ホームページ大作戦

 □ 11、いったい誰が見るのか?


 ホームページを無事アップして次の問題は、これをどうやって皆に見て貰うかということだ。 
自分達だけで見て喜んでいたんじゃしょうがない。
そこで、メールアドレスとURLを印刷して、お客様にも用事で来た人にも、片っ端から渡すことにした。


 ところが蘭をやる人は、どちらかといえば年配者が多いから、予想通り
「いや、私はパソコンはさっぱり・・・」
と言う人が結構多いのだった。
「やっぱり!」
とやな予感。
それでも、
「私はやらないけど、息子ができる」
という人もいて、
「じゃあ、息子さんに出してもらって見て下さい。」
とお願いした。
検索で出ないのだからこれしかないが、これでは今までのお客様に見てもらうだけで、少しも広がらない。
店に来られない人に見てもらわなければ、ホームページを出した意味がないのだ。


 それに、作成中是非入れたいと思ったアクセスカウンターは、東急CATVがそのサービスをしていないということで、つかないのだった。
これでは、一体見ている人がいるのかどうか、さっぱりわからない。
「お問い合わせはメールで」などと書いたが、何のお問い合わせもある筈がなかった。
(当たり前だ!)


「誰もホームページをやっていることを知らないんだから、しょうがないですね。」
「広告とか展示会の案内状とか、機会あるごとにURLを載せましょう。図々しく!」
「それにしても、カウンターがないと、さっぱり手ごたえがなくてつまらないですね。」
「でも、ついているのに、ちっとも数が増えないというのもかえってさみしいし・・・」
などと二人で慰めあうのだった。


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