Ubudの四方山話
すべて2004年のデータです。情報はすぐに古くなります。
<デング熱>
バリでデングフィーバーといっても通じません。デュマン・ベルダラとかなんとかいいます。インドネシアでデング熱が大流行してるという事前情報があったので、方々で聞いてみたら一笑されました。デングは都市部に発生しやすいようで、ジャワが危ないそうです。とりあえずUbudにはない模様なので安心してください。
<言葉>
インドネシア語ほど単純で覚えやすい言語はないですよね。勉強する気はありませんけど。今回覚えたのはサンパイジュンパ(また会いましょう)、スラマジャラン(いってらっしゃい)、スラマティンガル(いってきます)だけでした。以前から同じ言葉を2度繰り返すのは知ってましたが、パギパギで「早朝」って意味になるって聞きました。ほんとうですかぁ?!
英語でよく聞いたのはoffering(供物。チャナン?サイバン?)です。宿のCok Istri妹は毎朝57個作らなくちゃいけないって言ってました。女性はほんとうにofferingにしばられた生活を送ってますね。
Drama Gongという大衆喜劇で日本語のように聞こえるインドネシア語が流行しているそうです。その中でサククラタとタカシムラを教わりました。サククラタはポケットが平ら=金がない、タカシムラは安くする、ということだそうです。買い物するときにサククラタ、使ってみてください。タカシムラと応えてくれるかもしれません。
<ねずみ講>
Ubudには会社があまりなく、特におじさんおばさんを雇ってくれるところが少ないから、ねずみ講が流行っているようです。Amwayやハーバライフといった超大手はもちろん、HIGH-DESERTというハチミツ製品(プロポリス等)を扱う会社や、日本のサンクロレラなどが人々を巧みに操ってるようです。
私がハーバライフなんて身体に危険で問題がたくさん起きているからダメだと言っても、だって自然から作られてるから大丈夫よ、と聞く耳を持ちません。バリニーズってなんて素直なんでしょう。プロポリスが安く買いたいならMenara Homestayをたずねてみてください。
<駐車>
高級レストランや高級ブティックの前には、車の誘導員が立っています。店の前に路上駐車すると、あとでお金を払うこともあるようです。なぜ路上駐車なのにお金を払うんでしょうか。少し遠くに停めて金をケチるってワザは使わないんでしょうか(使ってるよね、きっと)。デパートやパサールなどの駐車場でも料金を払いますが、外国人料金というのが存在するようです(単なるボッタクリか?)。バリニーズと外国人が相乗りするとどうなるんでしょうか。
<カスタ>
インドでは職業そのものがカーストを現しますが、バリにはカーストによる職業の制限はないようです。そのかわり名前にカーストがすべて現れるので、ワヤンやニョマンと聞けばスードラだとすぐに分かります。アグンとつくとサトゥリアだそうです。もちろんアグンだけがサトゥリアじゃないでしょう。車チャーターしたドライバーじいちゃんの名前がプトゥ・アグンだったので、これはどういうこと?って聞いたら、昔のことだからよく分からない、というお答えでした。ウェシアにはどんな名前がつくんでしょうね。なんとなく上のほうのカーストの人しか土地をもってないような気がしました。歴史を考えれば当然の結果ではありますが。
<携帯>
ローミング携帯、何の問題もなく使えました。持っていったのはボーダフォンのものです。電波の入りも良好です。SAT-CとGSM-XLという二つのサービスが使えました。どちらが安いのか分からないところが問題です。
<マカン・シリ>
シリー(キンマ)は供物にも使われる大事な葉です。これでビンロウジュと石灰の粉を包んで、クッチャクッチャと噛むと口の中が真赤に染まります。インドではパーンと呼ばれるもので、これを宿のばあちゃんが作っていたから名前を聞いたところ、バリの言葉ではプ・チャナガン、インドネシア語ではNyirih(ニリッ)、またはストレートにマカン・シリというそうです。年寄りしか好まない嗜好品になってしまいました。
<もうけ話>
Ubudでもうけて住み着きたい人のために、私のアイデアを公開しましょう。小さいオフィスに電話を引き、バイク5台くらいと運転手(すぐ女の子にちょっかい出すようなタイプは×。信用第一)をゲットして、彼らに携帯電話を持たせます。あとはツーリスト向けに「ここに電話ください、Ubud内ならいつでもどこでもかけつけます。1回○○ルピア」のチラシをばらまきます。できれば主なWartel Mapも作り、番号をふっておくといいでしょう。あとは電話を待つばかり。1回のバイクトランスファーは5,000くらいに設定するといいのかしら。薄利多売でがんばりましょう(メータータクシーさえ進出してくれれば何の問題もない)。
タクシーネタついでにもう一つ。「NO TAXI」あるいは「NO TRANSFER」Tシャツ作れば売れると思います。歩くたびにタクシー?タクシー?って聞かれてムカつきました。ちゃんと日本人にはタクシー?、西洋人にはトランスファー?って使い分けるのがまた腹立たしいんです。
さてもう一つのアイデアは知り合ったツーリストから。ズバリ、不動産屋です。不動産情報がBALI ADVERTISERなどにポロポロ出るだけで、口コミに頼らざるを得ない状況なんだそうです。Ubudに住みたい外国人はたくさんいます。どうですか、やりますか?
インドネシアでどんなに稼いでも、一定額以上は国外に持ち出せません。どんな商売をはじめるにしても、インドネシア国内で消費するつもりでいてください。
<ATM>
世界中にATMってあるから便利ですね。特にCity Bankは一定額以上預金があれば手数料がかからないので、とても有難いです。ただし帰国後に明細を見たら、かなり悪いレートでした。ATMは土日でも稼動してますが、銀行が休みになると皆が引き出すので、お金がなくなることがよくあるそうです。きっと稼動中なのに金が引き出せないのは、中にそれだけのCashが入ってないってことなんですね。
PIN:暗証番号
CASH WITHDRAW:現金引出。これを選ばないとカード会社からのキャッシングになるので注意(海外に行くなら最低限このくらいの英語理解できるようになろうよ、日本人)
<台湾人>
パサールにのみ大量の台湾人がいました。彼らは国交の関係などで団体旅行しか許可されていないのでしょうか。おかげでタイワン?と聞かれることが多く、妙に腹が立ちました。そんな顔つきだとは思いますが。
←Ubud Columnsに戻る