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 □ 22、2台目のパソコンと・・


 2001年の杭州寒蘭展が終わった頃、突然プリンタが故障した。
年末でもあったので、すぐにエプソンに電話で修理を依頼し、とってあった箱に詰めて宅急便で送る。
そして早くも翌日の日曜日には、修理の終わったプリンタが送られてきた。
修理代6000円也。


 届いたその箱が開けられる前に、N先生が突然店に現れた。
仕事がメチャクチャ忙しかったそうで、こちらからのご相談メールを見る暇もなかったらしい。
行ったほうが早いということで来てくれたのだが、トラブルを抱えて困っていた私には後光がさしているように見えた。


 届いたばかりのプリンタの箱に目を留めて、
「アッ、プリンタ買ったんですか?」
「いえ、故障して修理に出したのが戻ってきたんです。」
「プリンタなんて修理するより買ったほうが安いですよ。
それに今のプリンタはずっときれいですから。」
昭和1ケタの社長と2ケタの私は、買ってからわずか2年半のものを修理するのは当たり前と、そのときは思っていた。


 久しぶりにN先生にパソコンにさわってもらったが、かなりいけない状態らしい。
起動も終了も遅くて、
「えーっ!このパソコンおかしいですよ。
白石さん、よくこれで我慢してやってましたね。」
と言われてしまった。
ダウンロードができない点は、やはりだめ。
「僕ならすぐに再セットアップします。」

 一緒に来ていたN夫人が、
「これはもうだいぶ古いですよ。
今のパソコンはもっとずっといいですよ。
どーんと新しいのにしちゃったら?」


 11月にWindows XPが出たばかりで、話題になっていた時だ。
少し前に、予約してXPに買い換えたという話をお客様から聞いたばかり。
NECのワイヤレスで、「早くて画面はきれいで」、とうらやましがらせてくれたところだ。
N先生も、
「2年半前のWindows 98と最新のとでは、これくらい違います。」
と、手を上下に目一杯広げてみせた。
パソコンの世界は、ドッグイヤーというが、これは相当に古いということらしい。


 初期化して、2年半前の状態に戻すか、最新のXPに買い換えるかという話になった。
そばで聞いていた社長も、現状のまま放置することはできないことはわかってくれたみたい。
初期化するとしても、ああして、こうしてと話は面倒なことになってゆく。
N先生も仕事が忙しくて、そうそう時間をとってもらうわけにはいかない。
そこで社長の発したひとこと。
「一番簡単な方法はどれですか?」


 「一番安上がりの方法は?」と聞かなかったのが運の尽きだった。
答えは簡単、
「新しいパソコンを買って、データを移すこと。」
これで決まった。
「じゃあもう新しいのを買うことにしましょう。」


 N先生にデータを移す作業をやってもらうにも、30日まで仕事があって、体が空くのは31日の大晦日しかないという返事だ。
「来ていただけるのならいつでも出てきますから。」
大晦日はちょっとなどと言ってはいられない。
自分一人でやったら、どれだけ時間がかかるかわからないし、できるという保証もないのだから。


 31日に来てもらうことにして、それまでにパソコンを買ってくることになった。
店主の好みで今度もバイオ。
機種は一任されたが、パソコンショップを何軒か回って、PCV-LX53/BPにすることに決めた。
最新のペンティアム4だ。


 今までのバイオはテンキーがなかったが、今度のはテンキー付。
キーボードが少し幅広くなってこれまで使っていた台では間に合わなくなり、この際パソコンデスクも買うことになった。
暮れも押し詰まった12月28日、店内の大掃除をしている最中に、車に積んで買ってきたパソコンと組み立て式デスクの箱を運び込んだのだった。

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