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2020年4月30日(木)
 初夏のような暖かさ。よく晴れて気持ちがいい。店の作場に続いて我が家のえびね棚の冬囲いも今朝出かける前に取り外した。
 道路は相変わらず空いていて順調に店に着く。えびねの植え替えをしていたら、水道メーターを8年振りに交換するといって、工事会社の人が何人かでやってきた。丁度車を停めたところがメーターボックスの上で、工事中車を移動する。車で人が来る事になっていたので困ったと思ったが、丁度メーター交換が終わってから到着したので良かった。
 今日はえびねの片付け。植え替えるものは植え替えて作場の棚に収め、置ききれない分は自宅に持ち帰る。ゴールデンウィークが終わるまではえびねの片付けに追われる。


2020年4月29日(水)
 いよいよゴールデンウィークに突入した。天気は最高だ。コロナ自粛の中、一体どんな連休になるのだろう。来る時の道路は下りもそれほど渋滞してなかった。
 昨日はあちこちでひょうが突然降ったりして波乱含みの天候だったが、今日は穏やかで暖かい。5月に入ると一気に夏日がやってくるというので、作場の冬囲いをすべて取り払ってもらった。えびねの花が終わるまでは囲いがあった方が安心で、毎年ゴールデンウィークが終わる頃に取り外すのだが、今年は花が早かったので少し早めに外した。えびねはもうつぼみのは一つも無くなって、寒蘭からえびねまで続く店のシーズンは最終段階になった。
 日曜日に最後まで終わらなかったえびねの手入れを続ける。表面の水苔を取り除き、置き肥を置いて新しい水苔を乗せ、殺菌剤と殺虫剤をやる。途中用土が足りなくなってえびね用土を作る。明日残りをやれば一応終わり。
 東京都と各県のの営業自粛要請は益々厳しくなったようだ。定休日に買い物に行ったら、スーパーの一角にある100均が閉店していた。本当に必要不可欠のところだけ営業しているという具合で、同じビルでも閉まっている店が多い。
 というわけで、すずき園芸も5月から営業自粛をさせていただきます。ただ、植物の管理とHPのメンテナンスがあるので、白石は水・金・日の午後2時から5時までの3時間は店に出てきます。「営業中」の札は出しませんが、もしご用の方は水金日の午後なら対応できます。ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。


2020年4月26日(日)
 半袖で歩いている人もいるほど暖かな一日。ホームセンターに寄ってそのまま店に来たのでちょっと早めに着いたら、約束のHさんも早めに来てちょうどよかった。続いてSさんも現れる。もうえびねは最終段階で生きのいいのは残り少ないが、それぞれえびねを選んでいく。
 午後から益々暖かくなって外の仕事がやりやすい。水苔を倉庫から棚に補充し、空いた大きな段ボールをしばって始末する。去年の9月に植え替えたエビネは、肥料をやって水苔を新しくし、殺菌剤のユニフォーム粒剤と殺虫剤のオルトラン粒剤を撒く。全部終わらないうちに戻した水苔が足りなくなり、休み明けに使うために新しいのを戻しておく。えびねの手入れが終わって片付いたら、5月から8月末までは、週3回の変則営業になる予定。どういう形にするかこれから相談だ。
 都内の新型コロナ感染者数が今日は100人を下回ったそうだ。店に来る途中の道路は本当に空いていてスイスイ走れるし、今日電車で来たお客さんが「電車も空いている」と言っていたから、出かけるのを控えている人が多いのだろう。スーパーは3日に1度という事になったし、朝寄ったホームセンターは結構人がいたが通常の日曜日ほど混んではいない。自粛の効果が少しづつ表れて頭打ちになったとしたら、これはうれしいニュースだ。ゴールデンウィークで気が緩まないようにしたい。


2020年4月25日(土)
 昨日は帰りにお客さんのところに寄って少し遅くなって帰った。今日そこに電話したらその後土砂降りになったそうだ。「すごい雨で大変だったでしょう」と言われたが、うまい具合に雨に合わずに帰れてラッキーだった。
 今日も結構お客さんが来てくれる。夕方になって手が空いて、えびねの植え込みを始める。どうしてもやらなくてはならない分を終わらせると、もう閉店時間をとっくに過ぎていた。営業時間は午後5時となっていても、中での仕事はそれでは終わらない。
 今日作場の冬囲いを入り口だけ外してもらった。来週は気温が上がって初夏のようになるという予報なので、少し時間差で道路側の開口部も外す事にする。季節の変わり目はそのタイミングが難しい。月火の定休日には我が家の冬囲いも撤去する予定だ。


2020年4月24日(金)
 うららかな春日和。八重桜が満開の散歩道を歩くのが楽しい。店に着いて郵便受けを見たら、郵便物と一緒に例のマスクが届けられていた。神奈川の我が家の方はまだだから、やはり都内は早い。
 外の乾いた山草に早めに水をやり、えびねの植え替えをする。今日は珍しくお客さんが多く、電話も何本もかかってきて、閉店時間一杯までバタバタと忙しかった。それでも昔のえびね展はお昼を食べる暇が無い事もあったから、今年は本当に静かなものだ。電話で「行きたいけど行けない」と言われるが、今年ばかりは特別で仕方ない。都知事からゴールデンウィークに向けてなお一層のStay Homeを求められているのだから。
 夕方から少し冷えてきた。今晩は大荒れになるらしいので、早めに引き上げよう。


2020年4月23日(木)
 今日も散歩に出てから店に向かう。途中川崎のお客さんのところに寄るつもりで走っていたら、ガソリンが残り少ない。昨日帰りにスタンドに寄るつもりで忘れてしまったのが失敗だった。何とか店まで辿り着ければそこで入れようと思ったが、ガスメーターが点滅し始めてしまい、その上寄り道をするのだからどこかで入れるしかない。最近ガソリンスタンドがずい分無くなってしまって、心細い事甚だしい。いつもここまでぎりぎりになる事はないのだが。かなり走ってようやくスタンドを見つけ、ガソリンを入れてお客さんの所に寄り、用事を済ませて無事店に着いた。こんなドキドキする事はもうしたくない。
 花が終わってきたえびねを下げ、展示品に水をやり、えびねの植え替えに精を出す。何とか今月一杯は花がもちそうだ。


2020年4月22日(水)
 暖かい日差しに今日も朝の散歩をしてから店に来る。昨日の休みに店の買い物があってホームセンターに行ったら、かなりの人でレジは行列していた。自分も行っているのだから人の事は言えないが、皆家で何かするためにその材料を買いにきている感じだった。園芸の土を運んでいる人、家の模様替えをするのか、たくさんの物をカートに乗せている人、手作りマスクの材料や、手芸用品を買いに来ている人など、結構家族連れで来ている。家にいると言っても何もしないわけにはいかず、それにはそのための材料が必要で、何だか複雑な事になっている。
 店に着いて近所のコンビニにお弁当を買いに行ったら、途中で久し振りの友達に会う。道路の反対側から思わず近づこうとして、お互い「あっ、離れて離れて・・・!」。道路を挟んで挨拶する。
 もう花が終わってきたえびねがいくつもあって、自宅から新鮮なのを持ってきて入れ替えた。花が終わったのを植え替えていたら、近所の親しい女性が寄っていく。高齢の一人暮らしだがこれまで色々な趣味で元気に出かけていたのが、集まりがすべて中止になり、久し振りに人と話をしたと言う。それで思い出したのが亡くなられたEさんのひと言。「一人暮らしで困る事は何もないが、唯一困るのが話し相手がいない事だ」。この店にいると、買い物のついでに話をしていく人はとても多い。健康寿命を延ばすためにも身体を動かしたり、外に出て人と会ったりする事をこれまで勧められてきたが、今はそれがいけないという。コロナウィルスが解決した後、別の困った問題が待っているのではないかと気にかかる。
 植え替えを始めると次々と手に取ってきりがない。今はいつまでも明るいものだから、「えっ、もう5時?」という感じだ。ラベルを書いたり水をやったり、消毒したりと一連の作業を終えてようやくパソコンに向かう。最近迷惑メールがすごく増えた感じがする。コロナの影響かどうかは分からないが。


2020年4月19日(日)
 昨日の嵐が嘘のようにすっきりと晴れた。気温も22℃まで上がって、外を歩く人は皆一気に初夏の服装だ。久し振りに上着要らずで動きやすい。ところが明日は雨、その後も今週はずっと曇りがちの予報で、今日は貴重な晴れ間という事らしい。電車に乗らなくなってからずい分経つ。歩く機会が無くなってこれはいけないと、天気につられて近所を少し歩いた。1時間開店時間を遅らせた分、天気が良ければ朝のウォーキングを心がけたい。
 来店の予約があって早目に家を出た。道路はすごく空いていてスイスイだったが、途中のハンバーガーショップの前は左車線を入店待ちの車がずっと繋がっていてびっくり。三つの密にならなければいいが。
 えびねの植え替えと株分けを少しづつ進めていく。ニオイエビネやコオズは花が終わってきたものが目立つようになったが、ニオイの中でも「御蔵彩雲」は、冬至芽がかなり高く上がっても葉の先端が開かないままだった。ようやくつぼみが出てきても花茎が曲がっていじけたようなので何とかしようと触ったら、そこからポキンと折れて「あーあ!」。つぼみのまま今年は終わってしまった。
 午後から見えたOさんも、冬至芽が固くて全く開かないと言っていたから、天候の何かが作用しているのかもしれない。いずれにしても今年はうちだけでなく奇花がいつもよりたくさん出たのと、冬至芽からうまく花が出られないのがあったのと、小さい芽がたくさん出て大きな株にならなかったのがいくつかあって、全体的には出来の良くない年という事だろう。恥ずかしい限りだ。


2020年4月18日(土)
 低気圧で嵐のような天気。多摩川の橋の上は用心しながら走って無事店に到着した。それからしばらくが大荒れのピークになる。ビル風の吹き抜ける店の前は、強い雨と風がたてる音が不気味に響く。今の外の作場は風対策をしてあるので心配ないが、以前のままだったら鉢がいくつか飛んでいてもおかしくない。傘をさして歩くのは難しいほどの風雨だから濡れずに済んでありがたいものの、車も悪天候では結構怖い。
 外に出られないのでえびねの写真を完成させようとそのページを出したら、昨日上書きしてしまったところがいくつかあって、写真とえびねの名前が違っているのがいくつか見つかった。それを修正すべくアップしても、次々と違う写真になって中々修正されない。自分のパソコンの中では一致しているのに、インターネットで確認すると違っている。結局一つひとつ写真を選んで手作業でアップしてようやく正しい写真になった。
 3時を過ぎた頃から急速に風が止んで、やがて日がさしてきた。花のないえびねを株分けしていたら、Kさんが寄っていく。皆展示会がすべて中止になった事を残念がっている。イベント会場が閉鎖だから、自前の店でやっているところだけが開いている状態で、時間短縮とはいえ、今こうして開けているのも複雑な心境だ。


2020年4月17日(金)
 前の道路の舗装工事はやっていなかった。しばらく前にわざわざやってきて予定を伝えていったのだが、お知らせを見ると天候などで遅れる事もあると書いてあるから、そうなのかもしれない。いずれにしても近いうちにする事になるだろう。来たらいきなりやっているというのも困るが。
 日中は時折薄日が射すが、明日は本降りになる予報。今日は作場全体に液肥を散布する。電話がかかってくるだけで静かだったので、えびねの撮影をしてHPに載せる。次々と「名前をつけて保存」するが、数字で区別していると段々訳が分からなくなる。またもや上書きしてしまって、途中から一部やり直す羽目に。まだつぼみのがいくつかあるが、今が最盛期。毎年えびねの時期は忙しくて満足に撮影していられない事が多かったが、今年は新型コロナの騒ぎで人が動かないので、たくさん写真を撮った方だろう。勿論撮影する暇もないという方がいいに決まっている。


2020年4月16日(木)
 朝のうちは穏やかだったが、天気は今晩から荒れるようだ。来店の約束があったので、その前に鉢底石用の大粒鹿沼を篩う。小さい粒が混じっているのを篩い分け、売り物用の袋詰めを作る。大きな篩や受ける容器を並べてこの作業をする指定席が無く、作場の空いたスペースにしゃがんでやっている。この姿勢を続けると腰が痛くなるので、小さな踏み台を持ち出して座りながら篩い始めたら、えびねのお客さんが続いて現れた。それぞれ目的のものを選んで引き上げた後、本格的に大粒をより分ける。大袋を篩っても小分けは少ししか出来ないので、植え替え用に底石と言われるとすぐに無くなってしまう。最近は免許返上で持てる分だけ電車で持ち帰りたい人もいるから、この作業もやっておかなくてはならない。売っている大袋のまま買っていかれるのが一番効率的だが、東京はこの微塵を抜いたり篩い分けたりの作業を自宅でするのが難しい人もいて、東京ならではの需要かもしれない。
 先日の246旧道のガス管取り換え工事の後始末で、広く道路の舗装工事をしている。明日明後日は丁度店の前を舗装するという知らせがあった。車は出入りできるという事だったが、明日来てみないとどんな事になっているか分からない。夕方には気温が下がって風が出てきた。雨も降り始めたようで、大荒れになる前に帰り着きたい。


2020年4月15日(水)
 月曜日は風雨が強かったが昨日から天気は回復した。予報では今日は20℃超えという事だったが朝は割合寒く、それほど高くなったようには感じない。何本か電話があり、園芸JAPANの精算の仕事があり、えびねのお客さんが来て一緒におしゃべりをし、夕方HPを更新しようとしたらパソコンがインターネットに繋がらない。すぐにパソコンを再起動したがそれでもダメで、モデムなどケーブルが繋がっているすべての電源を抜いて再起動したらようやく繋がった。
 今日もえびねをたくさん作っている栽培者に奇花が出た件を聞いてみた。やはり側がく片と舌がくっついてしまった花がかなり出たそうだ。薬の影響などではなく、花芽分化の時期の条件によるものという事になって安心した。
 新型コロナは相変わらず謎が多いままで、感染者だけが毎日増えていく。大都市以外はそれほど身近な脅威には感じないかもしれないが、東京都世田谷区は最も多いところだから、こんな店を開けていていいのかな?という気持ちもあり、何もできない今だから旬のえびねを紹介しなければという気持ちもあって複雑だ。自分も車で来るから毎日店に出ていられるのだが。昨日スーパーマーケットに行ったら、テレビのニュースでやっていたようにレジのところに透明ビニールが下がっていた。お客もこわごわだが、店の人はもっと心配だろう。
 休み明けは、「幻の金鳥」、「北斗星」などつぼみだったものが咲いていた。やっぱりえびねはどれもきれいですばらしい。


2020年4月12日(日)
 えびねのOさんから電話で、昨日「朝・昼・晩」に書いたように、Oさんのところでも奇花になる生理障害がいくつか出たという。今まで出た事のない品種でそうなったので、「やっぱり同じだ」との電話。花芽が分化してから咲くまでの間のどの時期の状況が影響したのか分からないが、せっかく1年に1度なのに残念だ。
 昨日水やりを済ませたので、今日はHPにえびねの写真を載せようと早い時間からパソコンに向かう。途中若いお客さんのKさんとLINEでやり取りをしたが、返ってくるスピードが速くて追いまくられる。こちらのメッセージを打っている間にもう次のメッセージが来て、これには歳の差を感じる。それでも何とか写真を送ったり、新しいツールについて行こうとしていて、そうしている間に少しづつ上達するのではないかと期待している。
 「2020えびね展」のページにサムネイルを追加した。フィル名が半角英数なので、せっかくやったところに別の写真を上書きしてしまって、又消してやり直しする。そんな事をしているので、最後まで行かずに後は休み明けの仕事。今日出来たところまではアップするが、途中ぐちゃぐちゃになったところがうまく直っているか心配だ。今日から明日にかけて関東は大荒れになるという。雨に会わないように早目に帰りたいが、まずはこれを確かめないと。毎年同じ失敗をやっていて一向に学習しない。


2020年4月11日(土)
 天気はいいが何となく寒くて、寒気が入ってきているのを感じる。今晩から雨になって、明日は真冬並みの気温になるというから、ゴールデンウィークまでは油断できない。毎年えびね展の最中に震えるほど冷え込む事があって、冬囲いを取らなくて良かったと思うのが常だ。
 えびねの時以外は音沙汰無しだが、エビネ展の常連さんが見に来てくれる。疑問に思っていた今年の花の奇形については、「うちでも出ましたよ。病気ではなく生理障害だと思ってます」というので、理由もなく何だかほっとしている。使っている農薬の影響かとも思っていたが、あちらではその影響は無かったというので、気候などによる生理障害なのだろう。我が家のえびねはまだこれから咲くものが多いが、今までに咲いた品種にはそれらしいのは見られない。
 このところちょっとご無沙汰だったWさんも元気な姿を見せてくれた。皆コロナには用心しながらも、それぞれ身体を動かしたり家で植え替えなどやっていて、思うように出かけられない時期を賢く過ごしているようだ。植物に心癒される事は間違いない。
 白石も昨日は明るいうちに家に着いて驚かれた。時間に余裕ができても、店の休みにいつも行くテニスコートが休止になってしまったので、どうやって体力低下を防ぐかが課題。電車で通っていた時には、両方の駅までは徒歩だったが、車通勤になると歩く事がない。コロナ太りにならないためには休みの日に散歩するしかない。
 閉店が早いので少し早い時間に水やりをする。えびねがどんどん咲いてくるので写真を撮るのが忙しい。全部の花を紹介したいが、店にいる時間も短いので、中々出来そうもない。


2020年4月10日(金)
 ちょっと気温が下がって週末は天気が下り坂。あまりカンカン照りだと鉢が乾いて忙しいから、これくらいで丁度いい。昨日帰りにお客さんのところに寄って注文の用土を届け、、えびねを2鉢預かってきた。「虞美人」と沖縄のカツウダケエビネ。毎年少しづつエビネを飾って下さるが、今年はドンピシャのタイミングで「動くな!!」という事になってしまった。「写真を撮って載せますね」。
 今日も用事だけをして引き上げるつもりだったが、お客さんがえびねを見にきてくれた。せっかくちょっと遠くからなのに、大々的には揃わず申し訳ない。
 今年は作っているえびねに、側がく片と舌が癒着したりする奇花がいくつか出た。「虞美人」は以前から十字になったり、奇花が出やすいと思っていたが、これまで見られなかった「青嵐」や「源氏香」にも、花弁が舌とくっついた花が出た。他に病気っぽい症状は見られないから、原因は一体何だろう。「虞美人」は本来早咲きだが、今年はどれも花が早かった事と関係があるのかどうか。例年ならえびねマニアが来て色々なおしゃべりが出来るのだが、今年は「うちもそうだった」などの話が聞けないのは残念だ。


2020年4月9日(木)
 昨夜は遮る雲もなく、大きくて赤みがかったスーパームーンを見られた。このすばらしい月のように、難しい問題もクリアになればいいのだが。今日は晴れたが風が強い。
 えびねは今が一番の盛り。ニオイエビネの「青嵐」、「源氏香」、「御蔵山法師」、「御蔵紫天」、「桐壺」、「御蔵水扇」などの他、昔からのコオズが色々咲いてきて撮影も追いつかない。まだつぼみなのは「北斗星」と「幻の金鳥」、「茶々丸」くらい。派手系も渋系もとりどりで、「やっぱりエビネはいい」と思ってしまう。個人的に好きなのは「庵の月」だ。杭州寒蘭に譬えると「黄玉玉」という感じか。決して主張しないのに何故か目がいく。
 えびねは色々な個性がある点が魅力だ。丸い花型は一つならすばらしいが、どれも同じようになってしまうと、雰囲気がある花が良くなる。
 今日も電話が何本もかかって、えびね好きの人たちと電話でおしゃべり。顔を見て話ができるのはいつだろう。


2020年4月8日(水)
 昨夜新型コロナに関し、政府による緊急事態宣言が7都府県に発出された。その後都知事からも新条例と共に、強力な外出自粛要請"STAY HOME"のメッセージが出された。これらを受けて店としての対応をどうしようか迷った。
 鈴木さんとも相談した結果、明日木曜日から、いつもより開店、閉店時間をそれぞれ1時間づつ短縮し、昼の12時から夕方5時まで、様子を見ながら営業する事にした。電車で来られる方も、午後の明るい時間帯ならそれほど混んでないだろう。今年の状態ではお客さんが大勢集まる事はほとんど無い。消毒用エタノールのスプレーも用意しているし、開口部を開けて換気扇もつけている。もちろん今後事態が大きく動けば又対応を変える事はあり得る。
 園芸JAPAN5月号が入荷するなど配達の荷物を受け取ったり、電話を受けたり、写真を撮ってHPに載せたり、植え替えをしたり、水をやったりなど、通常の様々な用事があり、雑草も伸びてくるので草取りも。というわけで、ゴールデンウィークまでは短縮で毎日店に出てくる。あれもダメ、これももダメ、と楽しむ事が少ない今、丁度咲いてきたえびねをHPやインスタグラムの写真で出来るだけ紹介したいと思う。お客さんもメールで写真を送ってくださってもいいし、電話でえびねの話をする事も歓迎。こんな時だからこそきれいな花を見てストレスを解消したい。
 丁度夜空にはスーパームーンが輝いている。充分に気をつけながら、皆でこの危機を乗り切りましょう。


2020年4月5日(日)
 朝店に来る時、道路は最初から最後までガラガラに空いていた。次の信号までの間他に車がいないという事も。普段の国道246号線を思うと信じられない。それだけ家にいて出かけない事が徹底してきたという事か。道に面したドラッグストアのシャッター前には、今日も大勢が開店前から並んでいた。
 今日はちょっと寒いので店のサッシを閉めておいて、人が来たら開けるようにしている。えびねのお客さんから何本も電話があったり、買いに来てくれる人もいて、大勢が集まってくるわけではないが、やはりえびねの時期だなと感じる。家を出られない人も、えびねの話をしたい気持ちは共通だ。今年は栽培品に葉ダニの被害はあったが、新葉やつぼみを見ても怪しいものは一つも無いので、取りあえずほっとしている


2020年4月4日(土)
 暖かくて外にいるのが気持ちいい。山草棚の枯れ葉を整理したり、落ち葉を掃除してようやくきれいになった。洗った土はよく乾いて、次の混合砂作りのために保管する。少し時間が空いたので、いくつか蘭の植え替えをする。
 新型コロナの心配はあるが、ポツポツと人が寄ってくれて、混みあう事もなく今のところうまく回転している。


2020年4月3日(金)
 昨日の強風は収まって穏やかに晴れた。この天気がもったいないと、思い立って砂を洗う事にした。鹿沼土中粒はあらゆる用土に入れるので、取りあえず1袋を洗って干しておく。入り口の外に吊るしてあった営業時間を知らせるプレートが、この間の嵐のような風雨に濡れて文字がにじんでしまったので、印刷し直して作り替える。
 毎日少しづつえびねが咲いてくる。最初は丈が短かったのが、上まで咲きあがると見違えるようになる。写真が揃うにはもう少し時間がかかる。
 夕方久しぶりのKさんが寄って、話が弾む。


2020年4月2日(木)
 久し振りの洗濯日和。空は高く、気温が上がったが風が強い。家を出た直後から道路は渋滞して、店に着くまでずっとのろのろだった。多摩川の橋の上は車が強風の影響を受けるので、ハンドルを握りしめる。朝人が来る事になっていて早目に家を出たが、開店時間ギリギリになってしまった。
 えびねの即売品が8鉢入荷した。全部花つき。今日は持って来てないが、銘品の花なし小苗もあるというので、後からメールで品種を教えてもらう事にする。
 聞いたところでは、恒例の伊東ニオイエビネ展も中止にするという。その他趣味のえびね展も今年はほとんど出来ないだろう。出かけるつもりの人は直前に確かめてからの方がいい。すずき園芸は常設店で管理もあるから開けているが、小池都知事の決断によっては今後変動がある覚悟はしている。情勢が毎日変化するので、日々情報を上書きしていく必要がある。
 えびね好きのお客さんからは電話があるが、「ぜひお出でください」とは言いにくい。ご本人は行きたいと思っても家族から止められるという。近年高齢者の事故が色々あったから運転免許を返上する人が多くなって、それも今の情勢では動きにくい理由の一つだ。なるべくHPで情報を発信し、問合せには写真つきで説明して、宅急便で送るという方法もある。
 店で栽培しているエビネも徐々に咲き始めた。自宅からは昔からのコオズを中心に10鉢ほど持ってきた。ニオイエビネだけでは紫一色になってしまう。色とりどりのえびねはやはり大事だ。
 夕方風はますます強くなった。ただでさえビル風の強いところ、鉢はすっかり乾いていて、閉店前に外も中も水やりをする。あまりの風に防風ネットを閉めるにも苦労する。帰り道の運転は危険がいっぱい。心してハンドルを握ろう。


2020年4月1日(水)
 日曜日の午前中はまさに雪・雪。雪交じり位かとの予想をはるかに超えて、たちまち辺りは真っ白に。しかし午後になって天気が回復すると、水分の多い雪は残る事なく、嘘のように道路は乾いてしまった。畑や庭の隅に雪の降った痕跡が残るのみ。満開の桜もダメージは無かったようだ。南岸低気圧が駆け抜けていった事を実感する。週末外出自粛要請にはプラスに働いたかもしれない。
 定休日の2日間は、志村けんさんの死去の報道一色になった。現に活躍中のタレントの死はまことに衝撃的で残念。これで若い人たちも、新型コロナウィルスに対する警戒心を持ってくれるといいのだが、まだ関係ないと行動する人たちもいるらしく、都市封鎖までは動く人は動き続けるだろう。若い人達は新聞をとってない、テレビのニュースも見ない人が多いというから、自分の問題として感じてもらえるか疑問だ。
 一方年配者の多い蘭関係の展示会は、続々中止になる模様だ。今のところ連絡があったのは、神代植物公園で毎年開催していたえびね展が中止、鎌倉小町通りのギャラリーで開催予定だった稲木清宏さんの土筆窯作品展も中止になった。東京都以外にも外出自粛要請の出ている県は多いから、感染爆発の分岐点にいると言われたら、残念だが中止せざるを得ない。嵐が収まるのを我慢して待ち、無事に生き延びたら次は盛大に展示会が開かれるのを楽しみにしたい。今日から4月。新入生、新社会人が希望と緊張でスタートする一番輝かしい時に、今年は最悪のタイミングで別の緊張に包まれてしまった。「がんばって!!」
 三連休の後出てきたら、一茎九華の「仙霞」が芳香を放っていた。ニオイエビネの「静香の舞」も咲いていた。今日は一日雨。換気をよくするために作場との境のサッシを、寒さを我慢して開けている。

2020年3月28日(土)
 昨日、一昨日と朝夕は大渋滞だったが、今朝の道路はガラガラ。週末の外出自粛が本気度を増してきた。不要不急と言われれば返す言葉がない当店も、自粛しないわけにはいかない。今日は配達されるえびねを受け取るためもあって開けていたが、明日は急遽臨時休業する事にした。臨時休業のお知らせを印刷し、外に掲示する。月火が定休日なので三連休になるが、その間晴れる日はないようなので水はなんとか大丈夫だろう。
 午前中は陽射しがあって、山草類を株分けしたり大きな鉢に植え替えたりの楽しい仕事。外の蘭の棚に何やら花芽が・・・。金稜辺のにぎやかなつぼみだった。午後えびねが到着。まだつぼみが見えてきたところだが、店内に入れたから早いかもしれない。
 昨日の帰り道は風が強くて怖かった。神奈川に行くのに峠を越える246は、高いところを走っていると横風を受け、ハンドルにしがみついている状態。又もや南岸低気圧の影響で、明日は本当に雪が降るらしい。まさか積もる事はないと思うが、気温が2℃くらいまで下がるというので、外の山草棚のネットをしっかり閉める。


2020年3月27日(金)
 時折日が出たり曇ったり。天気は悪くなる方向で風が強くなってきた。防風ネットがバタバタと煽られている。今度の日曜日には関東平野部でも大雪の恐れという予報だ。相当に荒れるのだろう。桜が持ちこたえられるか。
 2日ほど前に開き始めたニオイエビネ「紫聖」が形を決めてきたので、店内に入れて窓の前に飾る。「御蔵山法師」は花茎が冬至芽の中で曲がってしまっている。つぼみが引っかかっていたのだろう。そっと曲がった花茎を引っ張り出したから、何日かすれば真っすぐになるだろう。ニリンソウや朝霧小菊の可憐な花たちも棚に飾る。古鉢市用に預かっている鉢も、包みを解いて植物の間に展示する。そこに鉢を買いに来てくれた人がいて、「わっ、すっかり変わりましたね。」
 このところニュースは新型コロナに関するものがほとんどだ。昨日店から帰る途中、買いたいものがあってスーパーに寄った。時間は夜になっていたが、閉店時間まではまだ少し間がある。しかし、目的の物が売り切れていたばかりでなく、店じまいするのかと思うほど棚が空っぽだった。お米やパンは全部売り切れ。普段は値下げをして少しは残っているお弁当、総菜類の棚もきれいに無くなっていた。東日本大震災直後のスーパーやコンビニの棚を見る思いだ。小池都知事のロックダウン発言に反応しての事らしい。実際には公共交通機関を止めるなどあり得ないし、流通そのものは機能する筈だ。落ち着いて行動するしかない。
 東京のすべての大学は入学式を中止した。日に日に状況が変わり、外出規制がいつ強化されるか分からない。えびね展が無事最後まで出来る保証はない。暗闇を手探りで進む感じだ。

2020年3月26日(木)
 今朝の246は大渋滞。20℃近くまで気温が上がって上着要らずだ。風もなく絶好のお花見日和だが、晴れるのは今日までで、明日から来週水曜日までずっとぐずつく予報。店に着いて2件の荷造り発送をする。
 新型コロナのせいで盛んに外出の自粛を呼びかけているが、火曜日の休みに用事があって、やむを得ず表参道まで行ったら、若い人達が大勢集まっている。店の前に並んだり、ぶらぶらしたり、春休み中とはいえ、全く関係ないといった感じだ。”オーバーシュート”とか”ロックダウン”などという聞きなれない言葉が言われ始め、欧米の恐ろしい状態をニュースで見ると、日本の若者のあまりの危機意識の無さに危機感を覚えるほどだ。これまで日本はぎりぎりのところで踏ん張ってきたが、小さな亀裂から堤防が決壊するように、気が緩むと取り返しがつかなくなる。日常生活にも影響が及ぶし、都市封鎖にでもなれば、神奈川に住んでいる白石は、店に来られるのかと心配になる。
 えびねの先頭を切ったのは「紫聖」。たった3輪しかついてない株だが、「いよいよえびねだ」という気持ちになる。昨日上野グリーンクラブに電話をしたら、今週末のえびね展は一応予定通り行うつもりだと言っていたが、その晩の小池都知事の記者会見だ。どういう事になるのか。
 うちでは一応えびねが咲いてきたら展示し、他に何人か協力者が品物を出してくれるので即売品も並べる。しかし、不要不急の外出を控えるようにとのお達しだし、急に状況が厳しくなるかもしれないので、今年は案内状は出さないで内々のえびね展とするつもりだ。好きな人は何があっても来るだろうし、「ぜひお出かけ下さい」と書くのも気が引ける。会場を借りて大々的にするわけではないし、毎年「花が咲いている間が展示会です」というだけの事なので、静かにえびねが咲くのを迎えたい。
 今日はそのえびねに席を譲るかのように、並べてあった奥地蘭を引き上げに来た。展示してあった春蘭も下げたので、すっかり空っぽになった棚を掃除し、蘭鉢を仕舞う。すっきりとした棚には山草を飾り、斑入りレンゲショウマを株分けして植え替える。後はえびねが咲くのを待つだけだ。


2020年3月25日(水)
 暖かい日が続いてあっという間に桜は満開に近づいた。TOKYO 2020オリンピックは1年延期になった。解説を聞いていると、日程の調整やら、それに伴う経費やら、選手選考の混乱やらと、良かっただけでは済まないらしいが、新型コロナが全世界で猛威をふるっている現状では、延期が決まった事は取りあえず一歩前進という気がする。今年の年賀状をやり取りしている頃には、オリンピックで盛り上がる事しか頭に無く、こんな大変な事態が待っているとは思いもしなかった。本当に一寸先は闇の言葉通りだ。
 東京都の感染者は北海道を抜いてトップになった。毎日感染拡大が止まらない。危機感を持ち続ける事は大変で、どうしても慣れると気が緩んでくる。あらためて気を引きしめる事を自分に言い聞かせる。
 奥地蘭はいよいよくたびれてきて、もう下げてくれと言わんばかりの状態。近いうちにこれらを下げたら、いよいよエビネの出番だ。1鉢だけ遅れていた蓮弁蘭白花は、まだ開かないまま明日発送される事になった。レンゲショウマは2鉢とも芽を出し、他の山草もいよいよにぎやかになってきた。


2020年3月22日(日)
 三連休の最終日も春本番の陽気。外の山野草は一斉に新芽が出てきて、喜んだり安心したり。奥地蘭はそろそろ花が終わってきたのもあるし、えびねは咲く一歩手前だし、つかの間一息つく感じだ。
 午前中に全面的に水をやる。午後はお客さんが来ておしゃべり。久し振りのIさんも姿を見せる。皆それぞれの問題を抱えているから、やはりコロナは怖いという話になる。一日過ぎるともう世界の情勢が変わっていて、各国の対応もそれにつれて変わってくる。全く明日はどうなるか分からない。それぞれが気を付けて自分と家族の身を守るしかないようだ。
 日が長くなった夕方、山野草の植え替えをしたり鉢の草取りや枯れ葉の整理。棚が少しづつきれいになっていく。


2020年3月21日(土)
 最高気温は21℃まで上がって、我が家の近くでも桜が開き始めた。お花見シーズン到来なのに花の名所でも飲食は禁止、歩きながら見るだけという。しかし今日も道路は大渋滞だった。
 開店早々にKさんが来て展示してあった春蘭を下げる。「今日は植え替えをしなくちゃ」といつものようにゆっくりしないで引き上げた。えびねのお客さん二人から電話がかかって来て、待ちきれない様子だ。その後も何人かが寄って、おしゃべりの合間にこちらも植え替えをする。
 夕方寄ったWさんの話では、上野グリーンクラブのイベントも中止になるものがあるそうで、来週末はえびね展の予定だがどうなるのだろう。出かける前に確認した方が良さそうだ。花は時期が限られていて1年に1度しか咲かないのだから、こんなにドンピシャで影響を受けるのは残念だ。うちの店はいつも通り静かにやっているが。
 毎日ニュースの大半は新型コロナの話題。早く春らしい明るい話題を提供してほしいものだ。


2020年3月20日(金・休)
 三連休の初日。時は春爛漫。天気は上々。店に来る途中の246号線は上下線とも大渋滞していた。いつも店の前を通り過ぎてすぐ先の信号でUターンして来るのだが、下りの車が止まったままだ。自粛ばかりでは我慢できない人達がどっと繰り出したのかもしれない。店に着いてパソコンをつけたら、今朝東名で死亡事故があったというからその影響が残っていたのか。渋滞は昼過ぎには解消した。
 つぼみが色づいたえびねは、その後順調に伸びて花間をとり始めた。4月を待たずに咲きそうな気配だ。Mさんが展示していた蘭を下げに来て、後はマイペースで植え替えをする。
 午後欅鉢を持ってきてくれた人がいてパソコンに入力、先日搬入された色々な古鉢と一緒に、棚が空いたら並べようと思う。

 夕方「きょうのショット!」のリンクを見ていたら、時々翌日にいかないで飛んでしまっているのがある。毎回確認しているつもりだが、うっかりミスに気づかなかった。時々チェックしないといけない。

2020年3月19日(木)
 気温が上がるという予報通り午前中は陽射しが一杯。植え替えをしたり問い合わせに応えたりして、夕方になる前に外の作場に水を遣り始めた。水やりが終わる頃から突然強風が吹き始め、あわてて防風ネットを閉める。ネットが煽られて力いっぱい押さえないと持っていかれそうな強い風だ。急に帰り道が心配になる。背の高いBOX型の車なので、多摩川を渡る時が危ない。朝の予報でも東京は帰る頃に荒れて雨になると言っていた。今日は早めに帰った方がよさそうだ。やがて風は少し静かになったのでその間に早めに帰る事にして、毎日のルーティーンをさっさと済ませる。


2020年3月18日(水)
 相変わらず寒暖差が激しいが、今日からは暖かい日が続いて一気に春の陽気になるらしい。桜の話題が聞こえてくる。
 昨日の定休日にホームセンターをはしごして、メモを片手に店の備品等色々なものを買い集めた。広い店内で細かい物を探し回るのは大変だが、何度も来るのはもっと大変なので一気に買い物を済ませる。2軒に聞いても品物が無かったのは、売約済の赤い札。今朝車で店に来る途中、頼みの綱のスーパービバホームに寄った。まだ開店前だったので、駐車場に車を入れてしばらく待つ。10時になって聞いてみたらここにも無かった。「いつも使っているのだからそんな筈は・・・・・」。
 結局店に着いて車を置き、徒歩で三軒茶屋の専門店に行く。ここにも置いて無かったが、カタログで取り寄せてもらう事にした。神奈川の我が家の方は買い物には車が無いと困るが、世田谷では駐車場が無いので車ではかえって不便。必要な物を切らさないようにするのは中々骨が折れる。
 そんなこんなで午前中店を空けたが、今日は全く静かなもの。店内の展示品を流しに運んで水をやり、出来るだけ蘭の植え替えをする。夕方外を見ると、5時を過ぎてもまだ空に明るさが残っている。少し前とは大違いだ。


2020年3月15日(日)
 昨日の南岸低気圧による大荒れが嘘のようにすっきりと晴れた。東京では桜の開花宣言が出た。しかし風は冷たい。
 えびねのつぼみが見え始めると落ち着いていられない人達がいる。1年のうちほとんど音無しなのに、この時期になると突然連絡がある。今朝もえびねマニアから電話があったかと思うと、午後には別のマニアが姿を見せた。蘭のお客さんは一年中寄ってくれるのと対照的で、えびねのお客さんはほんとに面白い。
 朝発送があって荷造りをする。店内には仕入れた蘭掛けや、プラ鉢の大袋があって、何とかしないといけない。今日は手伝ってもらえるというので、店内の物置ルームを片付ける事にした。入っているもろもろを一度出して、めったに使わない物を一番上の棚に載せる。溜まった紙袋などは整理して後は処分する。段ボール箱も余分な物は畳んで明日の資源ゴミに出す。これは無くては困るという物だけでもかなりの量が残った。ついでに掃除機をかける。
 そんな大掃除の最中にお客さんが来る。「すみません、物置を整理していたもので」。えびねしか目に入ってないようで助かった。
 狭い物置ルームは一杯いっぱいながらも出しやすい位置に重い物を置き、軽いものは一番上の棚に。少しでも立体的に使えるように工夫した。何しろ物が多いから、作業していて片付ける暇が無いとたちまち混乱状態になる。時々見直さないといけない。
 何人かお客さんが来て、自粛ムードにしては人の出入りがある。植え替えをいくつかして、定休日前の水やりをする。する事は山ほどあるのに、毎日追われるようで進まない。


2020年3月14日(土)
 全く何という天気だ。発送の荷造りがあるので、足りなくなりそうな荷造りテープ等を買いに自宅近くのホームセンターに寄って、そのまま車で来た。朝からかなりの雨で、今日は冷えるという予報だったが、最高気温は、まだ前日の暖かさが残っている夜中に出たと思う。246を走っていると次第にフロントグラスが曇ってくる。やはり冷え込んできたか。
 こんな天気にわざわざ来る人もいないだろうと、作場で植え替えをしていたら、こんな大雨の中を来てくれた人がいて驚いた。今日、本来ならあったはずの東京香蘭会の展示会を見に、松陰神社まで行ってきたのだそうだ。展示会をするお知らせは出ても、中止になった事を知らせる手がない。うちの店に来てくれる人には「中止」と伝えたが、知らずに冷たい雨の中を出かけてお気の毒だった。
 いくつも買っていただいた蘭を、傘をさしながら無理なく持てるように包むのに神経を使う。この雨では紙の手提げ袋は危険だ。これから咲くのもあるから花が傷まないように、途中で傘をさしたりつぼめたりの時に、濡れた地面に置いても大丈夫なように何とか工夫して包装し、持ち帰ってもらった。
 やがて「うちの方は小雪が降りだしたから、車を置いて帰った方がいいのでは」という自宅からの電話。ノーマルタイヤだから、雪の中では乗らないことにしているのだ。そして外を見たらなんと世田谷でも雪が降っている。車だからとしっかり雨支度をして来なかったが、電車で帰るしかないかと覚悟を決める。
 頼まれていた株分けをして閉店時間を過ぎた頃に、雪は雨に変わった。良かった!これなら車で帰れるだろう。何とも目まぐるしい一日だった。


2020年3月13日(金)
 今日も晴れてコート要らず。明日は雨の予報で今日までは春爛漫だ。再入荷した奥地蘭のやり取りで忙しかったため、この間取り寄せた資材(プラ鉢、プラ鉢の足、用土、蘭掛け)が店内にそのままになっていた。今日はちょっと一段落したので、乾いた蘭に水をやりつつ、物置を整理してストック分を棚に片付ける事にした。一人で高いところに大きな物を上げるのは無理そうなので、それは手伝ってもらえる時まで先送りし、手の届くところを片付ける。積んである段ボールをどかしたら、奥の棚からプラ鉢の足の新品在庫が出てきた。気づかずに取り寄せて失敗した!と思ったら、今回買ったのとは別のサイズだったから良かった。こんな事が無いように、店の中の見えるところに、各サイズの足をまとめて置く。
 室内の物置スペースを見ると、各種プラ鉢、鉢皿、えびねの葉受け軸、蘭発送用に注文した段ボール、車での持ち帰りや鉢、書籍発送用の各種サイズの段ボール、梱包用テープ類、包装の袋や紙、巻き段ボールやエアーキャップの大きな巻物。実に多種多様の物があって今更ながら驚く。どれも使う時に無くては困るから、色々な場合を想定して、無くなる前に注文する事になる。外の物置には各種用土の山。店の中には書籍、肥料や薬、ラベル、ノズル、サナなど、実に様々な物が並んでいる。園芸店にある物は、肝心の蘭以外でも本当に多い。
 外の棚に水をやっていたら、ウチョウランの鉢に芽が出ていた。毎年消えてしまうのも必ずあるが、今年は打率はどうだろうか。山草の鉢も緑が見えてきたし、枯れ木も芽吹き始めた。これでコロナの心配が無ければ最高なのだが。

2020年3月12日(木)
 陽射しは眩しいほどだが風は結構冷たい。いい天気が続いて洗った砂はよく乾いた。道路際のユキヤナギが真っ白に咲き揃い、すっかり春の光になった。
 頼んだ蘭を持ってきてくれた人や、追加で入荷した蘭を早速買いにきた人、株分けの必要な人、写真を送る必要の人などで一日中忙しくて、植え替えは全くできなかった。昨日園芸JAPAN4月号が入荷したが、1ページも開く時間がない。


2020年3月11日(水)
 東日本大震災記念の日は朝から晴れて東京の気温は20℃超え。皆薄着になってすっかり春の気配だ。この天気を利用して砂を洗って干す。水を使っても冷たくないから助かる。
 Iさんが売約の蘭を買いに来る。その後Aさんが鉢を探しに来た。希望の鉢が見つかって帰る時、9年前の大震災の日にやはりここに来ていて、帰り道であの地震に遭ったという話になった。Aさんが帰った後、まさに地震の時にこの店(今は無い昔の店)にいて、危険を感じて一緒に外に避難したKさんが現れた。9年前と同じタイミングで同じ人が店にいた事になり、あまりの偶然に驚いた。9年前はもっと寒くて、暖房をつけた上にヒーターに身を寄せて、店で夜を過ごした事を思い出す。電車がすっかり止まっていたから帰る手段が無かったわけだが、停電してなくて本当に良かった。
 今日奥地蘭が追加搬入された。蓮弁蘭が6鉢に豆弁蘭覆輪が1鉢。豆弁蘭はまだ開いてない。
 あまりの暖かさに、ここで咲いた中国春蘭は急に花が終わってきたので、花を切って奥地蘭に場所を空ける。鉢が乾いて展示品に水をやったり、搬入品をパソコンに入力したりと忙しくて、植え替えも思うように進まない。一日中バタバタしていた。


2020年3月8日(日)
 昨夜は音を立てて雨が降っていた。今日も弱い雨が一日続いて気温が上がらない。このところ結構定期的に雨の日がある。
 依頼された写真を送ったり、注文の電話を受けたりと毎日同じような展開。そこに二人が展示品を持って来てくれた。「天童素」と「ピアナン桃花素舌」。早く咲いた花はそろそろくたびれてきたので、新鮮なのを飾らせてもらう。
 以前に古い店に来て以来で今の店は初めてというお客さんが蘭を買いにくる。前の店の感じをよく覚えていてくれて、話していて懐かしかった。色々ある合間に植え替えを少しする。この調子では中々ゴールにたどり着けそうもない


2020年3月7日(土)
 寒い一日。久しぶりに入り口の戸を閉めておく。蘭の発送があって午前中はその荷造り。午後からは蘭や本を買いに来た人がいて、バタバタしている間に一日が終わった。植え込みしなければならない蘭がいくつかあって、閉店後やっと植え込む。電話やメール、お客さんとの話題も、色々な蘭展が中止になった話になって、皆がっかりしている気持ちが伝わってくる。昨日も帰りが遅くなったから、今日は早めに切り上げて帰る事にする。


2020年3月6日(金)
 ようやく穏やかに晴れて気持ちがいい。店に着いて先ずパソコンの電源を入れると、メールが何通も来ていた。いずれもすぐに返信しなければならないから、さー困った。一番簡単なものから返信し、写真を添付したりするのは一段落してから。電話もかかってくるし、来店のお客様もあるし、間違えたら大変だしと、日頃ののんびり屋も気合が入る。
 植え替えのシーズン真っ只中で、急にプラ鉢が必要になったり、鉢数が増えて蘭掛けを探しに来たり、用土が足りなくなったりと、急ぎのお客さんが現れる時期だ。プラ鉢など資材を欠かさないように、しまってあったのを出して在庫を確認し、注文する。
 昨日の強風で鉢はどれも乾いている。一息ついたところで外も中も水やり。外の山草の棚では、枯れたような枝先にかわいい芽がたくさんついていて、この時期が一番楽しい。室内の作場では、他の葉に埋もれて「雲南白蝶」が1本咲いていた。花が来ている事に咲くまで気づかなかったとはかわいそうな事をした。早速店内に入れる。
 ニオイエビネ「御蔵聖玲」の冬至芽がずい分伸びたと思ったら、先端が開いて中からつぼみが見え始めた。他のえびねも冬至芽が急に上がってきて、奥地蘭の後はえびねだとアピールしているかのようだ。どんどん春が進んでいるのに、コロナウィルスの方は一向に落ち着いてこない。


2020年3月5日(木)
 朝来る途中は雨が降っていたが、店に着いたら晴れてきた。ところが風が強くて、外の棚の防風ネットが煽られてバタバタしている。車は背の高いワゴンだから、多摩川を渡るのが怖いほどだ。夜までに止んでくれればいいが。
 Kさんが日本春蘭の展示品をいくつか持ってきてくれる。あちこちの春蘭展がすべて中止になって、これまで心を砕いて世話をしてきた趣味家にしたら、急に飾る舞台が無くなってしまった。せっかくだからとうちの店を飾ってくれている。3月の春蘭展どころか、4月の阿佐ヶ谷の九華展も中止だそうだ。その頃えびねはどうなのだろう。ささやかなうちの店は、押すな押すなとはならないから、静かにやっていると思うが、会場を借りて行う展示会は、影響を受ける事があるかもしれない。何しろお客様も、ここにいる白石も、蘭を取り巻く人々は高齢者が多いのだから、自重するに越したことは無い。早い収束を祈るのみだ。
 昨日入荷した蘭に通し番号をつけ、パソコンに打ち込む。鉢植えで花が咲いているのばかりではなく、花無しで根巻きになっているのもあるから中々進まない。お客さんと話をしながらでは間違えるといけないので、夕方一人になってチェックしながら作業を進める。いくつかはインスタグラムに写真を送った。花無しの根巻きはどれもかなりの大株でお買い得。最近はあまり見かけない「大紅朱砂」もある。閉店後一覧表をパソコンに打ち込んだ後、HPの2020春蘭のページに載せた。二人で読み合わせできれば早いのだが、一人での作業は間違えないよう確認に時間がかかる。遅くなったので明日又チェックしないと心配だ。一つ一つ写真を載せる時間が無いので、問合せいただければ写真をお送りします。。 

2020年3月4日(水)
 昨日はよく晴れて気温が上がった。コロナウィルスで休校になっている小学生達は、近所の公園に集まって半袖になって遊んでいた。やはり自宅でおとなしくしている事は無理らしい。もっとも公園は閉鎖空間ではないから心配は要らないだろうが。
 今日は一転雨になって、気温も昨日よりぐっと下がった。植え替えがいくつもあって、HPの作業前にまず植え替えをする。その後奥地蘭がたくさん入荷したので、取りあえず床に並べる。これを何とか整理しないといけないが、すぐにできるかどうか。
 あちこちで蘭展が開かれる時期だが、次々と連絡が入ってどれも中止になったのでお知らせします。
・日中友好会館の奥地の蘭展示会
・大船フラワーセンターの蘭かながわの展示会
・新橋華僑会館の日本中国蘭協会の展示会
・松陰神社の東京香蘭会の展示会
以上、立て続けに中止の報らせ。会で検討して中止の判断をしたところもあるし、会場の決定で中止になったところもあるようだ。
1年に一度、この時期しか咲かないのに、丹精込めた蘭を展示できずに残念だが、今の状況では仕方ない。又来年を目指して頑張ってください。


2020年3月1日(日)
 暖かくて春の陽気。さすが3月に入ると空気が違う。朝東京マラソンが行われ、都心のコースでは一部交通規制があるためだろうか、246の上りはすごく空いていた。いつもよりずっと早く店に着いたので、近くのスーパーマルエツにお弁当を買いに行った。するとレジのところは普段2〜3人の列なのに、なんと長蛇の列。早く着いた分がお弁当を買う時間で帳消しになった。並んでいる人の買い物かごには1家庭1袋という制限付きのトイレットペーパーが入っている。昔の石油ショックじゃあるまいし、買いだめしておく必要はないと思うが、どこの店の棚も空っぽになっているようだ。
 蘭の発送があって荷造りにかなりの時間がかかる。注文で作っている箱に入らないと、丁度いい箱を探すのが大変。大きな洋蘭を入れる箱では大きすぎるが、それを縮めたりの加工をしてようやく荷造りが終わった。ヤマト運輸に集荷の連絡をすると、大仕事を終えた気になる。午後から蘭を買いに来られるお客さん用に、蓮弁蘭の株分けをし、植えこむ。
 今日も一日中バタバタと動いていて、夕方になって奥地蘭の撮影を始める。春蘭・奥地蘭2020に、入荷した売り物の品種名だけは追加したが、写真をどうするか迷う。ちゃんとHPで見やすいように、品種名、条数、花数、価格などを入れ、同じように写真を沢山載せると、又HPの容量を気にしないといけないし、見やすい体裁を作っていくだけでも時間がかかる。発送などで忙しいと「ついつい明日」という事になるので、取りあえずインスタグラムにいくつか写真を送った。まだ全部ではないが、もし気になるものがあったら、メールで問い合わせてください。写真を添付して詳しい内容を返信します。


2020年2月29日(土)
 晴天で気温は割合低い。コロナで騒いでいる間に2月も末になった。毎日驚くニュースばかりで実に目まぐるしい。
 今日は搬入された奥地蘭をHPに紹介したかったが、発送や問合せメールがいくつもあって、注文の株分けをしたり、写真を添付したり荷造りしたりで中々HPまでいけない。株分けのついでにこの間切らしていた鉢底用の大粒石を篩って袋詰めする。大粒を取り寄せても、かなり小さいのも混じっていて、大きさで篩い分けると本当の大粒はずい分少なくなってしまう。篩い落とされた中粒以下を又篩い分け、植え込み用土として洗う。大粒は混合したり洗ったりしないが、それでもそれなりに手間がかかる。
 今日は熊谷の奥地蘭展で、趣味家は大勢見に行っているはずだ。行きたい気持ちはあったが、中々近場でないと動きにくい。こんなに一日中する事がたくさんあると、店を閉めて展示会を見に行かなくてよかったと思う。明日も発送がある。明日こそHPもやらなくては。


2020年2月28日(金)
 きれいな青空だが空気は冷たい。しかし昨日の強烈な北風が収まって良かった。
 先ず入荷した奥地蘭にラベルをつけ、パソコンに打ち込んでリストを作る。これが終わって一段落。明日からHPに載せるための撮影がある。生ものなのだから早くやらないといけないが、やはり一つ一つ時間がかかる。
 「観梅」は花を切って花瓶に挿した。


2020年2月27日(木)
 晴れて風がとても強い。鉢の表面は乾いて真っ白になっている。午前中に水をやりたかったが、お客さんが来たり奥地蘭が入荷したり、メールの返信をしたり株分けしたりで中々水をやっている暇が無い。結局閉店してから中も外も水をやる。風が冷たくて、ゴム手袋の中でノズルを持つ手がつりそうになる。外の水やりが終わって急いで寒冷紗を閉めてやっと一段落。
 今日入荷した奥地蘭は、中国から入って来ないのだから当然国内栽培品。朶朶香が多く、豆弁蘭と蓮弁蘭も少しある。今日は整理がつかないので、明日パソコンに入力するつもりだ.。
 朝来る時道路はずっと渋滞していた。帰りには田園都市線が人身事故の影響で遅れているという知らせがスマホに入った。風は一向に収まらないし、帰りの道路も渋滞を覚悟しなければならないだろう。


2020年2月24日(水)
 陽射しは申し分ないが意外と風が冷たい。店の前の通路に、あっという間に雑草が伸び始めた。こんなところにも春を感じる。
 昨日はまだ天弁が上がってなかった「円心梅」が、今日はぴんと上がっていい形になっていた。因みにこれは展示品です。
 いい天気が続いて店内に展示している鉢に水をやるのが忙しい。1鉢づつ流しに運んで水をやり、水を切って又棚に戻す。一度にノズルでというわけにはいかないのがつらいところだ。
 干してあった砂を混合して植え込み用土を作る。せっせと植え替えるとたちまち無くなる。あと何回洗わなくてはならないだろう。メールや電話での問合せに応えたり、あちこち電話をして問い合わせたりで、植え替えは中々終わらない。資材の購入リストを気がついたらメモしているが、これも中々まとまらない。
 今週は火・水が定休日です。今週半ばには新しく売り物が追加される予定です。


2020年2月23日(日)
 昨日が春一番だったようだ。帰り道は雨に降られたが、今朝はきれいに晴れあがった。風もあって、洗った用土は乾きすぎるくらいよく乾いた。
 三連休とはいうものの今年は大きな騒ぎでどんな具合かと思ったが、昨日の帰りも下りは混んでいたし、今朝来る時も上りはガラガラだが、下りは東名に繋がる辺りは車がぎっしりだった。やはりコロナにめげずに出かける人は多いらしい。但し大勢人の集まるイベントは中止になっているところが多いようだから、行き先も色々な工夫があるのかもしれない。
 久しぶりに顔を見せたお客さんが「円心梅」を展示してくれる。花弁がうちわのようにまん丸で名前の通りだ。
 発送があり、何人かお客さんも来て植え替えは少しだけ。明日は混合砂を作るつもりだ。明日月曜日は通常通り営業しています。今週は火・水が休みになります。


2020年2月22日(土)
 朝道路が濡れていたが、日中は雨の心配はない。昨日洗った用土は外に干してよく乾いた。今日も蘭の植え替えの続きをする。「2020.2.22」を何度もラベルに書く事になり、当分今日が最も(2)の多い日付になるはずだ。
 車で寄って蘭を見ていかれる方もいるが、電話やメールで注文される方が多い。やはり混んだ電車に乗る事を控える気持ちになるのは良く分かる。そういう白石も、このところ車で通って来ている。車のガラスに黄色い粉が積もっているのは花粉か黄砂か。HPからやり取りしながら買い物をしていただけるように、写真と共に情報発信が大切だ。


2020年2月21日(金)
 穏やかに晴れるのは今日までだそうで、明日は天気が崩れて荒れ模様の予報。今日のうちに又用土を洗って干す。お客さんが来ている以外はずっと蘭の植え替え。捨てる土が又袋一杯になった。これは車に積んで帰って自宅で片付ける事にする。用土を洗う、植え替える、残土を処理する、のサイクルをひたすら繰り返す。
 日中友好会館での奥地の蘭展示会が中止になったと今日聞いた。拡大を続ける新型コロナウィルスのために大きな集まりが次々中止になっているが、蘭展もついにという事だ。この間案内状をたくさん預かってきたのが無駄になってしまった。日中友好会館での展示会は今年が最後という事だったが、フィナーレを飾る事が出来ないままになった。今日が最終日の東京ドーム世界らん展も来場者が例年より少なかったそうだ。悪いタイミングでとんでもないウィルスが流行ってしまい、強い感染力であらゆる方面に大きな打撃になった。一向に終わりが見えないが、何とか早く止まってほしいと願うのみ。


2020年2月20日(木)
 午前中に神代植物公園の写真を整理する。スマホで撮っているのでパソコンに保存するのに1枚1枚の処理に手間がかかるが、ようやく最後まで終わった。
 「白楽天」の大株にぎっしり花が着いているのを見るといいなあと思うが、店ではどうしても売り物にするので、大株のまま作っていられない。どの株も花が着くとその部分を分けてしまって、又しばらく花が着かなくなってしまう。毎年その繰り返しだ。
 何人かお客さんが来て、一日株分けしたり植え替えをして過ごす。


2020年2月19日(水)
 昨日の定休日に神代植物公園で始まった春蘭展を見に行った。中国春蘭がこれだけ並ぶところは、最近では少ないかもしれない。一花がメインだが奥地蘭も色々あって楽しい。写真をかなり撮ってきたのだが、今日はその整理に追われてしまって、まだ最後まで辿り着かない。植え替えの予定のものを終わらせ、店内と作場の水やりをするなど、一日中作業をしていた。
 Oさんからメッセージをいただいて、使っているマスクの耳ひもが、箱に内側と書いてあったそうだ。やはりメーカーによって異なるというのは本当だった。今回の騒ぎで覚えた事のひとつだ。


2020年2月16日(日)
 低気圧が接近していて、朝店に向かう頃は一番雨が激しかった。昨日までの暖かさは去って、2月らしい気温になる。
 昨日洗った砂を混合して袋詰めする。何人かお客さんが来たので、やはり店を閉めてドームに行ってなくて良かった。イトラン素舌をHさんが持って来て飾ってくれる。小さくてかわいい花だ。
 もうつぼみがついた株は皆店内に入れたと思っていたのに、賀神梅に3本花があがっているのが見つかった。上から見ると捧心の兜が真っ白に見えている。大株だったから、ある程度伸びるまで気づかなかった。これが咲けばかなり見事だろう。


2020年2月15日(土)
 朝テレビでマスクの裏表について、メーカーによって違いがあると言っていたので、自分の使っているマスクの箱を確認した。それには耳紐が着いている方が外側と記載されていたので、注意してそのようにしてきたが、こんな注意書きを読んだのは初めて。ほとんどの人はそんな所を読まないのではないだろうか。しかしこれですっきりした。やはり注意書きは読むべきだ。
 今日もポカポカ陽気。明日はぐずつくようなので今日の陽射しを利用しようと用土を洗う。新しい用土がたっぷりあると植え替えも気が楽だ。
 売り物の「孫俊素」が開きだした。「雲南雪素」とは違ってコンパクトな葉姿。細い葉が弧を描いているのがいい。久しぶりのIさんが寄ってくれて植え替えの間のおしゃべりをする。「万字」はまだ開かないでがんばっている。

2020年2月14日(金)
 すっかり春が来たような気温になった。バレンタインデーではあるが、昨夜新型コロナウィルスの新たな展開が報じられて、何の心配もなく楽しむ雰囲気ではなくなった。今後どういう方向に行くのかしばらく様子を見守りたい。
 今日も植え替えの続きをする。廃棄する土がかなり溜まってきたので、それを片付けるために車で来た。毎日咲いてくるものがあって、2月一杯で皆開いてしまいそうだ。
 今日は早目に閉めてドームに行くつもりだったが、都合で行けなくなったので、いつも通り6時に閉店します。


2020年2月13日(木)
 朝のうち少し雨が降ったがまもなく上がった。暖かくなるという予報通り、上着がなくても寒くない。昼から杭州の植え替えを始める。何鉢か植え替えて根巻きをいくつか巻き直す。すぐに終わるものではないので、これからじっくりと順番にやっていきたい。
 資材を買う必要がポツポツと出てきて、何を、どれくらい、どういう組み合わせで注文するか。頼み忘れがないようにと考えると毎回頭が痛い。広いところなら大量に注文できて経済的だが、都会の真ん中では置いておく倉庫が無い。その計算が面倒でついつい後回しにしていると、必要なものが底をついて慌てる。
 明日から東京ドームの蘭展が始まる。今年は今までと違って前日の内覧会が無く、午前中が表彰式というスケジュールだ。店を空ける時間をどうやって少なくするか考えると、やはり夕方早めに閉めて夜の部で見るのがよさそう。夜遅く帰るのもつらいが、火曜日から神代植物公園の春蘭展も始まるから、定休日も忙しい。展示会シーズンは時間のやりくりに悩むシーズンでもある。というわけで明日は午後4時半で閉店します。


2020年2月12日(水)
 急に暖かくなって冬のコートはいらない。梅も満開になったし、下の草むらではオオイヌノフグリが鮮やかなブルーで咲いている。福寿草も金色に輝く。日が伸びて朝の明るさがこの間までとは全然違う。春の気配にはやはり心がウキウキする。
 お客さんも外へ出るのが楽になったのか、久しぶりのSさんが姿を見せたり、「万字」が咲いたかと見に来た人がいたり。しかし「万字」はまだ咲かない。大分花軸が伸びてつぼみも大きくなってきているが、じっくりじっくり開くつもりらしい。
 昨日の定休日、100円ショップに消毒用エタノールを入れるスプレーを探しに行った。先日見えたKさんに、「エタノールを入れられるのと入れられないのとあるから注意が必要。100円のは使えない」と言われていた。虫メガネがないと読めないような小さな字を見ると、確かに「アルコール等には使用できません」と書いてある。それを教えてもらってなければ、100円のを買ってしまっただろう。そんな区別がある事も知らなかったのだから、何でも専門的?な知識は大切だ。200円で買ったしっかりしたボトルに無事詰め替えたが、全くいつまでこの騒ぎが続くのだろう。


2020年2月9日(日)
 空は真っ青だが空気はとても冷たい。花への影響を考えながらも、時々エアコンをつけないと寒くてたまらない。
 朝のうちに中の作場に水をやろうと思ったが、次々とお客さんで結局夕方近くになってようやく水やり。店内の蘭の乾いたものには、合間に少しづつ水をやる。植え替えようと思って中に取り込んだあったシンビジウムの原種を、水やりの邪魔になると店内の棚に置いたら、花芽らしいのが見える。去年初めて花芽がついて楽しみにしていたが、咲く寸前につぼみが駄目になってしまった。今年は是非無事に花を見たいものだ。
 「万字」「白麗」のつぼみが膨らんで、定休日明けの水曜日には咲き始めるかもしれない。「万字」は2008年「自然と野生ラン」に写真が載って以来の花。株分けを所望されて咲かなくなったが、ようやく力が戻った。あの時の花が見られるかどうか、今年一番の楽しみだ。


2020年2月8日(土)
 朝家を出る時にやっていたテレビ番組を見て驚いた。今はそればっかりという新型コロナウィルスの話の中で、感染症の専門医がマスクの付け方を説明していた。そんなの常識といわれそうだが、マスクは紐が付いている側を外にして着けるのだそうだ。マスクの端より少し内側に紐が留めつけてあるが、今までそれを確かめて、わざわざそちらを内側にして使っていた。箱に書いてあると言っていたが、いちいち小さい字で書いてある注意書を読んだりしない。早速紐を外側にして着けて出た。紐で端を押さえつけるのだから、隙間が出来ずに理にかなっている。電車の中ではマスク着用の人が多いので他の人はどうかと気を付けて見ると、見た限り紐を内側にしている人ばかりで、間違っていたのは自分だけではなかった。今までそんな話を聞いた事が無かったから、この欄を読んでいただいている方だけにでも伝えようと思う。
 風は冷たいがカラッと晴れて、昨日までのすごい冷え込みはようやく一段落した。久しぶりに外の山草棚に水をやる。セッコクの「紅紫丹の紅覆輪が明るい日差しに鮮やかに輝いている。ほんの小さな葉だが、こんなきれいな葉を見るとうれしくなる。枯れたような山草鉢にも、枯れ葉を切り取ったら若い芽が顔を出していて、早春の楽しみだ。
 午後からお客さんが来て、棚のものがずい分減った。これから咲いてくるものはそれほど多くないので何とかしないと。


2020年2月7日(金)
 空気が冷え切って、朝家を出るのに気合が必要だ。店に着いてもやる事は最低限にとどめ、パソコンの前にいる時間が長い。ちょっと日が出て暖かければ、外の鉢を手入れしようとか、植え替えをしようとか思うが、今日は寒くてどうにもならない。
 最近来られようになったお客さんが又春蘭を買いにきて、色々な話が弾む。きれいに飾る事を心がけていて、鉢も選んでいく。
 「観梅」が4花ついて、一番上の花から咲き始めたが、今日は4花とも開いた。さすがに王者の貫禄だ。


2020年2月6日(木)
 ホントにすごい寒さになった。風がとても冷たい。いつも暖房をつけなくても何とかなるのが、今日はエアコンをつける。あまり暖めると花がどんどん進んでしまうから、それとの折り合いをつけながらだが。
 朝来たらもう車が停まっている。古鉢市の品物を持ってきてくれたもの。何人か鉢を持って来たいという人がいるので、品物が集まったら古鉢市をしたい。直前に一度に持って来られると、撮影したりHPに載せたりの準備時間が足りないので、ボツボツと持って来てもらうのがありがたい。古鉢はどういうものか分からないものがあって、調べるために時間を取る事が多い。今から少しづつ準備していきたい。
 乾燥した日が続いて、寒くても店内の鉢は乾きが早い。一つづつ順番に運んで水をやる。


2020年2月5日(水)
 しばらく好天が続いたので、休み明けは色々な蘭が咲いていた。蓮弁蘭は「観梅」が4花とも開いていたし、「雪化粧」、「桃花」2タイプ、「紫皇帝」、「緑花蓮弁」など。一花は「天緑梅」がこれまでで一番きれいに咲いた。「賀神梅」も咲き始め、「万字」がもうすぐという状態。来週はもう東京ドームが始まる。いよいよ春蘭展目前だ。案内状では2月8日からとなっているが、うちは日にちに関係なくすでに展示している。
 一日中人が来たり電話が鳴ったりで賑やかだった。今晩からぐっと冷え込んで、明日は霜が降りそうな寒さになるという。帰る頃には風が強まって本格的に寒くなりそうだ。


2020年2月2日(日)
 明るい空だが風は冷たい。暖かいコートを着て歩いていると、半袖半ズボンの男の子が自転車で追い越して行った。人は色々。
 朝駒澤大学駅を出て時々寄るスーパーに入った。通りかかった薬売り場の棚にマスクが数箱置いてあったので、1箱レジに持って行った。「マスクあるんですね」と言ったら、「たまたま今朝入荷したんです」ということだった。それもたちまち無くなるだろう。昔オイルショックでトイレットペーパーが棚から消え、行列して買う光景があったのを思い出す。(若い人は知らないだろうが・・・)。マスクより手洗いが一番重要だという事だが、花粉症の人はマスクも必要だ。新型コロナ肺炎が収束の兆しを見せれば、こんな混乱はたちまち解消するだろうが、今はまだ出口が見えない。
 中国では蘭ブームだが、蘭展が開かれるこのタイミングでこんな騒動になって、それでも負けずに盛り上がるのだろうか。日本では気にしつつもそれほど行動に影響は無いと思うが。続々展示会の情報が入ってきている。東京近辺で今分かっているのは次の通り。
世界らん展(東京ドーム)   2月14日(金)12:00〜21日(金)17:30
芳華会春蘭展(神代植物公園)   2月18日(火)〜24日(月・休)
北関東中国奥地蘭展(熊谷市緑化センター)  2月29日・3月1日(土・日)
中国奥地蘭展(日中友好会館)   3月3日(火)〜8日(日)
蘭かながわ春蘭展(大船植物公園)  3月10日(火)〜15日(日)
日本中国蘭協会展(新橋華僑会館)  3月14日・15日(土・日)

他のも分かり次第お知らせします。


2020年2月1日(土)
 晴れて昨日の風は収まったが、平年並みの寒さになった。それでも全体的には暖冬に違いない。昨年末の寒蘭は大分遅れて咲いたが、春蘭の花は早いようだ。じっくり花茎が伸びずに咲いてしまうかもしれない事が少し気がかり。まことに遅ればせながら、まだ花が全く傷んでこない杭州をようやく切って植え替える。全部作場に片付けたので、少し間隔を開けて春蘭を並べる。
 今日少し蘭鉢を持ってきてくれた人がいて、パソコンに打ち込んで整理する。他にも鉢を持ってきたいという人が何人かいて、到着したら古鉢市も同時開催という感じ。今年は中国からの新着の蘭が無いから棚に余裕があり、ポツポツと鉢を置いてみようと思う。
 今日Goさんに教わって、HPの表紙にインスタグラムへのリンクを貼った。HPは1999年の開設だから古典園芸の店としては早い方だった。今ではほとんどのところが作っているが、当時はまだそれほどでもなかった。それも業者に頼むのではなく、ずぶの素人が試行錯誤で作ったものだからずい分大変だったが、今では鈴木さんと悪戦苦闘のいい思い出だ。
 その後はブログ、Facebookなど便利なツールが主流になり、ついにはインスタグラムという事になった。若い人は簡単に乗り超えられるが、こちらは躓いて転びながら右往左往している最中だ。HPをこれまで何とか続けてきて、見て下さっている方がいるのだから、これはこれで今後も続けていきたい。
 効率的にクリック一つで注文できるようにしないのは、自分がそういう買い物が好きではないから。うっかり間違えた時、人がいる事を感じられないのはとても不安だ。聞きたい、確認したい、という気持ちがあって、機械的な買い物が好きになれない。第一細かい注意書きを全部読むのが億劫でもある。HPからメールで問合せをいただいたら、写真を添付したり質問に答えたりしながら、対面の買い物と同じような感覚でやっていきたい。面倒だと感じる方もおられるかもしれないが、大量生産の工業製品ではないのだから、こういう方法を今後もやっていくつもりだ。


2020年1月31日(金)
 この間新年を迎えたところなのに早くも1月が終わろうとしている。オリンピックイヤーという事で明るく始まった2020年は、完全に新型コロナに塗りつぶされてしまった。今朝も別の薬局2か所に寄って消毒用アルコールが無いかダメもとで聞いてみたが、やはりどちらの店も売り切れていた。マスクも同じ。日頃目立つところに沢山積んであるのに、あっという間に棚が空になるのだからすごい。ウィルスは普通のマスクで完全に防げるわけではないらしいが、アレルギー性鼻炎があるのでこの時期マスクは必要。すごい勢いで増産してそのうち出てくるだろうが、それまでに収束の見通しがつくのかどうか。東京2020が近づいているのに、すっかり関心をさらわれてしまった感がある。
 昨日まで桜が咲きそうな陽気だったが、今日は風が強くて寒い。いつもスーパーやコンビニで持ち帰れる空き段ボールが置いてあると、「これは鉢を送る時によさそう」とか、「細長いものに使える」とつい目がいってしまう。日頃丁度いい箱を見つけるのに苦労しているものだから、特殊な形の箱を見つけるとキープするのが習性になってしまった。今日もお弁当を買ったついでに段ボールをもらい、それを持って外に出た。駒澤大学駅を出たところにタワーマンションが出来てから、辺りはすごい強風が吹きまくり、段ボールごと飛ばされそうになる。結局一日中嵐のような風だった。
 昼から昨日レイアウトした案内状の印刷を始める。お約束通り最初の1枚は裏表が逆で失敗。たまにしか印刷しないからその都度戸惑う。本文と宛名印刷まで無事終わって、帰り道で投函する事にする。
 「観梅」がまだそれほど花間を取ってないが、早くもつぼみが一部がほぐれてきた。


2020年1月30日(木)
 抜けるような青空。ポカポカとして気持ちがいい。
 武漢発の新型コロナウィルスによる肺炎患者数が毎日増え続けていて、収まる気配を見せない。マスク、手洗い、うがいの励行は勿論だが、今まで自分用に机の上にあった消毒用アルコールスプレーを、お客様が使えるように入り口近くにも置こうと思い、店に来る途中薬局に寄った。しかし、寄った2軒とも売り切れ。詰め替え用はわずかにあったが、ポンプに入った本体が一つも無いのだから、今回初めて買った人が多いという事だろう。中国でマスクが足りないなどの映像を見たが、日本でもこんな事になっているとは思わなかった。台風の後はブルーシートが棚から消えたし、皆反応が早いのにびっくりする。いたずらに騒ぐつもりはないが、一応ポンプ式の本体を入り口の棚に置いた。
 午後から春蘭展案内状のレイアウトに取りかかり、閉店間際に終了。明日葉書を買って印刷するつもりだ。


2020年1月29日(水)
 昨日は目まぐるしい天候だった。前の晩から雨が続き、朝車のワイパーにほんの少し白い雪が溜まっていたが、雪の予報はみぞれ程度で済んだ。日中雨が止んでも気温は一桁で本当に寒い一日だった。それが夜中になって低気圧が通過し、時ならぬ大雨と強風が朝まで続いた。
 今朝家を出る頃には雨が上がって明るくなり、傘を持たずに出かける。すっかり晴れて青空になり、気温が上がって上着要らず。本当に楽だった。
 定休日明けで店に着くと、ピアナン白花が開いていた。株分けして残った古木に花が着いたもので、株の状況はちょっと寂しいが、花は相変わらず気品があって素晴らしい。Wさんが蓮弁蘭が咲いたと持ってきてくれて、花の咲いた株が徐々に増えてきた。
 春蘭は1月から3月まで色々なものが咲いてきて、2月は中国春蘭、3月は奥地蘭だが、当店は日本春蘭をやっていないので、咲いてきたものを店内に並べる感じ。展示会の案内状を出さなくてはと思うが、今年は中国側の蘭事情に加えて、ここへ来て中国の新型肺炎騒ぎで、現地に買い付けに行く人がいない。新着の蘭が入って来ないので、今まで作っていたものを並べるしかない。そのうち協力者が栽培品を持ってきてくれる筈だが、展示会の案内状をまだ印刷してない。自分の店に飾るだけだから何日からという事はなく、咲いたら並べるという感じなのは毎年の事。それでもやはり急いで案内状を作らないといけないだろう。明日から取りかかろう。


2020年1月26日(日)
 朝のうちは降っていたが、駒澤大学駅を出て店に向かう頃から傘が要らなくなった。今日は花つき株をいくつも梱包しないといけないので、まずその作業を始める。つぼみだったのが今日開いてしまった株もあり、梱包には神経を使う。全部終わったらお昼になっていた。
 午後から植え替えを始める。洗った土を混合して使えるようにし、植え替え用の容器に入れる。土を洗うためのザルを洗って干し、物置に片付ける。これでも少し植え替えに精を出すとたちまち無くなってしまうのだ。
 早めに水やりを始める。風が無いからそれほど寒いとは感じなかった。定休日前は店内の展示品を一つ一つ作場に持って行って水を遣って又戻す。外の棚のように置いたまま水を遣れると楽なのだが。
 ピアナン白花が笑い始めた。月火の休み明けには開いて迎えてくれるはずだ。


2020年1月25日(土)
 今日までは晴れたり曇ったりだが、明日から天気は崩れるそうだ。雪の予報もあってしばらく好天は望めない。干してあった砂はまあまあ使えるくらいに乾いた。次の用土が出来たところで安心して杭州や春蘭などを出来る限り植え替える。植え替えと砂を洗うのとの追いかけっこがしばらく続く。
 前にも見えた若いお客さんが作場から「白麗」の小さな古木ぶかしを見つけてきた。鉢を開けてみて何年かかるか分からないそれを持って行ったが、その若さがうらやましい。書籍も選んで行った後、HPの「蘭関係書籍」のページで売れた分を消しておかなくてはと出してみたら、以前にたくさん売れた分がまだ反映されてなかった。注文をいただいた時に一か所にない本を探し出して、間違えないようにリストと照らし合わせて、荷造りして伝票を書いて、と忙しいので、荷物を出すとホッとしてしまって、HPの在庫管理の事まで頭が回らなかった。本を売ったついでに以前に売れた分もHPに反映させた。
 注文が色々あって明日は集中的に荷造りだ。


2020年1月24日(金)
 薄日がさして今日は暖かい。風が無い上に空気がしっとりとして余計暖かく感じる。来週火曜日に東京でも雨か雪という予報が出ていて、それまで快晴という日はなさそうなので、今日のうちに用土を洗う。外で干しながら花を切った杭州の植え替えをする。
 展示中の蓮弁蘭「観梅」の花茎が大分伸びてつぼみが膨らんできた。


2020年1月23日(木)
 一日中雨模様。最近は雨が割合定期的に降るので、冬定番の乾燥注意報はあまり聞かない気がする。暖冬と相まって野菜が安いのは助かるが、このつけがいつかドーンと来るのではと気にかかる。
 この間無理やりインスタグラムに引き込まれて、もうやるっきゃないという事になり、三日坊主も恥ずかしいのでとに角毎日1枚は写真を載せるようにしてきた。そんなにいつも題材があるわけではないので、「きょうのショット!」用に撮るのを出すだけだ。HPを毎日更新するのを優先して、あまり負担にならないようにしていきたい。そんなズボラなインスタグラムだが、「いいね!」をポチっとしてくれる人もいて励まされる。
 この間4点入荷した欅鉢は、貫入青磁と青磁の2点が売約になった。残りの瑠璃釉2点も、時間はかかってもそのうち無くなるだろう。一番シンプルな瑠璃釉の春蘭鉢には、つぼみが膨らんできたピアナン白花をすっぽり入れてみた。棚の上でお互いが引き立っている。


2020年1月22日(水)
 昨日までは晴れて暖かかったが、天気は下り坂で今朝は冷え込んだ。手袋の中の手が冷たい。ニュースでは暖冬の話題で、雪が降らないとか、氷が張らないとか異変を伝えている。この寒さはつらいけれど、それが正常ということなら我慢、がまん。店に着いたらさすがに暖房を入れた。古い店と違って今は完全に囲まれているので、冬でも滅多に暖房をつけないのだが今日は特別。エアコンのすぐ下の壁に撮影用のグラデーションペーパーを下げてあるので、写真を撮る時だけは停止しないといけないが。
 こんなどんよりとした寒い日だが、何人か寄ってくれたり、電話がかかってきたり。日曜日に「きょうのショット!」に載せた朶朶香「黄貴」は終了した。


2020年1月19日(日)
 昨日は終日冷たい雨で本当に冷え込んだ。今日は陽射しが一杯で生き返った心地がする。久し振りの人や常連さんなど何人かが寄ってくれて、やはり晴天だと動きがいい。
 杭州をいくつか作場に下げて場所を作り、蓮弁蘭などを店内に入れる。ツワブキを植え替えてこれも店内に。外の作場にあった多肉植物は中の作場に移動。今まで本格的な寒さが来なかったが、昨日のブルブルで急遽対策を考える。
 朶朶香「黄貴」の花見本株が咲いた。平肩のきちんとしたいい花だ。売り物は花なし株で5条1万円(税込11000円)。


2020年1月18日(土)
 どうしてセンター試験の時は雪が降るのだろう。今年も狙いすましたように東京でも一時雪が舞った。積もる事はないが、気温は一桁から上がらない。受験生にとってはこの寒さをクリアする事が第一歩。風邪をひかないよう頑張ってほしい。
 店の入り口の戸は営業している時は普段開けておくが、今日は植え替えをする必要があって作場にいたので、寒くて入り口を閉めてしまった。営業中の看板は出してあるので、雪模様の中来てくれたMさんは、分かっていてくれたようだ。営業中の看板が出ていて電気がついていたら、開けて入ってください。
 発送の梱包があって物置から箱をいくつか出してみる。発送は春蘭、寒蘭、えびねなどの根巻きだったり、鉢植えだったり、複数組み合わせだったり、鉢、用土、書籍など実に様々だ。いつも決まったものを大量に送るなら専用の箱を注文する事ができるが、その都度違うからそれも無理。標準的な寒蘭・春蘭用と大きな花付き用の3種類を注文で作っているが、それ以外は使えそうな段ボールを普段から気を付けて集めている。物置のスペースが限られているのでたくさんは置けないが、このストックが無いと発送依頼に応えられないのだ。その代わり何か印刷してある段ボールを使わざるを得ないが。


2020年1月17日(金)
 天気は下り坂らしくどんよりとして日が射さない。銀行に手続きの用事があって、土日が休みだから朝出勤前に寄ろうと、持っていくものを準備していた。そのため何度も2階に上がったり下りたりした後、下りる最後の数段で足を滑らせた。モコモコの暖かいスリッパが滑りやすかったのかもしれない。結果右腰と左足の指をぶつけて痛くてまともに歩けない。万一骨折やひびなどがあるといけないので、寄ろうとした銀行の向かいにある整形外科に急遽行き先を変更。店には遅れるがレントゲンを撮ったら、幸い骨は無事だった。痛いところは湿布を貼っておしまいとなり、今日はそのまま車で出勤した。座っていればそれほど痛くないし、腫れてくる様子もない。夕方には痛みが軽くなってきたので、明日は電車でも大丈夫かもしれない。齢のせいにはしたくないが、一つ一つの動作を慎重にしなければと自戒する。今日は静かにして明日からは植え替えだ。
 朶朶香赤花が開き始めた。「黄貴」の花見本も間もなく咲きそうだ。台湾寒蘭の「白鷺」のつぼみも膨らんできた。


2020年1月16日(木)
 昨日は雨の中何年振りかで世田谷ボロ市に行った。朝のうちに雨が上がる筈が、午前中一杯は降ったり止んだりの雨模様。いつもは長い行列の名物代官餅も、例年よりは行列が短い。しかし雨の中並ぶ気になれず、暖かいお汁粉を食べて少し買い物をした。
 今日は一転晴れたが気温は低い。電話がかかってきたり寄ってくれる人がいたが、蘭の植え替えを出来るだけやって後は水やり。長い間咲いていた杭州はさすがに花が終わってきて、いくつか花を切る。
 今年は雪国に全然雪が降らないとニュースでやっていた。目先の事だけなら生活者には楽だが、雪も降らないとこの先困る事になるだろう。やはり夏は暑く冬は寒くだ。オーストラリアでは山火事が消えなくて大変な事になっている。様々な地球の環境変化が、今年も各地に大きな災害をもたらさないよう祈るばかりだ。


2020年1月13日(月・休)
 本や蘭などの問い合わせがあって、メールの返信でパソコンの前にいる時間が長かった。何でも一人でやっていると終わった事を端から忘れてしまい、過去のやり取りや以前の写真をチェックするなど、返事をするにも調べものが多くなる。何事も一歩ずつしか進歩しないのが歯がゆい。毎日見ていただいているかどうか分からないHPを一人で更新していると、問い合わせをいただく事が見ていただいていることを確認できるようで本当にうれしい。
 今週は火・水が休みで、定休日前は水やりだが、寒い時期でもあり、作場は閉めているのでまだ大丈夫そうだ。店内に飾ってある鉢をチェックして、乾いているのだけ一つひとつ水をやる。


2020年1月12日(日)
 曇りがちの一日。ずっと作場で春蘭の植え替えと株分けをする。今年は思ったより花つきが良くて、自分のところで栽培した分だけでもある程度の数になった。これから何人かが持ち寄ってくれたらもっと賑やかになるだろう。
 この間の杭州寒蘭も原則中国からの入荷が無かったが、春蘭系も同じ状況のようだ。中国が出さない方針だから、流れが変わるまではどんどん新しいものが入って来る環境ではなくなった。今までに入っているものを大切にして、いかに良く咲かせるかという方向にならざるを得ない。
 今日欅窯の春蘭古鉢が4個入った。実際に植えて使っていたから足の方に多少の使用感があるが、どれもよく出来ている鉢だ。近年の欅鉢は工芸品のように手が込んでいて、コレクションとして所有し、土を入れて使わない人が多くなってしまったが、昔はほとんど植えこんで水をやって使うために買ったものだった。日本春蘭には楽の錦鉢が定番だが、中国春蘭にはちょっとミスマッチと感じている。中国鉢か国産なら欅鉢などに入れたいもの。元々欅窯の春蘭鉢は寒蘭用と比べて数が少なかったから、この4個は貴重品だ。出来る限り汚れを落としたらずい分きれいになった。
 明日は休日の月曜日なので通常通り営業し、今週は火・水が休みになります。


2020年1月11日(土)
 朝10時に寄りたいというSさんに合わせて1時間早く店に来る。午前中はどんよりと曇って寒かったが、午後は晴れるという予報通り、お昼を食べ終わった頃から日が出てきた。
 新しく用土を混合し、早速植え替え。中国春蘭の花つきを株分けして植えこむ。いい生の水苔があるので大事な根巻きを巻き直したり、入手した杭州を植えたり、お客さんがいる時以外はほとんど作場で蘭をいじっていた。
 「蘭寶ャ史」日本語訳版が1冊入荷した。蘭関係書籍のところに載せたが、この間「出ている事に気がつかないでいたら、売れてしまって残念!」と言われたのでここにもお知らせしておく。その言葉を誰に言われたのか忘れてしまったので、今度は気がついてくれればいいが。


2020年1月10日(金)
 穏やかに晴れて昨日洗った砂を干す。日中助っ人が来てくれて、頼んでいたインスタグラムのやり方を教えてもらった。この間ログインまで何とか自力で出来たが、又最初から設定をやり直してもらい、名前はsuzukiengei3987とした。基本のところを教わりながら写真を送ってみる。目の前でやっている時は何とかできても、うろ覚えだから帰った後は又???。子どもでも出来る事なのに本当に情けない。こんな事を始めてしまった事を早くも後悔しながら試してみる。結局分からないところはパソコンで調べるのだから、全く何をやっているんだか・・・。少し時間がかかるかもしれないが、辛抱強くお待ちください。
 午後山草を植え替えていたらKさんが杭州を下げに来る。ずっと見ていてこれはいいと思ったのをいくつか買って作る事にした。棚が空いたところに春蘭系を少しずつ中に入れようと思う。


2020年1月9日(木)
 昨日はついに暖かくならず本当に寒い一日だった。暖かくなる予報がずれこんだように今日は晴れて陽射しいっぱい。外が気持ちいいので棚の山草類の鉢を整えたり、外の植物に水やり。寄せ植えの多肉植物の鉢がとてもよく育ってバランスよくなっていたので、店内の窓の前に飾る。中の作場にも水をやっていたらイトラン、春蘭が開き始めていて、これも店内に。植え替える必要があるものを見つけて植え替えたり株分けしていたら、洗った用土が足りなくなった。冬は砂を洗うのはつらい作業だが今日はチャンス!。日が出ている間にと早速洗って干す。晴れて暖かいという事はこんなにも人を活動的にするものかとあらためて実感した。
 春蘭が咲き始めたが、杭州寒蘭もまだがんばっている。一番遅れていた「透月」がいい感じに開きだした。


2020年1月8日(水)
 昨日の天気予報で今日の東京は18℃とか19℃とかになると言っていた。そんなに気温が上がったら厚着していくと大変な事になると少し薄着で出かけたら、午前中は雨が降って寒い寒い!。昼頃突然雨が上がって少し日が出たが、予報で言っていたような暖かさにはならなかった。雨の中来てくれたSさんと、「思ったより寒いですね」。
 時間があったので、この間できなかったインスタグラムの登録をチャレンジしてみる。パスワードの大文字小文字の問題だったので、それを修正したらうまく登録できてびっくり。ところがその後どうしていいか分からず、やはり誰か先生がいる時に教えてもらう必要がある。インスタグラムをけしかけている人たちが来るまでそのままだ。
 中国春蘭の花芽つきを見ていたら、「湖州第一梅」のつぼみが開きかけていた。室内に入れて下の方で咲いてしまうといけないので、そのまま作場に置いておく。今回入った杭州青花の鉢を開けてみる。根はまあまあだったので一安心。根を薬に浸けて作に入る準備をする。「園芸JAPAN」2月号が入荷。


2020年1月5日(日)
 あけましておめでとうございます
 本年もどうぞよろしくお願いいたします


 昨夜我が家の方は激しい雨と風だったが、一夜明けたら真っ青な空に眩しい太陽。空気は冷たいが上々の天気で2020年の営業がスタートした。杭州寒蘭展で12月が格別忙しいので、正月休みは例年通り遠出せず、箱根駅伝を見ながらのんびり充電。1週間振りに店に来て、展示品の乾いているものに水をやる。休み中に手作りしてきた追加の本箱に売り物の本を並べ替えて、これまでの段ボール本箱を撤去した。棚に飾ってあった杭州寒蘭の花はまだもっていて、新着の輸入品の中には花が終わったのもあるが、作りこんだ品種はまだ元気一杯。寒い時期に咲く杭州寒蘭は抜群に花もちがいい。いつまでも花が終わらないものだからついつい長く咲かせてしまって株にとっては負担だろうと思うが、春蘭が並ぶまで杭州にはもうひと頑張りしてもらう。休み中店内に置いてあった春蘭は、「帝冠」、「雪山」のつぼみが大きくなってきているし、作場には中国春蘭の花芽つきもある。しかし店内に入れるとどんどん咲いてしまうので、もう少し作場に置いておきたい。
 今日スタートしたといっても明日からすぐに月火の定休日だから、実際には8日の水曜日からのようなものだが、植物を扱っている以上そんなに長く連続で休むわけにはいかない。2020年という響きは、1日違いでも2019年とはずい分印象が変わって、次のステージに入ったという感じがする。いよいよ東京オリンピックの話題満載になるのだろう。楽しみだ。
 午後になってかなり冷え込んできた中、何人かが寄ってくれて、楽しい新年になった。年賀状をいくつかいただいていて、「あっ、いけない!」も何人か。お客さんが帰ってから近くのコンビニに年賀葉書を買いに行ったが売り切れ。郵便局の本局まで足を延ばしたが、窓口はすでに閉まっていて、休日夜間受付の窓口のみ。そこには長い行列が出来ていた。仕方なく列に並んでようやく数枚の不足分が買えた。段取りが悪いと無駄な動きが多い。
 今年もご来店をお待ちしています。


2019年12月29日(日)
 穏やかな天気に恵まれた。朝から年末の挨拶電話が何本もかかってくる。実際に出かけて来て最後の買い物をしてくれる人や展示してあった鉢を引き上げる人も。こちらからも挨拶やら確認やらと電話をかける。いよいよ今年の最終日。丁度1週間の休みに備えて早目に水やりをする。
 春蘭系ではイトラン「雪舟」やピアナン白花の花芽がずい分伸びている。新年になって店内に入れれば間もなく咲くだろう。他の春蘭のつぼみも膨らんでいる。年が明けても杭州寒蘭はまだ飾ってあるから、切れ目なく春蘭に移行できそうだ。
 夕方大掃除の真似事をして今年はお開き。1年間大変お世話になりましてありがとうございました。新年は5日から始まります。新しい年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまどうぞよい年をお迎えください。


2019年12月28日(土)
 午前中、園芸JAPANの大塚氏が昨日に続いて撮影に来る。店で長年作っている旧タイプの杭州寒蘭は、ほとんど11月半ばに咲く。例年だとあちこち展示会の撮影に駆け回った後年末に撮影したいと言われても、もう花は1か月以上咲いていて、勢いのない姿を撮っても仕方がない事になる。ところが今年は花が遅れていて、今になって見頃の花が揃ったため撮ってもらったというわけ。こんな事は珍しい。
 年内の営業は明日までなので、今日は買い物や売約の品の引き取り、精算などに来てくれる人が何人も。狭い店に人が集まると妙にぎっしり感があるが、実際はそれほど大人数というわけではない。夕方皆が引き上げてから片付けを始める。
 明日も同じ状態になるだろうし、1週間の休みに備えて水やりをしないといけない。今年は妙にバタバタと忙しくてお正月の準備もままならない。


2019年12月27日(金)
 夜中に降ったらしく朝道路は濡れていた。きれいに晴れて湿度があるせいで暖かい朝。しかし店に着いてしばらくすると風が強くなり、防風ネットや波板がバタバタ音を立てるようになった。今日は室内で年賀状の印刷をしたり、風蘭の植え替えの続きをする。
 午後園芸JAPANが撮影に来てしばらくおしゃべり。いよいよ押し詰まって残す営業日は土日の二日間になった。


2019年12月26日(木)
 朝から風蘭の植え替えを始めるが、1鉢植え替えたところでUさんが見える。今日もインスタグラムの話になって、「とっても簡単で仕事が楽になるから」と勧められる。「この間Gさんにも勧められて挑戦したけれど、パスワードで撥ねられてインストールできなかった」と言って再チャレンジしたがやはり・・・。今度電話会社に確かめてみないと。若い人と違ってやたらとアプリを入れたりしないから、パスワードを忘れても何とか生きていける。
 そんな事をしている間にHさんが寄ってくれて話が弾む。もう植え替えどころではなくなった。冬はまだ長いから、春までにやればいい。
 今年は杭州の咲くのが遅かったから、例年ならもう終わりに近いのに花は今が盛りで、もうすぐ休みに入るのが惜しいくらいだ。

2019年12月25日(水)
 今日はクリスマス。学校も冬休みに入った。町はもうすっかり年末だ。眩しかった昨日とは打って変わって今日は曇ってぐっと冷え込んだ。各地でイルミネーションが盛んだが、外で見るの寒そう。先週は水をやる暇もなかったから午前中に作場全体に水をやる。
 何件も電話がかかって、それぞれの棚でも色々な花が咲いてきたようだ。ここの「八つ山」は例年クリスマスに咲くという遅咲き品種だが、今年はまだつぼみのまま。何とか休みに入る前に咲いて欲しくて、他のつぼみと一緒に店内に入れる。
 作場で杭州の植え替えは寒いので、店内に水苔などを持ち込んで風蘭の植え替えを始める。以前は真夏にやっていたHPのメンテナンスと風蘭の植え替え作業だが、8月が夏休みになってしまったため間に合わない。HPはメンテナンスをしないと容量が足りなくなるので、これはやらない訳にはいかない。ついつい風蘭を先送りしてしまいずっと気になっていた。水苔をいじると細かい屑が出て机の上も下も大変な状態になり、帰る前に掃除機をかける。年末の29日までには終わりそうもないし、大掃除もしたい。杭州の植え替えもあるし、年始もこんな風に続く見込みだ。


2019年12月22日(日)
 帰りは雨の予報で傘を持って来る。一日中日が出ず、気温は低いまま。
 Oさんが杭州寒蘭を見に寄って、「孔雀王」、「てん笑山」を大変褒めてくれた。どちらもまだ水晶寒蘭という言葉が無い頃に入った古い品種だが、今見ても本当に素晴らしいし花もちがいい。
 今日は明日からの休みに備えて店内に飾った蘭に水をやり、作場の花なし杭州を植え替える。ほとんど去年植え替えているのだが又鉢を開ける。
 夕方お客さんが来て話し込んでいたら、やはり雨が大分降ってきた。


2019年12月21日(土)
 昨日まで暖かい日が続いたが、今日は冷えて来た。日が出ないので余計寒く感じる。午前中誰も来ないので、頼まれていた植え込みをやったり、委託本の精算をしたり、久し振りにのんびりする。午後からはお客さんが来て杭州寒蘭の話が弾む。
 今年は花が遅いと思っていたが、まだ咲かないものもここへきて大分つぼみが膨らんできた。一番遅そうなのは「八つ山」で、それでも年末には何とかなるだろう。杭州寒蘭は花がもつので、一番に咲いた「黄玉山」もまだ見られる。趣味家の方は展示会が終わると来年の事を考えてすぐに花を切ってしまうが、「仕事納めでやっと来られた」という忙しいお客さんもいるだろうから、花が終わるまで切らない事にしている。生育がイマイチなのは、とことん咲かせてしまうせいかもしれない。
 明日は冬至。その後は少しづつ日が長くなるが、寒さの本番はこれからだ。


2019年12月20日(金)
 今日も穏やかで温かい。店に着いてすぐに昨日見つからなかった杭州寒蘭2019を確認する。案の定ファイル名が1字違っていた。それで打ち込んでも出て来なかった訳だ。パソコンは忖度もなければ思いやりもない。1字でも1点でも違っていたら出てこない無情なものだ。昨日も帰りが遅くなって、そのままで帰ったのを今日は何とかする必要がある。後になってHPのメンテナンスをする時に、ファイル名が違ったままではこれまた探すのに具合が悪い。やはり直しておかなくてはと、ファイル名を変えたら、今度は繋がっていたリンクが外れてしまう。適当に直すとやはりうまくいかず、しっかり一度消してやり直す事にした。近道はないらしい。結局色々なところをいじってどうやら表示されるようになった。ついでに国内栽培品の余剰苗や、店で花があがった杭州を中心に杭州寒蘭2019(2)も作り始める。こちらは後から追加していくつもり。
 大きな写真をたくさん載せるとHPの容量を超えてしまうので、小さな写真しか載せられないが、問合せいただければメール添付で詳しい写真を送ります。こんな事だから若い人にはインスタグラムをやれと言われるが、たくさんのパスワードを覚えきれないので、それもハードルが高い。
 IさんやSさんが来て売約の品を持って行く。例年なら今頃は終盤だが、今年は遅いのでまだ杭州は真っ盛りだ。

2019年12月19日(木)
 曇り時々雨
 店の前の道路を掘って、下水管の交換工事をしている。この間は古いガス管を取り換える工事で道路を掘っていた。その都度車が入れなくなって困るのだが、大事なインフラだからここは辛抱。夕方までには店の前は終わった。
 お客さんが見えたり電話が色々かかってきたりで入荷した杭州の写真を撮る事ができない。夕方ようやく撮影をしてHPに載せる作業に入った。やっとページを作って目次からリンクを貼ろうと思ったら、そのページが見つからない。まさかファイル名をつけるところでミスって上書きしてしまったか。写真はあるから又作ればいいかもしれないが、あれだけ時間をかけた作業が無駄になったとしたら悔しい。明日頭を冷やしてもう一度トライしようと思って帰り支度をしてから念のためもう一度探したら”あった!!”。パソコンを落とす前に急いでアップ。慌ててやっているので、何かあったらお問合せください。とに角あーヨカッタ!!


2019年12月18日(水)
 風が無く暖かい。日曜日の杭州まつりが終わって、取りあえずざっと片付けて帰ったところを又きれいにやり直す。日曜日の帰りに新着杭州と一緒に、花芽なしの「大雪嶺」と、花芽つきの「帝冠」「雪山」が入った。どれも大株で立派。今年の新着杭州は、何とか少しだけ入荷したうちの8鉢が来た。動かしているので花はピンとはしてないが、作りこんで咲かせれば立派な花になるだろう。今年の青花は明らかに濃緑で、そういう坪なのかもしれない。平肩で捧心を閉じたお行儀のいい紅花もある。明日から写真を撮って載せるつもり。ここで作っている杭州も段々咲いてきて、これから年末まで見頃のはずだ。
 月火の休みに古書市の本を入れる本箱を作ってきた。大判の本に合わせたのでA4の雑誌には少し大きいが、下手な手作りでも今までの段ボールよりはいくらかましだろう。次の休みにもう少し作らなくてはならないが、今日あるだけ古書を並べ直す。
 作場で杭州の咲き具合を見ていたら、ピアナン白花に花芽がきていた。気づかずにいたらもう10p近くまで伸びている。これも又楽しみだ。


2019年12月15日(日)
 朝早く家を出て新橋華僑会館の中国蘭展に行く。会員以外では一番乗り。そのうち知った顔がポツポツ現れて、蘭を見たり話を聞いたりして楽しく過ごす。11時になって先に会場を出て店に戻った。
 開店は午後からと言ってあったがお昼頃にはお客さんが到着して、昨日に引き続き来ている人、昨日は都合が悪かった人など閉店までにぎやかになる。
 今日はボロ市でもあって、日曜日と重なって世田谷線は大変な混雑だったようだ。ボロ市には蘭万園さんが出ているから、あっちもこっちも見ようと思うと駆け回る感じ。Wさんがボロ市の帰りに店に到着した時は、「あ〜疲れた!」。みんなこの時期は展示会疲れで大変だ。見て回る方も大変だが、展示会を開く方も準備から後片付けまで本当に大変。でもこうして親しい人たちが顔を合わせる事が楽しいのだから仕方ない。皆さまお疲れ様です。
 新橋が片付いてから、展示してあった品の一部が今度はすずき園芸にやってきた。蘭花村の荷物を棚から下ろし、車に積んで場所を空ける。その後そこを掃除して、後からやってきた杭州を並べる。今週は水をやる暇が無かったから、定休日前の水やりが出来たのはずい分遅くなってから。計算が合うまでにはしばらくかかりそうだ。杭州まつりはとに角終わったが、花はまだこれから咲いてくる。予約のものを取りにきたり、年内一杯忙しさは続く。


2019年12月14日(土)
 昨夜は遅くまで店内の片付けをして、杭州まつりの準備をしておいた。棚を空けるために、何鉢も作場に片付けた。今朝は9時過ぎには店に着いて開店準備をする。風が無く暖かくて大変助かる。
 10時前に約束のSさんが現れ、続いて蘭花村の村長も到着。車から荷物を下ろして、空けておいた棚に並べる。重い石の鉢がほとんどだから、棚の上段に載せるのを手伝う事は出来ず、見守るしかない。手伝いのSさん、Gさん、又マニアのUさん、Mさん、Wさんも来てくれる。
 石の鉢は重さの点は困った事ではあるが、倒れる心配がない点や、よく乾いて生育がいい点、自然の風情を湛えている点など、人気が出る要素はたくさんある。今回は花が遅れているため持ってくる鉢が少ないとの事だったので、棚を半分ずつ使う事にした。大黒柱を挟んで左側は店の焼き物の鉢、右半分は石の鉢となり、同じ杭州寒蘭を飾っても、すっかり別の雰囲気が出来上がった。新橋の展示会に行った人達も回ってきて、閉店までにぎやかに話が弾む。昔の黄さんの名品「孤峰」の3条立が入荷した。蘭花村の杭州寒蘭と紫秀蘭、石の鉢は、明日帰る時に引き上げる。もうこのところ忙しくて蘭に水をやる暇がない。
 明日は竹村さんも白石も朝は新橋華僑会館に直行するので、午前中店は閉まってます。お昼には戻ってくるつもりですから、1時頃に来ていただけると助かります。


2019年12月13日(金)
 今日はやはり寒くなって、暖かい服装で出てくる。昨日洗った土はいい具合に乾いていた。午後リン酸三ナトリウムなど注文した資材が届く。午前から閉店時間までお客さんがいて、注文の蘭を株分けしたり、一緒におしゃべりをして過ごす。合間に展示品に水やり。
 明日は杭州まつりで蘭花村から少し杭州を持って来る。石の鉢も来るだろう。都合で朝早く来る人がいるので、10時には店に来ているつもりだ。


2019年12月12日(木)
 日中は厚い上着が邪魔になるほど暖かく、最高気温は20℃まで上がったが、明日は又冷え込んで12℃の予想という。夕方からは急に寒くなってきた。気温差が激しくて大変だ。暖かい今日がチャンスとばかり用土を洗って干す。
 杭州寒蘭の中ではちょっと変わった色合いの黄花サラサ「朝暉」が開き始めた。もう一つ珍しい桃花の「てん笑山」のつぼみが色づいてきたので、店内に入れて棚に並べる。「杭雪」も先が割れ始めた。7日、8日の杭州まつりには咲いて欲しい。


2019年12月11日(水)
 昨日からカレンダーを1か月戻したくらい暖かい。風が無く暖房も要らない。店も我が家も作場の冬囲いをしたのに、ちょっと肩透かしの感じだ。
 今日もいくつか開きだした杭州を店内に入れる。棚の一番下の段はまだ書籍が場所を占めているが、売れて隙間が出来たところを寄せて少し場所を詰める。今度の土日は杭州まつりなので、その前に片付けないといけない。
 園芸JAPAN1月号が入荷した。今回の特集は「東洋ラン」で、流行りものの紹介ではなく、そもそも東洋ランのスタートからが記事になっている。蘭の書籍も、「蘭專ッ心録」、「蘭寶ャ史」、「蘭華譜」、「東洋蘭花もの」など色々取り上げられていて、つい読み始めてしまった。世田谷区民会館での写真など、よく残っていたなと感心する。
 夕方来た人から今年の中国での蘭事情など話を聞く。益々杭州寒蘭が大きなブームになりそうな気配らしい。購買力が桁違いだからいい品種はすごく高いという事になるだろう。輸入は難しいから、これまで栽培してきたすぐれた品種を、大切に作って楽しむしかないと思われる。
 そんな気持ちに応えるように好きな「漱玉」が咲き始めた。これは最初に咲いた時無名の株で、鈴木さんが「赤軸のかわいい花」とラベルに書き込んだ。その花を気に入って買い求めてから何十年。毎年期待通りの花が咲いて楽しんでいる。青花で木も小さいし花も小さい。花軸は本当に細くて赤い。しかしチャボの花ではなく、標準のかわいい花だ。一人前に覆輪は深く、舌は白くて舌点が細かい。葉姿も良く、バランスよく小さいミニ杭州というようなものかもしれない。立派な展示会では通り過ぎてしまうから展示会向きでない事は確かだ。
 あと一つ今年は花が咲かないが、「挿雲」も大好きな品種。この二つは見るたびにいいなあと思ってしまう。立派な花という範疇には入らない、こういう良花が個人的には好みだが、誰が見ても立派な花が一番すばらしいのは勿論だ。
 閉店間際に珍しい人が来て、杭州を買っていく。「今まで花が咲かなかったけれど、置き場所を変えたら今年初めて花が着いたからうれしくなっちゃって」だそうだ。帰る頃雨が降ってきた。想定外・・・。

2019年12月8日(日)
 昨夜は特別に寒かった。湯たんぽを入れてレッグウォーマーを着けて寝ていたのに、何度も足がつってしまった。朝いつもより早く家を出たら、道路脇の畑は霜で真っ白。晴れて陽射しもあって日中はそこそこ暖かくなるというが、朝の冷え込みは相当なものだ。
 今日は水晶寒蘭展の最終日を見に上野グリーンクラブに直行する。用事を済ませ、展示品をゆっくり見る。「八つ山」が1輪開きだしたところを展示していた。これは元々遅咲きだから、ぎりぎり間に合った感じ。花が大きくて弁幅が広く舌の地色が一際真っ白で花弁に艶がある品種だ。花間をとってゆったりと咲く姿は、「八つ山」を最初に見た時の印象に大分近づいた感じ。これまであの時の花を咲かせてみたいと作ってきたが、一進一退どころかジリ貧の感あり。久しぶりに立派な姿を見られてよかった。しかし最初の花はもっと大きくて艶があったから、そこを目指すならもう一息か。
 急いで店に戻ったら、頼んであった作場の冬囲いをしてくれているところだった。これが出来て作場の作業が楽になるし、急な冷え込みが来ても安心だ。我が家のもまだやってないから、明日の休みにするつもり。すっかり後手に回ってしまった。
 急務の発送があって、すぐに荷造りを始める。それを送ってしまえば一段落。その後久し振りの人や常連さんなど色々な人が次々とやってきて一日にぎやか。楽しいが作業は滞った。閉店後撮ってきた写真を整理したりして、帰りはすっかり遅くなった。寒さが一段落して本当に良かった。


2019年12月7日(土)
 予報通り本当に冷え込んだ。横浜では初雪を観測したというし、細かい雨が止まず気温は一日中一桁。まだ作場の冬囲いが出来てないので、植え替えなどをする気にならず、店の中でエアコンをつけて暖かくしていた。しかし夕方になって株分けの必要ができたので、冷たい作場で仕事をする。毎日少しずつ花が咲いてくるこの時期が一番楽しい。
 明日の朝は上野グリーンクラブに直行するので、午後からの営業になります。


2019年12月6日(金)
 今週に入ってからのぬくぬくとした陽気は昨日まで。今日はぐっと冷え込んだ。明日は東京でも初雪か?と言っているから、本格的な寒さがやってくるらしい。
 Uさんが寒蘭「天帝」の立派に咲いたのを持って来て飾ってくれる。作場の杭州も少しづつつぼみが膨らんできたので、いくつか店内に入れる。
 今年は二つ狂い咲きがあって、今頃レンゲショウマと風蘭の花が上がっている。レンゲショウマは丸いつぼみが3個ついていたのが段々大きくなってきたので、試しに店の中に入れたら間もなく開いた。旧盆の頃に咲くものだと思っていたが、何を勘違いしたのだろう。まともに咲くとは思ってなかったが、開いてみればやっぱりかわいい。風蘭もつぼみが白くなってきたから、店内で咲くかもしれない。
 今日から上野グリーンクラブで展示会があり、見に行った人が寄っていく。土日は津でも杭州寒蘭展があり、今回は川崎さんたちは上野に来られないそうだ。今年は花が遅いから、展示会に出すのはかなり大変だろう。
 ウィルス対策の薬レンテミンが入荷した。


2019年12月5日(木)
 今日も東京は穏やかな天気。朝店に着いたらもう車が停まっていた。「予定より早く着いてしまって」と横浜のKさん。お客さんに先を越されると開店準備に大わらわになる。欅窯のぐい呑みが狙いだったが、「気がつくのが遅れた」と残念がっていた。
 資材や杭州など発送が色々あって梱包に時間をかける。ここ数日は仕入れた品物が配達されるので、その処理もある。メールの返事もと、一日中バタバタしている。


2019年12月4日(水)
 昨日も今日も気温が上がった。風が無くコート無しでも平気なほどだ。北の方では吹雪と言ってるのに申し訳ないほどの穏やかな天気。
 まず資材で必要なものを調べて注文する。お茶、農薬、用土、鉢などと非常に多岐にわたっているので、在庫を調べるだけでも大変。送料の事も考えて注文の品を割り出すのは中々時間がかかるものだ。あちこちに発注先が分かれているので書き出して一応注文したが、自宅の買い物などでは必ず「あっ忘れていた!」というものが出る。今回は大丈夫か・・・・。
 休み明けは店内の鉢が乾いていて、一つ一つ運び出して水やりをする。注文のメールのやり取りや発送の準備、来客の予定で何から先にしようかとウロウロしてしまう。金土日はグリーンクラブで展示会があり、白石は日曜日の朝行くつもりだ。


2019年12月1日(日)
 いよいよ師走に突入した。今朝も寒かったが日が出てくると風が無い分ポカポカ陽気になった。昨日は突然の腰痛に見舞われ、いよいよ駄目かと思ったが、お風呂で温まって一晩寝たら今朝はけろりと治っていた。長い付き合いにならなくて本当に良かった。丁度クリニックも休みの土日だったので明日の休みに整形外科に行こうかと思っていたが、行かずに済みそうだ。これからは重たいものを持つのは控えよう。
 今日来たら「翡永丸」が開いていた。この花はいつ見てもかわいくて杭州寒蘭としての魅力たっぷりなのだが、株がジリ貧で情けない。とても花がくる株ではないのだが、なぜか今年2輪ついた。又当分復活しないだろう。
 杭州関係の電話やお客さんで忙しくて中々植え替えができないが、今日「黄玉山」、「珠峰雪」、「雛祭り」の即売品が入荷した。良く出来ている株だ。こんなのが出来たらいいなと思うが、店は欲しがられたら売らなくてはいけないから悩ましい。


2019年11月30日(土)
 昨夜は非常に冷え込んだが、昨日に続き今日も洗濯日和。やはり太陽はありがたい。朝起きたら何故か腰が痛くて、起き上がるのもゆっくり慎重になる。こんな事は初めてで、この間から家の模様替えで重たいものを運んだせいかもしれない。立っていると何でもないが、座っているところから立ち上がると、歩き出すまでちょっと時間がかかる。齢をとると誰でもそうなるのがついに来たかとがっかり。何日かして軽減されるのを期待している。
 さすがにこの時期は昔からの杭州ファンが姿を見せたり電話をかけてきたりする。しかし注文が同じものに集中するのが悩みだ。売り物がいくらでもあればいいのだが、昔の杭州寒蘭は中々一直線に殖えていかない。そのためにも植え替えが重要だが、一人で何でもやらなくてはならず、毎日少しずつ進めている。


2019年11月29日(金)
 今期一番の寒さ。個人的には真冬の服装になり、こたつに厚い布団をかける。
 店に着いて早速杭州寒蘭の植え替え。今日開けた一角は根があまり良くない。何がいけなかったのか原因を探らなくてはいけない。いくつも植え替えていると手が冷たくなってくる。作場はまだ冬囲いをしてないが、近いうちに準備しないといけないだろう。今後の天気予報が気になる。
 昨日入荷した「孔雀王」の花なしは、前3条が売約になった。後ろ2条がまだ残っているが、売り物は滅多に出てこないので、時間の問題だろう。ずっと昔、これが世に出た時は大評判になったものだ。話だけが伝わって、実際に目にしたのは何年もしてからになった。作の上手な人の手に渡って、いい株になっているのは良かった。


2019年11月28日(木)
 朝家を出る時は雨は上がっていたが、曇っていて寒い。この間小鉢・がらくた市に追加で載せたぶな窯のぐい呑みに二人希望者が出たので、別の欅窯のぐい呑みを二つ用意した。30年くらい前すずき園芸が注文で焼いてもらった品で、鉢の形のオリジナルぐい呑みだ。萩の釉薬に春蘭が彫ってある。写真を撮って出そうと撮影していたらデジカメのバッテリーが無くなり、仕方なく充電を始める。デジカメが使えないから自分のiPhoneで撮影したら、何とそちらの方がピントが合って明るくきれいに撮れた。小さなぐい呑みの落款などはデジカメで撮るのは難しいのに、スマホで簡単に写した方がしっかりピントが合って撮れている。古いデジカメよりスマホの方が、カメラとしてグーンと性能がいいのに驚いてしまう。
 そこにIさんが現れ、その後続々と人が来て珍しく大勢が顔を揃えた。撮影したぐい呑みは、たちまち1個無くなった。しかし即売品の「岳陽」、「孔雀王」、「陽燦燦」が入って棚が賑やかになったので、日本の寒蘭はほとんど作場に下げる。「岳陽」は今年とてもいいバランスで咲いて、やはりすばらしい。一級品の「孔雀王」は見本の花つきと、即売品は花なしだがとてもいい木だ。
 にぎやかにやっている間に又雨になり、一層寒くなる。残った撮影を終えたらすっかり遅くなった。


2019年11月27日(水)
 冷たい雨が降って一日中薄暗い。杭州寒蘭の植え替えをいくつかした後、古鉢を出品した一人が下げに来る。精算をしたりHPを訂正する作業を終えたら、今まで一杯だった棚が急に空いて杭州を並べる場所が出来た。日本の寒蘭は花が終わったのは作場に下げる。いよいよ杭州寒蘭のシーズンに切り替わる。


2019年11月24日(日)
 朝方雨が上がって、家を出る頃には空が明るくなってきた。二日二晩雨が降って湿度はたっぷり。気温が上がって暖かい。
 紫秀蘭や杭州寒蘭の早いのがが開きだして、お客さんもそろそろ出動するようになった。今日は紫秀蘭を株分けする。
 杭州の花なしをせっせと植え替え。毎年最後まで植え替えが終わらないでそのままになるものが出てしまう。やはり土が古くなったのは根が悪い。


2019年11月23日(土・祝)
 今日も雨が降り続く。気温は低いが昨日ほどではないようで、暖房無しでも問題ない。
 昨日店内に入れた「翠々」が開いていた。典型的な昔タイプの杭州で、今流行りのポッチャリタイプではないが、線香のように細い花軸、黄色味を感じない澄んだ緑、花間良く長い子房、真っ白い舌と捧心の覆輪、ややうつむき加減で咲く角度。杭州寒蘭の普通がすばらしいと思ってしまう。隣に並ぶ立派な寒蘭の半分ほどの大きさしかないので、展示会向きでないのは確かだが、こういうのが咲いてくるとワクワクしてくる。
 午後Hさんが寄ってくれてゆっくりおしゃべり。昨日案内状を投函したのでほっとしてして今日はゆったりだ。古鉢市の品も徐々に減ってきて、杭州が咲きだしたら下げるつもりだ。


2019年11月22日(金)
 朝から冷たい雨で真冬並みに寒い。朝方しばらく振りに寝ていて足がつった。いよいよ冬の始まりか。店では今日初めて暖房をつける。店内に入れた寒蘭や杭州寒蘭が気になるが、とても暖房なしではいられない。座っている机の頭の方にエアコンがあり、撮影の時は机の上に蘭を置いて撮るので、植物の撮影時はエアコンも扇風機も止める。その間だけでも冷えてくる。
 朝郵便局に寄って案内状の葉書を買ってきた。「年賀はがきにしますか、普通葉書にしますか。桜にしますか、胡蝶蘭にしますか」と聞かれ、間違えて胡蝶蘭を買ってしまった。店に着いて開けて見たら、これは喪中などに使う事が多いのだと気がつく。今日は遠方のお客さんが来る事になっているので、又戻るわけにはいかない。普通葉書には違いないし、もらった人もそこまでは気がつかないだろうと、そのまま印刷をして帰りに投函する事にした。もし気がついても、間違えただけで他意はありません。案内状を出すと展示会をする覚悟が出来て、その第一段階をクリアしたとほっとする。
 十数年振りのお客さんが遠くから見えて、つもる話もしたいし、買い物選びもしたいし、時間は無いしでバタバタする。「それじゃあ後はメールで」となった。早い時間から外は真っ暗で、雨は一向に止まない。


2019年11月21日(木)
 昨日の強風は収まって穏やかな一日。発送の荷造りがあってまずは荷物を送る。
 昨日の寒さが刺激になったのか、杭州もつぼみがずい分膨らんできた。杭州寒蘭展と杭州まつりの案内状を急いでレイアウトする。明日は約束があって印刷できるかどうかわからないが、なるべく早く印刷して出したい。
 展示会といっても場所はそのまま店でやるのだし、いつも花が咲いている間が展示会という事で日程は特に決めなくてもいいのだが、案内状に日にちを入れないのも不自然なので、一応期間は11月30日〜12月28日とした。杭州まつりは12月14・15の土日に蘭花村と一緒にここでする。新橋の杭州寒蘭展と同じ日だが、どこに決めてもどこかとぶつかる。15日は朝早く新橋に見に行くので、日曜日は昼からというのも例年通りだ。
 鉢はどこもかもすっかり乾いていて早めに水をやる。最近の天気では1週間ももたない。昔の店のガラス温室では冬は戸を閉めてしまうのと、下が土で湿り気があったので、冬の水やりはずい分間を開けていたと思う。今の店では本格的な寒さになれば開口部を直接風が当たらない程度に塞ぐが、オープンの状態ではずい分乾きが早いと感じる。棚の場所によってすぐ乾く列というのがあって均一にはいかないが、水やりは一斉にやってしまうので、乾き方にばらつきがあるのは避けられない。蘭の方で慣れてもらうしかない。


2019年11月20日(水)
 ずっと過ごしやすい日が続いていたが今日は違う。朝のうちいつもより気温が低いと思ったら最低気温は一桁。天気予報が寒いというものだから、初めて冬のコートにする。寒いのも確かだが風が強くて、店のドアを開けると扉を持って行かれそうになってあわてて押さえる。あまりの風の強さに、外のネットは開けないままにしておき、作場の扇風機も止めた。
 休み明けはいくつかメールが来ていて、返事をして対応する。「野根小町」が咲き始めた。遅れていた寒蘭もこの寒さにびっくりして咲きだすだろう。


2019年11月17日(日)
 今日も七五三日和。松陰神社に直行すると晴れ着で一杯だ。ここは初めてなので、きょろきょろと寒蘭展の場所を探しながら歩く。会場は上野の時より広くなって、部屋の三方の壁際に机を並べてあった。展示品が50鉢ほどに即売品もある。準備をする人達は大変だったろう。やはり今年は花が遅いと言っていた。しばらく楽しんで店に戻ったが、何しろ近いから11時半には店に着く。
 スマホで撮った写真をパソコンに取り込んで名前を確認する。名札と花を別々に撮っているので、整理が大変だ。午後はずっと写真の整理をして品種名を確定する。
 明日は定休日だが古物商の講習会があるので、持っていくものを整理して自宅に持ち帰れるようにする。快晴続きで鉢は乾きが激しい。帰る前に水やり。


2019年11月16日(土)
 きれいな青空には一片の雲もない。暖かさに半袖姿の若い人の姿も見える。いつも横を通る自宅近くの神社では、七五三の晴れ着を着た子供たちの姿も。今日寒蘭展をやっている松陰神社でも七五三のお参りで賑わっているに違いない。絶好の天気だ。
 杭州寒蘭の栽培品の売り物を持って来てくれた人がいて、来週から次第に杭州寒蘭にシフトしていくつもり。夕方香蘭会の帰りの人たちが寄ってにぎやかになる。
 明日の朝松陰神社に寄ってから店に来るので、昼からの営業になります。


2019年11月15日(金)
 東京は暖かく穏やかな天気だが、北海道では猛吹雪だという。ホワイトアウトなどという言葉を11月に聞くとは思わなかった。この間まで台風のニュースばかりだったのに。
 先日洗った砂がいい感じに乾いて袋詰めを少し作る。残りは店で使う容器に入れておく。香蘭会のSさんが寄って明日の寒蘭展の話題になる。今年は開花が遅れていて出品予定のものが咲かず、早咲き品種ばかりになりそうだとか。寒蘭は一度寒さに合わないと中々スイッチが入らない。暖めれば咲く春蘭と違って開花調整が難しい。出品する人は気がもめる事だろう。
 今回から上野ではなく世田谷の松陰神社になる。今までと違って靴のまま入れるそうで気楽だが、会場が初めてだからどんな風か今回は様子見だ。明日は午後からなので、日曜日の朝見に行くつもりだ。


2019年11月14日(木)
 昨夜は強い雨と風で、ガタガタいう音で目が覚めてしまった。朝まで雨は残ったが家を出る頃には急速に青空になる。
 せっかく上天気になったので急遽混合用土を洗う。この間はいきなり水をかけて洗ったら周りがどろどろになってしまった。相当に微塵が混ざっているので今日は良く篩ってから洗う。晴れて暖かいので、こんな仕事も苦痛ではない。
 「黄玉山」が口を開け始めた。この舌の白さと捧心の覆輪。杭州寒蘭では最初に咲いたので、やはり見ると感動する。


2019年11月13日(水)
 しばらくぶりにどんよりと曇って肌寒い。昨日まで動くと暑いほどの好天が続いていたが、今日初めて厚い上着を着る。
 今日は鈴木社長の命日。早いものでもう15年が経ってしまった。いつもなら早咲きの杭州が咲き始めているのだが、今年は日本の寒蘭も遅れている感じ。杭州は「黄玉山」もまだ咲かないが、紫秀蘭が開き始めた。
 まだ水をやるタイミングではないのだが、ずっと晴れ続きで鉢が乾いている。迷ったが鉢を持ち上げると軽くなっているので、ちょっと早いが全面的に水をやる。


2019年11月10日(日)
 パレード日和。眩しいほどの暖かい一日になった。場所によっては通行規制があるせいか、目の前の246はがらがらだ。
 何人かが遊びに来てくれて、この時期らしからぬえびねやセッコクが出る。寒蘭は「忍者」、「慕情」の先が割れ始めて、定休日明けには開いているだろう。ずっと晴れ続きだったが、明日は久しぶりに崩れるようだ。休みには助かる。


2019年11月9日(土)
 朝動き回っていたら暑くなって、薄着に着替えて出てくる。昨日の帰りは少し寒かったのに、季節の変わり目は服選びが難い。
 先ず昨日出しておいた東洋蘭の用土を洗って干す。水に手を入れてゴシゴシやっても冷たくないのはありがたい。店の外の通路で洗うのだが、水をかけるとかなりの微塵がべっとりと溜まる。通路の端の土の部分の色が変わるほどだ。ここのような環境では、最終的にこの微塵がどうなるのか気になるが、わずかにある土の部分に流れていくのだから大丈夫だろうとは思っている。
 午後Hさんが来てしばらくおしゃべり。伝市さんのサナを「初めて見た」と珍しがっていた。明日まではいい天気が続くようだ。今日洗った用土を袋詰めできるだろう。


2019年11月8日(金)
 今週はずっと晴れの天気で助かる。株分けをしたり植え替えをしていたら用土を洗う必要ができた。明日一番で砂を洗うよう用意する。
 杭州寒蘭は最初「西山」がトップを切っている感じだったが、ここへ来て「貴玉山」のつぼみが横を向いてきた。亡くなった鈴木社長の命日である13日には毎年咲き始めていたから、今年もそんなタイミングだろう。乾燥続きで鉢がかなり乾いているので、夕方水やりをする。


2019年11月7日(木)
 いい天気が続いて空気が乾燥している。以前多肉植物を推奨してくれた近くのKさんが来て、伸びて姿が崩れてきた多肉の手入れをアドバイスしてくれる。総じてうまくいってるという評で安心した。
 Wさんが杭州寒蘭を展示してくれる。下げてくるので、これ以上花茎が伸びると運ぶのが困難になる。まだ花間をとってないので、開くにはもう少し時間がかかる。杭州はまだ1鉢も咲いてないが、寒蘭は「雨情」が開いてきた。寒蘭は総じて今週末あたり見頃か。
 日中はあれほど晴れていたのに、夕方から次第に空が暗くなってきた。4時半頃には外は真っ暗。日が短くなってくると何となく焦ってくる。


2019年11月4日(月・休)
 三連休の最終日は暖かい日差しが戻った。紅葉狩りにはいいタイミングだろう。何人かが来てくれて、花が着いたかどうかの情報交換。夕方水をやっていたら、植え替え希望の人が来て植え替えをする。明日・明後日の定休日明けには花がある程度咲いてくるだろう。日が暮れるのが本当に早くなって、帰る頃には半月がくっきり。


2019年11月3日(日)
 曇りがちで夜は雨になりそう。折り畳み傘を入れてくる。
 電話があったり買いに来てくれる人もいて、ようやく本番という感じになってきた。今咲いているのは「土佐チャボ」と「日向の誉」。「白雪」が売れてしまって、「雨情」が割れ始めた。「青ヤタ」が横を向いてきて、「忍者」、「慕情」がそれに続く。「翠渓」、「野根小町」、「徐福」はまだもう少し先のようだ。花が来なかったのや花芽を駄目にしたのもあって品数は多くないが、杭州寒蘭が咲いてくるまで棚を彩る。
 東京香蘭会の寒蘭展は、会場がこれまでの上野東照宮から変わって、世田谷の松陰神社になる。ずっとそうなるかは分からないが今年は初めての松陰神社。11月16日(土)の午後からと、17日(日)で行われる。店から近いし、楽しみにしている。
 大船植物園で開かれる蘭神奈川の展示会も同じ土日になってしまった。花が咲くのがその頃なのだからバッティングするのは仕方ないが、見に行く方は忙しい。


2019年11月2日(土)
 明るい青空。風も無く暖かい。三連休中で今日が一番いい天気だそうだ。丁度学園祭のシーズンで、地元の駒澤大学も今日から学園祭。駒澤公園に行く人と合わせて、駅の周辺は多くの人が出ていた。
 「明日はお天気崩れるそうだから」と久しぶりのIさんが寄ってくれる。長い付き合いでお互い齢をとってきたから、杭州寒蘭の話をした後は自然と身体の話になる。昨日は若いNさんが本を買いに来てくれたが、この趣味で若い人は本当に貴重だ。
 発送の荷造りをした後は、寒蘭の花茎を直したりして少しのんびり。このところ帰りが遅かったから、たまには早く帰ってラグビー決勝戦を見ようかな。明日は休日の月曜日なので営業し、今週は火・水が休みになります。


2019年11月1日(金)
 晴れて日中はかなり気温上昇。動くと汗ばむくらいになった。今年も渋谷はハロウィン狂想曲。
 この間外の棚を片付けて風蘭の置き場所をほんの少しだけ増設した。エアコン室外機の上の狭い空間利用なのだが、今日はそこに防風ネットをつける。ネットは必要に応じて開閉できないと困るし、風に対してはしっかりと頑張ってもらわないといけない。カーテンレールを使うほどの長さでは無いが、突っ張り棒では台風の風に負けそう。それで昨夜縫ってきたネットの上部に太めの針金を通し、木の枠にねじ込んだフックに留める方法にした。どうやったらいいか考えて必要な備品を買ってくるまでは出来るが、力の要る作業は手を借りないとできないのが残念。幸い助っ人の都合がついて開店直後にそこを完成させた。
 天気がいいのでついでに草取りをしていたら、突然停電。近所の家からも出てきて周りはどうかと見回している。自分が経験する停電はずい分長い間無かった。目の前のガソリンスタンドは給油できなくなっていて、今は何でも電気がないと動かないのだと実感する。停電は間もなく解消し、つけてあったパソコンが落ちているのと、湯沸かしポットが又仕事をし始めた程度で済んだ。
 その直後消防車が何台もサイレンを鳴らして通る。次から次とやってきて店のすぐ先のマンション前で停まった。世田谷消防署だけでなく、近隣地域からも応援が来ている。煙は見えないが何事?と大勢が集まってきた。直前の停電とは関係ないだろうが、そんなタイミングでの緊急自動車の集結だ。246はたちまち渋滞し始める。やがてずらりと並んだ消防車と救急車は帰っていって、狐につままれたようだったが、大事にならずに良かった。
 注文の鉢を発送。「日向の誉」の舌が下りてきて、土佐チャボは3花ともいい感じに開いた。「雨情」のつぼみが横を向いてきたのでその次だろう。伝市サナを古鉢市の最後に載せる。


2019年10月31日(木)
 風が無く穏やか。今週はずっと好天が続くらしい。この状況はしばらく無かった気がする。一番秋晴れの季節である10月が、度重なる台風や大雨にたたられてしまった。
 午前中に蘭花村の村長と出版社のSさんがやってくる。二人ともほとんど1年振り。杭州寒蘭の季節がやってきた事を実感する。話題は当然杭州の事。気象条件があまりに変化して中々苦戦中だが、栽培法の工夫でいい結果が出つつあるようだ。何とかMAXの花を咲かせてみたいと思っているのは皆同じだ。日程や花の咲き具合などが合えば、又杭州まつりを是非やりたいと思う。
 明日から11月。時間が駆けていくようだ。


2019年10月30日(水)
 昨日はお湿りどころではなくしっかり雨が降って、今朝車を拭き上げたら洗車したようになった。今日は空も洗ったよう。よく晴れて暖かく、寒かった昨日とは大違いだ。
 先ず発送の荷造りを終わらせて、せっかくの暖かさに外周りを整理する。室内の作場に置いてあった風蘭は、やはりもう少し日が欲しいので、鉢を重ねてあった外の棚を片付けてそちらに移す事にした。重い鉢を他の場所に移し、場所を空ける。それでも置ききれない分は隙間に置いた。ごく恵まれた人を除いて東京で作っている人は大方そうだろうが、わずかな隙間も利用しないとスペースがない。
 「日向の誉」のつぼみは先が割れてきた。色は今一つ迫力がないようだ。


2019年10月27日(日)
 晴れて過ごしやすい一日。古鉢市の写真アップが一段落し、何とか古書市も一生懸命載せた。一番手に入りにくい「蘭寶ャ史」日本語訳版は、2冊とも電話とメールであっという間に売約になった。こんな素人のHPを見ていて下さる事が本当にありがたい。
 お客さんが見えたり発送の準備などで一日が終わった。寒蘭の花茎を真っすぐにする作業をするつもりだったが、今日はそこまで手が回らない。休み明けの仕事になる。
 売り物の鉢や本をHPに載せる作業は、間違いがあってはいけないし、手掛かりになる情報を出来るだけ載せたいし、一人でするのはかなり気を張る仕事。これが一段落するとホッとして、今日は草取りもしてしまった。後は気が向いたら追加で載せていくつもりだ。


2019年10月26日(土)
 昨日は大雨で、千葉を中心に又大きな被害が出た。店から帰る頃には雨は止んでいたが、肌寒い一日だった。今日はきれいに晴れて暖かくなり、着てきた上着が邪魔になる。最近晴れた日が少なかったので、外の棚のネットを全開にする。雨だと湿度で鉢の乾きがよく分からないが、からりと晴れるとたちまち表面の土が白くなる。
 お客さんが来ている時間以外は昨日入荷した鉢をHPに載せる作業。撮り忘れもあって慌てて又場所をセットする。元々店にある鉢は載せてないのでHP以外にもたくさんの鉢があるのだが、それまで載せるのはとても作業が追い付かない。
 午後蘭関係書籍が届いて、これもHPに反映させないといけない。大物は「蘭華譜」(復刻版)。店には非売品でオリジナルがあるので、復刻版は即売に回す。他に「蘭寶ャ史」日本語訳版が2冊入荷した。これも長い間売り切れ状態だったので、古書然としているものの、探している人には朗報だろう。
 閉店後水やりをしようと外に出たら地面が少し濡れている。えっ?


2019年10月25日(金)
 一度普通の靴で家を出たら、あまりに雨が激しくて長靴を履きに戻った。これが大正解で、道路の少し低い箇所は水たまりがあちこちに出来ている。両手で傘を持たなくてはならないほど風も強く、まさに台風の様相だ。
 店に着いてまもなく電話。携帯からのようで音が途切れ、声が聞こえにくい。杭州寒蘭の問合せらしいと分かって聞いていたら、ずい分昔何度も店に来ていただいた気仙沼のUさんだった。最近はしばらく連絡が無かったが、今回送った蘭鉢展の案内状を見て電話を下さったという。色々聞いてみると、以前買われた蘭や鉢を全部津波で流されたのだそうだ。さらに聞くと蘭どころではなく、何と自宅も車も仕事関連の道具もすべて津波に持って行かれて、人命だけは助かったという事だった。大震災の時にテレビで見た光景が思い出されて本当にびっくり。東北地方に何人かお客さんがいて、それぞれ蘭を駄目にした話は聞いていたが、すべてを失ったという話には言葉もない。あれだけの規模の大災害だったし、大勢の人命が失われたのだから、その地に住んでいればあり得る事だった。
 それがどうやら落ち着いて、又蘭を買い直したいというところまで復活されたのだから、本当にすばらしい。「お薦めできそうなのを探しておきます。」といって電話を切ったが、ずっと昔のやり取りが思い出されてうれしくなった。鈴木さんもまだ元気な頃だった。そうそう秋にサンマを発泡スチロールの箱で送って下さった事もあった。
 午後からは激しい雨の中、欅焼締鉢や伝市鉢、本などを持ってきてくれたMさん。83歳になられたそうだが、元気な顔に出会えてこちらもうれしくなった。それに私も初めて見る伝市さんの手作りサナは、焼締の味が素敵だ。サナを作るのは結構手間がかかって大変だと三橋さんも言っていた。欅窯もサナ作りは初期の頃だけで間もなくやめてしまったし、伝市さんの手作りサナも貴重品だ。数に限りがあるが、これも蘭鉢展に並べた。鉢に本に寒蘭と、並べる場所が足りなくてドン・キホーテ状態だ。
 夕方入荷した鉢の撮影をする。

2019年10月24日(木)
 文句なく晴れたのは昨日1日だけで、今日はもう気温が下がり、朝からどんよりとしている。帰りは雨になる予報なので傘を持ってきた。
 寒蘭の花茎は、遅れているのもあるものの、高く上がっているのがほとんど。一方春蘭の花もはっきりしてきた。端から丁寧に春蘭の花芽を見ていくと、少し間に「もしかしたら・・」と思って見ていた「万字」に花芽がついていた。10年ほど前に「自然と野生ラン」に写真が掲載されたあの株だ。あれから株分けして小さくなっていたが、ここへきてようやく元気がでてきた。黒崎先生に褒められたあの時の花が咲いてくれるといいが。いい花が咲く事を願って、活力剤と殺虫剤を散布しておく。


2019年10月23日(水)
 昨日は即位礼による休日で、丁度定休日なのでテレビ中継を見られた。かなり強い雨の中での儀式だったが、今日になってすっかり天気が回復した。「過去の天気」を見ると、東京は13日に晴れた以来初めての完全な晴マーク。それまでずっと雨か曇りが続いたわけだ。後からやってきた台風21号の影響だろうが、19号で被災したところには誠にお気の毒。
 即位礼に係わる儀式はまだ続いて、しばらくの間都内は厳戒態勢だ。先日店の前の246で、大阪府警のパトカーを初めて見た。首都高は交通規制が敷かれ、宅急便や運送関係は影響を受けるかもしれない。鉢の発送などは、ちょっと落ち着いてからにしたいと思う。
 寒蘭のチャボはつぼみが割れてきた。他のも花間を取ったり横を向いてきたからもう間もなく。杭州寒蘭も「西山」が飛びぬけて早く、つぼみが分かれてきた。そんな時、作場の鉢の上に外の落ち葉がずい分吹き込んでいて、それらを取り除いていたら、「武士」の花茎が元から折れて鉢の上に横たわっている。何たる事!!。風で折れたのか、又はネズミか虫か。他にももっと高く上がっているのが皆無事だから、原因が分からない。
 休み前に大慌てでアップした古鉢・ガラクタ市は、今日チェックしたらリンクがおかしなところがあった。原因を探ってリンクを貼りなおしたら正常になった。慌ててやると必ず失敗がある。鉢は笠間鉢がいくつか入荷したが、HPに載せるのは大変だ。

2019年10月20日(日)
 やっと太陽が顔を出した。雲の合間から青空も見える。何日振りの晴れだろう。久し振りに外の山草棚のネットを全開にする。
 まだ撮影してない蘭鉢はあるが、大至急案内状を出さないといけない。そのレイアウトを今日やって、印刷して、宛名も印刷し、帰りに投函しないと間に合わない。パソコンが得意な人なら何でもないだろうが、画像のレイアウトは結構時間がかかる。日曜日なので本局まで葉書を買いに行って、帰って来る時お神輿と一緒になった。今年は晴れて良かった。
 葉書の印刷をしようとしたら今度はインクが少なくなっている。さっき行った郵便局の先のドンキホーテまでインクカートリッジを買いに行く。店内はいつも混んでいるが、今日は地元の駒留神社のお祭りの他に、三茶大道芸のフェスティバルもあって、その流れでレジは若い人たちのすごい行列だった。
 店に戻って印刷を始める。最初の1枚はお約束通り葉書の表裏を間違える。はがき印刷は滅多にしないので、調子が出るまでが大変。結局途中で3度インクを交換し、どうやら裏表とも無事印刷を終えたらもう閉店時間だ。これから水をやって帰らないといけないが、そうだ!今日は早く帰ってラグビーを見るのだった。又再放送を見るしかないだろう。定休日前は本当にてんてこ舞いだ。


2019年10月19日(土)
 昨夜の雨が上がったが、日は全く出ない。昨日よりはいくらか暖かいか。洗濯に適した日はいつ来るのだろう。寒蘭のつぼみがずい分膨らんで、一番早いのは横を向いてきた。
 新しく来た鉢の撮影は大体終わって、HPに古鉢・がらくた市のページを載せる。何度も直したりコピーしたりするので、間違いがなければいいが。記号番号、写真と説明、金額等、一人でやっているとチェックが大変で、途中で変更すると全部がうまく訂正できてない事がある。見落としがあったりしたら、今後も直す事があるかもしれない。まだ出してないものもあるので、撮影はまだ続く。
 ここに載せた以外にも、小柴鉢等元々店にある鉢は色々ある。それまで撮影して載せていると他の仕事ができないので、問合せいただければメールで写真をお送りします。古鉢・ガラクタ市と古本市と寒蘭と、店の中は満杯。案内状も出したいが、そちらが後になってしまった。今からでも急いで案内状を印刷するつもりだ。


2019年10月18日(金)
 今日もどんよりとして寒い一日。覚悟を決めて暖かくしてくる。
 鉢の画像をリサイズしながら、HPの古鉢・がらくた市のページを何とかバランス良くしようと悪戦苦闘する。1年振りに手をつける時はやり方を思い出しながらで、最初は手こずるが次第に手慣れてくる。しかし手持ちで撮っているので、すべてピントが合うわけではなく、何とか使える写真ができるまでにかなりの枚数を撮影し、それを全部チェックするのに時間がかかってしまう。後は最後の1ページを作るところまできた。もうひと頑張り。


2019年10月17日(木)
 涼しいというより寒い。外ではダウンを着ている人がいたりシャツ1枚の人がいたり、突然の気温変化に慌てている。昨日も小雨が時折降って冷え込み、夕食は鍋にしてしまった。少し前には考えられない事だ。
 ニュースでは台風19号関連がほとんどで、時間が経つにつれ、被害の実態が明らかになってきた。今回は大量の雨による大規模水害で、警戒していた風は割合影響が少なかった。誰でも数時間先の事を想像するのは難しく、まだ穏やかな時に避難の行動を起こすのは中々現実的ではない。しかし「今まで大丈夫だった」が通用しなくなってきているという。命を守るためには避難以外に対策がない。
 昨日ホームセンターに行ったら、ガムテープ、養生テープなどの棚が空っぽだった。うちでも台風前に使い切ってしまったので、入荷したら買っておかなくてはならない。今日「営業中」の看板をかけるフックを取り換えた。かけたり外したりし易いのと強風で飛びにくい事は両立しない。これも実にささやかな対策か。
 午後から雨になった。今週は天気が崩れるらしい。今日も古鉢をHPに載せる作業をする。たくさんの画像を出して色々いじった後、せっかく修正したのをうっかり上書きしてしまった。これを直すのに又時間がかかる。骨折り損とはこの事。


2019年10月14日(月・休)
 今日も多摩川を渡る時電車の窓から見たら、昨日よりは河川敷が少し見えるようになっていたが、まだまだ普段の景色とは全然違う。水が引くまでにはもう少し時間がかかりそうだった。ニュースを見ると台風が直撃したコースではないと思っていたところが被害が大きくて、被災地は実に広範囲に亘っている。本当に巨大台風だったのだと実感する。
 今日は朝から小雨が降って一気に涼しくなった。水害の地域には無情の雨だ。今回は風よりも桁外れの雨量による災害だった。被害を受けた方にはお見舞い申し上げます。お客さんともメールや電話で無事を確認し合っている。
 今日も鉢の撮影とHPに載せる作業。撮影は先ずセットする必要があって、始めたら一気にやらないと効率が悪い。簡単に終わらないので、ついつい帰りが遅くなる。昨日も8時頃までかかってしまい、家に帰ったらワールドカップラグビーが丁度終わったところだった。「スコットランドに勝った!!、凄い!!」。夜再放送を見てしまい、寝るのがすっかり遅くなった。


2019年10月13日(日)
 昨日の土曜日、巨大台風19号が関東に上陸した。皆さまのところでは被害はありませんでしたか。
 丁度三連休の土曜日で役所、金融機関、会社、学校などは休み。各種スポーツ大会やイベントは予め中止。デパート、専門店も軒並み休みになった。航空会社、新幹線を始めとする鉄道、交通機関のほとんどが運休になっていたから、もう家でじっとしているしかない。今回大きな河川が氾濫したり土砂崩れもあった。人の命が失われ、建物被害や停電なども広範囲にあった。しかし、もし無理して通常通りの生活をしていたら、もっと大きな混乱があったに違いない。電車が計画運休なら皆安心して休める。こうした循環が効果的だと思う。
 神奈川の我が家では朝からずっと強い雨が降っていたが、夜の9時過ぎから風が激しくなり、11時頃には急に静かになった。しかしその後北関東、東北へ行ってさらに暴れているのだから、これまでの台風とは桁が違う。今日は台風一過。磨き上げたような青空で風が強い。昨日何年振りかで多摩川が氾濫した。田園都市線が多摩川を渡る時窓から見ると、普段は広い河川敷の真ん中を細く流れているだけなのに、川幅一杯に泥水が激しく流れている。記録的な雨量を実感した。
 地下鉄を下りて道路に出ると、ビル風で歩くのも大変な程。やっと店に着くと、特に被害はなさそうでほっとする。取り込んであった営業中の看板、植木類などを元の通りにセットする。本当に広い範囲に影響が出た最大最強の台風だったが、自宅でも店でも被害らしいものが無かったのはありがたかった。
 今日は早速古鉢の撮影してHPに載せていく。明日は休日の月曜日なので営業し、今週は今週は火・水が休みになります。


2019年10月11日(金)
 朝店に来る途中に時々立ち寄る食品スーパーに今日もお弁当を買いに寄ったら、いつもの3倍くらいのお客がレジに並んでいる。「えっ!今日は何の日??、何があるの?」。どうも台風に備えて食料品を買い込んでいるらしかった。昨日ホームセンターに行った人が、「すごく混んでた」と言っていたから、車にガソリンを入れたり、準備のために行動を起こす人が今回は多いようだ。この間の千葉災害が教訓になっているのは間違いない。今は電気が止まるとお風呂にも入れないし固定電話も使えない。スマホの充電など色々考えて準備をする必要がある。
 店に着いて先ず、外に置いてある山草のスチール棚を点検する。これを設置した時に幅広のゴムバンドで配管などにしばりつけてあったのだが、今日見たらゴムが劣化していて取り換えないと切れてしまいそうだ。結束バンドの使えそうな長さのものも無く、太いアルミの針金で何箇所かパイプに留めておく。強風の力を中々実感できないので、こんなもので通用するかどうか分からないが。
 作場の花茎が高くなった寒蘭や、外にあったセッコクなどを店内に入れる。外の鉢はできるだけ作場に取り込む。外の棚の防風ネットをしっかり結び付けて、後は運を天にまかせる。
 夕方まで鉢の写真をHPに載せる作業。今日は出来るだけ早く帰る事にする。


2019年10月10日(木)
 今日は晴れの特異日。今年もその期待を裏切らない。私の世代なら東京オリンピック開会式の青空を思い出す。今は法律で月曜日になってしまったが、体育の日というのが頭に残っていて、いまだに違和感がある。
 テレビではノーベル賞受賞の喜ばしいニュースの次には、今年最強の台風19号警戒のニュースだ。もう何が何でも準備をしないといけないらしい。店ではこの間外の通路を片付けたが、自宅の方では庭のえびね棚や蘭棚の下に空いたプラ鉢やコンテナなど色々置いてあって、これらをどうしようかと悩んでいる。瞬間的にも50メートルというような風が吹いたら、何でも凶器になってしまう。土曜日が最も大荒れになるらしいがその前に休みが無いし家に帰ったらもう真っ暗で、作業をする時間がとれるかどうか。第一風向きによってはえびね棚そのものが無事かどうかも疑問だ。首都圏は今まで台風が頻繁にやってくる地域ではなかったから、経験不足なのは間違いない。覚悟を決めて今日と明日で出来るだけの事をするしかない。
 今日は蘭鉢展の撮影をしてHPに載せていく。鉢の写真が並んだ時、実際の鉢の大きさが写真に反映されるようにしたい。手持ちで撮っているから、同じ処理をしただけではそれが難しくて、これでいいとなるまでにずい分手直しが必要になる。そんな事に時間を取られ、更に鉢の全身の他に落款なども入れているから、最後までいくのはいつになるやら。早くやらないと花の季節になるし、やはり蘭鉢展は9月というのが正解だ。今年は事情があって出遅れたため、焦るばかりだ。HPに頼らず店に来ていただければ、実物は並んでいるのだが。
 そんなところに台風19号がやってくる。今の予報技術では「進路予想が外れる」という事はありえないし、計画運休の事も考えて、当店は12日土曜日臨時休業させていただきます。


2019年10月9日(水)
 文句のつけようがない秋晴れ。カラッとして実に爽やかだ。しかし、次の土日にはどうやっても台風上陸が免れないようだ。この前の千葉を襲った台風と同じようなコースを辿っていて不気味。しかも猛烈な強さと大きさで、台風情報から目が離せない。もう少し近づいて本当に東京もやられそうなら、交通機関にも影響が出るだろうし、様子を見ながら臨時休業にするつもりだ。
 昨夜は地震があって久し振りに揺れた。今鉢を並べているから地震は勘弁してほしいのだが、何だか蘭鉢展の時に地震が来る事が何度かあった気がする。今の店は棚がとても頑丈なので、余程の事がない限り大丈夫だとは思うが。今日も一瞬ぐらっと来て、どの鉢を押さえようかと考えてしまった。やはり一番高い鉢だろう。
 搬入の鉢をパソコンに打ち込み、寸法を測って記録する。次は鉢の撮影に入る。一日では終わらないから、今週は少しづつ撮影していく事にする。全部撮り終ったら画像処理をしてHPに。案内状の葉書も作らなくてはいけない。もう急に忙しくなって焦っている。この好天で蘭はすっかり乾いて、真っ暗にならないうちに水やりをする。日が暮れるのが本当早くなって、ますます急き立てられるようだ。


2019年10月6日(日)
 昨日の真夏日から一転とても涼しい。今日は上着を着て出かけた。駒澤大学駅を出たら細かい雨が降っている。傘を持ってないのでそのまま歩いて店に着いたら途端に雨が強くなった。今日はツイテル。昨夜はラグビーワールドカップ、サモア戦をテレビ応援。今年は見違えるように強くて期待できそうだ。
 昨日搬入された鉢に記号と値段シールを貼って並べる。パソコンに打ち込んで事務的には準備ができたが、今度は一つ一つ写真を撮って、落款と共にHPに載せる作業がある。画像処理は慣れてくれば次々と出来るのだが、毎年効率的なやり方を忘れてしまって、調子が出るまでに時間がかかる。鉢の寸法もそれぞれ測って載せなくてはならないが、これらは定休日明けからになるだろう。蘭鉢展は思う以上に手間がかかるので、毎年9月の暑い時期にやっていたが、今年は台風の影響などで鉢を持って来る人の都合がつかず、寒蘭と一緒になってしまった。突然の忙しさに戸惑っている。
 蘭関係書籍コーナーに雑誌を追加。その他のも時間ができたら追加するつもり。夕方消毒と肥料を散布する。


2019年10月5日(土)
 朝からすっきりと晴れ渡って上空には雲のかけらもない。まさに秋晴れなのだが、気温は31℃とまさに真夏。暑さに鉢が一気に乾いてしまった。そこへ古鉢市に出品の品を持ってきた人がいて、突然忙しくなる。植え替えどころではなくなった。鉢を並べるために二段目にあった本を下ろす。下ろした本の行き場を探して、入り口脇の本棚も片付ける。展示棚の一段目は書籍、二段目、三段目は古鉢、窓側の棚には寒蘭という風に並べ替える。搬入された鉢に取りあえず値段シールを貼ってパソコン入力を始めるが、調べる事が色々あって中々進まない。あっという間に夕方になり、水をやらないといけない。急にバタバタして花火に間に合うか・・。


2019年10月4日(金)
 朝は強い雨が降ったり止んだり。雷まで鳴って、仕事や学校に出かけようとする人たちには大変な悪天候だった。それが9時頃に突然雨が止み、青空に眩しい日差しまで出て急速に天気が回復した。台風の影響だろうが、丁度自分が家を出る時間に止んでくれて大変助かった。
 店に着いてすぐに、昨日洗った用土を日向に干す。外に椅子を持ち出して、じっくりと篩にかけて中粒と小粒をふるい分ける。用土を作って道具を片付け、しばらく草取りをする。そこに注文したレンテミンが届いた。丁度いい大きさのびんを持って来て、明日から使ってみたい。
 午後からは出来立ての用土で植え替え。「春宵」につぼみがあった。夕方又草取りをする。植え替えなどの立ち仕事、土を洗ったり篩ったりの中腰、草取り等のしゃがみ姿勢、パソコンの前で椅子に座る仕事、これらを時間で区切って混ぜていかないと、同じ姿勢では長続きしない。暑くなって又蚊が出て来た。
 昨日不調だった写真だが、自宅から持ってきたカードリーダーで接続してみたら、ちゃんとパソコンに取り込めた。やはりこれが具合悪かったらしい。新しいのを買わなくては。
 明日の土曜日は多摩川の花火だ。数年前の大嵐以来秋の開催に変わった。真夏の花火は7時からだが、10月の今は早く暗くなるので6時から。明日急いで帰れば電車の中から花火が見られる。気のせいか橋の上では少しゆっくり走ってくれるようだ。短時間だが特等席。


2019年10月3日(木)
 今日も予想以上に晴れて暑くなった。このところずっと半袖で、念のために持ち歩く羽織ものは、電車の冷房に備えるものになっている。
 又急に雑草が伸びて、店の通路の草取りが必要になってきた。用土を洗う場所を先に草取りし、その後培養土を洗って干す。洗った土の微塵がねっとりと流れ出てこれが問題なのだが、都会の真ん中でこの処理をうまく出来る方法がない。仕方なく通路の端の土の部分に流す事になる。洗わないまま植え込むと、水をやる度に排水溝に流れるのでそれは避けたい。こういう場所ならではの苦労だ。
 培養土を干している間植え替えをする。「冠春」の鉢を開けたら花芽があった。作場から鉢を取り上げる時、寒蘭の花茎がかなり伸びているので気をつけないと大変な事になる。いつものようにデジカメで「きょうのショット!」の撮影をしたが、何故かパソコンに取り込めない。カードリーダーが不具合なのか、SDカードが壊れたのか。今日はスマホで撮影する。夕方風が強くなってきたので、防風けネットをしっかりと閉めて帰る。


2019年10月2日(水)
 殆ど夏日というくらい気温が高い日が続いている。定休日の二日間も晴れて夏に戻ったようだった。今日店に来たら、鉢は乾いていて、中にはカラカラのもある。水やりや植え替えもあるが、消費税が上がる前の駆け込みで注文した培養土がたくさん届いて、重い袋を物置に積むのに苦労する。頼んであったプラ鉢の袋も来て、これも手の届きにくい保管場所に上げる。振り込みやら古物商の書類等用事がいくつもあって、一日中忙しい。
 植え替えが中々進まない。大体はよく植え替えているが、たまにエッと驚くくらい間が空いてしまったのを見つけて開けてみると、必ず根が悪い。やはり植え替えが第一だ。これからは見落としがないよう気を付けて進めなくては。明日は又培養土を洗っておかないといけない。夕方になってようやく水やりをする。
 台風18号は日本に上陸する事は無くなったが、明日は影響を受けて天気は良くないらしい。今まであまりに暑かったが少し涼しくなりそうだ。


2019年9月29日(日)
 今日も冷房を入れる。春蘭の植え替えを出来るだけするが中々進まない。「竜字」、「蜀黄錦」に花芽。肥料を買いに来た人が、1000円+税というお買い得の春蘭鉢が並んでいるのを見つけて選んでいく。
 9月から通常営業になって1ヶ月が経とうとしている。ようやく夏休みモードを脱して仕事のリズムができてきた。定休日明けはもう10月だ。古鉢を持って来るはずの人が、この間の台風で仕事が忙しくなってしまって、「もう少し待って」と言われている。それが来たら、寒蘭と古鉢市でもしようかと思っている。自分のところでするだけだから、期日に縛られず気が楽だが、延び延びになってしまって申し訳ない。


2019年9月28日(土)
 予報よりずっと天気が良くなり、洗濯日和の一日。昨日洗った用土もいい具合に乾いた。これを篩って細かい砂を化粧砂用に取り分け、植え込み用土を作る。早速春蘭をいくつか植え替えると、「珍蝶」、「翠鶴」に花がきていた。
 植え替えの途中で蘭関係書籍を買いに来た人がいて、たくさんの本を選び出す。他にも大きな荷物を持っている上、本は相当の重量になるので送る事にした。すぐに梱包してヤマト運輸に連絡。夕方ドライバーが集荷に来て、最後に「明日の午前中配達大丈夫ですね?」と確認したら、消費税増税に伴って宅配便の送料も上がるから、その駆け込み需要ですごい混雑なのだそうだ。荷物が遅れているという事なので、うまく予定通りに配達されるといいのだが。うちでも必要な資材を買っておきたいが、間に合うか・・。


2019年9月27日(金)
 今日も暑くなって半袖。すぐに春蘭の植え替えにかかる。用土がある限り植え替えた後、新しい砂を洗って干す。今年から表面に籾殻燻炭を少し載せてみる事にした。何でも結果が分かるのは1年後なので、気の長い話だ。今日植え替えた中には花芽は一鉢しかなかった。この作場は春蘭には光が少し足りないのだと思う。
 植え替えの後、HPのファイルを作業しやすいように整理する。画像やhtmlファイルがどんどん溜まってきたので、用済みのファイルを別に仕分けていく。最近のWindows10の自動更新の後何故か順番が今までと変わってしまって、目的のものを探すのが大変になってしまった。HP上で削除したものもパソコンの中ではそのままになっているので、今上がっているファイルだけにスリム化したいのだが、半角英数でできているファイル名を見ながら要不要を見極めていくのは、これまた短い時間ではできない。


2019年9月26日(木)
 昨日は晴れてじりじりと照り付ける陽射しが真夏のようだった。気温は相当高いが空気が乾燥していたので汗は出ない。それが夜になると一気に下がって、昼夜の温度差がとても大きい。週間予報を見ると、夜の気温はしばらく20℃くらいになるようで、いよいよ秋に突入だ。
 店の作場では流しのところで植え替えをしているが、その周りの棚には、植え替え用の新しい各種用土、処分する土、ジョウロ、ハサミやピンセット等の用具、肥料、薬品類、ラベルを書く鉛筆など限られた場所に物が溢れていて、肝心の鉢を置く場所が使いにくかった。休みにシンク用スライドラックを探して買ってきたのをセットしたら、丁度流しの上に鉢が安定して置け、とてもやりやすくなった。
 今日は早速春蘭に手をつける。問合せがある品種を優先して植え替え、花芽を確認する。春蘭は花がついているのが少ないが、いくつかは確認できた。6年前に買ってから一度も花が咲かない「湖州第一梅」に小さな花芽を発見。昔の紫秀蘭「飛奴」にも花がきたようだ。植え替え場所が使いやすくなった事でもあるし、これからせっせと励むつもり。
 閉店後水やりと肥料と消毒。


2019年9月23日(月・休)
 昨日は帰る頃霧雨になり、電車を下りたら本降りになっていた。前日から持ち歩いていた折り畳み傘がついに役立った。台風17号は日本海を北上して温帯低気圧になったが、大型のため強風の影響は広範囲に及んだ。
 今日の東京は朝から晴れたところに台風によるフェーン現象で、真夏のように気温が上がった。強風で風除けネットがバタバタし、通路を吹き抜けていく風が音を立てている。今日は棚のネットを閉めたままにしておく。
 えびねの植え替えはようやく終了した。途中で用土が足りなくなりそうで、大急ぎで篩って混合する。最初は外でやっていたが、あまりの風に中に取り込んで作業。暑かったため蚊が出て、植え替えていると空いている方の手に蚊が止まる。敵ながら賢い。
 暑くて風が強かったから蘭はすっかり乾いていて、閉店後に水をやる。今週は火・水が休みです。


2019年9月22日(日)
 晴れて暑くなり、久しぶりに冷房をつける。午前中にベラボンの袋詰めを終え、午後からえびねの植え替え。今日の予定はクリアしたので、明日順調にいけば終わるだろう。来週からは蘭の植え替えにかかるが、用土を買いに来た人がいて、又土を洗っておかないといけない。植え替えと砂洗いの繰り返しが始まる。
 予報は裏切られて一向に雨にならない.。明日は休日の月曜日なので営業し、今週は火・水が休みになります。


2019年9月21日(土)
 予報はあまり良くなかったので傘を持ってきたが、東京は夕方まで晴れた。沖縄、九州は大荒れのようで、今後台風の動きによってはこちらも影響が出るかもしれない。全く日本列島は台風の被害を受けずに済む年は無い。備えが必要なのはどこでも同じだ。
 昨夜はラグビーワールドカップで盛り上がった。上出来すぎる結果に楽しみが増えた。
 今日は土を篩ってえびね用土を作り、予定の区画を植え替え終了。小分けしてあったベラボンが少なくなったので、明日袋詰めをしなくては。植え替えシーズンなので、用土やプラ鉢、用具、薬や肥料など、必要なものが足りなくならないよう在庫チェックする。


2019年9月20日(金)
 いい天気になって夏の服装に戻った人が多い。さすがにもう秋の気配は濃厚で、気持ちがいい暑さだ。明日から又三連休だが、今度も台風が近づいている。台風15号は、過ぎた直後は被害の全容がつかめなくて、これほど大きな災害だったとは分からなかった。激甚災害が適用されるかもしれないほどで電気がまだ復旧できてない。台風は一つ一つタイプが違うが、今度は大きな被害が出ない事を祈る。
 今日もえびねの植え替えの続きをする。棚全体で古葉が傷んだのが目について心配したが、開けて見たところではそれほど問題は無いようだ。今年の春はいつもより欲張って、ハサミを入れておいたせいかもしれない。ノルマ通り作業が進んでも月曜日までかかる予定で、今日の分を植え替えたら用土も水苔も終わってしまった。水苔は戻しておいて、明日は用土を作ってから植え替えの続きをする予定。


2019年9月19日(木)
 昨日は雨模様で涼しい一日だったが、今日はよく晴れた。暑くなるといってももう30℃には届かず過ごしやすい。店に着いたら、つぼみが上がっていた「富士錦」が開き始めていた。赤芽素心「乙女」も上まで開いていて、店内はいい香りが充満している。欠点は花期が短い事で、最初に咲いた鉄骨素心や四季蘭「野麗」はもう花が落ちていた。
 今日もえびねを植え替える。6月にバックを外した品種も、冬至芽はまだ小さいもののしっかり出ていて安心した。今週はずっとえびねの植え替えだろう。
 今週末は天候不順で雨マークの日が続くようだ。一気に涼しさがやってくる。


2019年9月16日(月・休)
 朝のうちは細かい雨が降っていた。傘をささなくても何とかなる程度だが、千葉県では激しい雨が降ったという。台風で屋根を壊されたところに追い打ちをかけるようだ。
 今日はえびねの植え替えをする。今年はこれまでに無かったほど夏の間に古葉が傷んだ。古木外しをしたものがいくつかあったせいかもしれない。花後に植え替えてあるのだが、中を確認したくて開けてみた。冬至芽はやはり小さくて、これからの成長に期待。えびねの植え替えは時間がかかるので、1区画づつ進めていくつもりだ。
 明日は晴れて暑くなるらしいので夕方水をやる。そこへ「見せて下さい」と寄った女性が、「すずき園芸がこちらに移って営業している事を、つい最近バスの窓から見て気がついた」と言っていた。2012年の秋に引っ越したのだから、丁度7年前の事だ。古い店が無くなって大きなマンションが建った時に、すずき園芸はもう無くなったと思っている人が他にもたくさんいる事だろう。努力不足だ。
 作場の端の方で大きなつぼみが上がっているのに気がついた。細葉尢魔フ「富士錦」。とてもいい花だから早速店内に飾る。


2019年9月15日(日)
 最高気温は30℃くらいになったが、湿度が低いため過ごしやすい。今日も外の棚の周辺を片付け、植え替えを終わらせる。明日からはえびねの植え替えをするつもり。本を買いに来た人がいて、しばらく蘭のおしゃべりをする。販売用のプラ鉢が種類によっては残り少なくなってきた。植え替えに備え、ストックを出して棚に補充しておく。
 明日は休日の月曜日なので営業し、今週は火・水が休みになります。


2019年9月14日(土)
 すっかり秋の入り口に入った。三連休の初日で車が出払っているので、チャンスとばかり普段は入りにくい狭い場所を片付ける。引張っても抜けない雑草を、今日は道具で徹底的に根を掘り出して取る。隅に置いてあるシラン等の鉢にも雑草が入り込んでいるので、草取りを兼ねて植え替える。
 エビネの植え替えに備えて土を篩い、用土を作る。物置から土を出してきたついでに物置も掃除する。至る所に台風がもたらした落ち葉が溜まっている。今日は掃除をしたり、不要のものを処分したり、植え替えたりと、一日外で仕事をしていた。
 夕方Wさんが寄って花芽の話になる。焦っても仕方ないがやはり・・・。


2019年9月13日(金)
 今回の台風15号では千葉県の被害がダントツで大きかった。千葉には知り合いがたくさんいて気にかかっているが、あれから5日経つのに未だに電気が復旧しないという事だ。電気が来ないと、電話も上下水道もガソリンも信号も高速道路の出口も、実に色々なものが止まってしまうのだと、あらためて思い知らされる。毎年各地で繰り返される土砂崩れや川の氾濫など大雨による災害と違って、強風は瞬間的に破壊されてしまう。倒木が多かったため復旧に時間がかかっているようだが、気象は色々なところで激しくなってきている感じがする。
 昨夜は涼しかった。今日も曇りがちで過ごしやすい。朝三軒茶屋で店の買い物をしてから来たので、店に着いたのは11時ぎりぎりだった。えびねの株分けをした後、すっかり伸びてしまった植木の剪定をする。低いところやある程度の太さまでで、手が届かないところや力が要るところは手に負えない。週末に助けてもらうよう連絡する。


2019年9月12日(木)
 昨夜0時少し前、明るい光が北東の空に輝いた。雲の間から何度か光って空を明るく照らす。稲妻のように瞬間的ではなく、花火かと思ったが音は何も聞こえない。見た事のない不思議な光景だったが、外でそれを見た人らしい騒ぐ声がしていたから、自分だけの錯覚ではないらしい。何かニュースで放送するかと思ったが何も言ってないので謎のままだ。一体あれは何だったのだろう。
 今日は猛暑がようやく収まった。台風前からの発送予定だった蘭をようやく送る事ができた。台風で倒れたガンゼキランも植え替える。外の棚に置くので、それまでのプラ鉢をやめて重い鉢にした。
 Photoshop cs2は起動できたりできなかったり。Shiftを押す事を忘れるためだが、毎回一度ですんなり起動できない。鉢の撮影を少し続ける。


2019年9月11日(水)
 月曜日の夜明け前、台風15号が関東を直撃した。日曜日の夜10時から月曜日の朝8時までほとんどの電車が運休になった。予め計画運休が告知されていたので、日曜日は5時に店を閉めて帰ったが、電車は驚くほど空いていたから、台風に備えて行動した人が多かったのだろう。夜中過ぎて寝ているところに激しい雨と風、家が揺れる気がして恐ろしかった。スピード台風で朝には通り過ぎていたが、あちこちで太い枝が折れて道路にはみ出している。計画運休は8時までだったが、電車が復旧しないので、幹線道路は大渋滞。抜け道まで車がつながって昼頃までは動きがとれなかった。家庭菜園もメチャクチャだったので店が心配だったが、大きな被害は無いと連絡があってほっとする。
 台風15号で、千葉県は強風のために電柱が倒れ、停電が発生した。こんなものが倒れるなんて信じられない。駅や空港で足止めにあった沢山の人、台風一過の通勤の行列の様子をテレビで見ながら、「休みでヨカッタ〜!」。
 今日二日ぶりに店に来た。中に取り込んでおいた鉢を外に出し、ネットを全部開けて細かく見ていくと、中と外で倒れている鉢が少しあった。あの風でこれだけで済んだのは上出来だ。軽いプラ鉢のものだったので起こして元に戻す。
 台風が猛暑を連れてきて、昨日が今年の最高気温のところもあったほどだ。今日も晴れて真夏の暑さ。日中は蘭鉢展のために鉢の撮影をする。鉢の写真の処理をするのがこの時期だけなので、1年経つと要領を忘れてしまう。大変だな〜と思うと中々手をつけられないが、始めないわけにはいかない。
 夕方水やりを終えたところで空模様が急変した。急いで棚のネットをしめようとするが、それも終わらないうちにたたきつけるような雨と雷。ピカピカ光る雷の合間を縫うようにして、最後まで留めつける。きっと近くに落ちたに違いない。傘も持ってないしあっても役に立たないので、雷雨が止むまで待つ事にする。

2019年9月8日(日)
 台風が今夜関東を直撃しそうだ。朝のうちは晴れていたが、午後になると風が出て変わりやすい天気になってきた。今日はとても蒸し暑い。注文の蘭を発送しようと一応梱包してみたが、前回のように台風によってすごい暑さがぶりかえす事があるといけないので、又包みを開けて出しておく。急ぐ必要はないので、台風をやり過ごしてから送った方が安心だ。
 倒れてしまいそうな山草類の鉢を作場に取り込む。外の作場は夏は風通しを重視して寒冷紗は開けたままにしているが、今日は2枚とも閉めておく。帰りの電車が気がかりで、早目に帰る事にする。


2019年9月7日(土)
 晴れて夏日になった。蘭鉢搬入の約束があって早めに来たが、鍵を開けた途端に来てくれて、てんてこまい。蘭鉢は気軽に使えるのが11鉢、他に欅鉢等を出したいという人がいて、品物が集まってきたらHPに出そうと思う。本の注文の発送や、バックナンバーを探しに来た人など、少しづつ本も動き出した。読んだ本を全部取っておくと邪魔になるし、それでも以前のものを見たくなることがある。探そうとすると蘭の本は中々無いものだ。
 ニオイエビネで傷んでしまったのを植え替える。鉢を開けたら白い冬至芽ができていて、これを大事にして何とか復活させたいと、生の水苔で大切に植え込む。植え替え用の底石が足りなくなって、新しい大粒の袋を開ける。本当の大粒はそれほど入ってなくて大粒と中粒が混ざっていたが、化粧砂のような極小粒まで入っていて結局篩にかけて分けなくてはならなくなった。始めは外でやっていたが暑くて汗びっしょりになるので、店内に持ち込んで仕分け作業をし、ついでに売り物用の袋詰めをする。汚れた店内に掃除機をかけ、外の水やりがすっかり遅くなった。


2019年9月6日(金)
 又暑さが戻った。日中の日差しの中来てくれた人もいて、9月から平常運転になった事が認識されていると分かってほっとする。先月までは、”一日出てくれば次の日は休み”という状況だったから、先ず自分のペースを取り戻さないといけない。
 蘭を植え替えたり、売り物のゼオライトを小分けして袋詰めしたり。電話が色々かかって、先ずは少しづつ秋バージョンになってきた。


2019年9月5日(木)
 今年は今のところ残暑もそれほど厳しくなく、急に涼しくなったと感じる。まだ9月に入ったところだから、このままで済むかどうか分からないが、ほっと一息というところか。今日はエアコン無しで過ごせた。
 真夏は常に人がいなかったため、植物は全部店内から出してあったが、少しづつ手入れをして、飾れるものを店内に入れるようにするつもり。今日は外の山草類の枯れたところを取り除いて見られるようにする。通路の草取りをしていたら、赤と黒の毛虫を見つけた。スミレを食べるツマグロヒョウモンなのか。昔古い店で見たのより小さい気がするが。
 蘭は全体的にはまあまあかと見えたが、この時期にスッポ抜けが起きる事が多く要注意。そう思って見ていたら見つけた。いい新芽が出て喜んでいた「瑠璃紅」にスッポ抜け。すぐに消毒して植え替える。
 スッポ抜けではないが、四季蘭「香妃」の新芽が途中からちぎられていた。こういうのは「大雪素」に続いて2鉢目。一応殺虫剤を散布したが、何としても原因を究明しなくては。一方寒蘭「雨情」と「慕情」に花芽を発見。これからは花芽探しが楽しみだ。

2019年9月4日(水)
 昨夜神奈川は強い雨で、横浜球場のゲームが中止になった。神宮は雨が降ってもやっていたから、厚い雨雲がモザイク状にかかっていたのだろうか。その時店の周辺はどうだったのか分からないが、今日来て外の鉢がそれほど乾いてないところを見ると、この辺りもかなり降ったものと思われる。8月までのように毎日来ない場合はそのブランクを考えて、前倒しで水をやる事もあるが、明日でも出来るというのは気が楽だ。
 日曜日につぼみを発見した鉄骨素心は、一番上を除いて花が開いていた。素心蘭はいい香りだが、あっという間に花が咲いて終わってしまうのが残念。作場では「大雪素」の立派な新芽が、真ん中あたりから先がそっくりちぎられたように無くなっていた。まるでネズミにかじられたような感じだが、他にそういうのは見当たらないから何なのだろう。気になる。
 日中でも日が出ず涼しいので、店の通路の草取りをする。3時過ぎには急に空が暗くなってきた。帰るまで降らないといいが。


2019年9月1日(日)
 今日から9月。店は11時から夕方6時までという平常営業に戻る。長い夏休みが終わって新学期が始まる小中学生の気分で、昨夜は多少緊張して寝た。休みは月火だけになるので、計画的に1週間を過ごす必要がある。
 早めに店に着くと鉢はどれも乾いていた。外の山草類は葉がしおれているのもあって、夕方まで待てずにまず水やりをする。外の棚下で鉄骨素心の白いつぼみが伸びているのが見つかった。これはごく普通の鉄骨素心だが、兜のある「鉄骨素梅」の方ももしやと思ったが、いい新芽は出ているものの花はまだ咲かない。四季蘭では「野麗」につぼみが高く上がっていた。あまり花が無い時期に咲く素心蘭や四季蘭は貴重だ。
 つぼみがついた鉄骨素心を店内に入れて写真を撮る。いつものように画像処理ソフト「Photoshop Cs2」を開こうとしたら、何度やっても起動できない。困ったときのイッツコムとことんサポートに電話。しばらくやり取りした後、ちょっと複雑な方法で起動できるようになった。元々古いソフトだからWindows10には対応してないのだ。これまでも裏技で使えるようにしていたのだったが、この前長時間かけてWindows10の更新があったためだろう。セキュリティ強化は歓迎だが、更新の度に使っていたソフトが使えなくなるのは痛い。慣れたものがいいので、多少面倒でも、何とか使える間は使い続けたい。
 今日から通常という事は、月火が定休日なので、明日明後日はすぐに休みという事になる。実質的には4日水曜日から本格的に始まるが、今日早速電話がかかってきたり、寄ってくれる人もいて気持ちが引き締まった。6時に閉める頃にはすっかり暗くなって、9月になった事を感じさせる。


2019年8月28日(水)
 九州北部の豪雨がすごくて、実際に被害が出ているようだ。集中豪雨は毎年あちこちで繰り返され、今年も何度もニュースになっている。こればかりは個人では備えようがなく、雨が止むのを願うばかりだ。関東でも朝方から強い雨が降ったり止んだり。連続的な豪雨ではないが、この”ところにより”というのが困る。丁度家を出る頃にたたきつけるように降っていて、迷った末雨靴を履き、撥水の上着を羽織って出た。それが電車で駒澤大学駅に着いたら霧雨が舞っている程度。この乗る時と下りる時のギャップが困りものだ。「きっとそうなる・・・」と思ったが「やっぱり・・・」。
 作棚を見ると、蘭の新芽は先が分かれてしっかりしてきた。一方えびねは古葉がずい分傷んで心細い。一応消毒しておく。
 8月に店に来るのは今日が最後で、次に来る日曜日はもう9月だ。長い夏休み状態だったが、9月からは通常の営業に戻る。営業時間は11:00から18:00。月火が定休日で、それ以外は毎日店にいる事になる。作場を探しても今花が咲きそうなものは見当たらないので、9月に入ったからすぐにきれいな花が飾られる事はないだろう。しばらくは蘭関係書籍や鉢などが並ぶ地味な店内ですが、毎日開いているので遊びにお寄り下さい。


2019年8月25日(日)
 日中の最高気温が30℃まで届かない日が2日ばかり続いた。その後残暑が戻ったが、もう35℃を超す猛暑日や熱帯夜は終わった模様。今日の東京は32℃で晴れていたが、湿気が少ない上気持ちのいい風が吹いていて、動いても汗が出ない。チャンスとばかり、本気で通路の草取りをする。
 今日三軒茶屋は、サンバカーニバルと阿波踊りで盛り上がっているはず。車を通行止めにして道路は踊りの会場を化す。毎年やっているが未だに見られない。行ってみたいが店の近くではないので、今年もやはり諦めた。
 何人か寄ってくれて日中はおしゃべり。夕方水やりをする。


2019年8月21日(水)
 8月も下旬になると、初秋の気配が感じられるようになる。日中は相変わらず暑いが、朝晩の気温はずい分下がってきた。今日の東京の日没時間は6時25分だそうで、7時半頃まで明るかった事を思うと、大分日暮れが早まった事が分かる。猛暑に苦しめられるのも最終段階であることを期待したい。
 このところ突然の雷雨に驚かされる事がある。月曜日の夜などバケツをひっくり返したような土砂降りになった。今週はずっと傘マークがついて回って、8月前半の週間予報とはすっかり違ってきた。今夜も雷雨の予報があって、折り畳み傘を持参する。
 昼前に店に着いてすぐにパソコンの電源を入れる。すると、Windows10のサポートのため、更新して再起動をするようにとのメッセージ。この間もこんなのが出たと思うが、帰り際だったため、最後までできたのかどうか分からない。とに角長時間それに取られるので、最初にやってしまおうと再起動をかける。すると更新作業が始まったが、構成何パーセントの数字が遅々として進まず、結局最後の再起動がかけられて完了するまで3時間近くかかった。3時前にようやくパソコンを使えるようになったが待ちくたびれた。
 えびねの古葉がどんどん茶色くなってきた。ニオイエビネなどは冬至芽が見えてくるのも間もなくのはず。役割を終えた葉は風通しを考えて切り落す。


2019年8月18日(日)
 台風が去った後の昨日は猛烈な暑さがやってきた。フェーン現象で最高気温のところが多く、外に出るのもためらわれるほど。今日も相変わらず暑く、店に着いてすぐにエアコンを入れる。
 山草の中にはあまりの暑さに葉が枯れたようになっていたが、又緑の葉が出てきたのもあって、あきらめなくてよかった。いずれにしても自生地はこんな暑い環境ではなかったはずで、山野草の夏越しは中々大変だ。
 横浜のKさんが来て、暑い盛りは涼しい店内でおしゃべりをして過ごす。夕方水やり。8月も後半に入り、日が暮れるのが少し早くなったのを感じる。


2019年8月14日(水)
 台風10号が明日にかけて西日本に上陸する模様だ。記録的な大雨をもたらすだろうと予想されている。大型の台風なので、その影響は広範囲に及ぶ。東京でも昨日から雲の動きが早く、急に激しい雨が降ったかと思うと、直後に強い日差しがあったり、目まぐるしく天気が変わる。湿度も気温も高いからとても凌ぎにくい。台風通過で被害が出ない事を祈るのみ。
 留守中にしっかり水をやってくれていたようで、外の植物も乾いてない。湿度たっぷりの気象条件でもあるし、今日は水やりを見送って通路の草取りをする。作場の蘭は新芽がかなりしっかりと伸びてきて、情けなかった鉢が少し勢いよく見えてきた。


2019年8月11日(日)
 梅雨が明けてから東京は雨が全然降らない。台風10号が近づいている影響で、今週の半ばには雨のマークがあるようだ。あまりにカラカラの庭や畑に久し振りのお湿りがあるかもしれない。もっとも災害になるような豪雨では困るのだが。
 縁あって店にやってきた吉本芳生氏の篆刻の額を、わずかしか残ってない壁面に飾る。大きくて重たい立派な額なのでこんな狭い場所には不釣り合いだが、せっかくのものなので、重さに耐える額釣り金具を買ってきた。今日助っ人に取り付けてもらったが、位置の微調整も中々一人では難しい。
 書籍の整理をし、外の植物に水をやる。園芸JAPAN9月号が入荷。


2019年8月7日(水)
 台風8号は九州を通って行ったが、まだ次々と台風ができている。東京は今回は影響が無かったが35℃を超える暑さ。定番の最高気温地点では体温を超えていて、外に出るのも危険な状況だ。家にいてもエアコンをつけっ放しにしている。作場の最高気温は35℃。ニオイエビネの小さな株が軟腐になっていた。残念だがこの暑さでは防ぎようがない。
 配達で受け取る予定のものが今日届いて、週に2日しか来ない状態でスムーズに受け取れて良かった。「園芸JAPAN」の精算の為の処理を忘れないうちにと済ませる。店の前の雑草がちょっと見ぬ間にすっかり伸びていて、太陽が傾いてから草取りをする。夕方水やり。

2019年8月4日(日)
 連日の猛暑日。熱中症のニュースがトップニュースになって、つい1週間前までは肌寒いほどだった事が嘘のようだ。お昼前に店に出てくるので、一番暑い時間帯。もうたまらない〜。
 こんな中何人かが寄ってくれる。せっせとHPに載せている蘭関係書籍に注文があって、梱包発送する。閉店後水やり。外の最高最低温度計では、最高気温は37℃になっていた。新芽が大分伸びて、鉢の景色が変わってきた。


2019年7月31日(水)
 29日月曜日にようやく長い梅雨が明けた。それまでのジメジメした毎日を吹き飛ばすかのように、一気に猛暑日の毎日がやってくる。週間予報を見ても連日3暑さ30℃を超えたからといって暑いなどとは言っていられない。何年も前から異常気象と言っているが、地球は大丈夫か?・・・。
 蘭も急に乾くようになって全面的に水やり。大量に並べた本は、雑誌毎に整理して、順番に並べ終わった。蘭関係書籍のページは新しく作り直した。少しは分かりやすくなったかな?。又時間がある時に追加したり修正していくつもりだ。


2019年7月24日(水)
 昨日の午後久しぶりに夏らしい陽射しがやってきた。急いで洗濯をする。これはもう梅雨明けかと思ったが今日は又曇り空。テレビでは明日が梅雨明けだろうと言っている。猛暑はたまらないが、こんなに太陽が出ないのでは仕方ない。早く夏らしくなって欲しい。
 今日は入荷した本の整理をする。雑誌は種類毎に分けてはあるが、バックナンバーを順番に揃えないといけない。とに角重いので、1年づつに分けて把握していく。取りあえず、整理が着いたところだけHPに載せる。全部終わったら、分かりやすいページにする必要があるだろう。


2019年7月21日(日)
 台風5号が接近して九州では大雨のニュース。学校が夏休みに入ったのにまだ梅雨が明けない。梅雨寒は終わって気温だけは高くなった。東京は一日中曇りで、湿度は100%に近いのに全く風が無いのはつらい。初めてエアコンをつける。
 先日蘭関係書籍をがたくさん入荷した。車に積み込んで一人で運んできたので、下ろして店に並べるだけでも一仕事。早く整理してHPの書籍のところに載せたいが、まだ一部しかできてない。古い本を探している人にとっては朗報だろうが、一人ではいつ終わるか。「きょうのショット!」のメンテナンスが丁度一段落したところで良かった。夏は店内に入れる植物が少ないので、棚は鉢と本だけ。まるで古本屋の様相で、ずっと本と格闘している。


2019年7月17日(水)
 東京の7月の日照時間の少なさは、今年記録更新したらしい。昨日も結局霧雨が降ったり止んだりで日照は無かった。今日は久しぶりに雨が無く薄日が射してきたが、予報で言っているほど暑くなりそうもない。梅雨明けはまだ先のようだ。こんな天気のおかげで、飛び飛びに店に来るのに乾いて慌てるような事はない。これがいいのか悪いのか・・・。
 HPのメンテナンスは順調に進んで「きょうのショット!」バックナンバーはようやく追いついた。やっている間にいくつかミスを発見して訂正できた。毎日帰り際に慌てて更新するもので、お恥ずかしい限り。次は「朝・昼・晩」のバックナンバーだ。


2019年7月14日(日)
 せっかくの三連休だが天気に恵まれそうもない。相変わらず涼しくて、海やプールは困るだろう。35℃超えの猛暑がいいというわけでは決してないが、今日も傘が手放せない。
 日照不足で野菜が高騰している。この時期店頭に山盛りになっているはずのなすやきゅうりが本当に高くて質も良くない。この調子では米の収穫にも影響があるかもしれない。”1993年の米騒動が再び”という話もちらほら。太陽は本当に大事だ。
 この間HPのカウンターをチェックしたら、70万回に近づいているのに気がついた。そのうち到達する事があるのかなと思っていたら、今日70万回を突破していた。展示会をしているシーズンでもない夏休みのような時期に、見ていて下さるとは感激。ありがとうございます。


2019年7月10日(水)
 梅雨の一休みで、晴れはしないものの傘を持たずに来る。ずっと涼しく半袖の出番はまだない。去年の関東の梅雨明けは6月29日頃だった。今頃は猛暑に襲われていたはずだが、去年が異常だったのか今年の夏の天候が異常なのか。作に影響があるのかどうか気がかりだ。
 作場の蘭を丁寧に見ると、新芽がずい分確認できるようになった。全面的に水をやり、後で肥料と消毒薬を散布する。
 蘭関係書籍の問い合わせがある。本はあちこちにあって、HPに載っている順番には置いてないので、ページを印刷して在庫チェックする。一部訂正した。


2019年7月7日(日)
 雨の七夕になった。梅雨寒で肌寒いほどだ。6月に少しだけ夏日があったが、その後は7月とは思えないほど涼しい。梅雨が明けた後の猛暑が今は考えられない。東京は大雨にはならないが、しとしとと霧雨が降り続く。
 久し振りに店に出る。水はやってないのだが、こんな天気だから鉢は乾いているようには見えない。これでからりと晴れあがると急にカラカラになっているかもしれないが、水曜日まで待ってもらうしかない。活力剤と葉ダニの薬を散布する。
 消毒の後HPのメンテナンスにかかる。やっと今年の2月まで辿り着いた。何年も溜めてしまったが、夏休みの間に遅れを取り戻したい。出て来る日が少ないから目標まで辿り着けるかどうか。


2019年7月3日(水)
 店に出て来た時は陽射しがあったが、時間が経つにつれて雲で覆われてきた。夜は雨という予報通りになりそうだ。九州を中心に災害級の豪雨の警告が気象庁から出された。1ヶ月分の雨が一日で降るというから、雨の中を避難するといっても大変な事だ。毎年繰り返される大雨の被害が今年も心配される。
 この二日東京は梅雨の中休みだったからしばらく振りで中の作場に水を遣り、その後で液肥を散布する。休み前は確認できなかった新芽が、かなり見えてきてほっとした。HPのメンテナンス作業を今日も続ける。


2019年6月30日(日)
 全国的に雨。九州では災害級の豪雨の恐れだという。西日本は梅雨に入ったと思ったら梅雨末期のような大雨になってしまった。大阪G20の映像も雨ばかりだ。
 足元の悪い中、Hさんや風蘭のお客さんが来てくれる。HPの作業をして、作場全体の消毒をする。
 7・8月は夏休みだが、する事はたくさんあるから、白石の担当の水・日の午後は店で仕事をしている。今年も丁度半分過ぎた。時間の流れが速すぎる。


2019年6月28日(金)
 熱帯低気圧が台風3号になって明け方南岸を通過した。テレビでは盛んに伝えていたが実際は強い雨も風もほとんどなく、朝には日が出てきた。気温が上がってとても蒸し暑い。湿度が高いせいで鉢はほとんど乾いてないが、同じ作場の中でもいつもここだけは乾くという場所があって、部分的にそこだけジョウロで軽く湿らせておく。久し振りに大々的に水をやらないで済み、HPのメンテナンスに時間を費やす。
 新芽は大分出て来たが、ばらつきがあってまだ見えないのもたくさんある。待ち遠しい限り。


2019年6月26日(水)
 昨日今日は梅雨の晴れ間で洗濯のチャンスだったが、明日からは又梅雨空に戻るようだ。東京はとっくに梅雨入りしているのに西の方が遅れていてここへきてやっと梅雨に入るというから、今年はいつもと順番が違う。毎年避けられないゲリラ豪雨がどこにどのように現れるか。24日には震度4の地震が千葉と静岡であった。自分のところがガタンと揺れたのはしばらく振りで、次第に迫ってきている感じがする。
 今日もHPのメンテナンスをするが、ようやく1年前まで出来たところ。ためてしまうと大変だ。手順は大分手慣れてきたところだが、7月8月は毎年店は夏休みで交替で植物の管理をする。白石は原則日曜日と水曜日に出てくることになった。9月からは毎日になるが、それまでに遅れている分をがんばって追いつかないといけない。少ない時間でやり切れないと又周回遅れになってしまうから、HPの作業がポイントになる。夏にめげずにがんばらないと。


2019年6月23日(日)
 昨日から雨が降ったり止んだりのはっきりしない梅雨空。少し早めに店に来て、一昨日帰る時に中途半端になってしまったHPの更新を完成させる。続いてバックナンバーも少しづつ進める。
 いもぶかしをしておいたえびねに、緑の芽が見えてきた。古木ぶかしをした分はどうだろう。期待しているが、上の水苔をめくってみるのは止めておく。
 曇っているからそれほど鉢は乾いてないが、晴れた日がちょっと続くとたちまちカラカラになってしまうから、休み前は水をどうしようか迷う。梅雨入り前の夏日の頃水切れになった紫式部は、葉がチリチリになったままだ。冬の休眠期ならとも角、この時期何日も水をやれないのは厳しい。今日は全く乾いてないが、やはり夕方さっと水を遣っておく。


2019年6月21日(金)
 ところによっては発雷があるという予報だが、東京は日中晴れて蒸し暑い。植え替え希望で春蘭の鉢を持ってこられたお客さんがいて鉢を開ける。大きな楽鉢に植わっている大部分が枯れていて、駄目になったバルブや根を整理していくと2条くらいしか残らない。きれいに洗って生きている部分を消毒し、小さなプラ鉢に植える。土が新しくなってきれいになると見違えるようだ。以前に同じようにして植え替えた「宋梅」が花が咲いたと、スマホ画面で見せてくれる。ちゃんとまともに花を咲かせるようになったのを見るとこちらもうれしい。2鉢を植え替え、ここまでひどくならないうちに植え替えるようお願いする。
 HPのメンテナンスを始め、「朝・昼・晩」に手をつけたが、外の山草が乾いているのが気になり、中断して水やりをする。夕方「きょうのショット!」のバックナンバーを作りアップした後、プロバイダーに上げてあるサイトから不要になったファイルを選んで削除する。これを繰り返しながら、少しづつHPの容量を減らしていく。夏の時間がある間にやっておかないと、販売品の写真など沢山アップした時に容量オーバーになってしまう。やっと2018年2月分まで終わったところで時間が来て帰ったら、「朝・昼・晩」がまだ途中だった事に気がついた。あらら・・・。


2019年6月19日(水)
 昨夜は震度6強という新潟山形地震が発生して、その報道一色となった。怪我をされた方々もいて、建物や道路の損壊など、またまた大きな災害になってしまった。被災された方にはお見舞い申し上げます。
 この数年日本各地で次々と大きな地震が起きていて、ここなら安心と言えるところはどこにもない。以前から言われている首都直下型や中南海地震もいつか必ず起こるに違いない。備えるといっても個人の力は微々たるものだが、専門家の言う事を少しでも実行するしかない。
 からっとした晴天が続いて、ちょっと油断すると小さな山草鉢は本当に乾いてしまう。鉢受け皿に水を張っているが、風が強かったりすると間に合わない事がある。梅雨時ではあるが、今のところそれほど雨は降ってない。店には一日置きに来るので、出てくるといつも水やりになる。
 中国春蘭の新芽がいくつか見えてきた。「月珮素」、「大富荷」、「賀神梅」、「知足素梅」などに見つかったが、まだまだ出揃ったというほどではない。杭州寒蘭は「逸品」、「昆明湖」などにも新芽を見つけてほっとする。

2019年6月16日(日)
 昨日は大雨の中あちこち仕入に出かけた後店にも寄って、ずい分走り回った。今日の東京は一転ピカピカの青空で真夏日。半袖で丁度いい。昼前に店に来たらもう車が停まっていて、いつも早い横浜のKさんが待っていた。慌てて店を開け、開店の支度をする。
 今日は全国的には日本海側や北の方は荒れ模様の天気らしいが、関東は好天に恵まれた。しかし昨日あれほど降っても屋根の下は雨がかからないから、強烈な陽射しに山草の鉢はすっかり乾いている。慌てて水をやったが、チリチリになった葉が戻るだろうか。店内の棚は、花が終わってきたものを片付け、元気なものと交替する。


2019年6月14日(金)
 昨日も今日もからっと晴れた。貴重な梅雨の晴れ間で洗濯には助かるが、休み明けで蘭はずい分乾いていた。早めに全面的に水やりをする。外の棚下に水をやっていたら、カキランの黄花が咲いていた。ウチョウランも少し開いてきたので店内に入れる。久し振りのIさんが来てくれて、作場を見ながら色々な話をする。一日一日新芽が見つかるようになって覗くのが楽しみだ。
 HPのメンテナンスがすっかり遅れて、帰る前に少しでも進める。ようやく2017年が終わった。


2019年6月12日(水)
 梅雨に入ってから肌寒い日が続く。昨日も日中は止んでいても夜はかなり強い雨になった。今日も同じような天気。HPのメンテナンスをして過ごす。ウォーキングを兼ねてWさんが寄ってくれる。杭州の新芽がかなり顔を出してきた。


2019年6月9日(日)
 7日金曜日に関東は梅雨入りした。今日は雨が降ったり止んだりで、週間予報でも水曜日までずっと傘マークがついている。気温は4月並みで、服装も半袖ではアウト。暖かくしてきた。
 えびねに軟腐が出たというお客さんの電話に、自分のところも気になって一つづつ見る。とに角見る事が大事というのは亡くなった鈴木社長からいつも言われた言葉だ。古葉が大分黄色くなって、緑の無くなった葉は切り落とす。鉢と鉢がくっつくように置いてあるので、少しでも風通しと明るさを確保するため。ゆったりと間隔を取って並べるのが理想だが、場所が狭くて苦労する。今のところは異常なし。袴がすっかり茶色くなってきたので、ニオイを2鉢株分けする。
 杭州の新芽が出たという話が飛び交う。うちでも多少見えてきたが、まだ期待のものには見当たらない。新芽探しの後、HPのメンテナンスに取りかかる。「きょうのショット!」のバックナンバーを2017年の今頃から作らず、そのままにしていた。夏の時間がある時期をこの作業に当てていたのだが。久し振りなので効率のいいやり方も忘れてしまって、手順に慣れるまで時間がかかる。今日はやっと2か月分だけ完了した。2017年の6月のところで、杭州の新芽の写真が載っているのを見て、また内心焦る。
 園芸JAPAN7月号が入荷。


2019年6月7日(金
 昨日は真夏日で早くも熱中症の報道だったが、今日は午前中から雨になり、ぐっと涼しい。そろそろあちこちで梅雨入りだろうが、東京はどういう事になったか。雨なので水やりもなく、古葉を整理して過ごす。新芽はまだあまり見つからない。


2019年6月5日(水)
 そろそろ梅雨入りの話題が出てくる頃だが今日は晴れ間がみえていた。結構乾いているので、店内も外も全面的に水やりをする。雑草が一気に伸びて、気になるところの草取りをする。
 ウチョウランが少し咲き始めて店内に入れる。イワタバコやセッコクも咲いてきたのを飾る。カキランのつぼみも顔を出した。ヒロハノカランはつぼみがまだ固まっていて、開くのはもう少し先だろう。色々な野生ランはえびねほどボリュームが無いから、棚は少し寂しい。
 寄ってくれたWさんが、いくつか杭州の新芽が見え始めたというので焦る。ここでは杭州はまだ本当に少ししか見えてない。古葉は毎日たくさん落ちているのに、待ち遠しい。


2019年6月2日(日)
 月火が定休日だが、うす曇りなので乾燥の程度がずい分違う。晴れて暑い日が続くと二日後にはもう乾いてしまうが、今日は帰る前に薄い液肥を散布するだけにしておく。気温が平年並みに戻って、水やりの間隔も通常に戻った。
 ウチョウランのつぼみがずい分丸くなって、最初の1鉢が開きだした。イワタバコのつぼみもたくさん着いている。棚に並べる植物が山アジサイから次第に変わってくる。


2019年5月31日(金)
 曇りがちの一日。水曜日帰る時に水苔を戻しておいたので、今日根巻きを巻き直す。どれも真っ白な根が伸びていて、水苔だから常に水分があるのだが、砂植えと比べていつも不思議に思う。
 5月も最終日になった。明日6月1日からは日・水・金だけの営業になります。営業時間は12時から6時まで。お客様にはご迷惑をおかけしますがご理解をいただきたいと思います。前もってご連絡をいただければ、出来る範囲で対応します。


2019年5月29日(水)
 真夏を思わせるギラギラの数日が続き、昨日音を立てて雨が降った後、ようやく暑さが一段落して5月末らしい気温に戻った。
 根巻きにしてある蘭の巻き直しをするつもりだったが、戻してある水苔が足りない。戻してある分だけを使っていくつか根巻きを作り直す。真っ白い根が真っすぐに伸びていて条数もあるのを、石植えに戻す。ここが一つのハードルだ。新しい水苔を開けて戻しておく。
 昔からの杭州ファンが来て、古いタイプの杭州を探して持っていく。一進一退を繰り返してきた、これしかないというものの一つだが、自分の齢を考えて譲る事にした。古いタイプのものは殖えにくいものが多いが、栽培者が変わればうまくいくことがあるかもしれないとの願いを込めて。


2019年5月25日(日)
 暑いっ!!。まだ5月という事が信じられないほどの猛暑。朝地域の一斉清掃だったので、一汗かいてから店に出る。
 昨日砂を洗ってくれていたが、これは次の混合砂作りのために保管しておくことに。杭州寒蘭狙いのお客さんと作場を見ながら、色々な花の話題が尽きない。
 明日明後日が定休日なので、水やりに悩む。今日ではまだちょっと早いし水曜日では遠すぎる。早すぎるか遅すぎるかで微調整が難しい。夕方日が傾くのを待って外の植物に水やり。蘭の方はさっとシリンジだけにして、活力剤と殺虫剤を散布しておく。「魚ちん殿」にも新芽が見つかった。


2019年5月24日(金)
 朝から日傘をさしている人が多い。予報では日曜日まで毎日真夏日だ。一昨日全部に水やりをしたのに、気温が高くて空気が乾燥しているからもう乾いているものが多い。新芽が出る時期だからあまり乾かしたくない。明日は白石は来ないので、こんなギンギラ天気が続くのではと、夕方水をやり、液肥を散布する。
 新芽の出る準備で古葉がずい分落ちる。茶色くなった古葉を折っていくと、すぐに手に一杯になる。ついでに一鉢づつ見ながら新芽を探す。今日「大雪素」や杭州の「透月」に新芽が出ているのを発見。後はまだ見つからない。
 外ではウチョウランのつぼみがずい分しっかりしてきた。日に当てないといけないので、もう少し外に置いておく。ヒロハノカランにもつぼみが出てきたのでこちらは棚に飾る。


2019年5月22日(水)
 昨日は台風並みの雨と風で一日中大変だった。今日は一転、からっと晴れて夏のような暑さになる。店に来る途中、何本も壊れた傘が捨ててあった。
 外の植物に被害は無さそうだったので、えびねの小苗を植え替える。小さな鉢を大きい鉢の隙間に収めて、後は数鉢のみ。毎日毎日良く植え替えた。
 定休日明けで鉢は乾いているので、ホースを引っ張り出して水やりの準備をしていたら、香蘭会の三巨頭が現れた。上野東照宮が使えなくなるので、次の会場を手当して見に来たところらしい。この店からは本当に近いので、次の展示会はぐっと便利になる。
 閉店時間になってから全面的に水やりをする。カキランがずい分伸びて光の方に傾いているので、支柱を立てて起こしてやる。


2019年5月19日(日)
 普通でも雨が多い屋久島で集中豪雨。大きな被害にならない事を祈る。屋久島に行ったのはずい分昔になってしまったが本当に美しい島だった。東京は今日までは天気がいいが、明日から崩れるようだ。
 来てすぐから残りのえびねを植え替えていたら足りなくなってきた。昨日土を洗ってもらったのを混合して、売れてしまった販売用の袋詰めと自家用のを作る。6月に入ると株分けもあるから、充分に用土を作っておく必要がある。
 久し振りにHさんが寄って行ったり、Mさんが用土を買いに来たり。どうしても今日は最後まで植え替えを終わらせたくて、遅くなったがやってしまう。周りに用土が散らばって、踏まないうちに掃除をしないと大変な事になる。きりがついて何とか一段落した。


2019年5月17日(金)
 昨日も今日もありがたい洗濯日和。日向を歩いていると日焼けしそうで、夏を思わせる日差しだ。
 ゴールデンウィーク明けから飛び飛びに店に来るので、どうもその態勢にまだ慣れない。休んでいる間に白紙に戻ってしまうので、連続性が無くなってしまうのだろう。今日も朝から調子が狂ってしまった。いつものように店に着き、開店の準備をする。パソコンをつけてメールチェック。ふとパソコンの上にあるカレンダーを見たら、「野生ラン展、上野」と書き込んである。しまった!、今日は東京山草会の野生ラン展に行くつもりだったんだ。そのまま直行で行けば早かったのに。どうしよう、今から又駅まで歩いたら遅くなる。明日にしようか・・・。しかしどうせ行くなら初日だ。お断りはしてないが、約束している人もないし、行ってしまおう。覚悟を決めてせっかく開けた鍵を又締め、カメラを持って出かける。
 上野グリーンクラブへはいつも表参道で千代田線に乗り換えて行くのだが、ぼんやりと上野の文字が頭にあって銀座線に乗ってしまった。「しまった!」と赤坂見附で丸の内線に乗り換え、国会議事堂前から千代田線に乗り換えたが、そのまま半蔵門線で大手町まで行った方が早かったかな?。根津で下りてみると何だかいつもと様子が違ってウロウロ。乗った駅が違うから、別の改札口に出てしまったらしい。すっかり遅くなってグリーンクラブに着き、三橋さん達に会ってようやく落ち着いた。「もう遅くなったついでだ」と開き直って常設店の方も見ていくつか買い物をし、店に戻る。いつも開店前に展示会に行くときは、特別早く家を出て会場に直行するのだが、今日は手順が狂ってすっかり遅くなってしまった。東京山草会ラン・ユリ部会の野生ラン展は、日曜日まで上野グリーンクラブの外の会場で。
 昨日又えびねを持ってきたので、まだ植え替えの続きが残っている。やはり野生ラン展に行ってきたというWさんが帰りに寄った後、撮ってきた写真を整理し、遅くなってからいくつか植え替えをする。全くバタバタした一日だった。


2019年5月15日(水)
 昨日は神奈川は雷雨になった。奄美地方が最も早く梅雨入りした。今日は天気は回復したが、いよいよ梅雨のシーズンが間近だ。
 洗って干してあった土を混合してえびね用土を作り、残りのえびねを植え替える。もう一息。


2019年5月12日(日)
 11時にお客さんと約束をしていたのに、店に着くのが少し遅れた。急行に乗ればよかった。用事を済ませて「それでは又来年」。さすがえびねのお客様だ。用土を買いに来た人もいて、一段落してから植え替えを始める。定休日前なので植え替えを早めに切り上げ、必要な水やりをし、液肥を散布する。
 洗った土はいい具合に乾いていたが、今日の植え替えが予定通り進まなかったので、来週もまだ植え替えの続き。用土作りも必須だ。
 山アジサイが何種類もつぼみがついて、えびねが片付いた後の店内を飾る。


2019年5月11日(土)
 今日も夏の暑さ。まだ体が慣れないからこの気温差についていくのが大変だ。何人か人がきて、合間はえびねの植え替え。残りは10鉢程度まで進んだが、用土が心細くなってきた。せっかくのカラッとした晴れ間がもったいないので植え替えを中断して砂を洗う。一昨日「園芸JAPAN」6月号が届いたが、中々読んでいる暇がない。

2019年5月10日(金)
 気温が上がって日中は夏日。半袖で歩いている人が多い。月曜日が休日だったために定休日が火水にずれ込んだのと、5月から夏バージョンで交代制になるのと合わさって、自分としては滅多にない三連休になった。ゴールデンウイーク明けで営業が始まった役所等を駆け回り、色々な用事が無事終わった。
 今日は目一杯えびねの植え替え。えびねは他のものより神経を使うので、一つの植え替えが完了するのに時間がかかる。休みなしにやって、大事な品種だけは何とか終わった。まだまだたくさんあるので、しばらくは植え替えを続ける。えびねが片付いて店内の棚は寂しいが、セッコクが今盛りだ。
 今月は6日(月)を休みにしたが、8月一杯までは、月曜日が休日でも休業する事にする。水やりなど管理の関係上三連続で休まないため、白石は水・金・日に出てくる。色々と考えてローテーションを決めたが、明日の土曜日は都合で白石が出る事になり、今回は土日とも店にいます。お客様にはややこしくて申し訳ありませんが、遠慮なくお問合せください。

2019年5月6日(月・休)
 もう何十年とゴールデンウィークはえびねの植え替えをやってきたから、高速道路の渋滞、各種イベントの長い行列、何時間待ちの食事などとは縁が無く、テレビで見ながら「ご苦労様」と思うだけ。それも今日で終わる。銀行、病院、役所もようやく仕事をしてくれる。明日の休みは早速印鑑証明を取りに行かなくては。
 この休み中に作場の冬囲いを外してもらった。風通しは勿論だが、入り口が明るくなって日が差し込むようになった。店に着いてすぐ洗った用土を混合して自家用の土を作る。それを使ってひたすら植え替え。夕方になって今度は水苔が無くなった。新しい水苔を戻すのに今日は間に合わないから、出来るところまでやっておしまいにする。鉢の縁までいってしまったのもあって、せっせと植え替えても何日もかかる。植え替えが終わった棚の、えびねの新葉が展開してくる姿は本当にきれいで癒される。
 蘭の方は古葉の枯れこみが進んで今が一番情けない。まだ新芽は姿を見せないから、落ちるだけ落ちて減るばかり。来月の喜びの時を楽しみに古木を取り除く。閉店間際に活力剤散布を始めたら、途中で今度は電池切れ。急いで買いに走る。印刷を始めるとインクが無くなるのはよくある事だが、全く・・・・。
 一昨日も書いたように、明日明後日の定休日の後は、白石は水・金・日に出てきます。


2019年5月5日(日)
 昨日はヒョウが降ったところもあったり、場所によっては土砂降りの雷雨だったようだが、この辺りはそれほどの降りにはならなかった。ただ、雷雨の後寒いと感じるほどになったので、夜帰る事を考えて上着を着てきたが、歩いているとたまらず脱いでしまう。雨の心配もなく文句なしの五月晴れだ。店に来る前に寄り道をして初めて通る住宅街を歩いていたら、門のところに国旗を掲げているお宅があった。子どもの頃は個人の家でも旗日には日の丸を出す家が多かったが、最近では珍しくなって、交番の前くらいしか見られない。
 一日えびねの植え替えをしていたら、そのうち自家用の用土が無くなった。売り物用の袋はあるが、土が足りなくなって駆けつける人が必ずいるので、そちらには手をつけずに新しく土を洗って干す。天気がいいから明日には新しい用土を作って植え替えを終わらせたい。
 セッコクや風蘭を探しに来た女性が、咲き始めた「万里紅」を持っていく。


2019年5月4日(土)
 5月から夏の間は12時開店だが、朝用事で寄り道をしてきたので早めに店に着く。すぐに植え替えを始めたら、久し振りのKさん、Sさんが寄ってくれる。朝のうちは穏やかな天気だったが、おしゃべりをしているうちに突然空が暗くなり、ゴロゴロっと始まった。歩くと暑いくらいだったのに、気温も急速に下がって肌寒いくらい。見事に天気予報通りになった。
 次々と展示会に追われていたのが、5月6日のゴールデンウィーク終了と共に一段落する。山草や野生ランなど咲いてきたものを店内に飾るが、夏の暑い時期のものは花期が短い。
 そこでいささか複雑になってしまうが、相談の上、5月一杯は交代制で12時から6時まで毎日営業し、6月は白石が水金日だけ出てきて店を開ける。蘭の新芽が出る時期でもあるから、週3日は店にいるので寄ってください。HPのメンテナンスもしないと又容量が一杯になって困る事になるのは明らか。夏の時期は店内の棚を一杯にしておく事は不可能なので、6月は作場の新芽を探しに遊びに来てください。


2019年5月3日(金)
 大型連休も後半になった。テレビでは高速道路の渋滞がトップニュースだ。自分では経験のない事なのでお疲れ様というしかない。連休前半は雨が多かったが、今日はカラッとした天気になった。
 これまで雨で延び延びになっていたIさんが来て目当てのものを持っていく。えびねの大御所がえびねブームの熱い頃のエピソードを語ってくれて、とても興味深かった。
 花が終わったえびねの植え替えをし、夕方水やりと液肥散布。


2019年5月2日(木)
 平成から令和に元号が変わった2日間は、カウントダウンや色々なイベントがあってまるで年末年始のような雰囲気があった。昭和から平成へ変わった時とは大きく違ってお祝いムード。明るさの中でついに令和がやってきた。
 世間は10連休で高速道路の渋滞など大変なようだが、全く連休と関係ないこちらにも様々な影響があった。えびね展の間忙しくて毎日帰りが遅くなり、やっと4月30日に市役所に証明を貰いに行ったら、何と市役所まで連休になっていた。土日と振り替えて休日を連続させたらしい。金融機関も保険会社も、サービス業以外の民間会社は勿論休みで、世の中連休明けまでは何も進められない事になる。仕方なく近くの大型スーパーに車を入れようとしたら、普段は停めた事もない端の方がやっと1台分空いていて、出る時にはそこも空くのを待つ車が並んでいた。結局仕事の休みにいつもやっている日常生活さえ無理だと分かって、自宅の模様替えや片付けをして過ごす。
 連休中も店の方はいつも通りで、月曜日が休日のため火水が休みになり、今日木曜日から今週の営業が始まった。このところ変わりやすい天気が続いて、今朝も晴れていたが念のために折り畳み傘を持って来たのが大正解。駒澤大学駅を出たら本降りだった。昼過ぎには雨が上がり又陽が射してきて、何とも目まぐるしい天気の変わりようだ。午後からえびねの植え替えの続きを始める。
 並べてもらっていたえびねを一部引き上げて、ジエビネ以外は見られるのは少なくなったが、この間買ってきたばかりの「御蔵聖玲」はまだ元気だ。


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