度オリンピックの男子フィギュアが始まったを見ながら、その後少し柔らかくなったのをいじってみるが、どこもかも一塊になっているようで、つながり具合が見えてこない。地上部はいかにも半分に割れそうに離れているのだが。
 おまけに新芽が斜めに出ているところに根が持ち上がっていて、力づくでは危ない。2本の花もどこから出ているのかはっきりしない。「花や根が多少犠牲になるのは覚悟。思い切りが肝心」とばかり、見当をつけたところに鋏を入れ、根をほどいていくと、離れたバルブからもぐって出ていた1条が切り離されていた。おまけに離れて咲いていた花も一緒についてきた。結局最初に取ろうと思った部分は、つながっていなかったのだ。蘭は開けてみると時々こういうことがあって、もぐったりまたいだりと、お行儀の悪いのに出会うとお手上げだ。本の発送に郵便局に行った以外は、一日この株と格闘してしまった。


2010年2月18日(木)
 朝窓から外を見ると真っ白。今日は電車かと思ったが、出かける時間には止んだので、屋根に積もった雪を下ろして車で来た。混むことも考えて早目に家を出る。10時に店に着くと、出版社のカメラマンが待っていた。急いで店を開けて撮影の準備をしてもらう。このところの寒さで開花が進まず、まだ撮り頃にならないのがほとんど。来週もう一度撮ることにして、開いている分だけ撮影。その間にメールチェックをすると注文が入っていた。品物の写真を撮って添付し、返信する。頼んであったプラ鉢が入荷。包みを開けて棚に片付ける。
 午前中に撮影が終わると、郵便局に振込みや冊子小包を出しに出かける。雪は止んだが寒さはそのまま。しかし午後になると予報通り晴れてきた。温室の温度を見ながら天窓を開けて調節する。
 寒い中目黒のYoさん、東京ドーム帰りの港北のHaさんが寄る。このところメールや電話で注文の品を送る毎日。電話だけは何本もかかって、週末はにぎやかになりそうだ。
 2月に東京でこれだけ雪が降るのは久し振り。これがこの冬最後の雪であって欲しい。


2010年2月17日(水)
 毎日薄暗くて寒い日が続いている。暖かくて明るい陽射しが恋しい。おまけに早朝の地震で目が覚めた。
 今日も発送の用事があって朝から梱包作業。楽鉢植えの春蘭を送るために知恵を絞る。段々梱包がうまく(?)なって、手持ちのものを駆使して固定する。大量の通販業者ではないので、一件づつ異なる注文に合わせて、どんなものにも応じられるよう多種類の箱を用意しておくわけにもいかず、その都度考えに考えて対応することになる。その結果、我ながら満足な出来栄えというのがたまにあって、今日のもその一つ。運搬中どういう扱いをされるか分からないと、やたらとガムテープを貼りまくると出すのが大変になるし、その兼ね合いが微妙なところだ。
 花屋のBさんがアート展出品のための素材を探しにくる。世田谷のIさんが来て鉢や蘭を買っていく。横浜のHiさんが注文のものを持って来てくれる。造園のYoさん、埼玉のAさん、近くのSuさんも寄る。夕方明日の発送用にえびねの梱包。書籍の発送の準備も済ませる。
 今夜は又雪になるらしい。朝までには積もるという予報で、ヤレヤレ。


2010年2月14日(日)
 すっきりとは晴れないが、ようやく雨の心配のない天気になった。寒さも一段落してパソコンの前にいても耐えられる。HPの「えびね(3)コオズ」に品種の残りを追加した。リストだけはできたが、写真は間に合わない。今週少しづつアップしていくことにする。
 川崎のHaさんが頼んであった日本春蘭を持ってきてくれた。名人の作らしく、見事な作品に仕上がっていて、注文した人には喜ばれるに違いない。
 東京ドームの帰りに横浜のNaさんが寄る。昔のものだが、探している日本春蘭に中々出会えないというので、電話で持っている人を探す。どんなに価格が下がっても、好きな品種を持ちたい人はいるのだが、商売にもならないほどに下がってしまうと、商品として流通しなくなってしまう。純粋の趣味家は、場所さえあれば栽培している可能性があるから、そういうところに聞くしかない。幸い横浜のMoさんが花付を出せるというのでお願いしたら、しばらくして持ってきてくれた。協力ネットワークが本当にありがたい。
 世田谷のHaさんが、出品しているピアナン桃花素舌「羽衣」の進み具合を見に来る。持って来た時は固いつぼみだったが、いくらか膨らんで前より桃色を感じるようになってきた。来週末には咲くだろう。
 遅くなって神代植物園の展示品を撤収してきた品川のNaさん、近くのSuさんが寄る。
 発送が2件あって、梱包して出す。明日は又雨になるようだ。その後春に近づいていってくれればいいが。


2010年2月13日(土)
 昨日は世界らん展でたくさんの知り合いに会い、たくさん話をして、たっぷりと蘭に浸った。今朝は細かな雪が舞う中、用事で寄り道をしてちょっと遅れて店に着く。世田谷はさすがに雪ではなく雨になったが、「寒いですねえ」の挨拶が当たり前の冷え込みが続いている。
 昨日東京ドームに行ったという世田谷のIさんが、「あそこではゆっくり見ての買い物が出来ないから」と来てくれて、中国春蘭や奥地蘭を買っていく。駒場のWaさんが売約の蓮弁蘭を持ち帰る。三重のKaさん、埼玉のKuさんが神代植物園の帰りに寄ってくれる。品川のNaさんも一花を選びに寄る。今日の発送予定も完了した。このところ毎日新しく開いてくるものがあって楽しみ。
 バンクーバーオリンピックも始まった。がんばれニッポン!。


2010年2月12日(金)
 結局雪は降らなかった。夜の雨が一時みぞれ交じりくらいだったようだが、どんよりとして冷え切っているのは確か。寒さ対策だけはしっかりとして出て来た。
 植え替え時期の需要に備えて混合砂も作らなくてはならないが、出かける前なので何となく手がつかない。今日の発送が1件あったのを荷造りして出し、明日の発送の株分けをしたり、葉をまとめたりして準備だけしておく。鉢の発送ならどんどん梱包してしまえばいいが、蘭は受け取り希望に合わせて発送間際に箱に入れるので、時間がある時にやっておくというわけにはいかない。整理してみると一度に集中することもなく、少しづつ作っていけばいい段取りになった。
 全くつぼみの状態で来た四川春蘭がこの間からポツポツ開きだした。今回の未選別は一律3,000円の大放出。色花が多いということで黄色、緑、桃などが咲いたが、前に花を見て選んできたというだけあって、中々きれいなのが多い。残りは「きょうのショット!」の桃花と、色の濃い黄花だが花弁が反ってしまっているのと、つぼみのが1鉢。どれも5条くらいはある。後の3,000円均一豆弁蘭、蓮弁蘭、春剣蘭、ピアナン蘭ともまだ咲かない。どれも日本での栽培品なので、奥地蘭は初めてで試してみたいという人には是非お勧めしたい。


2010年2月11日(木)
 店が開くが早いか埼玉のTaさんが売約のえびねを買いにくる。この間から目をつけていた四川春蘭が、澄んだレモンイエローで開き始めたのを見つけて、これも持っていく。世田谷のTaさんが鉢や蘭掛けを買いに来たり、植え替えの用土を買いにくる人も。
 ずっとHPの掲載作業と発送の梱包作業。発送で忙しいと書いたら、「自分のは急がないからゆっくりでいい」というご親切な申し出をいただいた。奥地蘭は花が咲いているので、受け取る都合に合わせてできるだけ早くしなければならないが、えびねは時期ではないので、後回しにさせてもらった。色々お気遣いいただいて申し訳ない。何でも素早くやりたい気持ちではあるが、一人であれもこれもはあせるばかりで間に合わない。
 久し振りに練馬のKiさんがやってきた。えびねの時以外に顔を見せるのは珍しいが、開き始めた四川春蘭や、朶々香、一花など、この時期のものもあれこれ持っていく。大阪のOさんも、蘭関係書籍の棚から、必要な本をずっしりと選んでいく。
 どんよりとした曇り空が午後から冷たい雨になった。この雨が今夜は雪に変わるらしい。明朝は凍結の恐れとの予報。春はまだ先か。
 明日は東京ドーム内覧会のため、3時までとさせていただきます。


2010年2月10日(水)
 昨日は突然20℃を越す上着が要らない暖かさ。日曜日が凍る心配があるほどの冷え込みだったから、どこもかも閉めて休みに入ったが、急激な温度変化に電話をして、閉めてあった天窓や店の窓を開けてもらった。2月は毎年こういうことが起きる。一番注意が必要な時期だ。ポカポカ陽気の中、神代植物園で始まった「芳華会」の初日を見せてもらった。
 今日は又どんよりとして寒い日に逆戻り。一日で10度以上の温度差だ。朝のうちは昨日の貯金で割合楽だったが、その時が最高気温ということで、段々温度が下がってくる。
 朝メールを開けるとえびねや奥地蘭の注文、問い合わせがいくつか来ていた。2鉢出ていた豆弁蘭「金翠」に注文が重なってしまい、元へ電話をして別株を割ってもらうことになった。HPで売り切れとなっても、「奥地蘭1」の方は元株を割れる場合があるから諦めないで欲しい。「奥地蘭2」の方は現物限りなので無理だが。メールの返事や連絡で午前中はあっという間。
 午後横浜のHiさん、近くのSuさんが、頼んであった品を持ってきてくれる。この間からのえびね、奥地蘭の荷作り、発送がたくさんたまってしまって、それぞれの発送希望日に合わせて出す梱包が大変。金曜日は東京ドームのらん展の内覧会に行くため3時で閉めてしまうので、余程計画的にやらないといけない。工業製品を送るような訳にいかないから一番悩むところだ。
 夕方から霧雨になった。明日は天気が悪くなって又寒そうだ。


2010年2月7日(日)
 昨日吹きまくった風が今日も続いていて寒い。昨日アップした奥地蘭に注文の電話が入る。注文はメールで大丈夫なのだが、売約がHPに反映されるまでに多少タイムラグがあるので、電話が確実ということかもしれない。
 もういやになるほどの寒さ続きの中、麻布のMoさん、埼玉のIさん、品川のNaさん他何人かが来てくれる。閉店間際に世田谷のHaさんがピアナン桃花素舌「羽衣」他の展示品を持ってきてくれた。ピアナンの作には自信を持つHaさんのこと、花が2本上がって見事に出来ている。今年うちの「羽衣」は花がこなかったから、開くのが楽しみ。
 豆弁蘭選別品が入荷。植え込んで写真を撮り、奥地蘭(2)に追加した。色々あって奥地蘭(1)の写真アップが遅れ勝ち。急がなくては。


2010年2月6日(土)
 猛烈な北風で、水苔の上に被せてあったプランターカバーが飛んでいってしまう。閉めるとき水苔を店内に取り込んだら、夜でもないのに表面が白く凍っていた。少なくとも体感温度では今年一番の寒さだろう。
 朝から奥地蘭のページを作って、写真を載せていく。花が咲いている奥地蘭(2)は、すでに写真を撮ってあったので、こちらから手をつける。順調に進んでいたが、午後から出版社のSさん、埼玉のKuさんが来て中断。そのうち、奥地の蘭協会の定例会を終えた中野のEさん、いつものKoさん、下町のHiさん、長野のSaさんがやってきた。それぞれ売約の品があるので、持ち帰るよう包んでいると、佐倉のNaさん、駒場のWaさんも。皆「寒〜い!」と言いながら入ってくる。歩いてきても体が温まらないから厚いコートを脱げないまま。皆が引き上げた後、最後に阿佐ヶ谷のUさんが売約の品を取りにくる。
 とりあえず奥地蘭(2)のページだけ出来上がったが、明日は奥地蘭(1)を完成させたい。今日が寒さの底らしく、明日はいくらかホッとできそうだ。


2010年2月5日(金)
 今日も気温は一桁だが、陽射しがある分過ごしやすい。近くのSuさん、町田のIさん、目黒のYoさん、埼玉のAさん、遅くなって若いGoさんなどが寄る。中国に行ってきたAさんからは、お土産にと新刊の蘭の本をいただいた。見ると今つぼみの状態で展示されている新名品がほとんど載っていた。以前の本にも紹介されているが、あちこちの本を集めないといけなかったのが、1冊にまとまっているのがありがたい。
 ほとんどの時間パソコンに向かって、えびねお買い得品の参考写真をアップする。えびねの問い合わせや注文がたくさんあって、こちらを先にしてしまった。明日奥地蘭の即売品ページを作りたい。


2010年2月4日(木)
 立春とは名ばかりの底冷えのする一日。温度の入らないフレームでは、天窓がきちんと閉めてあっても最低温度がマイナス0.5℃だった。昼のニュースで渋谷が4℃(さぶ〜っ!)。店内でもパソコンの横にある温度計が午後1時で6℃。冷えるわけだ。今日は覚悟してしっかり着込んできた。
 そんな中長野のYoさんが上京のついでに売約の品を引き取りに、Iさんが取り寄せた本を買いに寄る。後は新着入荷の奥地蘭の撮影。中国からぎゅうぎゅう詰めで運んできたものは、どんなに手当てしてきても花が傷んでいるので、多少とも本来の姿が分かる花を選んで撮る。えびねお買い得品の写真も送ってきたし、明日は奥地蘭と両方の写真を載せられるといいが。パソコン前の寒さが一番の難問だ。
 午後遅くなって千葉のYさんが展示品をたくさん持ってきてくれる。中国で出版されている蘭の本に大抵紹介されている新品で、中国春蘭の「寧波水仙」、「定新梅」、「泉緑梅」、「天彭牡丹」、「蝴蝶竜」、「新春梅」、四川春蘭の「黄猫」、「十四春」、「紅孩児」、春剣蘭の「中華龍梅」など。「西湖梅」の展示品もある。新名品は実物を初めて見るものがほとんど。咲くのが楽しみだ。取り寄せた杭州寒蘭の株も入荷したので、注文した方はどうぞ。
 鴨川の小柴さんに電話をして、鉢の出来具合を聞く。1回に焼けるのが蘭鉢で12本だそうで、そんなにどんどん焼けるものでもない。東京ドームの蘭展の前に取りに行くつもりだったが、色々お願いしたのがすぐには間に合いそうもないので、少し時期を遅らせて品物がたまってから行くことにした。


2010年2月3日(水)
 月曜日の夜からこの冬初めての本格的な雪になり、火曜日の朝は一面真っ白に。午後には道路の雪は解けたが、路地の端には白く残った。今朝はもう部分的に降った跡が見られる程度だが、店の敷地内には屋根から滑り落ちた雪がまとまってあったりして、空気は冷たい。
 休み明けはあちこち連絡する用事が多く、電話やメール、FAXでまず連絡を済ませる。時間が空いたら売り物の春蘭系の写真撮影。なるべく早くHPに載せていきたい。
 午前中造園のYoさんが、骨折のリハビリを兼ねて散歩に来る。やっと階段が上れるようになったと、新着奥地蘭が置いてある2階に上がって見る。ただのリハビリよりこういう展開が、好きな人にとっては最高かもしれない。
 午後横浜のHiさん、いつものKoさん、近くのSuさん、阿佐ヶ谷のUさん、遅くなって品川のUさんが来る。この間までの「春近し」の感じはまるでなく、パソコンの前はどうやっても暖まらない。少しやっては小さな暖房のあるところに避難し、指先を暖めてからの繰り返し。Uさんも風邪を引いたと鼻声だ。こんな寒い日は無理をするまい。帰る頃には雨が降り出した。我が家の方では又ちらついているかもしれない。


2010年1月31日(日)
 昨晩泊まった長野のSaさんが朝寄って、置いてあった蘭を下げる。海老名のHaさんがニオイエビネのお買い得品を目当てに訪ねてくる。HPに出してあるエビネ放出品は、問い合わせがあった品を持ってきてもらう方式で、今店内に並べてあるわけではない。今日もせっせと杭州を片付け、春蘭展の準備をしているところで、えびねをずらりと並べるスペースが無く、やむを得ずリストだけを掲載している。電話やメールで予め品種名や記号を言っていただければ、何日か後に実物が見られるし、取り寄せたからといってやめられないものではない。持ってきてもらう都合があるので、すぐ明日というわけにはいかないが、今花を見るわけではないので品物が入るまでに少し時間がほしい。今日はせっかく遠くから来ていただいて申し訳ないことをしたが、希望の品種を取り寄せることになった。連絡をしたら、もしかするとリストに追加品があるかもしれないとのこと。乞うご期待!。
 中野のEさん、埼玉のKuさん、伊東のHaさん、駒場のWaさんなどが来て、奥地蘭の搬入があったり、品物を選んだり。伊東でピアナンがすごく良く出来ると言うHaさんが、今年も皆が作りづらいというピアナンを買っていく。
 電話での問い合わせややり取りが色々あって、忙しくなってきた。山草もそろそろ並べたいし、ウチョウランの植え替えもある。暖かさを感じるようになると、急にあれもこれもとなって、季節と追いかけっこの仕事だなあと感じる。
 奥地蘭の花の咲いたのが並び、中国春蘭一花の花芽付きも出し、すっかり春蘭モードに切り替わった。


2010年1月30日(土)
 春らしい陽射しで、陽が当たらない店内より外の方が暖かいくらい。
 今年初めての出動組で一日中にぎやかになった。長野からSaさん、茨城からKoさん、埼玉からTaさん、川崎からKiさん。閉店時間を過ぎた頃に世田谷のMaさんも顔を見せる。それぞれ杭州を注文したり、奥地蘭やえびねを買っていったり。埼玉のKuさんも夕方来て、新着の蓮弁蘭などを持ってくる。えびねの発送もあって中々盛りだくさんの一日だった。花が増えてきたので、明日はいよいよ杭州を片付けて全面的に春蘭モードに入る。


2010年1月29日(金)
 昨日ほどではないが、今日も比較的暖かい。昨日は4月半ば、今日は3月半ばの気温とか。昨日ぱらついたが帰る頃には道路が乾いていて、今朝見ると車は見事な水玉模様になっていた。
 初めてのお客さんが春蘭をやってみたいと見えたり、弦巻のSuさんが鉢を買いにきたり、港北のHaさんが売約の杭州を取りにきたりの他は、電話やメールの対応が忙しい。お客様からの問い合わせや注文があり、それを又あちこち問い合わせたり、確認したり、「明日行きます」などと電話が入ったりと賑やかになってきた。シーズン間近の活発さが来たということだ。
 えびねの発送もいくつかあって、その荷造りに時間を取られる。複数あると、送る相手と品種、配達日時指定などを間違えないように、いくら確認しても「大丈夫かな?」と不安だ。配達地域によって、希望の日にちや時間帯に到着するために逆算して荷物を出すタイムリミットを考え、ぎりぎりに発送する。鉢や土などと違って生き物は、出きるだけ梱包時間を短くしたい。気温、天候などを考えながらの発送は中々気を使う作業だ。
 えびねお買い得品の写真を少しづつアップする。展示品として飾ってくれている春蘭、朶々香が開きだしてきた。


2010年1月28日(木)
 朝から生暖かい南風で、ナンカ違和感のある陽気。昼過ぎから降り出した。午後遅くにはもう止んでしまったが、実に久し振りのお湿りになった。
 横浜のHiさんが頼んであった品物を持ってきてくれる。埼玉のAさん、近くのSuさん、鉢の用事の人なども寄る。合間にえびねお買い得品の問い合わせや予約の電話が何本も入り、郵便局に走ったり、荷造りの準備をする。
 「去年買ったあれに花芽が来た」「展示会に丁度咲くように温度調節をしている」など、そろそろ春蘭の話題で盛り上がり始めた。


2010年1月27日(水)
 陽射しがあってかなり気温が上がる予報だが、天窓を開けているせいで、店内は中々温まってこない。午前中きていた近くのSuさんも、「何だか寒いねえ」。去年も展示してくれた桃花朶々香が今年もよく咲いたと持ってきてくれる。
 えびね余剰苗のページをアップしたら、早速電話を何本もいただいた。「さあこれから春蘭」とばかり準備をしているので、頭がえびねモードにすぐに切り替わらないが、えびねファンは早くもその気なのだなと実感。一部花の写真を載せた。


2010年1月24日(日)
 それほどの寒さにならず、穏やかな一日。端境期で店内も静か。外科のKo先生が鉢を、駒場のWaさんが予約してあった蓮弁蘭を買いにくる。注文の蘭の発送をして、後はパソコンに向かってえびねお買い得品のページを作った。
 1ヶ月前は4時半頃には暗くなってきたが、最近は5時でもまだ明るい。大分日が長くなってきた。


2010年1月23日(土)
 拓也さんがいるので、店内の総入れ替え。棚の掃除をするために一度全部の鉢を下ろし、掃除機をかけて台を拭く。杭州は花をつけたまま作場に戻したが、いくつかはまだ店内に残した。今月末には新着の奥地蘭が入荷する予定。そうなったら又あちこち動かして場所を作ることになるが、概ね春蘭に切り替わった。


2010年1月22日(金)
 一気に9℃も気温が下がったが、この間までのような厳しい寒波ではなく、通常の冬の寒さ。昨日、一昨日の2日間が特別だった。
 千葉のYさんが展示品として新品の春蘭を持って来る。四川春蘭の「新品ひょう梅」、「菁梅」、香豆弁の「奇彩紅荷」、中国春蘭の「紅きょう梅(紅宋梅)」、朶々香の「春暁」の5鉢。蕾が笑い始めているのを棚に飾った。杭州寒蘭をもたせていたが、そろそろ春蘭に交替させる時期だ。
 一緒に持って来たのは日本で作っていた未選別春剣蘭12鉢、未選別ピアナン蘭6鉢、未選別豆弁蘭1鉢、未選別蓮弁蘭1鉢、一応花を見て選んできた四川春蘭7鉢で、作っているスペースを空けたいための大サービス処分品。条数はまちまちだが全部花芽付きをすべて1鉢3千円均一で提供する。数に限りがあるので、選ぶ余地があるうちにお早めに。


2010年1月21日(木)
 朝測ったフレームの最低温度は9.5℃。湿り気のある生暖かさに包まれている。昨日も今日も最高温度が17℃くらいで、突然春が訪れたようだ。
 朝一番に千葉のMoさんが顔を見せる。年末に何年ぶりかで見えたときには、たまたま白石が休んでいて会うことが出来なかった。その後電話で話をしたが、「やっと時間が出来るようになったから、これからはちょくちょく顔を出したい」ということで、必要な資材を買いに見えたもの。昔からの杭州ファンらしく、山採り株が入荷していた頃の、まだ花を見ていない株を「楽しみだ」と選んでいく。いい花がたくさん出ている年の、未確認株残り3鉢のうちの1鉢。来年は多分初花が見られるだろう。いい花が咲くよう祈っています。
 午後から春蘭系の花芽付きを、棚を見回って探す。春剣蘭、蓮弁蘭、豆弁蘭などを店内に入れ、イトラン、アリサン春蘭、中国春蘭も花のあるところを株分けしたり、きれいにして並べる。見てくれの悪い古木を外すと、もうそれで鉢数が増えることになる。最終的に仕舞えるだろうかと不安だが、春蘭系を出した分、杭州は棚に戻せる。
 夕方ちょっとした突風が吹いて、天気が入れ替わった。今晩から又冷え込みが戻ってくるようだ。


2010年1月20日(水)
 予報通り昨日から暖かくなった。又冷え込みが戻るというが、しばしの間ホッとできる。店内は13℃くらいで外の方が暖かいほど。陽だまりにいるとポカポカして寒さを感じない。こうなると寒い日は通り過ぎていた外の山草棚を見たくなる。枯れ葉を取り除いてきれいにすると新芽が見えたりして、これからはこちらも楽しみ。
 川崎のHaさんが中国春蘭の花芽付きや欅フウラン鉢を売り物として持ってきてくれた。これを店内に置くと、こちらの春蘭の花芽付きも気になる。徐々に植え替えて飾っていくことにしよう。
 杭州寒蘭の終わったのを植え替えて仕舞う。埼玉のKuさん、近くのSuさん、雑誌社のKaさんなどが寄っていく。


2010年1月17日(日)
 すばらしい青空に恵まれた。寒さは同じでも、陽射しがあると気分的にはずい分違うものだ。それでも温度の入らないフレームの最低温度はマイナス0.5℃。日本列島はすっかり冷えきってしまった。火曜日頃からは急に暖かくなるという予報だが、これが怖い。小さな温室は締め切っておくと気温の影響を受けやすいから、気をつけないといけない。
 天気はいいが店はあまりにも静か。来たのは他の用事の人だけで、よく考えれば、この暇な時期にやっておいた方がいいことはあるのだろう。でも緊急に必要なことはやってしまったし、寒いしで、本などをめくりながらのんびり。何でも追い詰められないと駄目なものだ。パソコンの前が又やたらと寒くて、しばらく座っていると身体の芯まで冷えてくる。時間がかかるHPの作り変えはこういう時期にやればいいのだが、この寒さがネックで長い時間いられないのだ。この問題が解決できれば、要望の多い写真集もすぐにできそうなものだ。(まさか・・・。)
 今日は一人も来ない珍しい日になるかなと思ったら、午後遅くなって鉢好きの世田谷のNaさんが現れた。昨日も来て鉢を持っていったのだが、その時に見ていた欅鉢を「やっぱりどうしてもこれが気になって」。「前にもいいと思ったまま帰ったら、次に来た時にはそれだけ無くなっていてショックだった」と2日続けての来店になった。その後世田谷のSuさんが寄ったがやはり鉢の用事。1月一杯はこんな状態が続くだろう。


2010年1月16日(土)
 相変わらずの冷たさに一日中震えている。案内状はこの間宛名印刷にかかったが、計算違いの上ロスが出たのもあって、最後の方で枚数が足りなくなった。昨日葉書用紙を帰りに買って、朝裏面の印刷にかかろうとしたら、プリンタがお約束のように不調に。今日は拓也さんがいるので、データを送って自宅のプリンタで裏面を印刷してもらったが、添付ファイルで送信している間に何故か配置がずれ、気が付かずにそのまま印刷してしまったため、バランスのとれないものになってしまった。この後発送ということになるが、こちらの葉書が届いた方は申し訳ありません。宛名印刷の残りは、店のプリンタの掃除をやってもらって、インクを交換し、何とか無事に終わった。毎年年間スケジュールの葉書印刷では必ず何かが起きて、スムーズにいったためしがない。
 出版社のSさんが置いてあった鉢を取りにきて、小柴鉢も買っていく。鉢好きの世田谷のNaさんが、古いぶな窯の鉢を選んでいく。佐倉のNaさんは、「ここ2日ほどは水道が凍ってしまいました」。今日も松村鉢を持っていく。杭州の花は残っているが、春蘭にはちょっと早く、どうしても端境期ができてしまう。そんなときは鉢や肥料の買い物が多い。駒場のWaさんも「寒い〜」といいながらやってきて、入荷した「自然と野生ラン」を買っていく。皆さんに「ボロ市行かれました?」と聞くと、「寒くて〜」と否定される。今年はまだ行ったという話しを聞かないが、人出はどうだったのだろうか。


2010年1月15日(金)
 最低気温がマイナスになって、この冬一番の寒さ。どのニュースも雪、氷と、寒さに関することが最初に出てくる。来週頭まではこの寒波が続くという。花が終わった杭州の中には植え替えてから仕舞いたいのもあるが、寒さが落ち着くまで店内に置いといて、来週になってから植え替えることにする。大体世田谷ボロ市の時には、いつも必ず震えるような寒さがくるものだ。
 新年になってこの間小柴さんに手紙を送ったら、今日電話をいただいた。心配していた指は痛みがなくなってきたということで、又新作を作ってもらえることになった。東京ドームの蘭展前に、一度取りに行ってきたい。
 和歌山のYuさんが仕事で上京したついでに寄ってくれる。以前に蘭を送ったことはあるが、実際に来てもらうのは初めて。こうして遠方の方が寄っていただけるのは本当にうれしい。
 今日明日はボロ市だがこの寒さでは・・・。


2010年1月14日(木)
 第1級の寒波が日本列島を襲っている。日本海側は大雪で、東京でもこの間初雪が舞ったと伝えていた。自分は雪には出会わなかったが、ずっと暖冬に慣れた身体には、この冷えが堪える。この寒さ、日本だけでなくヨーロッパもそうらしい。昨日は強風もあり、今朝の最低気温が都心でも0度という予報だったから、都心と較べると数度低く、屋根と囲いがあるだけで温度の入らない自宅の作場は凍るかもしれないと警戒。昨夜は蘭やえびねの上に新聞紙を広げておいた。
 今朝来たら溜まっている水が凍っていた。店でこんなことは久し振り。たまらず暖房をつける。もう杭州も終わりだし、身体の方が大事だ。昔は外の水やりホースが凍って、朝のうちは水が出ないということは何回もあったものだが、最近はほとんどない。今日は久し振りの厳しい冷え込みだ。
 休み中に案内状の葉書用紙を買ってきたので印刷にかかるが、裏面を印刷し終わったところでインク切れ。仕方がない。帰りにインクを買って来ようかというところに造園のYoさんが現れた。ところが入り口から首を覗かせたところで中々入って来ない。どうしたのかと思ったら松葉杖だった。3ヶ月前に高い木から落ちて骨折したそうで、リハビリを兼ねて歩いているという。もう治り局面だから良かったが、植木屋さんには付いて回る危険だ。お大事に!。
 埼玉のTaさん、外科のKo先生からも電話。その後ウチョウランの鉢をひっくり返したというお客さんが来て、名残の杭州を買っていったり、今日就職が決まったという青年が、記念に杭州を買っていったり、もう終わりだと思っても中々花を切れないのが毎年のこと。
 この寒波が通り過ぎると、又穏やかさが戻ってくるようだ。もう少しの我慢。それにしてもハイチの大地震は壊滅的な規模のようで痛ましい。


2010年1月11日(月)
 厚い雲に覆われて底冷えのする一日になった。日中の最高気温が一桁の予報で、明日は久し振りの雨になるようだ。暮からずっと好天が続いてカラカラだから、いいお湿りになるだろう。そんな風だから店内はどうやっても暖まらない。どうせ中にいても寒いのだからと、外で混合砂作りをする。後はパソコンの整理をするが、そこが又冷えるところなので、最後は暖房パネルに張り付いているしかない。若いお客さんが来たくらいなので、今日はのんびり。休み中に葉書を買って、展示会案内状の印刷にかかりたい。


2010年1月10日(日)
 昨日は臨時休業をして浜松へ。蘭花村の杭州寒蘭展を見に行った。心配した渋滞は全く無く、願ってもないほどの青空に富士山がくっきり。何処に行っても会うメンバーがやはり集まっていて、和やかに杭州のフィナーレを飾った。年が明けると今さら杭州でもないだろうという気持ちもないではなかったが、この時期に生きのいい花を見るとやっぱりすばらしい。それほど杭州は花を長く楽しめるということだ。各地のマニアの人達と交流し、充分堪能した一日だった。
 今日は早々と到着。店を開けるが早いか千葉のTaさんが現れた。株分けしておいた蘭を取りにきて、来年の予約をしていく。予定を今日に変更してくれた人が何人かいたかもしれない。葛飾のOさん、町田のIさん、駒場のWaさんが来てそれぞれ売約にして行ったり、仙台のYaさん、千葉のMoさんとも電話でおしゃべり。夕方にはオランダの会社の人が、展示会に飾るものを色々選びに来て、賑やかにあちこちから探し出す。プラ鉢の杭州はいくつか焼き物の鉢に植え替え、てんやわんやの買い物になった。


2010年1月8日(金)
 寒い日が続くがこのところ乾燥気味。水遣りのホースを持つ手が冷たい。
 今年の展示会の案内状を作ろうと、カレンダーと突合わせながら日程を決めていく。年間スケジュールを1月に立ててしまうと、実際の花時期と狂うこともあるが、自分の店でするだけなのでその点は気が楽。花が咲いている間が展示会というのはこれまで通りで、蘭鉢展以外の日程はあくまでも目安だ。最終確認をして来週から印刷を始めたい。
 埼玉のIさんが頼んであった蘭を持ってきてくれる。仕事を卒業した後スパッと切り替えて生活の新しいリズムを作る、その充実ぶりが見事で感心してしまった。そのようにしている人がお客様の中に何人もいて、蘭作りという趣味が中心にある人達はさすが。
 明日は浜松までドライブで、最後の杭州を楽しんで来る予定だが、三連休の初日で渋滞が心配。そういうわけで臨時休業です。日・月はしっかり仕事をしますからよろしく。


2010年1月7日(木)
 今日も風は無いが冷え込んでいる。休み中に山草棚に積もった落ち葉を取り除きながら、枯れた葉を刈り取ってきれいにする。
 近くのSuさんが寄った以外は初めてのお客さんが来たくらい。電話のやり取りや手紙を書いたりの後は、Suさんとゆっくりおしゃべりしてしまった。まだ休みムードか前の道路はガラガラ。週末の三連休からそろそろ出動か。但し、土曜日の9日は人の手当がつかないため、臨時休業をさせていただく。休み中に来店される予定の方は、日、月のどちらかにお願いします。


2010年1月6日(水)
 新年おめでとうございます。本年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
 穏やかなお正月だったがどこへも出かけず、箱根駅伝をテレビで応援したりののんびり三昧。気の緩みか風邪気味の鼻声だが、もう回復しているので今日からはしっかりと動きたい。
 天気は良いが寒い一日。道路はまだ本格始動でないのか空いていて早くに到着した。が、メールがどっさりきているのに返事をし、掃除、水遣りなどをするとたちまちお昼。花が残っている杭州はまだ元気なのがほとんどだが、多少くたびれてきたのは花を切って作場に戻す。
 昼から横浜のHiさんが頼んであったえびねを持って来てくれ、夕方には大田区のUさんが売約の杭州を取りにくる。えびねを発送するための梱包に手間取ったが、Uさんに手伝ってもらいながら荷造りを済ませた。


top   目次   バックナンバー目次   「朝・昼・晩」    

えびねと東洋蘭の店 すずき園芸
ページトップへ