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2020年8月30日(日)
 今日の東京は36℃の猛暑日になった。外にいるのは危険なほどの暑さだ。しかし暑かった8月も明日が最終日。9月になればさすがに涼しくなるだろうと期待するしかない。
 玉花蘭がもう1鉢咲いていた。根巻きのままで開いたので鉢に植える。水苔植えだった「翠荷仙」も開けて砂植えにする。外の作場に置いてあったから水苔の劣化も激しい。玉花蘭や素心蘭などは花がつかないと棚下でそのままになってしまうが、今年は植え替えてきれいになった。
 帰り際に水をやっていたら、去年買った杭州の「愛宕」に花芽を見つけた。いい新芽も出て花芽もついて優秀だ。


2020年8月28日(金)
 今年は8月1日にようやく梅雨明けで、7月一杯は極端に日照時間が少ないという異常気象だった。ところが今夏東京の猛暑日は、統計開始以来最多タイの10日という事になった。短い夏の間にそれほど猛暑が多かったという事だ。今日も都心は猛暑日。ここへきて短時間だが突然の豪雨があったり天気が変わりやすい。
 店に来たら店内に入れておいた玉花蘭が開いていて、甘い香りが広がっている。花は華やかではないが香りで気がつく。咲いているものが少ないこの時期に咲く蘭は貴重だ。


2020年8月26日(水)
 東京の気温はやや抑え目になったが、まだまだ猛暑が続く地方もあるようだ。しかしもう最後のひとがんばりというところだろう。当店もこんな夏休み状態は今月一杯で、9月からは通常の営業になる。しかしコロナウィルスの方は下降線を辿っているとはいえまだ続いていて、秋からどんな状況になるのか見通しが立たない。確信が持てないままやっていくしかない。
 作場を見ていたら、杭州で1鉢花芽?というのが見つかった。他のよりぐっと早く新芽が出てもうずい分高く育っている。杭州でも殖えるタイプだろう
 外の棚下で四季蘭のつぼみが見つかり、ラベルを見ると「翠荷仙」だった。この間札落ちの鉢を中に入れたが、そちらは玉花蘭のようだ。秋蘭は蕾が見つかってからあっという間に咲くから、近いうちに花を見られるはずだ。
 ニオイエビネの古い品種「紫聖」の葉が焼けたように黒くなっていた。軟腐ではなくカサカサとして色が変わっている。その部分を切ったが作落ちは必至だろう。近年の猛暑はえびねにとっても厳しい。


2020年年8月23日(日)
 ゆうべは久し振りの雨で、東京でもところによっては叩きつけるように降っていた。そして今朝は予報通り猛暑が一段落した。朝から強烈な陽射しが照りつけていた昨日までと変わって、今朝は曇りがちでエアコン要らず。30℃はこんなにも涼しいのかと驚く。週間予報を見てもすごい猛暑は去ったようで、日中は気温が高くても朝晩は秋の気配という事になりそうだ。
 しかしこのほっとした時期から蘭のすっぽ抜けが始まるからよくよく注意して見ないといけない。今日の見回りでは九華が1条すっかり葉が黒くなっているのが見つかった。軟腐ではなく焼けてしまったような色だ。紫秀蘭でも後ろの葉がかなり落ちたのがあって、生の水苔で根巻きにする。花を見てない杭州寒蘭の寄せ植えは、1株づつ分けて根巻きに。ようやく動ける気温になって、する事がたくさん出来た。
 帰り際に水やりをしていたら、外の棚下の秋蘭につぼみが見つかった。札落ちなので咲いて見ないと何だか分からないが、この時期花がないので楽しみ。


2020年8月21日(金)
 今日も猛暑日。東京の最高気温は37℃だそうで、途中ちょっと外へ出たら頭がボーっとするほどの熱風だ。オーブンの中にいるようなという言葉がぴったり。この危険な暑さは明日までで、日曜日以降はまともな暑さになるというから、早くその日が来ないかと楽しみにしている。店の中だけはエアコンがついているが作場は扇風機だけなので、ここで無理は出来ないと今日はエアコンの効いた店内で過ごす。
 我が家の庭のキレンゲショウマは、何本も花が上がって次々と咲いているが、店のは鉢植えなので、つぼみがついたものの中々咲かない。これが咲いたら撮りやすいところに持って行って撮影したいと思っているが、この暑さの中で咲けるのかどうか。


2020年8月19日(水)
 東京23区の熱中症による死者数が100人を超した。エアコンをつけっ放しにするのは勿体ないとか、地球にやさしくないとか考えるのはアウトで、一日中エアコンをつけているのが正しいらしい。我が家でも一日中エアコンが動いていて、請求される電気代の数字が恐ろしい。店のエアコンから水が漏れて写真の背景紙が濡れてしまった件は、昨夜業者が来てくれてあっという間に直してくれていた。故障とも言えない程度の事で、知っていれば自分でも出来たかもしれない事だった。どうなっているのが正しいのか全く分かっていないのだから、本当に情けない。あと10日もすれば朝晩は秋の気配を感じられるようになるかもしれないが、
 昔の写真の問い合わせがあって、パソコンの写真ファイルを探す。写っている人たちが皆若い!。店主をはじめ今は故人となられた方も何人かいて、ずい分年月が経った事を思い知らされる。古い写真は懐かしくて、思わず時間を使ってしまった。
 作場を細かく見ていたら、寒蘭の新芽が1鉢黒くなっていた。東洋蘭用土が無くなっていたので、この間洗った砂を混合して先ずは土を作る。すっぽ抜けの寒蘭は鉢を開けて新芽の部分を切り落とし、トップジンMペーストを塗り込む。新しい用土で植え込んだが、何とかうまく収まってくれるといいが。
 作場は中も外も水やり。すっぽ抜けの寒蘭を開けた時、根はイマイチで乾きすぎの感じだった。水は多めの方だと思うが、やはり乾き過ぎは良くない。


2020年8月16日(日)
 浜松市で40.9℃の最高気温が記録されたらしい。あまりうれしくない新記録だ。東京は35℃だというが、道路の上はもっと高温になっているだろう。注文の書籍を送るために郵便局まで出かける。
 洗った用土を干しておいたのは良く乾いている。外の植物もからからになっている。こんな高温ではデリケートなものは持ちこたえられないに違いない。ニオイエビネの小苗が一つ溶けてしまっていた。夕方早めに全面的に水を遣り、殺菌剤、殺虫剤に液肥も混ぜて散布する。
 部屋に戻ったら、机の後ろの撮影用グラデーションペーパーの上に水が垂れている。その上に設置してあるエアコンから水が落ちていたのだ。急いでエアコンを消して水を拭き取る。こんな時期に修理など来てもらえるのだろうか。
 帰る支度をして外に出たら雨がパラパラと落ちている。今まで雷雨に合わずにラッキーだったが、東京は傘マークがついているから波乱含みだ。


2020年8月14日(金)
 ここ数日ゲリラ雷雨が各地を襲っている。ニュースで見る映像はものすごくて昨日はスカイツリーにも落雷した。今のところ白石は幸い遭遇しないで済んでいるが、いつどこに落ちるか分からないというのが不気味だ。落雷による停電も起こっていて、熱中症の危険が言われている時期に、エアコンも扇風機も使えないとなったら命に係わる。このところの異常な暑さが原因だというから、まだしばらく続くのだろう。
 店に着いて先ず外で砂を洗う。ザルに分けてどんどん水を流し、最後に流しできれいに仕上げをし、排水溝に溜まった微塵を取ってゴミ袋に捨てる。他に何かうまい方法が無いかと思ってしまうが、ここではこれしかないようだ。洗った土を干す事に関しては今は最適だ。
 今日は水やりは止めにして、えびねの葉ダニ対策の薬剤を散布する。


2020年8月12日(水)
 とにかく暑い!!。昨日の国内最高気温は、群馬県で40.5℃というとんでもないものだった。今日は昨日に比べて2度ほど低いが、それでも猛暑には違いない。異常に梅雨が長かった分を取り返そうとするかのようだ。
 大体1日おきに店にくると、このところの猛暑に鉢が乾いている。水やりをどうしたものかと迷うが、カラカラにに見えるし、明日は来ないので結局水をやってしまう。水やりが終わって濡れている時に来られたWさんは、「どんなに乾いていても1週間の間隔は守る」派だ。天気、気温、風などの影響で乾いていても湿っていてもそのペースを崩さないという。どっちがいいか又迷う。
 帰り際に、風蘭で植え替えが残っていた数鉢を植え替える。少しなので、作場の流しのところで立ったまま植え替え。これでようやく風蘭は終了した。金曜日からは土を洗って干す作業に取り掛かるつもりだ。
 大気の状態が不安定で、ところにより雷雨の予報が出ていた。夕方ここでも小雨が降ってきたが、大雨にはなってない。東京でも場所によっては土砂降りだという。帰るまで天気がもってくれるとありがたい。


2020年8月9日(日)
 7日の金曜日は立秋だった。今年は梅雨明けが遅かったから、ようやく夏が来たと思ったらもう立秋と聞いて驚いた。しかしながら今日の東京は35℃の猛暑日で、気象庁は熱中症への注意を呼び掛けている。立秋過ぎたら残暑という事になるのかもしれないが、当分は危険な猛暑が続く模様。
 明日は山の日で三連休の中日だが、店に来る途中の国道246は、反対の下り車線が渋滞していた。今年は学校の夏休みは短いから、コロナを警戒しながら遊びに行く計画は誠に忙しいだろう。
 今日は店に着いてすぐ風蘭の植え替えを始め、夢中でやって5時過ぎには一応予定したところまで終わった。道具を片付けて汚れた机や床を掃除し、内外の作場全体にサッと水を遣る。外の水やりをしている時、まだ風蘭の鉢が残っているのを見つけた。やっと終了かと思ったが水曜日に又やらなくては。早く終らせて次の仕事にかかりたい。


2020年8月7日(金)
 今日も全国的に熱中症アラートの気温だ。朝からカーっと強烈な日差しが照り付ける。店ではやはりエアコンをつけながら窓を開けている。
 店に着いてから気がついたのだが、白石の個人スマホが不具合で、電話とSMSが使えなくなってしまった。スマホを再起動してみたが使えるようにならないので、サポートに電話して見てもらう予約を取った。10日ほどは電話もSMSも使えない状態で不自由だが、LINEとメールはOKなので何とかこれで凌ぐ事にする。こういう機器に弱いと全くどうしようもない。
 「園芸JAPAN」9月号が入荷した。セッコク特集なので思わず手に取って見てしまった。スマホのトラブルへの対処もあって、風蘭の植え替えには手をつけられず。
 コロナ感染者数は確実に増えてきている。軽症者が多いのだと思うが、やはり不気味だ。


2020年8月5日(水)
 覚悟していた事だが、梅雨明けと同時に猛暑がやってきた。日本列島は北海道まですべて30℃超え。名古屋は体温並みの気温を記録している。エアコンをつけないで過ごすのは危険というレベルだ。コロナ対策として換気が必要なので作場との間のサッシを開けているが、同時にエアコンもつけて仕事をしている。
 この間印刷できなかったプリンターを見てもらったら、機械の不具合ではなく接続の問題で、プリンターはそのまま使えると聞いて安心した。8月の営業日の印刷を何度も試みて駄目だったのをプリントしておいてくれたので、入り口の表示を8月のに入れ替える。
 今日は風蘭の植え替えの続き。又もや机周りは水苔の屑だらけになって、終わってから掃除機をかける。植え替えはまだ終わらず、来週中には何とか完了したい。その後は秋の植え替えに備えて蘭の用土を出来るだけ洗っておかなくては。
 作場は中も外もすっかり乾いていて、帰りに全面的に水やりをする。蘭の新芽はどれも順調に伸びてきているようだ。


2020年8月2日(日)
 関東は昨日8月1日に梅雨明けした。今週は晴れの日が続いて、ジメジメからやっと脱出できそう。熱中症の心配はあるが、今は取りあえず久し振りの太陽がうれしい。
 お客さんが見える予定があって、早い時間に水やりをする。ついでに外の作場の棚下に置いてある鉢を出し、枯れ葉を掃除する。レンゲショウマなど日陰の植物を棚下に置いて、カキランを日が当たる方へ移すなど外の棚を片付ける。
 お客さんが見えて蘭の植え替え。Iさんから電話があって、「買いに行きたいけどコロナがあるからちょっと行けない」という話になる。東京都の感染者数に関する連日の報道を見ると、誰でもそう思うはずだ。白石は今一日おきに神奈川から東京に来ているが、自宅と店の間を一人で往復していて、店の中はほとんど一人かせいぜい二人。入り口のサッシは開けてあるし、アルコール消毒液もある。マスクもして三密の要素もない。自分としては気をつけながらも大丈夫だろうと思っているが、他府県から見ると東京は危険地帯という感じなのだろう。
 入り口に掲示してある今月の営業を、8月のものに交換しようと印刷を試みるが、プリンタの調子が悪くて印刷できない。再起動したり色々試してもダメだったので自宅で印刷して来る事に。しかし今後もプリンタは使うから、何とかしないといけない。結局今日は風蘭の植え替えには全く手をつけられなかった。もう8月だから今月中に終わらせたいが、週3日で短時間では終わるかどうか心もとない。


2020年7月31日(金)
 昼から日が出て来た。関東の梅雨明けも一両日中というところまでようやく辿り着いた。長い梅雨だった。
 先送りしてきた風蘭の植え替えにとりかかる。蘭の植え替えは結構好きだが、風蘭はちょっと気が重い。植え替えている途中で長い水苔が足りなくなりそうだったので、新しい5Aの水苔を戻しておく。明後日植え替えの続きをする事になるが、机の上でやっていると周り中細かいカスが散って悲惨な状態になる。適当なところで終わりにして掃除機をかけるが、細かいカスが取り切れずキーボードの隙間にも入っている。まだまだ手をつけたところなので、しばらくこの状態が続く。
 風蘭の「白短冊」が少し遅れて花が咲いた。他の花は終わってしまったので今咲いているのはこれだけ。何度も撮影にチャレンジしているが、白一色の花は全体が光ってしまってうまく撮れない。光の角度を色々変えても駄目なので、いつもの机の上で逆光で撮影。もうなすすべがないのでこれで諦める。

2020年7月29日(水)
 相変わらず太陽が顔を出さず大変涼しい。今年の関東の梅雨明けは8月に入ってからというのが確実になってきた。冷夏で米不足の騒ぎがあったのが1993年で、タイ米を買わないと白米を売ってもらえないという事態だった。最近の極端な日照不足は野菜にはすでに影響が出ているが、あの年のようになるかは梅雨明け後の天候にかかっている。猛暑は勘弁してほしいが晴れてくれないと困るのも確か。かつては水不足で、ホースで植物に水をやるのも気が引けるような年もあったが、今年は水によって苦しめられる。こればかりは人間の力が及ばない。今は又東北で大雨が続いている。
 蘭の新芽はかなり出揃ったが、新芽が出なかった寒蘭を開けて植え替える。えびねは茶色く枯れこんだ古葉を切って、少しでも風通しを良くする。まとめて葉を切るときにはハサミの消毒にレンテミンを使う。10秒ほどハサミの刃を浸しておけば使えるようになるというので、小ビンに取った原液に1回ずつ浸ける。普段はリン酸三ナトリウム液に何本もハサミやピンセットを浸けてあるが、たくさん切る時は間に合わないので、状況に合わせて両方の薬品を使い分けている。


2020年7月26日(日)
 朝のうちは激しい雨だったが、昼前には日が出て青空に。午後からは時折雨が落ちたり日が出たりと本当に目まぐるしく天気が変わる。只今午後4時半。まだ太陽がまぶしく輝いている。家に着くまで晴れているといいが。
 蘭の新芽がずい分伸びてきて、早くに芽を出した「蕩山荷」などはすっかり一人前に近くなった。杭州も全体的には新芽は良く出た方だと思うが、勿論出ないのもある。期待しているものに出てくれるとこんなうれしい事はない。


2020年7月24日(金)
 相変わらず梅雨空が続いている。九州あたりは又線状降水帯などと言っているようで、降り続く雨の被害が出なければいいが。東京は曇りがちで時折ぱらつく。
 店の入り口外に手指の消毒用アルコールジェルを置く適当な台を探していたが中々見つからない。外に1個掛けの鉢掛け台が大量にあるのに目をつけ、これを利用できないか?。昨日の休みにホームセンターをあちこち回って、ようやく3件目で台にする小さな板や桟を買えた。外に置くので落ちたりずれたりしないよう、板の裏側に細木でストッパーを取り付け、これで大丈夫という即席の台が出来た。今日車で運んできて入り口脇に設置。スチールの掛け台を積み重ねているので高さ調節は自由だし、風で倒れる心配もない。園芸店だから蘭掛けを置いても不自然ではないだろうと、一応自己満足の出来栄えになった。貼り紙を印刷して取り付け、店に来たら外に出して、帰りに中に仕舞うという事で一件落着。店内にもアルコールスプレーを置いてあるので、どちらでもどうぞ使って下さい。
 昨日から世間は4連休。行楽各地の人出の様子をニュースで盛んに伝えている。感染予防のための色々な対策をとっての行動だろうが、昨日の新型コロナ感染者数は、東京は勿論全国的に過去最多になってしまった。1週間前の結果が今出ているのだから、この4連休の結果は1〜2週間後に現れる。恐ろしい事になっていない事を切に願う。
 お客さんが来て日中はしばらくおしゃべり。山草類は蘭のように花が長くもたないから、レンゲショウマも次々と終わっていく。閉店後全面的に水やり。


2020年7月22日(水)
 今日も朝のうちははっきりしない天気。横浜で大雨などと言っていたが、幸い雨には会わず昼からは薄日が射してきた。記録的に長かった梅雨も明ける日が近いのか。週間予報ではまだ曇りがちの予報。日照不足が蘭の出来に影響しなければいいが。湿度が高く蒸し暑いので、初めて冷房を入れる。
 作場を見ていたらニオイエビネの古い自然種「華清宮」の新芽が軟腐を起こしていた。すぐに鉢を開けて腐ったところを切り落とす。横に真っ白の芽が出ていたので株を整理して消毒し、生の水苔で植え込んだ。要観察だが何とか頑張ってほしい。
 日曜日に悪戦苦闘したレンゲショウマの発送だが、手違いがあったものの無事に配達されたそうだ。こんなデリケートな花付株がちゃんと届いた事に自分でも驚く。発送は一つ一つ状態が違うから、こうすればいいという正解が無い。状況に応じて無い頭を絞って無事に届きますようにと工夫する。長い間には色々と失敗もあったが、それが次に少しづつ生かされてきたのだとするとうれしい。
 店内に入ったところに設置してあるアルコール消毒液スプレーとハンドジェルを、一つは外の入り口に置いた方が分かりやすいかと、設置する台を探しにホームセンターを回ったが、中々適当なものが見つからない。用意できるまでの間、取りあえずそこにある傘立てを利用して台にし、ハンドジェルを外に置いてみた。営業中の札の前だから気がついてもらえるだろうか。しばらくはこれを改良してやってみようと思う。


2020年7月19日(日)
 朝のうちはジメジメした暗い空だったが、昼前には日が出て来た。実に久しぶりの太陽に感激。そのうち気温が上がって「梅雨明けか?」という感じになったが、実際はまだまだだろう。日曜日にこんないい天気になるなんて分かっていたら、それなりの計画をした人もいたろうに。いずれにしても太陽が出るとうれしい。
 Mさんから「レンゲショウマを送って」と電話があり、2本花茎が高く上がった重い鉢植を梱包する事になった。えびねを花付きで送るために注文した段ボールが丁度いい大きさだったので助かったが、細くて長い花茎を固定するのが難儀な作業。たくさんついたつぼみが揺れてぶつからないように、支柱を余分に立てて紐を縦横に回した所にしばりつけて倒れないように。すっかり梱包に時間がかかってしまった。格闘している時に花が1輪散ってしまったりして、レンゲショウマの梱包は、いつも頭を悩ませている蘭の梱包以上の難物だった。うまく丁寧に運んでくれるといいが。
 久し振りの上天気に顔を見せてくれる人も久しぶり。欅鉢を持って来てくれた人がいて、ウチョウランや小型野生ラン用の鉢が7点入荷してありがたい。「園芸JAPAN」を買いに来た人もやはりいい天気だからこそ。夕方遅くなって集荷にきたヤマト運輸に段ボール箱を渡すとようやく一段落した。店に来る前にスマホ用のスタンドを買ってきたのだが、パッケージを開ける時間もなかった。
 日が出るとやはりえびねなど乾いていて、閉める前に水をやる。今年は杭州の新芽が2本出ている鉢がたくさんある。新芽を休む事も多い杭州だが、あちこちで2本出ているのはどういう作用だろうか。作上がりして力がついているのならうれしいが、そうは問屋が・・・。


2020年7月17日(金)
 東京は7月2日に晴れて以来太陽が顔を出さない。昨日も今日も暗い雨空で洗濯物は浴室乾燥。新型コロナの感染者数は過去最高を更新し続けている。唯一の明るいニュースは藤井7段が歴代最年少で棋聖戦タイトルを獲得した事。こんな17歳がいるなんて驚くと同時に頼もしい。
 雨続きで雑草がぐーんと伸びている。小やみになったところで通路の草取り。たちまち袋に一杯になる。
 杭州の新芽が伸びてきて、もう目を凝らさなくても分かるようになった。新芽の先が白く抜けるのを、まだ尖っている時に写真に撮っておこうとずい分シャッターを押したが、中々小さな先端をシャープに撮るのは難しい。店内、作場とあちこち場所を変えて挑戦したがうまくいかない。「きょうのショット!」は仕方なしのショット。最後にトライした作場での1枚だが、シャッターを押した直後に育成灯が消えた。自動で消灯するのでもはやこれまで。そのうちどれかの鉢で、葉の先端が白く光るところをうまく撮ってみたい。
 蘭やエビネの花付を良くする液肥を作場全体に散布する。閉店後ニュースで神奈川も警戒アラートを発動したと知った。毎日神奈川から東京へ通っているのだから、どちらにしても警戒、警戒!!。ずっと前からアルコール消毒スプレーとジェルを店のドアを開けたところに用意しているが、中々気がついてもらえない事が多い。店の外の入り口に置いた方がいいかと思うが、どうすれば邪魔にならずに、分かりやすく設置できるか、ホームセンターを見て回りながら悩んでいる。


2020年7月15日(水)
 ずっと雨ばかり続いている。しとしとと梅雨らしい降り方でかびが生えそうだ。涼しいのが助かるが、カラッとした天気はしばらくは望めそうもない。
 Uさんが見えたり、レンテミンの会社の人がきて話をしたり、問い合わせメールに返信したりで、ほとんど室内で過ごす。Uさんが見せてくれたセッコク大株の写真が実に見事。「こんなになるの?」と思うほど巨大な花のかたまりだ。こうなるまで大株にしてみたいが無理だろうな・・・。
 レンゲショウマがいくつか咲いてにぎやかになってきた。花もちがいいし、順番に咲いてくるのでしばらく楽しめる。風蘭は「白短冊」がまだつぼみ。
 日が暮れるのが早くなってきた気がする。天気が悪いせいもあるだろうが、夕方にはずい分暗くなって驚く。コロナ感染者のカーブが上昇していて、毎日拡大が止まらない。このままでは済みそうにない気配になってきた。


2020年7月12日(日)
 昨夜我が家の方はすごい雷雨になった。ひっきりなしにピカピカと光って実に落ち着かない。朝からは久しぶりに陽が射して洗濯物を外に干す。
 コロナウィルス感染者はこのところ連日200人を超えている。世の中が動き出してプロ野球もJリーグも観客を入れて試合をするようになった。自分としては週3日車で店に出る以外は特に外出をしないので、自粛中と全く変わらない。
 そんな中の楽しみは色々な花が咲く事。今我が家の庭では春の花が終わってホタルブクロとキレンゲショウマが咲いている。店のキレンゲショウマはまだつぼみが固いが、自宅のは地植えだから大きくて勢いがいい。見た目はきれいなのだがこれをスマホで撮ろうとすると、外では風があって長い花茎が揺れるし、全く透明感がない肉厚の花弁に光が反射して、思うように撮れない。何本も花が上がっているので、切り花にして室内で撮れば何とかなるのだが。
 店に来たらレンゲショウマが2鉢開いていた。この透明感のある花は本当に好きなのだが、これも写真に撮るのが難しい。俯いて咲く長い花茎を、高い台に載せて下から撮るので、ぶれないように構えるのが大変。この撮影にずい分時間を使ってしまった。今度スマホを固定する道具を探してみよう。


2020年7月10日(金)
 東京は時折小雨がパラつく曇り空だが、西日本を中心にまだまだ大雨警戒が続くらしい。1か月分の雨が1日で降るようなとんでもない豪雨が早く終わって青空がやってこないと、復旧への作業も進まない。コロナの最中にこんな事が起こるなんて・・・。
 ウィルス用殺菌剤「レンテミン」の会社の人が、今日は二人でやってきた。今は週に3日しか店を開けないので、この間は閉まっている時に来られて失礼してしまった。ニオイエビネで有名な伊東のAさんのところにも行っているので、話が出たとき「奥様のR子さんの訃報をご存じですか?」と聞いたら、知らなくてびっくりしていた。今は人が集まる事を避ける状況だから、情報がないのは仕方ないかもしれない。
 HPの「きょうのショット!」バックナンバーがようやく追いついてきた。後は「朝・昼・晩」のバックナンバーを整理しないといけないのだが、こちらは容量に影響が無いので慌てなくてもいいだろう。風蘭が次々と咲いてきたので、植え替えるのはもう少し暑くなってから。砂を洗うにも雨ばかりで不適当だし、何だか急に余裕が出来た。蘭の新芽を丁寧に見ると、「出てる出てる!」。ちょっと安心した。表のレンゲショウマのつぼみが色づいてきたのが楽しみ。


2020年7月8日(水)
 台風が来たわけではない。梅雨の雨だ。それがとんでもない大災害になって、線状降水帯の恐ろしさを思い知った。九州豪雨は熊本、鹿児島から福岡、長崎へ。それが岐阜、長野に移動して広い範囲で河川が溢れた。関東平野に住んでいると、山と川に挟まれて住宅が立ち並ぶ状況は中々見られないが、こんな事が無ければ自然が身近にあって魅力一杯のところの筈。一瞬にして変わり果てた光景に言葉を失う。
 避難勧告と言っても安全なうちに避難するという判断が実に難しい。その地に代々住んでいて、「これまでここは大丈夫だった」という経験が邪魔をする事もあるだろう。まだ天気は安定しないし、気象そのものがずい分変化しているようだ。梅雨末期の集中豪雨がどこで起こるか分からず他人事ではない。
 風蘭の花が着いたのをまとめておいたら、今日は「翡翠」が開いていた。写真を撮ったが、風蘭は花が小さい上に色のメリハリが無く、撮影が困難な花の一つだ。何度撮ってもピントが合わず、撮りなおしを繰り返す。今日配達された「園芸JAPAN8月号」には風蘭がたくさん載っていて、さすがに本格カメラの写真は違うが、白一色の花はやはり難しいと思う。閉店後全面的に水をやる。


2020年7月5日(日)
 昨日一日中流れていた熊本水害の映像には息をのむ。球磨川が氾濫して大勢の人が犠牲になった。どれだけ科学が発達しても、自然の力の前には人間はあまりにも弱い存在だと、毎年思い知らされる。被災された方々にはお見舞い申し上げます。
 東京も不安定な天気で、午前中は急に雨が降ったりしていたが、午後には明るくなって時折陽が射してきた。しかし線状降水帯による大雨警戒はまだ続いているようで、西日本だけでなく東日本も安心してはいられない。今日は満月だそうだが見られるか微妙だ。
 いつも寄ってくれるMさんが久し振りに顔を見せる。コロナ自粛中体調を崩して入院していたという。病院の方は人が少なくて空いていたそうだが、このところ東京のコロナ感染者は劇的に増え続けている。今日は都知事選。白石は神奈川県人なので投票はないが、店は東京都なので無関心ではいられない。
 5月分の「朝・昼・晩」バックナンバーを作り終える。ついこの間というところまで辿り着いた。少し気持ちに余裕ができて、作場の蘭を丁寧に見て回る。杭州も中国春蘭、奥地蘭も日本寒蘭も大体新芽が出揃って安心する。蓮弁蘭は比較的早く出るのに、知らん顔で心配していた「雲上童子」が、2鉢とも新芽が顔を出していた。えびねも今のところは調子いいようだ。ほっとして、全体的に活力剤を散布する。


2020年7月3日(金)
 昨日は良く晴れて洗濯日和だったが、今日は雨模様の梅雨らしい天気に戻った。このところ新型コロナは感染者が増えて連日100人を超えている。自分の生活スタイルは自粛の時と全く変わらないのだが、やはり世の中の雰囲気は変化しているのだろう。この辺で何とか食い止めないと先が見えないのではないだろうか。
 風蘭の最初に「東天紅」が咲き始めた。植え替えてないので根が暴れていて、梅雨が明けたら植え替えるつもり。杭州寒蘭の新芽がかなり出揃ってきてほっとする。


2020年7月1日(水)
 線状降水帯という言葉をよく聞くようになった。東海地方を中心に災害級の大雨が警戒されている。箱根の芦ノ湖が増水して道路にまで水が溢れている様子をニュースでやっていた。梅雨末期にゲリラ豪雨というのが定番だが今はまだ梅雨半ば。これから台風もやってくるし、今年は大雨の被害がない事を願いたい。
 今日から7月。店の入り口に掲示している「営業日のお知らせ」を7月のものに作り換える。東京の日中は時折細かい雨が降る程度で曇りがち。今晩が大雨警戒と言っているので、今日は遅くならないように帰ろう。
 ウチョウランの花は大体最後の方だが、風蘭にいくつか花がきていた。中の作場に置いてあった時はほとんど花が着かなかったが、外に出したらやはり明るさが違う。風蘭の植え替えが中々間に合わなくて、寒蘭、春蘭、奥地蘭、エビネと続く時期は忙しくて風蘭の植え替えまでやっていられない。以前は真夏にやっていたが、夏休みになってしまうので大概時間切れで全部は終わらない。今年は心して残った分を植え替えたい。そのためにはHPのメンテナンスを出来るだけ早く終わらせる必要がある。ようやく3月まで出来たのでもう一息だ。


2020年6月28日(日)
 午前中はガラスを打つ音もすさまじい猛烈な雨。これではフルワイパーで運転しづらいなと心配になる。第一瀬田のアンダーパスは大丈夫か。気象情報では各地に大雨警報が出ている。しかし昼前に突然雨が上がって、空が明るくなってきた。家を出て店に向かう途中は所々弱い雨が残るものの、日が出ているところもある。いいタイミングで天気が回復して良かった!!。
 店に着いて蘭関係書籍の棚を整理する。雑誌を古い順に並べて、同じものが余分にあるのは処分する。HPはバックナンバーの続きを作る。1か月分を作り、アップロードして削除するべきファイルを削除するともう閉店時間だ。
 斑入りレンゲショウマのつぼみがずい分膨らんできた。去年は12月に咲いて驚いたが、今年はまともな時期に咲いてくれるか・・・。
 東京はコロナ新規感染者の増加が止まらない。全国的には落ち着いてきている感じなのだが・・。プロ野球が開幕し、東京ディズニーランドもチケット販売が始まった。飲食店も遅い時間まで営業するようになった。人が動けばウィルスも動く。難しい問題だ。


2020年6月26日(金)
 初め曇りがちだったが日が射して蒸し暑くなった。杭州等の新芽はずい分顔を出してきてうれしくなる。
 HPの「きょうのショット!」バックナンバーの作業を進める。写真を小さくして2020年1月までようやく来た。新しく作ったページやファイルをアップロードするのはそれほど手間がかからないが、サーバーにアクセスして上がっているファイルを削除する作業に時間がかかる。ファイル数が多くなっているので、半角英数のファイルの中から目的のものを探して選択していく。以前に作業した時に間違えたのか、時々「あれっ!」というのもある。必要なファイルを削除してしまうとネット上の写真が「×」になってしまい、それを修正するのに又手間がかかる。慎重にファイルを選択していって全部まとめて削除しようとしている途中に、支払いの用事が飛び込んだ。用事が済んでHPに戻ると接続時間切れになって選択したのが元に戻っていた。消去の作業を終えてネットにつなぎ、「×」になっているところがないか、リンクも正しくできているかをチェックする。目がショボショボするような作業だ。集中する必要があるので、忙しいシーズンにはとてもできない。早く最後まで到達して他の仕事にも手をつけたい。

2020年6月24日(水)
 朝のうちの小雨が上がって日が出てきた。昨日の朝も細かい雨から日中は晴れ、又夜は雨になった。今夜も降る予報なので、昼間は晴れて夜は雨というパターンの梅雨だとありがたいのだが。乾燥してないので水やりの必要がなく、山草の株分け植え替えをしたり、通路の草取りをする。
 蘭の新芽探しをすると、杭州、朶朶香、春蘭など色々なところに見つかってきた。新芽を見つけるととてもうれしいが、苦戦しているものに見つけて「やったー!」というのや、殖えるタイプの「まあまあ」など、差が出てしまうのは仕方ない。杭州にしても昔のタイプは本当に殖えないが、最近入ってくるタイプは芽の出方もたくましいのがある。古くて殖えない事では定評のある「西湖」は、分けてしまうと一層機嫌が悪い。2条しかなかったバック木が思いっきり落ちて、もうおしまいかと思ったら、しっかりした新芽が出てきて胸をなでおろす。
 色々と制約が取り払われて、徐々に日常が戻り始めた感のある新型コロナは、今日の東京で感染者数が55人と一気に跳ね上がった。やはりまだ安心できる状況ではないようだ。


2020年6月21日(日)
 県をまたぐ外出の規制が取れて、国内旅行は大体自由になった。色々と気をつける点はあるが、待ちかねた人たちが解き放たれたように外出し、人々の気分も上向きになる事だろう。このところ感染者数は少し増えたようで、高齢者はまだこわごわ。不必要に人込みに出かける気にはなれない。
 今までホームセンターでも売り切れだったハンディスプレー容器が、昨日は売り場のが棚にたくさんあってようやく買えた。早速消毒薬の封を切って新容器に作る。
 つぼみだったヒロハノカランが咲いていた。ウチョウランもいくつか咲きだした。定休日が2日続くので、店内に入れるのを我慢しておく。
 今日は部分日食があると聞いて楽しみにしていたが、忙しくてバタバタしているうちに忘れてしまった。次は3年後だそうだ。


2020年6月19日(金)
 昨夕からずっと細かい雨が続く。今日の東京は最高気温が21℃の梅雨寒で又長袖になる。
 店に着いて最初に蘭の新芽を探すのがルーティーンになっている。少しずつ新芽の数が増えてきているのは確かだが、もう6月も下旬に近づいているのだから、もうちょっと伸びていてもいいのではと心細さもある。
 お客さんが帰ってから、やりかけだった「きょうのショット!」のバックナンバーの続きをやって、2019年の最後までようやく終わった。これをアップしてからイッツコムにアクセスして不要になったファイルを削除する作業がある。取りあえず少し進んだ。


2020年6月17日(水)
 昨日は暑い日だったが、ヒョウが降ったところがあったり不安定な天気。今日はカラッと晴れて洗濯日和になった。
 お客さんが来て一緒に蘭の新芽を探す。杭州も「黄玉山」や「瑠璃紅」、「杭雪」などに新芽が見えて、少しほっとする。ピアナン白花や「鳴砂山」にも新芽が見つかるが、まだ土を切ってないのがたくさんあって、あいかわらずヤキモキは続く。
 日曜日にそれほど乾いてなかったので水をやらないで帰ったら、今日はどれも土が真っ白に乾いている。外はカンカン照りなので、夕方になるのを待って中も外も全部水をやる。結局今日はHPのメンテナンスには全く手がつけられなかった。明日からはしばらく梅雨空に戻るようなので、休みの日には水やりが助かる。


2020年6月14日(日)
 梅雨らしい雨空で洗濯ものが乾かない。山草棚も乾いてないので、今日もホームページのメンテナンス作業をする。この作業に専念しても、進んだのはたったの2か月分。まだ先は長い.。
 東京都の新型コロナ感染者数がぐーんと上がったらしい。東京アラートが解除になって、赤く光っていたレインボーブリッジも虹色になったのに。若い人だけでなく、大勢がそれまでの緊張感を一気に緩めてしまったか。自粛は疲れるし楽しくないのは当たり前。すっかり安全になったわけではないから、こちらもまだ先は長い。


2020年6月12日(金)
 関東も梅雨入りした。天気予報では曇りマークだが気温は30℃を超えている。風が無く湿度が高く不快指数ばかりが上がる。
 昨日は晴れて強風だったが、水をやってくれたようでそれほど乾いてない。そこで大事なホームページのメンテナンスに手をつける事にした。契約しているホームページの容量があって、写真をどんどん載せるとたちまち一杯になってしまう。そこで毎年展示会が無い夏の時期にスリム化する事にしている。1年分をチェックして写真を小さくしたり不要のファイルを削除したりする作業は時間がかかるが、手をつけないと始まらないので今日から作業開始。「きょうのショット!」のバックナンバーは去年の6月までで、2019年7月からの作業になる。
 1年前の事となるとほとんど忘れてしまって、これを見ると「あーこんなことがあった」とか同じ花でも咲いた時期が早いとか遅いとか、色々と思い出す。去年の7月のところに災害時安否カードの写真があって、あー、そういえばあのカードはどこに仕舞ったかな?。引き出しを開けると、上に色々なものが押し込まれて底の方で見つかった。災害時に出すものだから、いざという時にすぐに取り出せないと役に立たない。そこでいつも座っているパソコン前の壁にフックを取り付けてかけておく事にした。買い置きのフックを探すと、篆刻の重い額を吊った時のフックの予備が見つかったので、それを写真背景用の大きなグラデーションペーパーを下げるフックとして使い、それまで使っていた簡易フックを安否カード用に回す事にした。グラデーションペーパーはかなりの重さがあって、それまでのフックがぐらぐらしていたから、しっかりしたフックに交換して吊り下げていた紐も新しくした。毎日パソコンチェアを動かす度にグラデーションペーパーにぶつかって負担をかけていたから、そちらの問題も一気に解決した。しかし肝心のホームページのメンテナンスの方はつい横道にそれてしまって、少しづつしか進まない。今年は時間切れにならないように進めていきたい。


2020年6月10日(水)
 朝から文字通り紺碧の空。軒並み30℃超えで熱中症の話題がコロナに取って変わった。午前中のウォーキングも今日は見送り、車に水のボトルを携帯する。こんなに晴れるのも今日までで、明日あたりから梅雨入りするところが多いようだ。東京も間もなく梅雨入りだろう。
 店に着いて店内の植物を外へ出す。外の作場の鉢を移動して少しの場所を作り、何とか日が当たるところに鉢を押し込む。
 中の作場で蘭の新芽を探しながら古葉の枯れたのを整理する。ポロリと落ちると気持ちがいいが、はさみを持ち出さないといけないのも結構ある。ついでに蘭の新芽を探すが、がっかりするほど見つからない。それでも今日はいくらか確認できた。朶朶香「黄貴」にはしっかりした芽が出ているし、杭州の「逸品」や「胡弓」にも小さな芽が顔を出していた。まだまだ新芽の出が少なくて、早く安心したい気持ちだ。根巻きになっていた杭州2株を開けたら、その1株には新芽が出ていた。軟腐になったり根が悪かったりして根巻きにしてあったのだが、真っ白い長い根が何本も出ている。古い傷んだ根をきれにして消毒し、新しい水苔で巻き直すと見違えるようになった。
 「園芸JAPAN」7月号が入荷。日が傾いてから水やりをする。


2020年6月7日(日)
 昨日は日中は暑くてカンカン照り、夜になって一時すごい雨という不安定な天気だった。今日はいくらか気温が下がったものの晴れて陽射しは夏。午前中のウォーキングで一汗かいた。
 ウチョウランの2鉢目が開き始めた。ウチョウランはこの時期の蘭としては割合花期が長く、1輪ずつゆっくり開くので、蕾がたくさんつけば比較的長い間楽しめる。一方カキランは芽が地上に出てから花が咲くまでの期間があっという間で、本当に慌ただしい。四季蘭なども花芽が見えてからぐんぐん伸びて短い間に開花になるが、春蘭のように半年も待たされるのもあって、その点ウチョウランは開花までの過程が丁度いいのではないだろうか。花がくたびれてきたカキランカラス葉や山アジサイを外の作場に戻す。
 「喜紫王」のイモぶかしに新芽が出て来たので、新しい生の水苔で植えなおす。生の水苔はごみ袋のような大きなポリ袋に入れておいたら、きれいな緑の新芽がずい分伸びていた。この方法が一番確実のようだ。


2020年6月5日(金)
 このところずっと夏日が続く。いつもは店に着いて最初にお湯を沸かすが、それもやめて冷たい麦茶を用意する。店内に入れてある山草類は、鉢皿に少し水を溜めておいたせいか、水切れの心配は無かった。1日置きくらいなら何とかなるが、今度の月火の休みでどうなるか様子見だ。
 ウチョウランは2鉢目が開き始め、イワタバコも桃花と濃色が咲いてきた。


2020年6月3日(水)
 東京も真夏のような暑さになった。早目に店に着いたら横浜のkさんの車と一緒になる。縦に入れるので、白石の方が先に駐車しないと面倒な事になる。時間が早かったのでまだ開いてないと覚悟していたようで、丁度良かった。
 店内の山アジサイがどれも萎れていた。すぐに水をやって鉢皿に水を張っておいたら、しばらくしてしゃんとしてきた。こんなに気温が高いと二日間の休みは植物には可愛そう。休みの前は水を溜めておく必要がありそうだ。
 ウチョウランが1鉢咲いていた。他のもつぼみが膨らんでいるので後に続くだろう。イワタバコ桃花も開いていたので店内に入れる。
 外の山草類はつるが伸びてきたのを整えて、ついでに作場の鉢を並べ替える。持って来てもらった鉄骨素心と竜岩素心を、空いた空間に配置する。
 杭州も新芽が見え始めた。生の水苔で植えていた「昆明湖」の株元ににふっくらと新芽が見えて安心した。雲南雪素などあちこちで新芽が出てきて楽しみになる。
 6月から色々な施設や公園がようやく使えるようになった。天気はいいし、皆が一斉に出かけるようになると、これ又心配だ。昨日は感染者が増えて、都知事は東京アラートを出した。自由に活動したい気持ちと感染防止の間で揺れる。


2020年5月31日(日)
 曇りがちで時々パラっと来る不安定な天気。昨日も今日も北海道は真夏日だそうで、一番暑いのが北海道という異常な陽気だ。6月からは色々な施設が使用できるようになるので、グリーンクラブのイベントも始まるのだろうか。
 一昨日は蕾だったカキランカラス葉が咲いていた。葉も濃いが、さすがに花の柿色も濃い。茎が細く頼りないので細い支柱を立てる。ガンゼキランは花が終わって外の作場に戻す。店の入り口に掲げている営業日のお知らせを6月分に作り直す。蘭の作場の扇風機も回し始めた。
 白石が以前時々行っていたテニスコートが、緊急事態の間ずっと閉鎖されていた。それがようやく使えるようになったと通知が来た。できるようになったのはうれしいが、これまでほとんど身体を動かしていないので、いきなりやって怪我をしないように注意しないと。色々なものがそろりそろりと動き始める。


2020年5月29日(金)
 暑い!。午前中散歩に出て一汗かいてから店に出る。郵便受けに何やら郵便物が。開けてみたら「安庵へようこそ」のCDだった。ネット上の妨害を受けて残念ながらHPを停止したのだったが、残っていたデータを元にがんばって再編集されたもの。うちにも依頼があって写真を送った事もあった。元の通りの体裁で見事に復活されたのは本当にうれしい限りだ。もうこれまでのようにネット上には上げずに、手間をかけてCDに焼く事にしたそうだが、膨大な量のデータを再編集するという気の遠くなるような作業は、自分だったらとても出来そうもない。本当にすごいエネルギーだが、コロナでStay Homeが丁度幸いしたかな?。そのコロナは一旦静かになったのが、緊急事態が解けてから又数が増えてきたようだ。中々難しい。
 頼んであったお茶が届いて支払いに行く。ガンゼキランがほとんど花が終わり、セッコクも残りは2種類になった。ウチョウランが楽しみだが、咲く前に店内に入れると日が当たらないのでまだ我慢している。シランなどは外に戻す。山アジサイがいくつか咲いてきたが、「紅」は一向に色づいてこない。日が落ちてから水やりと消毒。


2020年5月27日(水)
 日本全国で緊急事態宣言が解除された。ようやくここまで来たという気持ちでやはりうれしい。ただ日常生活に変化は無く、そろりそろりと様子見といったところか。
 シラン、セッコク、ガンゼキランは花がらが落ち始めた。蘭の新芽を探していたら、「秀月」の鉢に2本出ていた。うれしくて他の鉢も探したが、「あっ」と思うとハカマだったり、まだもう少しかかりそうだ。

2020年5月24日(日)
 昨日まで肌寒い日が続いたが、今日は又半袖の陽気。全く目まぐるしい。この間戻した水苔が無くなって、手をつけられなかったえびね小苗は、水苔が出来上がっていて植え替えを終わらせる。
 野生ランの色々が新芽を出したり花芽をつけたりで、これからはこれが楽しみ。ウチョウランのつぼみが丸くなってきた。カキランのつぼみも大きくなった。ホシケイラン白覆輪とユウコクラン白覆輪もしっかり新芽が出てきた。写真を撮ろうと室内の背景紙の前に置くと、コントラストが弱くて白覆輪がはっきりしない。棚のところは上に植物育成灯が点いているので紫色がかかってしまう。机の上で普通の蛍光灯をつけて逆光で撮ったら覆輪がくっきりとしたが、後ろに色々なものが写っている。置いてある鉢が写っているくらいならいいが、消毒用アルコールスプレーが写っていたのには笑ってしまった。スマホの写真をパソコンに取り込もうとするが、なぜかスムーズにいかない事が増えた。接続ケーブルの問題なのか、スマホかパソコンの問題か。何度もやり直してようやく取り込めた。写真一つ処理するにも無駄な時間を費やしてしまう。夕方水やり。
 電話が何本もかかってきて、色々な人と話ができた。東京都も明日には緊急事態宣言解除になる見込みだ。どういう展開になるか楽しみでもあるし・・・。


2020年5月22日(金)
 このところ寒くて昨夜は思わず鍋にしてしまった。ついこの間はアイスクリームがおいしかったのに、全く天気が極端だ。
 金稜辺の花を切って外の作場に出す。シラン各種がそろそろ終わりになり、ガンゼキランも上まで満開になった。今は山アジサイが見頃。
 ついこの間カキランの芽が土を切ってきたと思ったら、ぐんぐん伸びて大きくなった。カラス葉はつぼみが膨らんでもうすぐ咲きそう。花芽が上がってから咲くまで半年もかかる春蘭と比べると、本当に早い展開だ。ウチョウランの蕾も輪数が分かるようになった。セッコクは早くも花が散り始めたのもあるし、まだつぼみのもあってばらついている。
 杭州の新芽を真剣に探したが、まだ見つからない。コロナ自粛が解けてからになるだろう。関西圏はすべて緊急事態宣言が解除になった。東京圏は神奈川が基準に達しないが、かなり抑えられてきたから、来週中には発表があるかもしれない。糸が切れたように飛び出す人もいるかもしれないが、大方は三密を避けながらこわごわ一歩を踏み出すという事になる。夏の甲子園も中止が発表された。蘭の展示会は、秋からは大丈夫か・・・。


2020年5月20日(水)
 季節が急に戻ったように寒い。この間せっせと冬ものを片付けた後だが、少し残してあった冬用の羽織ものを着てくる。空はどんよりとして、寄ってくれたWさんとも「寒いですね〜」が挨拶。週間予報ではもっと気温の低い日が来るというから、うっかり風邪などひかないように気をつけないと。
 ここまでの数か月、マスクをし、手を洗い、色々な事に気をつけて何とか乗り切ってきたが、ようやく先にぼんやりと光が見えてきた感じだ。次は「新しい日常」だそうで、元のようにはいかない日が続くという事だ。自分が気をつける以外に手はないのだから、これは頑張るしかない。
 えびねの花なし苗を、やっぱり植え替えようかと持ってきたが、その時間がなかった。楽鉢を買いにきた人がいて倉庫から出してきたが、最近は楽鉢で栽培する人が少なくサイズが揃わない。プラ鉢で栽培して、展示会に出品する時は展示用のいい鉢に入れるという人が多くなってしまった。「やはりこれでなくっちゃ」と割れやすい本楽の鉢を持って行ったが、これを手に入れるのに探し回ったという。上野グリーンクラブのイベントが無いから、都内で手に入れるのは苦労するかもしれない。
 蘭の新芽を探したが、ようやく「蕩山荷」に見つかった。杭州などはまだ一つも見つかってない。山アジサイがいくつか咲いてきた。


2020年5月17日(日)
 昨日は雨だったが今日はからっと晴れた。午前中ウォーキングを兼ねて買い物をしてくるつもりで早目に家を出たら、通常10時開店の店が11時開店になっていた。5月30日までの対応と入り口に貼ってあって、1時間以上も時間をつぶす羽目になった。歩いて又出直すには遠いし、せっかく来たのだからとベンチに座って開くのを待ち、買い物をして帰ったが、真夏のような日差しに汗びっしょりになる。
 どこに行ってもコロナ自粛なのは同じで、すずき園芸だってそうしているのだから、不便だなどとは言えない。ここでもお客さんが店に辿り着いてから「あらーっ、閉まってる!」という場面があったかもしれない。誰でもがHPを見ているわけではないから、申し訳ない事をしていた可能性もある。緊急事態宣言を解除した県では、店が営業を再開して待ちかねた人たちが出かけているのをニュースでやっていたが、東京も神奈川もあと2週間は我慢が必要だ。
 えびねはやっと片付いたし砂も洗ったし、気持ちに余裕ができて蘭の新芽を探したが、全然見つからない。6月になるまでは焦っても仕方ないので、枯れこんだ古葉を整理し、各種の撮影。日が傾いてから水やりをする。レンゲショウマに小さなつぼみが上がっていた。


2020年5月15日(金)
 昨日も今日も夏日になる。今からこれでは先が思いやられるが、明日は気温が下がるらしい。昨日は家でせっせと冬物を片付けたが、まだ寒い日があるかもしれない。
 今日のカンカン照りを利用しようと用土を洗っていたら、Mさんがセッコクを持ってきてくれた。窓を開け放っているが、「長くなるといけないから」と短い滞在時間で帰っていく。そんな事を気にしないでおしゃべりをしていられる日はいつ来るのだろう。39県で非常事態宣言が解除されたが、東京は一番最後になるのは間違いない。「解除されても元の生活に戻っていいわけではない」という事だから、やはり注意深く生活しなければならないのは変わらない。それでも、東京も数字はずい分小さくなってきた。もうひと頑張り。


2020年5月13日(水)
 夏のような暑さ。熱中症のニュースが出るほどで、さすがに半袖になる。丁度月火の定休日に店の前の道路は舗装工事が終わって、真っ白いラインがひかれていた。
 えびねの花なし苗の最後に残った植え替えがすべて終了した。すべてといっても半分は9月に植え替えるので、そちらは肥料をやって水苔を新しくするだけ。自宅で栽培する分は5月に植え替える。一応これで区切りがついて、春蘭、寒蘭の方に目を向けられる。バックの枯れこみが進んでポロリと落ちるくらいになったのもある。1鉢軟腐を見つけて鉢を開け、1条切り落として消毒する。
 展示してあったミクランサムを下げる。2鉢でもすごい存在感で、正面の棚が寂しくなった。今はセッコク各種、ガンゼキラン、シラン、山アジサイ、アッツ桜、金稜辺が棚を飾る。
 この暑さだから鉢はすぐに乾いて、全面的に水やりをする。この間1鉢だけ芽が出ていたカキランは4鉢とも新芽が顔を出していた。良かった〜。冬の間地上部が無くなる植物は、芽が出るまで何とも心細いが、その分出て来た時はうれしさひとしおだ。ウチョウランも花芽が見えてきたのがある。こうして一年中芽が出た、つぼみが見えた、花が咲いたと変化があり、飽きることがない。

2020年5月10日(日)
 2時開店という事で店に着いたらもう車が停まっていた。いつも早い横浜のKさん。セッコクを展示して下さっていたMさんも、「昨日来たら閉まっていた」と電話をしてから来てくれる。色々なやり取りがあるのに、こちらの都合で不自由な事になって本当に申し訳ない。
 Kさんは栽培している蘭の品種を表にして、新芽が出たのは色分けで一目瞭然になっているのを見せてくれた。「すごい!」。それによるともうずい分たくさんの品種に新芽が出ていて実にうらやましい。うちではまだえびねの後始末の最中で、新芽チェックはやってない。えびねはやっと店内に飾ってあったのは植え替えたり肥料をやって作場に戻した。後は花の無い苗で植え替える分が残っていて、もうゴール目前。何とか早く終らせて次の段階にいきたい。
 ガンゼキランは4花が開いていた。山草のアッツ桜の鉢もきれいに咲き始めたので店内に入れる。セッコクの棚ではいくつも満開になっていて、これも花の時期は短いが今が見頃。暑くなって咲くものはどれも長い期間咲いてないので、休みが多いと見逃してしまう。
 「園芸JAPAN」6月号が昨日配達され、ポストに不在通知が入っていた。明日明後日が休みなので、電話をして閉店後に届けてもらった。というわけで入荷してます。


2020年5月8日(金)
 一昨日の水曜日は、店からの帰り道ずっと激しい雷で、恐怖の道中になった。運転しながらも突然上空が光に包まれ、車の中なら大丈夫と分かっていても、思わず首を縮めてしまう。一転して昨日の夜は満月が輝き、本当にきれいだった。5月の満月をフラワームーンというのだと初めて知った。
 今日から店に来るのは午後2時。自宅で昼食を済ませてすぐに家を出る。今日もいい天気で、店に着いたら外の山草類はいくつか萎れていた。すぐに全面的に水やりを始める。山草は浅い鉢皿に水を溜めているが、それでも物によっては毎日水をやらないと間に合わない。夏の暑さに向けて、鉢ごとに対策を考えないといけない。
 表のカキラン黄花に新芽が顔を出した。去年は全部早春に植え替えて芽を確認していたが、今年は植え替えをしなかったので地上に出てくるまで待ち遠しい。シランの「和歌山産ブルー」と縞と三舌花が咲き始めたので店内に入れる。セッコク黄花も咲いて他のもつぼみが出て来た。ガンゼキランも一番下が開き始め、山アジサイもつぼみが膨らんできた。えびねは手入れが終わり次第棚から下げる。
 満開の金稜辺に来ているミツバチを見つけた。これまで花が咲いても、ミツバチの姿を見た事が無かったので、東京でもホントニ来るんだ!!。


2020年5月6日(水)
 夜中の2時頃強い揺れがあって目が覚めた。千葉県西部が震源だったが、東京も神奈川も震度3.。こんなにガタンと来たのは久しぶりだ。
 昨日は子供の日だったせいか、食品スーパー近くの道路は、駐車待ちの車が左車線を占領して並んでいた。渋谷や銀座の閑散とした映像と対照的で、住宅地は人が一杯だ。 店で植え替え時の殺菌に使っているハンディースプレーが調子悪いので、新しいのを買おうとホームセンターの園芸用品売り場に寄ったら、何と一つも無い。コロナ対策のアルコール除菌用になってしまったらしい。こんなものは当たり前に在庫があるものだと思っていたが、とんでもない事態になってしまった。
 今朝も散歩に出たが家に帰り着いた途端に雨が降り出した。空は暗くなり、そのまま雨の一日。店に着いてえびねの植え替えの続きをする。展示しているミクランサム・アルバがしっかり開いてきた。大きな花で本当に美しい。作場では蘭の古木が大分茶色くなってきた。新芽が動き出している証拠。
 夕方には空が真っ暗になり、雨が激しくなってきた。雷まで鳴って、地震、雷、感染症と怖いものが揃ってしまった。
 ゴールデンウィークは一応今日までで、明日から8月末まで営業時間が午後2時から5時となる。営業日は休日に関係なく水金日。まだ仕事はたくさん残っているのに、8月一杯で終わるだろうか。


2020年5月3日(日)
 今日も汗ばむほどの暖かさ。店に来る前のウォーキングも、時間内に帰れるよう、コースの選定がうまく出来るようになってきた。
 二人のお客さんと約束があり、えびねや山草が出る。欅窯の染付編目紋ウチョウラン鉢が入荷した。
 えびねを大分片付ける。今はエビネの残りとセッコク、山草類、シラン、ガンゼキラン、ミクランサム、金稜辺など棚に並ぶものは雑多。この時期になると気温が高いから花もちはあまり良くない。
 ゴールデンウィークは、月曜日が休日の場合の例外を取りやめ、明日、明後日の月火が定休日になります。


2020年5月2日(土)
 今日の東京は27℃の夏日。朝我が家の暖房器具を収納場所に片付け、すっかり薄着になってウォーキングに出かけた。気持ちがいいのでいつもより遠くまで歩いたら、思ったより時間がかかってしまい、最後は小走りで戻る事に。そのまま大急ぎで店に向かったので、汗をかくような暑さに、帰りの事は念頭から消えていた。しかし夕方になっても気温が下がる様子がない。一気に夏になってしまったようだ。しかしまだ涼しい日はある筈。
 えびねの片付けの続きをし、店の外に掲示する5月・6月の営業のお知らせを作る。文章で書くと複雑で分かりにくいので、カレンダー形式にした。これで分かっていただけるだろうか。


2020年5月1日(金)
 5月に入って一気に気温が上昇し、朝から夏のような服装になる。先日このコーナーで、”5月1日から短縮時間で週3日の営業になる”とお知らせしたが、ゴールデンウィークの5月6日までは月火が休みで12時から5時。連休明けの5月7日から水金日の2時から5時までという営業になります。そこで明日の土曜日は12時から店を開けています。
 東京にあるこの店ではえびねは連休に入ると花が一気に終わりになるが、お客さんのところではもう少し涼しい環境もあって、「まだえびねは元気に咲いている」と言われる。やはり場所によって気温差があり、店と白石の自宅でも違うし、ニオイがメインのところとジエビネ中心のところなど、集めている品種によっても時期が異なる。まだえびねの最盛期が続いている人もいて、もう終わったという実感も共通のものではない。そこで急遽明日は営業と変更した。
 えびねの植え替えの続きをしていたら、横浜のOさんが「ミクランサムの桃花とアルバが咲いた」と持ってきてくれた。アルバは今日開いたばかりでまだ形が決まってないが、この暖かさではすぐにしっかり咲くだろう。10日ほど置いてくれるというから喜んで飾らせてもらった。その後Mさんが見事に咲いたセッコクを飾ってくれたり、夕方Wさんが来て必要なものを買って行ったり、まだまだ休みに入る雰囲気ではない。
 こんなに暖かいと鉢はすぐに乾いて、閉店後に水をやる。表に掲示する営業日や時間の変更をお知らせする紙をまだ印刷できてない。インクが少なくなって2本のインクカートリッジを買う必要があったが、品切れで遠くの2軒を回って1個ずつ入手できた。明日はこのお知らせを作って表に出すつもり。来週からは変則の営業になるが、パソコンをしない人もいるから周知徹底するのは中々難しいかも。
 「金稜辺」やシランの色々が開きだして店内に飾る。


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