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2009年4月30日(木)
 カラッと晴れ上がった行楽日和。今年は大型連休で、会社によっては連休の谷間の二日間も休みのところが結構あるらしい。高速料金も安いし、遠出する人は多いのだろう。我々は連休というものに全く縁のない生活だが。
 それでもえびね好きの埼玉のKuさんが来て欲しいものを物色したり、東洋蘭のShiさんがやってきて、昔輸入した未確認杭州を棚下から選び出したり。昭和のラベルで花を見ないままでいるものは、「ロマンがある」のだそうだ。いつものKoさん、銀行のKaさん、寒蘭のYoさんらも遊びにくる。注文のえびねを持って横浜のHiさん、鉢を買いに造園のTaさんも寄る。遅くなって来た練馬のKiさん、中野のEさんらと、えびねの話で8時過ぎまで盛り上がった。


2009年4月29日(水)
 気持ちのいい晴天になった。休みにはリフレッシュして元気に出てきたら、えびねの鉢がどれも乾いている。日曜日にはたっぷり水を遣って帰ったのだが。日が当たるので夕方まで水遣りを控えていると、見ている間にどんどん乾いていく感じ。
 朝開店前に世田谷のお客さんがきて、枯らしてしまったえびねを「とても残念で」と買い直す。えびね大好きの足立区のKoさんは、展示してある青紫の大輪「天青」が気に入って写真を撮っていく。「苗はありませんか」というが、これはまだこれから。
 調布のMiさんは「棚が段々紫になってきたから」と、持っていない色のコオズを頼んでいく。川崎のKiさんが「せせらぎ」を展示してくれて、売約のえびねを持っていく。葛飾のOさんがオレンジ色の「黄雀」を展示してくれる。自分のはすっかり作落ちして、当分花がきそうにないから助かる。
 初めから咲いているものは大分くたびれて色が褪せてきた。同じ品種でも店内に入れていた方が早く駄目になって、外の作場にあったのはまだ見られる。鉢を入れ替えて少しでも新鮮なものを並べる。日が落ちるのを待って水遣り。


2009年4月26日(日)
 昨日は激しい雨の中伊東のニオイエビネ展へ。あちこちのえびねを堪能した。
 今日は一転朝から快晴。昨日一日留守したのと天気がいいのとで、開店からずっと大忙し。植え替え依頼や発送、問い合わせと一杯のお茶を飲む暇もなく、お昼用に買ってきたお弁当をやっと食べられたのが夜の7時半だった。それでもえびね大好きな人達がどれにしようかとあれこれ悩んでいるのを一緒に選びながら、毎日えびね三昧でいられるのは恵まれている。
 夕方新しい展示品も追加され、定休日前の店内水やりを終わらせると帰るのはすっかり遅くなった。一昨日は一日休む前の手当てで忙しく、昨日も伊東から帰って遅くなり、ここ何日か遅い日が続く。それも今がピークだろう。明日は休みで早起きしてハイキング。いい天気のようだから新緑の尾根を楽しみたい。おっと、何も支度をしていないから急がなくっちゃ。


2009年4月24日(金)
 今日はどうやら天気がもったがかなり寒くなった。夜からは雨になるらしく、明日はもっと冷え込むみたい。明日は朝から伊東のニオイエビネ展に行くため、今日中に色々なことを片付けておこうと大忙しだ。明日顔を合わせないまま拓也さんに店番をしてもらうので、連絡事項をノートに細かく書いておく。
 「昔良く鈴木さんに東洋蘭の植え替えをしてもらった」という馬込のKaさんが、何年ぶりかで近くの支店に転勤になったと顔を見せる。鈴木さんがもう4年半前に亡くなったというと驚いていた。「今度鉢を持って来るから植え替えをお願いします」と言われて引き受ける。明日は留守に植え替えのものを持ち込む人がいて、日曜日はそれをしなくてはいけない。天気が回復するといいのだが。自分のところのもあるから、当分はせっせと植え替えだ。それに備えて混合砂もたくさん作っておく。
 埼玉から初めてのお客さんがえびねを見に寄ってくれ、しばらくおしゃべり。阿佐ヶ谷のUさん、長野のSaさんも来て顔を合わせる。一緒の会に入っているから「おや!何で?」。そのうち茨城からKoさんもやってくる。世田谷のMiさんも実に久し振りに顔を見せる。えびねマニアだが、仕事が忙しくて大事なこの時期に見て歩けないそうで、明日伊東に行くというと「いいなあ。行きたいなあ」。阿佐ヶ谷えびね会のメンバーも来て、お買い得価格で出してあるえびねを「ホントにこれでいいの?」と持っていく。さすが目がある。
 中野のEさんが後から咲いて新鮮な「翡翠」を展示してくれる。品川のKoさんも「出張の帰りだ」と寄っていく。それぞれえびねや山草の他、鉢、肥料など、植え替えに備えて必要なものを買っていく。
 夕方下町のHiさんも寄り、これから伊東に行くメンバーが乗り合わせて出かけていった。明日は白石も合流するが寒さ対策をしっかりしていかないと震えてしまいそうだ。
 明日は白石はいませんが、ちょうど見頃ですから是非どうぞ。


2009年4月23日(木)
 湿度が低く気持ちの良い一日。初夏のようだった昨日よりは気温が下がったが、週末は天気が崩れて寒くなるそうだから貴重な晴れ間だ。
 昨日は早く咲いたニオイ・コオズを下げ、ジエビネを中心に新しいえびねが入荷した。とりあえず置いて帰ったのを、今日はあちこち並べ変えて収める。展示品としては「青嵐」が来て正面の棚を飾った。ニオイエビネは小さい株では貧弱な花しか咲かないが、この「青嵐」は20輪以上で花も大きく花間を取り、今日見に来たニオイエビネマニアのAさんが「見事ですね。やっぱり抜群ですね」。花色は特別に濃くはないが、その名の通り青紫で、伸び伸びとしたバランスの良さ。やっぱりこれはスゴイ。
 盛りを過ぎた花は作場に戻し、後から咲いてきた品種に入れ替えたので、展示が又新鮮になった。横浜のAさんの他、多摩市のIさん、いつものKoさん、練馬のKiさん、などが来て店内はにぎやか。夕方になるとえびねの水遣りが忙しく、中々写真を撮っている暇がない。


2009年4月19日(日)
 カラッと晴れ上がった。風もあって実に爽やか。毎年えびね展には必ず来てくれる千葉のお客さんが今年も顔を見せる。えびねと釣りだけが楽しみと、好みのものを選んでいった。車には愛犬が2頭。趣味に生きているなあという感じでうらやましい。
 造園のIさんも「やっと時間が出来た」とやってきて、自分の趣味用と仕事用のえびねを色々選び出す。選定には独特のこだわりがあってそれをクリアしなくてはいけないが、気に入るものがあって良かった。初めに「葉書にあった魔女の香りというのはどれ?」と聞かれてしまったが、これは亡くなった鈴木さんが、ニオイエビネの香りのことを「魔女の香り」とたとえていたのを引用したもの。「そういう名前の品種があるわけではありません」。「なーんだ」と大笑いになった。でもこんな名前もいいかも。
 今日は神代植物園の最終日。撤収で忙しいことだろう。明日は阿佐ヶ谷の「一茎九華展」を見に行くつもり。やはり明日が最終日で午後は撤収作業だから、午前中のみだそうだ。


2009年4月18日(土)
 天気は一日で回復したが、気温が高くなると言っていたほどには上がらなかった気がする。ほどほどの気持ちのいい天気だ。行楽車か、目の前の246下りがずっと動かないまま。土日の高速料金の影響だろうか。
 えびねが見頃で、外を通る人も花につられて覗いて行く。品川のWaさん、神奈川の男性らがえびね目当てに来て、熱心に選ぶ。葛飾のOさんも久し振り。えびねのお客さんはえびねの時期にだけ現れる人が多く、その顔ぶれで「あー、えびね展だな」と感じさせてくれる。そこへ珍しくルーペのSさん。この時期にはあまり見かけなかったはずだが、東洋蘭的な見方で選んでいく。
 あまり一度に咲いたため最後が心配と思ったが、まだつぼみという話も聞こえてきて、後半も新鮮な花が展示できそうだ。


2009年4月17日(金)
 寒い。えびねの時期は風を通すことを心がけているから、寒さがこたえる。昨日までとは10℃も違っていて、たまらず扇風機を止め、窓も閉めてしまう。雨が降ったり止んだりという予報ほどは崩れず、夕方になって霧雨になってきた。このところ乾いて水遣りが忙しかったが、今日はその点は心配いらない。
 久し振りのえびねのお客さんが帰った後、自由が丘のご婦人Miさんが、杖をつきながら来てくれる。毎年えびねの時には香りを楽しみに寄ってくれるが、86歳といいながら元気で若々しい。植え替え用の砂は、さすがに送ることになった。
 埼玉のAさんが鉢を買いにきて、「これから阿佐ヶ谷に行ってきます」。阿佐ヶ谷駅前の地域区民センターで開かれている一茎九華展だ。川崎のKiさんもやってきて、一番早くから展示してあったニオイエビネを、「いいものが一杯になってきたから」と持ち帰る。いつものKoさんが仕事の合間に寄る。毎年えびねになると来てくれる多摩市のIさん、調布のMiさん、埼玉のSiさんらが、咲き揃ったえびねを目当てに今年も来てくれる。大田区のUさんが「阿佐ヶ谷にいったら4時まででした。残念!」とこちらに廻ってくる。神代植物園も4時まで。公共のところは閉まるのが早いから、早目に行かないと間に合わない。


2009年4月16日(木)
 港北のAさんと友人、青森からの三人連れ、横浜のHiさん、青葉区のTaさん夫妻、八王子のSaさん、練馬のKiさん、この間ニオイエビネを買っていった人などが入れ替わり立ち代り。品物を買っていく人、殖えたえびねを持ってくる人、品選びに悩んで出直す人など様々。問い合わせの電話が鳴ったり、店内のえびねに水をやったり、持ち込んだ品をパソコンに入力したりと忙しい。久し振りにお弁当がまともに食べられないことになった。きれいにしてラベルをつけたものの、どうやって並べようかと悩んでしまう。ただ、お客様が殖やした余剰品の中には超お買い得品がいくつもあって、これを誰がゲットするか楽しみ。えびねはまだつぼみのも少しあるが、ジエビネまでも一度に咲いてしまう勢いだ。展示が少し入れ替わった。


2009年4月15日(水)
 昨日は神代植物公園に。3本4本と花があがったのも多く、豪華なえびねの競演だった。帰る途中降りだして夜中はかなりの雨と風だったが、今朝はからりと晴れ上がった。ただ風は相変わらず強く、山草の軽い鉢ものが倒れていたりする。昨日雨が降ったにも拘らず、この強い風で結構乾いていて水遣りが忙しい。初夏のような日が続いて、えびねはほぼ見頃になった。
 青葉区のKiさん、港北のHaさん、田園調布のSaさんなどが寄る。


2009年4月12日(日)
 風がやや強いが、平年並みの気温に戻って爽やか。いつもより早く店に出る。約束で開店1時間前には中野のEさんが到着。続いて千葉のMiさん夫妻がやってくる。茨城からKoさんが展示品を持って来る。埼玉のOさんも久し振りに重いえびねを下げて来る。世田谷のHaさんが大きな程梅の鉢を抱えてくる。大株に2本花が上がって見事。棚はえびねで一杯なので、一角を片付けて九華を飾る。
 それぞれえびねの展示品や即売品、山野草の売り物などを搬入。間を詰めたり並べ替えたりして何とか展示する。品物が一杯で、自分のところのえびねを並べる場所が無い。店に出してないものもたくさんあるので、ご予算、希望の色、気になる品種などがあったら声をかけてください。
 火曜日から次の日曜日まで神代植物園でえびね展が開かれる。火曜日の休みに見に行くことにしたい。


2009年4月11日(土)
 展示会初日も暑い日になった。えびねは咲き出したが、全体的には見頃はあと3〜4日先か。朝一番で来た人も「まだちょっと早かったね」。それでもニオイ・コオズの香りは充満している。
 拓也さんがいるときにやっておきたい仕事がたまっていて、忘れないようにメモしておいたら、次々と片付けてくれる。やっぱり若い人はパワーがあっていい。こちらは昨日、水をやろうとホースを持って入ったフレームの入り口でつまづいてバランスを崩し、思いっきり転んで台に頭をぶつけてしまった。今日はムチ打ち気味。この間の追突でも無事だったのに、こんな何でもないところでムチ打ちなんてといささかショックだった。これからは行動を一つ一つ確実にやっていかないとと自分に言い聞かす。
 毎年えびねになると現れる鹿児島出身のKoさんが早速来てくれる。カメラにも凝っていて、「写真を撮らせてください」と持参のデジタル一眼で撮影をしていく。午後から川崎のKiさん、品川のNaさんが一緒に来て楽しくおしゃべり。世田谷のTaさんも現れる。問い合わせの電話が色々あって、明日はにぎやかになりそう。


2009年4月10日(金)
 今日も引き続き暑い一日。カラッとしているからいいが、その分鉢はすごく乾く。外の山草などは朝水をやっても、少し時間が経つと表面が乾いてくる。温度設定で自動でまわるフレームの換気扇はフル回転。開けられるところは全部開けて、扇風機も回しておく。外の棚で冬の間北側だけ風除けをしていたところがあるが、まだ外してない。明日拓也さんにお願いして外してもらおう。毎年えびね展の最中に必ず冷え込む日があって、震えて過ごすことがあるが、季節の変わり目は人間も蘭も調節が大変だ。
 いつものKoさんが寄る。杉苔を注文していた横浜のKiさんが、品物を引き取りに来る。えびねの売り物について問い合わせの電話があって品物を出してくる。作場にあったえびねはほこりをかぶっているので、ティッシュを濡らして葉っぱをきれいに拭いてから店内に並べる。えびね用土を作って売り物用に袋詰めをしたり、ラベルを小分けしたり、植え替えに必要なものに不備がないかあれこれチェックする。
 明日白石は他に寄ってから来るので、多少遅くなることがあるかもしれません。


2009年4月9日(木)
 花を揃える方に夢中になっていたら、展示会の案内状を全くやっていなかったことに気がつき、朝一番で郵便局に葉書を買いに行く。いつもの印刷用葉書用紙を買う暇もないし、切手を貼る手間もかけられないので、大急ぎでファイルを作り、官製はがきに印刷する。両面を印刷してそのまま郵便局に持っていき、投函。冷や汗もののやっつけ仕事だが、何とかぎりぎり間に合った。
 展示会に出すためのえびね鉢が欲しいと電話で注文がある。昨日小柴さんに電話をしたが、今全く在庫がないそうなので、9月の蘭鉢展用に作るのを待たなくてはならない。店にある中から使えそうなのを選んで荷造り発送。
 フレームの温度は28℃にもなっている。日中は「暑いですね」の言葉が出る中、阿佐ヶ谷のUさんが来て一茎九華を選んでいく。4月16日(木)から20日(月)まで阿佐ヶ谷地域区民センターで一茎九華展をするという。月曜日に出来たら見に行ってみたい。最終日は午前中のみだそうだ。
 八王子のSaさんがえびねを見にくる。そこへ中野のEさんのえびねがやってきたので、一部残してあった春蘭、奥地蘭をあわてて片付けて場所を空ける。咲き始めているのを選んできているので、表側はたちまち花盛りになった。練馬のKiさんもやってきて、えびね用に押えてあった鉢を持っていく。この時期になると、えびねの時にしか現れない人たちがやってきて、他のシーズンとは違う空気になるからおもしろい。
 今日は珍しい関東産の「濃紫ムシトリスミレ」が12鉢入荷。どれも花が咲いていて、1鉢2,000円で分譲します。


2009年4月8日(水)
 月曜日は花びらが舞い始めた桜並木で豪華な春を満喫した。どの道を通っても、こんなに桜があったのかと思うほどの見事さ。まさに春爛漫。私にとってはそれに負けないくらい、最も春を感じさせてくれるえびねがもうすぐだ。日中は薄着で充分という暖かさが続いてえびねは急に伸び、朝来たら無名のニオイエビネが1鉢咲いていた。いつものKoさんが来て、最後に残っていた奥地蘭や一茎一花の展示品を下げる。
 休みに仕入れてきた山草を植え込み、外の棚に並べる。作りこんだ鉢も雑草を取ってきれいにし、一緒に並べる。店内も外も一応春の姿に衣替えが整った。


2009年4月5日(日)
 ウチョウランの植え替えで汚れた店内を片付け、山草棚もきれいにしてほっとする。定休日明けには更にえびねが追加される予定。ただし、今日現在ではニオイエビネが1鉢開きだしただけで、あとはようやく色が乗ってきた程度。「暖冬で今年は早いかも」という年も、結局又寒さがやってきて大きな変動は無いものだ。今年も大体例年通りの時期に見頃になるだろう。
 今日私用で早目に閉めます。


2009年4月4日(土)
 曇り空だが穏やかな天気で、通勤途中も桜を見ながらルンルン気分。この週末がベストタイミングのようだ。月曜日の定休日には、私もお花見に行くつもり。
 昨日そのままにして帰ったえびねと一茎九華だが、拓也さんと棚を掃除して並べる。まだ元気な春蘭は、花をつけたまま作場に戻す。お客様の展示品でまだ引き取りに来てないものは店内の一角にまとめる。ほとんどがまだ充分にきれいで、おまけにこれから咲くのもあり、春蘭も名残惜しいが、つぼみが見えてきたえびねに押し出される格好だ。入り口側は模様替えが済んで、すっかり新鮮な感じになった。
 拓也さんに色々な用事をお願いして、ウチョウランの少し残っていた植え替えを終わらせる。明日の朝、植え替えで汚れたところを掃除して、ようやくえびねに目を向けられるようになる感じだ。
 朝、長野からSaさんが来る。やり取りを済ませてから奥地の蘭協会の例会に出かけていった。昨日えびねの問い合わせ電話をしてきたご夫婦が、注文の品を引き取りにくる。駒場のWaさんも入荷した一茎九華を選びにくる。春蘭の注文があって、色々電話で品選び。発送の段取りをする。
 山草類の芽が展開して棚がにぎやかになり、足を止めて見て行く人が多くなった。こちらはほとんど趣味の領域なので、冬を越して一回り立派になった株が、咲く寸前に売れてしまうのが、うれしいような残念なような。


2009/4/3(金)
 「お待たせしました」。ポカポカ陽気の青空に、桜は一気に見頃になった感じ。今日は文句なしのお花見日和だ。
 午前中は千葉のYさん、昼から横浜のHさんが来る。一茎九華の未選別品とニオイ・コオズのえびねが入荷。品物が入れ替わるときは、リストと照らし合わせて下げるものをチェックしたり、新たに追加したりの事務作業が忙しい。
 贈り物に使いたいという注文に春蘭の元気な花を選んだり、出してくれそうな人に問い合わせたりで、今日終了する予定だったウチョウランの植え替えはいくらも進まなかった。
 夕方大田区のUさん、近くのSuさんが来る。
 明日は店内の棚を掃除して、入り口側だけでもえびねを並べたい。


2009/4/2(木)
 一日中強い風が吹いている。たちまち乾いてしまう水苔や外の植物に水をやって、すぐにウチョウランの植え替えに取りかかる。いつものKoさんやえびねの注文の人などが来たり、電話がかかってきたりはするが、後はひたすらピンセットを握りながらの作業。閉店までやったが、明日もう一息。
 片付けにかかったところに世田谷のMaさんが現れ、久し振りだったので話が弾んでしまった。


2009/4/1(水)
 いよいよ4月。今年の桜は早いかと思ったら、寒さが続いて中々見頃にならない。日当たりの加減か、ところによっては五分咲き位のもあるが、大方はまだ一分咲きといったところ。近くの上馬バス停の前に見事な桜の木があって毎年楽しんでいたが、最近敷地内がすっかり取り壊されて更地になってしまった。今年は居ながらにしてお花見というわけにはいかなくなった。
 異常に暖かくなった3月中頃に温室の窓を片面だけ開放にした。天窓も激しい雨の時以外は夜も開けたまま。もう凍る心配はないので、寒さが戻ってもそのままにしている。段階的に春作へ切り替えだ。予防として殺虫剤の散布も欠かせない。拓也さんがいるときにできるだけ散布してもらっている。
 朝晩雨模様のはっきりしない天気だ。午前中静岡のYaさんが売約の鉢を買いにくる。午後からは近くのSuさんが寄ったが、店内を汚しながらウチョウランの植え替えを進める。えびね搬入の相談もそろそろ始まって徐々に模様替えのつもりだが、今週中はウチョウランの植え替えをやってしまいたい。


2009年3月29日(日)
 安定したいい天気になった。朝一番で麻布のMoさんが展示品を引き揚げに来る。藤沢のFuさんが売約の蘭を引き取りに、目黒のOさんもたくさんあった展示品を引き揚げる。場所が空いたところで2階の蘭はすべて下に下ろし、えびねが並ぶまで2階は蘭鉢と本だけになる。
 春の植え替えシーズンに備えて、蘭、ウチョウラン、山野草、大粒の底石、水苔、ゼオライトなど、販売用の袋詰めを揃える。山野草の雑草を取ったり植え替えたりして、つぼみのついたものをきれいにした棚に並べる。
 午後から世田谷のHaさん、大田区のYoさん、新しいお客さん、若いGoさんなどが見に来る。ピアナン好きのHaさんが、外の棚で「羽衣」が咲いているのを見つけてくれて店内に飾る。棚下にあって咲いているのも気づかなかった。長いことフレームの中で大事にしていたのにあまり調子よくいってなかったが、去年外の棚の下段で作ったらいい木になって花も着いた。この場所が気に入ったのだろう。置き場所は蘭に聞くしかない。


2009年3月28日(土)
 今日の寒さもかなりのもの。毎年桜が咲く頃は結構冷え込むものだ。ほころびかけた桜は足踏み状態だが、来週から春らしくなるようで、いよいよお花見の話題で賑わうことだろう。山野草の芽がずい分伸びてきたので鉢をきれいにして並べたいが、中々手が回らない。
 下町のHiさん、いつものKoさん、港北のHaさん、目黒のSiさんなどが来る。展示してあった鉢を下げて作に入るなど、徐々に数が減ってきたので、なるべく1階にまとめて管理しやすいようにする。
 今日から地方の高速道路が条件付で上限千円ということになり、それで出かける人が多いのか、下りが終日混んでいた。


2009年3月27日(金)
 朝開店前のディーラーに、修理が終わった車を引き取りに寄ってから来る。久々に自分の車でホッ!。
 午前中は気温が低いものの快晴だったが、午後になって時々雨が落ちてきた。注文の本や蘭を発送したり、鉢の梱包をしたり、メールの返信が色々あり、作業を終えた残りの時間はひたすら春蘭の植え替え。今まで2階に展示してあった蘭を出来る限り1階に下ろして、展示の模様替えをする。終わったものを植え替えて作場に持っていくと、新しい蘭が咲いているのが見つかり、いくつか植え替えて店内に飾る。
 夕方「明日のお茶会に使う花が欲しい」といつものNoさんから電話。「遅くなってもいいから待っています」ということになった。これだからやたらと花を切れない。


2009年3月26日(木)
 昨日から気候が1ヶ月も逆戻りして、冬の服装が復活。変わりやすい天気で、朝は雪が舞ったかと思うと陽が射したり曇ったり、そして突然雨が降り出したり。年度末で最近は道路が混むことが多く、特に環八から環七間の246は毎朝のろのろだ。今朝の246は、上りが溝の口の手前からつながったまま。どうしたことかと思ったら、二子橋の上で玉突きをやっていた。毎日の渋滞に早目に家を出るようにしているので、遅れることなく店に着いた。
 店内の春蘭はさすがにくたびれてきたものが多い。いつまでも咲かせているすずき園芸も、ようやく花を切って片付けにかかる。次々と植え替えると混合砂が足りなくなり、砂を篩って混ぜるが、元の単体のストックもなくなってきた。そろそろ仕入れに行かなくてはいけないが、車が早く戻って来ないかな・・・。
 えびねに移る準備で何かと忙しく、今年はウチョウランの植え替えが間に合わない。上砂を替えるだけで終わってしまうかもしれない。


2009年3月22日(日)
 風が強い一日で時折小雨が降る。東京マラソンの人達も大変だったろう。大幅な交通規制もされて出かけるには不向きな日になった。
 そんな中、午前中から中野のEさんが来てくれる。この間の奥地の蘭展から一緒に下げてきたSaさんの鉢を持って来る。そこへ杉並のUさんが現れた。午後から茨城のKoさんも新しい展示品を持ってきたり、これまでのを下げたり。夕方までおしゃべりが続く。
 この間桃花ピアナンが3鉢入荷して、その中の一つが「中原紅」。桃花ピアナンを欲しがっていた世田谷のHaさんの留守電に入れておいたが、連絡がつかないうちに売れてしまった。今日Haさんが飛んできたが残念!。一つは荷造りして発送した。
 昨日川崎のKiさんがニオイエビネを持って来た。もうつぼみが見えている。春蘭もそろそろフィナーレに近い頃だが、これから咲く遅咲きのものもあって、今月一杯は春蘭を並べる。
 25日水曜日は、午後4時からアメリカの音楽雑誌の撮影を予定していますので、早目に閉店させていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。


2009年3月21日(土)
 何年振りかで相模原のFuさんが来る。近いような遠いようなところで、いつもHPで見て小柴鉢などを注文、発送している。蘭や鉢の全商品を撮影して出すというわけにはいかないから、HPに載せないもので面白いものがたくさんある。希望のものが色々見つかり、「やっぱり実際に見た方がいいですね」と、満足のゆく買い物ができたようだ。9月蘭鉢展のときも、「今度は見に来ます」。
 町田のYaさんが来て中国蘭を持っていく。ちょっと取っておきたかったものだが、そういうわけにもいかない。「うまく作って殖やしてくださいね」。
 弥生会館の日本春蘭を見に行った横浜のWaさんが廻ってくる。上海のSさんが黒斑病の薬を入手して持って来る。目黒のOさん、駒場のWaさんが、弥生会館の帰りに寄って本などを買っていく。下町のHiさん、長野のSaさん、川崎のKiさんもやってくる。それぞれ長い間咲かせた展示品を下げたり、新しく日本春蘭を持ってきたり、入荷したピアナンを買ったり、閉店までにぎやかに過ごす。中古の欅窯焼締ウチョウラン鉢が入荷。蘭の売り物、展示品、鉢などの出入りが多く一日中バタバタ。お昼を食べたのがすっかり遅くなった。三連休の真ん中だが、246の下りもずっと渋滞している。


2009年3月20日(金)
 ここ何日か暖かすぎる日が続いて、昨日の最高気温はフレームが25.5℃。今日は昨日に較べてかなり下がると言っていたが、それでも平年よりは暖かい。三連休の初日で、前の246は下りが一日中混んでいた。
 WBCの韓国戦をつけながら手を動かす。午前中埼玉のKuさんが中国蘭やえびねを買いにくる。昼から千葉のYさんが、ピアナンと中国春蘭の新花「史安梅」、「天一荷」を持って来る。長いこと展示してあった鉢を下げたので、棚が又新鮮になった。出版社のSさんも久し振りに顔を見せる。
 夕方造園のIさんが植え替え用土を買いに、埼玉のIさんが売約してあった杭州を引き取りに来る。立派な温室を建設中だったのが出来上がって、快適な作場を楽しんでいるようだ。実にうらやましい限り。


2009年3月19日(木)
 とに角異常に暖かい。昼頃やってきたいつものKoさんも、「上着を着ていられない」とYシャツ姿だ。明日から三連休だからと、売約にしてあった蘭を持ち帰る。
 WBCキューバ戦のテレビをつけ、時々経過を見ながら今日発送予定の蘭を梱包する。近くに住む人が、「山採りのじじばばを作っているが、全く植え替えてなくてここ2年ほど花が咲かない。植え替えてもらえないか」と持って来る。赤玉単用で泥のようになった大きなプラ鉢はひどく重い。雑草や枯れ葉を整理してみると、つぼみが三つついていた。雑草で本人も気がつかなかったらしい。泥を除いて根を洗い、3鉢に分けて新しい鉢に植えたら、見違えるようになった。
 雑誌社のOさんが撮影にくる。近くのSuさんも「緑英」の展示品を持って来た。埼玉のIさん、練馬のKiさん、中野のEさんなどから電話が入り、もう次の話題で盛り上がる。このところの異常陽気で鉢が乾き、閉店後水遣りに追われた。
 WBCは勝って良かった。明日もガンバレ


2009年3月18日(水)
 休みの間急激に暖かくなって、今朝測ったフレームの最高温度は23℃。天窓だけでなく、サイドの窓も開けておけば良かった。今日もゴールデンウィークの頃の陽気だとかで、上着が要らない。店内もフレームも窓を開けて風を通す。高温と強い風で乾いた水苔や山草類、店内の蘭に水を遣る。
 日曜日に奥地蘭が入荷。入ったのは春剣蘭が3種類に豆弁蘭が2種類、蓮弁蘭の「てん梅」。水苔で植えて水と活力剤をやっておいたのを撮影してアップする。
 いつものKoさんが寄り、目黒のOさんが「西神梅」を3鉢、それぞれの咲き方で咲いているのを持ってきて展示してくれる。大分のIさんが上京のついでに寄って、欅鉢を買っていく。春剣蘭の問い合わせに新入荷の写真を送るなど、撮影とパソコン、水遣りであっという間に時間が過ぎる。ウチョウランの植え替えがまだ途中だが、完了はいつになるだろう。Koさんのところではえびねのつぼみがもう見えてきたそうだ。春になるのはうれしいが、次々と追いかけられて、季節の移り変わりに作業が追いつかない。


2009年3月14日(土)
 昨夜からの春の嵐で、時折折れた木の枝が落ちていたりする。道路が混んでいて少し遅れて店に着いた。
 間もなく千葉のYさんが「廿七梅」や「錦繍中華」の良く咲いたのと、香豆弁などを持って来る。先日、「今度来るとき、湯梅の写真が載っている本を持ってくる」と言っていたが、木曜日に買ってきたガーデンライフの総合種苗ガイド(3)「古典園芸植物編」だと思っていたら、今日持って来たのはこの間ここで販売した「蘭寶c横」だった。電話帳くらいに厚い本で重く、売りに出した時は良く見る時間もないうちに売れてしまった。一度にたくさんは入荷しないので、その後見る機会が無かったが、今日あらためて見るとカラー写真はたくさん載っているし、「蘭寶ャ史」の写真と対比しながら、葉姿、新芽の写真まで出ていて、「湯梅」のカラー写真も載っている。これを「古典園芸植物編」のモノクロ写真と較べると、確かに同じ花だ。これは置いておきたいと、見せるために持って来た本を買ってしまった。
 港北のHaさんが小柴鉢を買いにきた後、練馬のIさんが展示してある「湯梅」を見に現れた。「蘭寶c横と、古典園芸植物編の写真を見て、自分が持っているのが間違いない「湯梅」だと確信できた」。その同じ「湯梅」がここにあるのに驚いていた。「彩雲同楽梅」も長い間ここで作っていたのと同じ写真がカラーで載っている。Iさんも同じものを持っているそうで、実物を見ながら「舌点も必ずドーナツのように真ん中が抜ける」と共通点が一致。別の名前も持つもう一つの「同楽梅」の写真は、この間売れてしまったのと同じ花のようだ。Iさんが言うには、「この二つの写真だけでも値打ちがあると思って買った。今まで何だろうと思いながら作っていたものの品種判定にすごくいい」。若いGoさんも来て、遅くまで中国蘭の話で盛り上がった。今年はこの「湯梅」フィーバーか。
 明日は上野東照宮に直行してから昼頃店に出ます。拓也さんがいるので店は11時から開いています。


2009年3月13日(金)
 頼んであった生の水苔が入荷した。包みを開けて形を整え、いつもの入り口脇に並べて水を遣る。これが並ぶといよいよ春本番だ。これから夏に向かってぐんぐん緑一色になっていくだろう。何しろこの場所は生の水苔には向いているらしく、毎年良く育つ。植え替えシーズン到来で、すぐに活躍してくれるだろう。
 ウチョウランの植え替えを始める。今日やったところでは割合成績が良くて、土の中ではもう芽を出している。きれいになった鉢を見るのは気持ちいいが、全部終わらせるのは中々大変で、これから暇を見て続けていきたい。
 近くのSuさん、川崎のKiさんが申し合わせたみたいに顔を合わせる。二人とも明日の朝東京香蘭会に出品するものを準備しなくてはいけない。Suさんはここに展示してあったものを持っていくらしく、その荷造りに忙しい。夕方やはり香蘭会のUさんもやって来る。白石は日曜日の朝直行で見に行きます。
 明日は朝寄って来るところがあるので、道路の混み具合によっては少し遅れるかもしれません。


2009年3月12日(木)
 朝古書店に寄って目的の本を買ってから、ほぼ11時に店に着いた。普段は開店30分以上前に着いているから、大急ぎであちこち開け、フレームの最高最低温度を記入し、メールをチェックして返信し、今日発送予定の2件の梱包をする。おまけに開店直後から近くのSuさんが来て、土曜日に上野に出品する株をここで植え替えている。新たに咲いてきたものを持ってきて、長く咲かせている鉢と入れ替える。バタバタしているうち、あっという間にお昼になってしまった。
 午後から品川のNaさんが砂を買いに、いつものKoさんも来て新着の蘭を押え、埼玉のAさんが「そろそろ入った頃かと思って」と届いたばかりの自然と野生ランを買いにくる。
 中野のEさん、大田区のUさんが展示品その他の品物を引き揚げにくる。長野のSaさんから、土曜日の追突事故の見舞いの電話をいただいた。心配をかけたが、きょうのように忙しければ忘れているくらい。気にしないのが一番。頭が少しボーっとしているのは昔からという噂もあるし・・・。


2009年3月11日(水)
 昨日は突然桜が散った後のような陽気になり、日中は上着が要らないほどだった。こういうことがあるから、季節の変わり目は油断が出来ない。夜から又気温が下がってきたが、昨日に較べればという話で、春に向かって突き進んでいるのは間違いない。
 今日から絶対ウチョウランの植え替えをしようと心に決めていたので、注文の蘭の株分けが終わった後、先ずはイワチドリのコンテナを出してくる。用土や水苔、砂差しにピンセットなどの一式を並べて取り掛かったが、あまり進まないうちに色々な用事で結局はお預けになった。店内でこれをすると周りが汚れるので、一気にまとめてやってしまいたい。一日延ばしにしないためには手をつけることが大事なので、それができただけでも良かった。
 目黒のOさんが、「湯梅」の花つきが見つかったと、「太原梅」と一緒に持ってきてくれる。「湯梅」は手に入れてから初花だそうで、葉姿は今咲いている「湯梅」とそっくり。進み具合がこの方が遅いので、これから経過観察したい。「湯梅」の写真が載っている本があるが、昔水に濡れてしまって、丁度写真のページが開かない状態になっている。これを買い直そうと注文を入れる。明日の朝買いに行ってから店に出るので、少し遅れることがあるかもしれない。
 川崎のKiさんも日本春蘭の展示品をいくつか持って来る。近くのSuさんも新たに持ってきて、長く咲いている鉢と入れ替える。夕方若いGoさんもやってくる。


2009年3月8日(日)
 昨日一日だけいい天気だったが、今日はもうどんよりとしている。夜には雨になるという予報だ。
 奈良のHoさんが東京に出たついでに寄ってくれる。上海植物園の「彩雲同楽梅」が昨日売れてしまって、花が開くまで展示してもらっているが、これも目当ての一つだったため誠に残念!。「やはり見てからなんて言っていると駄目ですね」。葉の紺地が強く、花弁の緑もすごい色。まだ1枚が開いたところで、最終的にどうなるのかわからないが、この葉姿と花弁の厚さと濃緑色は名前に拘らず魅力的だ。
 小柴鉢を買いに来てくれたお客さん、麻布のMoさんなどが寄っていく。展示会の撤収で大忙しらしく、そういう時はこちらは静かなのはいつもの通りだ。


2009年3月7日(土)
 朝店に向かう途中、信号で止まっているところをガーンと追突されてしまった。取り合えず身体の方は大丈夫そうなので、少し遅れて到着。一応隣の整形外科で見てもらう。少しの間様子を見ることになった。
 埼玉のSuさんが、この間から迷っていた蓮弁蘭を「やっぱり諦められない」と株分けする。目黒のOさんが話題の「笑春」「湯梅」を見に来てくれる。Oさんも「湯梅」の鉢をいくつか持っていて、葉姿など較べながらゆっくり話しをしていく。国分寺のUさん、駒場のWaさん、若いGoさんも寄る。
 日中友好会館の「中国奥地の蘭協会」と、京王線の方でやっている「日本中国蘭協会」の展示会が開かれていて、お客様もどちらかに行った帰りという人が多い。今日はここの常連さんは当番で行っているはずだ。
 追突された車をディーラーに見せなくてはいけないので、少し早目に店を出る。


2009年3月6日(金)
 一日中本格的な雨。気温もぐっと下がった。今日入荷した奥地蘭等の水揚げをする。水苔で植え込んだが明日元気が出たところで写真を撮りたい。内訳は春剣蘭が3株、黄花豆弁蘭1株と、上海植物園の「彩雲同楽梅」。「彩雲同楽梅」は以前に上海植物園を訪ねたとき、これがそうだと鉢植えの大株を見せてもらったが、もちろん時期ではないから花は見ていない。今回はつぼみ付なので楽しみにしたい。
 激しい雨の中千葉のYさんが中国春蘭を持って来る。「較べて参考に」と「湯梅」3鉢と「笑春」2鉢、良く色が出た「紅玉素」だ。私の蘭でも、手に入れて今年初花のものが、咲いてみたらラベルと違っていたというのがいくつもあった。Yさんのもこのラベルで手に入れたというのを持って来たもので、それぞれの花。本物かどうかわからないが、これがそうではないかという「湯梅」と、日本で「湯梅」で買った花。「蘭寶ャ史」の「笑春」はもう無いのだからそれとは違うが、中国で今「笑春」として通っている花と、日本で「笑春」で手に入れた株など。もう終花に近いのもあるし、まだつぼみが固いのもあるので、一緒に並べて較べることは難しいかもしれないが、これも一つの趣向。「彩雲同楽梅」と共に又一花でひと遊びしたい。
 川崎のKiさん、品川のNaさんが遊びに来てくれる。


2009年3月5日(木)
 待望のお日様が出て気持ちいい。今晩から又崩れるそうだから、本当に貴重な晴れ間だ。気分良く仕事ができるというもの。
 横浜のWaさんが日中友好会館に行った帰りに寄る。色々あって忙しかったそうで久し振りだ。日中友好会館から当店までは、飯田橋から地下鉄東西線で1駅、九段下で半蔵門線に乗り換えて三軒茶屋、というルートが便利だ。Waさんもそれで来たら「簡単だった」。続いて大田区のIさんも久し振りに顔を見せ、顔見知りのWaさんとも話しが出る。いつものKoさん、若いGoさんも寄っていく。
 注文の蓮弁蘭を2種類株分け。どちらもシンプルに分けられてホッとする。メールで蘭の写真をやり取りして問い合わせに答える。
 明日奥地蘭、中国春蘭が入荷予定。品物の入れ替えが必要だ。取り合えず水苔の用意だけしておく。


2009年3月4日(水)
 昨日、日中友好会館に奥地の蘭協会の展示会を見に行った。会場が美術展示室でゆったりしており、書の展示を背景にして実に雰囲気がいい。きちんと作りこんだ作品ばかりで、鉢とともに楽しめた。夕方から雨か雪の予報だったが、帰り着いて夜から雪になった。神奈川の自宅の庭は薄く白で覆われたが、朝にはすっかり消えていてほっとする。
 近くの郵便局に行ったり、注文の蘭を発送したりの後、山草棚をきれいにして今見られるものを並べる。目黒のYoさんが自転車で雨の止み間に遊びに来る。夕方からは又雨か雪という予報なので、降らないうちにと帰っていったが、このところの悪天候続きでは出かけられず、ストレスがたまったことだろう。午後遅くからはずっと雨。近くのSuさんも寄っていく。
 電話での注文で、明日は又株分けだ。何とか雨が止んで欲しい。


2009年3月1日(日)
 結局いい天気は一日だけ。今日は又小雨が降っている。この時期にこんなに雨が降る年も珍しいのではないかと思うが、これからは一雨ごとに暖かくなるという楽しみがある。
 メールでの問い合わせがいくつもあって返事をする。あれこれ調べたり問い合わせたりする必要があって、一言で返事できないことが多いが、遠いところからも店で品選びするのと同じように買い物を楽しんでいただいたり、到着した品にがっかりすることのないよう、なるべくマイナスも含めて詳しい情報をお伝えしようと、ついつい時間をかけてしまう。希望を聞いて品選びのお手伝いをする感じか。自分がいいと思ったものをお勧めして、着いた品を喜んでいただけるとうれしい。
 「白い花が好き」という奥地蘭専門のSuさんが帰った後、こういう店には珍しい女性のお客様。東洋蘭は初めてだが、水墨画をやっているので作ってみたいと、ネットで調べて来てくれたもの。栽培のしやすい中国春蘭を勧めると、好みの花を選び出す。超ロングのポリポットで栽培していたので、これでは絵にならないと普通の鉢に植え替える。抜いてみてびっくり。昨日株分けした春剣蘭もロングポットで作っていたもので、持て余すほどの根張りだったが、今日の中国春蘭も真っ白い根がぎっしりだった。この水保ちのいいポットで、開けて根が悪かったのを見たことが無い。大き目の軽石、鹿沼土、べラボンなど色々なものが入っているが、これをコンテナに立てて作っているのだ。38×48pのコンテナに20株入る。あくまでも生産者としての効率良い栽培で、蘭栽培の常識とは違うが、びっくりするほど良くできているのは間違いない。最近何人かのお客様がこれで作り始めている。当分花の来ない株など、ひたすら栽培するものには向いているのではないかと思う。花が着いたら縁をはさみで切って、長い鉢にそのまま入れることも出来る。大概根先が底穴から飛び出していてこのままでは自立できない。


2009年2月28日(土)
 やっと雨の心配のない天気になった。気温もそこそこ上がって一息つく。
 メールで昨日アップした春剣蘭に注文があって、株分けしようと鉢を開ける。大株の春剣蘭を割るのは一苦労だ。入り組んだ根を振り分けていく間にも、何本かいい根が犠牲になる。そんなことを気にしていられないほど、太くて長い根がたくさんある。これに取り組んでいると近くのSuさんが現れた。続いて注文主の藤沢のFuさんも早々にやってくる。大株に何本も花が咲いていると、条数も正確なところはわからない。割ってみると予想以上にあって、結局三つに分ける。
 午後からは古くからの蘭のお客様、目黒のOさん、下町のHiさん、目黒のSiさんなど。蘭談義をしながら夕方まで話の尽きることがない。
 今日は拓也さんがいたので、春の植え替えに備えて混合砂をたくさん作ってもらう。
 明日はいよいよ3月。昨日の寒さが最後の底であって欲しい。冬の間全く枯れたようだった山野草の鉢も、赤紫の新芽が顔を出しているのが見える。いよいよ春。。。


2009年2月27日(金)
 気象庁的には初雪ではないのかもしれないが、私がこの冬出会った初めての雪。朝のうちみぞれ交じりだったが、はっきりと白いものが舞ってきた。最高気温が札幌並みの4℃という予報だから、朝より日中の方が段々冷えてくるパターン。店を開ける前に、近くのゆうちょ銀行まで行ってくる間も手が冷たい。フレームの天窓を閉め、店のいつも隙間を開けている窓も全部閉める。ちょっと外に出ても冷たい雨に濡れてしまい、春の準備ですることが色々あっても今いちテンションが上がらない。
 未選別奥地蘭が大分開いてきたので、写真を撮って未選別のページをアップする。福島のSuさんから蓮弁蘭の問い合わせがある。「いいと思っていると売り切れちゃう」。これから咲くいい花も色々あります。


2009年2月26日(木)
 どんよりとして寒い。しかし明日も明後日も雨か雪という予報で、今日しかないと、三宿の梱包材料卸に巻き段ボールを買いに行く。車に乗せる時は向こうで積んでくれるからいいが、店に着いて下ろす時は一人。重さは持ち上がらないほどでもないが、長くて大きなものに手をかけるところが無いため、すべって扱いにくい。あれこれ工夫をして、何とか所定の場所まで運ぶ。何事にもコツというものがあるようだ。
 時折細かい雨が混じるが、夕方までは天気がもった。今日も花の撮影をしたり、注文の鉢や蘭を荷造り、発送する。前橋のKiさんから電話があり、この間勧めた蓮弁蘭がとても気に入って、「すばらしいものを世話してくれてありがとう」。自分が「いいなあ」と思っているものを気に入ってくれてこちらもうれしいし、蘭も幸せだろう。
 来週からはもう3月。ウチョウランの植え替えも急がなくては。


2009年2月25日(水)
 すっかり寒さが戻って夕べから冷たい雨。包装用の巻き段ボールを買いに行きたいのだが、雨では難しい。ここしばらくこんな天気が続くようだ。
 雨だし静かなので花の撮影に精を出す。日中はいつものKoさん、用土を買いにきた人や鉢を買いに来た人など、遅くなってから駒場のWaさん、川崎のKiさん、大田区のUさんなどが集まってきて、ようやくにぎやかになる。


2009年2月22日(日)
 朝来たら山形のKoさんが先に待っていた。「こういう洒落た蘭鉢はうちの方では手に入らない」と小柴鉢を選ぶ。展示会に出す予定のものを思い浮かべながら選んでいるのは楽しそう。ついこの間取りに行ったばかりで、まだ比較的在庫があるうちでよかった。鉢を送る相談をしているところに、遠方から奥地蘭の注文が入る。受話器を片手に「あれとこれと」と注文を聞きながら品物をいじっていたら、プラ鉢に水苔植えで置いてあるのが倒れて下の段の砂植え中国蘭が一緒に倒れた。奥地蘭は葉が長いので、プラ鉢に入れておくと不安定で倒れやすい。そこらで砂がこぼれたり、2花ついていた花が一つ取れてしまったり大騒ぎ。貴重な見本の花はガラス皿に水を入れて浮かべておく。
 前もって電話のあった仙台のYaさんが久し振りに来る。ドームにも行ってきたというが、「ここはゆっくり品選びが出来ていい」。昨日に続いてやってきた長野のSaさんと、午後までゆっくりと蘭談義をしながら希望の品を見つけ、展示品の株分けを申し込んでいく。Saさんも売約の蘭を株分け。
 町田のYaさんが春剣蘭を選び、港北のMoさんも展示品を持ってきながら買い物、麻布のMoさん、ドーム帰りの出版社のSさんも寄っていく。一段落したところで、送るための蘭を株分けをしようと開けてみたら、4条のうち2条を取るつもりが不可能。奥地蘭は根が太くたくさんあるので、新芽がもぐって変なところから出ることが度々ある。植わっている状態で見ると割れそうでも、これは開けてみないとわからない。結局2条では割れず、電話をして1条ということになったが、根の付き具合などで、どの1条が取れるか皆で額を寄せ合って検討。時間をかけてやっといい状態のが分けられた。
 今日は慌しく、色々な蘭を株分けする必要があった。鉢を開けてラベルを抜き、根を整理して分け、鉢を洗ったり株を洗ったり消毒したりと様々な作業をし、株分けした部分を根巻きにし、新しいラベルを書いて付け、残った株もきれいにして植え込み、ラベルに記入して挿す。これを繰り返している最中に電話が鳴り、他のお客様の要求に応える。一連の作業をきちんと終わらせてから次の株を手にしないと、花のついているものはいいが、花無しのものに別のラベルを挿す間違いが無いとは限らない。亡くなった鈴木さんに「必ず1鉢ずつ」と言われていたことを、どんなに忙しくても胸に刻む。最近あった受精卵取り違えは他人事ではない。最後に鉢の荷作り、発送をして帰る。


2009年2月21日(土)
 風は冷たいものの、気持ちの良い青空になった。下町のHiさんと長野からSaさんが同時に到着。茨城からKoさん、埼玉のSaさん、近くのSuさん、世田谷のTuさん、中野のEさんなど続々。未選別蓮弁蘭で霧を吹きつけたような舌点の花を、面白いと思って昨日撮影しておいたら、前にも奥地蘭を買っていった人が見つけて持っていく。常連さん達は、持って来た展示品を並べ、それぞれ新入荷のものを好みに合わせて選び、賑やかに楽しんでいった。


2009年2月20日(金)
 天気予報が当たって昨夜から雨。朝は久し振りの本降りだった。あちこちで事故の情報を伝えていたので早目に家を出た。中央寄り車線を走っていて、対向車のトラックからバシャッと滝のような水をかけられ、一瞬前が見えなくなるような怖い思いをしたのも久し振り。
 寒さも真冬並みで、しばらく振りにエアコンをつける。外の作業も出来ず、次々と咲いてきた花の写真を撮って一日過ごす。何件かの電話の後、ひょっこり現れたのは葛飾のOさん。しばらくおしゃべりをしているうちに、雨はすっかり上がって陽が射してきた。これも予報通り。天気が回復すると気温も上がるといっていたが、明日は暖かくなるのだろうか。
 閉店時間になってから奥地蘭が入荷。蓮弁蘭紅舌、豆弁覆輪、豆弁梅弁など。


2009年2月19日(木)
 先週末の暖かさから一転、今週に入ると気温は冬に逆戻りした。それでも大分日が長くなったことを実感。
 忙しかった昨日とは逆に日中は静かだったため、注文の鉢の荷作り、発送をしたり、植え替え用の混合砂を篩ったりの作業をする。寒い時期だが、店内に飾ってある蘭は結構乾くので水遣りも忙しい。
 夕方になっていつものKoさん、近くのSuさんが来る。Suさんは「日本春蘭も咲いてきちゃった」と良く発色した「紅陽」や中国春蘭を展示する。「土曜日に行きます」「日曜日に行きます」との電話が何本かかかり、週末はにぎやかになりそうだ。


2009年2月18日(水)
 店を開ける前からウィンドウを覗いていた人が、顔を見てガラスを叩く。初めて訪ねてきてくれた横浜のAさんご夫妻だった。蓮弁蘭を株分けし、春蘭と一緒に持っていく。
 Aさんを見送り、メールでの注文で振り込まれているのを出してこようと近くのゆうちょ銀行までひとっ走り。帰ってきたら、千葉のMuさんが待っていた。未選別株のピアナンを「珍しいね」と選び、小柴鉢も付き合ってくれる。埼玉のAさんが寄って、売約してあった小柴鉢を持っていく。目黒のOさんが、売約の蘭を取りにきて、やはり未選別のピアナンに目をつける。昔は作ったという人はたくさんいるが、東京では夏越しが幾分難しく、葉先が飛んでしまって、何となく駄目にしてしまったという人が多い。最近ではあまり見かけないものになってしまったようだ。ピアナン特有の弁先がひらりとよれることはあるが、薄桃色の花はやさしくて可愛い。まだつぼみが固いままだが、残り2鉢になってしまった。
 造園のTaさんも早めに仕事が片付いて寄っていき、鉢を選ぶ。国分寺のUさんが久し振りに来て、奥地蘭を株分けしていく。鉢の荷作りや発送があり、売れてしまったものをHPに反映させておかなければならない。千葉のMuさんが話をしながら手を動かしているのを見て、「接客以外にもする事って結構あるものですね」と言っていたが、その通りです。


2009年2月15日(日)
 朝の作業をしていると道路で大きな音。何度となく繰り返されている自転車と車の事故だった。大したことにはならなかったようだが、警察が来て「あ〜あ、大変だ」。その都度「気をつけなくっちゃ」と思う。
 昨日は場所によっては6月の陽気だったというが、とに角異常な暖かさだった。フレームの最高温度は24℃。今日は昨日ほどではないが暖房は要らない。
 東京ドームが始まり、神代植物園が最終日で撤収。あちこちで忙しいこんな時は、逆にこちらは静か。なるべく早くHPをアップしようと、朝から作業を始める。午後になって藤沢のIさん夫妻が見え、何年越しかで待望の「黄玉山」を。小さい苗だが「挑戦してみる」ということだった。世田谷のTaさんもこの間に続き、小柴鉢を選んでいく。麻布のMoさんらも東京ドームの帰りに寄る。夕方近くのSuさんが、神代植物園から下げてきた展示品を持ってくる。
 昼間乾き具合を見て展示品に水をやっているが、まだ大丈夫と思っていたのが、夕方になると「やっぱりやらなくっちゃ」。花の時期は水が必要だ。


2009年2月14日(土)
 一体どうしちゃったんだろうというような暖かさ。桜がとっくに散ってしまった頃の陽気で、コートどころか上着もいらない。窓を全開にし、扇風機を回し、風通しを心がける。2月は突然こういうことがあるから油断が出来ない。
 所用で少し遅れて着いたら、奈良のHoさんご夫妻がもう見えていた。「小柴鉢の気になるのがまだ売れずにあったと思ったら、今日来たらやっぱり売約になっていましたね」。昨日着いたばかりの奥地蘭を選んでから、東京ドームに向かった。
 この異常なばかりの暖かさに、中国春蘭の一花が急に動き出した。「もうそろそろかな?」という状態だった「珍珠仙」がきれいに咲いた。澄んだ緑の花弁が厚くて、前回咲いたときより花も大きい。やっぱりいい花だったとほっとする。
 昨日水をやっておいた新着の奥地蘭の、曲がった花茎を修正して写真を撮る。黄色にしても桃色にしても、これまでのものに較べて色が鮮やかで濃い。棚に並べるとまさに春の色だ。
 近くのSuさん、若いGoさんが寄っていく。段々展示品や即売品が増えてきたのと、小柴鉢が徐々に減ってきたので、又2階に展示品を上げる。蘭の発送があるが、この高温では日中車の中に置かれるとちょっと心配。日が落ちるのを待って発送する。新入荷のものは明日アップできるかな?


2009年2月13日(金)
 昨日は調布のご夫婦が先日に続いて中国春蘭を買いにきた他は、神代植物園から廻ってきた埼玉のAさん、近くのSuさん、鉢が気になる港北のHaさんら。HPに小柴鉢の写真をアップしようとひたすらパソコンに向かう。少しでも選択範囲が広いうちにと、遅くまで残って小柴鉢のページをアップして帰る。
 今日は静岡のYaさんが売約の蘭を株分けしたり、鉢を持っていったり。昨日見に来て考えて帰った港北のHaさんが今日も確かめに来て「やっぱり売約にしておいて」。
 駒場のWaさん、大田区のUさんも久し振りに寄って、「わー、もう全部春蘭ですねぇ」。新着の奥地蘭も入荷。急いで植え込んで水をやったので、明日には少し元気になっているだろうか。ドームの内覧会に出る直前にバタバタの大騒ぎになったが、手当てだけして早めに閉め、ドームに向かう。


2009年2月11日(水・祝)
 休みの月曜日に小柴さんの鉢を仕入れて来た。そして昨日の火曜日は神代植物園に芳華会の展示を見に行った。
 小柴さんのところから店に戻り、すぐに梱包を解いて2階に並べ、番号と価格のラベルを貼りながら全部の撮影を済ませておいた。いつもHPに載る頃には大部分が売り切れてしまっているので、少しでも早くアップしたいという気持ちで、準備だけはしておこうと考えたのだった。常連さんは何年にもわたってずい分買っていただいているので、今回は少し遠方の方に廻してあげてもいいかなと思ったが、今朝店を開けるとすぐに埼玉のSaさん、ルーペのSさん、前にも来ていただいたお客さんなどが続いてきて、ポンポンと無くなっていく。たまたま初日が休日だったため、選ぶ人には好都合だったかもしれない。そのうち下町のHiさんが「蜀黄錦」の展示品を持ってきながら小柴鉢も選ぶ。出版社のSさんも神代植物園に行った帰りに廻ってきて、お茶を飲む間も惜しんで二階に駆け上がる。「やっぱりこっちを先にするんだったなあ」。かなりバラエティのある品揃えだったのが、似たものが少ないものから売れていくので、アップする作業が終わる頃には大分減ってしまうのはいつも通りかもしれない。それでもまだまだいいものはたくさんありますよ。
 茨城からいつものKoさんが「観世」をはじめとする展示品を持って来る。どんどん増えていく棚の蘭を少し減らそうと、即売に回してもいいものをいくつか持って来たが、そこにいた人達の間でたちまち売約になってしまった。麻布のMoさんも神代植物園に行ったあと廻ってくる。
 中野のEさんが日帰りの展示品をいくつか持ってきてくれる。まだこれ1鉢だけという貴重品がほとんどで、居合わせた人達で鑑賞させてもらった。大田区のUさんも久し振りに顔を見せる。電話が何件もかかり、花も揃ってきて、春蘭展らしいにぎやかさになってきた。
 自然と野生ラン3月号が入荷。


2009年2月8日(日)
 ものすごい強風に色々なものが飛んでくる。昨日は大丈夫だと思った鉢も見る間に乾いていく。
 朝発送のための梱包をする。花が咲く直前なので、大変だが鉢のまま送ることにした。
 長野のYoさん、中野のEさん、近くのSuさん、麻布のMoさん、遅くなって若いゴさんも。明日は神代植物公園での展示会搬入日。ここに飾っていたものを持っていくといってたくさん花が咲いていたのを下げたので、ずい分場所が空いてしまった。売れてしまったものもあり、2階に上げたものを又1階に下ろした。
 明日小柴さんの鉢を取りに行くので、2階は少しの間小柴鉢の置場になる。次の荷が入ると又置場に困るようになるだろうが。「小柴さんの鉢もう入った?」と電話。水曜日から売り出せるようにするのは大変だ。


2009年2月7日(土)
 朝一番に、注文のあった蓮弁蘭の株分けに取り掛かる。鉢を開けてバルブをひっくり返し、根の状態を含めて仔細に観察するが、新芽がもぐっているみたいで、どのバルブにつながっているのかわからない。3条花付で分けようとすると、バラバラになってしまう可能性もあって、後で慎重に作業しようと一旦水苔で植えておく。
 群馬からKoさんご夫妻が見える。以前に品物を送ったことがあるが、来店は初めて。中国春蘭中心の方でお話ができてよかった。出版社のSさん、千葉のTaさんも久し振りに顔を見せる。いつものKoさんと長野のSaさんは、奥地の蘭協会の定例会に出た帰りに寄る。若い二人連れが中国春蘭や松村鉢を買っていく。
 懸案の株分けする蓮弁蘭をTaさん、Koさん、Saさんの三人に見せたら、皆分けるのが難しいという意見。あちこち動かしてみた挙句、先ずは4条で取るしかないと、思い切りのいいKoさんが開いたところにはさみを入れる。4条で取ったつもりがやっぱり2条、2条に分かれていた。新芽がもぐっていたのだ。一筋縄ではいかない株だったが、結局三つに分かれてそのうちの二つが売れた。ずい分時間をかけてしまったが、細切れにならなくて良かった。他にも株分けをして持っていくものがあり、そちらもうまい具合に割れてほっとする。奥地蘭は大株になると分けるのが大変だが、大騒ぎした割には根1本も犠牲にならずに済んで大成功。
 昨日写真を送った前橋のKiさんからも電話で、気に入った連弁が見つかったと注文が来る。明日は荷造りして発送だ。


2009年2月6日(金)
 北風が吹いて外が結構乾いている。寒いが先ずは水遣り。あとは花の写真を撮っては編集する。奥地蘭の問い合わせがあるが、名前だけで花がわかるものはそれほど多くないので、どうしても写真を見て判断してもらうことになる。花芽がまだ固いうちの方が発送しやすく、咲ききってしまうと梱包が大変になるが、咲かないと判断できない点が難しいところ。パソコンをやっていない人には、昨年以前に咲いた写真を探し出し、今売り物になっている株と組み合わせた写真を送ったりして、紹介に時間をかけた。
 日中は問い合わせの電話がいくつかあっただけなので、注文の蘭を梱包するなど作業に専念。今日はこのまま終わりかと思ったら、夕方になって川崎のKiさん、わかいゴさん、久し振りの世田谷のMaさんらがやってきた。
 この風でいよいよ花粉が飛び始めたとか。


2009年2月5日(木)
 予報では3月の気温という話だったが、それほどの暖かさは感じない。ただ寒くて仕方ないということもなかったから、まあこんなものか。やはり暖冬だったといえるのだろう。まだ寒い日があるに違いないが、梅も咲いているし気分はもう春。
 朝近くのSuさんが奥地蘭の展示品を色々持って来る。いよいよ1階には置ききれなくて、2階を片付けて展示場にする。阿佐ヶ谷のUさんが売約の蘭を取りにくる。以前に蘭花村鉢を買っていった人が又買いに来て、不揃いになってきた在庫の中からまとめて持っていく。夕方わかいゴさんが寄っていく。気にかかる蘭がいくつかあるようだ。
 HPに即売品をアップしなくてはと思うが、写真を撮って作業していると問い合わせの電話が何本もかかり、こちらもあちこち電話する必要があって、中々集中できない。もう全部咲ききっている株もあるが、まだ全く固いつぼみのもある。花が咲いているものから出していくので順番は不同。


2009年2月4日(水)
 あっという間に立春となった。寒いが日照角度は確実に高くなっているので、陽射しがあって締め切っていると、思いのほか温度が上がることがある。保温だけを考えればよかったこれまでと違って、2月の作場にはきめ細かい注意が必要だ。
 いつものKoさん、中野のEさん、埼玉のAさんらが来る。奥地蘭が展示品、即売品ともに多数入荷する。どれも国内で栽培していたものばかり。2階を使おうかと思ったが、近いうちに小柴鉢が入荷する予定なので、それを並べる場所も確保しておかなくてはならない。今日のところは間を詰めて並べておく。


2009年2月1日(日)
 ビルの前を通るとよろけそうになるほどの強風で、寒い一日。外の作業には不向きだが、今日も店に並べるものを植え替える。古くからのお客様が赤ボラや鉢などを買いに来たので、そろそろ売り物の混合砂も作っておかなくてはと砂を篩う。自家用でもたくさん使うので、いくら補充してもすぐになくなってしまう。
 午後麻布のMoさんが来ているところに、千葉のYさんが春剣蘭とピアナンを持って来てくれる。他に展示品として「知足素梅」「六星奇素」春剣蘭の兜咲き「天府素梅」を持って来る。春剣蘭選別品のサラサ素舌1鉢だけが咲き始めているが、あとはどれも蕾が固い。サラサ素舌は別品種がもう1鉢。桃花の「春弄」が2鉢。荷弁が5種類。ピアナン未選別株が6株といったところ。2鉢あるサラサ素舌の咲いている方は、葉が短い垂れ葉で株全体の形がいい。もう1鉢のつぼみの方は、葉姿は垂れているがもう少し大型。それでも未選別株のような大きな木ではない。以前の傷んだ花の写真からはいい花になりそうだが、花が咲くのはもう少し先。花を確認してからとじっくり見ていると売れてしまうこともあるし、悩むところかも。咲いている方には早速電話で予約が入った。
 わかいゴさんもピアナンをチェックしに寒い中やってきたが、出かける時間がせまっていて、心を残しながら帰っていった。寒いので表もすべて閉めてからリストを作ったり写真を撮ったりしていたら、何回も来たことがある若いご夫婦がガラスを叩く。以前はいつも二人だったが今日は赤ちゃんを抱っこしている。こちらも仕事が終わらないので又入り口を開けたら、さっき作ったばかりの混合砂を買っていった。
 今日から1時間開店時間を遅らせたので、何だかまだ調子がつかめないがすぐに慣れるだろう。特に支障は無さそうだ。今日のように品物がたくさん入ると、その始末に追われて帰りはどうしても遅くなるので、朝家で時間があるのは助かる。一階の棚がそろそろ一杯になってきたので、水曜日には展示品を2階に上げよう。


2009年1月31日(土)
 昨日からの雨が朝のうちにあがった。色々な作業をするにはこの天候回復はありがたい。店を開けるとすぐ近くのSuさんが桃花朶々香、豆弁蘭素心、覆輪春剣蘭の展示品を持ってきてくれる。
 初めての若いお客さんが来て、一花と奥地蘭を選んでいく。造園のTaさんも遊びに来て、用土や資材を。世田谷のHaさんがピアナン白花を分けて持っていく。この白花は、ここで作っても珍しく葉がきれいに出来る品種で花もいい。ピアナン大好きのHaさんは、伊豆高原で栽培しているが、夏暑がるピアナンがそこでは実によく出来ているそうだ。以前に持っていった桃花素舌の「羽衣」も順調に殖えているとか。こういう貴重な品種が、周りで立派に育っているのは心強い。
 遅くなって若いGoさんが来る。作場を見ると見逃していた花芽がずい分見つかって、株分けしたり植え替えたりで一日中土をいじっていた。明日春剣蘭の選別品とピアナン未選別株が入荷する予定。
 早いもので明日はもう2月。明日からは開店時間が11時になります。お間違えないように。


2009年1月30日(金)
 朝から雨。頼んであった赤ボラが届いた。店内に運ばれたが、雨が激しかったので裏の資材置き場まで持っていけない。1箱だけ開けて1袋づつ自分で片付けたが、後は明日というわけで、大きな箱が邪魔になったまま。
 久し振りに横浜のYoさんが顔を見せる。生の水苔が欲しいというので、わずかに残っている自家用の中から一部を分けてあげた。えびねと杭州のマニアだが「やっぱり春はこういう色がいいねえ」とつぼみがすごい紅色の朶々香を持っていく。後は近くのSuさん、一花を買いに来たご夫婦など。
 春蘭の問い合わせがあるので早くHPにアップしたいが、商品が入るとリストを作り、値段を付け、店内に飾るなどの作業を一人でするので、どうしても時間がかかる。今日やっとHPをいじり始め、写真を少しアップした。早くに並んだ花はもう終花になっているのも。これから新しく持ち込まれるのと、つぼみだったのが咲いてくるので、準備だけできていると追加しやすい。
 小柴さんに電話して鉢を取りに行く日にちを打ち合わせる。明日も雨の予報で、ひどくなるのはこれからとか。やれやれだがインフルエンザ対策にはいいことだろう。


2009年1月29日(木)
 のんびりとしていたら1月もそろそろ終わり。広告打合せや品物を並べるなど、春蘭展に向けてスパートしないといけない。
 静岡のYaさんが上野の「妙心寺展」に行った帰りに寄る。そこに千葉のYさんが春蘭の展示品や即売品を搬入。最後に残っていた杭州、紫秀蘭を下げる。展示品は「紅宋梅」、「黒猫」、「黒虎」で、他に一花や春剣蘭の即売品。皆花芽がついている。静岡のYaさんが早速選んでいった。
 埼玉のAさんも昨日写真を出した豆弁蘭の兜花「興舟梅」を見に来て、抜いて洗っておいた焼締蘭鉢を持っていく。フットワークのいいAさんが、これはという鉢をゲットするケースが多い気がする。いつものKoさん、ルーペのSさんも寄っていく。夕方久し振りのフルートのAさんが来る。
 杭州が下がって一気に春蘭に切り替わった。早く咲いてそろそろ花が傷んできたのもあるが、ほとんどはまだ蕾が固い。店内に取り込んだものは動いてくるだろうし、これからどんどん展示品も集まるだろう。2月に入ったら本格的に春蘭だ。


2009年1月28日(水)
 あまり陽が射さない寒い一日。夕方には一時雨がぱらついた。品川のNaさんが蘭鉢を買いに来た他は、今日も植え替え、株分けで春蘭を並べる。夕方上海のSさんが久し振りに顔を見せ、中国の蘭事情を聞く。豆弁蘭の兜咲き「興舟梅」が丁度見頃。他に蓮弁蘭が入荷した。


2009年1月25日(日)
 昨夜は冷え込んだが今日はいい天気。店内の棚をきれいにして春蘭展に備える。一日中植え替え、株分けをしながら春蘭を並べていく。その時に植わっていた鉢が株の状態と合わなくなって、洗って古鉢の棚に並ぶものが出てくる。八起窯の焼締蘭鉢、欅窯の春蘭大株用の蕎麦釉の鉢などが登場した。


2009年1月24日(土)
 昨日とは打って変わって冬らしい寒さが戻った。朝からイトランや蓮弁蘭、一花などの花つきを出してきて植え替える。その割合で杭州を植え替えながら片付けていく。今年はかなり花がきているのでまだほんの一部だが、夕方までに入り口正面の棚はほとんど春蘭に切り替わった。この間から花を切って花瓶に挿してある杭州も「秀水」「逸品」「孤月」などの花もちのいい品種は固まったように姿を変えない。
 下町のHiさんが展示品を持ってきてくれる。麻布のMoさんが注文の朶々香を買いにくる。世田谷のTaさん、Suさんらが寄っていく。
 目の前の246の下り車線が一日中渋滞して全く動く気配がない。帰りは相当の覚悟が必要だ。


2009年1月23日(金)
 午前中には雨が止んで暖かくなった。湿度はあるし風は無いしで過ごしやすい。久し振りにエアコンがいらない。
 いつものKoさんが帰った後、故障した撹拌扇を直しに温室屋さんが来る。最初からの設備はもう35年も経っているから老朽化が激しく、次々と修理の必要なところが出てくる。この撹拌扇もとっくにメーカーが無くなってしまっている上、今のはもっと屋根の高い温室用だそうで不適当。そっくり新品に交換というわけにいかない。モーターとギアを新しくし、心棒のサイズが違うのを調整し、ばらした羽をきれいにして組み立てるというほとんどオーダーメイドのような作業だから結構時間がかかる。夕方までに修理が終わり、今までカラカラと大きな音をたてていたのが、とても静かになった。
 作業途中に中野のEさんが来る。昔Eさんの紹介で出入りするようになった温室屋さんとは久し振りの顔合わせ。
 若いGoさん、近くのSuさんもやって来る。合間を見て春蘭の花つきを株分けし、店内に並べていく。杭州との選手交代が少しづつ進んできた。


2009年1月22日(木)
 昨日の帰りが雨だったのは予報通り。今日もずっと小雨が続いている。テレビではかなり寒いようなことをいっているが、それ程とも思えない。いいお湿りになって、植物も人間の喉にも助かる。インフルエンザ予防のためにも湿度が大切と言っているし。
 我が家を出たところが国道16号と246の渋滞時の抜け道で、普段はあまり車が通らないところだが、たまに渋滞を避ける車が廻って来ると全く動けなくなってしまう。出た途端、車が数珠つなぎなのを見て、これはどうにもならないと電車に切り替えた。そういえば交通情報で事故があちこちであったと言っていた。田園都市線に乗ると、こちらも遅れているという。最近は電車が遅れることがやたらと多い気がする。網の目のように便利になったのと裏腹に、どこかで何かがあると、たちまち影響が甚大になってしまう。それでも電車にしたのは正解で、あまり遅れずに到着できた。
 年間展示会の案内状に切手を貼って夕方までに投函する。杉並のUさんが寄っていく。昨日しばらく植え替えてなかった「四喜蝶」を株分けしたが、鉢一杯で中々抜けない。鉢の縁をずっと叩いてやっと抜けたが、そのせいで今日は手首が痛い。


2009年1月21日(水)
 帰りには雨になるという予報で、一日中薄暗く寒い。まずやり残した案内状の宛名印刷をやってしまう。横浜のNoさんがこの間に続いて一茎九華を買いに来る。近くのSuさんも寄っていく。中国春蘭の花芽付を株分けし、並べるのと平行して杭州の花を切って作場に戻す。「逸品」などは1ヵ月半も咲いているのにまだ咲き始めの形のまま。くたびれている花が少なくて、ついだらだらと咲かせてしまうのがいけない。


2009年1月18日(日)
 どんよりとした一日。杭州寒蘭の植え替えをしながら、展示会案内状の印刷をする。夕方までに裏面だけは終了した。後は宛名印刷をして休み明けには出せるようにしたい。
 横浜に引っ越したNoさんが久し振りに来て、地植えにしたいと一茎九華や一花の株立ちを持っていく。麻布のMoさん、目黒のYoさん、港北のHaさん、近くのSuさんが寄る。閉店間際に相模原のKiさんが旧作の欅鉢を買いに来る。 「十字星」と「覆輪小打梅」の花付即売品が入荷。


2009年1月16日(金)
 このところ温度の入らないフレームの最低気温が0℃。風の当たる外は当然マイナスになっていることだろう。出かけるとき出窓に置いてあった腕時計をはめると、冷たさが身に沁みた。日中は多少寒さが緩んでエアコンを止める。
 杭州を片付ける準備で植え替えを進める。注文の朶々香を株分けして発送する。展示会案内状の原稿を作成。明日から印刷を始める。
 いつものKoさんが寄っていく。明日は白石は4時で帰りますので、ご用のある方はお早めにお願いします。


2009年1月15日(木)
 休みの火曜日、いつも展示会に使う植物を買っていくオランダMu社の展示会を見に行った。今回も日曜日に探しに来た時、「一度見に来てください」と言われたので、青山まで出かけてみた。女性用の靴とバッグの展示会で、コンセプトはナチュラル。上質の品がさりげなく並んでいる間に、今回買った杭州寒蘭やカゴメラン、枝を切り詰めた乳銀杏の新芽が膨らんでいるだけのオブジェのような鉢など、数鉢が置かれている。いつも使い込んだ古い鉢を探し出してくるのに植え替えてあげるが、それがピッタリと合っているのだからすごい。さすがデザイナーの感性。飾った杭州寒蘭も普通品だが、葉姿が良く花とのバランスがいい。展示商品の邪魔をしないように、しかもしっかりと存在している。うちを東京で一番好きな店と言ってくれるが、なるほどこういう飾り方をするのかと、その選び方に納得できた。
 今日は世田谷ボロ市。いつも1月のボロ市は寒いが、今年もやはり風が強くて寒い、寒い。その中を行ってきた近くのSuさんが寄り、やはり初めてボロ市を見に行った鴨川の小柴さんが寄ってくれる。バスを仕立てて魚河岸とボロ市を見学するツアーに参加したそうで、自由時間にタクシーを使って店まで来てくれた。思いがけなく、今度取りにいくことになっている新作鉢の最終相談が出来てよかった。2月10日過ぎには入荷することだろう。やはりボロ市に行ってきたという横浜のTuさんも帰りに寄っておしゃべりをしていく。横浜のHさん、埼玉のAさんも来る。
 展示会案内状の原稿を作成。カラカラ天気に乾いた鉢に水をやる。今日が寒さの底らしい。


2009年1月12日(月)
 三連休の最終日。全国的には大荒れの天気で雪の事故が色々あったようだ。都内でも一時霰が降ったというが、このあたりはまあまあ。
 問い合わせメールに返事をするため、春蘭の花芽をチェックする。中国春蘭は結構花芽がきているが、手に入れてから初花というものもあって、一応花を見て確認しないといけない。鈴木さんが亡くなる直前に上海植物園で買ってきた「珍珠仙」も4年ぶりに2度目の花芽が着いた。春蘭展が楽しみになってきた。
 杭州が中々終わりにならないが、いつ仕舞ってもいいように植え替えておく。混合砂を作ったり一日植え替え作業。展示を入れ替える時期は大変だ。そうそう、展示会案内状も印刷を急がなくては。


2009年1月11日(日)
 朝方は都心でも零度になるという予報に、天窓もきっちり閉めて帰った。気温は低いが風がない分昨日よりは少しまし。午前中は静かなので、HPの見直しをする。昨日拓也さんに「トップページにお知らせを直接載せるようにした方がいいのでは」と言われ、これまで毎日慌しいままとりあえず更新してきたのをどうしたらいいか考える。といっても根本的にデザインを作り変える時間も技術もないので、部品の位地をいじってお茶を濁す。いつかじっくりと取り組めるときがきたら、もっといい方法を取り入れてもいいが。元新聞記者だった亡くなった鈴木さんの粋な文章「今週の話題」は、保存版として目次の下の方に移動し、更新する部分を上の方に持って来た。
 お知らせに載せた2月からの営業時間変更は、朝開店前に仕入れ等に寄れるようにするため。最近はお客様も働き盛りの忙しい層が多くなって、朝から遊んでいられる人が少なくなったようだから影響はあまりないと思う。日本春蘭やウチョウランは特に展示会とうたわないことにしたが、例年と同じで咲いてきたものは並べるし、お客様の展示品もある。毎年春蘭展で人気コンクールをしてきたが、ここのお客様は上野東照宮や神代植物公園、日中友好会館等に出品する人が多く、ここでのコンクールにまで出すのは大変だと思うので取りやめ、代わりに杭州寒蘭の人気コンクールをすることにした。
 午前中に世田谷のYoさん、午後から中野のEさんが来る。少し温度をかけられるところにあるイトランや奥地蘭がもう咲いて、即売品として持ってきてもらった。杭州のところに鮮やかな黄色が加わると、春の感じがして新鮮だ。
 出版社のSさん、ルーペのSさんが、浜松の杭州寒蘭展から帰って寄ってくれ、展示会の写真を見せてもらいながら様子を聞く。目黒のYoさん、世田谷のNaさんも顔を見せる。夕方オランダMu社の人達が久し振りにやってきた。いつも商品の展示会に添えるものを物色していくが、石付けの山草類は今ほとんど飾れる状態ではないので、今回は杭州を古い鉢に植え替えることにした。長い間作ってきた西表島のカゴメランの花が咲いているのを気に入ってこれも持っていく。
 昨日早々と「自然と野生ラン」入荷。明日は休日の月曜日で営業し、火・水が休みになります。


2009年1月10日(土)
 昨日帰るときはゲリラ豪雨以来の強い雨だったが、朝には回復した。全国的に悪天候のようだが、関東だけはいい天気。しかし風が強く、とに角寒い。
 午前中はHPのメンテナンス。拓也さんとは今年初めての顔合わせで、今年の展示会スケジュールの相談をする。午後からは下町のHiさん、川崎のKiさん、品川のNaさん、近くのSuさんなど。あちこちの棚ではイトランや朶々香など春蘭がもうかなり咲いているらしい。ここではまだ咲いたものは無いが、今年は少し花が早いのか。皆展示会の前に咲いてしまう心配をしている。花のタイミングには気がもめるものだ。


2009年1月9日(金)
 冷たい雨の一日。これまで天窓や側面を少しは開けておいたのだが、雪の予報にきっちり閉めて帰った。ニュースでは東京都心も初雪と言っているが、家を出てから白いものを一度も見ない。これで雪とは雪国の人に笑われそうだ。ただ日中も気温が上がらず暖房をつけたままで、いいお湿りというには冷たすぎる雨だ。
 古鉢の写真をアップしようと写真を撮り始める。外がどんよりと暗く室内の明るさが足りないためシャッターが超スローで、何度撮り直してもシャープな写真が撮れない。諦めてちょっとピントが甘いまま、とりあえず古鉢のページを作る。これをアップしようとしたら何と久し振りのエラー。写真をどんどん送っていたため、容量が一杯になってしまったのだろう。不要のファイルを削除しようとホームページのメンテナンスをする。ずい分長い間これをやっていなかったため、始めるとすることがたくさんあって、結局一日中パソコンの前。雨で他にすることがないから丁度良かった。一応ファイルは送れたが、明日もこの続きをしてメタボをすっきりさせよう。


2009年1月8日(木)
 2週間乾燥注意報が出たままで全く雨が降らない。水を遣って山草棚を見ると、全く緑が無い鉢が並んでいるところにも、株元や枝元にはもう次の芽が膨らんでいた。枯れ葉ばかりで見るべきものが少ない山草の鉢だが、この寒さにめげない健気さにうれしくなって古葉をきれいにしてやる。
 店内の杭州は花を切ったものから植え替えて作場に戻す。横浜のAさん、目黒のYoさん、近くのSuさん、遅くなって近くのKaさんやルーペのSさんらが顔を見せる。
 杭州寒蘭展の忙しい最中に入荷した古鉢が色々あって、HPに載せるのが間に合わないままになっていた。ここへ来て鉢を買っていく人や問い合わせが多く、これらを紹介しようと写真を撮り始める。
 明日は今年初めての雨の予報。気温が下がって初雪になるかもしれない。


2009年1月7日(水)
 新年おめでとうございます。穏やかな青空で2009年が始まりました。いつもより長い年末年始の休みでしたが、今日から通常の営業がスタートしました。たっぷりと充電しましたので、今年も元気にがんばりたいと思います。昨年同様どうぞよろしくお願いいたします。皆様にとりましてもよい一年でありますように。


 松飾りも今日までとなってからの仕事始め。拓也さんが水を遣ってくれていたので休み明けの大変さはない。杭州の花も思ったより元気。もう1ヵ月半も咲いている「黄玉山」や「白玉壷」「紫香楽山」「滄海」などはさすがに疲れを見せてきたので、花を切って植え替える。午前中は誰も来ず、注文の杭州を株分けしたりの作業を進める。仕事をしていたら消防車が何台も通って何軒か先のマンション前で止まった。人だかりがしているところから煙も見える。お正月早々火事とは大変なこと。行って見ると道路に止まっているゴミ収集車から煙が出ているのだった。
 午後から大田区のUさん、いつものKoさん、港北のMoさんが来る。川崎のKiさんから電話がかかる頃には正月のんびりムードからスイッチオン。帰る前にお飾りを外し、明日からいよいよ春蘭への切り替え作業にとりかかろう。


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