バックナンバー目次へ

         52       
2017年12月28日(木)
 今日も冷え切った朝、いつもより2時間早く家を出て店にくる。高島平の熱帯環境植物館の展示品を朝取りに来る約束があり、それに間に合わせるのと、準備をする必要があった。やり残した準備を大急ぎで終わらせ、植物館の人に引き渡す。蘭の展示は1月2日から14日までの約2週間。展示品は沢山集まったのに、スペースの関係で全部は持って行かれないため、すずき園芸で展示させてもらう事になった。思いがけない展示品で、窓辺の一角が華やかになった。
 今年最後の買い物をする人など最終日の今日も人の出入りがあり、大掃除の真似事をしたり、水やりをしたりと、最後まで慌ただしい年末だった。
 今年一年皆さまには大変お世話になりました。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。風邪など引かれませぬよう、1月5日からお待ちしています。


2017年12月27日(水)
 北日本では爆弾低気圧とか。大雪と強風で大変な事になっているのに、東京は申し訳ないほど天気がいい。夜中に一日だけお湿りがあったが、青空一色の好天が続く。今日も晴れたが空気はとても冷たい。
 冬休み前という時間制限で忙しいので、月曜日にちょっと出てきて雑誌の原稿を仕上げて送った。定休日だという事は承知しているはずのHさんからその時に電話があって驚いたが、忙しいと書いたものだから、「もしかして出てきているかも」とダメ元でかけてみたらしい。電話に出たらかけた方も驚いていた。少し前にタッチの差で欲しいものを逃したので、今回は成功。
 気になっていた混合砂を完成させて一部は袋詰め。後は自家用ですぐに植え替えに使う。お客さんが寄ったり電話がかかったり、外の棚や店内の乾いている鉢に水やり。明日の朝取りにくる展示品の手当は、やはり閉店してからになった。
 明日はいよいよ最後の年内営業日。6時までやっています。


2017年12月24日(日)
 クリスマスイブの日曜日。朝の電車は何事かと思うほど家族連れで混んでいた。今夜は雨になるそうで、久しぶりに日が出ない寒い一日。
 暮れになってやってきた杭州寒蘭と紫秀蘭だが、休みに入る前に何とか写真を紹介したいと、昨日も8時まで撮影したが終わらない。色々な仕事が山積みで、「朝・昼・晩」を更新している暇もなかった。
 今日は絶対終わらせようと朝から撮影を始める。花を置く机のすぐ後ろにエアコンがあるのでつけるわけにいかず、身体が冷え切ってしまう。お昼を食べる間だけでも少し部屋を暖める。
 HさんとKさんが一緒に来て、お正月の熱帯環境植物館での展示用に、春蘭柄物と風蘭を持って来てくれる。今回はスペースが狭いようで、どれを減らそうかとうれしい悲鳴。これでも少し多いかもしれないが、店の杭州とセッコクと共に、一応準備はできた。これも来週取りに来るから、リストを作っておかなくてはならない。
 杭州寒蘭2017(3)は、写真を載せて何とか終わらせた。価格が載ってないのは、預かった時値段をはっきり言われてないもので、ご希望があれば問合せることにする。花はどんどん終わりになるし、来週は金曜日から年末年始の休みに入ってしまうので、休み中の植物の水やりなど、手当もしなくてはならない。
 そこへ「趣味の山野草」3月号に載せる杭州の解説も作らなくてはならなくなった。締め切りがあるのでこれもさっさと終わらせなくてはいけないが、中々手がつけれらない。作りかけの混合砂も何とかしないといけないし、あー本当に忙しい。


2017年12月22日(金)
 今日は冬至。明日から少しづつ日が長くなると思うとうれしい。風が無く穏やかな陽射しに、今日も用土を洗って干す。今週の東京はずっと晴れの日が続くようで、傘マークは見られない。そういえばこの前雨が降ったのはいつだったろう。鉢が乾くので、せっせと水やりをしている。
 する事がたくさんあって、どこから手をつけていいか分からないほどだが、昨日入荷した杭州の撮影を始める。 撮ったものからHPに写真を載せる。最近は入ってくる数が少ない濃色の紅サラサ花が2点ある。移動のため花はくたびれているが、紅花はやはり人気がある。
 混合砂作りに鹿沼土を取り寄せたら、ずい分値上がりしていた。焼赤玉のクレイボールが生産中止だとか。色々な土が入手困難になってくる。園芸用品は何か案内が来る度に価格改定のお知らせばかり。宅急便の値上げも響いているらしい。土を掘り出すのは自然破壊の側面もあり、将来的には人工的な植え込み材料になるのかもしれない。


2017年12月21日(木)
 天気はいいが寒さは相変わらず。朝からまず砂を洗う。杭州寒蘭と紫秀蘭の即売品が入荷して、新着のものは少しくたびれているのもあるが、栽培品でこれからという元気なものもある。電話がかかったり、久しぶりの人が寄ったりして、夕方になってやっと棚に並べる。用土等資材の発注もあって、パソコンにリストを打ち込んで今日はここまで。明日から写真を撮って載せられるといいが。売り切れになっていた「蘭專ッ心録」が1部入荷した。


2017年12月20日(水)
 今日の東京は昼間も一桁の気温だったが、風が無かったのでそれほど厳しいとは感じない。展示会ラッシュが一段落したので、のんびりして疲れを取りたいところだが、暮れも押し詰まってきて何となく気持ちが焦る。株分けする予定のものを何鉢か分けて植え替えたが、どれも分けやすい状態だったので助かった。株分けで自家用の砂が無くなってしまい、売り物用の洗った袋を開けて使う。今度は袋詰めした用土を作っておかなくてはならない。夕方になって頼んであった用土が送られてきて、箱を開けて物置に積む。明日から又土を洗って混合砂作りだ。
 休み明けは鉢が乾いていて、店内の展示品、外の植物、作場の蘭という具合に、時間をかけて水やりする。


2017年12月17日(日)
 朝新橋の展示会に直行。すぐに腰を落ち着けたくなるが、急いで見て、買うものを買って店に向かう。買ったのは濃い緑の花で、以前に活きのいい状態を見ているから迷う事はないが、さすがに花は萎れている。1年作っていい花を咲かせたい。
 植え込む蘭がいくつかあって、作場で作業する。ついでに杭州を株分けして植える。今日は本当に寒くて風もあるので、水を使っていると手が冷たくてたまらない。
 遅くなってTさんが寄る。


2017年12月16日(土)
 陽射しに照らされた背中が暖かい。寒い日が続いたが今日は少しほっとする。ほっとしたついでに、用土を洗って干す。
 この時期はあちこちの展示会を見て歩くし、店も何かと忙しいので、「園芸JAPAN」12月号、杭州・水晶寒蘭特集も、ざっと眺めただけで記事を詳しく読んでいなかった。やっと一段落したのでゆっくり読んでみる。杭州寒蘭の上手な栽培法が載っていて、巨匠二人が毎年植え替えすべしとしているから、植え替えるための用土を洗おうというわけ。毎年というと捨てる砂の処理に悩むのだが、大事にしているものだけでも今までの2年に一度を改めて、毎年植え替えようと思う。
 何人か新橋やぼろ市の帰りに寄ってくれる。「銅雀台」と2点の青花が最後までつぼみでがんばっていたが、どれも咲き始めた。
 明日は朝新橋に直行して展示会を見てから店に出ます。午後からお出かけください。


2017年12月15日(金)
 今日は世田谷ぼろ市。ぼろ市の日は格別寒くなるのが常で、ぽかぽか陽気のぼろ市というのは、あまり覚えがない。
 午後から栃の葉書房と園芸JAPANの両方が撮影に来て、ちょっと時間をずらしてもらって撮影する。合間にお客さんも来て、狭い店内は一杯になってしまったが、閉店までにぎやかだった。
 明日、明後日の土日は、年内展示会の最後を締める新橋華僑会館の展示会。午前中は設営で展示は午後からなので、白石は日曜日の朝新橋に直行して見せてもらう。明日は通常通り店に出ています。


2017年12月14日(木)
 とに角寒い。おまけに風がある。外で作業をしていると手が冷たくなって、水をやるときは手袋着用だ。東京でも最高気温が10℃というから、本当に冷え込んだ一日。花が咲いている店内だが、たまらず短時間暖房を入れる。
 売約の蘭を引き取りに来たり、こちらは早くも終盤に近い。最後のつぼみだった「銅雀台」を店内に入れたら、まもなく先が割れ始めた。お正月に飾る予定の杭州をいくつか、焼き物の鉢に植え替える。プラ鉢をすっぽり入れているのと違って、やはり収まりがいい。


2017年12月13日(水)
 杭州まつりはにぎやかに終わった。今日は通常の落ち着きを取り戻したが、品物を取りにくる人、持ってくる人などそれなりににぎやかだった。日本列島は早くも最強の寒波襲来らしく、ニュースでは北国は大変そうだ。東京は寒いながらも好天が続く。
 後から咲いてきた杭州はまだ元気だが、もう1か月咲いているのもある。よそではまだほとんどつぼみという話を聞くが、当店はもう全くつぼみというのはない。作場の条件からか本格的な寒さの前に咲くのでその点では楽だが、早くに終わってしまう。遅いタイプも心がけないといけないだろう。


2017年12月9日(土)
 今年一番の冷え込みか。朝外に出ると夕べの雨で道路の端が凍っていた。畑は勿論真っ白な霜。風が収まってまだ助かったが、本当に寒い一日だった。
 1時間早く店に着いて杭州まつりの支度をする。間もなく村長も到着して、荷物を下ろし杭州や鉢を並べる。店の品はなるべくどかした後に、蘭花村の石の鉢がずらりと並ぶと、すっかり雰囲気が変わる。人が集まってきて一日中賑やかだった。
 明日の朝は、上野グリーンクラブに直行して水晶寒蘭展を見てから店に出ます。なるべく早く帰るつもりですが、午後からお出かけください。


2017年12月8日(金)
 寒くてまず店内の暖房をつけ、少し暖める。明日の杭州まつりに備えて、作場に鉢をいくつか片付け、棚を掃除する。明日品物が来てみないと分からないので、明日の朝が忙しくなるだろう。


2017年12月7日(木)
 天気はいいが、昨日に引き続き冷え込んでいる。撮影の合間に少しだけ暖房を入れて部屋を暖める。
 Iさんが杭州のいい花を展示してくれて、棚が引き締まる。新着杭州を撮影し、HPに写真を載せた。
 この間三重に行った帰りに、第2東名を走りながらスーパームーンを見た。今は少し欠けてきたが、このところ月が大きくてきれいだ。


2017年12月6日(水)
 昨日はポカポカ陽気、今日は一転ぐっと寒くなった。昨日は神代植物公園の杭州寒蘭展初日に行ってきた。中々いい感じの花が揃っていて、昔見た花に久しぶりの対面もあり、懐かしかった。今シーズンの展示会は二つ目。後は日曜日にグリーンクラブ、次の17日には新橋。あー忙しい。
 店内の照明を従来の蛍光灯の手前にもう一列つけて明るくしたら、花の写真を撮る時に、今までと同じ場所で撮ると直に光が当たる時がある。花は明るい日陰がいいと思っているので直射は避けたいが、高さによっても違うし丁度いいというのが難しい。時によって調節できるのが理想だが、何かいい方法がないかと考えながらホームセンターを探した。どの程度抑えるのがいいか、実際にやってみないと分からないので、今日は高いところに上って白い紙、薄紙、白の寒冷紗などと取り換えながら、何度も同じ花を撮影してみた。まだしばらく試行錯誤は続く。
 杭州の花が咲いているのを荷造りして発送する。自分の手を離れるとどんな扱いをされるか気がかりで、出来る事なら自分で届けたい気分ではある。


2017年12月3日(日)
 昨日は朝(?)の3時に車で出発し、日帰りで津の杭州寒蘭展に行ってきた。三重の杭州はかなり熱い。新着のをいくつか買い、たくさんの人と話をしてきた。楽しい会だったが往路6時間、帰りは一生懸命走って5時間ほど。やはり三重は遠い。
 今日は蘭を積んで車で来た。運んで揺られてくると花は少し乱れる。昨日見た時はもっと良かったと思いながら、まず水をやる。栽培してこちらで咲く花を見るのが楽しみだ。
 昨日休んだので今日は色々な人が来てくれる。明後日火曜日から10日の日曜日まで神代植物公園の杭州寒蘭展。8・9・10日(金土日)は上野グリーンクラブの水晶寒蘭展。16・17(土日)は新橋華僑会館で日本中国蘭協会の杭州寒蘭展と展示会が続く。そして勿論すずき園芸では、年内一杯(28日まで)杭州寒蘭。9・10日(土日)は特に杭州まつりという事で、まさに杭州寒蘭は最盛期だ。


2017年12月1日(金)
 いよいよ師走。細かい雨が降っていたのが上がったが、それでも明るくはならない。外に出るのも気が進まないので、暮れに展示に持っていくセッコクをいくつか植え替える。
 こんな陽気だがお客さんが何人か来てくれる。明日は白石は休みなので、その準備をしておく。明日は拓也さんが来ていて、店は開いています。お急ぎでない方は明後日お出かけください。


2017年11月30日(木)
 どんよりとした暗い空。寒い。昨日からは大幅に気温が下がったが、寒さに対する手当が終わっているので、安心していられる。
 来年のお正月に又、板橋区立熱帯環境植物館で蘭を展示するので、遅咲きの杭州があるといいのだが、つぼみが固いのを取っておくつもりが、どんどん咲いてしまいそうで焦っている。「朝暉」が色づいてきて作場にあると目立つ。中で開かせようと店内に取り込んだ。


2017年11月29日(水)
 昨日の定休日に我が家の冬囲いを済ませたら、驚くような今日の暖かさ。東京は19℃くらいまで上がったらしい。風もなく上着を着ないで外に出ても寒くない。休みの日でないと作業ができないから仕方ないが、中々タイミングが難しい。明日は一転天気が崩れて寒くなるらしいが、今日は店の外もすべて開け放つ。全体的に水やりをしていたら、外のコナラとモミジの鉢がきれいに赤く染まっていたので、店内に飾る。今はどこの道を歩いても紅葉がきれいだ。
 注文の発送があって、荷造りをする。お買い得即売品の紫秀蘭を株分けしたら、とても良く出来ていた。


2017年11月26日(日)
 風がなくて暖かく、過ごしやすい。何人かが来てくれて、おしゃべりをしている時間が長い。杭州寒蘭は次々と開いてきて、黄さんの「燕雀」、初期の杭州の「翠翔」が久しぶりに咲いた。
 外に作った棚のネットを一部修正したが、こういう大きなものを、ジャストサイズに縫うのは難しい。少し直したいところもあるが、その大変さを考えると中々手を出しにくい。夏の暇な時期ならできるかも。


2017年11月25日(土)
 今朝又もや田園都市線で人身事故。半蔵門線は渋谷まで、田園都市線は梶ヶ谷までの折り返し運転になっていた。なぜか駒澤大学駅はいつも動かない区間に入ってしまっている。10時半頃開通の見込みというので、まだ1時間以上あったが、行けるところまで行くことにした。梶ヶ谷で降りると、何台分もの乗客がたまっていて、ホームには行列する場所もないほど。予定通り10時半頃開通し、ぎゅうぎゅう詰めで乗ってきたが、店に着いたら11時を回っていた。
 午前中は片付け物をし、電話をかけたりかかってきたり。午後から撮影の続きをする。昨日開きかけていた紫秀蘭が1輪だけ咲いた。緑の色が濃くて中々いい感じ。株は松村鉢にぎっしりと立ち、花が沢山上がっているので、咲いたら株分けして分譲したい。


2017年11月24日(金)
 昨日の昼過ぎから天気が良くなって、この間までの寒さはなくなった。しかし朝晩は冷え込むので、寒さに対する用意は欠かせない。
 「杭州寒蘭2017」のページを出して、少しづつ撮影を進める。まだ中国からの新着は入ってないので、ずっと作場にあったものと、お客さんから戻ってきたものだけだが、その昔からの品種を欲しがる人が多くて、段々数が減ってくる。
 昔の杭州は最近入ってくるものとはちょっとタイプが違う気がする。新着のは葉幅が広く、花弁も厚くて立派な花が多いが、日本で何度も花を見てないという懸念があるのかもしれない。新しいものはこれからも入ってくるだろうが、昔のタイプは供給されないから、毎年数が減るばかり。どんな花でもいいわけではないし、選別されて安定している株は貴重になってきた。
 何人かが来てくれて品物を選んだり包んだり、メールの問い合わせに返信したりと、すっかり遅くなって更新は翌日に二日分。


2017年11月23日(木)
 朝は土砂降り。冷たい雨に濡れながら出て来たが、昼頃には急速に回復して青空になる。陽が射してくると共に気温が上がり、寒さも一段。ようやくほっとした。このところの11月とは思えない寒さに、作場の冬囲いをお願いしていたら、今日来てくれて一気に両面の開口部を透明波板で囲ってくれた。又真冬並みの寒さが急に来るかもしれないので、これで準備完了。外の棚も二重にネットをつけたので、かなりの悪天候でも大丈夫だろうとは思うが、経過観察してから本格的に棚に並べる事にする。作場がこれでいいとなるまでには何年もかかるから、一気に並べて安心しきってはいられない。
 今日から杭州寒蘭展。ここは咲いてきたら作場の棚から店内に並べるだけなので日にちは関係ないが、一応11月23日から12月24日(日)までとなっている。し花がまだもっていれば、年があけてからもそのまま杭州だから、花がある間が展示会というのはいつもと変わらない。今日は午後から天気が回復したので、何人か寄ってくれる。
 「杭州2017」のページを作り、即売品を紹介する。徐々に追加していくつもり。写真を何枚も載せようと撮影したが、ページに反映するのは明日になる。今のところはすべて国内栽培品で、新着輸入品は12月に入ってからになるだろう。12月9・10(土日)は杭州まつり。その日限りで持ってくるものが並ぶので、これは見逃せない。


2017年11月22日(水)
 とに角寒い!。まだ11月だという事を忘れそうだ。朝晩は本当に冷え込むし、今日は日中もどんよりとして日が出ない。初めて暖房をつけた。
 外の棚は2列のカーテンレールを上下につけて寒冷紗がバタバタしないようにしてあるが、外側の列にももう1枚防風ネットを作ってきた。まずこれを取り付ける。季節や状況に合わせて開けたり閉めたりしながら調節してベストな環境を作りたい。
 いい天気が続いて乾いているので、昼間のうちに水をやる。花が咲きそうな杭州を店内に入れて花茎を整える。早くに飾った日本寒蘭は、花が終わってきたものがあって花を切る。帰りは雨の予報通り、閉店時間前に降ってきた。そろそろ作場の冬囲いが必要だ。


2017年11月19日(日)
 上野に直行。公園内を行くと外国人ばかりが目に付く。紅葉がきれいで、写真を撮っている人が多い。東京香蘭会の寒蘭展に行くと、まだメンバーも揃ってなかったが、静かなところでじっくり観賞できた。総合優勝は「大心」、香蘭会賞が「煌」、黒崎賞が「一酔」。どれも見事に花茎が上がってすばらしかった。
 人が集まりだして賑やかになってきたので、失礼して会場を出た途端、きらびやかな東照宮の前で「写真を撮ってください」とスマホを渡された。家族一同なのか大勢が並ぶ。シャッターを押して返すと、画像をチェックして「ありがとうございました」。日本語が上手な外国人だ。
 11時半頃店に着く。明日は定休日なので、店内に展示してある鉢の乾いているものに水を遣り、杭州の売り物を株分けする.。遅くなって展示会を終えたKさんが寄っていく。


2017年11月18日(土)
 どんよりとした空だったが、細かい雨が降ってきた。一日中日は出なくて寒い。鉢の発送があって荷造りをする。
 明日は朝上野に直行し、東京香蘭会の寒蘭展を見てから店に出ます。なるべく昼には戻るつもりですが、おいでになる予定の方は、少しゆっくりお出かけください。


2017年11月17日(金)
 昨日の帰りに案内状を投函した。明け方は予報通り冷え込んで足がつる。陽射し一杯の青空だが、一気に冬支度になった。
 HPのトップページに載せてあった店の写真は開店当初のもので、その後徐々に空いているところに色々な植物を置いたりして、様子が変わってきた。今回外に栽培用の棚を作ったので、写真を入れ替える。
 このところいい天気が続いて乾燥しているので、今日は全面的に水やりをする。たまっていた仕事が一段落して、ゆっくり掃除をする。
 明日土曜日の午後と日曜日は、上野東照宮で東京香蘭会の寒蘭展がある。白石は日曜日の朝そちらに寄ってから店に出ます。


2017年11月16日(木)
 いい天気で新しい作場に午前中の日が当たっている。冬の間は短時間だが直射日光が当たる。気になって見ていると、弱い遮光でいい感じ。日の当たり方は季節によって変わるから、気を付けて見ていきたい。試しにいくつか外に出して様子をみる。
 葉書を買いに出て、杭州寒蘭展の案内状を印刷する。会期は一応書いてあるが、いつもの通り日にちはほとんど関係なくて、咲いている間が展示会。もう杭州が大分咲いているから、急ぐ必要がある。帰りに投函できるので、ぎりぎり間に合った。
 店の中に入れた寒蘭は、やはり早く咲いてしまうようだ。Wさんが持ってきた「土佐茜雲」も、置いた翌日には咲いたので、なるべくぎりぎりまで作場に置いて、店内に入れないようにしている。
 店で作っている杭州は11月中旬から月末にかけて咲くが、最近中国から輸入する杭州寒蘭は、12月中旬からが開花時期だ。長い間に日本の気候に馴染んだのか、あるいは産地が違うのか、見事に時期が分かれてしまう。どの時期にポイントを合わせるかが難しい。
 明日から真冬並みに冷え込むようだ。


2017年11月15日(水)
 今朝のニュースで、田園都市線が又架線故障で、二子玉川で折り返し運転をしていると言っていた。バス停の長い行列、駒澤大学駅では混雑で入場制限など、又いつものパターン。丁度通勤通学時間だから影響が大きく、電車が止まると道路も渋滞する。我が家からは取りあえず二子玉川までは行けそうなので、そこからバスにするか、大井町線で自由が丘まで行ってからバスにするか、行ってから考えようと家を出た。電車は動いていたが、間隔が詰まっているので、1駅走ると止まり、又1駅という具合で止まってばかり。今日は二人のお客さんと約束があって気が気でない。しかし途中まで来たら復旧して、店の前でお客さんと一緒になるという滑り込みだった。昨日も外の棚工事の最終工程で、都合のつく時間を約束していたら又電車が止まった。何とか間に合ったが、東急は一体どうなってしまったのだろう。あまりにもトラブルが多すぎる。「セキニンシャデテコイ!!
 今週は本当に忙しかった。昨日、一昨日の定休日は、古物商講習会もあり、車で来てホームセンターに寄ってから店に出た。棚工事が終わらない事には一歩も前に進めないので、自分が身動きできるこの日しかない。一応工事は終了し、たくさんの片付けを終えて、元々外の棚にあった蘭を戻すところまでできた。後は調子を見ながら置くものを選んでいく。ある程度のものを置いたら、強風の日にどんな様子か次第で、ネットなど修正するところが出るかもしれないが、後は自分でできる部分なので、心ゆくまでいい棚を追求したい。
 鉢の発送があって荷造りをした後、やっと杭州寒蘭展案内状のレイアウトを作った。もう咲き始めているから、明日は印刷して金曜日には投函したい。


2017年11月12日(日)
 雲ひとつない青空。このところ晴れの日が続いている。風も昨日ほどではないが結構あるので、蘭もえびねも乾いてしまっている。棚工事があって、中々水を遣れなかった上、定休日前ということもあって、どうしても全面的に水やりが必要なのだが、色々な用事で閉店後やっと水やりをした。
 Kさんが「豊雪」の12輪咲きを展示してくれる。3段の棚の一番下段に置いても、2段目の株より上に伸びている。さすがというほかはない。
 Kに手伝ってもらって新しい棚に寒冷紗を取り付けてみる。家で作ってきたもののサイズや使い勝手を確認。細かいところを修正作業して、寒冷紗は又家に持ち帰ることにする。サイズなど調整が必要な部分を直してきて、これが出来上がれば蘭を棚に置ける。店内に持ち込んであった鉢なども早く片付けたい。明日は定休日だが、古物商の講習会で三軒茶屋に来るので、そのついでに少し出来るといいが。


2017年11月11日(土)
 晴れて風が強い。その風が生暖かくて、薄手の上着も邪魔になるほど。自宅で寒冷紗を加工する作業をぎりぎりまでやっていたので、店に出るのは遅くなった。着いたら棚工事は進んでいて、ほとんど最終段階になっている。防風対策が最重要課題で、強風の中で作業していると、本当に恐ろしいほどの力を実感する。風通しが大事なのは言うまでもないが、丁度いいというのが難しい。こんな天気だと、それを確認できるのがありがたい。
 昨日も帰りに途中下車して、必要な部品を買って帰った。夜中にミシンを掛けてやっと1枚。それを取り付けて試してみたが、まあまあ何とかなりそうだ。今日帰ったらもう片方を完成させるつもり。帰りに又足りなかった部品を買いに途中下車しなければ。
 もう杭州寒蘭が咲き始めたから、いつまでもこんな事をしてはいられない。展示会の案内状も用意しないといけない。プロの工事は今日で終わったので、後は自分でがんばるしかない。


2017年11月10日(金)
 晴れて次第に気温が上がった。朝長津田のホームセンターに寄ってから店に出る。三軒茶屋は若者に人気の街らしいが、何かを作る時に必要なものを売っているところが段々無くなってしまった。ホームセンターは広い場所が必要なので、必然的に周辺地域になり、駅からは遠く、車で行くようにできている。通勤途中に最寄駅で降りたものの、歩き始めたら30分もかかってしまった。急いで必要なものを買い、帰りはバスでと思ったが行ったばかりのようで、中々通らないタクシーをやっと捕まえ、店に着いたらお昼になってしまった。本当に都会というのは便利なんだか不便なんだか分からない。
 棚工事は午前中からやってくれていて、今日は構造は出来上がった。細かい部分を相談しながら明日も作業は続く。
 Wさんが来て、「土佐茜雲」を展示してくれる。


2017年11月9日(木)
 朝早く来て棚工事の場所を片付ける。何もない状態まで場所を空けて待つ。この間木枯らし1号があったが、今日は2号か。すごい風の中外の作場を作る工事が始まった。途中まではどんなものになるか見当がつかないが、段々形になってイメージがわいてくる。どういうもので囲うかなど細かい部分は、工夫しながら完成させるしかない。日が短いから暗くなるのが早く、続きは明日だが、ネットなどの材料が間に合わない。世田谷だと近くにホームセンターがないのがつらい。自宅の近くにはたくさんあるが、定休日でないと行かれないし、中々先に進まない。完成したら蘭の引っ越しがあり、どこにどのように置くか、整理がつくまで大仕事だ。
 杭州寒蘭の「孔雀王」を株分けして持って来てくれた人がいて、最上木の3条。これはすばらしい。


2017年11月8日(水)
 朝降っていた小雨が上がったが、どんよりと薄暗いままで日は出ない。定休日が明けてみると、杭州寒蘭が4鉢ほど開き始めていた。まだ形が決まらないが、ちょっと口を開けたその瞬間がたまらない。舌がガラス質のようにキラキラと輝くのも杭州の魅力だ。今日「園芸JAPAN」12月号が到着。杭州寒蘭(水晶寒蘭)が特集されていて、まさにガラスのような舌や捧心の写真が載っている。「やっぱり杭州はいいなあ」。
 店の外にある棚を作り替える工事が明日急遽始まる事になり、棚に置いてあった植物を下ろして店内に入れたり、周りにある鉢を片付けたり、明日の準備をする。
 外の棚に今までお試しで蘭を置いていたが、風が強く、乾燥しすぎて葉が傷む。砂も飛んでしまうから、完全に囲わないとうまくいかないだろう。細かい部分をどのように工夫したらいいか、その始末に頭を悩ませている。明日は工事中で落ち着かないかもしれないが、本格的な杭州寒蘭のシーズンまでに片づけを終わらせたい。


2017年11月5日(日)
 昨日の帰りは小雨になった。今朝は明るく晴れたが涼しい。入り口付近に置いてあったプランターが倒れていたので、かなり風が強かった事が分かる。
 店を開けた途端にKさんが来て、「日光」、「幸福殿」を展示してくれる。花の咲いている鉢が段々多くなってきた。夕方水を遣る。


2017年11月4日(土)
 ポカポカ陽気だったが、夕方になって風が強くなり、寒さがやってきた。天気が変わるようで、明日の朝は冷え込みそうだ。
 大嫌いな税金関係の書類と格闘。細かい字でぎっしりとあるのを見るのもいやになる。まだ時間はたっぷりあるが、嫌なものは早く終わらせたい。
 頼んであった「万字」を持って来てくれた人がいて植え込んだり、根巻きをいくつか作る。書類は苦手だが、こちらの作業は楽しい。

2017年11月3日(金)
 文化の日は確か晴れの特異日だったと思う。夜にお湿りがあって土の上はしっとりしていたが、朝から抜けるような青空。眩しい日差しが降り注いで暖かい。自然と外に出たくなるような天気に、物置から注文のあった鹿沼土を何袋も出してきて積む。お客さんも同じだとみえて、次々と人が来てにぎやかだった。


2017年11月2日(木)
 風もなくすばらしい秋晴れの一日。最近では一番暖かいかもしれない。防風用のネットを安心して開けて、出来るだけ日光をとる。
 来てくれたHさん、Kさんと話していたら、「今月の予定」のページがまだ10月のままだと教えてくれた。最近作場を見直す事に気を取られて、すっかり忘れていた。急いで11月・12月の予定に作り替える。
 杭州寒蘭のつぼみもサラサの筋がはっきりし始めた。まだ紅色は乗ってないが、ずっと作っているものは日本の寒蘭と開花時期があまり違わない。一歩遅れて咲くくらいで、日本の寒蘭もまだつぼみのがある。杭州寒蘭展の案内状作りにも取りかからないといけない。


2017年11月1日(水)
 照明器具を取り付けに電気工事屋さんが9時に来るという連絡があり、朝早く家を出た。台風は日曜日の夜に雨が強かったが、月曜日には青空になった。我が家の方は何の被害もなかったが、店に着くと、室内作場の九華が1鉢倒れていた。吊り下げ式のところは無事だが、プラ鉢植えで棚上に置いてあったので、やはりこのやり方はまずい。棚下にあった楽鉢が一つ割れていたのは、何かが倒れてぶつかったのだろう。月曜日に木枯らし1号が吹いたから、その強風のせいかもしれない。
 工事屋さんが9時に来て、昼までかかって4台の植物育成灯をつけてくれた。中々の大きな工事になり、店内は見違えるように明るくなった。どんな変化があるか楽しみだ。
 強風のせいで鉢はどれも乾いている。夕方中も外もすべて水を遣る。


2017年10月29日(日)
 台風22号は、一週間前の21号と全く同じコースを辿っているようだ。日曜日夜から月曜日にかけて近づくのも一緒。まだ風は強くなってないが、かなりの雨脚だ。こんな天候でも来てくれた人がいてただ感謝。
 この間から取り組んでいる超強力両面テープ剥がしの続きをする。テープを剥がした跡が汚いのを、もう少しきれいにしたい。今日は店内に棚を持ち込んで、椅子に座って作業をする。先ずネットで調べたハンドクリームを塗る方法。クリームを塗り広げたところをスクレーバーでこする。これも結構落ちる。さらにお酢を使う方法を見つけて、近くのスーパーに買いに走る。お酢を含ませたティッシュ貼り付けてラップで包み、しばらくしてふき取るだけ。これは力も要らず、テープ剥がしのスプレー溶剤のように、シンナーの臭いが充満する事もないし、何より安い。それほど気が長くないからお酢を含ませた激落ちくんでこする。丁寧に時間をかければ、かなりきれいになりそうだ。触った時に手や服が汚れなければいいので、得意の「ま、いいか」。裏側は適当なところまでにして作場の定位置に収める。お酢の効果は一番なので、又いつか気が向いたら、残った汚れを落とせばいい。
 今晩やってくる台風に備えて、又飛びそうな鉢をいくつか中に入れる。この間外の棚に風を防ぐ工作をしたので、その結果をこれで確かめられる。台風で何ともなければ合格だ。


2017年10月28日(土)
 昨日店を定時に閉めて駅に着いたら、何と電車が半蔵門線内から鷺沼までの折り返し運転になっていた。あざみ野駅で車両故障(発煙)だとか。いくら何でもこんな事故が多すぎる。取りあえず鷺沼まで行ったが、駅前は次々と改札口から吐き出される人で埋め尽くされているし、車もつながって全く動きが取れない。鷺沼まで迎えに来てもうにも、ロータリーに車が近づくのは困難だし、こんなに混雑していては見つける事も難しい。そこで見つけやすく車も止めやすいところまで一駅分ほど歩いた。ただでさえ退勤時間の混雑ピーク。道路も混んでいて、家に着いたのは9時を回っていた。「本当にもう・・・・!」。
 今朝から弱い雨が降ったり止んだり。電車はとても混んでいた。夕方にはしっかり雨になり、こんな天候でもハロウィーンで、渋谷辺りは賑わうのだろう。
 朝から横浜のKさんが来て、早咲きの「御神錦」を飾ってくれる。その後Sさんが「日向白竜」、「素豊」、「清玉」を持って来て展示。「素豊」は開きだしたところだが、他のは上まで咲いていて、展示会には時期が合わない。
 店内に花が増えたので、蘭鉢展の名残りを片付ける。まだ下げに来てないのは、段ボールに仕舞った。いよいよ寒蘭シーズンの始まりだ。


2017年10月27日(金)
 今日は快晴だが明日はもう雨らしいから、どうしても今日中に予定の作業を終わらせたい。外で動いても寒くないのはありがたい。又助っ人を頼んで駆けつけてもらい、山草用の棚に風除けの囲いをつける。何度も近くの金物屋に足を運んで材料を調達、現場に合わせて試行錯誤しながら無い知恵をしぼる。昼過ぎまでに作業を終え、細かいところを仕上げる。この場所はビル風が強いから、風通しを考えるより、どうやって時たまある強い風を防ぐかがポイント。これでしばらく様子を見て、又修正点が見つかったらやりかえればいい。棚が風で倒れないよう固定して植物を元に戻す。
 混合砂作りも順調に終わり、半分は袋詰め、後は自家用に大きな容器に入れる。超強力両面テープの接着剤剥がしは、室内の作業なので、明日雨でもできる。
 棚ひとつ選ぶにも材料が色々あり、丁度いいサイズや使い勝手のものを探すのが大変。既製品で思うようなものがないと、手作りするか、一部加工してリフォームするか。作業そのものは好きな事なので、ホームセンターを廻ってどんな方法があるか検討することは楽しい。ただ、その技術や力が無いので、現場監督兼軽作業にならざるを得ないのが残念だ。杭州寒蘭が始まる前に、計画が終わればいいが。


2017年10月26日(木)
 やっと秋晴れの上天気になった。気温もそこそこ上がって少し薄着になる。これまでの雨続きで水やりを控えていたら、カラッとした空気で、一気にどの鉢も乾いている。中も外も全面的に水やりをする。
 混合砂を作ろうと、焼き赤玉を洗って干す。前に洗って干したままになっていた鹿沼土等と合わせて明日には作りたい。週末は又天気が崩れるようだから、この晴れ間は貴重だ。
 久しぶりの気持ちのいい天気に、色々な人が寄ってくれる。合間に昨日の続きで、超強力両面テープ剥がしに挑戦する。黒いテープなのでちょっと触っても手が黒くなる。用心して炊事手袋をして作業したら、手袋が真っ黒になって捨てる羽目になった。テープを剥がしても、接着剤が残って汚い。これをきれいにするうまい方法はないかとネット検索。やはり苦労している人がたくさんいるみたい。いくつか方法が載っているのを明日試してみようと思う。超強力両面テープは、うっかりと使うものではないようだ。


2017年10月25日(水)
 台風21号は日曜日から月曜日にかけての深夜静岡県に上陸し、首都圏を巻き込んでから北海道まで様々な爪痕を残した。超大型という事で、交通機関のマヒを始め、土砂崩れなど人的にもかなりの被害が出てすごい台風だった。東京は月曜日の午前中に天気が回復し、台風一過の青空になったが、火曜日はもうぐずついて、今日は朝から一日雨。このところ一週間のうち1日しか洗濯日和がないという状況だ。日照不足がずっと続く。
 月曜日に雨が止むのを待ってホームセンターに走り、風蘭を置く棚を作った。材木を買い、寸法にカットしてもらった後、工作室を借りて組み立てる。工具も貸してもらえるから本当に楽だ。出来上がった棚を車に積んで店に運ぶ。作場のローテーションの一環で、とに角一か所手をつけないと始まらない。中の作場の小さな棚を外に出して、外にあった棚を中に入れる。道具類など置き場を移動し、植物も台風で中に避難させてあったのを外に運ぶ。
 今日店に出て続きの作業。大きな仕事は一人ではできないので、動かした後を掃除したり、使いやすくするための細かい修正。木製の棚にフックをつけたり、ホースを掛ける場所を作ったり。ところが自分ひとりでは木ねじを最後まで締める事ができない。結局助っ人を呼んでつけてもらった。情けない・・。
 外にあった棚は風を押さえるために、超強力両面テープで網戸などを取り付けてあった。それを外したが、べったりとくっついたテープを剥がすのが一苦労。近くの金物屋に走って剥がす道具とテープ剥がしのスプレーを買ってきて格闘する。手に着いた黒い汚れが落ちなくて、今日帰る電車ではつり革につかまれない。
 こんなドタバタだが、何と又台風が発生。22号が再び影響を与えそうだ。取り寄せた照明器具をつけてもらうのも来週に延期になった。色々な作業が遅れに遅れる。


2017年10月22日(日)
 悪天候の投票日。水たまりを避けながら投票所に寄って、そのまま店に来る。非常に強くて巨大な台風21号は、明日の早朝に東京にやってくるらしい。定休日で外に出なくていいのはありがたいが、店の方の対応ができないのは心配。風に備えて、午前中に外に置いてある植物を屋内の作場に避難させる。店内には干してある砂もあり、そこへ山草やら色々を持ち込んで、何とか片付けて歩けるようにする。
 昼頃寒蘭、杭州、春蘭、ピアナンなど売り物が色々搬入され、やってきた人が早速ピアナンを持っていく。蘭を整理して値札をつけ、パソコンに打ち込む。
 台風が行ってしまえば混合砂を作る事もできるだろう。古鉢もそろそろ片付けないといけない。棚を作ったり、場所を移動したりと、あまりにも雨が続いたので天気待ちの仕事がたくさんたまっている。何とか被害が出ないで台風をやり過ごすことができるといいが。
 風はまだそれほどでもないが、雨はかなり降っている。電車が心配なので、今日は少し早めに閉店する。


2017年10月21日(土)
 進路を見ると、どうあっても台風は来るらしい。東京は月曜日がピーク。その影響で秋雨前線が刺激されて、台風が行ってしまうまではずっと雨が続く。
 薩摩寒蘭「蛍雪」が笑い始めた。まだ形が決まってないが、ゆったりと咲く姿は美しい。
 注文した照明器具が届く。


2017年10月20日(金)
 細かい雨が降ったり止んだりで日が出る気配もない。いくらか寒さは収まったが、朝晩はめっきり寒くなった。ついこの間まで半袖だったのが嘘みたいだ。
 天気が悪くて、洗った砂が乾くひまがない。根巻きを巻き直したり、曲がってしまった花茎を真っすぐに矯正したりの細かい作業をする。2鉢目の寒蘭はもうすぐ咲きそうだ。


2017年10月19日(木)
 折角回復した天気も1日だけで、今日はずっと本降り。12月並みの寒さで、コートやマフラーが出番となり、家では初めてこたつを入れた。東京は最低気温が10度を割り込み、10月にこんな寒さは30数年ぶりだとか。札幌より寒い東京だ。
 手袋をしてくればよかったと思いながら駅に着くと、改札口の外が人で溢れていていやな予感。三軒茶屋駅の停電事故で、田園都市線と大井町線は全線止まっていて、復旧は未定という事だった。
 田園都市線と国道246はほぼ平行しているから、電車が止まれば道路も混むはず。復旧を待つのと、渋滞の中を車で来るのとどちらがいいか迷ったが、寒い雨の中を待つ気にもなれず、家に引き返して車で来た。道中はまあまあ混んではいたが動かないほどではない。世田谷に入るとさすがに渋滞で、バス停というバス停は傘をさした長い行列ができている。バスも動けないのだろう。諦めて歩き出す人もいる。普段はほとんど人が待っている事はないから、この光景だけでも異常だ。やはりまだ電車は動いてないに違いない。ニュースで途中駅までの折り返し運転が始まったと言っていたが、駒澤大学駅はまさにど真ん中。どっちみち最後まで駄目そうだから、車で来て良かった。結局店に着いたのは12時少し前。電車が止まると大変な混乱が起きる。そんな事態が最近多いのは困った事だ。
 色々と取り寄せるものがあって、ネット注文をいくつかしたり、振り込みをする。所定の表の中に打ち込む形式ばかりだが、これが好きではない。仕方なくネットを使うが、基本アナログ人間なのだろう。人がいて納得できるまで質問できる事が安心できるし、そのやり取りを楽しみたい。当店もHP上で販売をする場合があるが、情報の取っ掛かりだけで、何度もメールでやり取りして、説明したり写真を送ったりしてから注文してもらう。その方がこちらも安心できる。フォーマットの方が効率的で抵抗ない人もいるかもしれないが。
 日中も寒くてコートを脱げない。中だけでできる根巻きの巻き直しをして過ごす。こんな寒い毎日なのに台風が近づいていて、ひょっとすると上陸もありそう。その進路も気になる。台風の影響で、又雨の被害が出ないといいが。


2017年10月18日(水)
 先週の水曜日から丁度1週間連続して雨が降った。昨日の午後になってようやくやみ、今日は久しぶりに陽射しが見られる。溜まっていた洗濯ものを大急ぎで干して出かける。
 店に着くと、天気回復を待っていた用土作りに急いで取りかかる。明日から又雨になる予報なので、どうしても今しかない。取りあえず鹿沼土、日光砂を洗って干す。午後からは曇って風が強くなり、急に寒くなった。早めに土を干していたザルを店内に取り込む。雨続きで水やりを控えていた作場に、全面的に水やりをする。
 夕方Eさんが桐箱を取りにきて8時まで一緒に話し込む。


2017年10月15日(土)
 冷たい雨が降り続く。店に着いてすぐ、昨日干して帰った「鉄骨素梅」を株分けする。根をほぐしてみれば意外と分けやすい形になっていて、大きな塊と程よい塊などいくつかに割れた。早速来たKさんが一つ持っていく。割った株を植え込んだが、根が長くて上部に比べてどうしても鉢が大きくなる。そのうち店内にも植物育成灯をつけるつもりだから、1鉢は店内で作ってみようと思う。
 午後から外が賑やかになって、お神輿がやってきた。細かい雨が降っているので、ビニールですっぽりと覆ってある。今週はずっと雨の連続。この時期こんな事は珍しい。
 花が一番進んでいた「紀州寒蘭サラサ平肩」がようやくきちんと開いた。葉は程よい垂れ葉で、花軸が細く、花は平肩の淡いサラサで弁先に向けて少し濃くなる。捧心はきちんと閉じて舌はゆったりと巻く。杭州寒蘭の雰囲気があってとても素敵だ。ややうつむき加減に咲くので写真が撮りづらいが、休み明けに撮影したい。


2017年10月14日(金)
 小雨が降ったり止んだりで肌寒い。朝早く家を出て上野グリーンクラブに直行。「東洋蘭総合大展示会」を見てくる。買い物した大きくて重い荷物を持って、ヨロヨロしながら店に着いた時は、12時を少し回っていた。時間を気にしないでゆっくり見ていられる人がうらやましい。
 昼からは大忙し。頼んであった桐箱や四季蘭が届いて、荷物を取り出したり、買ってきたものを処理したり、振り込みをしたり。
 四季蘭は「鉄骨素梅」で、兜のある梅瓣素心。5年ほど前に花芽つきで中国から入ったものだが、とてもいい花だったそうで、中国でもまだ人気が高いという。但し、その時に着いていた花が咲いて以来、一度も咲かないというから困ったものだ。少し暖かく作った方がいいのだろう。大株になってはいるが、日本にあるのは多分この株だけだと思われる。
 箱を開けて出してみたが、埋まっているラベルも抜けないほど鉢はぎっしり。どんなに叩いても無理なので鉢を割る。根はとぐろを巻いていて、無理に剥がすと折れてしまいそう。そのまま干しておいて、明日株分けする。どのように分けられるか、やってみないとわからない。何人かで同時スタートし、誰が最初に花を着けるか。こうなったら是非白石も参加したい。昔よく「この花を見るまでは元気でがんばる」という話を聞いたが、今では実感できる話だ。


2017年10月13日(木)
 夕べから雨になった。最高気温は昨日より大幅に下がった。朝の気温が一番高いという事で、時間が経つにつれて段々寒くなってくる。普段は開けてある作場との間のサッシも閉めておく。
 この間から調べていた照明器具の件は、色々なやり取りの末ようやく注文した。しかし実際に取り付けてどうなるかは、やってみないと分からない。やってよかったという事になるといいが。
 明日は朝上野グリーンクラブに寄ってから店に出るので、お昼頃になるかもしれません。


2017年10月12日(水)
 日中は29℃まで上がって汗ばむほど。夏の服装に戻った。今晩から天気が崩れるそうで、明日からしばらく雨模様が続き、気温が一気に10度も下がるらしい。冬ものを用意しないと急な寒さに慌ててしまう。
 外ではネリネが咲き始めた。作場ではキリタタミアナが開きだした。本当に咲くのかな?と半信半疑だったが、きれいに開いてうれしい。5月に咲いていたのだが、年に何回も咲くのだろうか。真っ白い花弁に紫の2本筋という素敵な花で、毛羽だった丸い葉もかわいい。
 一番つぼみが膨らんでいた寒蘭が開き始めた。まだ形が決まらないが、今まで鉢ばかりだった店内に、やっと植物が増えてきた。


2017年10月9日(月・祝)
 三連休の最終日。今日は体育の日だった。眩しい光と青い空は1964年の東京オリンピック開会式を思い出させる。久しぶりに半袖になる。
 昨日の「大菩薩」の写真が無いか調べたら、2003年に咲いた写真があった。中々しっかりしたいい花なのに、14年も咲かなかったわけだ。2003年当時の写真できょうのショットではないが、咲くにはまだしばらくかかりそうなので、せっかく見つかった写真をショットに出しておく。4本もついた花芽を少し整理する。
 蘭に液肥をやったり、植え替えをしたり、根巻きを作ったりして一日中管理に明け暮れる。
 今週は月曜日が営業日だったので、火・水が休みになります。


2017年10月8日(日)
 夕べは雲が去った後に明るい月が顔を出した。乱視の目にはまん丸に見えるが、少し欠け始めているはずだ。今日は天気が回復して気温が上がる。
 蘭鉢を買いに来た人がいて、欅鉢が段々無くなっていく。やはり人気が高い。
 店の棚をもう少し明るくしようと、照明器具をネットで探しているが、色々書いてある数字や記号が実感できない。取り付ける前に、これでいいかある程度分かるといいのだが。イメージだけで明るさを選ぶのは本当に難しい。
 杭州寒蘭の花芽を探していたら、「どうしても花が着かないから」といって2年前に預かった「大菩薩」に、4本も花芽が上がっていた。1本着けば十分なのに。この花を見るのは20年振りぐらいだろうか。前にいつ咲いたか覚えがない。栽培上手なKさんのところで花が咲かなかった事を思うと、これは小さくガッツポーズ。


2017年10月7日(土)
 細かい雨が続いていたが、午後になって青空が覗いてくる。昨日到着した水苔に値段シールを貼って、中身の入った大きな箱を物置に片付ける。今日もいくつか根巻きを巻き直したが、置き場が徐々にきれいになってくる。その中で、1条しかない杭州に「花芽?」というのがあって、きれいにして取り出しておいたがどうだろうか。


2017年10月6日(金)
 急に寒さが来て開いている戸を閉めたくなる。午前中は何とかもったが、午後から降り出した。
 Kさんが来て鉢を持っていく。展示会が終わってももう少し鉢を並べておくので、ポツポツと鉢の注文が来る。開いている時間はずっと、昨日の続きの根巻き作りをする。夕方注文してあった水苔が届いた。雨が強くなって寒い中帰らなくてはならない。


2017年10月5日(木)
 夕べは雲の間から十五夜の月が見えたが、満月は明日なのだそうだ。昨日すすきを飾ったが、お月見はいつがいいのだろう。涼しいというより肌寒いような陽気。
 昨日水に浸しておいた水苔がいい具合に戻って、今日も根巻きの作り直しをする。作場の水道で今までの水苔を外し、きれいに洗って消毒してから店内の机に持って来る。段ボールで巻いた上からポリ袋で巻き、情報を色々と書いておく。この作業をすると、机の周りに細かい水苔のくずが散らばって困る。早く切りをつけたいが、明日もこの続きをすることになる。


2017年10月4日(水)
 山の方では紅葉の便りが聞こえてくる。平地はまだまだだが、今週は気温がぐっと下がるという。寒さは突然来るから、冬支度も頭の片隅に入れておかなくては。
 朝開店前につくし窯が下げていったので、売約のものを除いてスペースが空いた。寒蘭のつぼみが大分伸びて来たので、これからは植物の展示に切り替わっていく。春に花つきで買った「キリタタミアナ」に又つぼみがあがっている。株は元気が良さそうでうまくいったみたい。
 根巻きのコーナーを見ると大分古いのもあるので、端から出して新しい水苔で巻き直す。次々とやっていたら水苔が足りなくなり、新しいパックを水に戻しておく。


2017年10月1日(日)
 秋真っ只中の10月。朝晩は本当に涼しくなった。暑さが過ぎてほっとした頃になって、すっぽ抜けが見られるようになる。植え替えをしていて「あらー」と気がつくことがあって急いで処置するが、ほとんどはそこで止まっていて、軟腐が進んでいく事は少ないようだ。
 花芽を探していると、全く予想外の株に花がきている事がある。今日は寒蘭の「針間チャボ」に、10年振りに花がきているのを、作場を見ていたMさんが見つけてくれた。折角の花芽がアザミウマなどにやられては困るので、殺虫剤の散布をしておく。


2017年9月30日(土)
 さわやかな天気。蘭鉢展は明日までだが、朝から鉢好きな人が来てくれる。鉢を選んで帰った後、午後から若手が連れだって来てくれて、楽しいおしゃべりが始まる。蘭鉢展の土筆窯鉢は、展示会が終わる水曜日の午前中に下げる予定。まだの方はぜひ明日ご覧になってください。


2017年9月29日(金)
 朝は15℃まで下がった。湿度が低いのでひんやりする。天気は回復して久しぶりの秋晴れ。
 根巻きを巻き直す。その中で砂植えにするのがいくつかあって、ついでに植え替えもする。夕方水を遣っていると、花茎がかなり伸びたのがあって、出してみたら杭州寒蘭「岳陽」だった。「黄玉山」も結構伸びている。まだ本当に短いのもあり、ばらつきも相当なものだ。きれいなピンクに色づいたつぼみは、四季蘭「緑鳥嘴」。店内に入れたので来週には咲くだろう。


2017年9月28日(木)
 夕べから荒れ模様で、夜中は雨と風が強かった。田園都市線が悪天候で遅れるかもしれないというお知らせががあり、早めに家を出る。完全武装で出かける頃には降ったり止んだりで、日中は穏やかに回復したが、夕方には又風が強まる。
 作場の現状を少し変えてみようと、このところ色々考えている。それぞれの蘭の配置や、新たに増設する可能性も視野に、メジャー片手に図を書いてみる。実際にやってみないと分からない事が多く、頭の中のシミュレーションだけでは、何とも心もとない。失敗しないためには、出来そうなところをまずやってみてから順番にという事だが、膨大な作業を考えると道は遠く、実現するだろうか。気持ちを入れ替えて蘭の植え替えを進める。紫秀蘭の花芽が随分伸びていた。


2017年9月27日(水)
 そこそこ暑くなったが、風があって曇りがち。端の方に寄っていたえびねの「王冠」を植え替える。土を開けると、太い立派な芽が出ていた。ついでに杭州など、気がついたものをいくつか植え替える。「挿雲」、「天童山」など2条で花が来ているのがいくつかあって、これだから殖えないのだと思うが、中々花芽を取れない。昔の杭州はどうせ殖えないのだしと思って、せっかく着いた花を見てしまうのが常だ。


2017年9月24日(日)
 昨日の帰り、田園都市線が途中の長津田までの折り返し運転になっていて、長津田で30分以上、動くまで待つ羽目になった。中央林間駅の線路内で発煙があり、安全確認に時間がかかったためだった。この間もどこかの駅であったが、最近色々と問題が発生する気がする。
 今日は曇りがちで、25℃という予報よりひんやりする。外の通路の雑草が伸びているのが気になっていて、丁度いい天候なので草取りをする。ついでに、外に並べてあるビニール袋入りの生水苔を開けてみたら、水苔の中に根を伸ばしてカタバミが元気一杯生えている。種が飛んできたのか、最初から水苔の中に小さな草が混じっていたのか。これらも取り除いておく。雑草が無くなると水苔そのものは緑の新芽が伸びていて、去年の杭州寒蘭展の時に袋に入れたものだが、10か月くらい経っても間違いなく生きている。同時に鉢に植えた各種の苔は、残念ながらほとんど駄目になってしまい、最後まで残っていた1鉢も、ここへきて色が変わってしまった。苔は大好きなのだが本当に難しくて、中々うまくいかないのは困った事だ。水苔と同じように透明ビニール袋に入れて作るのでは観賞用にならないし。明日明後日が定休日なので、全体的に水をやって帰る。


2017年9月23日(土)
 昨日の帰りは激しい雨に見舞われた。朝まで雨は残ったが、出かける時間にぎりぎり間に合って、傘をささずに来られた。止んだものの晴れ間は見えず、ずっと曇り空。すっかり涼しくなって、一段階厚着になった。
 花芽がすっかり伸びた薩摩寒蘭「蛍雪」と紀州寒蘭と、花が咲いている山草を店内に入れる。次の花芽が伸びるのはまだ大分先で、それまでは鉢ばかりが並んでいる。


2017年9月22日(金)
 昨日家に帰ってHPの蘭鉢展のページを見たら、帰るまで作業していた追加部分が全く更新されてなかった。確かアップしてきたはずなのに。今日店に着いてすぐにチェックしたら、直したのと別のところにリンクを貼ってあった。全くのミステイクで、すぐに直しておく。
 予報では帰りは雨ということだったので傘を持ってきた。「本当に?」という天気だったが、午後になって急に暗くなり、降り出す。真夏日はすっかりなくなり、急速に季節が入れ替わった。


2017年9月21日(木)
 東北、北海道でも台風の被害が出て、台風18号は列島に大きな爪痕を残した。東京はその後はカラッとした晴天が続き、洗濯や落ち葉掃きなど台風の後始末ができた。今日も乾燥した洗濯日和で、月曜日に水やりして帰った蘭も山草もすっかり乾いている。夕方水やりをするが、暗くなるのが早くてびっくりする。
 鉢を見にきてくれた人がいて、合間に土筆窯のページを追加し、サイズを測って入れる。


2017年9月18日(月)
 秋の入り口の三連休。楽しみにしていた計画を断念した人や、決行して交通の混乱に巻き込まれた人がいたかもしれない。予報通り朝起きたら台風一過の青空。「青インクをたらしたような」のたとえ通り、空には雲ひとつない。夕べの激しい雨と風にすっかり洗われたようだ。しかし道路は落ち葉が散乱し、植え込みには壊れたビニール傘が引っかかっている。コンビニののぼりが飛ばされて下に落ち、駐車場ではパイロンが転がっている。東京も我が家のある神奈川も直撃を免れたものの、夜中の風はやはり相当だったようだ。
 テレビのニュースでは各地で川が氾濫したり、道路が冠水している様子を伝えている。この後北海道に再上陸と言っていたが、縦断しながらも勢力が衰えないようだ。皆さんのところはいかがだったでしょうか。
 心配しながら店に着くと、やはり外の防風ネットが外れてぶら下がっていた。小品盆栽や山草は、棚から落ちて下に転がっている。鉢がひっくり返って、用土がこぼれている。それらを片付け、助っ人にメールしたら、すぐに駆けつけて元通りに直してくれた。まことに心強い。
 今日は33℃になるそうで、寒かった昨日とは10℃以上の気温差だが、カラッとしているのが助かる。天気が回復して来てくれたお客さんの合間に、HPの蘭鉢展の作業を続ける。つくし窯は取りあえず写真だけ載せた。帰り際に水やりをする。
 今週は火曜日と水曜日が定休日です。


2017年9月17日(日)
 真夜中から雨音が強くなった。朝は急に寒くなって驚く。10月の気温だそうで、しっかりと重ね着してきた。雨は台風の雨というほど強くはなく、何人かが寄ってくれる。東京は今夜が一番影響が強いらしく、明日は回復して30℃以上になるという。気温差が激しくて大変だ。
 HPに蘭鉢展の写真を載せる。大きさを無視するなら簡単だが、一応その差を反映しようとすると何度もやり直す。落款や底の写真、色々な面の写真など情報はたくさんあるが、とても時間がなくて載せきれない。問合せがあったら何枚でも写真を送るという事にしている。早く途中までになっている土筆窯を載せたい.。
 明日は休日の月曜日なので営業し、今週は火・水が定休日になります。


2017年9月16日(土)
 台風18号が九州に近づいて、大きな被害が予想されている。東京は秋雨前線とのからみで次第に天気が悪くなり、夕方には降り出した。本格的にこちらに近づくのは明日だろう。
 今日から蘭鉢展だが、天候も悪く、来る人はすでに顔を見せていて静かなスタート。とりあえずHPに写真をアップする作業を進める。全部はとても載せられないので、出来たところまで今日更新する。


2017年9月15日(金)
 朝土筆窯の搬入があるので、いつもより2時間早く家を出る。店に着いてしばらくして稲木氏が到着し、荷物を下ろして説明を受ける。中伊豆のアトリエに向かった稲木氏を送ってから、梱包された鉢を取り出して先ず撮影。終わったものから棚に並べる。今回は鉢だけでなく、香合や干支の動物の置物など小物も色々ある。それらを並べ終えて、撮った写真をパソコンに取り込む。
 夕方来てくれた久しぶりのEさんとおしゃべりをして過ごした後、撮りなおしの必要がある数鉢を又撮影する。一応全部の写真を撮ったが、HP用の加工はこれからで、すぐには反映されない。載せる前に売れてしまうものもあり、なるべく早く載せたいとは思うが、展示会の初日だから明日作業ができるかどうか。
 台風18号が直角に向きを変えて、日本列島縦断の進路をとりそうだ。とても強い台風なので直撃されると大変。こればかりは予報が外れて東にそれて行ってほしい。赤芽素心「乙女」は明日開きそうだ。


2017年9月14日(木)
 今日も30℃になったが朝晩は本当に涼しくて、熱帯夜からは完全に解放された。
 午後古鉢市用に欅鉢などいくつかが持ち込まれて、パソコンに入力したり写真を撮ったりに追われる。ただ撮るだけならいいが、その後HP用に加工するのに時間がかかる。明日は土筆窯の搬入があり、棚を少し整理して場所を空ける。
 日暮れが早くなって、閉店時間にはもう暗くなってきた。この間までは明るいうちに閉めるので気が引けたのだが。


2017年9月13日(水)
 まさに秋晴れ。澄み切った高い空から降り注ぐ陽射しが痛いほどだが、徹底的に湿度が低いせいで汗ばむ事もない。昨日はすごい湿度に悩まされたが、今日は気持ちいい。
 鉢はまだこれから追加される予定だが、今までの分はすでに並んでいて、端から撮影している。その最中、鉢好きな人がポツポツと現れて、いくらか手にしていく。三日後の土曜日から蘭鉢展だが、一人でやっているので、前の晩に一気に作業というわけにはいかない。どうしても何日も前から並べて準備をしていく事になる。昔からそうなっているのだが、鉢は出会いだから、1足違いで遅れを取った人から恨みを買うこともたまにある。
 仕事をしていてちょっと遅くなり、帰りがけに水やりをしようとしたら、ホースを巻いてあるところに1匹の大きな蜂がとまっている。ホースを伸ばす事ができず、様子を見ていたら、ずっと近くを歩き回っている。写真を撮ろうとカメラを取りに行ったら、その間に姿が見えなくなった。


2017年9月10日(日)
 30℃の暑い一日。今日も鉢の撮影をする。撮影場所をセットする都合上、本当は一度に終わらせてしまいたいが、中々そうもいかない。ある程度撮ったら、パソコンで確認しながら取り込んでいく事になるが、そのためにはセットした場所を片付けないといけないので、頻繁にそれをするわけにはいかず、悩みの種。一年に一度HPに蘭鉢展のサムネイルを作るが、色々な大きさ、形のバランスを取る方法を忘れて、最初は必ず試行錯誤になってしまう。少しいじれば思い出して、後は機械的な作業になるのだが、その入り口が大きなハードルだ。


2017年9月9日(土)
 天気が良く汗ばむような暑さになった。鉢が大分乾いてきて、水やりのタイミングを見ていたら、赤芽素心「乙女」のつぼみが色づいているのを見つける。この間から花芽がついてないか見ていたのに、こんなに伸びるまで見逃していた。寒蘭などと比べて花芽の伸びが早いから、見つけた時はもう咲く寸前だったり、咲いてから香りで気がついたりする。花が少ない時期なので、早速店内に入れる。
 お昼にお弁当を持ったTさんらが寄って一緒に昼食にする。午後から鉢の撮影。撮りなおすのもあるだろうが、できるだけ撮影を進める。夕方水やり。


2017年9月8日(金)
 太陽フレアの粒子が今日の3時頃から地球に届くといわれている。人体に悪影響はないという事だが、あまり外の作業はしたくない。晴れて暑くなり、久しぶりの半袖。
 搬入された古鉢を洗って、落とせるだけ汚れを落とす。パソコンに打ち込むと同時に値段のシールを貼っていく。展示会まで丁度1週間。明日から撮影を始めないと。
 「園芸JAPAN」10月号が入荷。


2017年9月7日(木)
 曇りから次第に雨模様で、一日中暗い。夕方古鉢を搬入した人がいて、帰り際にバタバタになる。汚れているのもあるので、明日はこれをきれいに洗って値段つけ。パソコンに打ち込んで写真を撮って、サイズを測って、それをHPに載せる仕事がある。急に忙しくなった。


2017年9月6日(水)
 月火の定休日に、初めて八丈島に行ってきた。1年のうち、全く雨の降らない晴れの日はたった9日しかないそうだが、台風が行った後の絶妙のタイミングで、その貴重な晴れに遭遇。八丈富士の展望台からすべてが見渡せてラッキーだった。植物公園で亜熱帯の植物を見て楽しんだ後、帰りの飛行機の出発が数十分遅れた。理由は羽田の滑走路が混みあっているという事だったが、帰宅してから見たニュースで、JALのエンジンから出火して緊急Uターンして羽田に戻ったという事を知った。それは混みあうだろう。それで色々変更になったおかげか、機体に日の丸だけが描かれている政府専用機を、割合近くで見られたのは貴重な体験だった。
 今日は又涼しくなって、週間予報でも30℃に届く日は無いようだ。10月に入っても残暑が続いた年もあったから、このまま秋という事はないだろうが、どんよりとして日照不足は決定的だろう。寒蘭の発色にも影響が出るだろうか。作場は全く乾いてない。
 蘭鉢展案内状の宛名印刷を終え、今日帰りに投函する。古鉢市の品物を持って来てくれる予定の人が、まだ持って来てない。あまりぎりぎりだと準備が忙しくなって気を揉んでいる。


2017年9月3日(日)
 台風15号は東にそれて北上し、本土への影響はなくなった。今日は眩しい日差しが降り注いで29℃まで上がったが、湿度が低くて日陰に入ると爽やかな秋の気候。
 9月に入ってから朝晩めっきり涼しい。冷たい飲み物より熱いお茶やコーヒーが良くなったが、今日の日中はギリギリ冷たい方。この境界線は何度位なのだろう。
 昨日作った案内状を印刷する。展示会でプリンタを使う度に、途中でインクが無くなる。中断して三軒茶屋まで買いに行き、一応裏面だけは印刷を終えた。宛名は来週にして後は蘭の手入れ。いくつか植え替えをし、2日間の定休日に備えて水やりをする。


2017年9月2日(土)
 小雨の中家を出たが、駒澤大学駅に着いたら止んでいた。朝は涼しいというより肌寒いほどで、長そでの上に薄手の羽織りものを着、さらに薄いウィンドブレーカーを羽織って丁度いい。着ていくものに悩んでいたら、出かける時に充電していたスマホを忘れてきてしまった。人生の大部分をこんなもの無しに過ごしてきたのに、一度持ってしまうと落ち着かない。昼頃には急速に天気が回復して、雲の間から青空がのぞく。
 今年は花芽の伸びが早いような気がする。まだ土を切ってないのもたくさんあるだろうが、去年の9月3日の「朝・昼・晩」を見ると、杭州の花芽が大分顔を出していると書いてあるから標準なのかも。作場を丁寧に見ていくと、久しぶりにピアナン白花に花芽がついたようだ。これは楽しみ。
 蘭鉢展案内状のレイアウトを作る。早めに印刷するつもりで、これが出来上がると一段落。来週からは鉢の撮影を始められるだろう。午後にはすっかり晴れた。


2017年9月1日(金)
 夕べからとても涼しい。エアコンも扇風機も止め、きっちり窓も閉めて寝たが、朝は又一段と涼しくて秋の気配が漂う。台風15号が小笠原付近で荒れていて、今晩から明日にかけて関東にも影響が出るらしい。本土上陸はないので、大きな被害がでる事はないだろうが、雨にはなるようだ。今年の台風は、日本の各地にも災害をもたらしたが、この間は中国でものすごい強風の映像を見たし、アメリカのハリケーンが今も大変な洪水を引き起こしている。日本では土砂崩れになったり、川が一気に氾濫して災害となるが、何日も水が引かないという事はない。海外ではずっと水に漬かりっぱなしという、信じられない光景だ。どちらもあってはならないが。
 今日から通常営業という事で、覚悟を決めて出てくる。午後から早速えびねの株分け。4月にヤッコだったニオイエビネを3鉢株分けした。もうしっかりとした冬至芽になっているのや、あたりがかなり膨らんだという状態のや、同じヤッコでも差がある。どちらが本線かは一目瞭然で、どっちを残そうかと迷うような事はない。切り離した方は、4月までにどこまで大きくなってくれるだろうか。土をいじっているうちに、すっかりペースを取り戻す。


バックナンバー目次へ