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2008年12月28日(日)
 午前中から下町のHiさん、茨城からいつものKoさん、中野のEさん、麻布のMoさん、埼玉のIさんなど続々集まってきて、今日一日限りの展示品を持ってきて楽しんだり、今まで並べていたものを下げたり、株分けしたり。遅くなって仕事を終えた造園のTaさんも駆けつけ、中身の濃い杭州フィナーレとなった。
 今年は定休日の月・火が年末年始の休みの両方にくっついてしまい、カレンダーの都合で長い休みになります。年始は7日から営業いたします。今年一年大変お世話になりましてありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


2008年12月27日(土)
 気温は低いが風が止んで、穏やかな冬らしい日になった。明日の最終日は引取りで忙しいと思うので、今日のうちに大掃除をしてしまおう。午前中は誰も来ないので今日は時間をかけてきれいにしようと思ったら、終わらないうちにお茶会の花を探しにNoさんが現れ、まだピチピチの杭州を選んでいく。その後千葉のTaさんが来て予約の杭州を株分けしていく。少ない条数では、分けようとするバルブにどれくらい根が付くかよく確認してから切らないといけないので、じっくり時間をかけて取り組む。町田のIさん、駒場のWaさんもやってくる。
 夕方若いGoさんが売約の蘭を引き取りにくる。大田区のOさんが、気に入った名品を株分けしていく。遅くなって近くのSuさんが展示してあった蘭を引き揚げていく。結局大掃除は中途半端に終わってしまった。
 明日はいよいよ仕事納め。賑やかで楽しい一日になりそうだ。


2008年12月26日(金)
 いやー!寒い一日だった。強い北風が吹いて、ゴミ集積所から色々なゴミが飛んでくる。取り切れなかった銀杏の葉も飛んでくる。それらを片付け、杭州の植え替えを進める。
 北日本では寒波と猛吹雪で大変なことになっているらしい。雪が無くて困っていたスキー場には朗報だろうが。この寒さでこちらも開店休業状態。港北のHaさんが売約の杭州の支払いに、閉店間際に大田区のUさんが顔を見せただけ。後は何本か電話がかかってきて、最終日の日曜に引き取りを兼ねて集まるそうだ。


2008年12月25日(木)
 風の無い穏やかな天気で、寒かった昨日に較べると過ごしやすい。毎朝記録するフレームの最高温度が初めて10℃を割っていた。
 今年は杭州が割合早目に咲いて、最後に残っていた「湖精」も開き出した。まだ咲いてないのは2〜3鉢のみ。あまり寒さが来ないうちにほとんどが咲いたことになる。今年は丁度いいタイミングだった。
 横浜のHiさん、目黒のYoさん、いつものKoさんが顔を見せる。いよいよ押し詰まって、精算や後片付けの段階に入った。


2008年12月24日(水)
 どんよりとして寒い寒いクリスマスイブ。店の前の銀杏が休み中にほとんど葉を振るった。今吹き溜まっているのを掃除すれば終わりとなると、箒を持つのも苦にならない。落ち葉掃きを終え、山草棚に積もっている銀杏や松葉を拾い集める。ついでに山草の枯れ葉を切って春の芽出しに備え、冬越しの準備をする。
 早咲きの杭州でそろそろ花がくたびれてきたのが出てきた。花を切って植え替えをする。咲いてから1ヶ月以上経っているのに、咲きはじめと全く形を変えないのもたくさんある。近くのSuさんが眺めながら、「やっぱり今中段以上に並んでいるのはいいねえ」。毎年今頃になると、実力がはっきりするものだ。
 遅くなって川崎のKiさんが寄り、鉢を付き合ってくれる。


2008年12月21日(日)
 生暖かい風が吹いて妙な陽気だ。昨日賑わったから今日は比較的静か。三鷹のYoさんご夫妻が久し振りに寄ってくれる。埼玉のIさん、麻布のMoさん、遅くなって造園のTaさんが来る。それぞれ頼んであった杭州を持ってきてくれたり、買っていったり。ここまで来るとじっくり見ておいたものを株分けして持っていく段階。何年越しの話が実現する時期だ。
 店を閉めてから鉢の乾き具合を見ると、この強い南風で店内のものがかなり乾いている。昨日は大丈夫そうだったのだが。明日も暖かい予報なので、2日間の休みに備えて水をやって帰る。
 今度の火曜日は休日ですが、定休日で休みます。月曜日が休日になった場合だけ振り替えます。お間違えないように。


2008年12月20日(土)
 午前中から中野のEさん、下町のHiさん、茨城からいつものKoさん、近くのSuさんらが来て賑やかになる。後から埼玉のSaさん、町田のIさんもやってくる。展示品を持ってきたり、大株を分けたり、売約の蘭を持ち帰ったりとやり取りが忙しい。
 夕方若いGoさんともう一人の若い人が寄って、奥地蘭の未選別を見て行く。


2008年12月19日(金)
 昨日かなりきれいにした筈の歩道の落ち葉が、今日はしっかりと散り敷いている。周りの銀杏は丸坊主になっているのに、目の前の1本がまだ3分ほど黄色い葉を残している。これが全部落ちてしまうまで、落ち葉との格闘が続くわけだ。
 店の方は静かで、近くのSuさんなどだけ。あとは電話で分譲の交渉がある。寒さがやってきても、選別品として並んでいるものは形を崩すことがなく、品のあるたたずまいで咲き続けている。この「品がある」ということが大事なのだと思っている。最後を飾りそうな「湖精」が笑い始めて大体出揃った感じ。日曜日あたりお客様の遅咲きの展示品が加わるだろうか。


2008年12月18日(木)
 一夜明けたら雲ひとつ無い青空。朝陽がまぶしい。ところが二子橋で事故があって朝の道路は大渋滞。今日も来るのに2時間半かかってしまった。
 コートが要らないほどの暖かさで、すぐに道路の落ち葉掃きを始める。道行く人が「大変ですね」と声をかけてくれるが、雨に濡れて張り付いてしまった銀杏はほんとに大変。でも放っておくとすべるのでやるしかない。落ち葉掃きが終わったところに横浜のAさんがニオイエビネを持ってきてくれた。杭州の未選別株の中で、今2株いい花が咲いているのに目をつけ、昨日の写真とは別のちょっと注目していた株を鉢と一緒に持っていく。目黒のOさん、閉店間際に若い人が本や鉢を買っていく。空いた時間は杭州の植え替えを進める。


2008年12月17日(水)
 冷たい雨が朝から降っている。入り口のレールにも銀杏の落ち葉が積もって、開けるとき戸が外れないかと心配になるほどだ。掃除を始めるが濡れ落ち葉が張り付いてしまってすんなりと片付けられない。やはり天気が回復するまで待つことにする。
 ここにきて咲いてきたいくつかの杭州未選別株が中々すばらしいと思う。この花型をどこまで維持できるか。毎年たくさんの花を見てきても、花が終わるまで形が変わらない花というのはそう多くない。その上何回も同じ花が咲くのを確認できたのは少なく、有望株とラベルを入れたのでも、翌年は「?」というものがいくつもある。亡くなった黄業乾氏が「名品の条件は誰が見てもいい花で、しかもすぐにその花だとわかる特徴があること」と言っていたそうだが、新しく咲いた花の中で、名品となれるものがどれだけあるのだろう。2年連続同じ花というだけでも少ないし、3年連続となると・・・。ここ何年かは中国からすでに選別されたものが入ってくるが、それでも翌年は花の印象が変わってしまうのがある。これらも何年後かにその評価が確定することになるはずだ。


2008年12月14日(日)
 千葉のYaさんが早々と豆弁蘭、蓮弁蘭、春剣蘭の未選別株を持ってくる。こちらはまだ店内に並べる場所が無いので、とりあえずフレームに。
 冷たい雨の中、埼玉のIさんがたっぷりとした青サラサ素舌の展示品を持って来る。いい花だが立葉で葉上に抜けないのが一寸惜しい。作によってもう少し軸があがるとすばらしいが。長野のSaさん、出版社のSuさん、川崎のKiさん、品川のNaさん、埼玉のNaさん、麻布のMoさんなど悪天候にも拘らずにぎやかな一日。展示品を持ってきたり、展示してあった品を下げたりで、盛りの杭州を楽しむ。
 明日は世田谷名物ボロ市。寒いらしい。


2008年12月12日(金)
 杭州はほとんどが咲き出して、蕾の状態のは残りわずかになった。作りこんだ株は皆花もちが良くて、早咲きの品種もまだ充分見られる。趣味家なら早目に切るところだろうが、店では毎年とことん咲かせてしまう。後から咲き始めてフレームから出してきたのは、間を詰めて並べておく。
 今日も比較的暖かく、杭州を何鉢か植え替える。いつものKoさんや、閉店間際に造園のTaさんが寄る。電話が何本もかかり、あちこちで展示会をやっているのでマニアの方も忙しい。明日はやはり朝一番で白石も見てこようと思ってます。そして帰りも4時半に失礼します。日曜日は一日中いますので、出来れば日曜日にお出でいただけると助かります。


2008年12月11日(木)
 今日も暖かくて、陽の入らない店内より外にいる方が暖かく感じるほどだ。銀杏の落ち葉との格闘が今年も始まった。一昨日の雨で舗道に張り付いた落ち葉が乾いてきたのを掃除するが、掃いている端からはらはらと落ちてきてきりがない。それでもこの陽気に誘われて、大きな袋に2袋ほど詰め込んだ。
 横浜のHiさんが「奔月」を持ってくる。去年割るように頼んでおいたので、花付の展示品は2条だけ。それに思いがけず3花ついた。他に1条外しておいたところに新芽が出ているのを売り物として持ってきてくれる。
 神代植物公園を見た帰りに中野のEさんJr.が久し振りに寄ってくれる。今丁度盛りの花を見てもらったが、ゆっくりと杭州について色々な話が出来て良かった。暖かさも今日までで、明日から又寒くなるらしい。


2008年12月10日(水)
 雨があがって突然ポカポカ陽気になった。しっとりと濡れたところに陽が出て気温が上がり、条件が揃ったのか杭州がよく香る。お客様も「いい香りがしますね」。
 昨日は神代植物公園に多摩蘭友会の杭州寒蘭展を見に行った。しっかりと作りこまれた花は、力が漲っていて美しい。出品者と話をしていると、濃い紅花だった品種がサラサになり、サラサだったのが濃色紅サラサになり、前無点だったのが舌点が出たりととに角杭州は花が変わる。「鈴木さんが3回花を見ないと評価できないと言ってたけど本当だね」。特に環境の違う中国から入ったばかりの品種は、翌年驚くほど花の印象が変わってしまうことがある。紅一点の舌が翌年はしっかりと後に巻き込んでしまって、その特徴がうまく出なくなったり、花の大きさも変わるし、葉の長さも変わる。最近は色も形も、これまでの花の範疇を超えたものが入ってくるようになって驚いたが、作って咲かせてみると、やはり考えられる範囲に収まることが結構ある。もちろん力がついて一段と良くなるものもある。そういう意味で、何年か作って咲かせた花を、よく考えられた鉢に入れて展示する展示会は、安定感があってやっぱりいい。
 紅花を良く色出ししている人に聞くと、午前中は直射光を当てているという。何人かにそういう話を聞くが、今日来たいつものKoさんは、「一切色出しのためのことはやっている余裕がない」。それでも色が出るものは出る。何もしなくても発色するものがいいが、心がける余裕がある人はやってみるのもいい。千葉のTさんはこの間、「一番明るいところに置いて陽に当てているけど、葉っぱも焼けます」。


2008年12月7日(日)
 明け方冷え込んで、温度の入らないフレームの最低温度は3℃。今年一番の冷え込みだ。
 午前中近くの若い男性が東洋蘭の入門書を探しにくる。2階に上がって売り物の本の中から3冊選び出して持っていく。「最初に本を読んでやろうとすると、とても難しくって」。置場ひとつにしても、説明通りに設置するのは困難なことが多い。「今東京ではそんな理想の作場を設けることのできる人は少なくて、皆それぞれ工夫しながら何とかできていますよ。本に書いてある通りにできなくても大丈夫ですから。まず実物を見て、周りの人の話を聞きながら、参考になるところを取り入れるのがいいと思います」と説明する。
 久し振りに大田区のOさんが顔を見せて、以前に持っていった杭州が元気に育っているという。今日は2階の古鉢に目をつけて売約にしていく。
 埼玉のIさんが展示品を持ってくる。下町のHiさん、中野のEさん、麻布のMoさん、港北のHaさんも来て、持ち帰り、売約などそれぞれ。HiさんもEさんも明日は神代植物公園の搬入日。これから荷造りに忙しいことだろう。


2008年12月6日(土)
 直行で「日本中国蘭協会」の杭州寒蘭展へ。華僑会館に着いたのが早すぎて、まだ開店前のこれから審査というところだったが、知った顔ばかりなので見せてもらう。どの会に行っても知った顔ばかりというのは、本当に狭い世界なのだと思う。中国から入荷したばかりのものが多く、長年作りこんだ株は一部だったが、目に付く株がいくつかあった。
 昼前に店に戻り、注文の鉢や蘭の荷作りをする。今日は津の展示会もあって、東京から大挙して行っているはず。大きな展示会に分散してしまってこちらは静かと思ったら、世田谷のTaさん、茨城のFuさん、近くのSuさん、下町のHiさん、いつものKoさんらが来てくれる。
 来週火曜日から神代植物公園での杭州寒蘭展が始まる。そこに出品する人が何人もいて、展示品選びに余念がない。なるべく多くの展示会を見たいと思うが、自分のところの店もあり、時間が足りない。


2008年12月5日(金)
 活発な前線の影響ですごい風。外のバケツが飛んだりして、どこか倒れないか心配になるくらいだ。銀杏の黄葉が落ち葉に変わった時期でどんどん飛んでくるが、風が止むまで掃除をする気にもならない。午後から一時雨が降りだした。天気が大きく入れ替わっているようだ。
 いつものKoさんが展示品を持ってくる。川崎のMaさんが杭州を買いに来たり、大田区のUさん、近くのSuさん、川崎のKiさん、久し振りの若いGoさんも寄る。
 明日白石は華僑会館の杭州寒蘭展に直行してから、昼頃店に出ます。


2008年12月4日(木)
 朝田園都市線が不通というニュースに驚いた。246が混むのは必至。いつもより早目に出たが、やっぱり着いたのは10時過ぎだった。2時間以上かかったわけだ。
 比較的暖かく風が無いので、写真を撮るのに丁度いい。店が静かなのを幸い、撮影をしてはパソコンに向かう。杭州寒蘭即売品をアップ。


2008年12月3日(水)
 土曜日はShng-ri-laと蘭花村から新しい花を持ってきたので、それに合わせて東京のマニアが大勢集まった。狭い店内はいる場所が無いほど。日曜日もShng-ri-laが帰るまでにぎやかに交渉が続き、下町のHiさんや茨城のKoさんが展示品を持ってきたり、三橋さんも思いがけずやってきて、遅くまで杭州のお祭りを楽しんだ。
 休み明けの今日はSさんが又杭州の選別品を持ってきた。最初のくたびれている分を引き揚げて、しっかりした株に入れ替えていく。新着ものの他に日本で1年以上栽培している株がいくつかあったが、根ができていて安定感のある咲き方をしている。石植えだけでなく有機質を混ぜて栽培しており、栄養分が豊富なせいか花がしっかりしているし、色も濃色に出ている。うちで作ると色が出ないのが情けない。
 いつものKoさん、近くのSuさん、寒蘭のYoさん、埼玉のOさんなどが寄っていく。杭州が丁度いい咲き具合になってきたので、出来るだけ写真を撮っておこうと、空いた時間は撮影に専念する。


2008年11月28日(金)
 昼頃には雨が上がって過ごしやすくなった。明日は若い蘭友が選別品を持ってくるので、2階も使わなくてはならない。これまで本や鉢が置いてあった2階を片付けて、杭州を並べ始める。
 午後出版社から撮影に来る。いつものKoさん、近くのSuさんが寄っていく。
 明日は杭州の選別品を持ってきます。お見逃しなく。午前中は準備なので、お昼頃からスタートします。


2008年11月27日(木)
 午前中は雨で気温がぐっと下がった。フレームを見ると杭州がかなり開いている。日本寒蘭で店内に残っていた「日向の誉」なども全部、元気なままフレームにしまい、杭州寒蘭を出して来る。上の段に並んだ昔から作りこんだ株は、下の段にある入荷したばかりの即売品とは全く違う雰囲気で、どれも良く見える。即売品は何年か作りこんだ後どうなるかという将来性を買うということで、未知数の部分がかなりあるが、今以上に良くなればすばらしい名品になるかもしれない。その素質を見極めようと、皆持ったり置いたり忙しい。
 寒い中、近くのSuさん、川崎のHaさん、中野のEさん、埼玉のAさん、いつものKoさんが来る。


2008年11月24日(月)
 下町のHiさん、中野のEさん、出版社のSさん、埼玉のIさん、麻布のMoさん、近くのSuさん、目黒のOさんと続々。売約の杭州を引き取ったり、展示品を持ってきたり、中古鉢の売り物を持ってきたり、新着の杭州選別品が入荷したりと、一日中大忙し。おまけに午後から冷たい雨が降ってきた。このところ早目に帰っていたが、久し振りに遅くなる。
 今週は火・水が休みになります。もしかすると木曜日の午前中に用事が出来て、臨時休業になる可能性もあります。その場合午後からの営業になります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。


2008年11月23日(日)
 朝千葉のTさんが久し振りに顔を見せた。日本中国蘭協会の打合せに行く前に、時間一杯目当ての杭州をチェックしていく。
 昨日の「シルクロード」の根をほぐしにかかる。ヘラで少しづつ土を掻き出し、固まっている根を1本づつはがしていく。からまっている根を整理しながら数時間かけ、取りあえず割れそうなところで2株に分ける。これも力づくの作業。まるでマグロの解体だ。この格闘で花芽が4つくらい取れてしまった。きれいなピンクの素舌で、花はもう確認しているから株分けして栽培し直し。そのうちあちこちでいい花を咲かせることだろう。
 若い男性が生の水苔の最後の1箱を買っていく。今年の分は完売。冬越しの準備は必要無くなった。閉店間際に上野毛のKiさんが寄って、いい感じに咲き始めた杭州を選んでいく。
 明日は休日の月曜日で営業します。「明日行きます」の電話もあり、いよいよ杭州シーズン。


2008年11月22日(土)
 三連休初日の渋滞にはまってしまった。えびねを取りに行く往きも帰りもノロノロで、予定より帰りが遅くなる。店に着くと、練馬のSiさん、下町のHiさん、長野のSaさんが来ていた。
 Siさんは昭和57年輸入の、花芽もついていない小さな杭州を棚下から見つけてくる。一昨日のTaさん同様、20数年も日の目を見ないまま、好みの小さい葉姿になっている株に惹かれて、挑戦してみることになった。
 入り口脇の外の棚で元気に育っていた蓮弁蘭×シンビジュームの「ミステリーアイランド・シルクロード」が人気で、何人か希望者に分譲することになった。ところが叩いたくらいでは鉢から抜けない。「しばらく干してから抜いてみる」と一人が持ち帰ったが、「ギブアップ」といって戻ってきてしまった。それを人手があるときにと、Saさんが鉢を抑え、Hiさんが葉をまとめ、白石が例のケーキ作りのヘラを一周させ、力づくで抜いた。すっぽりと抜けた株は四角い鉢の形のまま。バークで植えてあるがほとんど根っこで、わずかしか入ってない。こんなにぎゅうぎゅうでもあまり傷んでないのが不思議なくらいだ。根をほぐそうとするが折れてしまうので、一日干すことになった。
 午後からいつものKoさん、埼玉のSaさんも加わり、夕方までにぎやかに過ごす。Koさんには前から申し込まれていた杭州名品を割る。夕方には目黒のSiさん、閉店間際に川崎のKiさんも寄っていく。


2008年11月21日(金)
 この二日間の寒さが一段落して平年並みの気温に戻った。大田区のUさんが展示してあった寒蘭を下げにきて、グリーンクラブの展示会に向かう。下げて空きが出来たところに杭州寒蘭を出してきて並べる。寒蘭の中にはまだ花が充分元気なのに、受粉したのか一輪だけ萎れてしまっている鉢がいくつか出てきた。花を切って植え替えを進める。
 グリーンクラブに行ったついでに成田のTさんが寄る。
 明日の朝白石は寄ってくるところがあるので遅くなります。昼までには店に戻ります。


2008年11月20日(木)
 フレームの最低温度は5℃。今年一番の冷え込みだ。店内は換気扇も止めてしまった。
 えびね注文の電話に何度もやり取りする。現物を見ているなら安心だが、話だけの注文は同じイメージを共有しているかどうか不安が付きまとい、しつこいくらい念を押してしまう。
 近くのSuさんが杭州寒蘭「古美」と中国寒蘭「武夷山」を持ってきて展示する。久し振りに来た香蘭会のFuさん、多摩蘭遊会のTaさんがここで顔を合わせる。Taさんが棚下から選んでくるのはかなり前に入ったいわゆる昔の杭州。葉が細く、紺地が強く、あまり艶が無く、昔から杭州寒蘭をやっている人が杭州らしいと感じるものばかりだ。「どうしてもこういうのを選んじゃう。今入ってくるのはちょっと花弁の色や舌が違うんだよねえ」。こういうものは個人の好みだから、人それぞれでいい。


2008年11月19日(水)
 今日は寒くなるという予報でしっかり着てきたが、恐れるほどではなかった。明日は一段と冷え込むそうだ。
 杭州が大分開いてきて、日本寒蘭を片付け、交代させる。杭州寒蘭展までちょっと間があるが、徐々に杭州が主流になってきた。
 中野のEさん、近くのSuさん、いつものKoさんが来る。今晩の寒さに備えて風蘭とセッコクを温室に仕舞って帰る。


2008年11月16日(日)
 あまり冷たくない雨がしとしと。今日は上野東照宮と神代植物公園の最終日で、駆け込みで見に行く人と、展示品の撤収とでにぎやかなはず。大きなイベントがある時はこちらは静かで、昨日の分と一緒にHPを更新している。
 今日はこのまま終わりかと思ったら、午後から造園のTaさん、出版社のSさん、埼玉のSiさん、目黒のSiさん、武蔵野のIさん、香蘭会の品物を下げてきた近くのSuさんなどが来てにぎやかになる。閉店間際に川崎のKiさんが香蘭会撤収の帰りに寄って、黒崎先生から言付けられた「万字」のラベルを届けてくれる。木製の立派なラベルで、鉢に刺して水をかけるわけにはいかない。今度写真に撮って紹介したい。後は大事にしまっておく。
 日本の寒蘭は最後の「玉金剛」が笑い出した。
 来週から白石は私用で臨戦態勢に入り、今までとは違って朝もぎりぎり、夕方も早く帰らないといけません。申し訳ありませんが、ご不便をおかけすることがあると思います。ご協力をお願いします。これから杭州本番。日中の営業に支障をきたすことはありませんので、ご来店をお待ちしています。


2008年11月15日(土)
 昨日は午後から上野東照宮に。会員の中には日頃店に見える方が何人もいて、それぞれすばらしい作品を出品している。Naさんの見事に花茎をあげた「青玉」が総合優勝だった。それほど広くない会場はぎっしりの人で、店から一緒に出かけたKoさんの他、出品している会員、HPを見ていった人など知り合いと談笑しながらしばし寒蘭を楽しんだ。
 4時過ぎに店に戻ると、朝茨城に持ち帰る蘭を取りに来て一緒に上野に行ったKoさんが、長野のSaさんと一緒に戻ってきた。「結局戻ってきちゃいました。荷物を持っていく必要なかった」。Saさんは入荷した杭州を選び、二人で次のお楽しみがあるらしい。一日中蘭三昧だ。
 初めてのお客さんが寒蘭を選んでいく。寒蘭展ということで来られたらしいが、一緒に並んでいる杭州を見て、「こちらも魅力的ですね」。色々迷ったがやはり日本の寒蘭を持っていった。


2008年11月14日(金)
 楊さんが杭州の展示品と蘭の本を持ってくる。杭州は2〜3年作りこんだサラサ素舌で、「奔月」が咲いたら並べてみたい。
 本は中国の(1)「蘭寶c横」、(2)「中国蘭属植物」、(3)「中国野生蘭図鑑」の3冊。「蘭寶c横」(25,000円)は1061ページの大きくて重い立派な本で、「蘭寶ャ史名品賞析」の著者と同じ。「中国蘭属植物」(16,000円)はA4より少し大きく、360ページの写真がきれいな本だ。「中国野生蘭図鑑」は日本語でオーム社出版局のもの。(1)と(2)は希望者がいれば取り寄せられるそうだ。
 本は重くて旅行のついでにたくさん買って帰るわけにはいかない。楊さんも荷物が重量オーバーになってしまうから、本を頼んでもその重さがネックになって思うように持ち帰れない。送るにしても送料が結構かかる。現地の価格よりかなり高くなってしまうのは仕方ないだろう。そのうち写真を出すつもりだが、今日は蘭の発送があってパソコンに向かっていられなかった。
 他に川崎のKiさん、品川のNaさん、大田区のUさんが来る。展示してあった寒蘭を下げたり、新しく展示品を持ってきたり。Uさんの「紅貴」、初花だそうだが一文字に見事に咲いている。
 土日は上野東照宮社務所で東京香蘭会の寒蘭展。明日の午後見に行く予定です。1時から4時近くまで留守します。


2008年11月13日(木)
 すっきりと晴れ渡ったのは久し振り。気温もそこそこ上がり、あちこち開けて風を通す。
 今日は鈴木さんの命日。早いもので丸4年が過ぎてしまった。鈴木さんが一番好きだった「黄玉山」が今年もちゃんと開きだしている。早咲きの品種で、毎年命日には必ず咲き始める。上段の右端が指定席だったから、「紅鷲」に移動してもらって指定席に飾り、写真も置いた。最近流行りの丸ぽちゃ美人とはタイプが違うが、杭州寒蘭らしさをすべて備えたバランスの良い上品な花だ。今年は5花しかつかなかったが葉上に抜けて咲いている。今年の出来をどう見てくれるだろうか。杭州寒蘭は3〜4花でも淋しくない点が、日本の寒蘭と違うところ。花茎がうんと上がって、輪数がたくさん着いたのは立派だが、求める形が日本の寒蘭と異なるのだろう。
 品川のNaさん、横浜から来た初めての若い男性、埼玉のAさん、目黒のOさん、初めて寄った洋ランの人などが来てくれて、春蘭、寒蘭、紫秀蘭、天草小蘭、本など、それぞれ買い物をしていく。株分けをしたり植え替えたりの作業が伴うが、今日の天気はありがたい。
 「東湖」「洞庭湖」「挿雲」「高秋」「西施」など杭州もどんどん咲きだした。日本の寒蘭を少づつフレームに仕舞って、今店内は寒蘭と杭州・紫秀蘭が混在している。


2008年11月12日(水)
 フレームの最低温度が初めて10℃を下回った。今日もどんよりとして寒く、時折弱い雨が落ちる。
 昨日神代植物公園の寒蘭展初日を見せてもらった。同じように蘭に囲まれていても、店で迎える側としているのとは違って、何も考えずに純粋に楽しめるのがいい。当番でいた成田のTさんらとゆっくり時間を過ごしてしまった。まさに薫浴。
 今日はいつものKoさん、近くのSuさん、出版社のKaさん、大田区のUさん父子、若いGoさんなどがやって来る。Uさん父は見事に咲いた寒蘭2鉢を展示してくれた。Uさん息子はこの間の古鉢市で足がちょっぴり欠けた蘭鉢を購入したが、その部分を修理に出したのが出来上がってきたといって見せてくれる。破片が無い欠けた部分を金属で補ってあり、とてもきれいに直っている。高価な鉢が欠けたときは、諦めずに専門のところに出すと体裁良く仕上がるものだと、電話番号などを控えさせてもらった。
 鉢や蘭の発送があって荷造りをしていたら、鉢の撮影をする暇がなくなった。「自然と野生ラン」12月号が入荷。


2008年11月9日(日)
 交通規制をしているせいか、前の246はガラガラ。午前中に顔を揃えた茨城からのKoさん、下町のHiさん、中野のEさんも、皆道路が空いていてどこもかも流れていたという。ジエビネのNaさん、目黒のSiさん、Yoさんも寒蘭を見に来る。
 午後からは川崎のSuさん、埼玉のSaさんも来て、皆で杭州の到着を待つ。そこに昔の欅鉢(焼締)放出品を持って来た川崎のIさんも一緒になる。
 やがてやってきたのは杭州素心、素舌、紫秀蘭未選別がそれぞれ少々と、あとは杭州選別品。運ぶ間に花が多少傷んでいるが、まあまあ良い状態で着いた。花が大きく弁幅があって厚いものがほとんど。昔の杭州とは雰囲気が違うが、捧心の抱えが良く、乱れそうもない花型だ。作をしてあるものだから葉の状態も良く、いい新芽が伸びているものが多い。早速皆で囲んで選び始める。麻布のMoさん、若い男性も後からやってきて、狭い店内は一杯になる。
 今日は別口で紫秀蘭のたっぷりとした素心と杭州選別品が入り、並べる場所を作ったり、鉢の荷を解いて値段をつけたり、リストを作ったりと急に忙しくなった。鉢の方は欅窯の焼締で、雪割草鉢からウチョウラン鉢まで形、大きさは多種。他に欅窯ではない蘭鉢が少しある。休み明けから写真を撮って徐々に載せていくことにしよう。「蘭花宝典」の半年分も一緒に入ったので、もう収集がつかない。
 新しい荷が入って、皆で開けるのを待って選ぶ楽しさは格別だ。これから益々ヒートアップしていくことだろう。あちこちの展示会の案内が届いて、出来る限り顔を出したい。心躍るシーズンではあるが、その分忙しさも格別。自分のことは放り出して杭州に専念したいところだが、19日(水)からしばらくは私事で待ったなしの用事が控えていて、混乱に拍車をかける。今年は乗り切るのに骨が折れそうだ。


2008年11月8日(土)
 立冬から一気に冬になった。入り口は二箇所とも閉め、扇風機はもちろん換気扇も止めた。物置から暖房マットを出してきてつけた。エアコンをつけないだけで、もう冬の態勢だ。帰るときには換気扇を回すが、この空気の動きだけでもじっとしていると寒い。いつ頃までこの急な寒さが続くのか、このまま一直線にいくわけはないだろうが、そのうち冬囲いの準備も必要になる。
 昔からの女性のお客さんが水苔や用土を、駒場のWaさんが薬を買いにくる。埼玉のSiさんがしばらく振りに顔を見せる。埼玉のIさんからも杭州寒蘭の電話。閉店間際に造園のTaさんも来て杭州のうれしい情報があり、いよいよシーズン間近を実感する。
 明日は第3回世田谷ハーフマラソン。「国道246号線をかけぬけろ!」のうたい文句で、朝8:30駒沢公園をスタートする。246を下って多摩川を砧まで走り、帰りは目黒通りから駒沢公園に戻るコースらしく、周辺道路では8:15から10:25まで交通規制が行われる。当店は246に面しているが、コースにはかかっていないから直接影響はないはず。ただ車で来られる方は一応下のHPを参照してください。
http://www.se-sports.or.jp/246/roadinfo.html
 明日の午後、杭州寒蘭の新着がある予定。


2008年11月7日(金)
 夜中の雨が出勤してくる頃にはすでに上がっていた。昼からはすっかりいい天気になって、思ったより暖かい。しっかり着てきたので、吹いてくる風が気持ちいい程だ。
 川崎のMaさんが久し振りに来て杭州を持っていく。去年紫秀蘭を買っていったお客さんが、鉢や薬を買いに来る。いつものKoさん、近くのSuさんも寄っていく。
 寒蘭は並べたのが咲いてくるのを待つばかり。することがないので、作場に残っている花なし株をチェックして、去年植え替えた「竜雪」を開けてみた。小さい鉢に入っていたのを、株分けして2鉢にする。ラベルを見ると「古木1条イモ1根なし」からスタートしていた。まだそれほど大きくはないが、生の水苔根巻きからよくここまできたものだと思う。こういうものを植え替えているのは楽しいが、反対に鉢植えから根巻きになったのも一株あった。植え替えをしていると調子付いてきて次々とやりたくなる。中国春蘭もいくつか植え替えているうちに真っ暗に。本当に日暮れが早くなった。立冬らしく、これから気温は急降下するようだ。


2008年11月6日(木)
 乾燥した晴れの日が続く。今日は割合暖かくて10月の気温だそうだ。あちこち開けて店内にも風を通す。
 予想通りずい分開きだした。今咲いているのは「蛍雪」「黄金月」「豊雪」「針間チャボ」「慕情」「御神錦」「紅玉の誉」「虹雪」「憲陽」「瑞鳳」「燦月」「素宝」「武陵」「白妙」「月照」「日向の誉」「無名青花チャボ」「楊貴妃」「黒尊の紅花無点系」。それに中国寒蘭の「紅彩」「大河」。杭州寒蘭の2株目と紫秀蘭も先が割れだした。もうすぐというのが「紅鷲」「里紅苑」「秋月」「飛燕」「玉金剛」など。これからは撮影が忙しくなる。
 昨日用土などの仕入れに行って、積んできたものを車から物置に運び込む。買ってくるときには積んでくれるからいいが、下ろすときは一人。天気がいいのでさほど苦にはならない。動いていると暑くなるほどだ。一緒に仕入れてきたりん酸三ナトリウムを、一ビンは買いやすい小分けにする。
 長野のSaさんが送ってくれた渋柿を何人かで分けたが、たくさん残っているのを渋抜きしようと、家から焼酎を少し持ってきた。言われた通りヘタのところに塗り、ポリ袋に入れて口を閉める。しばらくして渋が抜けたら、皆でいただくつもり。元々は甘くなる品種だが、寒いところなので渋抜きしないといけないのだそうだ。中に一つ一際赤く熟しているようなのがあったので、「元々は甘い品種なのだし」と期待を込めて皮をむいてみた。おいしそうと口に入れた途端、「渋〜い・・・」。やっぱり渋柿だ。
 テレビの天気予報で、明後日から12月の気温になるから、明日は暖房の準備をするようにと言っている。用土を運んだときに目に入った暖房マットを明日出しておこう。


2008年11月3日(月)
 中野のEさん、埼玉のYoさん、下町のHiさんが顔を合わせて、夕方まで一緒に楽しむ。夕方千葉のTaさん(女性)が来て、プレゼント用と自分用に寒蘭を買っていく。一日いる間にも花が少しづつ開いてきて、休み明けにはほぼ見頃になることだろう。


2008年11月2日(日)
 晴れて陽射しはあるものの冷えている。あちこち閉めても何となく寒くて、初めて小さなヒーターをつけてしまった。三連休初日の昨日は、一日中前の246が詰まっていて、帰るまでずっとノロノロだった。ガソリンも大分安くなってきたことだし、出かける人が多いのだろう。今日はそんなこともなく、スイスイ流れている。
 朝新潟からHaさんが欅鉢を買いに来てくれる。蘭鉢展のときには選ぶ余地がたくさんあったが、遠くからそのために駆けつけるわけにはいかない。在庫の中から選んでもらってすぐに荷造りし、発送する。
 出版社のSさんが来て杭州初花株を選ぶ。「これはきっと5弁に覆輪が廻っている・・」。期待しておこう。
 午後から駒場のWaさん、麻布のMoさん、習志野のMuさん、目黒のSiさんらが来て、寒蘭などを持っていく。咲いてきたのや咲きそうなのが揃ってきて、ようやく本番のムードになってきた。
 明日は休日なので営業します。今週は火・水が定休日になります。


2008年11月1日(土)
 いよいよ11月に入り、今日から寒蘭展だ。年々1年が早くなっていく気がする。午前中川崎のKiさんとHaさんが寄ってくれる。Kiさんは「月照」を展示。「香蘭会の展示会に出そうと思って準備していたけど、咲いちゃったから」。展示会に丁度合うように咲かせるのは大変だ。いくつも準備しておいて、タイミングの合ったものを持っていくしかない。
 午後から杉並のSiさんら、遅くなって近くのSuさんが来る。


2008年10月31日(金)
 今朝測った最低温度は11℃。一桁も間もなくだろう。パソコンの前でじっとしていると寒さが身に沁みてくる。扇風機を止め、入り口も閉める。
 川崎のKiさん、近くのSuさんなどが遊びにくる。明日から寒蘭展だが、咲いているのは2割で、これから毎日少しづつ開いてくるという段階。この急な寒さが開花時期にどう影響するのか。


2008年10月30日(木)
 突然フリースにマフラーの冬支度。フレームの最低温度は12℃。暖かい日が続いていたが、急に寒さがやってきた。
 真っ先に展示会看板を完成させる。「御神錦」の別の株が咲き出して、この前咲いた方は舌点が出てしまったが、今度のは無点で咲きそうだ。
 目黒のFuさんがしばらく振りに顔を見せ、近くのSuさんも寄っていく。遅くなって大田区のUさんが蘭鉢を引き取りにくる。電話がいくつかかかって、ようやく寒蘭展のムードになってきた。


2008年10月29日(水)
 秋晴れが続いている。休みが明けてみると、寒蘭がいくつか開きだしていた。「蛍雪」「憲陽」「紅玉の誉」「瑞鳳」「素宝」「紅彩」。「啓陽」も先が割れてきた。「豊雪」「日光」「日向の誉」「飛燕」などはまだもう少し先。杭州も大分伸びてきて後に控えている。展示の仕方に工夫が必要だ。朝から植え替えをいくつか済ませる。
 展示会看板の材料が揃い、制作にとりかかる。5時頃には外が真っ暗で、ほんとに日が短くなった。北の方では早くも寒波の襲来。東京でも夕方から冷え込んで、寒蘭のシーズンらしくなってきた。


2008年10月26日(日)
 朝のうち降っていた雨が止んだが気温は上がらない。中国春蘭の棚を見ていたら、結構花芽が見えてきた。大株のままになっているものは、花の着いたところを割って植え替える。新芽がもぐって変なところに出ているのがあって、どうつながっているかわからないから、適当に割ってみたら三つに分かれてしまったり。株分けして鉢数がふえてしまったが、うまい具合(?)に古木ぶかしをしていた鉢で枯れたのがあって、置き場所は何とかつじつまが合った。花芽をざっと確認してみると、「大富荷」「憲荷」「雪蓮」「西神梅」「緑雲」「恵円梅」「端秀荷」「緑英」「吉字」「蔡仙素」「逸品」などに花が見える。
 植え替えをしていたら、珍しく写真家の横山さんが現れた。「しばらくですねえ」と近況を聞く。今回アスキー新書から出た「ストラディヴァリウス」という本を書いていたそうで、それが発売になったところ。朝日新聞の書評にも出ていたということだ。理想の追求に妥協しないこだわりの人だから、売らなくてはいけない営業の人とのバトルはあったに違いない。「よく最後まで辿り着きましたね」というと、「みんなにそう言われる」。アマゾンで注文して読んでみよう。
 夕方上野グリーンクラブの帰りに川崎のKiさんが寄って、買ったものの話を聞く。結局3日間とも行ったのだそうだ。お疲れさま。。


2008年10月25日(土)
 朝上野に直行。色々な店や会った知り合いに挨拶し、展示品、即売品を見せてもらう。花を結構咲かせていたのにびっくり。うちでは11月1日からの寒蘭展に丁度良さそうな具合で、まだほとんど咲いていないのだから。下町のHiさんと一緒に昼前に店に着く。
 午後欅窯の三橋さんが桐箱を持って来て、長野から来てくれたSaさんと4人で蘭や鉢の話で盛り上がる。


2008年10月24日(金)
 久し振りの本降りで、時折かなり激しくなる。明日が25日の土曜日だから、今日は道路が混むだろうと覚悟で出てきたが、それに加えて雨の事故。246に入った途端ノロノロだった。事故現場では2台のトラックにBMWが挟まれていて玉突きらしい。そこを過ぎた途端これまでの遅れを取り戻すべく飛ばしたものの、世田谷に入ってからはやっぱり渋滞。10時前には着いたのだが、早いときは9時に着いてしまうから、車通勤は時間の計算が立たないのが難点。買ってきた荷物が色々あるから仕方無いが。
 鴨川の小柴さんから「欅窯優品展」の写真集を送ったのに対する電話がある。蘭鉢展でのお客さんの感想や希望を伝え、次の作品に反映してもらうように細かく打合せする。焼き物は取り出してみないとわからない部分があって、同じ釉薬で同じ温度でも毎回同じに出来上がるわけではないのが面白いところでもあるし、難しいところでもある。
 川崎のKiさんが雨の中「東京香蘭会」の案内状を持ってくる。店に置いてあるので必要な方はお持ちください。明日白石は上野グリーンクラブに直行してから店に出ます。


2008年10月23日(木)
 曇り勝ちだった天気が午後には降りだした。葉書印刷の両面が完了したところに横浜のHiさんが来てくれる。
 寒蘭の方はチャボ系が2種類と「御神錦」が咲いているくらいなのに、杭州寒蘭の最初の1鉢が笑い出した。杭州の他の鉢もずい分花が伸びてきているから、ほとんど同じ時期に並んで咲くようになるかもしれない。ただ日本の寒蘭は普通の管理では年末まで咲いてはいないが、杭州寒蘭は早咲きと遅咲きの差がかなりあって、長い期間花が見られる。咲き始めの舌が真っ白に下りてきたところは魅力たっぷりだし、2〜3条の木に2輪くらい咲いた株も、杭州寒蘭なら貧弱だとは感じない。同じ時期に並んで咲いていても、やはり全然別のものだと感じてしまう。
 夕方フルートのAさんが久し振りに顔を見せる。


2008年10月22日(水)
 このところしばらく絶好の天気が続いている。休み明けの朝は先ず乾いている外の水遣り。次に机周りを整理して不要なものを捨て、忙しくなるシーズンに備える。室内では日向寒蘭「畑田紅」がいい感じで咲いてきたし、Kiさん展示の無名チャボも開きだした。
 寒蘭展案内状の印刷をしていると、いつものKoさん、近くのSuさんが来る。千葉のTaさんも「やっと植え替えが終わりました」といって、売約の杭州を持っていく。寒蘭をやりたい女性が熱心に話を聞きにきたり、花が開き始めた寒蘭を展示に使うために買いに来る人など。閉店時間近くなって世田谷のMaさんが姿を見せる。いくつかつぼみが横を向いてきたので、もう一息か。


2008年10月19日(日)
 大分空気がひんやりしてきた。両面開けっ放しにして風を通していると少々肌寒いくらい。動いていると丁度いいので植え替えをする。杭州は今年花つきが良くて、土が汚れているのを手に取ると花が着いている。状態によって元に戻したり、ものによっては構わず植え替えてしまったり。
 近くの駒留神社のお祭りらしく、にぎやかな音が聞こえてくる。カメラを持って道路に出ると、お神輿がやってきた。スカッとした秋晴れでお祭り日和。担いでいる人も、周りを囲んでいる人も気持ちがいいだろう。
 えびねの古葉のすっかり枯れたのを整理。柿の葉がたくさん落ちているのもついでに掃除する。


2008年10月18日(土)
 ともかく案内状のファイルだけ作成した。来週から印刷、発送の予定。今日はしーんとして、埼玉のTaさんや植え替えの人が来た他は近くのSuさんが寄っただけ。天気もいいし、杭州など根巻きになっているものを、新しい水苔で巻きなおす。1年経って根巻きがすっかり汚くなっていたのが、作業後は青々として棚が生き返る。残り少なくなった生の水苔を取り分けていると、なるほどこうやって殖えるのかというように枝分かれしているのが見つかる。発泡スチロールの箱からあふれんばかりに盛り上がっているのは、やはりこうして殖えていっているのだろう。


2008年10月17日(金)
 品川のNaさん、寒蘭のYoさん、大田区のUさん、近くのSuさんが遊びに来る。この店では少数派の寒蘭愛好家が顔を揃え、話が弾む。
 植え替えで使ってしまった混合砂を篩ったが、今日は植え替えは少しだけにしてパソコンの前で過ごす時間が長い。展示会案内状の準備をしなくてはと思うが、手につかず一日延ばしにしている。文章を考えるより、植え替えの方が好きということなのだろう。


2008年10月16日(木)
 カラッと澄み渡った空。秋の一番いい陽気がしばらく続くようだ。
 午後、川崎のKiさんとHaさんが一緒にやってくる。寒蘭の即売品を持ってきてくれたのだが、「豊雪」「日光」「啓陽」の、それぞれ花が2本づつ上がったもので、そのまま即戦力として展示会に出せそうな見事さ。棚が一杯で置けなくなったということだから、もちろんお買い得価格だ。
 埼玉のAさんも顔を見せ、あとの空いた時間はひたすら植え替え。湿度が低いので鉢の土は結構乾いている。花芽が伸びる時期なので、あまり乾かさないようにしたい。


2008年10月13日(月)
 昨日とは打って変わって静か。山草の手入れをしたり、蘭の植え替えを進める。夕方川崎のKiさんが寒蘭の展示品を持ってきてくれる。あと一週間くらいで早いのが咲いてくるかもしれない。


2008年10月12日(日)
 いい天気の日曜になった。三連休の初日だった昨日は一日中前の246が詰まっていたが、今日は何とか流れている。しかしあちこちで大きな事故があったらしく、場所によっては相当混んでいたということだ。
 その混んでいる中を、茨城からいつものKoさんが寒蘭を持ってきてくれる。「玉金剛」「豊雪」「紅鷲」が並んで、棚が引き締まった。まだ開くまでにはしばらく時間がかかりそう。
 下町のHiさん、中野のEさんも顔を揃える。三人とも桐箱の引き取りがあって、後は色々な話で盛り上がり、遅くまでにぎやかに過ごす。寒蘭のYoさんも寄っていく。
 明日は休日の月曜日なので営業します。替わりに今週は火・水が定休日になります。


2008年10月11日(土)
 午前中雨だったが午後には薄日が射してきた。今日は拓也さんがいるので、日頃一人で出来かねていることをやってもらう。建物や設備がずい分古くなって、あちこち不具合が出てきている。その都度、部分的に修理したり新しくしたりするのだが、一つ終われば次はこちらのもぐらたたき状態。
 まず昨日の桐箱が入った大きな段ボールを2階に上げてもらっている間、一階の鉢を並べている大きな棚を掃除していたら、突然下の方の棚板が傾いてしまった。当然乗っていた鉢が倒れる。落下するほどではなかったため一つも壊れないで済んだのはラッキーだった。棚を支えていたダボ金具の一つが劣化して折れてしまったのだ。新しい金具を買って来てもらい、棚の鉢をすべて下ろしてやり直す。ついでに大掃除も済ませた。
 去年鼠対策のために入り口の隙間を塞いだら、鍵の位地が少しずれて閉めるのに大層時間がかかるようになってしまった。それを何とかしようとこの間から奮闘してもらったが、あちら立てればこちらが立たず。結局近所の店に頼んで新しい鍵をつけてもらうことになった。その作業のために、入り口付近に置いてあった本や椅子、杭州寒蘭、鉢をどかす。しばらく入り口が塞がり、店内は作業場。そこに駒場のWaさんがやってきた。一緒に杭州の作場を見ていたら、初花のついたのがいくつか見つかり、すでに店内に並べてある中に追加する。そういえば、初花杭州を出して来るための場所作りに、鉢を片付けようとして棚を掃除していたのだった。
 こんなどたばたで混合砂を篩ったものの植え替えは出来ず。目黒のOさん、造園のTaさんが出来上がった桐箱を取りにくる。閉店頃になって世田谷のMaさんが現れた。この間来たばかりなのに珍しいと思ったら、「今警察に被害届を出してきたところです」。聞くと家で作っていた蘭をすべて盗まれたのだという。ストレスの多い仕事の、その気持ちを癒してくれる杭州を鉢ごとそっくり持っていくなんて。ずい分前にも盗難に遭ってがっかりしていたが、又々ショック!。植物の盗難は、警察はほとんど相手にしてくれないもので、どこにも怒りを向けるところがない。本当にお気の毒なことだ。預かっている鉢がたくさんあり、花が来ているのも結構あるから、こちらで楽しんで下さい。


2008年10月10日(金)
 朝港北のHaさんが売約の鉢を引き取りにくる。先週臨時休業をした日に来てしまったそうで、実害は無かったと思っていたのにやっぱり・・・。申し訳なかった。
 植え替えをしていると杉並のUさんが現れる。1ヶ月後に迫った展示会に出すものをあれこれ悩んでいるようだ。たくさんの鉢を作っていても、葉がきれいに出来ていて、丁度良いタイミングで咲く株というのは意外と難しいものだ。
 夕方三橋さんが頼んであった桐箱を持ってくる。生の水苔を持っていったので、あれほど並んでいた売り物は残り1箱になってしまった。自家用で使う分が足りるかどうか。遅くなって大田区のUさんが顔を見せる。こちらは展示会出品のめどはたったようで余裕。
 新企画出版の「風蘭花尽くし」と「自然と野生ラン」が相次いで送られて来る。日中は半袖で丁度よかったが、遅くなって雨が落ちてきた。


2008年10月9日(木)
 天候が回復して絶好の植え替え日和。一日中立ちっぱなしの植え替えで、疲れた〜!。
 夏に花芽が上がって並べた初花杭州は、スリップスにやられてほとんどが咲かないままだった。それを根巻きにしておいたのを今日見ると、4株に花芽がついている。本来の時期に咲く花を期待して店内に並べた。
 寒蘭のYoさん、近くのSuさんが寄っていく。


2008年10月8日(水)
 しとしと雨で気温が上がらない。雨の止み間に植え替え。欅鉢の展示会に出展してくれた世田谷のIさんが品物を引き取りにきて、売約の鉢を買っていく。いつものKoさん、近くのSuさんが寄る。愛蘭会の展示会日程がそろそろ決まって、皆花芽の伸び具合が気になるようだ。新刊の「風蘭花尽くし」が到着。日中地震があって迷わず東福寺の鉢を押さえた。


2008年10月5日(日)
 蘭鉢展の後始末で埼玉のNaさんが来る。中古市にいくつか出してくれた欅鉢は完売したが、レアものの古い丹波鉢が今回少し残った。蘭にもいい長丹波は雰囲気が良く使いやすいため昔から人気で残ることはないが、残ったのは丸丹波。こちらはえびねや山草などに丁度いい。古いものの新品で、内側には窯から出した時の灰がついたままだ。一番景色のいいのを譲ってもらった。
 時々寄っていく女性客が水苔やダイオネットを買いに来る。山野草など茶花が好きな人で、暑い夏を乗り越えて花茎が上がってきた吉野草を持っていく。今年は気をつけて棚下の暗いところで夏を越したので、葉もきれいに出来た。山草は自分の趣味で並べているようなものだが、何でもつぼみがついて咲くのを期待していると売れてしまうのがうれしいような残念なような。
 久し振りに若いGoさんが寄る。「紫秀蘭が入ったようなので・・・。」


2008年10月4日(土)
 暑くも寒くもなく、カラッとした天気。こういう日が続いてくれたら植え替えがはかどることだろう。
 業者の大御所Noさんが寄った後、千葉のYaさんが紫秀蘭と杭州寒蘭の花芽がついたのを持ってくる。
 夕方近くのSuさんが来ているところに、久し振りに世田谷のMaさんが現れた。仕事の帰りだそうで、近況を聞きながら話が弾む。遅くなって造園のTaさんがやってくる。Maさんとここで顔を合わせるのは何年ぶりか。「やあ、久し振り」と又色々な話題で盛り上がる。フレームの中で新芽や花芽を見ながら、鼠の被害も見てもらう。3〜4年前にTaさんもSuさんも鼠にやられて、株をバリカンで刈ったようにされたが、それ以来被害もなく、ほとんど回復したという。何とかこの鼠一匹が捕まって欲しいものだ。


2008年10月2日(木)
 20℃をちょっと超えたあたり。晴天で湿度が低く、空気がひんやりしている。久し振りに気持ちよい秋晴れになった。
 砂を篩って混合し、植え込み用土を作りながら杭州寒蘭の植え替えをする。今回植え替えているものは、大体根の状態がいい。根巻きになっている中から新芽が出ているのを開けてみると、どれも真っ白い根が何本も下りている。元々ほとんど根が無かったのを根巻きにしているから、やはり生の水苔の威力を感じる。一つ一つチェックしていくと、花芽が上がっているのが見つかって楽しい作業だ。
 明日は白石の私用で臨時休業させていただきます。


2008年10月1日(水)
 朝高知の広畑園さんが上京のついでに訪ねてくれる。当店はまことに小さくて本場の寒蘭業者さんとは比較にならず恥ずかしい限りだが、色々な話ができて楽しかった。今後ともどうぞよろしくお願いします。
 埼玉のAさんが鉢を買いにくる。いつものKoさんが寄っていく。この間の欅窯優品展に出品してくれた目黒のOさんが来てくれたので、出来上がったアルバムを渡す。千葉のTaさんが久し振りに顔を見せる。預かっている杭州にすごい新芽が出て良く育ち、分けた時とは別株のようになっているのに驚かれたが、たまにはこんなのもある。
 月・火の休みは二日とも雨で、かなり降っている中を大菩薩嶺に行ってきたが、今日はようやく止んだ。合間を見て植え替えをする。


2008年9月28日(日)
 涼しいを通り越して肌寒い。入り口の戸を閉め、扇風機も止めてしまった。
 朝横浜のKaさんが四季蘭を買いに来た後は来る人も無く、棚を順番に見ながら植え替えを進める。花芽がきているのは上砂だけ新しくして飾ったり、色出しのため外の棚に移したりして、寒蘭のシーズンに向けて準備を始める。
 土を盛っておいた日本春蘭の花芽が伸びて顔を出してしまったのが見つかり、あわててキャップに替える。この作業は毎年後手後手で、蘭鉢展で忙しい時期に重なるため、会心の出来ということは滅多にない。いい色が出た時などはまさに「やった!!」となるのだが。年間通して色々なものを扱っていると、次々とやってくる展示会の雑用に追われて、肝心のいい花を咲かせるための作業が間に合わなくなるのは困ったものだ。
 明日の定休日は大菩薩にハイキングの予定だが天気が悪そう。台風が沖縄に接近しているという影響か。


2008年9月27日(土)
 予報通り昨夜から気温が下がった。明け方寝ていて久し振りに足がつった。そうこうしているうちに、植え替えでたちまち手が荒れてくるだろうし、季節を身体で感じるとはこういうことだろう。
 フレームの最低気温が20℃を下回るようになった。今日は湿度の低い秋晴れで、何をするにも快適。
 この間鼠の被害があった棚では、その後どんどんやられている様子はないが、良く見ていくと新葉の途中に鋭い歯で噛んだような後が残っているのがいくつかあった。この前気がつかなかったものだろうが、噛み切っていないところを見ると途中で止めたのか。この痕も葉が落ちるまで残るのだから困ったもの。花芽が伸びてくる時期にこれ以上暴れられたら大変と、ネズミ捕りを買って来て仕掛けた。水をかけるところだから粘着シートは駄目、金網の昔からあるネズミ捕りだ。じゃがいもをえさにしておいたが、これでかかってくれればいいが。蘭にいたずらするのは大概1匹だけで、これを捕まえればほとんど被害はなくなる。
 埼玉のSaさん、静岡のYaさんが売約の鉢を引き取りにくる。近くのSuさん、成田のToさんらが寄っていく。夕方には上着が欲しくなるくらいの涼しさだ。


2008年9月26日(金)
 朝の通勤電車で人身事故があった影響か、道路がやたらと混んでいる。渋滞を予想して早めに出たのだが、普段ならもう着いたようなものという近場に来ても、ノロノロ渋滞で進まない。店に着いたときには10時を過ぎてしまった。展示会が終わって静かになったところなので、あまり影響はなかったが。
 欅窯優品展の写真集を、村長さんがすてきに編集してデータを送ってくれた。変更や訂正など多少のやり取りの後決定版ができたのをプリントアウトしてみる。きれいだし、実物の色に割合忠実だ。いつも展示会の看板をコピーしてもらうところに持ち込んでミニ写真集を作る。出品してくれた人に楽しんでもらえればいいが。
 昼からはひたすら植え替え。水苔巻きになっていたもので、良根に変身しているものは鉢植えに。反対に鉢植えから根巻きになったものもある。
 夕方埼玉のIさんが寄って、売約していた欅鉢を持ち帰る。予報では明日から季節が入れ替わって一気に秋になるということだ。


2008年9月25日(木)
 昨日の処置が効いたのかどうか、今朝は鼠の被害は確認されない。しかし油断は出来ない。
 午前中中野のEさんが来ているところに、三橋さんが品物を下げにくる。鉢を売約にしていた川崎のHaさんも、タイミングよく引き取りにくる。他にも売約の引き取りがあって棚がさっぱりしてしまった。花芽がずい分伸びた寒蘭を出してきて、空いたところに並べる。
 いつものKoさん、寒蘭のYoさんが寄っていく。
 冷たい麦茶がおいしいのは今日までらしく、いよいよ秋本番か。


2008年9月24日(水)
 カラッとした晴天で気持ちがいい。週末はまた崩れるようなので、この天気を有効にと植え替えを始める。フレームの中を見ていくと、寒蘭の花芽がぐーんと伸びているのがいくつかあった。鉢の展示会が終わるとすぐに次が控えているようで、いよいよ秋のシーズン開幕だ。
 杭州寒蘭の棚で新芽がまとまったまま落ちているのが見つかった。束の下の方は黒くなっている。「あっ!スッポ抜け!!」と思ったら、どうも様子が違う。株元はきれいなまま、途中から落ちているのだ。去年の悪夢がよみがえる。ネ・ズ・ミ・・・。
 これまで花芽を食べられたことはあるが、新芽を途中から噛み切られるのは初めて。お客さんのところでは葉っぱを齧られているから、充分考えられたことだ。もう少し先だと思って油断してしまった。やられたのは全部で4鉢。花芽はその年限りだが、新芽を齧られる方が被害が大きい。以前お客さんに聞いたのを思い出し、木酢液を原液のまま容器に入れて鉢の間に置いてみた。いぶしたような強烈な臭いが立ち込める。鼠忌避スプレーもダメ押しに撒いた。シーズン到来に先駆けてこんな事態になるとは・・・。花芽の大敵スリップスだけ警戒してたのではいけない。
 欅窯優品展の写真のまとめを村長さんにお願いしたら、ピシッと仕上げて送ってくれた。さすがプロ!。明日三橋さんにチェックしてもらって、出品してくれた方へのお礼にしたい。
 横浜のHiさん、練馬のKiさんが展示品を下げにくる。
(連絡事項):sannenさん、寒蘭鉢OKです。メルアドお知らせください。


2008年9月21日(日)
 朝グラッときてびっくり。蘭鉢展の間中地震が来ないことを祈っていたが、ようやく無事に終わったと思った最終日についに来た。都内は震度3。鉢は案外安定が良いもので、これくらいでは倒れることはないがヒヤッとした。
 午前中下町のHiさんが売約の鉢を引き取りにくる。大田区のMaさんが寒蘭用の鉢を選んでいく。造園のIさんが売約の鉢を持ち帰る。
 しとしと雨の一日で5時頃にはずい分暗くなった。雨のせいばかりでなく、大分日が短くなったのは間違いない。
 四季蘭が次々と咲いて、鉢の占めるスペースが少なくなってきた分、店内の緑の割合が増えてきた。今日開いた観音素心。「こんなにいい花でしたっけ・・。」とHiさんが言うくらい、たっぷりとした花弁と舌の見事な咲きっぷり。香りも葉姿も良く、値段も安く、すばらしい飾り物になるのに、「置く場所がない・・・」。皆これから本番を迎える杭州寒蘭に備えているのか。
 雨で植え替えができず、買ってきたカシオのネームランドの説明書を読みながら、新しくラベルを作る。文字を打ち込み、はがしてラベルに貼り付ける作業は、馴れないから結構時間を取られる。忙しくなるとこんな悠長なことをやっていられないから、雨の日の内職に丁度いい。


2008年9月20日(土)
 台風お見舞い申し上げます。
 普段開けている窓を閉めたりしたが、夜中に強い雨は降ったものの幸い大したことはなく、朝起きたときにはもうすっかり過ぎた後だった。
 今日は植え替え用の鉢や砂を買いにきた人だけで店は静か。一日植え替えをする。明日は蘭鉢展の最終日。売約の品を持ち帰る人などでにぎやかになるだろう。


2008年9月19日(金)
 雨が降ったり止んだりの薄暗い一日。止み間を見て植え替えを始める。春蘭をいくつかやった後、杭州「八つ山」を開ける。新芽は出たものの今年は花なし。根はいい。
 近くのSuさん、大田区のUさんが遊びにくる。いつもHPを見て鉢を買いに来る厚木のMaさんが、「うっかりしてた!」とやって来る。目当ての鉢は大きさが合わず、別の適当な鉢を買っていった。
 台風は明朝関東に接近するらしい。


2008年9月18日(木)
 台風が近づいている。9月なのだから当たり前だが、今年はゲリラ豪雨に振り回されて台風ということを忘れていた。日本列島に沿ってやってきそうで、九州ではもうかなりの荒れ模様。無事に過ぎて行って欲しいものだ。
 ひょっこり千葉のYさんが来る。隣のおばさんから貰ったと野菜を段ボール箱に一杯持ってきてくれた。四季蘭のつぼみつきを2鉢追加。荷造りしておいた注文の鉢をまとめて発送する。
 昨日一日いい天気だったが、今日から又雨続きのようだ。


2008年9月15日(月)
 一時かなり強い雨が降ったが、後は曇り勝ちの天気で暑くもなく丁度いい。植え替えにはいい季節になった。
 朝から下町のHiさん、昼過ぎからいつものKoさんが茨城から合流、近くのSuさんもやってくる。こういうメンバーが揃うと蘭の話が尽きず、寒蘭のシーズンがすぐそこまできている気分になる。川崎のHaさん夫妻も姿を見せ、欅鉢を選んでいく。注文の鉢の発送や、売約の鉢を持ち帰る人などで、はじめはどうやって並べようかと悩んだ棚が空いてきた。そこへ今日大きな鉢が二つ古鉢・がらくた市に出されて、寂しくなった場所を埋める。
 早くもスリップスに葉を齧られたのが見つかる。昨日殺虫剤をかけたが遅かった!。消毒を怠ったために折角の花芽をやられてしまわないよう、先手必勝でこれだけはやらなくてはいけない。


2008年9月14日(日)
 賑やかだった昨日に引き換え今日は静か。HPに写真をアップするのも一段落したし、植え替えシーズンに備え用土を作る。曇り勝ちだが蒸し暑い。拓也さんには注文の鉢の梱包をしてもらう。
 藤沢のFuさんが生の水苔を買いにきて、四季蘭も付き合ってくれる。その後埼玉のIさんが鉢を見に現れた。これまで鉢のシーズンはパスしていたのだが、見てしまうと欅鉢はやっぱりいい。飾っておくだけでも楽しいと鉢にも手を出すことになった。「はまってしまいそう・・・。」
 9月は花芽が出てくるし植え替えもあるしで、管理上は大切な時期。消毒も欠かせない。蘭鉢展でてんてこ舞いで、消毒が中々出来ないのが気になっていた。今日は拓也さんにコテツフロアブルで消毒してもらう。鉢の方は開幕時に集中するから、これからは少し余裕ができそうだ。合間を見て植え替えも始めたい。


2008年9月13日(土)
 午前中は何件かの注文電話で、その都度HPに(売り切れ)や(売約済)を反映させていく。
 昼前から中野のEさん、下町のHiさん、近くのSuさんが来る。売約で置いてあった鉢を荷造りしてあとはおしゃべり。やがて埼玉のSaさん、駒場のWaさん、杉並のUさん、横浜のTuさんなどが来て、鉢や本を買っていく。夕方まで盛り上がっている合間に鉢の写真を撮り、HPの中古鉢(2)を仕上げてアップした。
 通りかかりの人が杉苔を買っていったと思ったら、外人さんが水苔が欲しいという。道行く人もこの水苔の青々した気持ちよさは気になるらしく、良く足を止めて見て行く。発泡スチロールの箱にぎっしり入っているのに毎日水を欠かさず遣っているだけ。他に何も手をかけるわけではないが、この場所で実に良く育つ。これを持っていった人が「茶色になってしまってここみたいにうまく育たない」という話を良く聞くが、何が良いのかわからない。ただ毎年確実にここの水苔は調子がいい。
 三連休の初日のせいか、前の246が一日中ぎっしり詰まっている。ここだけでなく、環七も世田谷通りも「今日は混んでる〜」。ガソリン高騰、不景気と言っても出かける人は多いのだろう。


2008年9月12日(金)
 昨日HPに鉢の写真をアップしたのを受けて、メールや電話で注文がある。「どうぞかち合いませんように」と願うが、そうもいかないことがある。お馴染みさんが多いので、自分が気に入っている品を注文されると、「いい品を選んでもらって良かった」と思うが、後から同じものに注文が来ると、「ついさっき決まってしまいました」と答える方も心苦しい。鉢は同じものが無く、タッチの差で逃した無念さが理解できるだけに、「選ぶならお早めに」とお願いするしかない。注文の品を梱包して発送する。
 丹波鉢をアップし、中古鉢のページに手をつける。高知のNさんが二人連れで現れてびっくり。自分の基準で真剣に選んでいった。夕方大田区のUさんが久し振りに顔を見せる。
 カラッとした天気で外の仕事をするのにうってつけなのだが、HPの作業に追われて一日パソコンの前で過ごした。


2008年9月11日(木)
 朝晩は本当に涼しくなった。来るとすぐにパソコンに向かってHPの作業を始める。欅鉢を終わらせ、続いて小柴鉢も最後まで掲載してしまう。鉢をずらりと並べる写真集は、鉢の大きさが一目瞭然になるように同じ作業をひたすら繰り返す。一気に作業してしまわないとしばらく間を置くと忘れてしまって、次に取り掛かる時には又スタートが大変になる。今日は店は静かだったので、早く終わらせてしまおうと一日パソコンの前に座っていた。
 変わりやすい天気という予報通り、途中ザーッと降ってきた。明日は丹波鉢、中古鉢を載せていきたい。


2008年9月10日(水)
 日曜日までの土砂降りは終わってカラッとした晴天に。月・火の黒姫・妙高・戸隠あたりのドライブ旅行も、好天に恵まれて楽しんできた。今日からHPをがんばろうと決意してくる。
 晴天はうれしいが、山草など表の鉢で乾いているのが目に付く。まずそれに水をやろうとホースを伸ばしたら、成田のTさんが頼んでおいた四季蘭を持ってきてくれた。名品や観音素心など15鉢。咲いているのもあるが、まだつぼみが小さいのもある。他に小柴鉢を3鉢。これは小柴さんが低火度の素焼きまでしたのを、和田窯の薪で仕上げたもの。釉薬はかけてないのだが、土と火と薪から出る灰など、窯の中で繰り広げられる自然の作用で面白い変化が出ている。今回は試作品で小振りの春蘭鉢だけ。それぞれ全く違った色と景色なので、これは喜ばれるだろうと並べたら、Tさんが帰った後すぐに現れた埼玉のAさんが、早速一つ持っていった。Aさんは蘭鉢展初日も一番乗りだったから運がいい。四季蘭に水を遣って棚に並べる。
 この間の欅鉢優品展の写真を編集してリストと共にCDに焼き、送る。これも気になっていたことの一つ。こちらのまとめも進めなくてはならない。
 午後いつものKoさんが寄る。フレームの中を見ていて、「これ止まってないですよ」。この間葉が黄ばんできた杭州を見つけてくれたので、悪いところを切って消毒し、植え替えておいたのだが、残したバルブの方まで進行していたらしい。又開けてバック吹きでも助かればという感じで思い切って切り取ってしまう。消毒し、ぎりぎりのところは駄目もとで根巻きにしておく。
 目黒のOさん、川崎のKiさんが寄る。結局閉店して水を遣ってからようやく欅鉢を1ページだけHPに載せる。蘭鉢が丁度納まって、後はフウラン鉢。要領が悪いのか宿題が一向に減っていかない。明日は台風の影響で又雨になるようだ。


2008年9月7日(日)
 朝着いたらもう車が停まっていた。横浜のKaさんはいつも早い。次に寒蘭のYoさん、練馬のSiさん。午後から造園のIさん、町田のIさん、近くのSuさんなど。合間に欅鉢の撮影を済ませたが、電話で取り置きの申し込みがあったりして、HPに載せる頃には売り切れているのが大分出そうだ。丹波の蘭鉢も残りは一つ。勧修寺鉢はまだいくつかあるが、写真を撮ってない。
 横山さんの写真集「東洋蘭の美」が1冊売りに出たのを、只今考慮中とか。被写体のすばらしさといい、写真と印刷の美しさといい、今後ちょっと出来ないほどの写真集なのだが。
 一日中ムシムシしていたと思ったら5時頃になって真っ暗になり、まもなく土砂降りに。あわてて窓を閉めたが、雷も頭上でものすごい。
毎日帰りが遅くて、定休日も準備に追われていたから、明日はしっかり休んで妙高までドライブの予定。早朝の出なので早く帰ろうと思ったが、この雨に閉じ込められた。小降りになるのを待ちながら小柴鉢の撮影を終わらせる。
 水曜日に四季蘭の名品が花芽着きで入る予定。他に豆弁などの花芽つきも。夏に入った杭州は殆ど花がしけてしまって咲かなかったから、今回は消毒をしっかりしよう。
 休み明けからは蘭鉢のHP掲載を本格的に取り組みます。まだまだいいのがたくさん残っていますよ。


2008年9月6日(土)
 一番乗りは埼玉のAさん。いつも仕事途中の車だが、今日はスニーカーにリュックという軽装で、昨夜皆が帰ってから並べた小柴鉢を選んでいく。次に埼玉のSaさん、出版社のSuさん、下町のHiさん、長野からSaさん、香蘭会のNaさんと午前中は続々。皆素早く欅鉢や小柴鉢、中古鉢をゲットする。
 一陣が去ると午後からNaさん、川崎のKiさん、横浜のMoさんの香蘭会仲間が顔を揃えてしばらく鉢とおしゃべりを楽しむ。次に港北のHaさんが小柴鉢を真剣に、練馬のIさんは丹波鉢とそれぞれ好みのものを選んでいく。
 中国奥地の蘭会の例会がお昼にあって、お客様でそちらに入っている人達が終了後団体様でやってくる。暑いところに大勢が入って中は余計に温度が上がる。風を通していたのを閉めてエアコンをつけた。
 遅くなって若いGoさん、寒蘭をやってみたいというお客さんが来て、仕事を終えた造園のTaさんが昨日に続いて最後に現れる。欅窯展の最初からずっといいものを集めてきたTaさんは、今年もそれなりの鉢を選んで持ち帰る。まだ写真を撮ってなかったのが悔やまれるが、時間が足りないから仕方がない。


2008年9月5日(金)
 午前中出版社のOさんが欅鉢の撮影に来る。中野のEさんも出品した展示品を下げがてら、午後からの三橋さん搬入を待っている。
 午後いよいよ欅窯新作の搬入。但し、今並んでいる展示品を片付けてからでないと混乱するので、先ずはそれぞれの出品者ごとに箱に詰めていく。全部片付いてから新作の登場。いいねえ。
 横浜のTuさん、千葉のNaさん、出品の鉢を下げに目黒のOさん、近くのSuさん。三橋さんを囲んで鉢の話が尽きない。閉店後仕事を終えた造園のTaさんが駆けつけ、Eさんと遅くまで新作鉢を楽しむ。
 明日は朝一番からお客さんが来られると思うので、取りに行ってきたままの小柴さんの鉢も並べておかなくてはならない。皆が帰ってから大きな段ボールをいくつも運び込み、梱包を解いて並べていく。全部出して値段をつけ、ようやく明日の準備完了。去年だったら撮影もしていったが、今年は直前に展覧会があったからそこまで手が回らない。遠くのお客さんは一日も早くHPに写真が載るのを待っているだろうが、これから順々に撮影して載せられる頃には、又大分売約が出てしまうかもしれない。
 たくさんの高価な展示品を預かってこの一週間は気を使ったが、無事に返却できてほっとした。


2008年9月4日(木)
 朝から鉢の写真を撮り始めて最後まで完了したが、編集に合わせて組み合わせの写真を追加したりしてきりがない。撮影のチャンスは明日の午前中までなので、とりあえず何でも撮っておく。続いて鉢のサイズをすべて測って記録。明日の三橋さんの搬入時に最終的なチェックをすることに。
 午後世田谷のIさんが所属する山草会の新聞にこの欅窯優品展の記事を載せるとかで、細かい点をチェックしていく。夕方練馬のKiさんが見頃の「魚沈殿」を展示してくれる。昨日看板を完成させたが一人で取り付けることが難しくそのままになっていたのを、Kiさんに手伝ってもらってやっと掛けた。
 明日はこの展示は昼まで。午後からは展示品を片付けて土曜日からの売り物の鉢を並べなくてはいけない。明日の最終日に見るつもりの方はお早めに。
 引き取りと搬入とリスト付け合せもあって大丈夫か・・・。スムースにいけばいいが、ちょっと心配・・・。


2008年9月3日(水)
 すっかり夏の暑さが戻った。月曜日小柴さんのところに行って新作鉢を仕入れた後、千葉蘭園まで足を伸ばした。6日からの蘭鉢展に並べる鉢が揃ったが、今過去の欅鉢を展示しているのでまだ梱包のまま。とに角早く展示品の写真を撮らなくてはいけない。昨日の定休日も夕方から出てきて撮影の続きをしたが、まだやっと半分を超えたくらい。昨日は撮影と同時に看板の用意をする。デザインだけは若いGoさんが忙しい中素敵なものを作ってくれたが、印刷したり看板の形にするのはこれから。色々検討したがやっぱりずっとやってきた通り、A4の写真用紙にプリントしたものを拡大カラーコピーして張り合わせるという、手間はかかるが費用が安い方法をとることにした。プリントするのにてこずって、結局若いGoさんに来てもらい、コピー屋さんに渡すところまでして帰る。
 今朝来るときに寄ってコピーを受け取り、看板作業をしようと広げたら、中野のEさんが奥地の蘭会の女性を連れて来てくれる。一度にこれだけの鉢を見る機会はもう無いと、スケジュールの合間を縫って来てくれたもの。
 午後からいつものKoさん、埼玉のAさん、寒蘭のYoさんが寄っていく。鉢の発送を終わらせた後、暑い2階にこもって看板を仕上げる。これが完成するとほっとする。この後も撮影と蘭鉢展の値段つけ、消毒や植え替えなど仕事が目白押し。明日から又雨になるようだ。


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