top   目次   バックナンバー目次   「朝・昼・晩」

         38       
2013年4月29日(月)
 ゴールデンウィーク前半の最終日。今年は見事に連休が二つに分かれてしまった。朝10時に来る人がいて早目に出てくる。その後入れ替わり立ち代りで、植え替え途中で根をむき出しにしたのをしばらく放置したままということもあった。この店に移転してから初めてという人が二人いて、どちらも「場所はすぐに分かりました」。HPで外観の写真が頭に入っている人はOKだが、入り口が道路から少し入っていて分かりにくいというのも事実。
 27、28、29と阿佐ヶ谷で一茎九華展をやっていて、何とか行きたいと思っていたが、自分のところでも展示会をしているのだから店を空けにくい。Oさんなど大阪からはるばる阿佐ヶ谷まで見に来た人もいるというのに、今回は失礼してしまった。Oさんはわざわざこちらの店にも寄ってくれて、滅多に来られないからとゆっくりしていってくれる。何人も来てくれているのに花が盛りを過ぎてしまって残念だが、それぞれ忙しくて都合があるのだから仕方ない。
 名品ニオイの苗が追加され、下が開き始めたニオイも1鉢持って来た。今日は休日で営業だったが、その分火曜日、水曜日が休みになるのでご注意ください。


2013年4月28日(日)
 風もなく暖かで行楽にもってこいの陽気。花はほとんど盛りを過ぎて、まだ見られるのは半分以下。これから盛りを迎えるのは数鉢になってしまった。今日あたりはもう暇だろうと思っていたら、初めてのお客さんが何人か来たり、群馬のIさん、阿佐ヶ谷のOさん、長野のSaさん、横浜のAさんなどが来て結構にぎやかな一日だった。展示品や即売品で出ていたものが大分下がって棚に余裕ができたので、残ったのを見やすい位置に並べ替える。
 閉店後全面的に水遣り、消毒。


2013年4月27日(土)
 夕べは結局東京も神奈川も雨にはならなず、風が強いだけで終わった。今日も引き続き風は強い。作場を往復してえびねを持ってきたり、植え替えの終わったものを持っていったり。
 花が終わりかけてきた今日になって、昔からのお客さんたちが顔を揃える。話をする合間に必死で植え替え。


2013年4月26日(金)
 昨日に続いて暖かいが風が強い。朝早く来て作場に行き、花が咲いているのと植え替えるのを数鉢持って来る。箱に入れて抱えてくるので大して数を持てない。途中マンションの横を通るときは、ビル風も加わって花が煽られる。植え替えるものは植え替え、後は水苔だけ新しくして肥料をやる。作場では鉢皿をひっくり返してえびねを乗せていて、えびねの手入れをする時には鉢皿も洗ってきれいにする。用土や水苔が新しくなって新葉が展開する時期は、えびね棚は本当にきれいだ。それを目指して手入れを始めたが、何しろ店と離れているので今までのようにできるかどうか不安。どういう方法でやれば可能か、一生懸命考えている。
 植え替えに疲れた頃、やはり一息つきにきた人が何人もいて、そのときは一緒にお茶にして一休み。植え替えは好きだがやはり大変だ。風が強くてえびねの鉢がよく乾く。店内の展示品のほとんどを外に出して水をやったが、風に煽られる花が心配で急いで取り込む。夕方もう一回作場に行って植え替えるえびねを持って来る。今日はいい天気だったのに、これから大荒れになるという。ところによってはゲリラ豪雨や雷もというから急いで帰らなくては。


2013年4月25日(木)
 気温が20℃を超して暖かくなった。朝作場に行ってえびねを少し持って来る。昨日頼んだ水苔が届いて、棚に並べたり、振込みに行ったり、昨日の鉢を洗ったりと雑用に追われる。もう一つ宅急便が届いて開けてみると鉢が出てきた。千葉蘭園の長野さんが、松村鉢を和田窯でもう一度焼いてみたらどうなるかと、以前にたくさん持って行ったものだった。釉薬を用いないで色々と温度を変えて、窯変が出るかどうか実験的に試したレポートも付いている。緑がかった窯変が出るが、高温で長時間焼くと変形してしまう。40年くらい経ったもので、土も高温に向かないものなのかもしれない。
 練馬のKiさんが寄って、持って来たえびねや鉢に早速目をつける。これから伊東のニオイエビネ展に行くところだそうだ。久し振りの世田谷のIさんが、プレゼント用にえびねを買いに来る。自分用なら終わりかけた花を見て選んでもいいが、プレゼント用だとまだつぼみが残っていてこれから楽しめるものでないといけない。結局後から棚を飾ろうと持って来たものが出てしまった。川崎のKiさんも夕方来て、洗っておいた鉢を選んでいく。閉店後にもえびねの作場に行って水遣りをする。


2013年4月24日(水)
 細かい雨が降ったり止んだり。昨日出てきて水遣りをしたり用土を作ったりしておいたのを袋詰めをし、店内を片付ける。今日来る予定の人が、天気が悪いから延期するとの電話があり、急に暇になったが、多摩市のIさんが水苔を買いに来て、入荷したニオイエビネも持っていく。水苔が在庫切れになって急いで注文する。
 川崎のIさんが、えびねの鉢をたくさん持って来てくれた。長いこと保管したままなのを、洗って表に並べていると、中野のEさんが来る。早くに咲いたえびねは花が終わってしまったのが多い。昨日自宅から少しもってきたので、終わってきたえびねと入れ替える。我が家は都心とはかなり温度が違うので、花も遅れて咲く。展示会の終わりの方で、大半がくたびれて来た頃に並べるのに丁度いい。いつも遅い品種などはまだつぼみのもある。最初に並べたえびねを下げたので少し棚に余裕ができた。明日はすずき園芸の作場からも少し追加しよう。


2013年4月21日(日)
 昔えびね展は曜日に関係なく、4月21日から5月5日までと決まっていた。えびねブームの対象がサツマ、ヒゼンなどを中心としていた頃、平均開花日を基に決めたものだ。えびね展の間は定休日も休まず、その2週間の間はわーっとお祭り騒ぎになったものだった。その後ニオイ・コオズが中心になり、4月半ばから咲き始めるものだから、展示会の始まりも早くなった。特に温度をかけている品が並ぶようになり、今年は3月中に満開の花が棚を飾った。従来なら今日がえびね展初日のはずだ。もう大分くたびれてきた花もあり、今年は終盤の様相を呈している。
 昨日に続き寒さに震えて、一度仕舞った足元用ヒーターを出してきた。花を少しでももたせたいので、寒いのを我慢していたら風邪をひいてしまったらしい。冷たい雨は午後には止んで、毎年来てくれる埼玉のSiさん、神代植物園のえびね展に行ってきたという造園のIさんが来てくれる。そこにニオイエビネの即売品が追加入荷して、早速選んでいく。「今日来てみてよかった」。このところの夏の暑さ、冬の寒さが極端で、苦戦している人が多い。自然相手だからどうしようもないが。


2013年4月20日(土)
 寒かった昨日より8℃も下がったとかで、冬のコートを着てきた。昼前には雨も降ってきて、扇風機を止め、入り口も閉めてしまう。いつもえびね展にはこうした寒い日があるものだ、
 花が咲いているえびねを送らなくてはならないので、昨日遅くまでかかって段ボールを用意した。大き過ぎず小さ過ぎずの箱を探すのがまず第一。大きさが足りないときは継ぎ足す。箱が決まったら鉢を固定するための台になる箱を作る。段ボールの内側の寸法と鉢の高さを考えて作った台に、鉢が丁度納まる丸い穴をあける。今回は2鉢だから穴も二つ。そこまで準備してめどをつけ、昨日は帰った。朝送るえびねを土がこぼれないように包んで穴に固定し、持ち手の部分を開け、何箇所もガムテープで止めて完了。今日の寒さは蒸れる心配が無くてこの時期送るには好都合だ。こんなに大変な発送作業も毎回やっているから大分うまくなってきた。こうした展開図などは決して得意な方ではないが、うまくいったときは「傑作!」と自画自賛したくなる。花が咲いている株を鉢ごと送ることを考えたら、花なしの根巻きを送るのは実に簡単だ。えびねも寒蘭も、シンビジウムやシクラメンに較べると、何とデリケートな花なのだろう。発送を終えると大仕事を終えたような気分になった。荷造りをしているところに調布のMiさんが売約のえびねを取りにきて用土なども買っていく。
 頼んであったゼオライトや焼赤玉が届いたので、混合砂の準備もあるのだが、寒いし薄暗くてどうにもテンションが上がらない。何人かえびねを見に来てくれたが、天気が悪く昨日に較べたらずっと静か。ちょっと風邪気味でもあり、店内でえびねの撮影をして過ごす。


2013年4月19日(金)
 寒さが戻って又暖かい服装になる。寒い週末になるらしく、夏日には冬囲いを取り外したくなるが、やはり連休過ぎまでは囲っておいた方がよさそうだ。
 朝作場に行ってウチョウランの芽が出ているのを少し持って来た。仮住まいの間にほとんど駄目になったと思っていたら、いくつかは健気に育っていた。もう一度行ってえびねも持ってこようと思っていたら、調布のMさん、朝霞のIさん、北区のMさん、Sさん、埼玉のAさん、横浜のOさんなど、えびねのお客さんが次々と来てくれて取りに行けなくなった。お昼を食べるひまがないというのはえびね展だけのことだが、久し振りにそんな日だった。電話も何本もかかって、やはりえびね愛好者が健在なのを実感する。
 風が強く店内のえびねもよく乾く。外に出して水遣りをするにも、強い風が当たって気が気ではないが、ほとんどのえびねに水を遣る。発送の荷作りもあって、閉店後は又段ボールと格闘だ。


2013年4月18日(木)
 発送が2件あって、花が咲いているえびねを送るのに色々工夫をする。段ボールを床に広げ、はさみ、カッター、ものさし、ガムテープを総動員して梱包し、何とか無事に送った。中身によって様々な形の箱が必要になるし、工作に使うものもあるので、簡単に段ボールが捨てられない。
 えびね専門の人が何人も見に来てくれて、「2年ぶりですね」という顔ぶれが揃った。それぞれの人生に色々なことがあって、ずっとベストの状態で作れたわけではないが、それを乗り越えて又えびねを楽しみたいと来てくれるのはうれしい。「これを何とか」と新たなチャレンジの品を買っていく。
 ニオイエビネが3鉢と、交配種などの即売品がたくさん入荷して棚に並べきれなくなり、うれしい悲鳴。


2013年4月17日(水)
 昨日は神代植物園えびね展初日に行ってきた。色々な展示会に行くが昨日が一番の人出。植物園の駐車場にはたくさんの車が停まっていたし、えびね展会場もずい分見て行く人が多かった。一般の人に受け入れられる度合いはえびねが一番かもしれない。
 今日は朝から暖かくて半袖で来た。川崎のIさんが売約の蓮弁蘭を買いに来たり、富士吉田のUさんが展示したままの蓮弁蘭を引き取りにくる。二人とも諸々の事情で忙しくて来られなかったため、ずい分遅くなってしまったが、店に入るなり「わっ、すっかりえびねですね」とこの前来た時とは様変わりの店内に驚いていた。
 夕方えびねが入荷。早くに飾ったもののうち花がくたびれてきたのは下げて、新たにコオズ、ジエビネを並べたので、棚が又新鮮になった。明日の夕方には又ニオイエビネが少し追加される予定。
 このところ風が強い日が多く、気温も上がってよく乾く。遅くなってから全面的に水遣りと消毒をする。


2013年4月14日(日)
 20℃以上になるという予報だが、曇って風が強く、思ったほど暖かくない。朝作場に寄って、店に持って来るえびねを探す。今日は「喜紫王」の苗とキエビネの斑入りを抱えてきた。後はコンテナに入れてきたので、車で運ぶしかない。今店に並んでいるのはかなり早く咲いた口なので、ほとんどが上まで咲きあがっている。そろそろ一番下が終わってきたのもあって、これからが本番の自前のえびねがその次に控えている。
 昔からえびね一筋のお客さんが選んでいった後、色々な蘭が好きで時々来る若い人が、初めてニオイエビネに挑戦と、無名だが青紫弁で舌の真っ白なのを買っていく。東洋蘭が好きな人らしいセンスで中々いい選び方。これから始める人にとっては今は買いやすい値段になっているのでとてもいいと思う。若い人にはついついサービスしてしまうが、じっくりと続けて欲しいものだ。


2013年4月13日(土)
 今日から正式にえびね展。もう3月末からえびねが並んでいるからとっくに始まっていると思っているが、この日付けの通りに「今日からですね」と来てくれる人が何人かいる。
 朝作場に寄ってえびねを少し持ってきた。咲いているのは一部でつぼみの状態のが多いが、来週は暖かくなるそうだから一気に開くかもしれない。作場が目の前にないと不便ではあるが、まあまあ良くできていたのでホッとする。何回も取りにいきたいところだが、えびねの時期はお客さんが多いので、あまり店を空けられない。定休日に運ぶことにする。阿佐ヶ谷のOさん、葛飾のOさんなどえびね専門のお客さんから電話が入ったり、久し振りの人や初めての人、この間も来た人などがえびねを選んでいく。
 日中は日が射すがそれほど暖かくはならない。早朝には又阪神淡路の方で大きな地震があった。被害が無いことを祈る。本当に日本は災害列島だ。


2013年4月12日(金)
 昨日は問合せメールに返事をしていてすっかり遅くなり、色々入荷したえびねをパソコンに入力したり、HPに載せたりする作業が出来ないまま帰ってしまった。毎日の事務作業はその都度やっておかないと、忘れたりして後から困ることになる。今朝すぐに昨日の残りを済ませておく。
 花が咲いているえびねの発送があって、花の高さに合わせて大きな段ボール箱を切って組み立てなおす工作をする。鉢がすっぱり入るように台を作ってはめ込むなど、蘭でもずい分やったから段々コツを掴んできた。しかしここで万全の手当てをしたつもりでも、運ぶ作業は他人の手にゆだねるのだから、どこでどういう扱いをされるか分からない。ていねいに扱って欲しいと思いながら梱包すると、自分で届けたいような気分になる。
 多摩市のIさんが来てくれる。えびねのお客さんは1年中来ている蘭のお客さんと違って、この時期だけしか顔を見せない人が多い。だからえびね展の準備をしている段階では、まだご無沙汰のままという不安がある。それが花が咲いてきて、メールや電話や実際に来店されるなど、いつもの顔ぶれがやっぱり来てくれると、それと共にこちらのテンションも高くなる。特に去年建替えのためにえびね展が飛んでしまったから2年ぶりの顔合わせ。満開のえびねを一緒に楽しめる幸せを感じている。


2013年4月11日(木)
 朝来てすぐにえびね展の案内状印刷にかかる。新しいプリンタが多機能タイプなので給紙が面倒。たくさんの葉書を印刷するとなると、ほとんどついてないといけない。裏面が終わり宛名印刷にかかったが、今までと違い印刷面を下にしてセットする方式だから、うっかり逆にして失敗したのもある。郵便局まで走って葉書を交換し、全部印刷が終わって投函できたのは夕方になってしまった。もう店一杯えびねが並んでいるというのに。
 午前と午後えびねの入荷がある。HPに反映したいが、忙しくて間に合わない。案内状の有無にかかわり無く、ちゃんとHPを見て出かけてくれる人がいて、まだ品物が揃っている間にいくつも選んでいく。今年の花の早さは異常で、もうほとんど終わってしまった人もいるようだ。展示会はこれからなのに、タイミングが合わない苦労は早くても遅くても深刻だ。日中雨の時間帯もあってかなり寒かった。


2013年4月10日(水)
 昨日も風が強い一日だった。今朝来て表の水苔に真っ先に水を遣る。今日は気温もそれほど上がらない。寒いほどではないが、どんよりとしたまま。
 植え替えをしていてすっかり遅くなったえびね展の案内状を急がなくてはならない。レイアウトだけ作って印刷は明日。
 えびね名品の花なし苗が入荷。「育てて花を咲かせるのが好き」というお客さんが早速選んでいく。明日はニオイエビネの展示品を持ってきてくれる人がいて、いよいよえびね本番だ。「自然と野生ラン」5月号が入荷した。


2013年4月7日(日)
 やはり夜中は豪雨になった。襲いかかるような雨の音が耳につく。大雨洪水警報が出されたが数時間で収まり、朝はもう日が出ていた。洗ったようにぴかぴかの青空が高く抜け、西の方には入道雲のようなもくもくの白い雲が見える。雨は通り抜けたが風は残った。突風が吹いて、歩いていて何かにつかまりたくなるような時がある。夕べ雨が激しい時は風はそれほどでもなかったから、雨と風がずれてきたようだ。看板を出したが飛んでしまう。隣の洗濯物がハンガーごと飛んできて外の山草をなぎ倒す。すごい風だが気温は高く東京は23℃まで上がった。
 朝来たらお客さんがすでに待っていて、その後も蘭や用土、鉢など色々なものが動く。春蘭の残りを今日下げるので、事務処理がたくさんあり、ぎりぎりまで下げる鉢のちぇっくなどで時間を取られる。合間に植え替えと混合砂作り。砂は販売用と自家用ですぐに無くなる。
 「えびね2013」をアップ。品種名だけなので気になるものがあったら問い合わせてください。これから徐々に追加予定です。


2013年4月6日(土)
 「無用の外出は控えるように」とテレビで繰り返し言っているから完全武装で来た。朝は雨も降ってなかったし、風もそれほどでもなかったが、帰りのことを考えての事。午後から降ってきたものの、少し低気圧の進み方が遅いのか今日のところは大した雨では無い。テレビが無いからニュースが分からず、地方によっては大変だったのかもしれないが、東京は今夜から明日にかけてがひどいのか。
 朝来たら長野のSaさんが待っていた。午後からは横浜のTaさんが注文の蘭を持ってきてくれる。後は一日中植え替え。大分進んで全部植え替えるという目標は7割に近づいた。
 今日は天候を考えて早目に引き揚げる。


2013年4月5日(金)
 今日も昨日と同じように晴れて暖かい。この天気は今日までで、明日、明後日の週末は大雨と暴風に警戒せよという予報だ。今日中に砂を洗っておかないと、明日は作業できそうもないから、時間を見つけて砂を洗って干す。
 えびねが棚一杯に並んだと書くと、ちゃんと察して展示品を下げに来てくれる。すぐに連絡があって、春蘭系統は日曜日にすべて引き揚げられることになった。悪天候で支障がなければいいが。店が狭いためいつまでも終わったものを置いておくことができない。今日も近くのSuさんが展示品を下げに来る。
 駒場のWaさんが九華を抱えてきたので、ここで花が上がったのも出して飾る。


2013年4月4日(木)
 朝から晴れて暖かい。日中は20℃を超えたようで、お日様を見るのは久し振り。気持ちのいい天気になった。寒い日や雨の日、風が強い日には外に出たくないが、こういう日には先ず山草の棚を見たくなる。イトススキの枯れた葉の間から青い新芽が見え始め、枯れ木に橙色の実がはじけていたツルウメドモキはびっくりするくらい葉が茂っていた。茶色くなっていたトクサは青々とし始め、アサギリソウはきれいに葉が出揃っている。この間まで枯れた鉢が並んでいたのに、どれもこれも新芽が吹いて生き生きしてきた。こんな時は園芸を趣味としていて本当に良かったと思う。公園の見事な花を見て歩くのも確かにきれいでいいが、自分で育てている鉢に緑が見え始めた時のうれしさは喩えようが無い。蘭作りに一喜一憂しながら、新芽が出た、花芽が見えたというのも、育てているからこその喜びであって、ただのお花見とは全く違うものだ。
 山草の鉢をきれいに整えて、蘭の植え替えにかかる。夕方えびねの第2弾がが入荷。押し出された春蘭は端の方にまとめられた。棚一杯にえびねが並んですごい香りだ。


2013年4月3日(水)
 早くも四月。いかにも新入社員らしい人達を見かける季節になった。土曜日から天気が崩れて降らなかったのは月曜日だけ。昨日も本降りで寒かったが、今日はそれに風も加わって悪天候のピークだ。傘が飛ばされそうな横殴りの雨で、服も靴もびっしょり。やっとの事で店にたどり着いた。こんな天候でも隣の建設現場は仕事をしていて、工事の音とともに現場を覆っているシートがばたばたと煽られる大きな音が聞こえてくる。立て看板は飛んでしまうといけないので、今日は出さずにおく。
 こんな天気に来る人も無いと、店の中で混合砂を作り、袋詰めをする。その後は止まっていた植え替えの続き。この悪天候で思いがけず植え替えが進んだ。
 雨は3時過ぎには上がって夕方には西の空が明るくなってきた。嵐は通り過ぎたようだ。明日は又気温が高くなる予報。人も蘭も合わせるのが大変だ。


2013年3月31日(日)
 昨日今日は10℃も気温が下がって時折弱い雨を感じる同じような天気。桜は満開を大分過ぎて、道路の端に散った花びらが雪のように積もっている。次の週末にはもうお花見は無理かもしれない。
 寒いと入り口の戸を閉めておくので、店はますます目立たない。目黒のOさんが展示品を下げに来た後、初めてのお客さんがHPを見て訪ねてきてくれたが、やはり大分探したようだ。今工事中の隣のマンションが完成すれば、道路近くに看板をつける予定だが、今はフェンスに囲まれていてどうにもならない。何とか探してくださいと願うばかりだ。
 朶々香黄花を株分けしたが、小さな鉢一杯に根が回っていて抜けない。ゴムハンマーで叩いても抜くのにずい分苦労した。立派な根ではあるが、こんなに株分けが大変なのも珍しかった。
 夕方目黒のNiさんが寄ってえびねを選んでいく。


2013年3月29日(金)
 朝から暖かい空気に包まれていて上着が邪魔になる。郵便局に振込みに行った後、混合砂を買いに来た人がいて、急遽洗ってある砂を混合し、袋詰めして渡す。この分ではこれもすぐに無くなると、次の分を洗っておく。今日は店の駐車場で門扉の基礎工事が始まり、いつも砂を干しておくところが使えない。後は明日にして植え替えの続きをする。
 春蘭の花が終わったのを下げて少し棚に余裕ができた。「春蘭・奥地蘭2013」の60)蓮弁蘭兜花が人気で今日株分けする。後のために花を残したので花つきのところが2条残って一際目立っている。


2013年3月28日(木)
 ポカポカと春らしい陽気。昨日は10℃以下で今日は20℃くらいまで上がったか。どうにも変化が激しすぎる。混合砂を作るために今日は赤ボラを洗って干す。混ぜる前の用土のストックがちゃんとあって、いつでも使える混合砂がたくさん作ってあるととても安心できるが、いつも必要ぎりぎりで植え替えとの追いかけっこだ。
 昨日今日は隣の工事現場ですごい音を立てている。表で砂をいじっていると、サッシを開けておいても電話の音が聞こえなかったと思う。店内に入ると切れた後だったりして申し訳ないことをした。


2013年3月27日(水)
 ブルブルの真冬に戻ってしまった。朝降っていた冷たい雨は昼過ぎには上がったが、太陽は全く顔を出さず気温も一桁。寒くて久し振りに暖房をつける。
 初めてのお客さんが訪ねてきてえびねを買っていった後、植え替え用の用土や鉢を買いに来たお客さんがいて、この間作っておいた洗った用土は無くなってしまった。植え替え時期ということで、鹿沼土や赤ボラを取り寄せておいたところだ。寒いが次の土を作るために鹿沼土を洗う。えびねを見に若い男の子が来て若い記録更新か。 
 今日は4時半で店を閉めます。


2013年3月24日(日)
 寒さが戻って冬の上着で来た。店に着いたら拓哉さんが敷地の端の草取りをしていた。この間から急激に雑草が伸びて気になっていたところ。家の方に置いてあるえびねの消毒などもしてもらう。
 昨日発送が出来なかった蘭の荷作りをする。極端に葉の長いのがあって、通常の蘭を送る段ボールでは入らない。植物用蛍光灯を送ってきた時のうんと細長い段ボールを取っておいてよかった。それを株の長さに縮める工作に時間がかかる。荷造りが完成しないうちに藤沢のIさんが来て蘭を選んでいった。
 昨日入荷したえびねを棚に並べるのに、先ず花が終わった中国春蘭を作場に片付け、並んでいた蓮弁蘭を棚の右半分に移動させた後、空いた棚を掃除してえびねを並べる。丁度大黒柱を境にえびねと後から入荷した蓮弁蘭が丁度いい具合に収まった。
 その後は町田のIさん、埼玉のKuさん、港北のHaさん、中野のEさん、下町のHiさん、川崎のKiさん、造園のIさんなどが集まってきて、久し振りに夕方まで座ってにぎやかにおしゃべり。合間に何とか荷造りを終えて無事発送できた。皆が帰った後蘭の水遣りと消毒。明日は休みという日はその手当てが忙しい。蓮弁蘭の栽培品が又少し入荷したが、撮影は水曜日になる。水曜日は私用で夕方4時半に閉店させていただきますのでご注意ください。


2013年3月23日(土)
 5分咲きどころか東京の桜は昨日満開になった。何という早さ。以前は近くの中里バス停の前に大きな桜の木があったのだが、何年か前に伐られてマンションになってしまった。それ以来駅から店までの道に桜の木は無い。
 茨城のKoさんが来て、展示会に出品していた蘭を引き揚げる。中国春蘭一花が皆大株で、寒蘭鉢に植わって花がたくさん着いていたもの。葉の艶が良く傷んだところがないのはすばらしい。一年中週に一度転勤先から帰って週末毎に水を遣るという。一週間水がもつような植え方をしているのだろうが、手をかけないのに抜群の栽培上手だ。
 もう一人手をかけないで上手なのは何でも大株の目黒のOさん。植え替えもそれほどまめにしているとは思えない用土の汚れ方。後にバルブがたくさんついたままで、新芽はずんずん前に進み、鉢の縁に寄っている。ぱっと見た目はお世辞にもきれいな作りとは言えないが、鉢を開けてみると根が一本も傷んでない。根先まできれいなのがぎっしりで感心してしまう。「用土は面倒だから洗わないでそのまま植える」と言われるし、こんなにいい結果を見せられると気持ちがぐらぐらしてしまう。
 シーズン最後の大バーゲン価格で出した栽培品の奥地蘭が、「あんまり安いから」と注文が来たが、発送の支度をしようとしたらえびねの第一弾が入荷した。品物が入ると事務手続きなどが色々とあって、奥地蘭の追加分もようやく今日HPに写真を載せたところだ。明日は春蘭を少し片付け、棚の半分をえびねに切り替えたい。結局植え替えは出来ず、あまりの春の早さに追いまくられている。


2013年3月22日(金)
 朝来たら昨日つけた植物蛍光灯のタイマーはきちんと機能していて、都合3台が点灯していた。普通の天井付け蛍光灯と合わせると、今までちょっと暗かった隅まで満遍なく明るい。植え替え時の手元もずっと作業しやすくなった。すぐに植え替えにかかる。
 暖かくなるという予報に薄着で来たら朝のうちは結構寒かった。昼頃にはすっかりいい天気になって、気温も上がる。昨日洗った砂を日向に干しながら、外で作業しても気持ちがいい。桜はもう5分咲きくらいか。
 一日中ずっと植え替え。夕方蓮弁蘭の栽培品が入荷する。温度をかけないで国内で作っていると花は今頃になってしまう。少し前に入った荷花弁の選別品ばかりで条数は殖えているが、シーズン最後の入荷でもあるし、価格は思い切りお買い得価格。


2013年3月21日(木)
 今日は又季節が戻って冬の服装になる。毎日の変動が激しくて、天気予報をよく聞いてからでないと、着ていく服が決まらない。
 昨日窓枠にテンションポールを突っ張って薄いカーテンを吊るしたが、木製の枠があまりにすべすべしていてカーテンを開け閉めすると棒自体が少しずれてくる。両端に滑り止めを挟めばいいかと100円ショップを探し回った。スーパーなどで思うようなものが無く、ちょっと遠い100円ショップまで行ってみると、まさに「無いものは無い」。「こんなものがあったらいいな」と思うものが必ず見つかるというのはすごい事だ。しかも105円で。結局車のダッシュボードに携帯などを置いておくための小さな滑り止めシートを買ってきた。これをただダッシュボードに載せてその上に携帯を置いておけば、運転中も落ちることがないのだそうだ。本当かな?と思うが、自由にカットできるし、テンションポールの端に取り付けて突っ張ってみると、今までより確かに動かなくなった。素材はまさに日進月歩だ。途中ちょっと店を留守にして買い物に歩いたが、カーテンの件は無事一件落着した。
 天気がいいと混合砂作り。赤ボラ、硬質鹿沼を洗って干す。篩っただけで辺りは埃だらけになるが、洗うと更にかなりの微塵が出る。これまた100円ショップで買った流しのゴミ受けに被せるネットがある。これを利用して、微塵が排水管に流れていかないようにしているが、砂を洗った後はネットに引っかかった微塵で流れを塞ぐほどだ。篩っただけで植えると、この微塵がすべて鉢の中に滞留するのだと思うと、大変だがやはり洗って使おうとせっせと洗っている。
 夕方作場の植物用蛍光灯を追加する工事に来てくれて、反対側にもう1台付いた。


2013年3月20日(水)
 月曜日は春の嵐。昨日の火曜日は夏日。極端な天気が続く。月曜日の夜は台風並みの風と雨で、前の店だったら鉢が倒れるのを心配しただろう。火曜日は一転気温が上がって暑いほど。用事があったついでに店に寄って嵐のあとを確かめたが、別段被害は無いようだ。夏のようになって、日曜日に扇風機をつけて帰ったのは正解だった。この陽気で桜がどんどん開花しそうだ。
 隣の工事現場に向いて開いている窓から午後になると陽が射しこむ。それがこのところずい分強くなってきたので、日除けのカーテンを吊るそうと、月曜日にカーテンを縫った。それを火曜日に持って来たのだが、ついでにメールをチェックしたら注文の蘭の発送が、今日の休日に受け取り希望だとわかり、急遽切ったはったの工作を始めて梱包発送。結局カーテンを取り付ける時間が無くなり、今朝早く出てきて作業を終える。
 作場の風除けに付けた波板を近いうちに外さなくてはならない。それを保管する場所が必要になるので、物置に入っていた鹿沼土を別の場所に移動させる。結果、各種用土が一箇所にまとまり、数量を一目で把握しやすくなった。自分で植え替えるだけでなく、お客さんも植え替え用土を必要とするから、混合砂をこれからどんどん作らなくてはならない。


2013年3月17日(日)
 朝直行で上野まで。公園内を歩いて東照宮に向かうと、なるほど桜が咲いている。場所によってばらつきがあるが、日当たりのいい木などは予想以上に開いていた。暖かくていい天気になったので園内はすごい人出だ。春蘭展は相変わらず見事な色出しの日本春蘭が中心で、奥地蘭も少し混じっている。春蘭展はいつもここがフィナーレ。桜とダブルのお花見をさせてもらった。
 朝早く行ったので昼前には店に戻り、急いで開店する。水遣り、消毒などをして、この間入荷した奥地蘭の写真をHPに載せた。香蘭会の人達が帰りに寄り、遅くなって株分け作業が始まる。


2013年3月16日(土)
 東京は桜の開花宣言が出た。最も早い時期の開花だそうだ。今日から又暖かくなって、来週はお花見ということになるかもしれない。気候には翻弄されっぱなし。
 世田谷のHaさんが飾ってあったピアナンを下げに来る。急激な温かさでさすがに花は終わってしまった。毎年花の一番いい時期を展示してくれるのだからありがたい。目黒のOさんも「幻の華」を持ってきてくれる。中国春蘭一花も色々な人の展示品が集まって、今年の輸入品の花が終わった後、栽培品が今から見頃だ。
 混合する前の小粒を洗って干しておいたのが乾いて、丁度無くなった化粧砂を作る。用土が揃って、明日から又植え替えをスタートできる。明日は展示会に出かけますが昼には帰ってきます。帰ってから店を開店します。


2013年3月15日(金)
 気温は低めだが天気はいい。この晴れを利用して植え替え用の砂を洗って干す。スペースや用具の関係上、一度に大量には作れないから、今使っている砂の次の分をいつも作ってないといけない。
 東洋蘭は初めてという人が、中国蘭を買っていった他、駒場のWaさん、近くのSuさん、埼玉のKuさん、目黒のOさんなどが来てくれる。それぞれ花が終わった展示品を下げたり、新たに持って来たのと入れ替えたり。栽培品の奥地蘭が又入荷した。中国から持って来たのはさすがに花が終わってきて終了。作っていたものがようやく見頃を迎えている。


2013年3月14日(木)
 昨日帰る頃から雨が降り出し、今朝出かける頃には止んだ。昨日の風速20メートルを超す強風の後としてはいいお湿りになったし、効率の良い降り方だった。だが火曜日の晴天に思わず洗車をしてしまったのは失敗だった。
 薄暗かった空も午後からはいくらか回復したが、日中の気温は10℃に届かず真冬に逆戻り。昨日までの暖かさに気が緩んでマフラーを忘れてきて後悔する。せっせと植え替えをし、混合砂が無くなりそうになると砂を洗って干す。当分はこの繰り返しだ。
 店内の蘭の乾いたのに水やり。新着の奥地蘭はさすがに花が終わってきた。まだこれからの春蘭もあるが、今年はえびねが早そうなので、花が咲いてきたら順次えびねに切り替える。展示会としては4月13日(土)から5月6日(月)として案内状を出すつもりだが、花に合わせて店内を変えていくので問い合わせてください。


2013年3月13日(水)
 暖かい日が続いている。昨日は抜けるような青空で風も穏やかだったが、今日は朝から一時電車も停まるほどの突風が吹き荒れる。外に出した立て看板が飛んでしまい、中に取り込んだ。生の水苔にまずたっぷりと水を遣る。
 足りなかった鹿沼土が到着。すぐに洗って干す。こういう場面にはこの風は有効だ。植え替えの途中で混合砂が足りなくなり中断。生の水苔で根巻きを巻きなおす作業をする。水苔の頭を揃えて巻いた後は、みずみずしい緑が見えて何だか良くできるような気が・・。根が悪かったのを巻いているから根が復活してくれることを期待したい。
 乾燥して風が強く鉢はよく乾くし、あちこち埃でざらざらだ。


2013年3月10日(日)
 「いつやるか、今でしょう!!」。テレビからしょっちゅう叱咤激励されているが、やらなければならないのは受験生ばかりではない。植え替えも「今でしょう!」と全部の鉢を植え替える覚悟で取り組んでいる。開けてみると根がいいのや悪いのや様々。悪かったのは根を掃除して小さい鉢に替えるので、元あった列には戻れない。結局全体的に動かさなくてはならないから、下ろしたついでに開けてみる。去年は色々と作場が変わって、悪いのもどの段階で悪かったのか判断がつかない。一度リセットするつもりで全部を植え替えて再スタートだ。午前中遊びにきた近くのSuさんも、「僕も少し植え替えよう」と帰っていった。
 風が強い。今日も20℃をはるかに超えて気持ち悪いほどの暖かさ。花粉に黄砂、pm2.5の三種混合で空が煙っている。ニュースで見る北京の空を見るようだ。明日は今日より10度以上も下がるそうだから、天気の変わり目で荒れているのだろう。北海道では又地吹雪の予報だ。「これから行きます」と電話をしてきたGoさんも、外に出たらあまりに不穏な空模様に「やはり止めます」。車を洗っても一日で真っ白になってしまう。いやはや・・・。
 頼んであった生の水苔が到着。早速外の棚を整理して並べた。以前は「水苔が一番良く出来ている」と言われるほど場所が合っていたが、今度はどうだろう。今までの半分の5箱だから、自家用にも使うしすぐに無くなってしまうかもしれない。欲しい方はお早めに。久し振りに生の水苔が並んでいるのを見るのは気持ちいい。


2013年3月9日(土)
 今日も季節はずれの暖かさ。いつまで続くのだろう。着いてすぐに蘭の植え替えにかかる。考えることは皆同じで、植え替え用土が欲しい人が何人か。田園調布のSaさんは久し振りだったので、「来てみたら店が無くなっていてあせった」そうだ。無事に探し当てて急いで混合砂を持って行く。
 鉢のまま蘭を発送する用事が2件あり、又切った貼ったの作業が始まる。均一の鉢で同じものを大量に送るところは、専用の梱包のノウハウがあっていいが、植わっている鉢もそれぞれ、株の大きさもまちまちというところでは、その都度考えてしまう。ガムテープをたくさん使って何とか発送した。
 夕方水をやった後消毒をする。暖かさにサッシを開けておいたら、消毒薬の臭いが店内にも充満してしまった。「自然と野生ラン」4月号が入荷。


2013年3月8日(金)
 5月下旬並みの陽気で、ついこの間までの最高気温が最低気温になっている。東京は23℃まで上がり、今年一番の暖かさだそうだ。入り口は勿論店内と作場を隔てるサッシもすべて開ける。
 山草棚の寄せ植えの鉢にミスミソウの小さな花が咲いていた。もう何年も植え替えてないから雑草だらけになっている。毎年花は咲くが、思い立って植え替えてみる。鉢の中は根が一杯で、ゴムハンマーで軽く叩きながらやっと抜いたがほぐせないほどの塊り。時間をかけて雑草を取り、取り組んでいると、こちらに移ってから初めての杉並のIさんと東久留米のHaさんが連れ立ってきてくれた。古くからのお客様だが、植え替えができなくなって蘭は大幅に減らしたとか。「いい店ができたね。今日は来てよかった」とありがたい言葉。大分年配になられたが、この暖かさに行ってみようと思っていただけたことがうれしい。帰った後植え替えの続きをして何とか鉢に収めた。
 午後から少なくなってきた化粧砂を作る。以前は砂を篩って混ぜた後洗って干していたが、ゼオライトや焼赤玉など重たい材料と、軽い鹿沼、中くらいの赤ボラが水を含むと上下に分離して、ザルに取って干すのに均一に混ざらない恐れがある。それで今日は単体で洗って乾いた後混ぜることにした。鹿沼だけ以前に洗ってカラカラに干したものがあったので、後の材料をそれぞれ別のザルに入れて干し、今日の陽射しで乾いたところを混ぜて袋詰め。どうしてこの方法を思いつかなかったのかと思うほど合理的だ。思いついたときに単体で洗っておけばいいから気が楽だし、洗った材料さえあれば混ぜるのは簡単。明日からは植え替えをどんどん進めよう。


2013年3月7日(木)
 厚い上着が邪魔になるほど暖かい。風も無く外が気持ちのいい日には、表の苔を見たり、山草の枯葉を掃除したり、砂を洗ったりと、寒いときにはやりたくない事に自然と気持ちが向く。調子のいい芽を出しているムレチドリも植え替えた。一段落してから昨日撮った写真をHPに載せる。つぼみだったのが開いてきたのは写真を差し替える。
 関東では毎週あちこちで展示会が行われていて、好きな人は実によく見て歩く。今日も奥地の蘭展の帰りという横浜のWaさんが、こちらに店が移ってから初めて寄ってくれた。入れ違いに駒場のWaさんも展示品を持ってきてくれる。
 隣の工事現場では鉄筋がフェンスの上の方まで伸びてきて、どのあたりに建物が出来るのか分かる感じになってきた。フェンスのすぐ近くに鉄筋が一箇所立ち上がって、この店に対してまるっきり斜めに建つ建物の角が接近しているのが見える。どんなことになるのだろうと気になるところだ。


2013年3月6日(水)
 昨日から季節が急に進んで東京はポカポカ陽気になった。寒波がすっかり去ったわけではないだろうが、ようやく早春の気配を感じる。それにしても北海道の地吹雪の恐ろしさは想像を絶する。こちらも寒い冬だとは思ったが、雪国の大変さを思うと贅沢は言えない。
 昨日は日中友好会館に「中国奥地の蘭展」を見に行った。以前は東京ドームの蘭展と一緒にやっていたが、ここ数年は会期を遅らせている。無理に咲かせる必要もなく、自然に花が揃う時期。たくさんの奥地蘭と中国春蘭が出品されていた。伝統ある会だけにさすがの安定感。日本で作りこんだ作品は勢いがあって気持ちがいい。
 休み中いい天気だったので店内の展示品が乾いている。これに水をやり、注文の蘭を荷造り発送。展示会で撮ってきた写真をパソコンに保存する。夕方埼玉のKuさん、富士吉田のUさんが来る。奥地蘭が少し入荷。急いで写真を撮ったが、HPに反映されるのは明日。


2013年3月3日(日)
 昨日は朝早く起きて熊谷まで。「北関東中国奥地蘭展」を初めて見せてもらった。同好の士たった4人でこれだけの展示会をすることに感動。看板や背景など会場の飾りつけ、展示品の搬入、茶菓の準備まで、いつも展示会のために動いている者にはその大変さが分かる。期日に合わせてたくさんの蘭をきれいに咲かせるだけでも一苦労。合う鉢を探すのが又一苦労。新花の優秀品を一人当たり相当な数出品しなくてはならないから、熱の入り方が伝わってくる。伝統の会で毎年続けていればそれなりの蓄積があって当然だがまだ数回目。これから益々楽しみなところだ。
 お昼に名物のうどんをいただき、すぐに新橋の華僑会館に向かう。強風で空がほこりで煙っていた。毎年行っている「日本中国蘭協会」の展示会。こちらは実績があり、さすがの展示品が並ぶ。展示会のはしごはただ見せてもらっているだけでも少々くたびれた。
 今日はひなまつり。雨は降らないが天気はいまいち。朝10時前には店に着いたが、お客さんも早かった。世田谷のHaさん、練馬のIさん、下町のHiさん、港北のHaさん、大田区のKaさん、この間も見えた若い人、川崎のKiさんなど次々と切れ目なく、お昼を食べたのが3時半になってしまった。
 中国蘭一花が色々咲いていて、新着の奥地蘭も並んでいる。それらを選んだり、小柴鉢をあれこれと持っていったり、展示品を下げたり新たに持ってきたりと一日中ばたばた。先日話を聞いて是非にと持ってきてもらったのは、黒崎陽人氏から直接分けてもらったという「富岡素」と、「寅谷素」として展示したのを先生が見て「これは天玄荷素」だと言ってそのラベルになったもの。どちらも黒崎氏命名だから間違いがないお墨付きだ。中国蘭はよく似たものがあるし、ラベルがすでに怪しいものも色々。それを面白がって同名の違ったタイプを集める楽しみもある一方、これが命名品そのもの、或いは誰が作っていたかはっきりしている株を大事にしていくのは最も大切な事だ。どちらも長い伝統があるからこそ起こることで、見た目がいい花ならそれでいいという種類ではないからその履歴が大事だと思っている。


2013年3月1日(金)
 4月の気温だというが、曇りっているせいか昨日ほど暖かくは感じない。風が強く表に出したたて看板が倒れてしまった。関東地方も春一番。寒いわけではないが、今日は入り口の戸を閉めておいた。
 注文の蘭を荷造り発送。後は根巻きを巻き直してコンテナに立てていく。後一日フルに作業できれば終わるくらいまできた。丁度1年前の引越しの時に、鉢植えのままでは置き場所が足りないために、急遽根巻きにしたものだった。2段の棚の下の段に大きな鉢に何本も立てて1年間作ったが、品種によってまあまあのものもあるし、生き延びているだけというものもある。昔生の水苔で根巻きを作ったのを思い出し、又取り寄せてやってみたい気もする。但し生の水苔を生かしておくために平らに並べて栽培しないといけないから、その場所があるかどうかだ。今度拓也さんと相談してみよう。
 明日は熊谷で開かれる北関東奥地の蘭展に行くため臨時休業します。


2013年2月28日(木)
 予報通りのぽかぽか陽気になった。今日は入り口の戸も開けっぱなし。入り口が閉まっていると営業してないかと思われる心配があるが、この冬のすごい寒さでは今まで開けておけなかった。明日はもっと暖かくなるらしいが週末は又寒さが戻るという。明日からいよいよ3月。三寒四温で春になっていく。
 川崎のIさん、駒場のWaさん、川崎のKiさんなどが来る。合間に売約の蘭を植え込み、発送の準備をし、根巻きの作り直しを進める。
 この間東京ドームの蘭展に行ったときカメラを持って行くのを忘れ、向こうで会ったKiさんに撮っておいてもらった。今日そのカメラを持ってきてくれたので、遅ればせながら「きょうのショット!」に使わせてもらう。目黒のOさんがトロフィー賞を獲得した「寰球荷鼎」の見事な一鉢。


2013年2月27日(水)
 春の予感なら大歓迎だが未だに”余寒”。だが明日は突然1ヶ月も先の気温になるという予報だ。もう2月も最後なのだからそろそろそんな日があってもいい。
 奥地蘭の新着第2弾が入荷。きょうの分はそれほど多くないが、又来週には追加がある。入荷した分は写真を撮って「春蘭・奥地蘭2」に載せた。注文の株分けをいくつかしていて、根巻きのやり直しには中々手がつかない。


2013年2月24日(日)
 良く晴れたが風が強い。今日は東京マラソン。回数を重ねてすっかり定着したイベントになった。
 昨日HPを更新できなかったので、撮影をしたりパソコンに向かったりして過ごす。茨城からKoさんが一花の展示品を持って来る。東京に住んでいた頃は、個展?というくらい飾ってくれて皆で楽しませてもらったが、宮仕えには転勤が付きもの。行ったり来たりの時間が取れなくなった。そんな状況で久し振りに大株の展示品だ。「万字」、「翠桃」、「蔡仙素」。どれも葉がつやつやして立派な作。棚の中身を動かして見やすいように並べる。ピアナンを展示してくれている世田谷のHaさんが来て根巻きを巻きなおした中から物色していく。
 休み明けの今週中には新着奥地蘭第2弾が入荷することだろう。又写真を撮ったりHPの作業が忙しくなるが楽しみだ。今日も栽培品が咲いてきた分、「春蘭・奥地蘭2013」(2)の写真を差し替え、品種を追加した。


2013年2月23日(土)
 この間物置の外のスペースにスチール製本棚を新設して蘭関係の蔵書を移した結果、本が探しやすくなり、とても具合がいい。それまで本を置いていた物置の中の立派な書棚が空いたので、他へ移そうと拓也さんと啓介さんが都合をつけて来てくれる。手前にある様々なものを一旦外へ出して、書棚を動かそうとしたのだが・・・。
 最初、がらんとした物置の突き当たりにその書棚を入れ、後から空いたスペースに無駄なく収まるラックを入れたために、斜めにする余地がなく向きを変えられないのだ。大きな書棚は横にしないと入り口を通れない。寸法がぎりぎりでやっと収めたラックを先ず出さないと、奥の書棚は運び出せないことがわかった。結局書棚はそのままにして、勿体無い気もするが物置の棚として使うことに。二人がかりで整理してくれた結果、頻繁に必要になるものが一目瞭然。不用品を処分してスペースにも余裕ができた。
 そんな片付け作業をしている最中に京都の蘭迷さんが来てくれる。神代植物公園の展示会を見て来た帰りだった。ずらりと並んだ中国春蘭一花を見ることができ、趣味家が終結していて楽しんでこられたようだ。中国春蘭は「この札で買ったけれど違うようだ」と?が付くものが必ずある。マニアは同じ名前でいくつもの違うパターンを集めて咲き方を較べるという妙な?楽しみがあって、やはり持っているのと一寸違う花に目をつけていた。遅くなって東京ドームに行っていたGoさんが到着。一緒に遅くまで蘭談義に花が咲く。


2013年2月22日(金)
 東京ドームと神代植物園で展示会をやっている間の平日は静かなものだ。来週の休み明けには又新品が入るので、色々な作業をするのは今のうち。旧作場を往復して根巻きを運び、新しい水苔で巻きなおす。台の間の通路にぴったりのかごがあったので、そこに根巻きをぎっしりと立てる。奥に入るにはかごを下ろせばいい。これでかなりの数を立てられる。
 寒さは相変わらずだが、陽の入る角度や強さはずいぶん変わってきた。春までもう一息。


2013年2月21日(木)
 昼過ぎまではいい天気だったがやがてどんよりしてきた。冬に逆戻りしてこの寒さはしばらく続きそうだ。急務の仕事が一段落したので、この間臨時の作場から持って来た根巻きを新しく作り直す。鉢植えを並べるには限界があるから、根巻きをたくさん作ってかごに立てておく手も考えている。限られたスペースや環境とどう折り合いをつけながら改善していくか、そればかり考えている。


2013年2月20日(水)
 一週間周期のせいか、”定休日は天気が悪い”という流れが続いていて、火曜日は雪の中神代植物公園まで出かけた。「芳華会」の春蘭展で、華やかな奥地蘭と並んでかなりの部分が中国春蘭一花というのがうれしいところ。昼を過ぎても雪は一向に降り止まず、帰れなくなるといけないと早めに引き揚げる。
 今日は晴れて窓から眩しい陽光が射しこむ。埼玉のKuさんが朝早く到着して待っていた。今晩から再び中国に出かけ、来週には新しく持って来た奥地蘭が並ぶことになる。
 撮影する場所を又別のところに変えて、色合いや写り具合を試してみる。ここも中々良さそうなのでもっといい場所が見つかるまでこれでやってみよう。


2013年2月17日(日)
 ここ3日ばかり厳しい冷え込みが続いている。金曜日に早仕舞いして世界蘭展の内覧会に行ってきたが、冷たい雨と風で入場まではブルブル。中は洋蘭に温度を合わせてあるので、逆にコートが邪魔になってしまう。東洋蘭のブースは出展数が少し減ったが、相変わらず知った顔に出会う。目黒のOさんの「寰球荷鼎」が見事入賞していた。今年はいつもの大円柱を一回りというスタイルを変えて、日本大賞だけが独立して展示され、後のブルーリボン賞は、その後方で横に展開して並んでいた。いつも円柱の周りは大混雑だが、この方が見やすい。
 昨日は朝からHaさんご夫妻が展示品を持ってきてくれたり、ドームのついでに寄ってくれる人がたくさんいて、株分けしたり撮影したりで、事務処理を終えると夜9時半を過ぎてしまった。品物が次々と入ってくるので、できるだけ早く紹介したいが、最後の部分は間に合わないまま帰宅。昨日滑り込みで写真を出した四季蘭「酔芙蓉」は初めて見る花だったが、感動的にきれいだった。ずっと昔から当店にあったものだが、柄物と書いてあっただけで、花が咲いたことがない。それを7〜8年前に分けた人が今年初めて咲かせて、「すごくいい花だった」と持ってきてくれたもの。ここにも元株があるはずだが、今までその他大勢でいい加減に作っていて、2度の引越しでどうなってしまったのだろう。姿が見えない。もし見つかったら大事にしたい。
 今朝着くと「酔芙蓉」はもう朝のうちに売約になってしまった。鉢から抜けないくらい根がぎっしりだったのを、時間をかけて株分けする。
 今朝も気温が低く、外の苔がカチンカチンに凍っている。展示品を持ってくる人、蘭を買いにくる人、荷造り発送など一日中忙しく、撮影とHPだけは何とか終わらせた。火曜日からは神代植物公園で「芳華会」の春蘭展が始まる。いよいよシーズン真っ盛りだ。

2013年2月14日(木)
 店に着いた途端に造園のTaさんが現れる。いつも鍵を開けて入ると照明を点け、荷物を片付け、パソコンを起動し、ポットにお湯を沸かし、立て看板を表に出し、立ち上がったパソコンでメールチェックという手順なのだが、まだ看板も出してなかった。丁度注文した本棚が届き、その対応をしたり梱包を開けたりでいつもと手順が違うと、何だか一向に頭がまとまらない。
 午後から中野のEさん、富士吉田のUさんが来る。Uさんに手伝ってもらってスチール本棚の組み立てを始めた。説明書を見ながらやっていたら電話がかかってきて、話している間に本棚はすっかり完成していた。Eさん、Uさんに感謝。後は本の高さに合わせて棚を取り付けるだけ。これまで本の置場が無く物置に入れていたが、誰でも取れる場所で本を探せることになった。早速物置の本をそちらに移し、並べる。
 夕方目黒のNiさんが来る。注文の電話やメールに対応し、蘭に水をやり、発送の準備をしたら、入荷した奥地蘭の撮影をする時間が無くなった。まだつぼみのものが多いから時間があると思っていたら、今日2鉢ほど開きだした。棚で撮ったのを「きょうのショット!」に載せる。明日は「春蘭・奥地蘭2013」の写真をリンクしたい。但し、明日は東京ドームの世界蘭展の内覧会に行くので、4時には閉店します。


2013年2月11日(月)
 朝早めに着いて、別の作場の方に花付き株が無いかどうか見に行く。根巻きにして置いてあるのがかなりの数あって、丹念に見ていくと花芽つきが見つかった。他の花無しのもこちらの作場に少し持ってくる。根巻きを巻き直してそのまま立てて作ろうかと思う。
 この間下見に来た成城のご夫婦が中国蘭を買いにくる。あこがれの世界だったとかで、二人で相談しながら品選び。今はずい分安いので立派な株を調達できる。最初はやはりきちんとして花着きがいいものがお勧め。希望の株を手に入れて喜んで帰っていった。新規参入は大歓迎だ。
 午後から港北のHaさん、杉並のUさん、久し振りのGoさん、埼玉のKuさんなどが来る。撮影用にいいだろうと注文したライトが届き、早速取り付けてみる。みんなが帰ってから入荷した蘭の撮影を始めたが、様々なライトの組み合わせ、位置、方向などを変えると又写真が違ってくる。色々と変えながら何枚もシャッターを押してその都度パソコンで確認する。そうこうしているうちに電池切れ。「きょうのショット!」は撮りそこなった。


2013年2月10日(日)
 三連休の中日は気温もそこそこ上がって穏やかに晴れた。天気に誘われるように朝から閉店まで色々な人が入れ替わり立ち代り。店内に入れておいた中国春蘭はほとんどが開いた。今年の花付株で残っているのは、「翠桃」、「汪字」、「蔡仙素」、「西神梅」(花型がいい)、「賀神梅」、「逸品」、「珍蝶」、「天緑梅」、「湖州第一梅」、「竜字」など。花付株が少なくて面目ない。合間に植え替えをいくつかする。


2013年2月9日(土)
 今日も寒い一日。桜の開花予想は平年並みだそうで、遅かった去年よりは早いらしい。それにしては寒い日が続いている。
 朝から春蘭展案内状の印刷にかかる。プリンタが新しい複合機で、まだ完全に使いこなしてない上、官製はがきに印刷するから失敗は許されない。今までのと逆の向きに入れる給紙の方法に感覚的に慣れなくて、給紙の度に緊張してしまう。それでも裏表とも無事印刷が終わり、今日帰りに投函することになった。
 「自然と野生ラン」3月号が入荷。夕方目黒のNiさんが「雪舟」を買いにくる。昨日帰り際にアップしたらその途端に電話があって売約になったもの。「なんという素早いタイミング!」。


2013年2月8日(金)
 昨日より5度以上下がって厳しい寒さに逆戻り。北風が強く、作場の開口部を塞いだ波板がガタガタと音を立てる。取り付けてから2度目の強風だ。この音を聞いていると余計寒くなるが、蘭にこの風に当てずに済んだことは本当によかった。
 植え替えには適さないので、暖房の効いた店内で春蘭展案内状のレイアウトを作ったり、注文の蘭を荷造りして発送する。「寒いねえ」と川崎のKiさんが来て蘭の話になる。
 イトランサラサ素舌「雪舟」、日本春蘭「紫竜殿」、「富士の夕映」が入荷。趣味家の余剰株なのでどれもお買い得だ。


2013年2月7日(木)
 ブルブルだった昨日とは一転暖かくなった。現金なものでこういう日は自然と動きたくなる。まず注文の蘭の株分け。大株から花芽つきのところを切り取るのは中々大変だったが、何とかうまい具合に分けられた。その続きで杭州の植え替え。蘭掛けのまま床に並べてあった分を、植え替えて本来の棚に戻す。大分片付いてきたので、次からは作場の棚に並んでいる分を端からチェックしていこう。これですべての鉢にじっくりと触れると、何がどこにあるか分かるようになるはずだ。植え替えをしていて夕方になってもいつまでも明るくて、思わず時間を過ぎてしまった。あわててパソコンに向かったが、やはり日が伸びたということ。そういえば春蘭展の案内状も急がなくては。


2013年2月6日(水)
 大雪の予報だったが雪は朝のうちだけで、まもなくみぞれになった。報道では昨日から盛んに大雪を警戒していたし、成人の日の大変さが身に沁みているので交通機関も通勤通学の人もそれなりの対策をしていたことだろう。結局積もることは無かったが朝の電車は遅れていた。近くの駒澤大学は今日が入学試験だったようで、駅では1時間遅れでスタートすると伝えていた。
 凍えるような寒さはどんなに着込んでも冷えが伝わってくる。囲ってある作場でも日中の気温が4℃から上がらない。最高気温は夜中の気温で、本当に寒い一日だった。この間春一番が吹いた後だし、日が長くなったのを実感しているが、この冷え込みではテンションが上がらず、パソコンの前でのんびりしている。同じように「誰も来なくて暇だー」という港北のHaさんから電話がかかり、しばらく無駄話。
 定休日に家でHPをチェックしていたら、奥地蘭2で最後に追加した部分のリンクが間違っていた。シマッタ!と思ったが店に行かないと修正できない。休みの日に間違いに気づいてしまうと、運転中に免許証を忘れたことを思い出したみたいに、落ち着かない気分になる。今日は真っ先にそれを修正した。


2013年2月3日(日)
 昨日の暖かさは一日限りで平年並みに戻った。それでも日中は10℃以上あるし、陽射しが強く寒いというほどではない。一歩一歩春に近づいている。今日は節分、明日はもう立春だ。
 しばらくぶりに拓也さんとゆっくり顔を合わせて、色々な改善点を相談し、対策を確認する。照明の問題が一番で、こればかりはやってみないと分からないから困る。予めこうすればベストということが分かればいいが、電球ひとつ買うにも、売り場にはあまりにも多くの種類が並んでいて悩んでしまう。ここは天井がかなり高いから、椅子に乗ったくらいでは交換もできないし、丁度いい明るさを予測するのが難しい。
 朝長野のSaさん、午後から目黒のOさん。近くのSuさんも久し振りに顔を見せる。夕方目黒のNiさんが来てゆっくり蘭を選んでいく。栽培品の朶々香紅花とピアナン蘭「中原紅」が入ったが、1名様限りのピアナンは電話で決まってしまった。今月末に無名のピアナン蘭が少し入るかもしれない。期待したい。今日も奥地蘭の写真を一部入れ替えた。


2013年2月2日(土)
 桜が咲いてしまいそうなバカ陽気。朝から生暖かくて上着がいらない。日中の気温は20℃に達し、入り口の戸を開けておくと外の方が暖かい感じだ。これも今日だけで、今夜から又寒くなるらしい。
 昨日入荷した奥地蘭は、閉店後撮影だけして帰った。今日はそれをHPに載せる作業をする。数が11鉢だけだし、この間やったばかりで要領は分かっている。日が暮れる前に終えてアップした。これが終わらないと他の仕事ができない。今回はすばやく完了して植え替えを始める。
 狛江のTaさん、駒場のWaさんが売約の蘭を引き取りに来る。


2013年2月1日(金)
 3月下旬の陽気という予報で、日中はかなり暖かくなった。店と作場との間のサッシを開けておいて、杭州の植え替えをする。ここを閉めたまま作場にいると、電話の呼び出し音が聞こえない。足元に置いてあるものを植え替えて棚に戻す作業を接客の合間に進める。
 夕方奥地蘭の第2弾が入荷。第1弾の撮影、HP掲載がやっと終わったところで、明日から又撮影だ。今回は数はそれほど多くないので何とかなるだろう。中国から持ってきた花は前回より状態が良く、あまり傷んでないのが助かる。最初の奥地蘭で花が開いてきたのは写真を差し替えた。


2013年1月31日(木)
 昨日ほど暖かくはないが、陽射しは大分春らしくなってきた。早いもので1月も今日で終わり。
 一日中パソコンの前にいて、HPの「奥地蘭2013」を完成させる。リンクを貼った写真のうち、左の全身のは品物が着いてすぐに撮ったもの。右のアップの写真は今日撮ったもの。花が傷んでしまって可哀想なのもあるが、つぼみだったのが開きだしたのもある。つぼみのうちに運んでこちらで咲かせられればいいが、すっかり咲いているのを運ぶのは厳しい。花茎が折れてしまったものなどは、どういう花か少しでも分かる間に撮らないとどんどん駄目になるし。HPが一段落したので、明日からは杭州寒蘭の片付けを始めよう。


2013年1月30日(水)
 日曜日の夜から又雪になり、定休日の度に雪か雨ではたまらないと思ったが、朝うっすら白くなっただけで日中には晴れてすっかり消えた。それ以来暖かい晴天が続いている。今日も入り口の引き戸を開けたまま。
 午前中発送があって荷造りをする。午後から国分寺のUさん、横浜のHiさん、目黒のOさん、富士吉田のUさんなどが来る。
 合間にHPに奥地蘭の写真を載せる作業をするが、中々捗らない。花が傷んでいるのもあるので早くしないとと思うのだが。今日は結局8番まで写真にリンクした。
 早目に店内に取り込んでおいた「竜字」「同楽梅」などが咲き始めた。


2013年1月27日(日)
 日中はまぶしいほどの陽射しに恵まれたが気温は低く、外にある苔が朝のうち凍っていた。奥地蘭入荷に伴って押し出された格好の杭州寒蘭が、きちんと棚に戻されないまま蘭掛けに乗せられて作場の床に並んでいる。混合砂を作って洗っただけのものや、混ぜただけで洗ってないもの、もう何日も干してあるものなど、色々な段階のがこれも所狭しと置いてある。杭州は植え替えをしてから棚に収めようと思っているのと。一旦棚から出して店内に並べると、シーズンが終わって元に戻そうとしても、何故か戻るところが無いというのが例年なので、時間がある時にじっくりと整理しようと思っているのと。開口部にはめた波板を風でばたつかないように留める作業が残っているのと。色々な都合で、作場の中が混乱している。夜は全部中に入れて帰るので、朝来た時は干すものを外の日向に並べるところから始まる。今日は水を遣る予定なので、作場の足元には物を置けない。大分乾いてきた混合砂を袋詰めしたり、混ぜただけのものを洗って干したり、順繰りに場所やバケツや干すザルをローテーションして片付けていく。
 昨日急いで撮影した奥地蘭は、照明が暗すぎてほとんどが失敗した。閉店後に色々と工夫して、アルミホイルのレフ板もどきまで置いて撮影し、その都度パソコンで見てこれなら撮れるかもというスタイルがやっと見つかった。ところが何枚か撮ったところでバッテリー切れ。充電して道具立てはそのままで帰った。今日はその続きの撮影にかかる。
 前の店でも撮影場所を転々として場所探しが大変だったが、それが白紙に戻ってしまって同じ苦労をしている。安いコンパクトデジカメだし、撮影用のライトも無いし、今ある条件で何とかまあまあの写真を撮るのは簡単ではない。背景と三脚、台、補助照明をセットするいい方法が分かれば、品物を次々と変えるだけで手早く撮影できるので大いに助かるのだ。とりあえずは今日やった方法でしばらくやってみよう。撮影だけは終わったがHPに載せる作業までは出来なかった。
 今日はインターネットで見てという初めてのお客様が2組。こういうものに興味を持ってくれる人が増えてくれるとうれしい。


2013年1月26日(土)
 朝着いたらもう車が停まっていて、新店舗になってから初めての千葉のMoさんだった。今年は春蘭の花芽が山盛りついたそうで、花付が悪かったこちらとしてはうらやましい限り。咲いたら飾ってくれるというので楽しみだ。その後世田谷のHaさんがこれまた上手に作ったピアナン白花とイトラン紅花を持ってきて飾ってくれる。ピアナン白花は丁度開きだしたところで、限りなく清楚なその姿に魅せられる。以前にここから持っていったのを殖やして花も3本上げたもの。ピアナン大好きな人は多いが、うまく作れない人がほとんどで、Haさんのところに行っていると安心だ。他のピアナンも花が来ていて、来週には「羽衣」なども飾ってくれるらしい。去年は丁度旧店舗をお仕舞いにする直前に「少しでも」と慌しく並べてくれたが、時間切れになって残念だった。今年はじっくりと楽しみたい。
 午後から港北のHaさん、駒場のWaさんが来る。合間に昨日入荷した奥地蘭の撮影。まだここなら何とか撮れるという方法が見つからず、ありったけの照明を動員して試行錯誤している。


2013年1月25日(金)
 今日もいい天気で、昨日洗った砂を日向に出して干す。午後新着の奥地蘭が入荷。豆弁、蓮弁、朶々香に紫秀蘭も少々。豆弁は花弁が厚いので、輸送で1枚取れてしまったのや、花茎が折れてしまったのもある。杭州寒蘭と違って奥地蘭は株のボリュームがあり、花も大きいので、ぎゅうぎゅうに詰めてくるとどうしても傷むものが出てくる。花の色や形はわかるので、今年の花は判断材料としてみてほしい。
 棚に並んでいた名残の杭州寒蘭を片付け、入荷した奥地蘭と交替させる。今日は取り合えず並べただけ。明日写真を撮ってなるべく早くアップしたい。


2013年1月24日(木)
 夜中に降った雨で空気はしっとり。風が無くこの時期にしては暖かい一日になった。午前中よく日が当たっていたので、急遽用土作りを始める。駐車スペースに砂の袋をいくつか並べ、コンテナを出してのんびり篩っていると、太陽がまともに背中に当たって暑いほど。この陽射しを利用しようと急いで洗い、ざるに入れて並べる。この陽気だとこういう作業も苦にならない。ただ一つ困ること。以前の店と違って新しいビルは、サッシはペアガラス、入り口のドアも重いもので、中で電話が鳴っても聞こえない。反対に店内にいると車の音もうるさくないのだから、閉め切っている寒い時期は気をつけないといけない。これからの植え替えシーズンを前に、洗ってある混合砂がたっぷりあると安心。作場が暖かくなったので花が終わった杭州の植え替えも少しづつ始める。


2013年1月23日(水)
 先週に続いて雪が心配された火曜日は、幸い半日の雨で終わった。今日は時折薄日が射し、寒さもあまり厳しく感じない。日曜日に囲った作場は最低温度が4〜5℃に上がって、外から入ると暖かくて大成功。何でも答えが出るのは1年後だから、ウォッチングを続けなくてはならない。
 店内に取り込んでおいたイトラン「春宵」の花茎が大分伸びて蕾が色づいてきた。新着の奥地蘭は金曜日頃に入荷予定。


2013年1月20日(日)
 風がとても強い。Moさんが来て入り口側扉の残った1枚にも透明波板をはめ込んでくれる。これだけでも風が通り抜ける道の一方が塞がって大分違う。もう一方の道路側開口部には、やはり透明波板を引っ掛ける形で取り付ける。これで周囲のわずかな隙間を残して大部分は塞がった。但し吊り下げた下方に多少の遊びがあって、今日のように風が強いと風圧で少しばたばたする。今度はその対策をしてもらうことになった。作業の邪魔になる場所の蘭をどかして、一時的に店内に避難させたが、最終的に出来上がるまでそのままにすることに。最高最低温度計の目盛りがこれまでとどれ位違うか、定休日明けが楽しみだ。今度の火曜日は又雪の予報で、今年はかなり寒い冬のようだ。せっかく入り口が塞がったので、いつも営業中は開けてある開き戸を閉める。
 建物が出来上がってこちらに引越して来たとき、休業期間をなるべく短くしようと、まだ細かい工事部分を残したまま開店した。実際に蘭を置いたり、店の営業を始めてみないと予測できないことが起こるので、やりながら改善していこうということだった。途中で変更になった箇所もいくつかあり、図面の段階で頭ですべてを考えるには想像力が足りなすぎる。
 埼玉のIさん、町田のIさんが展示してあった杭州を引き取りにくる。町田のIさんは温室の温風器が壊れて鉢が凍ったという。こことはずい分温度が違って、こちらではそこまで下がることはない。


2013年1月19日(土)
 風が止んで今日は穏やかに晴れた。朝のうちの寒さも日中はようやく一段落した感じ。月曜日の大雪以降ずっと乾燥した日が続いている。店内の乾いた鉢に水遣り。
 練馬のSiさん、若いNaさん、港北のHaさん、駒場のWaさんなどが来る。


2013年1月18日(金)
 雲ひとつ無く晴れ渡っているが、強い北風が吹きつけて外の寒さは半端ではない。もうどんな路地でも一応通行できるくらいには雪が無くなったが、端の方に積み上げられたのは固まってしまって、雨でも降らないと容易に溶けそうもない。ひさしの下の苔が初めて凍っていた。この冬で最も寒い日の部類に入るだろう。
 午前中Moさんが波板を持ってきて、入り口の格子に取り付けてくれた。丁度枠の内側にすっぽりと収まるジャストサイズで、これなら引き違い戸のもう一方にも取り付け可能だ。道路側の格子と同時に出来上がると寒さ対策として大いに安心。元々が植物用フレームではなく居住用ビルの一部だから、1年目は試行錯誤で対策をしなくてはならない。完成前にひどい寒さが来てしまったのは残念だったが、とりあえずいい方法が見つかって良かった。
 杭州寒蘭はいつまででも咲いている感じで、一向にくたびれて来ない。だからといってそんなに咲かせておいてはいけないだろうが、イトランもまだ咲いてこないので、そのまま飾っている。人気コンクールで1賞を獲得した「奔月」がようやく上まで咲きあがって、全く形を変えずにきりっと咲いているという電話を貰ってうれしかった。やはりこの花はすごい。1月ももう半ばを過ぎたのに、こんなに元気な杭州を見られるというのはこれまで無かったことだ。来週新着の奥地蘭が到着すれば、押し出されるように杭州が片付けられていくだろう。


2013年1月17日(木)
 爆弾低気圧による大雪は、3日目の今日もまだ残っている。朝家を出る時間は道路が凍っていて、滑らないように注意しながらゆっくりと歩く。駒澤大学駅に着くと246の車道にはさすがに雪は無いが、歩道の端にはところどころ山になっていた。東京でここまで降ったのは本当に久し振り。雪の上を吹いてくる風は冷たい。
 カレンダーの上ではとっくに水遣りの日が来ているが、あまりの寒さで延ばしていた。さすがにこれ以上延期はできないと今日は水を遣る。植え替えもしたいが風除けの工事が遅れていて、これが出来るまで待つことにする。高速道路はまだ通行止めの区間もあるし、家の周りの路地は走りにくいところもあるだろう。こんな時に来る人も無いと、エアコンをつけてのんびりしていたら、富士吉田からUさんがやってきた。「こんな雪の多いところからよくまあ」と思ったが、冬はスタッドレスを履いているから却って動きがいいのだそうだ。ノーマルタイヤの白石は、雪の時は乗らないことにしている。


2013年1月14日(月)
 今年の成人の日は大雪になった。着物を着る新成人にとっては気の毒としかいいようがない。朝田園都市線が人身事故で運転を休止しているとラジオで報じていたので、車で来ることもちらっと考えたが、家を出るときにはすでにみぞれだったし、東京は雨でも我が家の方は雪で面倒なことになると考えて電車できた。その頃には電車も復旧した。駒澤大学駅に着いたらみぞれどころではなく、牡丹雪が本格的に降っている。雪はどんどん激しくなって、道路の端の方はたちまち白くなり始める。
 作場の最低気温は初めての0℃。風を防ぐための対策を頼んであるのに、工事が間に合わないうちにこの寒さになってしまった。店の中から見ていると停まっている車の屋根は真っ白。夕方にかけてますます激しくなるというから久し振りの大雪だ。雪国の人には笑われるが、雪に弱い東京は、5cm積もっても交通に影響がでる。午前中に顔を見せたMoさんも、車で帰れなくなることを心配して帰っていった。港北のHaさんからも見に行きたいと電話があったが、電車が止まることもあり得ると止めてもらった。目の前の駐車場に車を入れようとしている人が、中々真っ直ぐに入らず悪戦苦闘。それほど急激に積もってしまった。交通機関が麻痺することが予想されるので、白石も今日は早く閉めて帰ることにする。


2013年1月13日(日)
 昨日は臨時休業して蘭花村の蘭展を見に浜松まで車を走らせる。眩しい陽射しが差し込んで車内は暑いほど。青空を背景に真っ白い富士山がくっきりと見える。三連休の初日だから渋滞しているかと心配したが、どこも良く流れていてすいすい。途中何台もパトカーに捕まっていた。
 浜松に着くといつものメンバーがすでに集まっている。蘭を見たりおしゃべりをしたりして、カメラを持って行ったのに撮るのをすっかり忘れてしまった。片道4時間のドライブだが、3人連れで道中もしっかりと楽しみ、早朝から深夜までの中身の濃い一日だった。用意してあった巨大な大根を、「店に飾って」と車に積んでくれたが、今日出して店内に置くとアザラシが寝そべっているような面白い格好。食べたら何人分だろうか。
 今日も比較的暖かく上天気。春蘭を植え込んでいたら、やっと都合がついたKoさんが来て、置いてあった杭州を下げ、植えたばかりの春蘭を買っていく。長く咲いている杭州を植え替えて作場に下げ、徐々に春蘭の花芽つきに切り替えていく。


2013年1月11日(金)
 雲ひとつない高い空。但し北風が強く、日陰に入るとものすごく寒い。好天気が続いてこの間洗った混合砂を干すのに都合がいい。時間を追って日が当たっている場所に移動させながら干していく。表面が白っぽく乾いてきても、ちょっと揺すって上下を入れ替えると下はまだ水を含んでいて、懸命に乾かそうとしてさえ完全に乾燥させるには相当な日数を要する。実際に植えた場合は根が吸うということがあるから単純に比較はできないが、鉢の表面が白くなっていても、その下は充分に濡れているのだなということが実感できる。
 春蘭の花芽を探すが、開店まで暗いところに置いてあったせいか花芽が少ない。それでもいくつか探し出して暖かい店内に入れる。
 「自然と野生ラン」2月号が入荷。後の方のモノクロページで12月の展示会としていくつか紹介してある中に、すずき園芸の杭州まつりが写真入りで載っていた。夕方杭州を発送。
 明日土曜日はすみませんが臨時休業させていただきます。


2013年1月10日(木)
 天気はいいが寒い。ニュースによるとオーストラリアなどは大変な高温になっているらしい。暑いにしろ寒いにしろ異常気象は相変わらずのようだ。
 陽射しがあるので今日は小粒の化粧砂を作る。 7ヶ月間の休業や引越しのために、以前は当たり前にやってきたことがリセットされてしまって、今の限られた条件下でどこまで出来るか試行錯誤の毎日。これで何とかなりそうだというルーティーンを早く確立したいものだ。その中で今までの混合砂を継続できそうだというのは一歩前進か。


2013年1月9日(水)
 実際の正月明けは今週の月曜日からだったと思うが、まだ世の中本格始動になってないのか、道路は空いている。
 以前の店で使っていた混合砂だが、新しいところでは場所的に作るのが難しいと諦めていた。それで市販の砂を使ったりもしてみたが、落ち着いてくるとやはり作りたくなった。この間砂を洗うためのバケツを買ってきたし、今日は天気もいいので、砂を篩って混ぜ、洗って干すという作業にとりかかる。裏の作業場というものがないので、入り口前の駐車場での作業。篩って混ぜるところまではいいが、洗うとコンクリートの上を茶色い水が流れるのが気にかかる。しかしこれを干して第1号の混合砂が出来上がった。ストックがゼロになっていたから、店の植え替えに使うとすぐになくなるだろう。これからせっせと作っておかなくてはならない。
 港北のMoさん、富士吉田のUさん、駒場のWaさんなどが来る。


2013年1月5日(土)
 新年明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。本年も相変わらずよろしくお願いいたします。
 仕事始めの今日はこの冬一番の寒さになった。電車を待つ間も手袋の中の指がじんじんする。日本海側は大雪だというし、悪天候で山の遭難も続出。どんよりと寒いくらいで文句を言ったら罰が当たる。
 朝来たらもう埼玉のIさんが来ていた。拓也さんが早くに見に来てくれたので、寒い中お待たせしないで済んだ。やっと杭州が咲いたと何鉢も持ってきてくれて、年末までの即売品が無くなった棚に並べる。町田のIさんからも明日飾る鉢を持って行くと電話があり、栽培株はこれからが本番のようだ。
 近くのSuさん、品川のNaさん、長野のSaさんなどが来る。店宛に年賀状を何枚かいただいたので、印刷をしようと年賀葉書を買いに行ったら、コンビニはどこもインクジェットが売り切れていて本局まで買いにいく。休日夜間の窓口は長蛇の列だった。
 丁度1週間の休みだったので、寒いが全面的に水遣りをする。


top   目次   バックナンバー目次   「朝・昼・晩」 

えびねと東洋蘭の店 すずき園芸
ページトップへ