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2013年8月30日(金)
 東京は36℃の猛暑日。午前中の用事が押して12時を少し過ぎて到着した。その時間帯はまさに息苦しいほどの熱風で外の植物は可愛そうなほどだ。残暑というにはあまりにも過酷な天候。
 今日も「欅窯優品展」の展示品が少し届く。鉢ばかりでなく茶碗もあって歴史を感じる。最近の作は工芸品のようで、桐箱に入れてしまってしまう事が多いが、昔の作品は植えたくなるような使い頃の鉢がたくさんあってほっとする。「優品展」といっても特別凝った細工の鉢というわけではなく、色々な年代の鉢を並べようというもの。ぐいのみ、菓子鉢などバラエティ豊かに楽しみたいと願っている。


2013年8月29日(木)
 暑さがぶり返して今日はむしむし。台風が近づいているようでそれも気になる。猛暑の後で葉先が茶色になっているイトススキなどを刈り込んで見やすくする。
 今日も「欅窯優品展」に展示する鉢を持ってきてくれた人がいるが、あとどれくらい鉢数が集まるかドキドキ。「土曜日に持っていく」という電話もあるが、たくさんの鉢をみんなで見てみたい。こういう機会は今回で最後になると思うので、面倒でも飾っていただけるとありがたい。
 明日は午前中用事があって、もしかすると開店が遅れるかもしれません。お出でになる方はなるべくゆっくりお出でください。


2013年8月28日(水)
 8月も残すところ4日。朝晩は大分涼しくなってきた。昨日千葉に行ったら赤トンボがたくさん舞っていて夏の終わりを感じる。今日は強い日差しで日傘が必要だが、気温が高い割には空気はカラッとしていて過ごしやすい。注文の発送をした後は蘭の古葉の整理。新芽はすごく伸びているのもあるし、ちょっと伸び悩んでいるのもあってかなりばらつきが。土曜日から店に出て初めてたっぷりと水を遣り、消毒もする。


2013年8月25日(日)
 強い雨の音で目覚める。店に着く頃には止んだが空は暗く涼しい。22日間真夏日が続いたそうで、23日目の今日やっと脱した。まだまだ今後も残暑が続くだろうが。
 猛暑の盛りよりちょっと暑さが一段落した頃に軟腐が起こることが多い。夏休み中の古葉を落としながら丁寧に見ていくと、「大富荷」の一部に黒いところを見つけた。鉢を開けて軟腐の部分を取り、消毒して植え替える。
 山草を仕立て直すため枯葉を切り戻していると、近くのSuさんが寄る。寒蘭は大分花芽が出ているというので棚を見たが、ここではまだ見つからないようだ。


2013年8月24日(土)
 長い夏休みが終って後半戦スタート。本来なら21日から始まる予定だったが、旅先でアクシデントがあり、帰れなくなって3日間遅れてしまった。店の表には貼紙をしてもらったがホームページでお知らせが出来ず、暑い中お出でいただいた方には申し訳ない事をした。やむを得ない事情だったとはいえ、本当にすみませんでした。
 久し振りに店に出たが、留守中水をちゃんとやってもらっていたので蘭は元気に迎えてくれた。昨夜は雷雨でお湿りだったがずっと暑い日が続いていたらしい。パソコンをつけるとメールが山のように来ているがほとんどは不用なメール。慎重にチェックしながら消していき、注文のメールに返信する。することがたまっている上エンジンがかからず、何からやっていいか状態。蘭鉢展の案内状を完成させ、帰りに発送する。
 駒場のWaさんがやはり水曜日に来てくれたらしい。今日あらためて出直してくれたので理由を話してお詫びする。閉店間際に造園のTaさんが「欅窯優品展」に展示するものを持ってきてくれる。一旦棚に置いて鑑賞し、帰りには又箱に仕舞って地震に備える。これが第一陣で、実際に目にすると俄然楽しみになってきた。欅釜の鉢でも他のものでも、お持ちの方は是非一週間の展示をお願いします。


2013年8月9日(金)
 朝から猛暑の気配充分。道路を歩いていると明らかに体温より外気温の方が高い気がする。体感的には今年一番の暑さ。28℃にしてある店内から一歩作場に出ると、もわーっと熱い空気がまとわりつく。外よりは多少涼しい筈のこの作場だって33℃だ。
 暑さとは関係ないだろうが、店の窓辺に突っ張り棒でかけてあったカーテンが下に落ちていた。窓側がさっぱりしていて何かいつもと様子が違うと思ったら、その筈何もない。窓の前一杯に展示棚があり、その向こうの隙間に落ちたものを拾うのは容易ではなく、置いてある品物を片付け、やっと突っ張り棒とカーテンを拾い上げた。そのまま戻すと又落ちるといけないし、棚に大事な鉢や蘭が置いてあったら大変だ。新築のところに傷をつけたくなかったが、金具をねじ込んで中心部をしばりつけ、両端にかかる力を少しでも軽減させる。
 暑い盛りに世田谷のTaさんが夏休み前最後の買い物に来る。昨日電話があって休みのことを知らせたら、間に合うように今日来てくれた。その間少しでもと涼しい店内に又品物を移動する。
 カレンダーでは8月は真ん中を少し過ぎた辺りの途中だが、自分の感覚では夏休みが1年の区切りという感じ。休み明けからそろそろ蘭鉢展の準備に入り、その後寒蘭、杭州寒蘭、春蘭、奥地蘭、えびねと続き、いよいよシーズンインという気分だ。都合11日間の夏休みは、栽培という点からは、そろそろ花芽が見えるとか軟腐の心配があるとか重要な時期ではあるが、真夏は飾るような花が咲いてないから気が楽という面もある。水遣り、消毒などの手当てだけしっかりしておく。
 そんな最終日に「自然と野生ラン」9月号が到着した。棚を整理して並べたが、何しろ夏休み直前ではどうしようもない。そんなわけで、すみませんが明日から20日まで夏休みです。8月21日から又ご来店をお待ちします。


2013年8月8日(木)
今日も猛暑日一歩手前の暑さ。日陰の作場も熱い風が回っている。この間からHPの「きょうのショット!」バックナンバーを整理しているが、やっと2003年2月まで終った。新規開店からずっとさぼってきたのを、夏の間に終らせておきたい。


2013年8月7日(水)
 早くも立秋。そんな頃になって東京は猛暑が復活した。これからしばらく35℃近い日が続くらしい。熱中症の危険も増大。でもこれは一応残暑ということになるのかな。
 昨日は局地的に猛烈な雨があちこちで降って、道路が川のようになっていた。ただ全体的に見ると、こんな雨の降り方は初めてというところと渇水の地域が混在していて複雑だ。
 夏休み中の管理を考えて、店の中にあった植物は作場や外など水を遣り易いところに移す。休み明けは蘭鉢展なので、当分はそのままということになる。


2013年8月4日(日)
 ずっと同じような薄曇りの天気が続いている。ここはビル風なのかいつもかなりの風が吹いているが、それでも結構蒸し暑い。
 店においてある朝顔「団十郎」は、今日見たらつぼみが色づいていて明日には咲きそうだ。自宅のとずい分差がついたと思ったが、結局2日遅れということになった。まもなく夏休みに入るのに備えてこちらも避難を兼ねて楽しんでもらうことにした。ここに置いて水だけ遣ってもらっても誰も見ないのではもったいない。
 暑い中何人かが寄ってくれておしゃべり。夏休み前の日数を計算しながら夕方全面的に水遣り。


2013年8月3日(土)
 朝ワクワクしながら庭に出る。やっぱり咲いていた、団十郎。3輪が開いていて、色づいたつぼみもたくさんある。まさに独特の色だ。水を遣りやすいように水道の隣に置いたのだが、それでも暑い盛りに水を切らしてしんなりしていた事もある。格別に手をかけた事は無い。店に置いてあるのとどこが違うのか?。我が家のは高い台の上、店のは地面。そこが多少でも日当たりがいいと思って選んだ場所だ。見た目はどちらも同じくらいツルが伸びて元気は良さそう。うーん、分からない。でもそれぞれ別の場所に置いて正解だった。これから毎朝観察が楽しみ。
 今日も気温は30℃くらいまでで、どんよりと比較的涼しい。作場との間のサッシを開けて風を通しながら「きょうのショット!」のバックナンバーを整理する。


2013年8月2日(金)
 朝顔「団十郎」は苗を2鉢いただいたものだ。両方とも店の外に置いてあったが、11時頃に来たのでは咲いている花を見られないと思い、1鉢は自宅に持って行った。今朝見ると軽く絞ったようなつぼみがいくつもついている。明日は開くに違いない。花の色はもうはっきり分かる。店にあるのはまだ緑の小さなつぼみだから、同時にスタートしたのにずい分差がついてしまった。
 今日も曇り勝ちではっきりしない天気。薄日が射すと暑いが30℃までは届かなかったみたい。変わりやすい状態は相変わらずのようだが、まさかこのままでいくことは・・・。曇っていて楽なので、店の外の草取りをする。
 郵便局までひと走り、蘭鉢展案内状の葉書を買ってくる。レイアウトをしたものの、印刷してみないとこれでいいかどうか分からない。よく印刷にまつわるトラブルがあるから、試しに1枚刷ってみて細かい修正をする。そしてついでに裏面を印刷してしまった。


2013年8月1日(木)
 朝は雨。出てくる頃には上がって午後は日が出てきたからすごい蒸し暑さ。店内はこれまでの最高が28℃だからかなりひんやりして、ここにいるのが一番いい。
 ついに8月に突入。夏休み前だから何かを始めても中途半端になってしまう。何となく終ってからという気になっているが、夏休み後は猛ダッシュということになりそうだ。


2013年7月31日(水)
 朝からどんよりと暗い。太陽は全く顔を出さないが、湿度が高くむしむしするが、今日は7月最後の日。明日から8月だ。夏休みピークのこの時期にこんな天気でいいのか!。
 店の夏休みは8月10日(土)から18日(日)までだが実際は20日まで。その間に旅行に行くつもりなので、留守の間の水遣りスケジュールを考えて今から微妙に調整している。
 朝顔の「団十郎」がさかんにツルを伸ばしている。葉の色が頼りないほど明るい黄緑だ。中々つぼみが見えないと思っていたが、今日見るとあちこちにまだ固いつぼみがみつかった。もしかして留守中に咲くつもりか?


2013年7月28日(日)
 昨日は降らないうちに家に帰れたが、しばらくすると雷雨になった。駅を降りた時近くの公園から盆踊りの音が聞こえていたが、皆帰りは無事だったろうか。隅田川の花火の他にもあちこちで花火大会が開催されているはず。DJポリスも大活躍。そんな時期に天候が不安定な日が続いている。東北、北関東で大雨の被害が出ていたが、今度は山口、島根で「これまでに経験したことのない大雨」だそうだ。どちらの県にも気にかかるお客様がいて心配。海外でも大雨による土砂崩れや洪水のニュースを報じている。地球温暖化のせいか、本当にとんでもない異常気象が起こりやすくなっているのは確かだ。
 今日も出てくる時は晴れて暑かったが次第に曇ってきた。これから下り坂らしい。普通は海水浴にも一番安定している時期のはず。今年は完全にずれてしまった。
 昨日乾燥水苔を水に戻して帰ったが、今日風蘭の植え替えをする。冬から春先にかけては何かと忙しくて風蘭の植え替えまで手が回らない。毎年盛夏に植え替えている。


2013年7月27日(土)
 家を出る時晴れていたので、折りたたみ雨傘を日傘に替えてきた。
 しばらく前の猛暑日の頃洗って干してあった単品の砂がすっかり乾いている。蘭鉢展の前に少し片付けようと、混合砂を作ってザルを片付ける。そうこうしているうちに空が曇ってきた。天気予報では今日も不安定だそうで、夜には大雨になるところもあるらしい。雨に遭わないように早く帰ろう。


2013年7月26日(金)
 時折薄日が射す曇り空だが、所によりにわか雨の心配があるというので折りたたみ傘持参。作場の蘭はまだ古木が落ちているのがあるが、元気な新芽がぐんぐん育っているので棚に勢いがあって気持ちいい。全面的に水を遣る。


2013年7月25日(木)
 戻り梅雨というのかもう梅雨そのもの。陽射しは全くないがすごい湿度で、気温は高くないのにむしむしする。
 作場の蘭を見ていると、蓮弁蘭で1鉢新芽が黒くなっているのが見つかった。大株だったのをすぐに鉢を開けて悪いところを切り取り、2鉢に分けて植え替える。蘭鉢展の事を頭の中では一生懸命考えているが、これから夏休みが挟まるから何となくそれが終ってからという感じ。それでも今日は蘭鉢展案内状のレイアウトを作る。作業をしていたら近くのSuさんが寄ったのでこの間のゲリラ豪雨の様子を聞くと、この近辺でも道路が冠水したところがたくさんあったという。家庭菜園の野菜が駄目になったそうで、本当に記録的な雨だったのだろう。このどんよりとした空。2度目の梅雨明けがあるのかな?


2013年7月24日(水)
 昨日は定休日で家にいたが、午前中は雲ひとつ無い晴天で大変な蒸し暑さ。久し振りの猛暑日だった。それが午後になって一転大雨。東京ではゲリラ豪雨で世田谷でもひどい雨になった。目黒川が氾濫寸前までいったらしいし、道路に水がついたり、雷もあって停電、電車が止まった。ニュースで見ながら「休みでよかった」と思ったものだった。
 今日も梅雨が戻ったような天気。涼しくはなったが細かい雨が降って終日薄暗い。ところが、こんな極端な雨が降っても水源地の方には降ってなくて、水が足りないのだそうだ。ついに取水制限が始まった。これ以上水源地の水が不足すると、ホースでじゃんじゃん植物に水を遣るのが気が引けるようになる。以前の店は水遣りは井戸水を使用していたから心配なかったのだが、昔それこそひどい水不足の年があって、かなり厳しい節水を呼びかけられていたときは、道行く人から見える庭に水を遣るのは気が咎めたものだった。東北で洪水など被害が出るほど降っているのにうまくいかないものだ。


2013年7月21日(日)
 今日は参院選投票日。選挙期間中もあまり選挙カーが声を張り上げているのに出会うことはなく実感が少なかったが、朝出掛けに投票を済ませて店に来る。今日も爽やかな風が吹いて過ごしやすい。あの猛暑日の連続の時は作場との間のサッシを閉めてエアコンをつけていたが、最近は開け放っているだけで涼しい風が入ってくる。
 猛暑の間はさすがに外出を控えていた駒場のWaさんなどが来てくれておしゃべりをする。帰り際に消毒。


2013年7月20日(土)
 この間から9月の蘭鉢展の手当てで、色々な人に電話して話を進めている。段々全体が高齢化していく中で難しくなる面はあるが、皆が楽しみにしている蘭鉢展なので、期待に応える内容のものを並べたいと考えている。今年は2008年に第1回をやって好評だった「欅窯優品展」の第2回をするつもり。すでに個人の所有になっている鉢は、展示会に植えられて出品されない限り人目に触れることがない。蘭鉢展前の1週間、過去の鉢を並べて皆で鑑賞しようという試みだ。初期の頃の素朴な鉢、力の漲る意欲満々の頃の鉢、洗練された工芸品のような鉢、三橋俊治氏の歴史としての興味もあるし、押入れにしまったままになっているのを改めて又皆で見られるのは楽しみ。これをすると作者本人が懐かしそうに一番熱心に見ているのが又面白い。前回出品しなかった人にも声をかけているが、たくさん持っている人は違うものをご用意くださるとありがたい。高価な鉢もあって緊張の一週間になるだろうが、店も棚も以前よりはずい分しっかりしているから何とかがんばってみたい。第2回「欅窯優品展」は9月7日から。蘭鉢展新作は9月14日から。古鉢がらくた市は21日から。
 曇り勝ちでとても涼しい一日。乾いた蘭に水を遣る。


2013年7月19日(金)
 晴れているが比較的涼しい。午前中から川崎のKiさん、昼過ぎに土筆窯のIさん、やがて中野のEさんが来て、蘭や鉢の話で盛り上がる。遅くなって外の植物に水を遣ったら何とまあ涼しいこと!。秋の気配を感じるほど吹いてくる風はひんやりだった。この週末も抑え目で夜は快適だろう。


2013年7月18日(木)
 30℃ってこんなに涼しかったんだと妙な実感をした火・水の休みだった。梅雨明け十日というが、7月6日という早すぎる梅雨明け以来、35℃前後の暑さが続いた。この夏はもうこのままいくのかと思ったがこの数日30℃前後。この5度の差は大きい。夜も寝やすいし身体も気持ちもほっとする。夕べは時折雨が降ったのが朝には上がっていた。今日もにわか雨の可能性がある変わりやすい天気らしいが、今のところそんな様子はなく、今日は少し蒸し暑い。
 「きょうのショット!」を整理しないとと思いながら、やっと暑い時期になって作業を始めた。今日も1年前の分をバックナンバーに入れる。今日は夜用事があって4時半に閉めさせていただきます。


2013年7月15日(日)
 夕べは久し振りに夜の熱気が一段落だった気がしたが、今日は又猛暑日。あちこちで雷雨の恐れがあるらしく、時々雲が厚くなったり不安定な感じがする。日中神奈川で停電があったと報じているが、この頃では珍しい事だ。信号が消えたり、この暑さの中で電気が止まると危険でさえある。
 今日はちゃんと早く来て、本の山と取り組む。一応HPには載せ終わった。明日と明後日は定休日で休み。木曜日は用事で4時半に閉めますのでご注意ください。


2013年7月14日(土)
 昨日休ませてもらって充電。今日はその分頑張らなくてはいけないところ、一寸買い物に寄り道して来るのが遅くなった。大急ぎで角を曲がった途端車が待っていてびっくり。いつもこんな一番暑い盛りに来る人はいないのですっかり油断してしまった。下町のHiさんすみません。やがて待ち合わせのKoさんも現れる。今日も35℃の熱風だが店の中は涼しく、久し振りに蘭の話で盛り上がった。
 むしむししていたのがたまりかねたように夕方一時雨になる。全面的に水遣りしたが、夕立の後は少し涼しくなった。明日は海の日の休日なので月曜日ですが通常営業し、代わりに火・水が休みになります。


2013年7月12日(金)
 今日もかろうじて猛暑日のちょっと手前。だが暑いことには変わりない。東京は35℃前後(それでもすごい)だが、全国的には39℃を超えているところがある。これはもう異常だ。
 蘭関係書籍の古書がが入荷。HPに載せ始めたが時間切れになりそう。明日は白石は休ませていただくので、明後日の日曜日にアップできると思う。


2013年7月11日(木)
 今日も猛暑日一歩手前まで気温が上がり、強烈な太陽が照り付ける。いつもは開けて風を通している店と作場の間のサッシも、梅雨が明けてからは閉めて店内はエアコンをつけている。作場を見て回るのも夕方になってから。それでも今年の杭州は新芽の出が本当に良くて、今の作場に移って最初の夏なのだが、何が良かったのだろうと不思議に思っている。見に来た人にも「新芽の出がいいね」と言われるのはうれしいが、秋に落とし穴が無いか見守っているところ。
 この極端な猛暑が夏中続くことはないだろうが、それにしてもまだ夏は始まったばかり。この状態だと日中は出歩く気になれない。


2013年7月10日(水)
 「暑い!」以外に言葉がない。4日連続35℃を超す猛暑で観測史上一位タイの記録だとか。熱中症で死者が出たり、数百人が病院に運ばれたというのがトップニュース。夜になっても気温が下がらずエアコンをかけるが、これが中々難しくてうっかりすると風邪をひくことになる。3週間もぐずぐずと引きずった夏風邪がようやく抜けたところだ。気をつけなくては。
 作場は風が通っているが気温は33℃。熱い空気が回っている感じだが、以前の店では日当たりがいい方のフレームは最高40℃になったから、直射日光が入らない分、この程度で済んでいるのだろう。今日見ると完全に乾いていて、前倒しで全面的に水を遣る。
 1ヶ月ほど前に上馬交差点の横断歩道で、舗装の壊れた穴に足を落としてくるぶしを捻挫した。小さな骨が一部欠けたりしてしばらく足を引きずっていたがもうすっかり治った。ところが一昨日家で足の小指を家具にぶつけるというドジをして赤く腫れてしまった。足の小指をぶつけた経験は結構あると思うが、どうしてこんなに痛いのだろう。小指の骨にひびが入って今度はテーピング。100%自分が悪いのだから文句は言えないが、全くここへきて偶々医者に行くことが連続した。暑さで緊張感が欠如しているのだろう。この辺で断ち切らないといけない。
 「自然と野生ラン」8月号が入荷する。9月の蘭鉢展に向けて電話で色々と相談したりと、夏休み前にいくらかの準備を始めた。


2013年7月7日(日)
 朝から猛暑。いつも涼しいと感じる作場でも33℃を指している。外の日向はどれくらいまでいっているのだろう。真夏そのものの青空は夏休みとセットにしてほしい。今日は七夕だが、織姫、彦星にとっては願っても無い上天気だ。
 晴れているので暑いが砂を洗う。今まで使っていた鹿沼土は製造されなくなったので、新しく取り寄せた日光砂。粒は良く揃っていて不純物は少ないようだ。風通しのいいところに干したが、吹いてくる風は熱風。


2013年7月6日(土)
 関東地方は今日梅雨明けした。梅雨入りもずい分早かったが、明けるのも平年より15日早い。例年梅雨末期のゲリラ豪雨など、決して有難くはないが後半に激しい雨があったりするのだが、今年は何の挨拶もなくすっと明けてしまった。従って降雨量はずい分と少ないに違いない。昨日まで梅雨空だったのが、今朝からぐんぐん気温が上がって初めて猛暑を実感した。朝家を出るといっても今は12時開店だから余裕を持って10時頃。すでにぎんぎんの太陽が照りつけていて、駅まで歩く間に汗をかいてしまう。東京の最高気温は33℃になり、各地で今年一番の暑さを記録したそうだ。熱中症の危険が一気に近づいてきた。こまめに水分を取らなくては。今日から本格スタートした今年の夏はさぞ長いことだろう


2013年7月5日(金)
どんよりとした梅雨空。一日中陽が出ることは無いが、湿度が高くむしむししている。週末は一気に気温が上がるらしく、梅雨明けも近いかもしれない。
 鈴木さんが亡くなった後、毎日の出来事を忘れないように何でも細かくノートに記入することにしている。そのノートがたくさん溜まっていて、前のことをチェックするのに役立っている。毎日次々にやってくる出来事に対処するだけで、終ると右から左に忘れてしまうのが悩みの種。今日も問合せの事柄を調べるのに古いノートを何冊も調べた。HPに上げてある「朝・昼・晩」や「きょうのショット!」のバックナンバーも、いつのノートを見ればいいのかを調べる手がかりになっている。おぼろげな記憶とHPとノートの三段階で、やっと必要なことに辿り着ける。このコーナーはお客様にお知らせするという側面もあるが、第一は自分のための園芸店日誌そのものだ。
 作場は扇風機が回っていることもあって、天気が悪くても結構乾く。全面的に水遣りをした後、消毒と液肥を散布する。


2013年7月4日(木)
 梅雨らしく不安定な空模様。蒸し暑いという予報だが陽射しがないのでそれほどにも感じない。ここが風通しがいいためか暑さは凌ぎやすいのではないかと期待しているが、本格的な暑さはこれから。真夏を過ごしてみないと分からない。ただ風が強いことは確かで、外の山草棚は実によく乾く。夏休みはその対策が必要だろう。
 ウチョウランが終ったと書いたら、すぐに二人が蘭を下げに来てくれる。打てば響くようとはこの事だ。正面の棚は鉢と本を並べることにして、植物は窓側の棚にまとめる。夕方練馬のKiさんが来る。


2013年7月3日(水)
 曇り勝ちで夕方にはにわか雨になった。今日は比較的涼しかったが今週末には真夏日になる予報で、いよいようんざりするような暑さがやってくる。夏風邪は中々すっきりと抜けなくて何となく引きずっているが、もう通常の動きに戻った。
 ウチョウランはほとんど花が終わって、何もない夏の間は古本を並べようと思う。やはり夏風邪を引いたという港北のHaさんからも電話があり、家にある蘭の本を持ってくるというから、それらも一緒に棚に並べるつもりだ。


2013年6月30日(日)
 今年の前半が終わった。年々速くなるように感じる。梅雨はまだ明けたわけではないが、今週はずっと雨のマークはないようだ。
 この間芯を止めた「団十郎」の新しいつるがいくつか伸び始めた。花を見るのが楽しみだが、ちょっと待って。7月、8月は12時開店に合わせてゆっくり出てくる。ここで咲かせて果たして花を見られるのか?。今日は車で来たから1鉢は自宅に持って帰った方がよさそうだ。


2013年6月29日(土)
 まあまあの薄曇りだが、所々でにわか雨や雷雨の恐れもという不安定さを含んでいる。昨日水遣りを済ませたので今日はのんびり。かかってくる電話や用事で来る人への対応をし、後は作場を見たり本を読んだりしてゆっくり過ごす。やはり家にいるより店に来た方が元気になる気がする。遅くなって中野のEさん、下町のHiさん、近くのSuさんが来てにぎやかになる。
 ウチョウランの昔の天然もの名品は段々に消えていって、ここでも大事にしていた品種が年々無くなってくる。「霧が峰」「紅水晶」「星の光」など、今でも作っている人がいるだろうか。メールいただけるとうれしいです。


2013年6月28日(金)
 滅多にないことだが風邪がひどくなってしまって、今日まで3日間店を休んだ。2004年に鈴木さんが亡くなって以来こんなことは初めて。「休ませてください」と言える人がいなくなった緊張感からか、寝込むようなことは全く無かったのに不覚だった。最初から医者に行けば良かったのだが、ちょっと風邪を引いたくらいで・・と市販の薬でごまかしている間にひどく咳込むようになってしまった。定休日も含めて5日間静かにしていたので、完治とまではいかないが明日から通常営業に戻ります。ご迷惑をおかけしました。
 定休日からの続きなので休みのお知らせもできなかった。店の表には臨時休業の貼紙をしてもらったが、HPに載せることも出来なかったし、第一水遣りの予定日を過ぎている。梅雨空が続いたから蘭は多少の遅れは大丈夫だろうと思ったが、昨日は真夏日の晴れだったから一気に乾いているだろう。チドリ類や水苔、山草など、2日の定休日明けでも可愛そうなほどだから、きっとくたっとしているに違いないと、今日は駅近くの医者に行ったその足で店に出てきた。水遣りだけが目的だから全面的に水を遣って早目に帰る。少し見ない間に杭州の新芽がぐーんと伸びている気がする。


2013年6月23日(日)
 今日は都議会議員選挙。神奈川県民の白石は関係ないが、店の前の国道は今日から静かになった。昨日帰りの電車が寒くて、持っていた薄手のレインコートを出して着てしまった。冷房が強すぎるのだと思ったが、下りても結構涼しくなっていた。今日出てくるときは陽射しの中だったが、間もなく曇って怪しい空模様。気温も上がらない。不順な天気でひいてしまった風邪が治らず長引いている。
 今日は上野東照宮で風蘭展。香蘭会の一日だけの展示会だ。一般公開は午後の2時間だけ。午前中なら行き易いが午後に出かけるのはどうも都合をつけにくい。どうしようかと思っていたら、久し振りの横浜のKaさんが来てくれて出かけるのは止めにした。ゆっくり話も出来たし、色々買っていってもらって、咳が止まらない身には丁度良かった。
 夕方には益々天気が怪しくなって暗い空に。今が一番日が長いはずなのに、冬の今頃の感じ。夕べは目の覚めるような明るい月が出ていて、満月かなと思ったら今日がスーパームーンだそうだ。通常の満月より大きく明るく見えるらしい。だがこの様子ではお月見は無理のようだ。不気味な暗さになったと思ったら案の定閉店前にはざーっと降ってきた。昨日イブのスーパームーンを見られてよかった。


2013年6月22日(土)
 久し振りにキラキラの青空を見る気がする。朝は快晴で洗濯物を干して出てきたが、結構不安定な要素を含んでいたようで、急にパラパラっと降ってきたりする。しかしこれまで暗い空が何日も続いていたことを思うと、やる気の出る天気だ。
 杭州の新芽は軒並み力強いのが出ていてうれしくなる。たまに新芽止まりかというのもあるが。春蘭、寒蘭も結構顔を出し始めた。新しい作場の環境がいつも気になっているが、今のところはご機嫌良さそうだ。
 午後埼玉のKuさん、世田谷のHaさんが来ておしゃべりをする。


2013年6月21日(金)
 今日は夏至。台風4号は温帯低気圧に変わった。雨は降り続いていて、場所によってはまだ大雨の注意が必要らしい。ずっと空は暗いままで、気合が入らないことおびただしい。
 昨日朝顔の行灯仕立てをインターネットで調べて芯止めの鋏を入れた。朝顔は小学校で作って以来だから、うまくいくかどうか心もとないが、葉っぱは元気に展開しているから、是非いい花を咲かせたいものだ。目に見えて育っていくものがあるのは楽しい。


2013年6月20日(木)
 台風4号が近づいている。雨は降ったり止んだりだが、昼間でも空は暗く垂れ込めている。気温も低めで今日はかなり涼しい。今週はずっとすっきりしない天気が続くようだ。
 2、3日前の真夏日は夜になっても蒸し暑く、初めてエアコンをつけた。扇風機を回したまま寝てしまったら明け方には冷えて風邪気味。この時期体調管理には気をつけないといけない。
 このところ杭州寒蘭の新芽が急に顔を出してきた。こうなると作場を見るのも張り合いがある。夕方蘭の水遣り。


2013年6月19日(水)
 低気圧の影響でどんよりと暗く風が強い。所により雨も強くなる予報だがこの辺は降ってこない。代わりにすごい湿度でむしむしの一日。
 定休日の二日間は30℃になる真夏日で、休み明けの山草はカラカラに乾いている。着いてすぐに水遣り。「団十郎」を大きな鉢に植え替えようと、用土や支柱を買ってきたので今日は車。ツルが伸び始めた朝顔を6寸鉢に植え替え、支柱を立てる。後は日に日に伸びてくるのを待つ。楽しみだ。夕方風蘭が入荷。


2013年6月16日(土)
 昨日だけはいい天気に恵まれたが、今朝から又しっかりと雨。長い傘に雨靴で来たら午後から次第に明るくなって夕方には日が射してきた。こうなると傘が邪魔になる。
 ポツポツとお客さんが来てくれて退屈しないで済んだ。朝顔の「団十郎」がツルを伸ばし始めている。


2013年6月14日(金)
 朝まで残った雨が午前中には上がり、少し蒸し暑くなった。沖縄は梅雨明けだというし、西日本はこのところ猛暑日だし、関東にもやがてすごい暑さがくるのだろう。
 駒場のWaさんが軟腐の賀神梅を見つけてくれて、あわてて駄目な部分を切り取って植え替える。昨日は大丈夫だったのだからあっという間だ。風通しはいいはずだが。この間までの「乾いてしょうがない」が、ちょっと雨が続くとたちまち乾かなくなる。その後全面的に消毒しておく。
 明日は結婚式に呼ばれていて臨時休業します。


2013年6月13日(木)
 本降りでとても涼しい。扇風機を回している作場にいると少し肌寒くなる。あまりにも乾きすぎる日が続いていたからいいお湿りになった。今週はずっとこんな天気らしい。
 蘭の新芽を探しながら古葉をポキッと折っていくのがこのところの日課になっている。日中は世田谷のTaさんが雨の中自転車で、遅くなって近くのSuさん、造園のTaさんが来る。


2013年6月12日(水)
 昨日からどんよりとして細かい雨が降る梅雨空になった。これは台風3号がゆっくりと進んでいるため雨が降りやすくなっているのだそうだ。これが通り過ぎるまでこんな空が続くのだろう。関東は涼しい一日だったが西日本は真夏の気温になったとニュースで言っていた。
 日曜日に「自然と野生ラン」7月号が入荷し、早速買いに来る人や、ウチョウランを買っていく人などぽつぽつと。夕方蘭の水遣りをする。


2013年6月9日(日)
 梅雨はどこに行ってしまったのか。5月中に梅雨入りという異常な早さだったが、5月は記録的に雨が少なかったという。6月に入っても本格的な雨は降ってない。蘭に水を遣っても、又すぐにやりたくなるほど良く乾く。定休日前は少し早くてもやっておこうか、それとも水曜日まで待とうか迷う。その挙句、噴霧器にメネデールを入れて噴霧して逃げておいた。
 昨日注文で混合砂を送ったので、しばらく遠ざかっていた用土作りを始める。いつも植え替えをしながら一方で追われるように篩ったり洗ったりしていたが、夏場の暇なときにたくさん作っておくのが合理的。何も寒い時に手を荒らしながら洗うことはない。
 毎日新芽の出を見るのが楽しみ。新芽が見つかる鉢が少しづつ確実に増えている。


2013年6月8日(土)
 展示会に蘭を出品するときに、プラ鉢では出せないからそれなりのいい鉢に入れるのだが、出展の直前に植え替えると花を傷めたり、花もちが悪くなったり、花茎が伸びなかったりする場合がある。出品できる鉢でずっと栽培すればいいのだがそうもいかないことがある。栽培そのものはプラ鉢で良くできるから、最近はプラ鉢ごと焼ものの鉢にすっぽりと入れて化粧砂で隠す方法をとる人が多い。そのときに困るのがロングのプラ鉢だ。春蘭鉢なら入る鉢が色々あるが、ロングのプラ鉢は相当に背が高く、これを落とし込める鉢となると、蘭とのバランスが取れないほど大きくなってしまう。いつもそんな話をしていたら、この間建築のMoさんが方法を考えてきた。問題になっているのはロングの鉢だからと新しいのを渡しておいたら今日作ってきてくれた。鍔の部分をきれいに切り取り、それを又セットして蘭掛けにかけられるようにしたもの。実際に使ってどうなのか、皆さんの意見を聞きながら改良していくことになるだろう。


2013年6月6日(木)
 曇り勝ちで落ち着いた陽気。隣の工事現場では朝からものすごい音を立てて仕事をしている。丁度境界線の辺りで重機が動きすごい騒音だ。来年の3月完成までは我慢、がまん。
 花が終わった山草を外へ出したり、咲いてきたウチョウランを入れたりするくらいで、日中は大してすることがない。夕方から消毒と液肥の散布をする。
 今晩天気が崩れるらしいが、雨がほんとに少ないから少しお湿りが欲しいところだ。


2013年6月5日(水)
 「暑いですね」が挨拶になる7月並の気温。この間梅雨に入ったと気象庁が言ってたが、その後又いい天気が続いている。晴れて風が強く、休み明けはどの鉢もカラカラ。水苔も乾いていて先ず外の植物に水をやる。
 横浜のHiさんがウチョウランを持ってきてくれる。長いこと栽培している大株のアワチドリや「月輪」などの展示品が見事。昔はあったものでも次第に減ってきて、最近は目にすることがなくなってきた。ここで栽培しているものも次々に咲いてきて棚がやっとにぎやかになってきた。
 夕方一斉に蘭の水遣り。杭州はポツポツと新芽が見え始めた。期待の「白玉壺」や「煌星」にも確認できてほっとする。後いくつか毎日チェックしているのがあるが、ほとんどはまだ見えない。


2013年6月2日(日)
 昨日からIEが起動できなくなった。うんともすんとも言わなくなったのではなく、開きかけてフリーズしてしまう。メールやHPのアップロードは出来るのだから回線ではなくパソコンのせいだ。今までトラブルはインターネットで調べていたのに、それが駄目となるとお手上げ。Windows XPはもうマイクロソフトもサポートしていない。日曜日でもあるし、パソコンに詳しい人に助けてもらおうと、近場のルーペのSさんに電話。ちょうど家にいて車で駆けつけてくれた。色々と調べてアドオンをいくつか無効にし、普通に表示できるようになった。いつの間にか色々なものが溜まっていて速度が遅くなり、ついには表示できなくなったものらしい。その場で解決してもらって本当に助かった。持つべきものはパソコンに詳しいお客様。感謝してます。


2013年5月31日(金)
 今日と明日は梅雨の晴れ間だそうでカラッと晴れ上がった。陽射しの中は暑いが、湿度が低いために室内にいると涼しくて気持ちいい。
 寒蘭から春蘭、えびねとずっと蘭がぎっしり並んでいたので焼締鉢を並べておく場所が無く、段ボールに入れて棚下にしまってあった。えびねが片付いた後は場所ができたので奥から出してきて並べる。
 明日から6月。6・7・8月の3ヶ月間は12時開店になるのでご注意ください。明日の6月1日は白石は用事で2時頃になります。


2013年5月30日(木)
 末とはいえまだ5月のうちにすっかり暗い梅雨空。風が強く傘をさすにもしっかり押えないといけない。注文の蘭を荷造り発送し、新芽探しに作場を覗き込む。去年新芽を休んだ株は特に気になって丹念に見て行く。しかし芽が見えるのはごくわずかでまだしばらくはかかりそうだ。


2013年5月29日(水)
 用事があって日曜日を休みにし、結果的に三連休になった。出かける時間以外は自宅の庭の剪定をせっせとやって、侘助にいたチャドクガの毛虫にやられ、又皮膚科に行くはめになった。ひどいブツブツも皮膚科の薬ですぐに治る。この時期の枝の伸び方はすごくて、以前の店では剪定と伐った枝の処理が一仕事だったが、今の店には木が一本もない。楽だが何か寂しい。
 久し振りの感じで店に来ると、クリーム色の小白及と孔雀シモツケが咲いていた。ちょっと水切れするとすぐにくたっとしてしまう山草類や水苔にまず水をやる。
 関東地方が梅雨入りした。平年より大分早い梅雨入りだ。夕方から暗くなって雨が降ってきた。週間天気予報でもしばらく梅雨空が続くようだ。


2013年5月25日(土)
 夕べまでの暑さが一段落して比較的涼しい一日。曇りがちで扇風機の風が寒く感じる。長野のSaさん、静岡のKoさんがここで待ち合わせ。二人とも元は東京組だったのに、転勤で以前のように頻繁に顔を合わせることがなくなった。Saさんは見事に咲いたクマガイソウを持ってきて見せてくれる。長野の気候だと苦労しないでよく出来るのはうらやましい。
 明日は私用で臨時休業させていただきます。ご迷惑をおかけします。月・火が定休日ですので水曜日から営業します。


2013年5月24日(金)
 すっかり夏がきたような毎日だ。今日は18日に窯出しをしたばかりのつくし窯の鉢をいくつか見せてもらうことになっている。そのために夕べのうちに水遣りをして時間を空けておいた。午前中は去年巻いた根巻きを新しくする作業。
 午後少し早目に稲木氏が到着。続いて中野のEさん、都築のMoさんが来る。港北のHaさんも後からやってくる。新作鉢を棚に並べて一日限りのプチ蘭鉢展。鉢を見ながらしゃべって夕方までにぎやかに過ごす。


2013年5月23日(木)
 今日も外は半袖でOKの暑さ。ただ店内や作場にいると涼しくて丁度いい。杭州の新芽を探していたらやっと1鉢見つかった。後は九華の仙緑にも新芽を発見。まだ期待の鉢には見つからないが、後1〜2週間で次々と出てくるだろう。富士吉田のUさんが久し振りに寄る。閉店後に水遣りと消毒。


2013年5月22日(水)
 昨日から夏の暑さになった。えびねはすっかり作場に収まってしまい、急に暇になった。バックの枯れこみが進んだ蘭の枯葉を整理しながら、新芽が出てないか見てみたが、まだ土をきってないようで見つからない。午後から来た横浜のHiさんのところでは、杭州はもう半分くらい新芽が出ているという。こちらは少し出遅れているが、もう少しの辛抱。新芽を発見するときが楽しみだ。
 風があって陽射しが強いから鹿沼土を洗って干す。今まで使っていた質の良い硬質鹿沼は、製造中止でもう入らないことになった。もっと在庫を持っておけばよかった。昔から何度もそういうことはあって、これまでの土が入らなくなったために混合を変えることを余儀なくされた経験がある。気に入った用土が安定的に入ることが望ましいが、用土といえども自然のものだから、取れなくなったり質が変わったりすることがある。試しに別のを送ってもらうことにした。
 ウチョウランの昔の天然ものが少しだけ入荷した。ここで作っていたのもつぼみが大分色づいてきた。
 昨日の休みに我が家の植木を剪定し、落ちた枝を束ねたり袋に詰めたりして環境管理センターに持ち込んだ。さっぱりときれいになったが、その作業をしている時に何かトラブルがあったらしく、左腕が腫れて熱をもってしまった。虫に刺されたのかもしれない。半袖のままやっていたのがいけなかった。基本をおろそかにしてはいけない。


2013年5月19日(日)
 午前中拓也さんが来て入り口の格子引き戸につけてあった波板を外す。これで開くところはすべて開いて風通し優先の夏バージョンになった。店内も山野草中心の涼しげな展示に。
 入り口外に緑を増やそうと色々考えている。車の邪魔にならないことが第一。限られたスペースを有効に利用できて栽培が可能な方法がないものかと、無い知恵をしぼっている。
 風が強く薄着で来たら少し肌寒い。曇り勝ちだったのが夕方からポツポツ降りだした。明日は崩れるようだ。シマッタ!、帰りの傘がない・・。


2013年5月18日(土)
 昨日閉店後にえびねの片付けと水遣りをしてから店を後にした。駒澤大学駅に着いたら通過するはずの急行が止まっている。前の電車が詰まっているのかと思ったら、何と人身事故が起きたところだった。それから駅員、警察、消防と大勢の人が走り回り、上下線ともストップして現場検証が終わるまで延々とホームに立ったまま待たされた。長い時間ドアを閉めたまま混んだ車内にいた乗客は気分の悪い人が何人も出て、今度はその対応でいつ動き出すか分からない。走りだしても混雑は相当なものだろうし、諦めて一旦外へ食事に出た。ずっと立ちっ放しの後、続けて立って帰るのでは大変。駅前には何台もの救急車がいてピカピカやっていた。食事が終わって駅に入った頃には、ダイヤは大幅に乱れているもののちゃんと動いていたが、家に着いたのは11時になってしまった。やれやれ。
 今日は風が結構あるがまあまあ気持ちのいい天気。最後のえびねの植え替えを終えてやっと一区切りついた。夕方消毒をする。


2013年5月17日(金)
 照度計を買った。高性能が必要なわけではないと、アマゾンで簡単な安いのを注文したら、10日以上かかって海外から配達された。包装も簡単なら英文の説明書もいたってシンプル。パナソニックのバッテリーを買って入れ、動くことは動いた。しかしこの数値、信頼できるものなのだろうか。日本のメーカー製のと価格差がありすぎる。
 昨日の雨は朝には止んで今日はいい天気。暑くも無く寒くも無く過ごしやすい。えびねは大分片付いて明日往復すれば終わりそうだ。閉店後に水やり。


2013年5月16日(木)
 作場へ往復して植え替えたえびねを置きに行ったり、並べるシランを株分けしたりと作業中心の一日。韓国春蘭柄物が入荷した他、エノモトチドリを持って来てくれた人も。「三楽」は以前作っていたが、引越し騒ぎの時に駄目になってしまって再チャレンジ。
 日中はいい天気で暑かったが、予報通り夕方から雨になった。それと同時に気温が一気に下がって肌寒くなってきた。雷の心配もあるらしいからぐずぐずしないで帰る。


2013年5月15日(水)
 昨日は真夏の暑さになった。まだ体が慣れず急激な気温上昇に戸惑う。用事があって店に来た時、囲いを撤去しておいて良かったと思ったと同時に、入り口の方も外しておけば良かった。
 今日は昨日ほどではないものの夏日。湿度が低く風が強いから本当によく乾いてしまう。月曜日に山草類を仕入れてきたのを、えびねが片付いた後の棚に並べる。ウチョウランは大分つぼみがしっかりしてきた。


2013年5月12日(日)
 朝来てすぐに手入れの済んだえびねを作場に置きにいく。半袖が丁度いいくらい陽射しが強くて、台車に乗せて道路を押して行く間のかんかん照りが気になる。店を片付けた後だと暗くなるので朝一番の仕事にしているが、10時頃の日はもう高い。
 長年花が終わった直後にえびねの手入れをしてきたが、本当は8月末から9月初めにかけてがいいようだ。株分けはその頃にするが、その時期は蘭鉢展など他のことで忙しく、これから並べるものに気持ちが集中してしまいがち。ついつい植え替えないままということが無いように花後にしている。
 店に持ってきて飾った分だけ作場の棚が空いている。棚や鉢皿をきれいにするにはいいチャンスなので、一度全部出して手に取り、株の具合を確かめたり、枯れた葉を取り除いたり、肥料をやって水苔を新しくしたりする。端に行き過ぎた株や、腐ったバルブがあるのを植え替え、大きな株は後に、小苗は手前に、ラベルが見えるように揃えて置く。花後の確認と来年への覚悟のつもりだ。置くときに葉の向きを考えて、あまり重なり過ぎないようにしていくと、まだ収めるものがいくつもあるのに、棚が一杯になってきた。無理を承知で詰めていくか、東洋蘭を他へ移してえびねの部分を広げるか。どちらにしてもはみ出てくるものがあると思う。毎年頭の痛い問題だ。
 今日は残っていたえびねが下がって、いよいよ今年のえびねはおしまいウチョウランのつぼみがはっきり見えてきた。


2013年5月11日(土)
 昨日の暑さでそろそろ作場を夏モードに切り替える必要を感じた。連休明けからそう思っていたのだが、ずっと気温の変動が激しく暑いと思うと次の日は寒くなったり、ものすごく風が強い日が何度もあったりでそのままになっていた。昨日拓也さんに取り外しを頼んで帰ったのだが、朝来るとすでに開口部を塞いでいた透明波板はすっかり取り外されて片付いていた。コンクリートの中というのは暑さも寒さも多少緩和されているものだが、成育のためにはある程度の温度は確保した方がいいと後から付けて貰ったものだ。今年の冬はいつになく寒い冬だったから、これのおかげで植物も人間もずい分助かった。厳しい寒波もすごい猛暑も必ずあるものなのに、そうなってから慌てるのは想像力の欠如か。それを経験してから対策を講ずるのが毎度のことだ。まだ入り口側は風除けを付けたままで、もう少し様子をみている。
 今日は弱い雨で昨日よりは大分気温が低い。作場までの往復は出来ないから、用土を作ったり、店内にあるえびねを片っ端から植え替えて作に入る準備をする。明日止んだらこれらを作場に収めに行く。
 シンビジウムと蓮弁蘭の交配種である「ミステリーアイランド・シルクロード」に花がきているのを発見。去年の休業中は雨のかかる地面に置かれてすっかり葉が傷んでしまった。引っ越してくるとき一応持って来たが、春蘭・寒蘭などを収めるのに精一杯で、入り口外に冬の間中置かれ、冷たい風が吹きつけて更に葉が傷んだ。株分けしたのを持って行った駒場のWaさんが花が咲いたと言っていたが、適当な置き場所が確保できないまま放置した結果になって、今年は花は無いものと諦めていた。健気に花を咲かせたのを、えびねが終わって空いた棚に入れてやる。


2013年5月10日(金)
 
関東で30℃になったところがあったという。東京は29℃で今年一番の暑さ。外を歩くと暑いが、店の中にいたり植え替えをやっていると丁度いい。展示会の終わり頃に出してきて少し新鮮さを保っていたえびねも、3鉢くらいを残してほとんど花が終わった。つぼみが色づいてきたシラン桃花を植え替、株分けして並べる。朝から棚を片付け、一日立ちっ放しで植え替えをしていたら、さすがにくたびれた。


2013年5月9日(木)
 
東京は異常乾燥注意報が出っぱなしのカラカラ陽気。月曜日に水をたっぷりやって、どの鉢も乾き具合を確かめた筈が、火・水の休みに後片付けに来てみるともう乾いている。外の苔類は毎日の水遣りが欠かせない。
 今日は半袖の人をたくさん見かける。所によっては夏日と言っているから気温は上がったのだろうが、店の中はひんやりしている。えびねを下げに来たKiさんが、「ここなら暑がる植物もできるんじゃないですか?」と言う。スペースに余裕があれば色々なものをやってみたいが、どうやっておけるか悩んでいるのが現実だ。
 植え替えをしながら片付けるものは片付けていく。「自然と野生ラン」6月号
が入荷


2013年5月6日(月)
 ゴールデンウィークが終わった。えびね展も終わった。何とか最後まで見られる花が残ってほっとすると同時に、2年ぶりにえびね展を開けてうれしかった。
 日中の気温は20℃を超える暖かい一日。植え替えをしたり用土を作ったりの作業中心だったが、何人かがえびねを見に来てくれる。閉店間際に目黒のNiさんが寄って、終わりかけだが何とか花が分かる株をいくつも持って行く。
 今週は明日、明後日の(火・水)が休みになります。ご注意ください。


2013年5月5日(日)
 
穏やかな子供の日。五月晴れとはいかないが暖かく過ごしやすい。但し風が無いから鯉のぼりはあまり元気が出ないかも。
 ひたすら植え替えをする。世田谷のTaさん夫妻が来てくれて名残のえびねを楽しむ。「本当に久し振り」という人が二人現れておしゃべり。夕方植え替えの終わったえびねを作場に持っていって、作場の整理もする。


2013年5月4日(土)
 
昨日えびねの手入れがあまり進まなかった分、今日は植え替え、用土作りなど作業が捗る。終わったものは台車に乗せて作場に置きに行き、明日の分を持って来たが、最後に全部収まるかどうかが気がかり。割っておかないと売り物として困る反面、どうやって置くかが悩みになる。東京では趣味家も皆同じで、いくらでも置ける広い場所で作れる人がうらやましいが、そんなに数作ったら一人で管理し切れないのも事実。どうしたって手に負える範囲は自ずと限定される。
 今日も気温はそれほど高くないが、空気が乾燥していてよく乾く。夜には所により雷雨もあるそうで、夕方から少し空が黒くなってきた


2013年5月3日(金)
 5月に入って我が家のファンヒーターを外したら途端に寒さが戻った。今朝などかなり寒かったが厚着で我慢。北海道は震える寒さになったようで、いくら北国でもこの時期としては異例の冷え込みだろう。
 朝早く来て植え替えの終わったえびねを作場に戻しに行く。皿を洗って、葉の向きを考えながら1鉢づつ棚に収め、次のえびねを持って来る。開店の11時を少し過ぎてしまったが、「少しの間店を離れています」のプレートを下げておいたし、誰も来ていなかったと安心して午前中は植え替えをする。昼過ぎに来た世田谷のTaさんから「まだ戻ってない時間に一度来た」と言われてしまい、申し訳ないことをした。葛飾のOさん、阿佐ヶ谷のOさんなど、えびねマニアが顔を合わせてえびね談義が始まる。一緒に話に加わって楽しい時間を過ごした。
 閉店後水遣りと消毒をする。今年は液肥をこまめにやろうと決心したが、新しく買った電池式の噴霧器が調子よくて実行できそうだ。楽々できるので苦にならにのは助かる。


013年5月2日(木)
 去年の休業中にほとんど駄目になったと思っていたウチョウランが、一部は助かって芽を出している。しばらく前に店の方に持って来て作場の棚に置いていたが、徒長ぎみなのが気になって、休み前の月曜日に外へ出した。当日は穏やかな天気だったが、風が来ることも考えて雨がかからないところに置いて、少し背の高い植物で周りを囲っておいた。それが火曜日は一転強い南風が吹きまくって、休みで店に来なかったが、きっと吹き飛ばされて鉢から飛び出しているのではないかと心配した。水曜日にえびねを少し運んできたときに見ると、何事もなかったかのようでほっとする。どの植物でも置き場所が一番肝心で、それが合わないとどんなに一生懸命でもいい結果は望めない。作場が変わるということは、その場所探しを一からやり直すということで、暗中模索が続く。
 えびねはほとんどがくたびれてきたが、最後になって割りと寒い日が多かったため、予想よりは花がもった。今日も比較的気温が低く、暖かい服装で来た。えびねの発送があって荷造りしたり、植え替えをしたり、用土を作ったりと、作業が色々ある。湿度が低くて乾いている鉢には水遣り。こんな時期になってもえびねを買いにくる人が何人もいて、まだ花がしっかりしている中から選んでいく。
 明日からゴールデンウィークの後半。明日行きますの電話もある。人によっては10連休という豪華な休みの人もいるらしい。この時期まできれいなえびねを並べられると最高だが。


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えびねと東洋蘭の店 すずき園芸
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