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2008年4月30日(水)
 フレーム内の温度が28℃。外も夏日。扇風機の風が気持ちいいほどだ。休み明けでどこもカラカラに乾いている。外の植物にだけ水をやってえびねは夕方まで待つ。えびねを送ることになっているが、この気温では蒸れが心配。夕方近く、ぎりぎりになって発送する。
 えびねのお客さんの後、何年振りかの人が春蘭を買っていく。身体を壊してしばらく来られなかったが、又やってみたくなったとか。元気が出てきた証拠で、こうやって復帰する人が来るとこちらもうれしい。いつも思うが、蘭に気持ちを向けられるということは、たとえストレス発散のためであってもとても幸せなことだ。健康を害したり、深刻な心配事があったらとても蘭どころではない。この人も全部枯らしたというから、誰でもあるくらいの問題を抱えながら、普通でいられるということはすごいことなのだと思う。
 えびねを予約していた足立区のKoさんが取りにくる。ずっと単身赴任を続けていて、大部分は自宅で作っているが、手元にないと寂しいと引越しをしながら少しだけ作っているという。毎年気に入ったものを選んでいく。
 夕方川崎のKiさん、造園のTaさんが来て久し振りに顔を合わせる。えびねは見て行く人も多く、日中は人の出入りが多い。閉店後、店内と作場の水遣りに時間がかかってしまった。


2008年4月27日(日)
 昨日来てくれた方には申し訳ないことをしたが、伊東のニオイエビネ展など3軒を廻って展示会を見て来た。家に帰ったのは11時半。それでも今日は昨日休んだ分も仕事をしなくてはいけない。えびねの時期はテンションが上がるのは毎年のこと。
 朝から何件も電話があり、えびねの発送もある。毎年来てくれるえびねのお客さんが次々と来ててんてこ舞い。鹿児島出身のKoさんはやっぱり梅弁好み。関東のお客さんは自然らしい花を選んでいく。各人各様の好みに対応できるくらい、色も形も豊富なのがえびねだ。何年か作って次第に自信がついてきた調布のMiさん、埼玉のSiさんも、ワンランク上の放出お買い得品に手を伸ばす。
 明日、明後日休みのために店内の水遣りをして帰る。このところ涼しかったせいで花が良くもつようだ。


2008年4月25日(金)
 朝のうちは静かで、この調子なら明日留守しても大丈夫かなと思ったら、初めてのお客様や、毎年えびねだけに見えるお客様が何人か続いて来る。「HPを見て」という人がほとんどだが、想像通りだったかどうか・・・。店に入った途端ニオイエビネの香りに驚かれる。これだけは実際に来ていただかないと、HPではお伝えできない。この香りを、亡くなった鈴木さんは「魔女の香り」と称した。「こんな都会の真ん中で良くやってられますね」。都会の真ん中のプラスとマイナスの両面がある。
 えびねの発送が2件あって梱包する。日中は暖かい日が多くなってきたから、梱包には気を使う。夕方中野のEさん、いつものKoさん、下町のHiさんが、伊東に出かける前に店に寄る。明日はこの3人と合流。展示会では又知った顔に何人も会うことだろう。川崎のKiさんも遅くなって即売品を持ってきた。前に出した展示品を下げたが、一向に場所が空かない。


2008年4月24日(木)
 「白石さん、朝は何時頃来ます?」。昨日の電話に9時半頃と答えたら、門の前で埼玉のOさんが待っていた。朝一でじっくりニオイエビネを選んで仕事に出かける。それから港北のHaさん、中野のEさん、練馬のKiさん、いつものKoさんがやってきた。Eさんは即売品を追加し、ややくたびれてきた展示品を下げる。Kiさんは伊東の展示会に向かう途中寄ったもので、ここに置いていく展示品や即売品を下ろし、伊東に持っていく展示品を積み込む。「御蔵蒼雲」と「雪舟丸」を持っていったので、日曜日までこちらの展示は留守になる。
 大田区のUさんも久し振りに顔を出す。町田のIさん、多摩市のIさん、HPを見て来た2人連れなどとにぎやかで、メールでの問い合わせ3件に朝から返事をするつもりで添付する写真を撮影しておきながら、送信できたのは閉店してからになってしまった。こういうものは工業製品と違って、同じ品種でも一つ一つ状態が違うし事情が違う。荷物を開けた時に予想とまるっきり違ってがっかりすることのないよう、写真を添付してできるだけ細かい説明をすることにしているので、どうしても時間がかかってしまう。遅くなって荷物の梱包、発送をする。昨日9時までかかって店内の水遣りをしておいてよかった。
 今年は売り物が豊富で、周りの人が何人も出してくれたため、品種がかなり多様化している。引越しを予定している人や、都合で作場を縮小しなくてはいけない人、すでに一杯で殖えたものが置けない人など、切羽詰った事情(主に住宅事情)で売ってしまいたいものがたくさん出てきた。こういうものはお買い得価格にしてあるので要チェック。
 日中は大したことなかったが、帰る頃にはどしゃ降りになってきた。


2008年4月23日(水)
 定休日の2日間ともいい天気で気温が高かった。今日も暑いくらいの天候で、どこもかもカラカラに乾いている。山草などはくたっとしているのもある。慌てて水を遣って、発送のえびねの梱包をする。これだけ気温が上がると、えびねを箱に入れて送るのが心配になる。持ち込んで「涼しいところに置いてください」と伝えるがちょっと気がかり。荷物を発送して帰ると、名古屋のSuさんが来ていた。関心はえびねではなく一茎九華の方。
 店内のえびねも上の水苔が乾いているのが多い。順番に下ろして水を遣りながら撮影していく。丁度撮りごろの花が多く、このタイミングで出来るだけ撮っておきたいが、中々全部は間に合わない。
 昼から横浜のHiさんが展示品を下げに来た。何鉢か減ったスペースが咲いてきた花ですぐに埋まる。来客は少なかったが、休み明けは水遣りと植え替え、撮影に追われて一日があっという間だ。
 コオズは咲き始め色が乗ってなくて一瞬不安になるが、ここへきてどれもいい色になってきた。「暁星」「日光」「御蔵黄梅」など魅力たっぷりの色合いだ。一番の見頃といえるが、今度の土曜日は伊東のニオイエビネ展に一日行くことになっている。そろそろこちらは終わりに近いだろうと見込んでいたのだが、ピークにぶつかってしまったようだ。ちょっと花が遅かったのか。週末お出でになる方は、可能なら日曜日にしていただけると助かります。


2008年4月20日(日)
 朝出てきたら駐車場に車が停まっていて、あわてて店を開ける。千葉のMiさん夫妻が帰ると入れ違いに中野のEさん。品物を下ろして神代植物園の撤収に向かう。毎日のように来ているお客さんが、「やっぱりこれも」と急いで買っていく。えびねは別荘に地植えしているという近くのHaさんや、田園調布のSaさんと友人、ニオイ専門の横浜のYaさんも顔を見せる。
 えびねだけをやっている阿佐ヶ谷のOさんが一年ぶりに現れる。「Oさんの顔を見るとえびねの季節だなと実感しますね」。今年も手に入れる株を慎重に選んでいく。華やかなニオイ・コオズの間にジエビネの「霧の小次郎」がかわいく咲いていてアクセントになっている。「いいねえ、こういうの。とても良く作ってある。僕はジエビネは難しくて」と褒めてもらっちゃった。
 埼玉のNaさんが即売品の苗などを持ってくる。川崎のKiさんが昨日下田のえびね展に行ったといって、お土産の筍を持ってきてくれる。毎年のことで、伊豆の筍はえびね展とセットになっている。何本かあったのを近くのSuさんに電話したらすぐに取りにきた。
 大勢の人が来てくれた合間に、大株の中から売れたえびねを株分けする。売り物が又どっと増えて並べる場所が一杯だ。


2008年4月19日(土)
 雨が上がったが風は残った。前橋のKiさん、埼玉のSiさんらが予約のえびねを買いに来る。寒蘭のYoさん、杭州のIさんなど、えびね目当てでない人も何人か顔を見せる。厚木のMaさんが旧作の欅鉢を買いに来る。
 拓也さんがいる時にとばかり、注文のえびねの発送、えびね作場の整理、コンポストの袋詰め、水遣り、消毒と目一杯動いてもらう。力がある若い人がすると、日頃一人でやって効率が上がらないことが一気に片付いてありがたい。棚が空くと次のものを出してくるが、ジエビネも早いのが咲いてきて、全く蕾のものは段々残り少なくなってきた。
 不安定さが残る予報だったが、帰る頃にはやっぱり降りだした。


2008年4月18日(金)
 昨夜から時折たたきつけるような雨で風も強い。低気圧が居座っているみたいで、明日までこの悪天候は続くらしい。折角えびねがいい頃なのに、この天気ではお客さんが来られないだろうと思ったら、朝開けるとすぐに毎年見えるえびねのお客さんが来て、選んだものを株分けしていく。埼玉のSiさんが「ちょっと時間が空いたから」と来てくれて、ニオイエビネを押さえていく。さすがにこの雨では電車で持ち帰るのが大変で、あらためて取りにくることになった。雨のおかげで休みになった造園のIさんもやって来て、厳しい基準の好みのものを選ぶ。植え替えや、売れた後に並べるものを出してきて水苔を取り替えるなど、土砂降りの中で動き回って靴はぐっしょり。気温が下がって花はもつだろうが。
 連日遅くなる日が続いたから、今日は久し振りに早く帰る。


2008年4月17日(木)
 埼玉から初めての若いお客さんがえびねを買いに来る。前に育てていた交配えびねがウィルスになってしまったので、全部処分して天然種でやり直したいとのこと。丁度色々咲いてきた中から好みのものを選んでいく。特別株数の少ない品種を除いては、古い品種は買いやすい値段になってきたから、「昔作っていたけど駄目にしてしまった」という理由で買いなおす人も結構いる。そういう意味ではハードルが低くなって、こんなにきれいなものが誰でも楽しめるようになったいい時代だ。
 八王子のSaさんが予約してあったニオイを取りに来て、別の苗も買っていく。丁度練馬のKiさんもやってきてえびねマニアの話が弾む。野生蘭から入った自然種好きのKiさんは、昔の天然ニオイの株を押さえていく。キリシマの丹頂系「曙」を持ってきたのでパチリ。「きょうのショット!」に載せたが、これから集まりに持っていくそうで持ち帰った。残念!。遅くなって若いGoさん、注文のえびねを持って中野のEさんが来る。夕方から雨になった。


2008年4月16日(水)
 昨日神代植物園にえびね、一茎九華の展示会初日を見に行った。暑いくらいの好天で、植物園を見に来た人がたくさんえびね会場を覗いていく。一茎九華も15鉢ほど並んでいた。日頃お付き合いのある人達が出品していて、当番で詰めている会員と話をしながらえびねを楽しむ。純粋にお客となって展示会を見ているのは気楽で楽しいものだ。迎える側になると用事が多くて中々大変なのだが。
 今日も引き続き上着がいらないほどのいい天気。気温が上がってすべて開け放す。雨が降るとぐっと寒くなるので、このところ温度の変化が激しい。着るものでうまく調節しないと体がついていかないが、飾ってあるえびねのために窓を開けたり風を当てたりの調節もおろそかに出来ない。定休日明けはずい分咲いていた。紫花のフウランや一茎九華も開きだす。
 日曜日に来たお客さんが、「あの時はあんまり人が一杯だったから」と出直してきてくれて、目をつけておいたえびねをいくつか選んでいく。いつも静かな水曜日だが、世田谷のMiさん、若いお客さんやいつものKoさん、女性客、横浜のAさんと友人、葛飾のOさんなど姿を見せ、電話で「取っておいて」などの予約も。合間に注文のピアナンを梱包して発送し、作場で咲きだしたえびねを手入れして、空いたところに並べる。今度の週末からが見頃か。


2008年4月13日(日)
 口開けに上野毛のKiさんが友達を連れてきて、売約の中国春蘭を買っていく。朝霞のKuさんが、昨年に続いて欲しいえびねを物色に来る。たくさん並んでいる中で迷っていると、そのうち中野のEさんが追加の展示品や即売品を持ってきてピタリと欲しいものが見つかり、喜んで持ち帰る。茨城からKoさんがえびねをたくさん持って来たり、ニオイエビネを探しに来たご夫婦などで一杯になり、搬入のえびねの整理がつかない。
 午後から下町のHiさんが友人を連れてくる。この時期に杭州の定連さんが揃った。東村山から女性客がえびねを買いに来た後、川崎のKiさんが展示品のえびねを持って来る。交配の紫花のフウランも並んだ。店内の棚が一杯で、1鉢売れるとその後に出して来るという具合。月・火の定休日が明けるとどっと咲いていることだろう。


2008年4月12日(土)
 えびね展スタート。このところのナント慌しかったこと!。当店のものはまるで外の気温なので、早いのがやっと口を開けてきた程度。ほとんどはまだつぼみだ。でも色々な人が持ってきてくれたのがハウスの中なので、咲いているのもたくさんある。花の最盛期は1週間くらい先かもしれない。但し、ニオイの小苗他のお買い得品は早い者勝ち。もういくつか出てしまった。
 杉並のSaさんが用土や鉢を買いにくる。Yさんが残った春蘭を下げに来て、長い葉っぱは一茎九華だけになった。一緒に下げるところだった一昨日のピアナンは、滑り込みセーフで手元に残った。ヨカッタ!。
 グリーンクラブの帰りに駒場のWaさんが寄って、鉢や肥料を買っていく。この間お客様から「上野グリーンクラブからすずき園芸までどうやって行くのが一番近いですか?」と聞かれたが、白石はいつも千代田線の根津駅(歩いてすぐ)から乗って表参道で乗り換え、半蔵門線の中央林間行きで三軒茶屋まで来る。店まで50分あれば充分に着く。
 毎年えびね展に来るTaさんがコオズを株分けして持って行く。作場のえびねはまだ大株になったままで、売るときに株分けしなければいけないのがいくつもある。埼玉のSiさんが気に入ったのをいくつか選んでいく。例のピアナンを予約した大阪のOさんが来て、蘭の本も買っていった。
 埼玉のOさんがKiさんと一緒にえびねをたくさん持ってくる。空けてあった2階がすぐに一杯。明日他の人も展示品など持ってくるだろうから、店のものは少し空いてから出すことにする。店頭に並びきれないものもたくさんあるので、欲しい品種、予算、花の好みなどご相談ください。希望に合うものを出して来ます。
 近くのSuさんが一度下げた春蘭を、注文があって又持って来る。遅くなって世田谷のMiさんが久し振りに顔を出した。えびねマニアで古い天然種を大事に作っているという。「アマミエビネや徳之島えびね、キリシマなどは?」「あります」。「うれしい。分けて来て」。朗報だった。


2008年4月11日(金)
 ようやく雨は上がってつかの間の良い天気になった。外のものはたっぷりと水を吸って生き生き。水遣りが助かる。一番に看板を作り終えて、注文のえびねの梱包をする。
 昨日「ショット」に載せたピアナンは、早速メールで注文が来ていた。最後に思いがけなく一番いい花が咲いたので、このまま終わりにしてしまうのはもったいないと思って出した写真だった。ところがその後2人から「あのピアナンを・・・」という電話。「申し訳ありません。もう決まってしまいました」。「やっぱり・・・。朝一番で電話すれば良かった」。ずーっとここにあって残っていたのに、出るときはそういうものだ。
 東京山草会のIさんが、売約の鉢を買いにくる。横浜のHiさんが追加で展示品や即売品を持ってくる。大好きな淡いピンクの花がたくさん並んだ。売り物はニオイ系の花付や小苗、昔のヒゼンなど。えびね展2008のページに品種を追加する。
 葛飾のOさんが顔を見せてえびねの時期を実感する。電話での問い合わせや注文もえびねの顔ぶれになってきた。川崎のKiさんも連日来ている。いよいよ頭のスイッチがえびねモードに切り替わった。明日も20鉢ほど入る予定。「自然と野生ラン」5月号が入荷した。


2008年4月10日(木)
 朝から雨で又寒さが戻った。こうして行きつ戻りつしながら本格的な春になるのだろう。例年えびね展の頃は寒さに震えている印象がある。今日も電車が大幅に遅れて10時少し前に店に着く。
 1階はどこもかもえびねが並んだので、入り口脇に置いてある預かりものの春蘭も、取りに来るまで作場に移すことにした。ほとんどは枯れかけた花が着いている状態だが、遅れて咲いてきたピアナンが1鉢、かわいく開きだした。未選別のものを並べたコーナーは今回良く売れて、春剣蘭、豆弁蘭、ピアナン蘭がそれぞれ1鉢づつ残ったきりだが「残り物に福」か。一花でまだ元気なのもあるが、一茎九華の未選別を残して片付けてしまう。寒さに合って止まっていた「紅宋梅」や「錦繍中華」も咲いたが、やはりタイミング良く咲くことが大事で、えびねが並んだ時期に春蘭に注目する人は少ない。極端に早咲き、遅咲きの品種は、展示会に間に合わず不運だ。
 えびねマニアの八王子のSaさん、造園のIさんが来る。夕方練馬のKiさん、川崎のKiさん、下町のHiさん、若いGoさん、近くのSuさんと続々とやってきてにぎやかになる。お買い得のニオイの苗がいくつか売れて、「こんなのがあるんだったら他所で買うんじゃなかった・・・」との声も。看板用の印刷したのをGoさんが持ってきてくれて、明日は作れそう。ぎりぎり間に合う。
 日本春蘭の花が元気なのを切らずに置いたら、Hiさんが頼まれて買いに来た。「良かった!花があって!」。特定の品種でこの時期に花が着いているのを探すのは大変だ。いつも元気な花は出来るだけ残しているが、必ず最後に必要に迫られて飛び込んでくる人がいる。趣味家は次の作を考えて早目に切るが、商売の方はそうはいかない。「希望に沿えてヨカッタ!」が、そういうことをしているから作はイマイチなのかも。


2008年4月9日(水)
 いやー、ものすごい春の嵐だった。昨日の火曜日は一日中強風とたたきつけるような雨。あちこちで被害が出たとニュースで報じている。心配しながら出てきたら、棚のプラ鉢が一つ倒れていただけで済んだ。
 えびね植え替え用にべラボンを買いに来た人が小柴鉢も買っていく。これで小柴鉢は残り2鉢になってしまった。埼玉のAさん、いつものKoさんが寄っていく。
 午後中野のEさんがえびねを持ってきた。まだえびね展の看板が出来てなくて、その作業に2階のテーブルを使うので、1階の道路側にあった春蘭をすべて撤去してオールえびねにしてしまう。これから展示品を持ってきたら2階に並べることにする。近くのSuさんが寄って閉店過ぎまで3人でおしゃべりをする。


2008年4月6日(日)
 上野グリーンクラブに直行してえびね展を見せてもらう。交配もの全盛だが、どうしても天然ものの方に目がいき、ヒゼンの古い名品に出会ったりすると懐かしさを覚える。忙しいので知り合いに挨拶して急いで店に戻る。
 着くと近くのHaさんが来ていた。「この間の人気コンクール、どれが優勝したか気になって・・・」白く咲いていた一花の「宋梅」だというと、「良かった。僕もあれに入れたんです。投票した甲斐があった」と喜んでくれた。この間も持っていったピアナンを又買っていく。
 転勤で行ってしまった長野のSaさんが、やっと落ち着いたと預かっている蘭を車で取りにくる。久し振りにゆっくり話をしていたら、去年中国蘭を買っていった若い男性が管理の仕方を相談に来る。「今年花が咲いて感激しました」と魅力にはまりそう。植え替えの仕方や水遣りを実演して見せる。麻布のMoさんは斑入りや八重咲きなど変わりの山草を持ってきてくれた。
 欅窯の三橋さんが、頼んであった桐箱の箱書きが出来たと持ってくる。今集中的に新しい富貴蘭鉢を作っているという。これまでに無かったデザインのものだそうで、「今年の蘭鉢展にはいいものを出せそう」といううれしい話。桐箱を頼んでいた川崎のKiさんに「出来ました」と電話すると、えびねの展示品を持って飛んできた。最近時々来る若い男性が「まだ始めたばかり」と、本を見たり展示品を見たりしてじっくり選んでいく。若いGoさんも寄って、押さえていた九華を持ち帰る。
 今日は何人ものほんとに若いお客さんが来たが、これから始めようと興味を持ち始めた人が来てくれるのはうれしいこと。高いものは買えないが、いい花で殖えたために値段が安くなっている名品がいくらでもあるから、相談しながら選んでくれれば、間違いのないいいものを勧めたい。
 暗くなってから、一日中植え替えをしていた近くのSuさんが、「あー!くたびれた」と展示品の引き取りにくる。追加したピアナンも良く売れてあと1鉢。春蘭系は大分片付いて、えびねの搬入があったらすぐに片付けられる目処がついた。


2008年4月5日(土)
 朝拓也さんと二人で店内の片付けと掃除。これまで蘭を置いていたガラスを片付け、えびね用の鉢皿を洗って並べる。搬入の準備ができたところに、きれいに作ることでは定評のある横浜のHiさんがえびねを持ってきた。展示品3鉢はもう半分以上花が開いている。ニオイ・コオズの即売品は花芽付きもあれば花なし苗のお手頃価格もある。どれも鉢数を減らしたいという希望に沿って、格安に価格設定。正面の棚は一気にえびねで埋まった。店のえびねはまだ咲いているのは一つもなくて、早いものでもつぼみが花間をとってきたくらいだから、これまで春蘭の方に気持ちが残っていたがもう待ったなし。花を切らないまま作場に仕舞ってけりをつける。
 昼から遅れに遅れていたえびね展案内状の印刷にかかる。プリンタのトラブルも無く表裏とも印刷が終わり、今晩発送の予定。寒蘭マニアのYoさん、港北のHaさんが遊んでいく。
 明日は上野グリーンクラブのえびね展に直行し、昼までには店に出ます。


2008年4月4日(金)
 川崎のKiさんが頼んでおいた蘭を持ってきてくれる。久し振りの女性客がえびねの肥料を買いに来て、フウランも持っていく。85歳になったそうだが、杖を使い、持病はあるものの明るく元気でおしゃれ。部屋に置いたえびねがきれいに咲いているのを楽しんでいる。「来年は植え替えをしなくっちゃ。生きていればね」。大丈夫ですとも。明るい気分を分けてもらった。
 次も久し振りの川崎のMaさん夫妻。一年中の蘭や山野草が大好きなのだが、このところご無沙汰だった。見かけは変わりないが、聞くと去年は重い病気で入院、手術。植物の面倒を見るどころではなかったが、ここへ来てやっといじってみたい気分になったそうだ。傷めてしまった蘭の回復に生の水苔を買っていく。蘭に関心がいくのは元気とゆとりが出てきた証拠。生気をもらって一層の回復に努めてほしい。
 朝寄った後上野グリーンクラブにえびね展を見に行ったKiさんは「駐車場が一杯で寄れなかった」と戻ってくる。午後から注文の蘭を荷造り、発送。あとは春蘭をせっせと植え替えて片付ける。まだ出品した後引き取りに来ない人もいるし、まだ充分見頃という花もあって、春蘭がすっかり片付くのにはもう少しかかりそう。
 遅くなってからグリーンクラブの帰りに八王子のSaさんがやって来る。えびねマニアでこちらも1年ぶり。えびねの顔ぶれが段々揃って、こちらもエンジンがかかってくる。


2008年4月3日(木)
 電車が大幅に遅れて店に着いたら10時近くなっていた。利用する田園都市線は踏切が全く無いので、昔はほとんど遅れることもなく正確に動いていたが、乗り入れでどんどん延長され、1本で他の路線まで行けるようになったのは便利でいいが、端から端まで長いからどこかで何かあるとたちまちダイヤが乱れる。
 予報通りすっかり暖かくなり、着くとすぐ全面的に開け放つ。その間に中野のEさんがやってきて、春蘭の展示品を下げていく。入れ違いにいつものKoさん。Koさんが帰ると大田区のUさん、岩手からナビで探しながら来た初めてのお客さん、夕方には練馬のKiさんという具合。その間にプラ鉢の発注、春蘭の注文電話、お客さんとの電話が何本かあり、終わってなかった日本春蘭の植え替えも進める。やはり2年以上植え替えてなかったものを開けてみると根が悪い。一にも二にも植え替えが重要だと実感する。
 練馬のKiさんはえびねの即売品をいくつか持って来る。Cyclopogon Lindleyanumという名できれいな斑入りの葉の野生蘭も咲かせてきた。大分以前オーストラリアの山草業者が東京ドームで売ったものだという。ネジバナに相当する品種らしいがもう少し大型。昔ナリヤランを植えるために作ったという細長い欅鉢に植えられて、いい味を出している。他にエノモトチドリも持って来た。
 春蘭を植え替えて作場に仕舞い、蕾がすっかり出ているえびねをいくつかを店内に並べる。他にも土曜日にニオイエビネの名品を持ってくるとの電話。いよいよえびねのシーズンだ。


2008年4月2日(水)
 資材の仕入れに寄ってから店に出る。定休日の月曜日は雨、火曜日は強風で、満開の桜にはつらい天候だった。それでも車で走る途中の桜並木は見事。気分良く店に着く。
 昨日の強風で山草類が乾いたり倒れたりしている。水を遣り、倒れた鉢の処置をして郵便局へ走る。これからしばらく暖かい日が続く予報なので、夜も天窓だけでなく横も開放にする。いよいよ春作の態勢。
 欅鉢旧作狙いのMiさんが、HPでいくつか当りをつけておいた鉢を買いに来る。驚くほどたくさん欅鉢を集めていたマニアが大量放出したもので、短期間にこれだけ売るのは厳しいかと思ったが、何だかんだと残り少なくなってきた。
 近くのSuさんが植え替えをしていて、もうこれ以上棚に置けないと中国春蘭を持ってくる。前に売り物を持ってきて残っている「紅陽」と「竜字」も、帰るところがないからと値下げすることになった。今年の花はもういくらも楽しめないがどちらもお買い得。東京の趣味家は作場の棚に余地が無いことが最大の悩みなのだ。
 4月に突入してえびねの問い合わせが増えてきた。今日も春蘭をせっせと片付け、えびねを並べる準備に入る。作場のニオイエビネはぐっと冬至芽を伸ばしてつぼみが見えてきた。これからは水遣りも夕方からになる。
 閉店時間を大分過ぎてから若いGoさんが売約の蘭を引き取りに来る。えびね展の看板と案内状を急がなくては。


2008年3月30日(日)
 誰でも植え替えのシーズンで、目黒のFuさん、埼玉のSaさんらが肥料や鉢を買いにくる。茨城のKoさんが頼まれたえびねを持ってきて、たくさん並べてあった展示品や売約品を持ち帰る。ニオイエビネを目当てにやってきたご夫婦が早速選んでいく。
 午後から川崎のKiさんが展示品を下げに来る。近くのSuさんもいくつか持ち帰ったので、棚が大分空いてきた。話題も徐々にえびねの登場回数が増えてきた。週明けには本格的に春蘭を仕舞っていこう。


2008年3月29日(土)
 日中は開けるようにしていた冬囲いのビニールを外し、ダイオネットに取り替える。こういうことは拓也さんがいる時にやってもらう大変な作業だ。その間植え替えがまだだった残りの山草を朝から夢中で植え替える。混合用土が足りなくなったのを混ぜ、即売用の袋も作る。写真を撮る暇がない。
 横浜のWaさんがグリーンクラブに行った帰りに寄る。お客様展示品で分けて欲しいと希望していた中国春蘭を分けてもらえることになり、鉢を開けて株分けする。
 先日欅鉢を送った横浜のSaさんが、とても気に入ってわざわざ訪ねてきてくれる。ウチョウランの天然ものをやってみたいということで、ちょうど芽が出てきたのを選び、欅ウチョウラン鉢も又いくつか持っていく。世田谷のYaさん、近くのSuさんも寄っていく。
 明日は私用で早目に帰りたいのでご協力ください。ちょっと早く閉店します。


2008年3月28日(金)
 注文の蘭の発送を終えて、昨日撮った蓮弁蘭の写真をHPに載せる。続いてシランの植え替え。日中は誰も来ないので黙々と植え替え作業をする。午後遅くなって箱根のKaさんがひょっこりやってきた。えびねマニアだからすっかりえびねの話になる。杉並のUさんが売約の春蘭を取りに来る。若いGoさんもやってきてKaさんと話が弾み遅くなる。


2008年3月27日(木)
 目黒のFuさん、中野のEさん、千葉のYさん、いつものKoさん、Miさん、造園のTaさんなどが寄っていく。蓮弁蘭のお買い得品や一茎九華の未選別品が入荷。下げたものもあって大分品物が入れ替わった。花芽が中々伸びなかった中国春蘭新花も、このところの温かさに動いてきてもうすぐ咲きそうな気配。合間に春蘭を植え替える。


2008年3月26日(水)
 上着が要らないほどのポカポカ陽気。棚下に入っていたセッコクなどのコンテナを出してきて植え替える。皆植え替えに精を出す時期だから用土や鉢を買いに来る人がいる。注文の蘭や鉢を荷造りして発送。問い合わせや注文に応じて株分けしたり、写真を撮ったりの作業が忙しい。追加で入ったピアナンの写真をお知らせに追加する。杉並のSaさん、横浜のMoさん、若いGoさんなどが来る。


2008年3月23日(日)
 山草好きのKaさんがイワタバコを買いに来たあと、中野のEさんが来る。日中は日曜日だというのに他に誰も来ない。午後遅くなると段々に寒くなって来て、たまりかねたEさんが帰った途端下町のHiさんがやってきた。続いて駒場のWaさん、静岡のYaさん、近くのSuさんも来る。これまで展示していた鉢は花のくたびれてきたのを新しい展示品と入れ替え。奥地蘭の即売品も花が終わったのを下げたので、2階に展示してあったものを下に下ろす。大田区のMaさん、目黒のFuさんも売約の品を引き取りに来る。閉店後Yさんが頼んであったピアナンのつぼみ付を持ってきてくれた。木曜日には又春蘭名品が入る予定だ。


2008年3月22日(土)
 今日からしばらくは春らしい日が続く予報で、あちこちで桜の開花宣言が出るということだ。三寒四温のこの時期はフレームの管理に気を使う。もう凍るような日は滅多に無いと思うので、基本的に天窓は開けておいて、特に冷え込む予報の時だけ閉めることにする。急に気温が上がって蒸れる方が怖い。
 水遣りを拓也さんに任せて朝から植え替え。フウランを終わらせ、山野草を次々と植え替える。去年Kiさんに貰った「浦島草素心」がきれいな芽を出していたし、サラシナショウマも力強い赤い芽が膨らんでいる。去年の夏の暑さが心配だった「ボタンキンバイ」も何とか生き残って新芽が顔を出してきているし、「翁草」の新芽も展開してきた。こういう心躍る植え替えは苦にならないものだ。
 目黒のFuさんが中国春蘭を買いに来た後、大田区のMaさんがHPを見て、超お買い得の「華字」を狙ってきた。木はそれほど大きくないが花付だから、最近九華を集めているMaさんとしては当然。「それともう一つ気になるのがあって」と「憲荷」の花付もということになった。こちらも木の出来からいってお買い得。やはりいいところを押さえていった。今度取りに来るというので売約の札を入れながら思わず笑ってしまった。「Maさんって江戸っ子かな?。だって昔から言うでしょ?。火事と喧嘩は江戸の華って・・・。」お後がよろしいようで・・・。


2008年3月21日(金)
 雨は上がったが寒い一日。山草の一部とフウランを植え替える。室内の春蘭も花が終わったのは植え替えを始める。まだこれから咲くのも少しはあるが、殆どの花は盛りを過ぎてきた。いよいよ春蘭のシーズンも終わりに近い。次はいよいよえびねだ。
 芝弥生会館で開かれた全春連の展示会に行った帰りに横浜のWaさんが寄っていく。


2008年3月20日(木)
 冬に逆戻りして冷たい雨になった。山草を少し植え替えたところで練馬のSiさん、下町のHiさん、いつものKoさん、麻布のMoさんが来る。遅くなって練馬のKiさん、若いGoさんもやってきた。
 今年並べた未選別豆弁蘭の中には、緑の奥に朱金を感じるものがいくつかあり、来年遮光して咲かせたらどうなるか遊んでみることになったり、お買い得コーナーに一茎九華が加わったり、ニオイエビネの花芽付が来たり、合間に欅鉢の発送も加わっての慌しさになった。


2008年3月19日(水)
 すっかり春らしくなって、これまで枯れた鉢だけだった山草棚に若い緑色が見えてきた。寒い間は見向きもしなかったが、現金なもので周りの枯れ葉を片付けたり、鉢皿を洗ったり、植え替えたりしたくなる。イワチドリ、イワタバコを植え替え、他の山草類にも少し手を付けた。クリスマスローズ、バイモが咲いて早春の棚に衣替え。山草類は伸びが速いから、たちまちにぎやかになるだろう。
 寒蘭の棚で根巻きになっていた「南雪」の根が下から出ている。日付を見ると2007年5月に巻いたもの。1条短い根2本とある。巻いてある生の水苔がまだ青々として生きている。根巻きにするのはほとんど根が駄目になっているものだから、2条になって長い根というのは順調な回復振りだ。用土で植え替えておく。
 午後からは予報通り雨になった。


2008年3月16日(日)
 今日も春らしい暖かさ。ウチョウランの植え替えを終わらせるべく朝から作業をして、夕方までには完了した。昨日の段階で作が上出来だったので、分けて鉢が増えた分スペースが厳しくなるかと思ったら、今日手がけた最後のコンテナは結構出来が悪く、球が小さかったり、殖えていなかったり、消えていたのもあって、結局総数では同じになった。「どうしてこのコンテナだけ出来が悪いの?」と思ったら、昨秋早々に葉が枯れてしまったのを、水遣りの関係で集めて置いた組だった。納得・・・。最終的に消えたのは消費税程度だ。
 外の棚にあった天然物の「雷鳥」がたくさん増えて鉢を分けたりしたのに、フレームに吊るしてあった方の「雷鳥」は大きな鉢の中身がそっくり消えていた。去年の夏はメチャクチャ暑かったから、新しく移動した棚の方が過ごしやすかったのだろう。植え終わったウチョウランは水切れさせないようにする必要があり、置いたまま水遣りできる外の棚は、吊ってあるのを下ろして水を遣るフレームの中より機能的でもある。「良かった!」。
 茨城からいつものKoさん、麻布のMoさん、上野毛のKiさん、近くのSuさん他何人かが寄る。
 一応春蘭展最終日だがまだこれから咲く品種もあって、花が全部終わるまでは引き続き展示即売している。えびねが登場するまでは花が終わったものから徐々に片付けていくことになるだろう。自分の店で並べるだけなので、花の咲く時期に一喜一憂しなくて済むのは気が楽だ。最終段階ということで、売れ残っていた「お買い得コーナー」の蘭をいくつか値下げした。お客様も棚が一杯という人が多く、出したものを持ち帰りたくない人がいるためだ。今年の花は終わりに近いが、来年咲かせるための素材としてはお得なものばかり。値下げしたものは「お買い得コーナー」で赤い数字にしておいた。
 この後イワチドリ、セッコク、フウラン、羊歯類、山草類と様々な鉢が手入れされるのを待っている。中々「やったー!。終わった!。」とはならない。大変だが一番楽しみな季節でもある。


2008年3月15日(土)
 春のポカポカ陽気で、戸を開けっぱなしにしていても寒くない。あちこち芽が出てきた山野草の棚も気になるが、やりかけのウチョウランの植え替えを早く終わらせたい。朝からずっと取り組んで閉店まで立ちっぱなし。今日も「疲れた〜」。これまで100鉢ほど終えて3鉢がお隠れになっていた。明日には全部終わらせたい。
 拓也さんには水遣りの後、はしごに登ってトイレ前の雨どいの詰まりを取り除いてもらう。近くに大きな柿の木があるので落ち葉が詰まるのだろう。成果は次の大雨までわからないが。午後からはフレーム内の棚掃除。春蘭展の後鉢を作場に戻す前に、棚をきれいにしておきたい。普段水を遣るときにこぼれたり、鉢を倒したりして、長い間に砂がたまってくる。寒蘭、春蘭とそれぞれの時期に留守中の棚を掃除するのが常だ。夕方には植え替え時期でもあるし、用土を物置から出して手近に積んでもらう。3月は春蘭展をやりながら、次のえびね、ウチョウランをはじめすべての植物の手入れをしなければならないから、一人では抱えきれないほどの仕事がある。一日フルに動いてもらって懸案のことが大分クリアされた。
 Yoさん、Oさん、Yaさん、Goさんなどが来る。未選別のピアナンは完売。


2008年3月14日(金)
 午前中は穏やかな雨。昼から日が差してきたが、夕方からは一転雷も鳴る激しい雨。変わりやすい天候だったが、このところ乾いていたからいいお湿りだ。但しトイレの前の雨どいが詰まっているようで、滝をくぐらないとトイレに行けないのは困る。明日は雨どい掃除だ。
 近くのSuさん、中野のEさん、川崎のKiさん、藤沢のIさんらが寄っていく。日本春蘭の花付を何鉢か株分けして並べ、週末に搬入のあった中国春蘭のリスト作りや整理で忙しくしていたら、予定していたウチョウランの植え替えに手をつけられなかった。花は時期というものがあるから待ったなし。季節の移り変わりに仕事が追いつかない。


2008年3月13日(木)
 忙しさに一日延ばしにしていたウチョウランの植え替えを始める。毎年亡くなった鈴木さんの誕生日だった3月8日を、本格的な水遣り開始の日にしていた。最近はその時に全部植え替えるので、春蘭展と重なって忙しい。去年は暖冬でずい分芽が顔を出していたが、今年は寒かったせいかまだ表面には緑が見えない。底に敷く水苔や用土、ピンセットなどを用意して、表土が汚くなったコンテナを出してくる。去年ウチョウランの作場を新設してこれまで長い間やってきた環境がすっかり変わった。通風や日照、湿度などの条件が変わって、それが適切だったかどうかこの1年の結果が判る。鉢を開けてみると大きなイモが殖えていて、どれも良く出来ているようだ。よかった!。2鉢に分けたりするので鉢数は増えるが、夕方まで30数鉢やって消えていたのは1鉢だけ。今日のところは例年以上の成績だ。
 ウチョウランの植え替えをしていると、周囲が汚れてしょうがない。終わるまでは見ないことにして、この数日で一気に植え替えを済ませてしまわなくては。ピンセットでの細かい作業だから、集中して続けると最後は「疲れた!」。
 雑誌社のOさん、埼玉のAさん、若いGoさんなどが寄っていく。


2008年3月12日(水)
 昨日は急激に気温が上がって4月の陽気。たくさんの蘭を預かっているので、定休日だが扇風機をつけたり窓を開けたりの対応をしに来る。月・火のフレームの最高温度は24℃。最低が4℃というすごい温度差だ。今日は通常の気温に戻ったが、季節の変わり目は平気で2ヶ月くらいの間を行ったり来たりするから油断ができない。その点、簡単に囲っただけの外の簡易棚は安心で、閉めっきりのフレームが一番危ない。きめ細かに対応しないと1日で蒸らしてしまうことがある。
 植え替え用土を買いに来た人や、近くのSuさん、いつものKoさん、川崎のKiさんなどが寄っていく。合間に春蘭の植え替えをするが、本当は今年遅れているウチョウランの植え替えをしないといけない。この間から気になっていて早くそれを終わらせたいのだが、先立つ用事で一日づつ遅れてくる。明日は真っ先にウチョウランに手をつけよう。


2008年3月9日(日)
 上野東照宮に直行して香蘭会展を見せてもらう。今年は花つきが悪かったとかで、例年よりは出品数がやや少なかったが、「さすが」という咲かせ方をしたものばかり。色といい形といい見事な作品に仕上がっていた。名誉会長の黒崎氏に挨拶してしばらく話をする。自然と野生ランに写真が載った去年の「万字」を褒めていただいて、「よくぞこれだけ咲かせてくれた。これが間違いない黒崎万字です。松村さんに見せたかった。」と言っていただいたのはうれしかった。今でも「万字(黒崎)」というラベルが入っているのだが、別にラベルを書いて下さるとのこと。大切にしたい。
 お昼ちょっと過ぎて店に着くと、下町のHiさんが来ていた。日中友好会館の展示会に出していた近くのSuさん、いつものKoさんの分を一緒に下げて、預かってくれていたのを持ってきていた。それぞれが何鉢も出している上出品用の大鉢だから、運んできた箱で歩く場所がなくなる。
 出版社のSさんがきてコンクールに出してくれた蘭を持ち帰る。駒場のWaさんが日本ミツバチ用の金陵辺を持って来てくれる。覆輪など無い普通の品種なのだが、こちらの方がいいのだと聞いたことがある。蓮弁蘭を分けて持っていった。
 埼玉のIさんも花を見に来る。初めての小金井のEさんが中国春蘭をやってみたいと相談に来て、今はぐっとお手軽価格になった名品で迷っていたが、結局「雪蓮」に決めて株分け。今現在いい花が咲いているのが強い。
 午後遅くなって埼玉のIさんが、一昨年買った「貴州省黄花」が咲いたのを見せに来てくれる。キャップをしないで濁りのない黄色に咲いていて葉姿も美しい。いい素質のものだ。
 麻布のMoさん、若いGoさんもやって来る。夕方香蘭会の幹事をしている川崎のKiさんが、近くのSuさんの分も下げて持ってくる。展示会から帰ってきたたくさんの蘭に水を遣り、取りにくるまで預かることになった。
 夕方何人もいるところで人気コンクールの開票。1票差で若いGoさんの白く咲いた「宋梅」が優勝し、賞品の銀彩鉢をゲットした。追々写真を載せることにする。初出品で初優勝。おめでとうございます。


2008年3月8日(土)
 近くのSuさんが香蘭会の搬入に向かう途中寄る。予定していたのが中々咲かなくて、人気コンクールに出品中のも持っていく。東洋蘭作りを復活させた世田谷のHaさんが、アクシデントで一度駄目にした中国春蘭を求めていく。身元の確かなものが欲しいというこだわり派なのはいいが、殖える方は一歩づつなのに出るときは花付1鉢だから、たちまち品薄になってしまう。周囲の中国蘭マニア達に又協力してもらわなくてはいけない。
 去年蓮弁蘭を買っていった人が、今年見違えるようないい花が咲いたと携帯写真を見せてくれる。ちゃんと作りこんで力のついた花は、ずい分変わるものだ。うれしかったようで又そんな候補を買っていく。
 日中暖かくなって植え替えや水遣りをする。店内に入れている春蘭の分だけフレームの棚が空いていて、見ると砂がこぼれているのが気になる。棚が空いたときが掃除のチャンスと、こぼれた砂や枯れ葉をきれいにする。
 品物を持って夕方来る筈だったYさんが中々来ない。道路が渋滞していて大分遅くなって到着。中国春蘭の新花や四川春蘭などが入った。
 明日は上野東照宮に直行します。昼までには帰る予定。人気コンクールの最終日で夕方開票します。投票のお済みでない方は是非その前に。


2008年3月7日(金)
 朝来たら蘭花村鉢の大きな箱が駐車場入り口に置いてある。簡単に持てる大きさでも重さでもないが、後で雨になる予報だからそのままにするわけにもいかない。居るときに届いたのなら玄関まで運んでもらうのだが、今日は他に誰もいないし、少しづつ移動させて玄関に入れる。
 横浜のWaさん、川崎のKiさん、大田区のUさん、若いGoさん、近くのSuさんなどが寄っていく。この間中国春蘭を買っていったご夫婦が、又別のが欲しいと一緒に選んでいく。本当に花がすばらしい名品が気軽な値段で買えるようになったのだから、勧める方も気が楽だ。Kiさんは明日搬入の香蘭会用に当てにしていたのがまだつぼみで間に合わない。「しょうがない。別のにするか」。ベストのタイミングで土日に合わせるのは、余程たくさんの候補がないと難しいことだ。
 一日中写真撮影で人気コンクール出品の花も撮っていくが、明後日の日曜日が投票締め切りだというのにまだつぼみのもある。


2008年3月6日(木)
 今年は花が遅くてつぼみを撮っても仕方ないと後回しにしていたら、奥地蘭がどんどん咲きあがってきた。朝から撮影に専念。HPに掲載していく。東京ドームを初めあちこちの展示会が終わって静かになってしまった感があるが、暖めてない人の花のピークはこれからだ。今度の土日には上野東照宮で香蘭会の展示会。遊びにきた近くのSuさんが、出品の進み具合を気にしている。
 Goさんが開くのを見守っていたピアナン未選別株がわずかに口を開けてきた。そこへやってきたお客さんがすかさずゲット。ピンクの色が濃くて期待していたが、咲くまで待っているとトンビにあぶらげをさらわれる。悩ましいところだ。


2008年3月5日(水)
 又寒さが戻った。休み中黄砂が飛んできているので、外の植物には洗い流すように水をやる。
 近くのSuさん、いつものKoさん、埼玉のAさん、中野のEさんなどが寄る。奥地の蘭が又少し入荷。写真を撮って載せる作業が中々間に合わないが、ここへ来て花がどんどん咲いてくるので急がなくてはいけない。夕方からその作業を始める。


2008年3月2日(日)
 朝一番で発送の荷作り。水遣りを終えて昨日の棚整理の続きをする。今日は奥地の蘭協会の最終日で撤収だから、そちらに常連さんは行ってしまって静かなもの。近くのKaさんが日本春蘭を持ってきてくれ、芳華会のTuさんやMoさんが奥地の蘭展を見てきたついでに寄る。植え替え用の砂を買いに来た人など何人かに投票をしてもらった。


2008年3月1日(土)
 東京ドームに合わせて上京する人達が帰りに寄っていくから今日は遅くなるのを覚悟で出てきた。大概東京ドーム→日中友好会館→阿佐ヶ谷の「宋梅を楽しむ会」→すずき園芸の順だから昼間は暇だろうし、昨日に続いて暖かいから丁度いいと水遣りを始める。
 店内の乾いている鉢に水を遣り、続いて外の棚を見るとずい分砂がこぼれている。このところ風が強い日が多かったのと、鉢を並べる場所が不安定なので、軽いプラ鉢は倒れることが多い。これを見てしまうと放ってはおけない。棚にある鉢を一旦全部どかしてこぼれた砂を掃除し、下の金網やプラ段もはずして洗う。棚の不安定さをこの際解決しようと、温室の棚下で眠っていたガラス板を出してきて洗い、棚にセットして倒れにくくなるよう並べる。その間初めての人が鉢を探しに来て、勧められるものを色々出したり、問い合わせや注文の電話もかかる。
 一時外に仮置きしておいた蘭の葉っぱが次第に強くなった風で真っ黒に。棚に戻そうとすると植え替えなくてはいけないのが目に付いてしまうし、風でひっくり返っていや応無しに植え替えるのも出てくる。水を遣る前にこれらを何とかしようと思うと、次々と用事が増えてまるであり地獄に落ちたようだ。何鉢か植え替えている間に成田のTさんと出版社のSさんが現れる。全面的な水やりは明日にして、取り合えず出してある蘭を片付けるところまでやってしまわなくてはいけない。
 夕方になって蘭展ツアーご一行様が到着。三重のKaさんが一足先に、若いGoさんも昨日に続いてやってくる。駒場のWaさんと後から蘭花村の村長さんに京都の蘭迷さんも。皆さんお疲れ様。
 パソコンの前に集まって、先日の温州蘭博覧会の写真をスライドショーで見ながらお土産話を聞く。Kaさんと村長さんは中国から帰ったばかり、成田のTさんは長いこと中国で仕事をしていたし、蘭迷さんも度々中国に行っている。皆中国通で中国蘭の専門家ばかり。次々と本を開いて色々な品種の話題で盛り上がる。
 結局蘭は年によって、又作によってかなり色々な咲き方をする。同じ品種であってもずい分変わるから、軽々に品種が同じだとか違うとかは言えない。自分が気に入った花を、見合った金額で買って楽しむのが一番。そして、分けてもらった経緯がはっきりしていてこれは確実というものを大切に絶やさないようにする。すでに色々混乱してしまっている現在はこれしかないだろう。
 すっかり遅くなって今日出来なかった水遣り。明日は他のことに目をつぶってやってしまおう。でも発送もあるし・・・。


2008年2月29日(金)
 「春がきた!」。もう明日は3月だもの、そろそろこんな暖かい日があってもいい。日は伸びたもののこれまで本当に寒い日が続いて、水を遣るのも外へ出るのも仕方なしだったが、今日はひとりでに表に出たくなる。ずっと冬枯れの景色で放ってあった山草棚の枯れ葉を整理し、芽出しに備える。クリスマスローズなど花が咲き出したものは棚下から出し、きれいにして並べる。葉の落ちた枝が伸び放題だった駐車場のコムラサキシキブの剪定と混合砂作り。どれもこの間から「やらなくては」と思いながら延び延びになっていたこと。郵便局まで一走りするのも苦にならない。暖かい陽射しというのはすごい力だ。杉並のUさんなど何人かが人気コンクールの投票をしてくれる。
 午後麻布のMoさんが丁度同じような咲き具合の「桜梅」と「無双梅」を持ってきた。蘭迷さんのブログで話題になっていたので写真を撮って「きょうのショット!」の昨日と今日のところに載せる。「桜梅」の方が一回り花が大きく、三角咲きと平肩の間くらい。「無双梅」の方が平肩で花弁のよれが強い。これは現状を描写したもので、違いと言えるものかどうかわからない。並べて飾ってあるので、興味のある方は実物をご覧ください。
 千葉のMuさんが来て売約の杭州を持っていく。午後遅く中野のEさんが鉢を見に、若いGoさん、埼玉のSiさんも閉店間際にやってくる。Goさんの見立てでは「桜梅」と「無双梅」、「同じものですね」。


2008年2月28日(木)
 朝のうち強風が吹いて又ゴミ拾いからスタート。発送がたくさんあるので気が急くが、東京ドームの蘭展の期間は、普段HPを見ている遠方の方がついでに寄ることが多く、吹き溜まったゴミの中で迎えるわけにもいかない。朝一番でその遠方の方が松村鉢を買いにくる。蘭鉢展のときに保管上の汚れのあるものをサービス価格で出すが、展示会出品に使うからきれいなのをというので、ちょっと高くつくが別の状態の良いのを選んでもらう。
 小柴鉢を電話で予約していた女性のKaさんが、病身をおして来てくれる。藤沢のFuさんが東京ドームと日中友好会館の帰りに来て、売約の蘭を持っていく。出版社のOさんが写真を撮りにくる。やはり遠方で鉢好きのNoさんが電話で鉢を注文。小柴鉢はいよいよ残り少なくなった。成田のTさんも日中友好会館→宋梅を楽しむ会→すずき園芸と蘭ツアー。最後に大田区のYさんも予約してあった鉢を買いに寄る。蘭と鉢の梱包に追われ、夕方になってやっと発送できた。
 今日は寒さが落ち着いて動きやすかったが、明日はもっと気温が上がるらしい。一花もそろそろ開きだした。


2008年2月27日(水)
 昨日は日中友好会館に行って質の高い展示会を見せてもらった。会場が落ち着いた雰囲気で、ドームのわさわさしたところとは別世界。中身も鉢も栽培も、同時開催の書もいい雰囲気を醸し出していた。売り物として出しているものとは違って、本物の趣味の世界。奥地蘭が主だが、一茎一花もたくさんあって是非お勧めしたい。
 今日は朝から港北のHaさんが売約の鉢を引き取りに。何年振りかで東京山草会のIさんが顔を見せて鉢を売約に。国分寺のUさん、麻布のMoさん、川崎のIさんとKiさん、近くのSuさんが寄ってお買い得の蘭や欅鉢旧作を持ってくる。注文の電話が何本もかかって、間に郵便局に走ったり入荷品の写真を撮って載せたりで一日中忙しい。


2008年2月24日(日)
 一体どういう天気なんだろうと思うほど昨日から刺すような寒さ。北風が強くて隣のマンションの前を通る時には吹き飛ばされそうになる。建物につかまって何度も立ち止まりながら店に着いた。
 今日になって目黒のOさん、下町のHiさん、出版社のSさんが荒れた天気の中、コンクール出品作を持ってきてくれる。それぞれマッチした鉢を選んでバランスよく仕上げている。高価な品種だとか珍品だとかという見方ではなく鉢も含めた全体の観賞価値だから、その花の魅力を存分に引き出して鉢とのバランスよく葉もきれいに出来ていれば、皆が持っている品種であっても優勝の可能性は充分ある。そうやって楽しみましょうというのが趣旨で、一応プラ鉢はご遠慮願っている。まだつぼみの状態のがずい分あって、期間中に次々と咲いてくる予定なのがこの寒さでどうなるか。
 蘭を車に積んできたHiさんが、ドアを開けて荷物を取り出そうとしている時、急に突風が吹いてドアが逆方向に強く押され、修理の必要があるかもしれない状況になった。もし順方向に吹き飛ばされても挟まったりして大変なことになるし、隣に車が止まっていたり人がいたらこれ又大変。風の力は思いがけないほどの被害をもたらすものだ。スライドドアならいいが普通のドアは、風の日の乗り降り、荷物の積み下ろしは要注意。他人事ではない。
 相模原のKiさんが東京ドームの帰りに寄り、遅くなってルーペのSさんも来てくれる。3月9日まで店に来た人に主観で投票してもらうので、出品しない人も投票でぜひご参加を。遅くなって奥地蘭の売り物をとりあえずHPに載せる。写真はまだ間に合わないし、この他にも色々あるので追々作業することになる。
 26日(火)から日曜日まで飯田橋の日中友好会館で「奥地の蘭協会」の展示会。東京ドームの近くなのでちょっと足を延ばしてハイレベルの展示を見てください。白石は火曜日の初日に見せてもらいます。


2008年2月23日(土)
 今日から人気コンクールの投票開始。花が遅れているのかまだこれからという人が何人かいる。出品している人もつぼみの状態のがいくつもあり、期間が長いからいつも五月雨式のお遊びだ。店に来た人に投票してもらうため朝一番で番号をつけ、リストを作り、投票用紙を印刷して用意する。
 小柴さんの鉢の注文をいただいている人に又追加で発送。結局蘭鉢は前年の残りまで完売してしまった。今年の一番出来のいい銀彩を最初にひとつ取っておいたが、それを人気コンクールの賞品にする。
 昨日は東京ドームの内覧会のため店を早仕舞いしたら、その後に訪ねてきたご夫婦がいて、諦めずに又今日来てくれた。投票第一号を入れて、中国蘭の一花がちゃんといい鉢に入って明日は開きそうに膨らんでいるのを選んでいく。
 中野のEさんが品物をいくつか持ってくる。「今日見せるだけ」と持って来た春剣蘭の名品「鳴砂山」が、ちょうど開きかけのまん丸い顔ですばらしい。初めて分譲する売り物も別にあってこれは別格だが、お買い得の連弁や朶々香もあるので徐々に載せていくことにする。
 そこへ東京ドームのついでに仙台のToさんが寄る。日中はポカポカ陽気だったが夕方前に急に強い北風に変わり、びっくりするような寒さになった。遅くなって若いGoさんも東京ドームの帰りに寄る。明日も寒くなる予報で、この2〜3日の暖かさに少し進んだ花芽も又縮こまってしまいそう。


2008年2月21日(木)
 暖かさに誘われて春蘭の作場を見回っていたら、見逃していた花付の株がまだいくつか見つかり、店内に入れる。寄せ植えの中の一つに花がついているのは取り出して植え替える。
 花の咲き具合を問い合わせる電話がいくつか。埼玉のAさん、船橋のSiさんが寄っていく。今日も小柴鉢の発送があり、電話でも小柴さんの鉢の注文がある。東京ドームに出てくるついでに寄ってくれる遠方のお客様用にと思って、その前に鉢を取りに行ったのだが、ドーム開催を待たずに蘭鉢は残り少なくなってしまった。
 明日はその東京ドームの内覧会。4時からのイベントに入場できることになって、店は午後2時で閉店させていただきます。


2008年2月20日(水)
 ようやく春らしい日差しになった。これまで冬枯れの景色だった山草コーナーでも、「貝母」の芽が雑草の間から伸びている。植え替えてきれいにしたいところだが、この暖かさは続かないようだし、第一今日は発送がたくさんあって、荷物をいくつも作らなくてはいけない。最優先でこれをする予定が、朝から近くのSaさん、田園調布のTuさん、Ki工房さんご夫妻、埼玉から地図を頼りに探しながら来てくれた女性の二人連れ、大田区のUさん、川崎のKiさん、近くのSuさん、若いGoさん等が来て、売約の蘭を買っていったり展示品を持ってきたりで、結構出入りが多かった。電話もかかってくる間を縫って根巻きをいくつも作り、鉢を詰め合わせて梱包し、午後遅くなってやっと発送。23日から人気コンクールなので、そろそろ受け入れ態勢も作らなくては。
 明日は車検の納車でなるべく早く帰りたいので、閉店時間厳守でお願いします。


2008年2月17日(日)
 結局電車で神代植物園に行き、展示会を見てきた。一茎一花がたくさん出ていたのと、鉢にそれぞれ工夫があって展示品になっているのがいい。最終日の引き上げで会員は朝から大勢集まっている。知った顔ばかりだからゆっくり仲間に入りたいが、仕事を放り出して遊んでいるわけにもいかず、急いで見せてもらって昼頃店に戻る。
 大田区のMaさんがヤフオクでゲットした蘭用に鉢を買いに来る。いつものKoさん、駒場のWaさんが神代植物園を見た帰りに廻ってくる。Koさんは又展示品を色々持ってきた。
 遅くなってルーペのSさんとKi工房さん、若いGoさんが遊びに来る。そろそろ出動かなと思っていた藤沢のFuさんからも連絡があり、来週からは忙しくなるだろう。


2008年2月16日(土)
 明日まで芳華会の展示会なのでこの土日は静かかなと思っていたら、愛知のSuさんがその神代植物園まで出かけた帰りに訪ねてくれる。香りのある中国蘭が好きで、中々実物の展示を見る機会がないからと遠征。埼玉のSaさんも小柴鉢を目当てにやってきた。狙っていたものは売約になっていたが、気に入ったのを手に入れていく。麻布のMoさんも、この間から気にしていた連弁を分けていく。
 しばらく遠くに行っていて戻ってきたHaさんが、今日はご夫婦揃って来てくれる。以前はよくお揃いで来ては鉢も蘭も見て行ったが、ようやく落ち着いて蘭を作れる環境になったと、一度駄目にしてしまったのを買い始める。懐かしい顔が戻ってきてくれるのはうれしいことだ。
 電話やメールで小柴さんの鉢に注文が入る。転勤で東京を離れているHaさんからも、豆弁蘭などの並んでいる品種を問い合わせてくる。遅くなって埼玉のSiさんが仕事帰りに寄って中国春蘭を買っていく。流行や値段の上下に拘りなく、いつも自分の基準で香りのある蘭を静かに選んでいく人だ。こういうのが本当の蘭好きというのだろう。花が徐々に揃ってきてようやく盛り上がってきたようだ。
 明日は行きそびれていた「芳華会」の展示を見てきたいと思っている。朝直行でサッと見て店にでるつもりだが、明日は東京マラソンで大幅な交通規制があるらしい。渋滞にはまると遅くなりそうなので、車で行かないと不便な場所だが電車にしようかと思案中。


2008年2月15日(金)
 昨日小柴さんの鉢の写真をアップして帰ったら、今朝から取っておいてなどの電話が入り、実際に見に来て「やっぱりいいね」や、「やっぱりこっちにする」のや。中野のEさん、前橋のKiさん、港北のHaさん、造園のTaさんらが来て鉢や花を持っていく。遅くなって大田区のUさん、近くのSuさんも寄る。
 今回一番良く出来た鉢は人気コンクールの賞品として取ってある。「これと較べちゃうとねえ」と言われるが、この鉢を獲得する気持ちで気合の入ったものを出品してください。売り物の奥地蘭も少し追加。
 欅鉢旧作に桐箱を作る人が何人かいて、出来上がってきたのを今日引き取ってもらったら又新たに箱の注文がある。それだけ欅鉢の人気が高いということだろう。HPにアップが間に合わないでいた欅窯旧作を徐々に追加。春蘭展だが皆さんの関心もこちらの作業も鉢中心だ。寒さが続いて花が遅れているせいもある。梅も去年と較べて大幅に遅れているらしい。この寒さいつまでか・・・。


2008年2月14日(木)
 この冬一番の寒さ。強風が吹いたようで、生の水苔にかけたビニールカバーが半分めくれ上がって凍っている。
 火曜日雨の中小柴さんのところに行って鉢を持って来た。店について荷を解き、写真を撮るところまでやって帰った。今朝から写真をパソコンに取り込み、サイズを測ってHPにアップする。品物が並んだところで見に来たいが都合がつかない港北のHaさんから「どんなのが入った?」と電話がある。埼玉のAさんが早速鉢を選びに来る。実物を見てないのに電話で取っておいてという人もあり、今回も「お早めに」となりそう。近くのSuさん、川崎のKiさん、若いGoさんも寄って遅くまで盛り上がる。


2008年2月11日(月)
 朝練馬のKiさんに問い合わせのえびねのことで電話をしたら、近くのえびね仲間のところでネズミの被害がすごいそうで、冬至芽をかなり食べられているらしい。これまで春蘭、寒蘭の花を食べられることはあったが、えびねの被害は無かった。そこでも春蘭、寒蘭に続いて初めてえびねがやられたということなので、油断はできない。といっても密閉した中で作っているわけではないから、防ぎようがなくて困る。Kiさんのところでは樟脳を下げておいているので今のところ大丈夫だということだ。
 造園のTaさんが遊びに来て鉢やウチョウランを選んで行く。午後からいつものKoさんが展示品など色々持ってくる。今年初めて入った朶々香未選別品の濃い紅のつぼみを皆気にしていたら、今日開きかけたところに入って来たお客さんが「そこそこ花型が良さそうだから」と持っていった。何度も手に取って「こんなのがあると気になって仕方がない」と言っていた人はほっとしていることだろう。
 川崎のKiさんも来てゆっくりと遊んで行く。閉店間際にGoさんがやってきて、いつものように丹念に見始める。写真を撮ったりしていつもなら遅くまでいるのだが、明日は朝早く鴨川の小柴さんのところまで走ることになっている。ガソリンを入れたり準備もしなければいけないので、欲しいという中国春蘭の株分けをして終わりにしてもらった。明日はどんな鉢が出来ているか楽しみだ。


2008年2月10日(日)
 昨夜自宅のあるつきみ野駅からは、結局雪の中足元を気をつけながら帰った。朝家を出る時は止んではいたが、道路も車の屋根も白く積もって凍っている。ところが地下鉄の駒澤大学を出たら雪は全く見えず、都内とはずい分気温が違うのを実感。久し振りに晴れて明るい日になった。
 麻布のMoさん、下町のHiさん、大田区のSaさん、蜂須賀さんなどが来てにぎやかになる。Saさんは2日後に引越しを控えていて忙しい最中にもかかわらず、いつもと変わらずゆっくり楽しんでいってくれる。転勤で今度は寒い地方に行くから、気軽に遊びに来られるのは今日が最後。「長野に行っても必ず来ます」。その気になれば交通はずい分便利になったのだから、遠い距離も蘭仲間のいるところでおしゃべりをするという幸せな時間には代え難い。蘭作りも環境ががらりと変わってしばらくは試行錯誤が続くだろうが、それもまた楽しみ。身体に気をつけて、落ち着いたら必ず遊びに来てください。
 Saさんはこれまでもしばしば往復して慣れているからだが、今日千葉から初めてのお客様が車で来て、途中何度も電話しながら辿り着けない。電話を片手に道路に出てそれらしい車を見つけ、ようやく案内できたが、最初に高速を下りるところで間違え、結局ぐるぐる廻ってしまったらしい。国道に面していてわかり易いはずが店の前を通り過ぎてしまったのは、あまりに地味な店で目立たなかったせい。申し訳ない。Iさんは欅鉢が目当てで色々選んでいく。
 埼玉のIさんからも電話があり、やはりそろそろむずむずしてくる頃だ。それそれ売り物を持ってきたり買っていったりで、春蘭展らしい活気が出てきた。欅鉢の写真は撮り終わったのだが、編集して載せる作業が間に合わない。渥美窯ももっと種類があるが、これも出さなくては。春蘭にしても載せてない売り物がたくさんあるので、問い合わせてください。


2008年2月9日(土)
 今日から春蘭展スタートだが、寒いし花はあまり咲いてないしで実感が薄い。どんよりして雪になる予報だからテンションが上がらないことおびただしい。午前中は人の出入りもなく、今日はこんなものだと思っていたら、午後からポツポツと駒場のWaさんや葛飾のOさん、最近来るようになった若いNさんなどが「寒い!」といいながらやってくる。つぼみが上がったものを店内に入れて一応棚は一杯になったが、皆も花が遅れていてこれから搬入がある予定。火曜日には小柴さんのところへ鉢を取りに行くことになっているから、又どうやって並べようかということになるだろう。
 一時ちらついたが、予報と違って閉店まで雪は降ってこない。このままでいってくれれば・・・。


2008年2月8日(金)
 今日も引き続き寒い。週末は又雪になる予報で、春の気配は感じられない。日照時間はずい分延びたが。
 明日から春蘭展で、さすがに杭州寒蘭は片付けた。大田区のTuさん、久し振りの目黒のOさんが顔を見せるが他は静か。一日鉢の撮影をする。


2008年2月7日(木)
 待ったなしで春蘭展看板作りにとりかかる。Goさんが才能を発揮して素敵なデザインをしてくれたので、貼ってビニールを取り付けるだけの作業。本当に楽になった。
 川崎のKiさんが、東京香蘭会のHaさんと一緒にやってくる。中国春蘭、日本春蘭の展示品をたくさん持ってきていて、看板を仕上げた2階に並べたらまるで個展。まだつぼみのものがほとんどだが、棚はにぎやかになった。
 夕方若いGoさんが来る。看板が今までにないデザインなので、やり方などを聞いたら、かなり気合を入れて作ったらしい。こんな風に自由に使いこなせるようになったら楽しいだろうなあ。


2008年2月6日(水)
 日曜日の雪が塀の陰などにわずか残っている。寒い!。フレーム内の最低気温がマイナス0.5℃。降り癖がついたのか今日も雪がちらつく。そんな中欅窯の三橋さんが頼んであった桐箱を持ってきてくれる。今年の蘭鉢展にはかなり凝った透かしの富貴蘭鉢や、杭州寒蘭用の蘭鉢を中心に作るそうで、これは楽しみだ。
 この間からモニタが突然消える症状でサポートに何回も電話したら、新しいモニタを送ってきた。梱包を解いて組み立て、パソコンに付け替える。古いモニタをその箱で送り返すことになっているので、今度はそちらの梱包。最初は取り出すのも困難なほどきちっと詰まっていたが、あとからパッキングに入れてもなんか違う。無理やり箱をガムテープで閉じる。
 奥地蘭を出してくれる人に電話をすると、「まだ咲かない」という返事。このところの寒さに止まってしまって遅れている。9日から春蘭展だが、まだ杭州が咲いているんだもの・・・。


2008年2月3日(日)
 昨日は早く出ると予告していたが、翌日の予報が雪だったため、天気がいいうちにと何人かが来てくれて、中国春蘭やお買い得の蘭が出る。
 その予報通り夜中から降り出して、朝神奈川の自宅を出る時にはどこもかも真っ白。鈴木さんがいた頃は雪の日は休みと言われていたが、もし積もっていれば雪かきもしなければならないし、開店休業でも鉢の写真を撮ろうと出てきた。駒澤大学駅からの歩道は場所によっては結構積もっていたが、店に着いたら全く雪が無い。いつも燃えないゴミが全部吹き溜まって集まるところだが、地形的な風の流れが今回は幸いしたのか。外ではバスのタイヤチェーンの音がひっきりなしにしているが。
 欅窯旧作の写真を撮り始めたら、昼頃になって大田区のSaさんがやって来る。雪は降り続いているし今日はそれ位だろうと思ったら、麻布のMoさん、千葉のYaさん、近くのSuさんもきて、お買い得コーナーや即売品の追加があり、鉢や蘭が出て休みどころではなくなった。未選別の豆弁蘭の他、初めての朶々香未選別品が入る。撮影対象が急に増えて鉢の撮影は中断。夜は道路が凍結するといけないので早目に帰ることにする。


2008年2月1日(金)
 相変わらず厳しい冷え込み。今日は発送も無く余裕があるので、お買い得コーナーの写真を撮り、アップする。近くのSuさんと川崎のKiさんが寄って、閉店までおしゃべりをしていく。明日は白石は早目に(4時頃には)店を出ます。


2008年1月31日(木)
 瞬く間に新年の1ヶ月が終わった。2月に入ると本格的に春蘭のシーズンだが、まだ杭州寒蘭の元気なのがたくさんある。全く変な気候だ。昨日一時的に緩んだ寒さが又戻った。このまま2〜3日暖かければ花芽も進むのだろうが、春蘭の方は止まったまま。
 今日も混合砂を作って杭州の植え替えをする。注文の対応や発送もあり、遅くなってお買い得コーナーの写真を撮り始めたら、閉店頃になって若いGoさんがやって来た。ピアナンやお買い得の蘭を選んでいったが、HPの方は結局最後まで完成しないまま明日に持ち越し。


2008年1月30日(水)
 ずっと最高気温が10℃以下の日が続いたが、今日はちょっと緩んだ。しなければいけない用事がたまっていて気は急くが、順番にやっていくしかない。まず注文の蘭の荷作り・発送を済ませる。HP用の写真撮影もしたいが、せっかく今日は外にいても耐えられる気温。明日から又冷え込むらしいので室内の用事は明日に回し、空っぽになった混合砂を作る。昨日休業日に出てきて遠来のお客様に対応し、いくつか買われた蘭をちゃんとした鉢に植え込むのに、全部使い切ってしまった。外で砂を篩って混ぜるなどしたくもない日が続いたので、つい後回しにしていたがもう待ったなし。固い決意で植え替え用の砂を作り、ついでに杭州寒蘭や紫秀蘭を植え替える。
 途中世田谷のHaさん、埼玉のAさん、国分寺のUさん、横浜のMoさん、近くのSuさんが来て鉢などが出る。合間を見て夕方まで植え替えを続け、暗くなってようやくHPに取り掛かった。杭州寒蘭や紫秀蘭の写真を大幅に削除。少し空きができたところで新しい写真を載せようと思ったら、又もや突然画面が消えた。この間もあったばかりだし、シーズンに入ってパソコンが使えなくなったら大変なことだと色々やってみる。どうもパソコンの故障というよりコンセントの接触不良かも。お粗末!!


2008年1月27日(日)
 いつも朝早い相模原のKiさんが、出てくるともう車で待っている。道が空いているうちに出かけたいということで、先に来て待っていられるのが常だ。昨日搬入した欅鉢旧作が目当てで、又気に入ったものをいくつか選んでいく。
 いつものSuさん、麻布のMoさん、えびねのOさん、町田のIさん、大田区のYoさん、駒場のWaさん、上海の朱さん、横浜のMoさんと次々やってきて、お昼を食べる暇がない。3時ごろになって話をしながらお弁当を食べさせてもらう。このところ蘭の発送が連日で、今日も荷造り・発送。
 趣味家が長年培養して殖えた蓮弁蘭などの名品がいくつも入って、安く出せることになった。こういうものは1点限りのお買い得品なので、通常の販売品とは別に「お買い得コーナー」を設けるつもり。今日は作業が間に合わなかったが、欅鉢旧作とともに急がなくては。
 火曜日に杭州寒蘭を見に来る初めての人がいて、まだ元気な杭州を切らずに残してある。こんなに数多く残っている年は珍しい。それが終わったら、本格的に春蘭へと切り替えよう。


2008年1月26日(土)
 「土曜日行きます」という連絡を何人も受けていたから、「今日は忙しくなるぞ」という覚悟は出来ていた。朝から大田区のSaさん、中野のEさん、下町のHiさんが集まってきて、それぞれ展示品や即売品を持ってくる。それを並べきれないうちに、欅窯旧作の第2弾を川崎のIさんが持ってくる。今日は都合で電車で来なければならなかったため、小さい鉢が中心だが、瑠璃釉浮彫蘭鉢のいいものも入っている。今日持ちきれなかったものは今度車で持って来るそうで、第3弾まであるとはずい分欅鉢を集めたものだ。
 成田のToさんが良く咲いた「莫愁」を持ってきてくれる。写真を撮らせてほしいと頼んでおいたのだが、きちんと咲いたのは本当に名花。Saさんと二人で写真を撮って、「東京香蘭会」の展示会の時に黒崎氏に見て貰うつもり。
 遅くなって若いGoさんもやってくる。注文の蘭の発送もあって、何からやっていいかわからないような慌しさだった。


2008年1月25日(金)
 引き続き北風が強く寒い。HPを見てという初めてのYuさんが来る。以前に東洋蘭をやったことはあるが、時間ができた今、又やってみたいとの気構え。置き場所や管理を研究しての再スタートは大歓迎。蘭関係の本を探したがどこにも売ってなかったそうで、売り物の本を選んでいく。
 埼玉のOさん、Haさん、近くのSuさん、若いGoさんたちが来て、中国春蘭などが出る。注文の蘭を発送し、パソコンに向かったら突然パソコンがダウンして変なメッセージが出てしまった。仕方なく終了して起動してみたら普通に立ち上がったので一安心。このところバックアップも取っておらず、危ない、アブナイ。


2008年1月24日(木)
 陽射しは回復したが強烈な北風。おまけに燃えないゴミの日。246の向こう側の集積所から飛んでくるゴミが、車に飛ばされて散乱し、こちらに吹き溜まる。ペットボトルや発泡スチロール、ポリ袋など軽いものがすごい勢いで飛んできては、車にひかれてバリバリいう音が聞こえる。駐車場や庭の奥までごみで一杯になり、放ってもおけず拾い集める。最後は清掃事務所に電話して取りに来てもらった。
 今日は自宅で栽培していた春蘭や豆弁蘭の花芽がついたのを積んで車で来たのだが、途中鉢が倒れて砂がこぼれてしまった。花芽のついたところを割ったりして結局全部植え替える。
 いつものKoさん、港北のHaさん、Yさんが来た以外は、注文の蘭を発送したり、メールの返事をしたりで結構忙しい。帰り際に来たYさんが、田園都市線が事故で全線不通だという。丁度車で来てラッキーだったと思ったら、246も途中事故をやっていて全く前へ進まない。3時間かかってようやく帰り着いたが、電車の方もダブルのトラブルで、そちらで帰ってもも3時間はかかったと思う。やれやれ。


2008年1月23日(水)
 ついに雪が降った。寒波が続いたがこれまで何とか雪にはならなかった。今日はしっかり降っている中を出勤。さすがに都内は草の上がうっすら白くなった程度で積もりはしない。途中から雨に変わり、今日一日の悪天候で済みそうだ。神奈川の我が家の方は白くなったかな?
 一日中気温が上がらず、室内でパソコン作業をする。いつものKoさんと近くのSuさんが来ただけで、注文の鉢の発送と、メールや電話のやりとりばかり。これからは発送作業が続く。


2008年1月20日(日)
 わずかに残っていた小柴鉢の同じものに相次いで注文が入る。ずい分時間が経ってしまったものに急に同時に注文があるというのは不思議な感じ。後の方には、直前に売れてしまったことを伝えて別の鉢に替えてもらい、2件の梱包を済ませる。
 杭州寒蘭をやってみたいという初めての方からも電話。色々な質問に答えて、盛りの時期に気に入ったものを選んでもらうことにする。HPの紫秀蘭選別品にも電話があり、もう花が終わって今年の分は終了という気分でHPがそのままに。申し訳ないことをした。1鉢だけは残ってます。
 一度に品物が入荷した時は、HPに反映させるまでに色々なことをしなければならず、これ専門でやっているわけではないのでどうしても時間がかかる。花が咲いていて終わってしまうものは、遅くまでもやって急ぐが、まだ当分咲かないものはつい後回し。アップしたものも、売れたのを常に反映させていかなければならないが、うっかり忘れることもある。これを一生懸命見てくださる方のために、少しでも早く情報を届けたいと思うが、他の仕事の傍らなので、時々不備があるのはお許しいただきたい。今週中に欅鉢旧作の追加がある予定。2月半ばには小柴さんの鉢を取りにいく予定。近いうちに奥地蘭の入荷もある予定。写真撮影するものが山ほど控えている。ひえ〜!。


2008年1月19日(土)
 朝グリーンクラブに直行。知った顔に何人か挨拶して、たくさんの蘭が並んでいるのを見てくる。昼頃には店に戻ったが、こっちは静か。しばらくして近くのSuさんが来て、展示してあった虎頭蘭を下げる。杭州も花が終わってきたものは作場に戻して、段々に店内の棚に空きが出来てきた。近いうちに奥地蘭の名品が来るので、いよいよ春蘭に切り替わる。作場でイトランの「緋宝」が咲いているのを発見。全く外の棚だからこんな寒い中で健気に咲いていたのかと、暖かいところに入れてやる。
 何年ぶりかで世田谷のHaさんが顔を見せる。転居されて案内状が戻ってきてしまい、このところ連絡が取れなくなっていた。色々あってほとんどの蘭を駄目にしてしまったとか。又作れるようになったと、昔のこだわった品種をいくつか買いなおしていく。
 イッツコムのHPの容量が限度にきてしまった。上がっているたくさんのファイルの中から、使って無さそうな画像を選んでいくつか削除したら、昨日半分だけアップできた「きょうのショット!」の画像がようやく一人前になった。長い間にページ数がどんどん増え、似たような半角英数のファイル名がずらりと並んでいる中から、いらないものを選び出すのはこれまた大変で、容量の多い上の契約に変更することにした。これで心配なく写真を載せられる。


2008年1月18日(金)
 日本列島はすごい寒気に包まれてしまって、北海道ではマイナス30℃という信じられない気温のところもあるようだ。ここでも店内で厚いコートを脱げないまま。
 注文の鉢や蘭を梱包して発送したり、メールの返事をしたりで忙しく、夕方になって選別品の写真を撮り始めたが、アップする作業は間に合わない。
 上野グリーンクラブに行ったついでにと、静岡の尢幕ニ者、大石さんが寄る。いつもHPを見ていてくれるそうで、「こんな風に趣味家が遊んでいけるところがあるといいですね」。「他に能がないものですから」。
 閉店時間になって、大田区のUさん、川崎のKiさん、若いGoさんが連れ立ってやってくる。上野で一緒になったそうで、遅くなってにぎやかになった。明日は白石も上野の直行するつもり。昼までには帰ってきたいと思います。
 HPアップしようとしたら又容量が一杯のようで出来ない。画像を増やしたせいだろう。明日一生懸命削らなくては。


2008年1月17日(木)
 日中でも5〜6℃という真冬の寒さが続く。東京はさすがに氷は張らないが、切れそうな冷たさで、天窓もすぐに閉めてしまう。
 寒い中埼玉のAさん、大田区のUさんが寄った他は、一日中未選別奥地蘭の写真を撮ってHPにアップする作業をする。明日からは選別品の紹介をする予定。


2008年1月14日(月)
 今日もしんしんと冷え込んだ。いつものKoさんが中国春蘭、奥地蘭の早いのを持ってきて、展示してあった杭州寒蘭を下げる。一気に場所が空いたのをきっかけに、正面の棚を春蘭に切り替えていく。今年は年が明けても元気に咲いている杭州が断然多くて、どれを切ろうかということになるが、フレームにしまいに行ったら新しく開き始めているのが見つかって、「紫香楽山」など3鉢ほど出してきてしまった。
 大田区のSaさん、麻布のMoさん、川崎のKiさんもやってくる。昔鈴木吉五郎氏が命名して世に出したイトラン素心の「翠台妃」を殖やして、即売品を持ってきたり、中国春蘭、日本春蘭の殖えたのを出したりで、今日一日で急に春蘭が増えた。
 2階に新しく作った撮影コーナーで、今日は初撮影。


2008年1月13日(日)
 昨日は冷たい雨の中、何人も来てくれてにぎわった。春蘭系の入荷があり、中国春蘭新花の名品2鉢、「剣陽蝶」の花芽付き、その他豆弁蘭、ピアナン蘭、細葉蓮弁蘭、春剣蘭の未選別品が入った。
 今日は天気は回復したものの北風が強く、寒い。気温が上がらず、作場も閉めたきりだ。
 昨日入荷した春蘭を並べるため、残っている杭州を片付ける。花を切り、植え替え、花の特徴をラベルに書き込んで、鉢植えにして管理するものと、根巻きにして寄せておくものに分け、少しでもスペースを空けるよう努める。お客様の「欲しいけれどもう置くところが無い」という言葉はこちらも同じだ。2階に展示してあったものも全部下に下ろす。
 Ki工房さん、出版社のSuさん、欅鉢マニアのKuさん、埼玉のSaさんなどが来て鉢を買っていく。亡くなった鈴木さんは元々鉢にこだわっていて、欅鉢などに植えて実際に栽培していた。その使っていた鉢で、植え替えの時に中身とのバランスが悪くなったものなど、抜いて洗っておくと「こんなのあった?」と買われてしまう。そればかりでなく、最近は植わっている鉢に目をつけて、「これ欲しい」ということになり、このところたて続けに3鉢も強制的に植え替えて、鉢を明け渡す羽目になった。着ているものもはがされるといった感じだが、それだけ鉢を重要と思うお客さんが増えていることは喜ばしいことだ。ただ自分のは段々にプラ鉢植えになっていき、紺屋の白袴になってしまったのでは仕方がない。
 オランダの三人組が久し振りに杭州や山草類の展示品を買いに来る。こちらも絶対にプラ鉢では駄目で、選んだ杭州を植え替えて持っていく。遅くなって若いGoさんが来て、入荷した豆弁蘭を丁寧に選んでいく。
 2階にテーブルやライトをセットして、写真撮影用の場所が完成した。車が通るとゆれるのが玉に瑕。


2008年1月11日(金)
 案内状が完成。ほっとする。いつものKoさんが寄り、川崎のHaさんが中国春蘭を買っていく。初めての若いお客さんが杭州寒蘭を見に来る。この間火曜日の定休日を知らずに来てしまったそうで、今日又出直し、「実物を見て話を聞きたい」ということだった。「これまでパフィオをやっていたけれど、杭州寒蘭に興味を持って」というので、特徴や見方などを説明する。ほとんどが終わりに近い花だが、この楚々とした趣を気に入ってくれ、さすがに花が好きな人らしくいい花を選んでいく。若い人がこうして入ってきてくれるのはうれしいことだ。
 明日は蓮弁蘭、豆弁蘭など入荷予定。白石は3時頃に失礼します。


2008年1月10日(木)
 「展示会のご案内」の本格的な印刷にかかる。昨日交換したプリンタが実に快調で、順調に裏面の印刷を終了。ここまで出来ていれば、後は簡単だ。
 「自然と野生ラン」2月号が早々と到着。


2008年1月9日(水)
 朝何通ものメールに返事をし、いつもプリンタでトラブる「展示会のお知らせ」を早目にやってしまおうと、先週出来上がった原稿で印刷しようとするが、印刷プレビューで挿入した写真が出てこないところで先ずつまづく。自宅のパソコンでは正常に印刷できることが確認できている。何かの設定が悪いのかとあちこち調べて、ワード→ツール→オプション→印刷→同時に印刷する項目で「オブジェクト」にチェックが入ってなかったことが判明。これは自分ではいじってないから、このパソコンの初期設定がそうなっていたのか。以前には出来ていた筈だから、何かの拍子に変わってしまったのか。「オブジェクト」にチェックを入れてようやくレイアウトした通りに印刷できるようにはなったが、この段階でかなりの時間をとってしまった。試しに1枚印刷しようとすると、これが印刷できない。別のA4原稿でも用紙が入っていかない。これはもう駄目だと、暮に入手しておいた別のプリンタに付け替える。プリンタドライバ等をダウンロードしてセットアップ。1度でうまくいかず、サポートを受けながらやって、やっと印刷準備完了。プリンタが替わると写真の色がずい分違う。フォントも微妙に変わる。この見本をチェックしてもらって、良ければ明日から印刷に入る。マッタク店の葉書印刷には毎年苦労させられる。自宅で作る年賀状などは、全然何の問題も無いのに・・・。
 お客さんの方は埼玉のAさんが売約の鉢を取りに来ただけ。パソコンと格闘しただけの一日だ。


2008年1月6日(日)
 昨日一斉に人が集まったため、今日はひっそり。今年の展示会案内状の準備をしようと作業を始める。午後出版社のSさんが来る。昨日蘭花村の杭州寒蘭展に行ってきたそうで、その様子を聞く。やはり浜松に行ってたルーペのSさんからは、メールで展示会の写真を送ってくる。
 夕方川崎のKiさんが、早くも開いた朶々香を持ってくる。盛りを過ぎた杭州寒蘭の中に置くと、一足先にそこだけ春が来たようだ。


2008年1月5日(土)
 あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 のんびりとしたお正月を過ごして緩みきっていたのを、今日から緊張感を取り戻してスタート。注文のメールに返事をし、休み中に花が終わってきた「黄玉山」「孔雀王」「孤峰」「露華」などいくつかは花を切って作場に仕舞う。続いてすっかり乾いている蘭に水遣り。冬囲いがまだだった棚にも、北風を遮る壁を作る。
 年末は仕事で来られなかったという習志野のMuさんが久し振りに来て、昔の名品を株分けしていく。やはり年末は缶詰になっていた港北のHaさんが現れ、「やっと杭州が見られた」。目黒のFuさんが年始の挨拶に寄った後、奥地の蘭協会の例会に出ていた人達が団体でやってくる。中野のEさん、奥沢のGoさん、近くのSuさん、いつものKoさん、下町のHiさん、大田区のSaさんと一気ににぎやかになった。相模原のKiさんも予約してあった欅鉢を取りに来て、又別の鉢も買っていく。「HPを見て」という若い人もやって来て、仕事始めは思いがけない賑わいになった。皆が帰ったあとパソコンに向かったら、売約の鉢を買いに上野毛のKiさんが寄る。
 杭州寒蘭は早く咲いた品種は終わったものもあるが、ほとんどはまだまだ元気。奥地蘭でつぼみが大分伸びてきたり、色づいてきたのがあるようだから、もうしばらく杭州を続けて、徐々に春蘭へ切り替えていこう。


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