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2004/4/29(木)
 いよいよゴールデンウイークの始まり。えびねの花で見られるのはわずか二割程度なのに、朝からお客様が来てくれる。
 「花がほとんど終わりでもうしわけありません」と頭のさげっぱなしは、実に切ないものだった。
 来年を楽しみにすると、花の終わったのをわざわざ買ってくれるお客様もいて、ますます申し訳なくなる。
 横浜のHさんが蕾のあがったウチョウランを15鉢ほどもってきてくれる。それが刺激になったのか、満開のイワチドリがばたばたとでる。


2004/4/27(火)
 卒業した中学のそばにある有名な高級レストランで昼食。この秋に喜寿を祝う会をやるので、会場にどうかと下見がてら出かけたのだが、参加した三人が三人ともOK.。
 予算もこちらが考えていたより安くあげられて、時間も三時間はたっぷり使えるとあって、しかも学校のすぐそばと三拍子そろっては、とても対抗馬はでてこなかった。
 三時過ぎに店に戻ったら、嵐のような天候に、植え替え作業は全部中止。昼に食べ過ぎた脂肪を落とすために、いそいそと温水プールにでかける。一日ぐらい何もしない日があってもいい。

2004/4/25(日)
 「華清宮」を飾ってくれたIさんが、作りのうまい鹿児島の霧島園さんに育ててもらいたいと一株プレゼントしてくれる。
 最上木にしたらどれほどすばらしい花になるか、わたしもひそかに期待しているので、早速宅急便で送る。なにも連絡していないのでびっくりすることだろう。
 これで来年、再来年と花時に鹿児島まで出かける楽しみができた。色も冴えて、舌もふくよかになれば、かなりの線まで期待できるのではないか。
 このところ風が強かったせいかどこもからから。水をたっぷり含ませるため、春蘭、寒蘭にはわざわざ二度やりをする。
 昨日着いた生水苔も乾きが早い。水を切らすとだめになるので念のため朝と晩の二回やる。
 朝4時起きして下田と伊東の展示会をみてきたHさんとYさんが夕方店に戻ってくる。どちらにもいいものが二、三あったようだ。
 会期中のため、話を聞くだけで見に行けないのが残念だ。


2004/4/23(金)
 えびねを庭植えで楽しんでいるという奥さんがくる。高価なのは買えないというので、ウイルス株を薦めたら大喜び。
 花色は健全株とほとんどかわらないのがただ同然なので、あれもこれもと買っていく。
 「明日は妹を連れてくるので5種類ほど選んでおいて」と、注文まで受けてしまった。
 女医のMさんが春蘭の具合が悪いようだと電話してくる。持ってきてもらったら作落ちもいいところだ。
 聞いてみると、効をあせって肥料は勿論、色々やりすぎていたらしい。持ってきた4鉢とも、根が半分近く腐っていた。
 これからは水と光と空気(風)だけで作りなさいと、くどいように念を押して植え替えてやる。


2004/4/21(水)
 「青嵐」の花がおかしくなっているのに気づいてあわてる。バイラスのような症状だが、葉はなんともない。
 先週まではいい感じで咲いていたのだから、変だと思って調べたら薬害と判明する。Hさんがアブラムシ退治で濃い薬をまいたのだ。
 薬でも肥料でも、濃すぎやりすぎは禁物だ。
 水曜日の午前中はだいたい暇なので、えびねの作場の整理を始めたら、お客がきはじめる。
 昔からの常連Mさん夫妻も友人の奥さんとみえる。緑白の「七福」など、えびねもお付き合いしてくれたが、咲き始めたイワチドリにとびついていた。
 チドリ類は女性に受けるようで5点もでた。


2004/4/19(月)
 店を始めた30年前、東京でのジエビネの平均開花日は29日といわれていたが、ことしはもう満開のものがけっこうある。
 二週間近くも早くなったのは、やはり地球温暖化のせいか。えびねの後に続くイワチドリがもう開き始めている。
 ゴールデンウイークはえびねでなくて、イワチドリ展に切り替えないといけないかもしれない。
 えびねの植え替えは新芽があまり伸びないうちに限る。早ければ早いほどいいので、花芽が鉢にぶつかったものからはじめる。
 植え替え、水遣り、鉢の仕入れ、展示品の入れ替え、何もかも一人でやるので、えびねの時期は休日の方が忙しい。


2004/4/17(土)
 暑い暑い。気温は26度を越してもう夏だ。この調子だとゴールデンウイークの前にえびねは終わってしまうのではないか。
 造園業のIさんが丹精したえびねを飾ってくれる。いくら職掌柄とはいえ、「金鳥」にしろニオイの「桃園」「華清宮」も舌を巻くほどの出来ですばらしい。
 さすがにきょうはお客様も多い。名品の小苗がでたり、古木の予約がはいる。メールでも同じような問い合わせが多くなる。
 夕方ひと息ついたが、暑さのせいもあるのだろう、どっと疲れがでて口を利くのも億劫になる。

2004/4/15(木)
 朝霞のNさんが二年ぶりにみえる。この三月で自分の意思で早めに学校を退職、一、二年はのんびり好きなことをするのだそうだ。
 来るついでに「紫式部」や「青嵐」などの苗をもってきてくれる。過去病気は一度も出たことがないという作場で作ったものなので安心だ。
 こちらからは「虞美人」の一作開花株をもっていってもらう。具合が悪かった体の方もよくなってきたようなので、預けておけば鬼に金棒だ。
 閉店間際にH女子が売約の「せせらぎ」をとりにくる。隣に「紫式部」がいい感じで咲いているのを見てまた動けなくなった。
 思案の末、これも押さえてほっとした顔で帰っていった。こちらもなんとなくほっとする。


2004/4/13(火)
 展示会の前日ともなるとなにかとせわしない。ニオイエビネは色変化の幅が狭いので配列に苦労する。
 こうでもないああでもないと並べ替えている間にどんどん時間がたっていく。見せてくれとふらりと入ってくるお客もある。
 休みだというのにそんな人が延べ5人もきて、仕事はますます遅れるばかりだった。
 横浜のHさんが、増えた昔の名品をサービス品にして、と10鉢ほどもってきてくれる。安くて綺麗なので3鉢ほどすぐに出る。
 時間は掛かったが、ぎりぎりで温水プールのトレーニングに間に合った。サウナでたっぷり汗を搾ってすっきりする。


2004/4/11(日)
 イラクの日本人三人の人質が解放されるという朝のニュースは、すっと気分を楽にしてくれた。
 えびねの方もスイショウの「せせらぎ」がでたり、外のものが売れてますます明るいムードになる。
 Naさんがことしも展示品などもってきてくれる。横浜のHさん同様上手に作っている。見習わなければいけない。
 洋蘭から最近東洋蘭にのめりこんだ母子が、植え替えの勉強に来る。たまたま九華が咲き出していて、「金墺素」に飛びついていた。
 この蜜をなめると10年長生きできるそうだ、といったのが母親には効いたのか、息子さんの方は素心に目がないので、といっていた。

2004/4/9(金)
 朝は上野に直行、きょうから始まった業者組合の展示会の陣中見舞いだ。会場に着いたら車がいっぱいなのにびっくりする。
 ことしはすごい人気で出足がいいのかと思ったら、骨董のせり会と重なったらしい。それでも例年と変わらない程度の入りでひと安心する。
 頼んでいた山採りのフウランがはいらなかったのはがっかりだ。雨続きでうまくいかなかったらしい。
 まとまった数をへゴ付けにしたいと、楽しみにしていたお客様は、さぞ落胆することだろう。
 下町のHさんが雲南の黄花セッコクの大株を飾ってくれる。独特の強烈な香りで、ニオイエビネの芳香が消し飛んでしまった。
 セッコクの香りはほのかなものと心得ていたので、ただただあきれるばかりだ。


2004/4/7(水)
 4月に入ったらニオイ、コウズは早々に満開になるのではないか、と慌てたこともあったが、どうやらうまい具合になりそうだ。
 展示会は14日(水)からだが、上野で業者組合の仲間がやる即売会(9日から12日)を引き継ぐ感じになってグッドタイミングだ。
 店内はもうほとんどえびね一色になったが、気軽に買ってもらう外のえびねが遅れている。
 市場に頼んでいるキエビネがまだ入らない。交配ものならすぐに入るのだが、出来れば天然物にこだわりたい。
 ジエビネは伊豆七島のもので、選別して増やしていたものを放出することにする。昼過ぎまでそれに掛かりきりだったので腰が痛くなった。


2004/4/5(月)
 昨日と変わってくれればいいほど雲ひとつないよい天気になる。もっとも天気がよすぎると意外と暇なときが多いから、これでいいのかも。
 ウチョウラン、もうあらかた芽をあげてきたが、獅子咲きの白紫点花がまだでてこない。2タイプあるのがどちらもまだだ。
 一つは2年前に入れたもので、昨年は大きくなったが子供をうまなかった。いまひとつは昨年仕入れたもので株は悪くなかった。
 奇形花はあまり好きではないので、店主の心を汲んで消えてしまったのか。でも出ないとなると悔しさがこみあげる。
 どうも人工交配ものは、勢いよく増えるものでも、2、3年すると突然消えてしまうものが多い。
 管理の仕方に何かコツがあるのだろうか。その点、イワチドリは冬の間水を切らずに作ったら、勢いのいい芽をたくさん出している。


2004/4/3(土)
 お客様コーナーにニオイエビネの名品が出たよと朝昼晩に載せたら早速反応がくる。価格と株の状態を知りたいという。
 早速、白石さんに撮ってもらった写真をつけて、返事のメールをだしたり、乾きの早くなった東洋蘭の水遣りに、午前中は追われる。
 午後、下町のHさんがくる。有名な鯛焼きをほかほかの状態でもってきてくれる。糖尿のことはけろりと忘れてほお張ってしまった。
 「織姫」のヤッコ立ちとニオイの「源氏香」を早々と押さえて、花を楽しんだら伊東の別荘にもっていくのだそうだ。
 昨年買って持っていったニオイの「華清宮」が、一段と作上がりしたようなので味を占めたらしい。
 プリンターの故障で遅れていた、えびね展のDMをきょう発送する。白石さんは看板作りにとりかかる。


2004/4/1(木)
 午前中、慈恵病院の定期検査を受けて戻ったら、えびね好きのKさんとEさんがきていた。まもなく横浜のHさんも来るという。
 ニオイエビネを名品も含めて15鉢もお客様コーナーにもってきてくれた。お陰でだいぶ厚みが出てきた。
 中国春蘭をだしたTさんもそうだったが、Hさんのえびねも惚れ惚れするほどきれいにできている。Eさんが早速「大納言」に手を出していた。
 もっていないわけではないのだが、葉が一年ほどで汚れてしまうクセがあって気に入らないのだそうだ。
 Hさんのは二年前の葉も、シミひとつなく生き生きとしている。ニオイエビネは観葉植物でもあるのだから、葉もきれいに作りたい。
 売り物の目玉は「星宿海」「平成の香」「聖紫殿」「黎明」「天紫梅」などだ。どれも花芽つきで、「小娘」はもう三分咲きといったところだ。


2004/3/30(火)
 18度にセットしてある温室とフレームの扇風機が音をたててまわっている。これまで半開きにしていた窓もすべて全開にする。
 ウチョウランも8割以上が芽をあげてきたので、いっせいに液肥をやる。濃いめにかけたあとたっぷり散水する。
 たった1本になっていた原種の「玉虫」が太い芽をあげてほっとしたが、子供がみえない。ことしも増えていないのだろうか。
 えびねが咲いてくるまでの、この10日ばかりが、何かと面倒をかけてやれる時期で、結構忙しい。
 中学で同級生のA君が、大学の教授のときに翻訳した「ピーター・パン」(文庫版)を、訳者謹呈で贈ってくれた。
 ことしは初演から100年にあたるそうで、それを記念して、さらに読みやすく改訂したものだという。
 これを機会にファンタジーの世界に一時したるのも悪くなさそうだ。


2004/3/28(日)
 快適な日和となったが、こんなときは意外と暇なことが多い。むかしの知り合いが「竜字」の大株を植え替えてくれと来たぐらい。
 白石さんも修理に出したプリンターが戻ってこないので、適当なところで引き上げてしまう。
 5時過ぎにえびねのYさんとHさんがくる。暇なのをみて、Yさんが贔屓にしている成城のとんかつ屋に誘われる。
 Yさんも糖尿で、Hさんも予備軍で気をつけろといわれているのに、話はすぐに決まって、早々と店を閉めて出かけてしまう。
 久しぶりのひれかつは実にうまかった。


2004/3/26(金)
 予報どおりお天気は急速によくなったが、風が強く、それほどに暖かくなったとも思えない。
 それでもきょうから冬用の水遣りを夏用に切り替える。締め切っていたフレームの横窓を開けたままにするからだ。
 風を通すと乾きも断然早くなる。水をやる回数もふえてきて、これまでのようにのほほんとはしていられない。
 店内は徐々にえびねに切り替えているが、「青梅覆輪」や蓮弁蘭が知らぬ間に咲いているのに気が付いて、あわてて飾ってやる。

2004/3/24(水)
 うまい具合に花冷えが続いて、えびねの開花スピードがストップしている。まだしばらく続きそうなので気分的にはゆとりがでる。
 春蘭の後片付け、花のきている九華の株分けなど、もっぱら店内で出来る仕事に精を出す。
 白石さんはえびね展のDMをプリンターで印刷する予定だったが、はがきによごれがついてしまってだめ。
 原因は機械の汚れのようで、製造元に送って分解整備してもらうことになった。
 いつもは民間の宅急便を使っているのだが、郵便局も新たに宅配サービスを始めたというので利用してみる。
 白石さんの話では、500円ほど節約になったらしい。


2004/3/22(月)
 前日で春蘭展が終わったので、店内をえびねに向けて大幅に模様替えするつもりだったが、朝からの雨で中止。
 病気静養中の中学の友達がたまたまきてくれる。元気なときはいろいろ仕事を手伝ってもらっていたので、早くよくなってまた頼むと励ます。
 これまで病気らしい病気はしたことがなかったので、落ち込んでしまっている。
 その点、こちらは悪いところだらけだから、ちっとやそっとのことではへこたれない。心のほうはいたって健康だ。


2004/3/20(土)
 朝から雨。春雨なら風情があるが、10度をずっと下回っての、氷雨といっていい降りでは、震え上がるばかりでお客様もない。
 フウランをへゴ付けにして楽しみたいというお客様と、人気コンクールの展示品を引き上げにきたOさんぐらいだった。
 午後の6時から親戚の祝い事にでるため早めに店を出る。7時の閉店まで留守番させられる白石さんこそいい迷惑だ。
 PCで遊んでいればどうということはなさそうだが、具合の悪いことに、そこの場所が一番寒くて、長く座っていられない。


2004/3/18(木)
 夕方から冷えてはきたが、昼間のあたたかさで、えびねがまた一段と大きく伸びる。反面、春蘭が一つ二つと萎れだした。
 Naさんが飾ってくれていた蘭を10鉢ほど引き上げていったので、店内がなんとなく淋しくなる。
 人気コンクールにだして二位になった「極紅」の大鉢が一つなくなっただけでも、大きな空洞が出来た感じだ。。
 まだ21日までは春蘭展なので、「青梅覆輪」や「玉英」などの日本春蘭勢にがんばってもらうしかない。
 Kさんが細葉蓮弁蘭の梅弁花を手に入れてくる。これは掘り出し物で、「白慈母」に勝るとも劣らない気がする。


2004/3/16(火)
 月、火の休みを利用して、中学の友達と犬吠崎へドライブ旅行。気の置けないのんびり旅なので命の洗濯になる。
 途中、伊能忠敬のでた佐原に寄る。記念館は休みだったが、ろ船から見る昔の家並みがなかなか風情があって好評だった。
 それにしても暖かい。帰ってきたらニオイエビネの「極」も「雛の宴」も一番下の花が開いていた。
 室内に入れていたとはいえ驚異的な早さで、このままの感じなら、えびねは今月の下旬にも見ごろを迎えるかもしれない。

2004/3/13(土)
 午後になって中学の先輩のYさん、高校の先輩のTさん、人気コンクールでbPになったEさんの三長老がほとんど同時に来店。
 話好きの三人だからにぎやかなこと。手土産の菓子をほおばりながら、話題のとぎれることがない。
 そんな雰囲気が呼び水になったのか、医者のKさん、出版社のSさんらも顔を出し、狭い店内は大入り満員だ。
 以前に「雲南雪素」を買っていった親子もやってきて、「玉梅素」と「竜字」を求めていく。
 緑の色がよくて、香りのいいものがいいそうで、キャップをかぶせないといけないものは敬遠していた。
 中国春蘭の人気が着実に上がってきているのを感じさせるひとコマだった。
 蓮弁蘭に弱い先輩のYさんは、例によって値切って、「鶯宿梅」をぶらさげて帰っていった。


2004/3/11(木)
 風が強いが、北風でなく南風なので、毎回悩まされていたごみが舞ってこないので助かる。
 気温は軽く20度をこして、少し動くと汗ばむほどだ。めったに消毒はやらないのだけれど、急に思い立ってはじめる。
 えびねの冬至芽もだいぶ膨らんでいるので、タイミングとしては悪くない。カイガラ対策薬も忘れずにまぜる。
 TVで長島監督の病状が放映されている。経過は順調のようでなによりだ。オリンピックも大事だろうが、回復するほうが先決だ。
 その上で五輪監督ができればいうことなし。がんばれ、長島。

2004/3/9(火)
 10代だった戦時中は、人生25年と思っていたのが、生きながらえて昨日でなんと75歳をむかえる。
 小学生と幼稚園の孫が、お誕生日おめでとう、いつまでも元気でと手紙をくれる。めでたくもあり、めでたくもなし、なんとなくこそばゆい気分だ。
 たっぷり水をもらったウチョウラン、気候のほうもそれに合わせて上がりだし、明日は4月中旬の暖かさになるとか。 グッドタイミングにことしの芽だしは早そうだ。
 水を切らないイワチドリは、もう5ミリほど青い芽をのぞかせている。春本番へいよいよ駆け足だ。


2004/3/7(日)
 PCが具合が悪くなって3日ほど使えなくなった。はじめは仕事しなくて助かったと、内心喜んだが、どうも長引きそうな気配。
 喜んでばかりはいられないと、白石さんとない頭をしぼって、HPの作り方を指導してもらったN先生に助けを依頼する。
 これが大正解で、この日から使えるようになった。また今週の話題と朝昼晩で悩まされることになったが、早く直ってほっとする。
 原因はいつのまにかウイルスにおかされていたのと、HDDがいかれたのが重なったためらしい。
 正直なはなし、遊びでやっていてこんなことになったら、さっさとPCをお蔵入りにしたことだろう。
 人気コンクールきょうで締め切った。本来なら即日開票して結果を公表するのだが、水曜日に延期する。
 白石さんも私も心労でくたくた。勘弁してもらいたい。


2004/3/4(木)
 寒い日がつづく。午前中は度忘れして一週間遅れになった、心臓の先生の検診。とくに変わったこともなく、無罪放免となる。
 白石さんが日中、中日翻訳ソフトを手に入れて、中国語のHPが読めるようにがんばっている。
 迷翻訳がたくさんでてきたりするようだが、使いこなせるようになれば、大いに役に立つはず。PCの前に座る時間がまた長くなりそうだ。
 Naさんが予約していた小柴さんの蘭鉢を引き取りにくる。ついでに一つ増やしたので、残るのはあと三つだけになってしまった。

2004/3/2(火)
 3月に入った途端に冬に逆戻り。こんな時は暖炉のそばで日がな一日ぼけっとしていたいところだがそうもいかない。
 ウチョウランの植え替え用の土作りと、咲きがらの整理は、もう待ったなしだ。8日からはいよいよ水遣りが始まる。
 2月にはいくらでも暖かい日があったのに、やろうとしなかった報いがきたのだろう。鼻水たらしての仕事になった。
 町の少年野球の監督をしているKさんが、韓国産の虎斑で黄花の春蘭が、よく咲いたからと飾ってくれる。
 虎斑は東京で作るとぼけてしまって、うまく行かないケースが多いが、韓国春蘭はうまくいくのだろうか。ともあれ上手に作っている。

2004/2/29(日)
 Kさんをはじめ三重の杭州寒蘭愛好会の人たちが、開店早々からきてくれて、朝からにぎやかなこと。
 昨日東京ドームの蘭展をみて、すずき園芸に寄らずに帰るわけにはいかないと、わざわざ足を伸ばしてくれた。ありがたいことだ。
 鴨川の小柴さんの鉢が注目を集めて、二つほど売れる。秋の杭州寒蘭展では、どんな花を入れて飾るのだろうか。
 Fさんが冬至芽から蕾が10cmも上ったえびねをもってくる。数年前に掘り出した「極」というニオイエビネ。
 以来作落ちさせて、やっとことし二度目の花がみられるまでになった。目違いがなければ大台(10万円)にのっていいものだ。

2004/2/27(金)
 物忘れがはげしくなって、なんでも予定は手帳に書き込むことにしている。が、肝心の手帳を一日見るのを怠って、26日の受診予約を忘れてしまった。
 今朝になって気がついて、大慌てで来週の木曜日に改めて予約しなおす。頼りにしている心臓の先生なので、お粗末には出来ない。
 久し振りにSさんがみえる。来るときはいつも地元の高幡まんじゅうをもってきてくれる。糖尿には悪いがこれがうまい。
 イトランの「緋宝」を枯らしてしまったのでまた欲しいという。欅窯の蘭鉢持参できたので、手頃な株を植えて渡す。
 二階の人気コンクールを見て、Kさん、Naさんの大株出品にびっくり。「10年作ってもこうはならないだろう」とうなっていた。
 ことしは上作の出品が多く、Sさんも「東京ドームの展示より、ここの方がずっといい」とほめていた。


2004/2/25(水)
 三人から駆け込みの出品がくる。賞を取ろうというよりは、コンクールに参加することの方が大きい雰囲気だ。
 投票は自分の出品にして当然なのに、二人の人が別人の作品に票を入れていた。いいものはいいと素直に認めるおおらかさがいい。
 Kさんが中国春蘭の可愛い花をもちこんできた。賛花園の大栄さんからむかし分けてもらったものが、ことしはじめて咲いたのだそうだ。
 梅弁の小花で名品に違いないが、大栄さんも名前がわからず、保存株にして大事にしていたらしい。
 白石さんが出てきたらさっそく、きょうのショット!でとりあげてもらおう。Sさん、Kiさんの見解では「西湖梅」ではないかというのだが・・

2004/2/23(月)
 22日からのコンクールは、都合で25日からに変更する。昨年bP賞をとったOさんが、身内の不幸で、出品が遅れるためだ。
 ことしは賞を意識しての出品が目立ち、Naさんは「極紅」の、これでもかという大株をだすなど、激戦になりそうだ。
 きょうは忙中閑ありで、大学の同級生と元町を散策する。渋谷から特急だと中華街があっという間で、実に近くなった。
 浜っ子で同期のK君(いい本を出版する草思社を創った男)が、愛用しているという店で昼食する。地味で狭いところだが、なるほどとうなづける店だった。
 風が強かったがいい天気で、月曜日の割には人出が多い気がした。これも足の弁がよくなったせいか。


2004/2/21(土)
 22日から人気コンクールが始まるので、Eさん親子、先輩のTさんが展示品をもちこんでくる。
 Eさんは「舞蝶」と「寰球荷鼎」。どちらも株立ちで花もどっさりついている。1賞の有力候補は間違いないところ。
 Tさんの朶々香の黄色花も、株立ちの点で一歩譲ってシンプルな感じだが悪くない。
 Oさんが少し前にもってきた「万字」もいい感じで笑い出した。これからもまだ自慢のものが出てくるだろうから、票はかなりわかれそうだ。
 前の246号は朝からずっと渋滞が続いたが、店の方も閉店の7時までお客様のとぎれることがなかった。


2004/2/19(木)
 2年前に寒蘭を薦められて買ったという奥さんがみえる。昨年は花をつけて大いに楽しんだので、こんどは春蘭をとやってきたのだそうだ。
 イトランの円弁ピンク花が気に入って買ってくれたうえに、ぶな窯の鉢までお付き合いくださった。
 なかなか鉢までいく人は少ないのに、ひとり同好の士が増えたような気持ちになって、うきうきする一日だった。

2004/2/17(火)
 病院のかけもち。午前中は銀座にある泌尿器系の個人病院。前立腺肥大の傾向があって、数年前から通っている。
 が、前立腺の方は従で、主な狙いはそれを口実に旨いものを食べ歩こうということだった。
 はじめはうなぎ、寿司、そば、天ぷらと旨いといわれる店を食べ歩いたが、ここ二、三年は四谷のビフテキ屋に落ち着いてしまった。
 飛び切り旨いわけでもないのだが、どういうわけか飽きが来ない。店も落ち着いていて、値段もほどほどなのがいいのだろう。
 午後は歯の方。店のお客様である歯医者さんに世話になっている。その前にかかっていた女医さんとは雲泥の違いだ。
 歯はぼろぼろになっているのに、何を食べても殆ど不便を感じない。患者にとってこんなありがたいことはない。
 おかげで食がすすんで、血糖のコントロールが大変だ。


2004/2/15(日)
 前日の土曜日は、白石さんと交代で、武蔵小金井で行われた中国蘭展を見にいく。中国春蘭が沢山展示されていたのに感激する。
 HPを立ち上げて活躍しているアマチュアのUさんのグループが企画したもので、こういう展示会があちこちで開かれたらいいのにと思う。
 場所は福祉会館で、会場費は聞いた所ではただだそうだ。
 「汪字」と「宋梅」の花色が惚れ惚れするほど綺麗だったり、重複するものが少なくて種類も多く、中国春蘭のよさがアッピールされていた。
 暖かさはきようもいくらか残っていてお客様の出足は軽かった。奥地の蘭、中国春蘭、小柴さんの蘭鉢などがぽつぽつ出る。


2004/2/13(金)
 貫入青磁の寒蘭鉢がお嫁入りする。きょうのショットに載ったのを見てYさんがとびついた。何を植えるかはこれから考えるそうだ。
 気に入った鉢に気に入った蘭を植えて楽しむなんて、無上の醍醐味といっていいだろう。「女雛」のNaさんにもそんなところがある。
 外科医のKさんが「宋梅」の大株をコンクール用にもってきてくれる。おなじみの燻炭植えで、葉はきれいにできている。
 花はまだ少し早いが、コンクールが始まる22日ごろには見ごろになってくることだろう。


2004/2/11(水)
 休み明けの水曜日が展示会の初日になるので、いつもは大体が静かなスタートなのだが、今回は建国記念日で休みの日にあたった。
 真っ先にきてくれたのは、朝霞のNさんのお嬢さん。学校の先生で、えびねマニアのNさんには、これまでどれほど助けてもらったか。
 体をこわして去年のえびねのときは見えなかったので心配していたが、だいぶよくなっていると聞いて安心する。
 この三月で早めに退職して、あとは趣味に生きると張り切っているそうで、また大いに甘えられるかなと、身勝手な事を考えてたりする。
 お嬢さんは店から自転車で10分もかからない所に勤めているそうなので、これからちょくちょく遊びに来たいといってくれる。
 帰り際、少し早いけれどとチョコレートまでいただいた。先生のお子さんだなあと無性に嬉しかった。
 午後はKさんはじめ、Eさん、Naさん、浜ちゃんらの常連客で夕方までにぎわった。
 Naさんは、きれいに咲かせた「女雛」の大株など、数株をお客様コーナーにだしてくれた。


2004/2/9(月)
 午前中は近くの温水プールでウォーキング。足の“狭心症”には効果的と薦められてことしから始めた。
 歩いた後のサウナがすっかり気に入って、ウォーキング、マッサージプール、サウナを二回繰り返して帰ってくる。
 歩くだけではすぐ飽きてしまうだろうけれど、サウナがあるので、こんどはけっこう続きそうな気がする。
 休みの日でも用事がないときは、殆ど店にいることが多い。なんとなく一番くつろげる。
 PCで遊んだり、2、3鉢植え替えたりしたが、少々寒気がするので、早めに引き上げる。


2004/2/7(土)
 三橋さんの鉢が二つ入ったので、横浜のHさんにメールを入れる。昨日すれ違いで会えなかったので知らせたのだが、すぐ写真を撮って送ってくれと連絡が入る。
 その結果、黄磁のすかし寒蘭鉢がお嫁入りすることになる。もう一つの貫入青磁は、昨年の蘭鉢展で第一号を買っているので、今回は見合わせてくれた。
 商売でなければこちらがすぐにでも欲しいくらいの出来で、気に入った杭州寒蘭を植えてやったら、どんなに引き立つことだろうか。
 展示会(11日から)も迫ってきてようやく動きが出てきた。HPを見てはじめて来てみたという平塚のYさんなど。
 えびねがメインというが多彩な方で、鴨川の小柴さんの鉢や、ピンク花の「乙姫」、細葉蓮弁蘭の紅花などがでる。


2004/2/5(木)
 新聞によれば、この冬は冬日がまったくなかったそうだ。寒いなと思うときもあったが、立春を過ぎたいま、暖冬は間違いないものとなった。
 名残の杭州寒蘭も、きょうで全部作に入り、店内は春蘭一色。うまい具合に、成田のTさんが中国春蘭の第一陣を大量に出品してくれる。
 プラ鉢植えだけど、花付のさわりの部分を丁寧に植えてある。並べると、しばらく休んでいたお客様コーナーが輝いて見える。
 鴨川の小柴さんの春蘭鉢も、にぎわいにともってきてくれる。その一つにプラ鉢植えの「翠桃」を入れて、ひとり悦にいった。


2004/2/3(火)
 予報どおりに暖かい節分の日となった。前日の雨で空気もやわらかで気持ちがいい。一月の記録的な少雨から解放されて、木の芽も生き生きと見える。
 加温せず、朝日をたっぷりとった「緋宝」がいい色で咲き出した。花形は気に入らないが、紫紅色の色だけはぴか一だ。
 新品の楽鉢にいれてやったのがよかったのか、これまでになくよく咲いている。土がからからだったのでたっぷり水をかけてやった。


2004/2/1(日)
 静かな日はきょうも続いている。11日から春蘭展がはじまるのだが、その前のエアポケットの時期にあたるのだろう。
 若い学生さんがウチョウランの球根が欲しいとやってくる。よく聞いてみると、仁王の血が入っていない虹月輪タイプが欲しいとのこと。
 いまは多かれ少なかれ仁王の血が混ざってしまっているので、翁と白蓮を手に入れて、自分でスタートから始める事をすすめる。
 Yさんからも電話があって、ヤフーのオークションで「信女仙」(小豆島の梅弁ウチョウラン)を安く手に入れたといってくる。
 のぞいてみたら第二弾が売りに出ていた。写真を見た学生さんは「好きな花です」といっていたので、入札に参加したかもしれない。

2004/1/30(金)
 静かな金曜日。白石さんも「きょうのショット!」のノルマを済ませて、ヒマそうだからと早々と引き上げる。
 午後は珍しいことに、若い女の子が二人別々にやってくる。どちらも東洋蘭に魅せられるものがあるようで、作りが難しくなければやりたい口ぶり。
 要領さえつかめば、普通の草花より管理は楽だと説明すると、すぐにでも始めたいようだった。

2004/1/28(水)
 月、火と下田の方に遊びに出かけて、朝昼晩も一日サボらせてもらう。たった二日あけただけなのに、帰ってみたらどこもかしこもからからに乾いている。
 空気が乾燥しているのを肌で感じる。次男のところは親子四人がインフルエンザにやられた。早くひと雨ほしいところだ。
 九華の方はさっそく反応があったが、さすがに全部売り切れとまではいかない。あと半分残っている。
 ピアナンの「羽衣」(桃花素舌)が咲き出したが、驚いたことに、ことしは殆どグリーン花といっていい色になっている。
 ピアナンの場合はよく桃がグリーンに、グリーンが桃に変わって咲くことがあるが、「羽衣」がグリーンで咲いたのははじめてだ。


2004/1/25(日)
 中国のSさんが追加してくれた山採り九華を植え込む。先日売り出した10株があっという間に売り切れたので第二弾というわけだ。
 Sさんが自分で作ろうとしていた6株をまわしてくれた。こんどもすぐ売れて、柳の下にドジョウは二匹いたとなるかどうか。
 産地は安徽省大別山で花芽付きなのがいい。並花が咲いても香りはいいし、毎日出す蜜が不老長寿のくすりになる。
 山口のKさんからメールが入る。このところ寒さがきびしく、外のえびねは一日中凍りついたままだという。
 もう20年位前にも西日本に大寒波が来て、だいぶ被害を受けたことがあったが、そんなことにならなければいいがと思う。
 東京は幸いにして天気もよく、気温も10度近くまで上って、寒いといってもどこよりも一番暖かい。

2004/1/23(金)
 今冬一番の寒さ。生の水苔がバリバリに凍っていた。といっても季節風がまともに当たる所だけで、他はさほどでもない。
 水道に直結のホースが凍りつくこともなく、水遣りのトラブルはなし。どこもからからなのでたっぷりかけてやる。
 Kさんがピアナン白花を格安で手に入れてくる。花も悪くないし、3条の株もきれいに作られている。こちらの自慢の白花は残念ながら花が来ていない。
 白石さんはきょうから春蘭展(2月11日から)の看板作り。私の方はせっせと株の整理。店内もようやく春蘭系が多くなった。


2004/1/21(水)
 店内の展示棚はまだ杭州寒蘭が幅をきかせている。もう何時までも咲かせているのは可哀そうなので、春蘭への切り替えを急ぐ。
 昼から暗くなるまで作場を整理しながら、奥地の蘭や中国春蘭で花のきているものをひっぱりだす。
 枯れた葉などを除いて、化粧砂なども替えて、見栄えをよくしてやると、途端に様になってくるから面白い。
 午前中はあっという間に売り切れた九華の発送。メールで注文してきた分で、このところメールの売り上げの比率がぐんとあがっている。

2004/1/19(月)
 予報通り午後からは晴れ上がって、明け方から午前中の雨はいいお湿りになった。
 笠間や5・5号鉢の水遣りの日だったが、雨に当たる所は全然やらなくてすんだ。私にとっては恵みの雨となった。
 お蔭でのんびりPCと遊ぶことが出来た。なんとなく気持ちよかったのは、九華の売り切れで断りのメールを出すとき。
 お客様には申し訳ないが、売り出して2日で完売なんてことは経験がなかったので、ルンルンした気分で打ってしまった。
 失礼があったのではないかと反省している。

2004/1/17(土)
 小雪がちらちら舞って外は寒いが、久し振りに店内は熱気がこもった。山採り九華が入ったというニュースを載せた直後からだ。
 メールは入るし、電話でも「まだあるか」と問い合わせてきて、夕方までには7鉢がきまって、残ったのは3鉢のみ。
 九華が呼び水になって朶々香の「秀月」の花付き、杭州寒蘭の「邯鄲」まで売れる。
 九華も置きなさいよ、と山採り株を勧めた中国のSさんが「それみたことか」と自慢することだろう。
 多摩蘭遊会のKさんが「よかったら飾ってください」と朶々香の桃花の大株をもってきてくれる。50花以上が一斉に咲いている見事な株だ。一見に値する。
 午前中は成田のTさんと瀬田のNさんがここでことしの初顔合わせ。Tさんは鴨川の小柴さんのえびね鉢をもってきてくれる。


2004/1/15(木)
 大荒れの北海道。ぎっしり詰まった等圧線の影響でこちらも寒い。今年に入って初めて氷が張った。
 風の当らない陽だまりは暖かいのだが、日陰に入ると震えがくるほど冷たい。風邪でも引いたのか背中がぞくぞくする。
 KさんとHさんが昼頃寄る。Hさんはご丁寧に夕方にもまた顔を見せて、しばらく杭州寒蘭の雑談。
 白石さんはことしの展示会の案内状をプリンターで印刷している。千枚以上刷るので、印刷やの方が早いが時間があるので急がない。
 きょうで四日目、毎日少しずつプリントしている。


2004/1/13(火)
 ことし初めての定期検診。年末年始はどうしても食事のコントロールがつけにくいので、食べ過ぎの嫌いがある。
 先月の検査では、HbA1cは6・9だったが、今回はどうか。7台ならわかるが8台に跳ね上がっていると大変だ。
 ゆるんだたがを締めなおして、間食はしない、食事は腹八分目を絶対に守れ、と自分にいい聞かせる。
 午後からは天気も回復したが、特にやる仕事なし。楽鉢の在庫が切れたので注文する。


2004/1/11(日)
 北風が冷たい。暖房を入れているのに、普段は20度になる室温が正午になっても15度までしか上らない。
 Kさんが年明けに咲いたという杭州寒蘭を4鉢もってくる。1時間半ほどかけて車で持ってくる間に花が反ってしまっていた。
 寒蘭の花は寒暖には実に敏感だ。特に杭州寒蘭は遅く咲くと狂いやすいので気をつけたい。
 寒いのに埼玉のIさん、下町のHさんが新年の挨拶にきてくれる。夕方にはきたみ工房の夫妻もみえる。
 最近上野毛に作ったショウルームに、自分で咲かせたピアナンを飾って、香りもよくてご満悦ですよと笑っていた。
 咲いてきた蘭は全部飾ってやりたいらしいが、奥さんから2鉢までと制限されているのが不満そうだった。


2004/1/9(金)
 燃えるゴミの日。前夜からの強い風で吹き溜まりの店はまた紙くずの山。おかげで朝からいい運動をさせられる。
 これから季節風が吹くたびに、火、木、金のゴミの日は厄日になることだろう。
 午後、よんどころない雑用で留守にしたら、その間に東洋蘭をやりたいという若い人がきたそうだ。
 出掛けにちらっと顔を見た限りでは、20台にしか見えなかったが、応対した白石さんの話では、17年前の学生の頃、一度手がけたことがあるらしい。
 とすると、もう30台にはなっているのだろうが、とにかく若くみえる方だ。ともあれ若い人たちが東洋蘭の世界に入ってくれるのは大歓迎。
 白石さんも心得たもので、これからは気軽に遊びに来るよう薦めてくれたそうだ。


2004/1/7(水)
 一般の会社よりは遅い仕事始め。年末の3日間と正月は6日まで9日間もぬくぬくと休んでしまったので、なんとなく後ろめたさを感じてのスタートとなった。
 一番乗りで来てくれたのは、5日から働いているM乳業のKさん。つづいてOさん。作場が一杯でかみさんの目が厳しいといいながら、年末に千葉のTさんが買った準青々花をご祝儀買いしてくれる。
 あとは会社勤めとは関係ない横浜のHさん、えびねのHさん、「紫芳山」のTさん、能弁のMさんらが顔をみせて、賑々しい仕事始めとなった。
 おしゃべりが弾んで、水遣りの予定が半分しか出来ず、明日回しになってしまう。今日やる仕事は明日回しにしないのモットーは、初日からパーだ。


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